JPH11133565A - 絞り装置 - Google Patents

絞り装置

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JPH11133565A
JPH11133565A JP29534997A JP29534997A JPH11133565A JP H11133565 A JPH11133565 A JP H11133565A JP 29534997 A JP29534997 A JP 29534997A JP 29534997 A JP29534997 A JP 29534997A JP H11133565 A JPH11133565 A JP H11133565A
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JP
Japan
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roller
squeezing
rollers
bearing
upper bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP29534997A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Togawa
仁志 戸川
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP29534997A priority Critical patent/JPH11133565A/ja
Publication of JPH11133565A publication Critical patent/JPH11133565A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絞りローラ同士の強固な密着、離反及び着脱
を容易にする。 【解決手段】 感光材料から処理液を絞り取る絞り装
置。感光材料をその両面から押圧するように、搬送路を
挟んで上下に対向配置された上側絞りローラ51及び下
側絞りローラ52と、両絞りローラ51,52を相対的
に接近、離反自在に支持するフレーム57と、両絞りロ
ーラ51,52を互いに密着させる第1位置と、両絞り
ローラ51,52を互いに離反可能な状態とする第2位
置との間で移動自在なローラ位置制御部材58と、ロー
ラ位置制御部材58に固定され、ローラ位置制御部材5
8が第1位置から第2位置に移動するのに同期して、両
絞りローラ51,52を離反させる離反部材64とを備
えている。離反部材64により上側軸受55を持ち上げ
て両絞りローラを離反させるとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の搬送路に沿
って搬送されつつ処理液を塗布された感光材料から、処
理液を絞り取る絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料に対して各種の処理を施す装置
として、感光性印刷版(以下、刷版と記す)を自動的に
現像するための自動現像装置が提供されている。この自
動現像装置は、焼付処理の施された刷版に対して現像を
行う現像処理部と、現像処理された刷版の水洗を行う水
洗処理部と、水洗処理された刷版にガム液やリンス液な
どの処理液を塗布し、さらにその処理液を絞り取る後処
理部と、処理された刷版を乾燥させる乾燥処理部とを備
えている。そして、刷版は、装置内部に設けられた所定
の搬送路に沿って搬送ローラにより搬送されつつ前記の
各処理が施される。
【0003】前記のような自動現像装置の後処理部にお
いて、通常、次工程の乾燥処理を効率よく行うために、
軟質材料を用いたローラ対を出口に設け、刷版表面に塗
布された処理液を上下の絞りローラ対で絞り取りながら
刷版を乾燥処理部へと排出している。この絞りローラ対
は、ローラ上流側からローラ下流側への処理液の移動を
遮断するために、互いの絞りローラを強制的に密着させ
る必要がある。一般に、絞りローラを密着させる方式に
はニップバネ方式とローラ位置固定方式とが用いられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ニップバネ方式では、
上側絞りローラの軸受部にねじりコイルバネを押し当
て、バネの力で上下の絞りローラを密着させるようにし
ている。この場合は、バネをはずすことにより絞りロー
ラの着脱が可能であり、絞りローラの清掃などメンテナ
ンスが容易であるが、強力な密着力を得るためには大型
バネが必要になり、取り付けスペースの問題が生じる。
【0005】ローラ位置固定方式では、上下のローラ軸
受部を自動現像装置本体へ固定する方式であり、上下の
絞りローラが密着する位置で強制的に軸受を固定すれば
強力な密着力を得ることができる。しかし一度取り付け
ると絞りローラを着脱することができず、メンテナンス
が困難である。また、絞りローラにはいわゆるリフトア
ップ機構が付加される場合がある。これは、上下の絞り
ローラを密着させて放置すると、絞りローラ間に液だま
りができ、それが乾燥して絞りローラ同士が固着し、次
の装置始動時に刷版上に液だまり跡による汚れが発生す
るので、自動現像装置の停止時に上下の絞りローラを離
反しておくための機構である。この機構には、通常、支
点を中心に回動可能なレバーの一方側に握り部が、他方
側にアームが設けられている。そして、レバーを動かす
ことによりアームが上側絞りローラの軸受の下に出入り
し、夜間の停止時などにおいて上下の絞りローラを離反
させることができるようになっている。
【0006】しかし、このリフトアップ機構を前記のニ
ップバネ方式の絞りローラに用いる場合は、バネをはず
しておかないと絞りローラ対を分離することができず、
始動時にバネを付け忘れるなどのトラブルが生じやす
い。また、前記ローラ位置固定方式にはリフトアップ機
構を用いることができず、液だまりによる刷版の汚れを
生じやすい。
【0007】本発明の課題は、感光材料に塗布した処理
液を絞り取る絞りローラ対を、容易に密着させたり離反
させたりすることができる絞り装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る絞り装置
は、感光材料を搬送路に沿って搬送しつつ、その表面に
塗布された処理液を絞り取る絞り装置であって、上側絞
りローラ及び下側絞りローラと、フレームと、ローラ位
置制御部材と、離反部材とを備えている。上側絞りロー
ラ及び下側絞りローラは、感光材料をその両面から押圧
するように、搬送路を挟んで上下に対向配置されてい
る。フレームは、上側絞りローラ及び下側絞りローラを
相対的に接近、離反自在に支持する。ローラ位置制御部
材は、上側絞りローラと下側絞りローラとを互いに密着
させる第1位置と、両絞りローラを互いに離反可能な状
態とする第2位置との間で移動自在である。離反部材
は、ローラ位置制御部材に固定され、ローラ位置制御部
材が第1位置から第2位置に移動するのに同期して上側
絞りローラと下側絞りローラとを離反させる。
【0009】この位置では、ローラ位置制御部材が第1
位置に位置しているときは、上下の絞りローラ対は互い
に密着し、感光材料をその両面から押圧して塗布されて
いる処理液を十分に絞り取る。ローラ位置制御部材が第
1位置から第2位置に移動すると、両絞りローラは離反
可能な状態となる。離反部材は、ローラ位置制御部材の
移動に同期して、すなわち両絞りローラが離反可能な状
態になるのに同期して、両絞りローラを離反させる。
【0010】請求項2に係る絞り装置は、請求項1の装
置において、上側軸受及び下側軸受をさらに備え、ロー
ラ位置制御部材が、両絞りローラの軸方向両端に1対設
けられて上側軸受及び下側軸受の位置を制御し、離反部
材が上側軸受を持ち上げて両絞りローラを離反させる。
前記上側軸受及び下側軸受は、上側絞りローラ及び下側
絞りローラのそれぞれの回転軸を回転自在に支持してい
る。
【0011】上側及び下側軸受の位置をローラ位置制御
部材により制御すると、容易に両絞りローラを密着させ
たり離反可能な状態とすることができる。離反部材は、
上側軸受を持ち上げることで上側絞りローラを持ち上
げ、両絞りローラを離反させる。請求項3に係る絞り装
置は、感光材料を搬送路に沿って搬送しつつ、その表面
に塗布された処理液を絞り取る絞り装置であって、上側
絞りローラ及び下側絞りローラと、上側軸受及び下側軸
受と、フレームと、1対のローラ制御レバーとを備えて
いる。
【0012】上側絞りローラ及び下側絞りローラは、感
光材料をその両面から押圧するように、搬送路を挟んで
上下に対向配置されている。上側軸受及び下側軸受は、
上側絞りローラ及び下側絞りローラのそれぞれの回転軸
を回転自在に支持する。フレームは、上側軸受が下側軸
受けに対して接近、離反となるように両軸受を支持す
る。ローラ制御レバーは、両絞りローラの回転軸の両端
部に設けられ、両絞りローラを互いに密着させる第1位
置と、両絞りローラを互いに離反させる第2位置との間
で移動自在である。
【0013】1対のローラ制御レバーは、支点部と上側
軸受押圧部と持ち上げ部と握り部とを有している。支点
部はフレームに回動自在に装着されている。上側軸受押
圧部は、上端部に設けられ、第1位置において上側軸受
を下側軸受側に押圧可能である。持ち上げ部は、上側軸
受押圧部と支点部との間に設けられ、第2位置において
上側軸受を下側から持ち上げ可能である。握り部は、支
点部の下方に設けられ、上側軸受押圧部及び持ち上げ部
を回動させるための部分である。
【0014】この装置では、ローラ制御レバーが第1位
置に位置するときは、このローラ制御レバーの上側軸受
押圧部が上側軸受を上方から下側軸受側に押圧し、これ
により上側絞りローラと下側絞りローラとが互いに密着
する。夜間停止時などにおいては、握り部を操作してロ
ーラ制御レバーを第1位置から第2位置に移動させる
と、上側軸受押圧部及び持ち上げ部が支点部を中心に回
動し、上側軸受押圧部による上側軸受の押圧が解除され
るとともに、持ち上げ部が上側軸受を下側から持ち上
げ、これにより両絞りローラが離反する。ローラ制御レ
バーが第2位置に位置するときは、上側軸受は持ち上げ
部により支持され、両絞りローラが離反した状態が保持
される。
【0015】
【発明の実施の形態】
<自動現像装置の全体構成>図1は、本発明の第1実施
形態による絞り装置が採用された自動現像装置を示して
いる。この自動現像装置は、現像装置本体1と、現像装
置本体1の一方側に設けられた挿入トレイ2と、現像装
置本体1の他方側に設けられた版受け台3とを有してい
る。また現像装置本体1の上部において挿入トレイ2側
には、途中挿入部4が設けられている。
【0016】現像装置本体1の一方側には、挿入トレイ
2からの刷版を装置本体内部に導入するための挿入口1
aが設けられており、また他方側には処理済みの刷版を
版受け台3側に排出するための排出口1bが設けられて
いる。さらに現像装置本体1の途中挿入部4には、刷版
を途中挿入するための途中挿入口1cが設けられてい
る。現像装置本体1の内部においては、挿入口1a側か
ら順に、導入部10と、現像処理部11と、水洗処理部
12と、ガム液処理またはリンス液処理を行いかつこれ
らの処理液を絞り取る後処理部13と、乾燥処理部14
とが設けられている。
【0017】導入部10には、挿入トレイ2から挿入口
1aを介して挿入される刷版を装置内部に搬入するため
の1対の搬送ローラ15が設けられている。現像処理部
11は、画像が焼き付けられた刷版を現像処理する部分
であり、現像液を貯溜する現像槽16を有している。現
像槽16内には、刷版の搬送をガイドするための下方に
湾曲したガイド板17と、ガイド板17の上方に配置さ
れたローラ18とが設けられている。また、現像槽16
内の現像液を覆うように浮き蓋19が現像液面に浮かべ
られている。この浮き蓋19は、現像液の蒸発及び酸化
を抑制するためのものである。現像処理部11の刷版搬
送方向の下流側端には、刷版に付着した現像液を絞り取
るための1対の絞りローラ20が設けられている。
【0018】なお、図示していないが、現像槽16に
は、現像液供給パイプ、現像液排出パイプ、冷却水用の
パイプ及びヒータ等が設けられている。水洗処理部12
には、水洗槽25と、搬送方向上流側の搬送ローラ26
と、搬送方向下流側の搬送ローラ27とが設けられてい
る。また上流側搬送ローラ26と下流側搬送ローラ27
との間には、刷版の表面を擦り処理するためのブラシロ
ーラ28a及びブラシローラ28aに圧接する圧接ロー
ラ28bが設けられている。そして、上流側搬送ローラ
26とブラシローラ28aとの間及びブラシローラ28
aと下流側搬送ローラ27との間には、刷版を水洗処理
するための水洗シャワーパイプ29が設けられている。
この水洗シャワーパイプ29からは、刷版に対して水が
吹き付けられ、この水は水洗槽25内に溜められるとと
もに図示しない循環手段により前記水洗シャワーパイプ
29へ循環される。
【0019】なお、図示していないが、水洗槽25には
水洗槽25内の水を排出するための排出パイプも接続さ
れている。後処理部13には、ガム液やリンス液などを
溜める処理液槽30と、刷版に処理液を吹き付けるため
の処理液シャワーパイプ31と、1対の絞りローラ5
1,52を含む絞り装置50とが設けられている。
【0020】乾燥処理部14には乾燥室35が設けられ
ており、この乾燥室35内には、ガイドコロ36と、上
下の温風吹き出し部37と、刷版を版受け台3側に排出
するための排出ローラ38とが設けられている。途中挿
入部4は、刷版を水洗処理部12に途中挿入するための
ものである。この途中挿入部4には途中挿入トレイ40
が設けられている。 <絞り装置の構成>図2に示すように、絞り装置50の
上側絞りローラ51及び下側絞りローラ52は、刷板を
その両面から押圧可能なように、搬送路を挟んで上下に
対向配置されている。両絞りローラ51及び52の両端
部には、回転軸53,54が軸方向に突出して設けられ
ており、この回転軸53,54がそれぞれ上側軸受55
及び下側軸受56によりフレーム57に対して回転自在
に支持されている。フレーム57には上下方向に所定の
長さの支持溝57aが形成されており、下側軸受56は
支持溝57aの底部に支持され、上側軸受55はこの下
側軸受56に対して上下方向にスライド可能に支持溝5
7a内に支持されている。なお、各軸受55,56の軸
に垂直な断面は小判形に形成されており、その側面平坦
部が支持溝57aにはまりこんでいる。
【0021】また、この絞り装置50は両絞りローラ5
1,52の両側部に配置された1対のローラ制御レバー
58を有している。各ローラ制御レバー58は、上下方
向に長い板状の部材であり、その上下方向のほぼ中央部
に位置する支持部59が、ピン60によりフレーム57
に対して回動自在に装着されている。ローラ制御レバー
58の上端部には、上側軸受55を下側軸受56側に押
圧するための押圧部61が形成されている。押圧部61
の図2において右側には、ローラ制御レバー58が図3
に示すように回動した際に、上側軸受55が上方に移動
するのを許容するように上方に窪む窪み部62が形成さ
れている。また、押圧部61から所定の間隔をあけて、
下側軸受56を支持する支持部63が形成されている。
この支持部63は、押圧部61により上側軸受55が下
方に押圧されることにより下側軸受56が下方に押され
た際に、下側軸受56を下方から支持するためのもので
ある。さらに押圧部61と支持部63との間には、この
ローラ制御レバー58が図3に示すように回動した際
に、上側軸受55を下方から持ち上げるための持ち上げ
ローラ64が設けられている。持ち上げローラ64はロ
ーラ制御レバー58に固定された部材65に回転自在に
装着されている。また、支持部59より下方には、この
ローラ制御レバー58を回動操作するための握り部66
が形成されている。
【0022】なお、1対のローラ制御レバー58はそれ
ぞれ同様の構成であり、互いに図示しないリンク機構に
よって同期して作動するようになっている。このような
ローラ制御レバー58では、図2に示すような第1位置
では、支持部63によって下側軸受56が支持されると
ともに押圧部61が上側軸受55を下方に押圧してお
り、このため上側絞りローラ51と下側絞りローラ52
とは互いに密着される。一方、このローラ制御レバー5
8が回動されて図3に示すような第2位置に位置した場
合は、押圧部61による上側軸受55の下方への押圧が
解除されるとともに窪み部62により上側軸受55の上
方への移動が許容され、かつ持ち上げローラ64により
上側軸受55が上方に持ち上げられて両絞りローラ5
1,52が離反する。 <自動現像装置全体の動作>次に、自動現像装置全体の
動作を説明する。
【0023】図示しない焼付装置で画像が焼き付けられ
た刷版は、挿入トレイ2に搬送されてくる。または作業
者がこの挿入トレイ2から刷版を挿入する。挿入トレイ
2に載置されて挿入口1aから挿入された刷版は、搬送
ローラ15によって現像処理部11側に送られる。刷版
は、ガイド板17及びローラ18によって現像槽16内
を搬送され、現像液に浸漬させられる。現像処理の終わ
った刷版は、絞りローラ20で現像液が絞り取られた
後、水洗処理部12に送られる。
【0024】水洗処理部12では、刷版は搬送ローラ2
6,27によって搬送されながら水洗シャワーパイプ2
9からの水によって水洗される。また、この水洗処理部
12に設けられたブラシローラ28aにより、刷版の表
面に擦り処理が施される。水洗処理の終了した刷版は後
処理部13に送られ、処理液シャワーパイプ31により
表面にガム液あるいはリンス液などの処理液が塗布され
る。次いで1対の絞りローラ51,52により処理液を
絞り取られ、乾燥処理部14に送られる。乾燥処理部1
4では、刷版は乾燥室35内を搬送されながら温風吹き
出し部37から吹き出される温風によって乾燥処理され
る。そして、乾燥処理の施された刷版は排出口1bから
版受け台3に排出される。
【0025】自動現像装置を停止したら、絞り装置50
を用いて両絞りローラ51,52を離反させて保持す
る。 <絞り装置の動作>通常の処理を行う場合には、図2に
示すように、ローラ制御レバー58は第1位置に位置し
ている。ここでは、上側軸受55は押圧部61により下
側軸受56側に押圧される。一方、下側軸受56は、押
圧部61が上側軸受55を押圧する力を両絞りローラ5
1,52を介して受け、支持部63により支持される。
従って、両絞りローラ51,52は互いに密着し、刷版
をその両面から押圧して処理液を絞り取る。
【0026】夜間の停止時などのように長時間にわたっ
て処理を行わない場合は、両絞りローラを離反させてお
く。この場合、握り部66によりこのローラ制御レバー
58を図2において反時計回り方向に回動させ、その位
置を図2に示す第1位置から図3に示す第2位置へ移動
させる。ローラ制御レバー58の回動とともに、押圧部
61,持ち上げローラ64、支持部63も回動するが、
上側及び下側の軸受55,56はフレーム57により移
動が規制されている。従って、押圧部61が上側軸受5
5からはずれ、上側軸受55が押圧部61の押圧力から
解放される。これとともに、持ち上げローラ64が回転
しながら上側軸受55の下端部に当接する。上側軸受5
5は、フレーム57により上下方向のスライドだけが許
容されているので、持ち上げローラ64により持ち上げ
られて、この状態で支持される。なお、押圧部61の上
方には窪み部62が設けられているので、上側軸受55
の上方への移動が妨げられることはない。
【0027】このようにして、ローラ制御レバー58の
第2位置では、図3に示すように、上側軸受55の位置
が若干上方に上がり、両絞りローラ51,52が離反し
た状態で保持される。再び両絞りローラ51,52を密
着させるときは、ローラ制御レバー58を図3において
時計回り方向に回動させればよい。
【0028】また、両絞りローラ51,52をフレーム
57から取り外す場合は、図2の状態からさらにローラ
制御レバー58を時計回り方向に回転させればよい。す
ると、ローラ制御レバー58の押圧部61が上側軸受5
5の上方から待避し、これにより両絞りローラ51,5
2の着脱を容易に行うことができる。 <他の実施形態> (a)前記実施形態では、ローラ制御レバー58に下側
軸受56を支持するための支持部63を設けたが、下側
軸受56はフレーム57の支持溝57aによって支持さ
れているので、特に設ける必要はない。 (b)前記実施形態では、1つの部材(ローラ制御レバ
ー58)に上側軸受55を押圧する押圧部61と上側軸
受55を持ち上げる持ち上げローラ64とを設けたが、
それぞれを別々の部材に設けて、これらの部材をリンク
等によって同期させるようにしてもよい。 (c)ローラ制御レバー58を、回動ではなく平行に移
動させるようにして、第1位置と第2位置と取り得るよ
うにしてもよい。 (d)持ち上げ部材としては、持ち上げローラ64に限
定されるものではなく、上側軸受55の下端部と摺動し
ながら上側軸受55を持ち上げるような部材でもよい。 (e)前記実施形態では、下側軸受56を固定して上側
軸受55を上下に移動させるようにしたが、逆に、上側
軸受55を固定して下側軸受56を上下に移動させるよ
うにしてもよい。 (f)両絞りローラ51,52を接近、離反させる構造
としては、両絞りローラを支持する軸受を移動させる構
造に限定されない。 (g)前記実施形態では、ローラ制御レバー58を手動
により回動するようにしているが、モータなどの駆動手
段を用いてもよい。また、この場合は握り部66を設け
なくてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の絞り装置は、1対の絞りローラ
を互いに密着する位置と離反する位置とに支持可能であ
り、容易な構成で絞りローラ同士の強力な密着と離反と
着脱とを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による絞り装置が採用され
た自動現像装置の概略縦断面構成図。
【図2】図1の実施形態による絞り装置の、第1位置に
おける断面概略図(密着時)。
【図3】図1の実施形態による絞り装置の、第2位置に
おける断面概略図(離反時)。
【符号の説明】
51,52;絞りローラ 53,54;回転軸 55,56;軸受 57 ;フレーム 57a ;支持溝 58 ;ローラ制御レバー 61 ;押圧部 62 ;窪み部 63 ;支持部 64 ;持ち上げローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を搬送路に沿って搬送しつつ、そ
    の表面に塗布された処理液を絞り取る絞り装置であっ
    て、 前記感光材料をその両面から押圧するように、前記搬送
    路を挟んで上下に対向配置された上側絞りローラ及び下
    側絞りローラと、 前記上側絞りローラ及び下側絞りローラを相対的に接
    近、離反自在に支持するフレームと、 前記上側絞りローラと下側絞りローラとを互いに密着さ
    せる第1位置と、前記両絞りローラを互いに離反可能な
    状態とする第2位置との間で移動自在なローラ位置制御
    部材と、 前記ローラ位置制御部材に固定され、前記ローラ位置制
    御部材が第1位置から第2位置に移動するのに同期して
    前記上側絞りローラと前記下側絞りローラとを離反させ
    る離反部材と、を備えた絞り装置。
  2. 【請求項2】前記上側絞りローラ及び下側絞りローラの
    それぞれの回転軸を回転自在に支持する上側軸受及び下
    側軸受をさらに備え、 前記ローラ位置制御部材は、前記両絞りローラの軸方向
    両端に1対設けられて前記上側軸受及び下側軸受の位置
    を制御し、 前記離反部材は前記上側軸受を持ち上げて前記両絞りロ
    ーラを離反させる、請求項1に記載の絞り装置。
  3. 【請求項3】感光材料を搬送路に沿って搬送しつつ、そ
    の表面に塗布された処理液を絞り取る絞り装置であっ
    て、 前記感光材料をその両面から押圧するように、前記搬送
    路を挟んで上下に対向配置された上側絞りローラ及び下
    側絞りローラと、 前記上側絞りローラ及び下側絞りローラのそれぞれの回
    転軸を回転自在に支持する上側軸受及び下側軸受と、 前記上側軸受が下側軸受に対して接近、離反自在となる
    ように、両軸受を支持するフレームと、 前記両絞りローラの回転軸の両端部に設けられ、前記両
    絞りローラを互いに密着させる第1位置と、前記両絞り
    ローラを互いに離反させる第2位置との間で移動自在な
    1対のローラ制御レバーとを備え、 前記1対のローラ制御レバーは、 前記フレームに回動自在に装着された支点部と、 上端部に設けられ、前記第1位置において前記上側軸受
    を前記下側軸受側に押圧可能な上側軸受押圧部と、 前記上側軸受押圧部と支点部との間に設けられ、前記第
    2位置において前記上側軸受を下側から持ち上げ可能な
    持ち上げ部と、 前記支点部の下方に設けられ、前記上側軸受押圧部及び
    持ち上げ部を回動させるための握り部と、を有する絞り
    装置。
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