JPH11132183A - 排水ポンプ車の排水運転制御方法 - Google Patents

排水ポンプ車の排水運転制御方法

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JPH11132183A
JPH11132183A JP29682097A JP29682097A JPH11132183A JP H11132183 A JPH11132183 A JP H11132183A JP 29682097 A JP29682097 A JP 29682097A JP 29682097 A JP29682097 A JP 29682097A JP H11132183 A JPH11132183 A JP H11132183A
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pump
control signal
hydraulic
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drain
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Masahiro Taniguchi
正宏 谷口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水ポンプ起動直後における排水ホースの揺
動が抑えられ、排水ポンプの始動反力による水陸両用車
輌の移動を防止して、適正な排水位置での排水作業を可
能にするとともに、実揚程が低い場合の過大水量を避け
ることができる排水ポンプ車の排水運転制御方法を提供
する。 【解決手段】 無線操縦盤12からの無線操縦信号を受
信した制御盤12から圧油吐出量制御器13に出力され
る制御信号に基づいて、圧油吐出量制御器13から可変
容量型油圧ポンプ6A,6Bに圧油吐出量制御信号を出
力して、該油圧ポンプ6A,6Bの吐出圧油量を定格吐
出量に設定し、制御盤12からアクセル装置14に回転
数制御信号を出力して、エンジン4の運転を低速回転で
開始したのち、前記回転数制御信号によりエンジン4の
回転数を定格回転にかけて漸次増大させながら排水ポン
プ5A,5Bの運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水災害時の緊急排
水、土木仮設工事の排水あるいは農業用給排水などに使
用される排水ポンプ車の排水運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】水災害時の緊急排水、土木仮設工事排水
あるいは農業用給排水などに使用される排水ポンプ車と
して、本発明出願人により、排水または給排水現場およ
びその周辺の地盤が軟弱であっても、水陸両用車輌を水
際まで自走させ、運搬用車輌の荷台から水陸両用車輌を
降ろす動作、降ろした位置から水際まで移動させる動
作、水際から水陸両用車輌を進水させて排水ポンプの運
転可能な水深域まで浮上状態で移動させる動作、この水
深域で水陸両用車輌を停止させたのち排水を行う動作、
排水完了後に排水ポンプの運転を停止させる動作、水陸
両用車輌を水際まで復帰移動させる動作およびここから
運搬用車輌まで移動させて荷台に載せる動作などの一連
の動作を、全て遠隔操作によって行うように構成して、
作業性の向上を図るようにしたものが知られている。
【0003】この種の排水ポンプ車は、図2および図3
に示すように、水陸両用車輌1と、舟型密封ボデイ2
と、軟弱地盤の走行可能な左右1対のクロ−ラ3A,3
Bを有するクローラ車によって構成されており、舟型密
封ボデイ2には、ディーゼルエンジン4、エンジン4に
よって駆動される油圧ポンプ6A,6B、油圧ポンプ6
A,6Bによって駆動されるクローラ車走行用モ−タ8
A,8Bおよび排水ポンプ駆動用油圧モータ9A,9B
と、排水ポンプ駆動用油圧モータ9A,9Bによって運
転される排水ポンプ5A,5Bを備え、運搬用車輌10
の荷台に積載して排水または給排水現場まで搬送され
る。そして、電磁式または電動式切換弁7A切換え操作
することによって、油圧ポンプ6Aからクローラ車走行
用モ−タ8Aまたは排水ポンプ駆動用油圧モータ9Aに
圧油を供給してこれらを駆動し、電磁式または電動式切
換弁7Bを切換え操作することによって、油圧ポンプ6
Bからクロラー車走行用モ−タ8Bまたは排水ポンプ駆
動用油圧モータ9Bに圧油を供給してこれらを駆動する
とともに、舟型密封ボデイ2に搭載されている排水ポン
プ5Aは排水ポンプ駆動用モータ9Aによって運転さ
れ、舟型密封ボデイ2に搭載されている排水ポンプ5B
は排水ポンプ駆動用モータ9Bによって運転される。
【0004】排水または給排水現場の水域に到着したな
らば、図4の無線操縦盤11から水陸両用車輌1に搭載
されている制御盤12に無線操縦信号を発信し、無線操
縦信号を受信した制御盤12からアクセル装置14に出
力される制御信号に基づく定格回転数でエンジン4を運
転して油圧ポンプ6A,6Bを駆動し、切換弁7A,7
Bを切換え操作して、排水ポンプ駆動用油圧モータ9
A,9Bを駆動することによって、排水ポンプ5A,5
Bを運転する。
【0005】しかし、このような排水ポンプ車の排水運
転制御方法では、排水ポンプ5A,5Bが運転開始直後
から定格出力により高速運転される。このため、排水ポ
ンプ5A,5Bは起動直後に定格吐出水量で急激に水を
吐出することになり、起動直後から比較的長時間にわた
って排水ホース(図示省略)を大きく揺動させる。した
がって、排水ホースを固定する煩雑な作業が要求され
る。また、水面に浮上している水陸両用車輌1が排水ポ
ンプ5A,5Bの急激な始動反力により移動して、適正
な排水位置での排水作業が損なわれるおそれを有してい
るとともに、エンジン4の回転数が高回転で不変である
ため、実揚程の低い場合には過大水量になるなどの問題
点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の排水
ポンプ車の排水運転制御方法では、排水ポンプが運転開
始直後から定格出力により高速運転されるので、排水ポ
ンプ起動直後に定格吐出水量で急激に水を吐出すること
になり、起動直後から比較的長時間にわたって排水ホー
スを大きく揺動させる。このため、排水ホースを固定す
る煩雑な作業が要求される。また、水面に浮上している
水陸両用車輌が排水ポンプの急激な始動反力により移動
して、適正な排水位置での排水作業が損なわれるおそれ
を有しているとともに、エンジンの回転数が高回転で不
変であるため、実揚程の低い場合には過大水量になるな
どの問題点を有している。そこで、本発明は、排水ポン
プ起動直後における排水ホースの揺動が抑えられ、排水
ポンプの始動反力による水陸両用車輌の移動を防止し
て、適正な排水位置での排水作業を可能にするととも
に、実揚程が低い場合の過大水量を避けることができる
排水ポンプ車の排水運転制御方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係る排水ポンプ車の排水運
転制御方法は、舟型密封ボデイを備えた軟弱地盤の走行
可能な水陸両用車輌にエンジンと、該エンジンにより駆
動される油圧ポンプと、この油圧ポンプにより駆動され
る走行用油圧モータおよび排水ポンプ駆動用油圧モータ
と、この排水ポンプ駆動用油圧モータによって運転され
る排水ポンプと、無線操縦盤から発信される無線操縦信
号を受信する制御手段とを搭載し、前記エンジンには制
御手段から出力される制御信号に基づいて回転数を制御
するアクセル装置が設られている排水ポンプ車におい
て、前記油圧ポンプを可変容量型油圧ポンプによって構
成し、前記水陸両用車輌に制御手段から出力される制御
信号に基づいて前記油圧ポンプに圧油吐出量制御信号を
出力する圧油吐出量制御器を搭載するとともに、無線操
縦信号を受信した制御手段から圧油吐出量制御器に出力
される制御信号に基づいて、圧油吐出量制御器から油圧
ポンプに圧油吐出量制御信号を出力して、油圧ポンプの
吐出圧油量を定格吐出量に設定し、前記制御手段からア
クセル装置に回転数制御信号を出力して、エンジンの運
転を低速回転で開始したのち、前記回転数制御信号によ
りエンジンの回転数を定格回転にかけて漸次増大させな
がら排水ポンプの運転を行うことを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係る排水ポ
ンプ車の排水運転制御方法は、舟型密封ボデイを備えた
軟弱地盤の走行可能な水陸両用車輌にエンジンと、該エ
ンジンにより駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプ
により駆動される走行用油圧モータおよび排水ポンプ駆
動用油圧モータと、この排水ポンプ駆動用油圧モータに
よって運転される排水ポンプと、無線操縦盤から発信さ
れる無線操縦信号を受信する制御手段とを搭載し、前記
エンジンには制御手段から出力される制御信号に基づい
て回転数を制御するアクセル装置が設られている排水ポ
ンプ車において、前記油圧ポンプを可変容量型油圧ポン
プによって構成し、前記水陸両用車輌に制御手段から出
力される制御信号に基づいて前記油圧ポンプに圧油吐出
量制御信号を出力する圧油吐出量制御器を搭載するとと
もに、無線操縦信号を受信した制御手段からアクセル装
置に回転数制御信号を出力して、エンジンの運転を定格
回転で開始するとともに、前記制御手段から圧油吐出量
制御器に出力される制御信号に基づいて、圧油吐出量制
御器から油圧ポンプに圧油吐出量制御信号を出力して、
油圧ポンプの吐出圧油量を低吐出量から定格吐出量にか
けて漸次増大させながら排水ポンプの運転を行うことを
特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、エンジン
の低速回転によって排水ポンプの運転を開始し、その後
にエンジンの回転数を増やして排水ポンプを定格運転で
きるので、排水ポンプの吐出量は起動直後の少ない吐出
量から定格吐出量へと漸次増大することになる。このた
め、排水ホースの揺動を抑えることができる。また、排
水ポンプの始動反力は小さくなるので、始動反力による
水陸両用車輌の移動を防止できる。さらに、実揚程が低
い場合にはエンジンの回転数を低減することで、過大水
量を避けることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、エンジン
を定格運転するとともに、圧油吐出量制御器から油圧ポ
ンプに出力される圧油吐出量制御信号によって、油圧ポ
ンプの吐出圧油量を低吐出量から定格吐出量にかけて漸
次増大させることができるので、排水ポンプの吐出量は
起動直後の少ない吐出量から定格吐出量へと漸次増大す
ることになる。このため、排水ホースの揺動を抑えるこ
とができる。また、排水ポンプの始動反力は小さくなる
ので、始動反力による水陸両用車輌の移動を防止でき
る。さらに、実揚程が低い場合には油圧ポンプの吐出圧
油量を低減することで、過大水量を避けることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、請求項1に記載の発明に係
る排水ポンプ車の排水運転制御方法の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図2および図3に示すように、
水陸両用車輌1と、舟型密封ボデイ2と、軟弱地盤の走
行可能な左右1対のクロ−ラ3A,3Bを有するクロー
ラ車によって構成されており、舟型密封ボデイ2には、
ディーゼルエンジン4、エンジン4によって駆動される
油圧ポンプ6A,6B、油圧ポンプ6A,6Bによって
駆動されるクローラ車走行用モ−タ8A,8Bおよび排
水ポンプ駆動用油圧モータ9A,9Bと、排水ポンプ駆
動用油圧モータ9A,9Bによって運転される排水ポン
プ5A,5Bを備え、運搬用車輌10の荷台に積載して
排水または給排水現場まで搬送される。そして、電磁式
または電動式切換弁7A切換え操作することによって、
油圧ポンプ6Aからクローラ車走行用モ−タ8Aまたは
排水ポンプ駆動用油圧モータ9Aに圧油を供給してこれ
らを駆動し、電磁式または電動式切換弁7Bを切換え操
作することによって、油圧ポンプ6Bからクロラー車走
行用モ−タ8Bまたは排水ポンプ駆動用油圧モータ9B
に圧油を供給してこれらを駆動するとともに、舟型密封
ボデイ2に搭載されている排水ポンプ5Aは排水ポンプ
駆動用モータ9Aによって運転され、舟型密封ボデイ2
に搭載されている排水ポンプ5Bは排水ポンプ駆動用モ
ータ9Bによって運転される。
【0012】油圧ポンプ6A,6Bは可変容量型油圧ポ
ンプによって構成される。また、水陸両用車輌1には、
図1に示すように、制御盤12から出力される制御信号
に基づいて油圧ポンプ6A,6Bに圧油吐出量制御信号
を出力する圧油吐出量制御器13が搭載され、エンジン
4には制御盤12から出力される制御信号に基づいて回
転数を制御するアクセル装置14が設られている。
【0013】前記構成において、排水または給排水現場
の水域に到着したならば、図1の無線操縦盤11から水
陸両用車輌1に搭載されている制御盤12に無線操縦信
号を発信し、無線操縦信号を受信した制御盤12から圧
油吐出量制御器13に制御信号を出力する。圧油吐出量
制御器13は、制御盤12から出力された制御信号に基
づいて油圧ポンプ6A,6Bに圧油吐出量制御信号を出
力して、油圧ポンプ6A,6Bの吐出圧油量を定格吐出
量に設定するするとともに、制御盤12からアクセル装
置14に回転数制御信号を出力して、エンジン4の運転
を低速回転で開始して、油圧ポンプ6A,6Bを駆動
し、切換弁7A,7B(図2参照)を切換え操作して、
排水ポンプ駆動用油圧モータ9A,9Bを低速駆動した
のち、制御盤12からアクセル装置14への回転数制御
信号の出力により、エンジン4の回転数を前記低速回転
から定格回転にかけて漸次増大させながら排水ポンプ5
A,5Bの運転を行う。
【0014】このように、無線操縦信号を受信した制御
盤12から圧油吐出量制御器13に出力される制御信号
に基づいて、圧油吐出量制御器13から油圧ポンプ6
A,6Bに圧油吐出量制御信号を出力して、油圧ポンプ
6A,6Bの吐出圧油量を定格吐出量に設定するととも
に、制御盤12からアクセル装置14への回転数制御信
号出力により、エンジン4の運転を低速回転で開始した
のち、定格回転にかけて回転数を漸次増大させるので、
排水ポンプ5A,5Bの吐出量は起動直後の少ない吐出
量から定格吐出量へと漸次増大することになる。このた
め、排水ホースの揺動を抑えることができるから、排水
ホースを固定する煩雑な作業が不要になる。また、排水
ポンプ5A,5Bの始動反力は小さくなるので、始動反
力による水陸両用車輌1の移動を防止できる。これによ
り、適正な排水位置での排水作業が可能になる。さら
に、実揚程が低い場合には制御盤12からアクセル装置
14への回転数制御信号出力により、エンジン4の回転
数を低減することで、過大水量を避けることができる。
【0015】つぎに、請求項2に記載の発明に係る排水
ポンプ車の排水運転制御方法の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。なお、請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の発明と同様、図1ないし図3に示すように
構成されている。
【0016】前記構成において、排水または給排水現場
の水域に到着したならば、図1の無線操縦盤11から水
陸両用車輌1に搭載されている制御盤12に無線操縦信
号を発信し、無線操縦信号を受信した制御盤12からエ
ンジン4のアクセル装置14に回転数制御信号を出力し
て、エンジンの運転を定格回転で開始するとともに、制
御盤12から圧油吐出量制御器13に制御信号を出力す
る。圧油吐出量制御器13は、制御盤12から出力され
た制御信号に基づいて油圧ポンプ6A,6Bに圧油吐出
量制御信号を出力して、油圧ポンプ6A,6Bの吐出圧
油量を低吐出量制御し、切換弁7A,7B(図2参照)
を切換え操作して、排水ポンプ駆動用油圧モータ9A,
9Bを低速駆動したのち、圧油吐出量制御器13から油
圧ポンプ6A,6Bへの圧油吐出量制御信号の出力によ
り、油圧ポンプ6A,6Bの吐出圧油量を低吐出量から
定格吐出量にかけて漸次増大させながら排水ポンプ5
A,5Bの運転を行う。
【0017】このように、無線操縦信号を受信した制御
盤12から出力される制御信号に基づいて、エンジン4
を定格運転するとともに、制御盤12から圧油吐出量制
御器13に出力される制御信号に基づいて、圧油吐出量
制御器13から油圧ポンプ6A,6Bに圧油吐出量制御
信号を出力して、油圧ポンプ6A,6Bの吐出圧油量を
低吐出量から定格吐出量にかけて漸次増大させるので、
排水ポンプ5A,5Bの吐出量は起動直後の少ない吐出
量から定格吐出量へと漸次増大することになる。このた
め、排水ホースの揺動を抑えることができるから、排水
ホースを固定する煩雑な作業が不要になる。また、排水
ポンプの始動反力は小さくなるので、始動反力による水
陸両用車輌1の移動を防止できる。これにより、適正な
排水位置での排水作業が可能になる。さらに、実揚程が
低い場合には、圧油吐出量制御器13からの圧油吐出量
制御信号により、油圧ポンプ6A,6Bの吐出圧油量を
低減することで、過大水量を避けることができる。
【0018】請求項1および請求項2に記載の発明にお
いて、排水ポンプ5A、5B、可変容量型油圧ポンプ6
A,6B、および排水ポンプ駆動用油圧モータ9A,9
Bの使用台数は、前記実施の形態で説明した2台にのみ
限定されるものではなく、任意の台数を選択して使用す
ることができる。
【0019】なお、圧油吐出量制御器13は、排水ポン
プ車の走行用制御にも使用される。すなわち、無線操縦
盤11から水陸両用車輌1に搭載されている制御盤12
に無線操縦信号を発信し、無線操縦信号を受信した制御
盤12からエンジン4のアクセル装置14に回転数制御
信号を出力して、エンジン4の運転を定格回転で開始す
る。つぎに、無線操縦盤11から制御盤12に前進また
は後進走行の制御信号を発信し、制御盤12から制御信
号を出力して、切換弁7A,7Bを走行側に切換えると
ともに、圧油吐出量制御器13に走行制御信号を連続的
に出力する。圧油吐出量制御器13は、制御盤12から
出力された制御信号に基づいて油圧ポンプ6A,6Bに
圧油吐出量制御信号を出力して、油圧ポンプ6A,6B
の吐出油方向および吐出量を別個に制御して、水陸両用
車輌1を前進、後進または旋回させる。つまり、エンジ
ン4の回転数をセットして固定した後に、油圧ポンプの
吐出油量を制御する場合と、油圧ポンプの吐出油量をセ
ットして固定した後に、エンジン4の回転数を制御する
場合があり、圧油吐出量制御器13を走行用と排水用に
兼用できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、排水ポ
ンプの吐出量を起動直後の少ない吐出量から定格吐出量
へと漸次増大させるので、排水ホースの揺動を抑えるこ
とができる。したがって、従来なされていた排水ホース
を固定する煩雑な作業が不要になる。また、排水ポンプ
の始動反力は小さくなるので、始動反力による水陸両用
車輌の移動を防止できる。これにより、適正な排水位置
での排水作業が可能になる。さらに、実揚程が低い場合
には、エンジンの回転数もしくは油圧ポンプの吐出圧油
量を低減することで、過大水量を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】排水ポンプ車を運搬用車輌の荷台に積載した状
態の一例を示す側面図である。
【図3】油圧回路の一実施の形態を示す構成図である。
【図4】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 水陸両用車輌 2 舟型密封ボデイ 4 エンジン 5A 排水ポンプ 5B 排水ポンプ 6A 油圧ポンプ(可変容量型油圧ポンプ) 6B 油圧ポンプ(可変容量型油圧ポンプ) 7A 切換弁 7B 切換弁 8A 走行用モータ 8B 走行用モータ 9A 排水ポンプ駆動用油圧モータ 9B 排水ポンプ駆動用油圧モータ 11 無線操縦盤 12 制御盤(制御手段) 13 圧油吐出量制御器 14 エンジンのアクセル装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舟型密封ボデイを備えた軟弱地盤の走行
    可能な水陸両用車輌にエンジンと、該エンジンにより駆
    動される油圧ポンプと、この油圧ポンプにより駆動され
    る走行用油圧モータおよび排水ポンプ駆動用油圧モータ
    と、この排水ポンプ駆動用油圧モータによって運転され
    る排水ポンプと、無線操縦盤から発信される無線操縦信
    号を受信する制御手段とを搭載し、前記エンジンには制
    御手段から出力される制御信号に基づいて回転数を制御
    するアクセル装置が設られている排水ポンプ車におい
    て、前記油圧ポンプを可変容量型油圧ポンプによって構
    成し、前記水陸両用車輌に制御手段から出力される制御
    信号に基づいて前記油圧ポンプに圧油吐出量制御信号を
    出力する圧油吐出量制御器を搭載するとともに、無線操
    縦信号を受信した制御手段から圧油吐出量制御器に出力
    される制御信号に基づいて、圧油吐出量制御器から油圧
    ポンプに圧油吐出量制御信号を出力して、油圧ポンプの
    吐出圧油量を定格吐出量に設定し、前記制御手段からア
    クセル装置に回転数制御信号を出力して、エンジンの運
    転を低速回転で開始したのち、前記回転数制御信号によ
    りエンジンの回転数を定格回転にかけて漸次増大させな
    がら排水ポンプの運転を行うことを特徴とする排水ポン
    プ車の排水運転制御方法。
  2. 【請求項2】 舟型密封ボデイを備えた軟弱地盤の走行
    可能な水陸両用車輌にエンジンと、該エンジンにより駆
    動される油圧ポンプと、この油圧ポンプにより駆動され
    る走行用油圧モータおよび排水ポンプ駆動用油圧モータ
    と、この排水ポンプ駆動用油圧モータによって運転され
    る排水ポンプと、無線操縦盤から発信される無線操縦信
    号を受信する制御手段とを搭載し、前記エンジンには制
    御手段から出力される制御信号に基づいて回転数を制御
    するアクセル装置が設られている排水ポンプ車におい
    て、前記油圧ポンプを可変容量型油圧ポンプによって構
    成し、前記水陸両用車輌に制御手段から出力される制御
    信号に基づいて前記油圧ポンプに圧油吐出量制御信号を
    出力する圧油吐出量制御器を搭載するとともに、無線操
    縦信号を受信した制御手段からアクセル装置に回転数制
    御信号を出力して、エンジンの運転を定格回転で開始す
    るとともに、前記制御手段から圧油吐出量制御器に出力
    される制御信号に基づいて、圧油吐出量制御器から油圧
    ポンプに圧油吐出量制御信号を出力して、油圧ポンプの
    吐出圧油量を低吐出量から定格吐出量にかけて漸次増大
    させながら排水ポンプの運転を行うことを特徴とする排
    水ポンプ車の排水運転制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154910A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Daikin Ind Ltd クーラント供給装置
JP2021121522A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 極東開発工業株式会社 車両
CN113431812A (zh) * 2021-07-16 2021-09-24 龙岩畅丰专用汽车有限公司 一种抢险车辆智能控制系统

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