JPH11133121A - シリアルパターン発生装置 - Google Patents

シリアルパターン発生装置

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JPH11133121A
JPH11133121A JP9301228A JP30122897A JPH11133121A JP H11133121 A JPH11133121 A JP H11133121A JP 9301228 A JP9301228 A JP 9301228A JP 30122897 A JP30122897 A JP 30122897A JP H11133121 A JPH11133121 A JP H11133121A
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JP
Japan
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address
signal
serial pattern
serial
control
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JP9301228A
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Inventor
Takeo Fukushima
武夫 福島
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小容量のメモリ領域で長大なシリアルパター
ンを生成でき、かつ、低価格で実現できるシリアルパタ
ーン発生装置を提供する。 【解決手段】 メインシステムアドレス制御装置1が各
種信号をセカンドアドレス制御装置3へ供給し、これに
基づいてセカンドアドレス制御装置3がシリアルパター
ンアドレス制御メモリ用アドレス信号SCADR2を生
成する。これに基づいてシリアルパターンアドレス制御
メモリ11が第1〜第3の制御信号CNT1、CNT
2、CNT3をセカンドアドレス制御装置3へ供給し、
シリアルパターンアドレス制御メモリ12がシリアルパ
ターン発生用ショートアドレス信号SADR1を出力す
る。そして、アダーゲート13がこのアドレス信号SA
DR1とデータ保持回路14からのデータBADR1と
に基づいてシリアルパターン発生用アドレス信号ADR
1をシリアルパターン用メモリ回路5へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムされた
シリアルパターンを発生するシリアルパターン発生装置
に係り、特に、LSSD(レベル・センシティブ・スキ
ャン・デザイン)機能をもった集積回路等の測定に利用
することができるシリアルパターン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のシリアルパターン発生装
置の構成例を示すブロック図である。この図において、
51は、メインシステム52内の所定のクロック信号C
K1に同期して、各メモリへの制御信号やアドレス信
号、クロック信号を生成するメインシステムアドレス制
御装置である。53はカウンタ回路であり、上記クロッ
ク信号CK1に同期してメインシステムアドレス制御装
置51から出力されるシリアル動作中信号SM1とシリ
アル動作スタートアドレス信号SADR1とシリアル動
作クロック信号CK2とを受け、シリアル動作クロック
信号CK2に同期して、シリアル動作スタートアドレス
信号SADR1をロードし、直ちにカウントアップを開
始する。54はシリアルパターン用メモリ回路であり、
カウンタ回路53からシリアル動作クロック信号CK2
に同期して出力されるシリアルパターンメモリ用アドレ
ス信号ADR1に従い、事前にプログラムされたメモリ
の内容をシリアルパターン出力PAT0〜PATnとし
て出力する。
【0003】図7は、上記シリアルパターン発生装置の
更に詳細な構成を示すブロック図であり、特に、上記メ
インシステムアドレス制御装置51の詳細を示したもの
である。以下、この図を参照してメインシステムアドレ
ス制御装置51の具体的構成を詳細に説明する。尚、こ
の図においては、図6と同一部には同一符号を付してあ
る。
【0004】図7において、60は、論理積回路74を
通し加えられる所定のクロック信号CK1に同期し、制
御メモリ71、制御メモリ72及び制御メモリ73への
アドレス信号を生成するカウンタ回路である。ここに、
制御メモリ71は、メインシステムプログラム中のシリ
アル動作をするか否かのデータを格納するメモリであ
り、制御メモリ72は、シリアル動作開始アドレスを格
納するメモリであり、制御メモリ73は、シリアル動作
を何回実行するかのデータを格納するメモリである。
【0005】61は、遅延回路81により遅延されたク
ロック信号CK1に同期して、制御メモリ73のデータ
を読み込み、制御メモリ71からのシリアル動作信号に
より、カウントダウンを行うカウンタ回路である。65
は、カウンタ回路61の出力がすべて”0”になったか
否かを検出する検出回路である。75は、遅延回路82
により遅延されたクロック信号CK1と制御メモリ71
の出力とを論理積演算し、シリアル動作クロック信号C
K2を出力するか否かを制御する論理積回路である。8
3は、制御メモリ71の出力を遅延させる遅延回路であ
り、遅延させた制御メモリ71の出力をシリアル動作中
信号SM1としてカウンタ53aへ出力する。ここに、
カウンタ53aは、カウンタ回路53(図6の前記カウ
ンタ回路53に同じ)を構成するカウンタである。尚、
54は図6と同じくシリアルパターン用メモリ回路であ
る。
【0006】図8は、予めメインシステムアドレス制御
装置51及びシリアルパターン用メモリ回路54に書き
込まれるプログラムの一例を示す図である。又、図9
は、メインシステムアドレス制御装置51にクロック信
号CK1が入力された場合の各部の信号の様子を示すタ
イミングチャートである。以下に、これらの図に沿って
図6及び図7に示した従来のシリアルパターン発生装置
の動作について説明する。
【0007】まず、AND回路74を通してメインシス
テムアドレス制御装置51が有するカウンタ回路60に
クロック信号CK1を入力する。すると、カウンタ回路
60は、当該クロック信号CK1に対応したタイミング
でアドレス信号を発生し、これを制御メモリ71、制御
メモリ72及び制御メモリ73へ供給する。
【0008】このアドレス信号により、制御メモリ7
1、制御メモリ72及び制御メモリ73は、各々、書き
込まれているプログラムの処理を順次実行する。そし
て、このプログラム処理中のシリアル動作処理点(ここ
では、図8中のメインプログラムアドレス2番地と4番
地)に来ると、制御メモリ71はシリアル動作データ
(ここでは“1”)を出力する。
【0009】制御メモリ71の出力が“1”となること
により、AND回路75が活性化状態となる。これによ
り、遅延回路82によって遅延されたクロック信号CK
1がシリアル動作クロック信号CK2としてカウンタ回
路53へ供給される。又、このとき同時に、制御メモリ
71からの出力は、遅延回路83を介してシリアル動作
中信号SM1として、カウンタ回路53とカウンタ回路
61へ供給される。
【0010】さらに、シリアル動作処理点では、制御メ
モリ72もシリアル動作開始アドレス(図8中、メイン
プログラムアドレス2番地の“スタートアドレス0番
地”及び4番地の“スタートアドレス100番地”)を
カウンタ回路53へ供給する。一方、制御メモリ73
は、シリアル動作を何回実行するかのデータ(図8中、
メインプログラムアドレス2番地の“カウント13回”
及び4番地の“カウント14回”)をカウンタ回路61
に出力する。これに対し、カウンタ回路61は、遅延回
路81により遅延されたクロック信号CK1に同期して
制御メモリ73からのデータを取り込み、制御メモリ7
1の出力が遅延回路83を介して遅延されたシリアル動
作中信号SM1によってカウントダウンを行い、そのカ
ウント値を検出回路65へ供給する。
【0011】その後、検出回路65は、カウンタ回路6
1の出力がすべて“0”になると“1”をAND回路7
4へ出力し、それ以外の時は“0”をAND回路74へ
出力する。すなわち、カウンタ回路61の出力がすべて
“0”の時には、検出回路65の出力が“1”となるこ
とによってAND回路74が活性化状態となり、これ以
外の時には、検出回路65の出力が“0”となることに
よってAND回路74が不活性化状態となる。
【0012】従って、シリアル動作処理点(図8中のメ
インプログラムアドレス2番地)で制御メモリ73の出
力データ(ここでは13回)がカウンタ回路61に読み
込まれると、AND回路74は不活性化状態になる。こ
れにより、クロック信号CK1がカウンタ回路60に供
給されなくなり、カウンタ回路60の出力アドレスが2
番地に固定される。
【0013】逆に、カウンタ回路61でのカウントダウ
ンが進行し、その出力がすべて“0”となると、AND
74は活性化状態になる。これにより、クロック信号C
K1がカウンタ回路60に供給されるようになり、カウ
ンタ回路60でのカウントアップが再会され、順次カウ
ントアップされるアドレス信号が出力されるようにな
る。
【0014】カウンタ回路53(カウンタ53a)は、
ここでは、最初ロードモード状態(カウンタにデータを
取り込む状態)にあり、上述したメインシステム52内
のメインシステムアドレス制御装置51より供給される
シリアル動作開始アドレス信号SADR1をシリアル動
作クロック信号CK2に同期してロードする。そして、
シリアル動作中信号SM1が入力されると(ここでは
“1”)、シリアル動作クロック信号CK2に従ってカ
ウントアップを行い、そのカウント値出力をアドレス信
号ADR1として、シリアルパターン用メモリ回路54
へ供給する。
【0015】シリアルパターン用メモリ回路54は、こ
のようにして供給されるアドレス信号ADR1に従い、
図9に示すように、予めプログラムされたメモリの内容
をシリアルパターン出力PAT0〜PATnとして出力
する。
【0016】以上のメインシステムアドレス制御装置5
1は一例であるが、現存のシリアルパターン発生装置を
持つメインシステムにおけるアドレス制御回路も一般的
に上記同様のものと考えてよい。尚、上記従来技術の詳
細は、例えば特開平3−243874号公報(テストレ
ート可変型シリアルパターン発生器)等で説明されてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のシリアルパターン発生装置においては、メインシス
テムアドレス制御装置51からシリアル動作中信号SM
1とシリアル動作スタートアドレス信号SADR1とシ
リアル動作クロック信号CK2とを出力し、これらの出
力に従い、カウンタ回路53でシリアル動作クロック信
号CK2に同期してスタートアドレスロードとカウント
アップのみを行い、そのカウント値のシリアルパターン
メモリ用アドレス信号ADR1を生成している。そし
て、そのアドレス信号を受けたシリアルパターン用メモ
リ回路54がシリアルパターンを出力することとしてい
る。
【0018】すなわち、従来のシリアルパターン発生装
置においては、シリアルパターン発生装置のアドレスを
カウントアップするのみでループ等の制御しないため、
長大なシリアルパターンの発生のためには、大容量のメ
モリ領域を必要とするという問題点を有していた。
【0019】又、大容量のメモリ領域を確保するため、
通例、シリアルパターン発生装置は、その特性(常にシ
リアルなアクセスをメモリに対して行う特性)を活か
し、低速、大容量のメモリデバイス(例えば、DRA
M)を使用することが多かった。
【0020】しかし、アクセス時間の長い低速、大容量
メモリデバイスによって大容量のメモリ領域を確保する
こととすると、テストパターンのロード時間が長くな
り、デバイス測定の歩留りにも影響をおよぼすという問
題があった。
【0021】本発明は、このような背景の下になされた
もので、容量の少ないメモリ領域で長大なシリアルパタ
ーンを生成することができると共に、アドレス制御メモ
リの規模の拡大を防いで低価格で実現することができる
シリアルパターン発生装置を提供することを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
メインシステムの所定のクロックである第1のクロック
に同期して当該メインシステムとシリアルパターン発生
装置とを制御するとともにシリアル動作中同期クロック
信号を生成する第1のアドレス制御手段と、前記第1の
アドレス制御手段が生成するシリアルパターンアドレス
制御メモリ用スタートアドレス信号とシリアルパターン
発生動作中信号と前記シリアル動作中同期クロック信号
とに基づいてセカンドアドレス信号を生成する第2のア
ドレス制御手段と、予めプログラムされた第1ないし第
3の制御信号の各々を次段のアドレス制御を行うために
前記セカンドアドレス信号に基づき前記第2のアドレス
制御手段に供給する第1のシリアルパターンアドレス制
御メモリ手段と、前記セカンドアドレス信号が供給され
てシリアルパターン発生用ショートアドレス信号を出力
する第2のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段
と、予め設定された演算データを保持し出力するデータ
保持手段と、前記シリアルパターン発生用ショートアド
レス信号と前記演算データとを用いて演算処理を行い、
その演算処理結果に基づいてシリアルパターン発生用ア
ドレス信号を出力する演算手段と、予めプログラムされ
たシリアルパターンを前記シリアルパターン発生用アド
レス信号に基づいて出力する第1のシリアルパターン発
生手段とを具備することを特徴としている。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載のシ
リアルパターン発生装置において、前記第2のアドレス
制御手段は、前記メインシステムが有する前記第1のア
ドレス制御手段が出力する前記シリアルパターンアドレ
ス制御メモリ用スタートアドレス信号と前記第1のシリ
アルパターンアドレス制御メモリ手段が出力する前記第
3の制御信号とを前記シリアルパターン発生動作中信号
に基づいて切り換える切換手段と、前記メインシステム
の前記第1のアドレス制御手段が出力するシリアル動作
中同期クロック信号に同期してロードまたはカウントア
ップ動作を行うカウンタ手段と、前記第1のシリアルパ
ターンアドレス制御メモリ手段が出力する前記第1の制
御信号に基づいて次段のアドレス制御信号と前記第1の
アドレス制御手段が出力するシリアル動作終了信号とを
解読する解読手段と、前記解読手段が出力するループ処
理スタート信号とループ処理エンド信号と前記第1のシ
リアルパターンアドレス制御メモリ手段が出力する前記
第2の制御信号とに基づいてループ制御処理を行うルー
プ制御手段とからなることを特徴としている。
【0024】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のシリアルパターン発生装置において、前記第2のシ
リアルパターンアドレス制御メモリ手段は、前記演算デ
ータとともに前記演算手段によって用いられて前記第1
のシリアルパターン発生手段が実動作する時の前記シリ
アルパターン発生用アドレス信号を生成することとなる
アドレス信号を前記シリアルパターン発生用ショートア
ドレス信号として格納するメモリ手段からなり、前記第
1のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段は、前記
第1の制御信号を格納する第1のメモリ手段と前記第2
の制御信号を格納する第2のメモリ手段と前記第3の制
御信号を格納する第3のメモリ手段とを有し、前記第1
のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段が、前記第
1ないし第3の制御信号の各々によって前記第2のアド
レス制御手段を制御するとともに前記第2のシリアルパ
ターンアドレス制御メモリ手段に供給する次段のアドレ
ス信号を生成し、前記アドレス信号を入力した前記第1
のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段が、再度前
記第1ないし第3の制御信号の各々を前記第2のアドレ
ス制御手段に出力し、前記演算手段が、前記第2のシリ
アルパターンアドレス制御メモリ手段が出力した前記シ
リアルパターン発生用ショートアドレス信号と前記演算
データとを用いて演算処理を行い、その演算処理結果を
前記第1のシリアルパターン発生手段の実動作アドレス
信号として出力する動作を、前記第1のアドレス制御手
段がシリアル動作終了信号を出力するまで繰り返すこと
を特徴としている。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れかに記載のシリアルパターン発生装置において、
前記第2のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段
は、前記第1のシリアルパターン発生手段の全アドレス
をアクセスのに必要なアドレスビット数よりも少ないビ
ット数のシリアルパターン発生用ショートアドレス信号
を出力し、前記データ保持手段は、前記シリアルパター
ン発生用ショートアドレス信号とともに前記演算手段に
よって用いられて前記第1のシリアルパターン発生手段
の全アドレスをアクセスのに必要なアドレスビット数の
シリアルパターン発生用アドレス信号を生成することと
なる演算データを前記演算データとして保持し出力する
ことを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施
形態によるシリアルパターン発生装置の構成例を示すブ
ロック図である。図2及び図3は、各々、同シリアルパ
ターン発生装置の詳細構成例を示すブロック図であり、
図1と同一部には同一の符号を付してある。
【0027】これら図1〜図3において、CK1は、メ
インシステムアドレス制御装置1に対して動作タイミン
グを与えるクロック信号である。メインシステムアドレ
ス制御装置1は、メインシステム2内の各部(メモリ,
レジスタ等)の動作や後述するシリアルパターン発生手
段(図中の符号5)等の周辺装置との信号受け渡し処理
を、事前にプログラムされた内容により、クロック信号
CK1に従って制御する(但し、本実施形態では、シリ
アルパターン発生に関する制御のみを示すにとどめ
る。)。尚、このメインシステムアドレス制御装置1
は、本実施形態におけるシリアルパターン発生制御を説
明するために例示する一つの例に過ぎず、現存のシリア
ルパターン発生手段をもつメインシステムにおけるアド
レス制御手段を応用して本発明を実施することとしても
よい。
【0028】3はセカンドアドレス制御装置であり、シ
リアルパターンアドレス制御メモリ11、12に供給す
るアドレス信号SCADR2を生成すると共に、シリア
ルパターンアドレス制御メモリ11の出力信号によりシ
リアルパターン発生に有効な制御処理を行う(詳細は後
述)。このセカンドアドレス制御装置3は、例えば、ル
ープ制御処理を行うループ制御手段を含んでいる。本実
施形態では、図2及び図3中の符号4で示すループ制御
回路がこれに当たる。
【0029】ループ制御処理を行うループ制御回路4
は、一般的にソフトウェア処理やCPU(中央処理装
置)等に用いられるループ処理をハードウェアにより実
現する手段である。尚、特に図3において、このループ
制御回路4の具体的構成例が示してある。
【0030】図1〜図3において、シリアルパターンア
ドレス制御メモリ11、12は、シリアルパターンアド
レスを制御するデータを格納する記憶手段である。これ
らのうち、シリアルパターンアドレス制御メモリ11
は、セカンドアドレス制御装置3より供給されるアドレ
ス信号SCADR2に従い、事前にプログラムされた次
段アドレス制御信号をセカンドアドレス制御装置3へ供
給する。一方、シリアルパターンアドレス制御メモリ1
2は、セカンドアドレス制御装置3より供給されるアド
レス信号SCADR2に従い、シリアルパターン発生用
ショートアドレス信号SADR1をアダーゲート13へ
供給する。
【0031】ここで、シリアルパターンアドレス制御メ
モリ11は、図2及び図3に示すように、第1の制御信
号を格納する制御信号メモリ21と、第2の制御信号を
格納する制御信号メモリ22と、第3の制御信号を格納
する制御信号メモリ23とを有しており、第3の制御信
号を格納する制御メモリ手段23が、第3の制御信号C
NT3として、次段アドレスデータをセカンドアドレス
制御装置3に出力する。この第3の制御信号CNT3
は、メインシステムアドレス制御装置1が生成するシリ
アルパターンアドレス制御メモリ用スタートアドレス信
号SCADR1と共に、セカンドアドレス制御装置3内
の切換回路10に供給される。
【0032】切換回路10は、メインシステムアドレス
制御装置1から供給されるシリアルパターン動作中信号
SM1に基づき、シリアルパターンアドレス制御メモリ
用スタートアドレス信号SCADR1と、上記第3の制
御信号CNT3として供給された次段アドレスデータの
いずれかに出力を切り換える。切換回路10は、この出
力をメインシステムアドレス制御装置1からのシリアル
動作中同期クロック信号CK2に同期して、ロードまた
はカウントアップ動作を行うカウンタ回路31へ供給す
る。ここに、カウンタ回路31は、通常はロード状態と
なっているが、ループ制御処理を行うループ制御回路4
の出力によりカウントアップ動作を行うカウンタ手段で
ある。
【0033】第1の制御信号を格納する制御信号メモリ
21は、第1の制御信号CNT1として、次段のアドレ
ス制御とシリアル動作終了を指示する信号を、セカンド
アドレス制御装置3の解読回路20に供給する。
【0034】解読回路20は、シリアルパターン動作中
信号SM1により活性化状態となって第1の制御信号C
NT1を解読し、ループ処理スタート信号LS1とルー
プ処理エンド信号LE1とシリアル動作終了信号SEN
D1とを生成する。これらの信号は、ループ処理スター
ト信号LS1とループ処理エンド信号LE1がループ制
御処理を行うループ制御回路4へ供給され、シリアル動
作終了信号SEND1がメインシステムアドレス制御装
置1へ供給される。
【0035】第2の制御信号を格納する制御信号メモリ
22は、第2の制御信号CNT2として、ループ処理を
何回実行するかの回数データをセカンドアドレス制御装
置3内のループ制御処理を行うループ制御回路4に供給
する。
【0036】ループ制御回路4は、ループ処理スタート
信号LS1をクロック信号として動作するラッチ15に
よって第2の制御信号CNT2を保持し、その出力を一
致検出回路16の一方の端子へ供給する(特に図3参
照)。ここに、ラッチ15は、複数のDフリップフロッ
プを持つラッチゲート(または、論理的にDフリップフ
ロップと等価動作をする回路)によって構成されている
ラッチである。又、ループ制御回路4は、ループ処理エ
ンド信号LE1をクロック信号として動作するカウンタ
回路32を有している。このカウンタ回路32は、ここ
では通常カウントアップ状態にあり、ループ処理エンド
信号LE1がクロック信号として入力されるとカウント
アップ動作を実行し、その出力を一致検出回路16の他
方の端子へ供給する。
【0037】一致検出回路16は、上述のラッチ15の
出力とカウンタ回路32の出力信号の一致を検出する手
段である。この一致検出回路16は、シリアルパターン
動作中信号SM1により活性化状態となり、ラッチ15
の出力とカウンタ回路32の出力信号の2つの出力が同
一であるか否かを比較し、同一である場合には、“1”
の信号(Hレベル信号)をカウンタ回路31とフリップ
フロップ29(図中の“29:FF”)へ供給する。
【0038】カウンタ回路31は、一致検出回路16か
ら供給された“1”の信号によりカウントアップ状態と
なり、シリアル動作中同期クロック信号CK2に同期し
て、現在保持しているデータをカウントアップする。同
時に、フリップフロップ29は、シリアル動作中同期ク
ロック信号CK2に同期して、一致検出回路16の出力
である“1”の信号を取り込み、その出力を同じく
“1”の信号にしてカウンタ回路32のリセット端子へ
供給する。これにより、カウンタ回路32はリセット状
態となってデータがクリアされ、その出力信号がラッチ
15の出力と同一でなくなり、一致検出回路16の出力
が“0”の信号(Lowレベル信号)になる。
【0039】そして、この“0”の信号により、カウン
タ回路31は通常状態であるロード状態に戻る。又、フ
リップフロップ29は、シリアル動作中同期クロック信
号CK2に同期して“0”の信号を取り込み、その出力
を同じく“0”の信号にし、カウンタ回路32のリセッ
ト端子へ供給する。これにより、カウンタ回路32は、
通常状態であるカウントアップ状態へと戻る。
【0040】一方、切換回路10は、セレクタゲート
(または、論理的にセレクタゲートと等価動作をする回
路)等によって構成されている。本実施形態では、この
切換回路10は、シリアル動作中信号SM1が“0”の
時にシリアルパターンアドレス制御メモリ用スタートア
ドレス信号SCADR1を出力し、シリアル動作中信号
SM1が“1”の時に第3の制御信号CNT3を出力す
る。
【0041】又、カウンタ回路31は、ロードおよびカ
ウントアップ機能を持ったカウンタゲート(または、論
理的にロードおよびカウントアップ機能を持ったカウン
タゲートと等価動作をする回路)等によって構成されて
おり、解読回路20は、イネーブル端子(ゲート出力を
活性化または不活性化制御する端子)を持ったデコード
ゲート(または、論理的にイネーブル端子を持ったデコ
ードゲートと等価動作をする回路)等によって構成され
ている。
【0042】尚、本実形態では、便宜上、第1の制御信
号CNT1を1ビットで図示しているが、これは実際に
は複数のビットにより構成されており、そのデータを解
読することによって、ループ処理スタート信号LS1や
ループ処理エンド信号LE1、或いはシリアル動作終了
信号SEND1を生成する。例えば、第1の制御信号C
NT1が2ビットで構成されているとすると、生成され
るデータは次のようになる。 CNT1=0,0 → 制御なし。 CNT1=0,1 → ループ処理スタート信号LS1
を“1”にする。 CNT1=1,0 → ループ処理エンド信号LE1を
“1”にする。 CNT1=1,1 → シリアル動作終了SEND1を
“1”にする。
【0043】一方、シリアルパターンアドレス制御メモ
リ11内の第1の制御信号を格納する制御信号メモリ2
1、第2の制御信号を格納する制御信号メモリ22及び
第3の制御信号を格納する制御信号メモリ23並びにシ
リアルパターンアドレス制御メモリ12は、RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)やメモリ内蔵のゲートアレ
イ等のメモリデバイスによって構成される。
【0044】尚、本実施形態では、便宜上、第1の制御
信号CNT1、第2の制御信号CNT2、第3の制御信
号CNT3、シリアルパターン用アドレス信号ADR1
も1ビットで図示しているが、これらは実際には複数の
ビットにより構成される。従って、そのビット長やメモ
リ容量等に関しては、それぞれが有効に作用する値を設
定することができる。このことは、カウンタ回路30〜
32、切換回路10、ラッチ15、一致検出回路16に
ついても同様である。
【0045】図1〜図3において、5はシリアルパター
ン用メモリ回路であり、後述するアダーゲート13から
供給されるシリアルパターンメモリ用アドレス信号AD
R1に従い、事前にプログラムされたメモリの内容をシ
リアルパターン出力PAT0〜PATnとして出力す
る。このシリアルパターン用メモリ回路5は、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)等のメモリデバイス等
によって構成されている。
【0046】又、図3において、25、26は制御メモ
リであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)又は
メモリ内蔵のゲートアレイ等のメモリデバイスによって
構成されている。28はリセット機能を持つDフリップ
フロップ(または、論理的にリセット機能を持つDフリ
ップフロップと等価動作をする回路)である。尚、上記
フリップフロップ29もDフリップフロップ(または、
論理的にDフリップフロップと等価動作をする回路)で
ある。
【0047】カウンタ回路30は、ロードおよびカウン
トアップ機能を持ったカウンタゲート(または、論理的
にロードおよびカウントアップ機能を持ったカウンタゲ
ートと等価動作をする回路)によって構成されている。
カウンタ回路32は、リセット機能とカウントアップ機
能を持ったカウンタゲート(または、論理的にリセット
機能とカウントアップ機能を持ったカウンタゲートと等
価動作をする回路)によって構成されている。
【0048】34、35はAND回路(または、論理的
にANDゲートと等価動作をする回路)である。37、
38及び39は遅延回路であり、遅延線(または、時間
的な遅延作用を有する物質、この場合、この作用を有す
れば物質は問わない)によって構成されている。
【0049】上述したAND回路34とフリップフロッ
プ28は切換手段を構成している。又、AND回路3
5、フリップフロップ28及び遅延回路38によっても
切換手段が構成されている。
【0050】一方、図1〜3における13は、シリアル
パターンアドレス制御メモリ12とデータ保持回路14
から供給されるデータを用いて演算処理を行い、その結
果に基づいてシリアルパターン発生用アドレス信号AD
R1をシリアルパターン用メモリ回路5へ出力するアダ
ーゲートである。このアダーゲート13は、複数ビット
の演算を行う論理ゲート(または、論理的にこれと等価
動作をする回路)によって構成されている。
【0051】又、データ保持回路14は、図示せぬCP
Uから供給されるデータを保持するデータ保持回路であ
り、保持しているデータをアダーゲート13へ出力す
る。このデータ保持回路14は、複数のDフリップフロ
ップを持つラッチゲート(または、論理的にDフリップ
フロップと等価動作をする回路)によって構成されてい
る。
【0052】尚、図1〜図3では図示を省略するが、本
実施形態によるシリアルパターン発生装置は、各図に示
す回路全体を制御する制御部を有している。この制御部
は、CPU(中央処理装置)やROM(リード・オンリ
・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)お
よびその周辺回路から構成され、クロック信号CK1の
生成やシリアルパターン用メモリ回路5等へのプログラ
ムの書き込み、カウンタ回路30等の初期化処理等を行
う。
【0053】次に、上記構成によるシリアルパターン発
生装置の動作を説明する。本シリアルパターン発生装置
にプログラムするプログラム例を図4に示す。ここで
は、この図4に示すプログラムに従って動作する場合を
例として説明を行う。又、その動作の様子(各部の信
号)を図5のタイミングチャートに示す。尚、以下の動
作説明では上記図1〜図3も併せて参照するが、特に、
図3の詳細構成を参照して回路動作が具体的に把握でき
るように説明することとする。
【0054】本シリアルパターン発生装置に電源が投入
されると、まず、図示せぬ制御部がメインシステムアド
レス制御装置1内のフリップフロップ28とセカンドア
ドレス制御装置3内のカウンタ回路32をリセットす
る。これにより、カウンタ回路32は、その出力をすべ
て”0”にし、フリップフロップ28の負論理出力*Q
は“1”になり、正論理出力Qは“0”になる。
【0055】フリップフロップ28の負論理出力*Qが
“1”になると、AND回路34が活性化状態となり、
その他方の端子に入力される信号変化がそのままカウン
タ回路30へ出力できるようになる。一方、フリップフ
ロップ28の正論理出力Qが“0”になると、AND回
路35が不活性化状態となり、その他方の端子に入力さ
れる信号変化を出力できなくなる。
【0056】また、フリップフロップ28の正論理出力
Q(“0”)は、遅延回路39を介してセカンドアドレ
ス制御装置3に供給される。すると、セカンドアドレス
制御装置3内においては、この遅延回路39を介した正
論理出力Q(“0”)が切換回路10、一致検出回路1
6及び解読回路20に対して供給される。
【0057】これにより、切換回路10は、メインシス
テムアドレス制御装置1から供給されるシリアルパター
ンアドレス制御メモリ用スタートアドレス信号SCAD
R1を選び、その出力をカウンタ回路31へ供給する。
さらに、一致検出回路16と解読回路20は、双方とも
不活性化状態となる(以下、この状態を「通常動作状
態」と称する。)。
【0058】次に、制御部は、メインシステム2内のメ
インシステムアドレス制御装置1、制御メモリ25及び
26、シリアルパターンアドレス制御メモリ11内の制
御信号メモリ21〜23、シリアルパターンアドレス制
御メモリ12並びにシリアルパターン用メモリ回路5に
プログラムを書き込む。ここで、書き込むプログラムは
図4に示すプログラムであるとする。
【0059】またこのとき、制御部は、カウンタ回路3
0、ラッチ15及びデータ保持回路14に初期値を設定
する。本実施形態では、一例として、カウンタ回路30
にはすべてのビットに“0”を設定し、ラッチ15には
すべてのビットに“1”を設定し、データ保持回路14
には“100”を設定するものとする。
【0060】上述のリセット動作、プログラムの書き込
み及び初期値設定が終了した後、制御部からクロック信
号CK1が供給されると、該クロック信号CK1は、活
性化状態となっているAND回路34を介して、そのま
まカウンタ回路30に入力される。
【0061】これにより、カウンタ回路30は、図5に
示すようにカウントアップ動作を開始し、その出力を制
御メモリ25、26へアドレス信号として供給する。こ
こで、制御メモリ25には、メインシステムプログラム
中のシリアル動作をするか否かのデータが格納されてお
り、制御メモリ26には、シリアル動作開始アドレスが
格納されている。
【0062】このようにカウンタ回路30からクロック
信号CK1が示すタイミングで出力されたアドレス信号
により、制御メモリ25、26は、順次プログラムの処
理を行う。そして、シリアル動作処理点(ここでは、図
4のメインプログラムアドレス2番地と4番地)に来る
と、制御メモリ25は、出力にシリアル動作スタート信
号(Hiレベル信号。すなわち“1”)を出力する。
【0063】すると、このシリアル動作スタート信号
(“1”)は、フリップフロップ28により、遅延回路
37を介して所定の遅延を受けつつ供給されるクロック
信号CK1に同期して取り込まれる。これにより、フリ
ップフロップ28の負論理出力*Qは“0”になり、正
論理出力Qは“1”になる。
【0064】フリップフロップ28の負論理出力*Qが
“0”になると、AND回路34は不活性化状態とな
り、その他方の端子に入力されるクロック信号CK1が
カウンタ回路30へ供給されなくなる。一方、フリップ
フロップ28の正論理出力Qが“1”になると、AND
回路35は活性化状態となり、その他方の端子に入力さ
れる信号変化をそのまま出力できるようになる。
【0065】ここで、カウント回路30は、クロック信
号CK1が供給されないため、図5に示すように、最初
のシリアル動作スタート番地(この場合、図4のメイン
プログラムアドレス2番地)で停止した状態になる。
【0066】一方、AND回路35は活性化状態とな
り、遅延回路38により遅延されたクロック信号CK1
をシリアル動作クロック信号CK2として出力し、セカ
ンドアドレス制御装置3内のカウンタ回路31とフリッ
プフロップ29へ供給する。
【0067】また同時に、フリップフロップ28の
“1”となっている正論理出力Qは、遅延回路39を介
して所定の遅延を受けた後、シリアル動作中信号SM1
として、セカンドアドレス制御装置3内の解読回路20
と一致検出回路16に供給される。これにより、解読回
路20と一致検出回路16は活性化状態となる(以下、
この状態を「シリアルパターン発生動作状態」と称す
る。)。
【0068】ところで、セカンドアドレス制御装置3内
の切換回路10は、上述したように、シリアルパターン
動作中信号SM1により、シリアルパターンアドレス制
御メモリ用スタートアドレス信号SCADR1と第3の
制御信号CNT3として供給された次段アドレスデータ
とを切換える切換回路である。本実施形態では、この切
換回路10は、シリアル動作中信号SM1が“0”の時
にシリアルパターンアドレス制御メモリ用スタートアド
レス信号SCADR1を選択して出力し、シリアル動作
中信号SM1が“1”の時に第3の制御信号CNT3を
選択して出力するように構成されているものとする。こ
の出力は後段のカウンタ回路31へ供給される。
【0069】また、セカンドアドレス制御装置3内のカ
ウンタ回路31は、上述したように、ロードおよびカウ
ントアップ機能を持ったカウンタ回路である。本実施形
態では、このカウンタ回路31は、通常ロード動作状態
(所定クロックの立ち上がりにより、入力端子に入力さ
れたデータをカウンタ内に書き込む動作状態)となって
いるように構成されているものとする。
【0070】ここで、図5において、シリアル動作クロ
ック信号CK2の最初の立ち上がり点とシリアル動作信
号SM1の最初の立ち上がり点とに注目すると、シリア
ル動作クロック信号CK2の最初の立ち上がり点の方が
シリアル動作信号SM1の最初の立ち上がり点より早く
なっている。すなわち、シリアル動作クロック信号CK
2の最初の立ち上がり点でシリアル動作信号SM1が
“0”となっているので、切換回路10は、メインシス
テムアドレス制御装置1から供給されているシリアルパ
ターンアドレス制御メモリ用スタートアドレス信号SC
ADR1を出力し、後段のカウンタ回路31へ供給す
る。よって、カウンタ回路31は、シリアル動作クロッ
ク信号CK2の最初の立ち上がり点でシリアルパターン
アドレス制御メモリ用スタートアドレス信号SCADR
1をカウンタ内に書き込む。
【0071】この後、シリアル動作信号SM1が“1”
に切換ると、切換回路10は、制御信号メモリ23から
供給されている第3の制御信号CNT3を出力し、後段
のカウンタ回路31へ供給する。そして、カウンタ回路
31は、シリアル動作クロック信号CK2の立ち上がり
点で、この第3の制御信号CNT3をカウンタ内に書き
込む。これにより、カウンタ回路31は、シリアル動作
クロック信号CK2に同期した図5に示すようなシリア
ルパターンアドレス制御メモリ用アドレス信号SCAD
R2(図5中、“カウンタ回路31の出力”)を生成
し、シリアルパターンアドレス制御メモリ11、12へ
供給する。
【0072】このようにして供給されるシリアルパター
ンアドレス制御メモリ用アドレス信号SCADR2によ
り、シリアルパターンアドレス制御メモリ11、12
は、順次、事前に書き込まれたプログラムの処理を実行
する。
【0073】すなわち、シリアルパターンアドレス制御
メモリ11は、図4の左側下段(最右端欄を除く)に示
すプログラムに従い、図5中のCNT1、CNT2、C
NT3に示すような信号に相当する波形を出力し、これ
をセカンドアドレス制御装置3へ供給する。一方、シリ
アルパターンアドレス制御メモリ12は、図4の左側下
段最右端欄に示すプログラムに従い、図5中のSADR
1に示すような信号に相当する波形をアダーゲート13
の一方の端子へ出力する。
【0074】また、アダーゲート13の他方の端子に
は、予め制御部のCPUから供給されたCPU_DAT
A1及びCPU_CLK1によってデータ保持回路14
に設定されたデータBADR1(ここでは、上述したよ
うに“100”が設定されている。)が入力されてい
る。アダーゲート13は、このように両方の端子へ入力
されたデータを用いて演算処理(ここでは加算演算)を
行い、図5中のADR1に示すようなアドレスを生成し
てシリアルパターン用メモリ回路5へ供給する。
【0075】これにより、このシリアルパターン発生用
アドレス信号に従い、シリアルパターン用メモリ回路5
は、図5中のPAT0〜PATnに示すように出力波形
を発生する。
【0076】ここで、シリアルパターン用メモリ回路5
は比較的に大容量である。例えば、1MWの深さを持つ
とすると、シリアルパターン用メモリ回路5の全アドレ
スをアクセスするためには、20ビットのアドレスビッ
トが必要である。このため、本来ならシリアルパターン
アドレス制御メモリ12は、20ビットのアドレスを格
納するためのメモリを搭載しなくてはならない。また、
シリアルパターン用メモリ回路5が大容量になればなる
ほどアドレスビットが増え、シリアルパターンアドレス
制御メモリ12のアドレス格納メモリも増加する。しか
し、これでは非常に高価なアドレス制御メモリが必要と
なってしまう。
【0077】そこで、本シリアルパターン発生装置で
は、シリアルパターンアドレス制御メモリ12が出力す
るアドレスビットに制限を持たせ、その後段にアダーゲ
ート13とデータ保持回路14とを備えることとしてい
る。これにより、上述したように、事前設定されたデー
タBADR1をデータ保持回路14で保持し、この保持
データBADR1とシリアルパターンアドレス制御メモ
リ12が出力するシリアルパターン発生用ショートアド
レス信号SADR1とをアダーゲート13で演算してア
ドレス信号ADR1を生成する。
【0078】例えば、シリアルパターンアドレス制御メ
モリ12がアドレスビットを10ビットだけ出力するよ
うにすると共に、データ保持回路14を20ビットのデ
ータ保持手段とする。そして、CPUより20ビットの
データBADR1を事前設定してデータ保持回路14に
保持し、この保持データBADR1とシリアルパターン
アドレス制御メモリ12が出力する10ビットのシリア
ルパターン発生用ショートアドレス信号SADR1をア
ダーゲート13で演算することにより、シリアルパター
ン用メモリ回路5を実動作する時のアドレス信号ADR
1の20ビットを生成する。尚、図2及び図4には、こ
の例の様子も併せて図示してある。
【0079】又、シリアルパターンアドレス制御メモリ
11は、上述したように第1の制御信号を格納する制御
信号メモリ21と、第2の制御信号を格納する制御信号
メモリ22と、第3の制御信号を格納する制御信号メモ
リ23とを持つ。制御信号メモリ23は、第3の制御信
号CNT3として、次段アドレスデータをセカンドアド
レス制御装置3内の切換回路10に供給する。これは、
シリアル動作中信号SM1が“1”の時、切換回路10
を介してそのままカウンタ回路31へ供給される。制御
信号メモリ21は、第1の制御信号CNT1として、次
段のアドレス制御およびシリアル動作終了信号をセカン
ドアドレス制御装置3内の解読回路20に供給する。制
御信号メモリ22は、第2の制御信号CNT2として、
ループ処理を何回実行するかの回数データをセカンドア
ドレス制御装置3内のラッチ15に供給する。
【0080】これら3つの制御信号メモリは、シリアル
パターンアドレス制御メモリ用アドレス信号SCADR
2に従い、順次、プログラムの処理を行う。そして、処
理がループスタート動作処理点(ここでは、まず図4の
シリアルパターンアドレス制御用メモリに書き込まれた
プログラムのアドレス2番地。その後は12番地、14
番地。)に来ると、解読回路20は、前記シリアルパタ
ーン動作中信号SM1が“1”となっていることにより
活性化状態となっているので、第1の制御信号CNT1
を解読して図5中のLS1のようにループ処理スタート
信号LS1を生成し、ループ制御処理を行うループ制御
回路4に供給する。
【0081】これにより、ループ制御回路4は、ループ
処理スタート信号LS1をクロック信号として動作する
ラッチ15に第2の制御信号CNT2を保持し、その出
力を一致検出回路16の一方の端子へ供給する。
【0082】その後、さらにプログラムの処理が進み、
ループ終了動作処理点(ここでは、まず図4のシリアル
パターン用アドレス制御メモリに書き込まれたプログラ
ムのアドレス5番地。その後は13番地、15番地。)
に来ると、解読回路20は、第1の制御信号CNT1を
解読し、図5中のLE1に示すようにループ処理終了信
号LE1を生成し、このループ処理終了信号LE1をク
ロック信号として動作するループ制御回路4内のカウン
タ回路32へ供給する。カウンタ回路32は、通常はカ
ウントアップ状態にあり、ループ処理終了信号LE1が
クロック信号として入力されるとカウントアップ動作を
実行し、その出力を一致検出回路16の他方の端子へ供
給する。
【0083】一致検出回路16は、ラッチ15の出力と
カウンタ回路32の出力信号との一致を検出する手段で
あり、シリアルパターン動作中信号SM1が“1”とな
っていることから活性化状態となっている。従って、一
致検出回路15は、上述したように各端子へ供給された
ラッチ15の出力とカウンタ回路32の出力信号とが同
一であるか否かを比較し、同一である場合には、図5中
のCMP1に示すようにHレベル信号(“1”)をカウ
ンタ回路31とフリップフロップ29へ供給する。
【0084】カウンタ回路31は、通常ロード動作状態
であるが、上記一致検出回路16から供給されたHレベ
ル信号によってカウントアップ状態となる。このとき同
時に、制御信号メモリ23から切換回路10を介して次
段アドレスデータ“2番地”がカウンタ回路31の入力
端子に供給されるが、カウンタ回路31は、カウントア
ップ状態であるため、この次段アドレスデータを無視す
る。カウンタ回路31は、シリアル動作中同期クロック
信号CK2に同期して、現在保持しているデータ(5番
地)をカウントアップし、そのカウントアップしたデー
タ(6番地)をシリアルパターンアドレス制御メモリ1
1、12へアドレス信号SCADR2として出力する。
【0085】また同時に、フリップフロップ29は、シ
リアル動作中同期クロック信号CK2に同期して、一致
検出回路16の出力である“1”を取り込み、出力をこ
れと同じく“1”にしてカウンタ回路32のリセット端
子へ供給する。これにより、カウンタ回路32はリセッ
ト状態となってデータがクリアされ、カウンタ回路32
とラッチ15の出力データが同一でなくなり、一致検出
回路16の出力が“0”になる。
【0086】この一致検出回路16の“0”の出力信号
により、カウンタ回路31が通常状態であるロード動作
状態に戻ると共に、フリップフロップ29がシリアル動
作中同期クロック信号CK2に同期して該“0”の信号
を取り込み、その出力を同じく“0”にしてカウンタ回
路32のリセット端子へ供給する。これにより、カウン
タ回路32は、通常状態であるカウントアップ状態へと
戻る。
【0087】さらにプログラムの処理が進むと、ジャン
プ動作処理点(ここでは、図4のシリアルパターン用ア
ドレス制御メモリに書き込まれたプログラムのアドレス
7番地。)に来る。ここに、ジャンプ動作処理とは、シ
リアルパターン用メモリ回路5内の任意の番地へ飛んで
行ける処理である。この処理は、本実施形態において
は、図4のプログラムに示すように、シリアルパターン
アドレス制御メモリ12に対して事前に飛び先番地を書
き込むことで実現している。従って、セカンドアドレス
制御装置3では、このジャンプ動作処理を通常の制御な
し動作処理と同様に処理していく。
【0088】さらにプログラムの処理が進み、シリアル
動作終了処理点(ここでは、図4のシリアルパターン用
アドレス制御メモリに書き込まれたプログラムのアドレ
ス9番地と18番地)に来ると、解読回路20は、第1
の制御信号CNT1を解読して図5に示すようにシリア
ル動作終了信号SEND1のHレベル信号(“1”)を
生成し、その出力をメインシステムアドレス制御装置1
内のフリップフロップ28のリセット端子に供給する。
【0089】“1”のシリアル動作終了信号SEND1
がメインシステムアドレス制御装置1内のフリップフロ
ップ28のリセット端子に供給されると、フリップフロ
ップ28の負論理出力*Qは“1”になり、正論理出力
Qは“0”になる。これにより、本シリアルパターン発
生装置は、前記シリアル動作状態から前記通常動作状態
へと切り換わる。
【0090】以上説明したように、本実施形態によるシ
リアルパターン発生装置は、シリアルパターン用アドレ
ス信号を制御するためのシリアルパターンアドレス制御
メモリ11及び12とシリアルパターン発生に有効な制
御信号処理機能(ループ処理動作)を含んだセカンドア
ドレス制御装置3とを有し、上記シリアル動作状態中に
ループ処理動作等を実行する。これにより、本シリアル
パターン発生装置によれば、図9に示した従来のPAT
0〜PATnの出力波形と同様の波形を、従来のシリア
ルパターン発生装置より少ないシリアルパターン発生用
メモリ容量で発生できるようになる。
【0091】例えば、図4と図8のシリアルパターンメ
モリアドレス100番地からの状態を比較してみると、
同一の波形を出力するために、従来のシリアルパターン
発生装置(図8)では、シリアルパターンメモリの領域
をアドレス100番地〜114番地まで必要とするのに
対して、本シリアルパターン発生装置(図4)では、シ
リアルパターンメモリの領域がアドレス100番地〜1
08番地で実現できるようになっているのが解る。
【0092】従って、シリアルパターン発生に有用な制
御コマンド(例えば、LOOP、JUMPコマンド等)
により、シリアルパターン発生装置のアドレスを制御
し、従来より容量の少ないメモリ領域で長大なシリアル
パターンの生成ができ、かつ、上述したアダーゲート1
3及びデータ保持回路14からなる回路のような演算回
路をシリアルパターンアドレス経路に備えることによ
り、アドレス制御メモリの規模の拡大を防ぎ、安価な回
路構成でシリアルパターンを発生させることができる。
【0093】なお、本実施形態では、セカンドアドレス
制御装置3内でループ制御処理を行う手段の一例とし
て、図3に示す構成のループ制御回路4を採り挙げて説
明を行ったが、これは、ハード的にループ処理動作状態
をつくるようにすることの一例に過ぎない。従って、ル
ープ制御処理のための手段は、図3に示す回路に限定さ
れるものではなく、例えば、定位置ループ処理(一定の
アドレス点でループする処理)動作を含む回路構成等に
よって実現することとしてもよい。
【0094】また、本実施形態では、制御信号メモリ2
1の出力をセカンドアドレス制御装置3内の解読回路2
0を通じることによってループ処理制御信号を解読する
こととしたが、これは、ループ処理動作に必要な信号を
つくるようにすることの一例に過ぎない。従って、ルー
プ処理動作に必要な信号をつくるための手段は、このよ
うなものに限定されず、例えば、解読回路20を省き、
予め制御信号メモリ21内のビットにループスタートビ
ット、ループ終了ビット、シリアル動作終了ビットを割
当ててプログラムし、その出力をそのままループ処理制
御信号等にしてもよい。
【0095】更に、本実施形態では、シリアル動作状態
と通常状態とを切り換える処理をフリップフロップ28
により行うこととしたが、これは、上記従来のシリアル
パターン発生装置における制御メモリ73に相当するも
のを使用した回路構成にして実現することとしてもよ
い。
【0096】このように、上述した実施形態において、
図1〜図3に示した回路はあくまで一例であり、その各
部を同様の動作をする回路に置き換えることも可能であ
る。例えば、図3に示すDフリップフロップ29をFI
FO(ファーストインファーストアウト)メモリデバイ
スに置き換えることも可能である。
【0097】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述したが、具体的な構成は上記実施形態に限られる
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の
変更等があっても本発明に含まれる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1のアドレス制御手段が生成する各種信号に基づいて第
2のアドレス制御手段が生成したセカンドアドレス信号
に基づき、第1のシリアルパターンアドレス制御メモリ
手段が第1ないし第3の制御信号を第2のアドレス制御
手段に供給し、第2のシリアルパターンアドレス制御メ
モリ手段がシリアルパターン発生用ショートアドレス信
号を出力することとし、このシリアルパターン発生用シ
ョートアドレス信号とデータ保持手段に保持されている
演算データとを用いて演算手段が行った演算処理結果に
基づくシリアルパターン発生用アドレス信号により、第
1のシリアルパターン発生手段の出力を制御することと
したので、第1及び第2のアドレス制御手段の側と第1
及び第2のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段の
側との間でループ制御処理を行うことができると共に、
演算データを適宜設定することによって第2のシリアル
パターンアドレス制御メモリ手段から出力するシリアル
パターン発生用ショートアドレス信号の大きさを適宜選
択することができる。これにより、容量の少ないメモリ
領域で長大なシリアルパターンを生成することができる
と共に、アドレス制御メモリの規模の拡大を防いで装置
の低価格化を実現することができるという効果が得られ
る。
【0099】ここで、請求項2記載の発明にあっては、
シリアルパターンアドレス制御メモリ用スタートアドレ
ス信号と第3の制御信号とをシリアルパターン発生動作
中信号に基づいて切り換える切換手段、シリアル動作中
同期クロック信号に同期してロードまたはカウントアッ
プ動作を行うカウンタ手段、第1の制御信号に基づいて
次段のアドレス制御信号とシリアル動作終了信号とを解
読する解読手段及び解読手段が出力するループ処理スタ
ート信号とループ処理エンド信号と第2の制御信号とに
基づいてループ制御処理を行うループ制御手段によって
第2のアドレス制御手段が構成され、これによって上記
ループ制御処理の動作制御や第1、第2のシリアルパタ
ーンアドレス制御メモリ手段へ供給する信号の生成等が
実現される。
【0100】又、請求項3記載の発明によれば、第1の
シリアルパターンアドレス制御メモリ手段による第2の
アドレス制御手段の制御及び第2のシリアルパターンア
ドレス制御メモリ手段に供給する次段のアドレス信号の
生成、第1ないし第3の制御信号の第2のアドレス制御
手段への再出力、演算手段による第1のシリアルパター
ン発生手段の実動作アドレス信号出力という動作を、シ
リアル動作終了信号が出力されるまで繰り返すこととし
たので、適宜定めた動作処理点に至るまでループ制御処
理を繰り返し継続することができる。これにより、事前
にプログラムされたテストパターン情報より長いテスト
パターンを所望の動作期間に亘って発生でき、かつ、上
記同様にアドレス制御メモリの規模拡大を防いで装置の
低価格化を実現できる。
【0101】更に、請求項4記載の発明によれば、第2
のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段を少ないビ
ット数のシリアルパターン発生用ショートアドレス信号
を出力するものとし、データ保持手段を第1のシリアル
パターン発生手段の全アドレスをアクセスのに必要なア
ドレスビット数を補う分の演算データを保持・出力する
ものとしたので、シリアルパターンアドレスを制御する
制御メモリの規模の拡大を防ぐことができると共に、テ
ストパターンの縮小によるテストパターンのロード時間
を短くしてデバイス測定の歩留りをよくすることができ
る。
【0102】すなわち、従来のシリアルパターン発生装
置では連続したシリアルパターン発生用アドレスしか生
成できなかったのに対し、本発明によれば、シリアルパ
ターン発生用アドレスを格納したメモリを制御すること
により、シリアルパターン発生用アドレスとして、繰返
性のあるアドレス信号を生成でき、従来と同様の出力波
形を従来より少ないシリアルパターン発生用メモリ領域
で実現できる。
【0103】例えば、シリアルパターン出力(PAT0
〜PATn)として、すべてが“0”とすべてが“1”
の繰り返し波形を1024アドレス分出力したい場合、
従来のシリアルパターン発生装置では、そのまま102
4アドレス分のシリアルパターン発生用メモリ領域を必
要とする。これに対し、本願発明によるシリアルパター
ン発生装置では、シリアルパターンアドレス制御メモリ
領域がシリアル動作終了分を考慮して4アドレス分で実
現でき、シリアルパターン発生用メモリ領域も同様に4
アドレス分で実現できる。
【0104】このように、本発明によれば、従来より少
ないメモリ領域で長大なパターン発生ができると共に、
制御メモリの規模拡大防止及びこれによる低価格化、テ
ストパターンの縮小によるテストパターンのロード時間
短縮及びこれによるデバイス測定の歩留り向上等を図る
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるシリアルパターン発
生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】同シリアルパターン発生装置のセカンドアドレ
ス制御装置3とシリアルパターンアドレス制御メモリ1
1、12の詳細構成例を示すブロック図である。
【図3】同シリアルパターン発生装置の更に詳細な構成
例を示すブロック図である。
【図4】同実施形態におけるプログラム例を示す図であ
る。
【図5】同シリアルパターン発生装置の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】従来のシリアルパターン発生装置の構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6のシリアルパターン発生装置の詳細構成を
示すブロック図である。
【図8】従来のシリアルパターン発生装置におけるプロ
グラム例を示す図である。
【図9】図6のシリアルパターン発生装置の動作を示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 メインシステムアドレス制御装置(第1のアドレス
制御手段) 2 メインシステム(メインシステム) 3 セカンドアドレス制御装置(第2のアドレス制御手
段) 4 ループ制御回路(ループ制御手段) 5 シリアルパターン用メモリ回路(シリアルパターン
発生手段) 10 切換回路(切換手段) 11 シリアルパターンアドレス制御メモリ(第1のシ
リアルパターンアドレス制御手段) 12 シリアルパターンアドレス制御メモリ(第2のシ
リアルパターンアドレス制御手段) 13 アダーゲート(演算手段) 14 データ保持回路(データ保持手段) 20 解読回路(解読手段) 21 制御信号メモリ(第1のメモリ手段) 22 制御信号メモリ(第2のメモリ手段) 23 制御信号メモリ(第3のメモリ手段) 31 カウンタ回路(カウンタ手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシステム(2)の所定のクロック
    である第1のクロック(CK1)に同期して当該メイン
    システムとシリアルパターン発生装置とを制御するとと
    もにシリアル動作中同期クロック信号(CK2)を生成
    する第1のアドレス制御手段(1)と、 前記第1のアドレス制御手段が生成するシリアルパター
    ンアドレス制御メモリ用スタートアドレス信号(SCA
    DR1)とシリアルパターン発生動作中信号(SM1)
    と前記シリアル動作中同期クロック信号とに基づいてセ
    カンドアドレス信号(SCADR2)を生成する第2の
    アドレス制御手段(3)と、 予めプログラムされた第1ないし第3の制御信号(CN
    T1、CNT2、CNT3)の各々を次段のアドレス制
    御を行うために前記セカンドアドレス信号に基づき前記
    第2のアドレス制御手段に供給する第1のシリアルパタ
    ーンアドレス制御メモリ手段(11)と、 前記セカンドアドレス信号が供給されてシリアルパター
    ン発生用ショートアドレス信号(SADR1)を出力す
    る第2のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段(1
    2)と、 予め設定された演算データ(BADR1)を保持し出力
    するデータ保持手段(14)と、 前記シリアルパターン発生用ショートアドレス信号と前
    記演算データとを用いて演算処理を行い、その演算処理
    結果に基づいてシリアルパターン発生用アドレス信号
    (ADR1)を出力する演算手段(13)と、 予めプログラムされたシリアルパターンを前記シリアル
    パターン発生用アドレス信号に基づいて出力する第1の
    シリアルパターン発生手段(5)とを具備することを特
    徴とするシリアルパターン発生装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のアドレス制御手段は、 前記メインシステムが有する前記第1のアドレス制御手
    段が出力する前記シリアルパターンアドレス制御メモリ
    用スタートアドレス信号と前記第1のシリアルパターン
    アドレス制御メモリ手段が出力する前記第3の制御信号
    とを前記シリアルパターン発生動作中信号に基づいて切
    り換える切換手段(10)と、 前記メインシステムの前記第1のアドレス制御手段が出
    力するシリアル動作中同期クロック信号に同期してロー
    ドまたはカウントアップ動作を行うカウンタ手段(3
    1)と、 前記第1のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段が
    出力する前記第1の制御信号に基づいて次段のアドレス
    制御信号と前記第1のアドレス制御手段が出力するシリ
    アル動作終了信号(SEND1)とを解読する解読手段
    (20)と、 前記解読手段が出力するループ処理スタート信号(LS
    1)とループ処理エンド信号(LE1)と前記第1のシ
    リアルパターンアドレス制御メモリ手段が出力する前記
    第2の制御信号とに基づいてループ制御処理を行うルー
    プ制御手段(4)とからなることを特徴とする請求項1
    に記載のシリアルパターン発生装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のシリアルパターンアドレス制
    御メモリ手段は、前記演算データとともに前記演算手段
    によって用いられて前記第1のシリアルパターン発生手
    段が実動作する時の前記シリアルパターン発生用アドレ
    ス信号を生成することとなるアドレス信号を前記シリア
    ルパターン発生用ショートアドレス信号として格納する
    メモリ手段からなり、 前記第1のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段
    は、前記第1の制御信号を格納する第1のメモリ手段
    (21)と前記第2の制御信号を格納する第2のメモリ
    手段(22)と前記第3の制御信号を格納する第3のメ
    モリ手段(23)とを有し、 前記第1のシリアルパターンアドレス制御メモリ手段
    が、前記第1ないし第3の制御信号の各々によって前記
    第2のアドレス制御手段を制御するとともに前記第2の
    シリアルパターンアドレス制御メモリ手段に供給する次
    段のアドレス信号を生成し、 前記アドレス信号を入力した前記第1のシリアルパター
    ンアドレス制御メモリ手段が、再度前記第1ないし第3
    の制御信号の各々を前記第2のアドレス制御手段に出力
    し、 前記演算手段が、前記第2のシリアルパターンアドレス
    制御メモリ手段が出力した前記シリアルパターン発生用
    ショートアドレス信号と前記演算データとを用いて演算
    処理を行い、その演算処理結果を前記第1のシリアルパ
    ターン発生手段の実動作アドレス信号(ADR1)とし
    て出力する動作を、前記第1のアドレス制御手段がシリ
    アル動作終了信号を出力するまで繰り返すことを特徴と
    する請求項1または請求項2の何れかに記載のシリアル
    パターン発生装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のシリアルパターンアドレス制
    御メモリ手段は、前記第1のシリアルパターン発生手段
    の全アドレスをアクセスのに必要なアドレスビット数よ
    りも少ないビット数のシリアルパターン発生用ショート
    アドレス信号を出力し、 前記データ保持手段は、前記シリアルパターン発生用シ
    ョートアドレス信号とともに前記演算手段によって用い
    られて前記第1のシリアルパターン発生手段の全アドレ
    スをアクセスのに必要なアドレスビット数のシリアルパ
    ターン発生用アドレス信号を生成することとなる演算デ
    ータを前記演算データとして保持し出力することを特徴
    とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のシリア
    ルパターン発生装置。
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