JPH11132068A - 筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。 - Google Patents

筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。

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JPH11132068A
JPH11132068A JP9341855A JP34185597A JPH11132068A JP H11132068 A JPH11132068 A JP H11132068A JP 9341855 A JP9341855 A JP 9341855A JP 34185597 A JP34185597 A JP 34185597A JP H11132068 A JPH11132068 A JP H11132068A
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valve
dead center
compression
expansion
bottom dead
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Osamu Nakada
治 中田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに、
本当の、圧縮比よりも膨張比の方が大きくなる工程を行
なわせる、エンジンを得る。 【構成】 圧縮工程の時、ピストンが上昇するにあた
って、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁
(排気弁に、その動きを兼ねさせてもよい。)、を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝へられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを排出してしまう、と言う問題点があ
った。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長くとる方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示した横断面図であり、要は、吸気弁と、
圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉
じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨
張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる
弁、を兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、
プラグと、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、噴射
器の数は、最低限必要な数を示したものであり、ピスト
ンの形状も示されていない。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁aであり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、弁
b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長くとる方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す、縦断面図で
あり、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す、縦断面図であり、図9
から図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dも閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<膨張比
になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<
膨張比になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の
筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の
燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも
多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝え
る事ができる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、燃費の向上、省資源、
省エネルギーにつながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】
1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長くとる方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、
を兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラ
グと、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものであり、ピ
ストンの形状も示されていない。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁a
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の筒内噴
射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の燃料を
消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも多く、
ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝える事が
できる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図6】
【図8】
【図11】
【図14】
【図9】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、
を兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラ
グと、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものであり、ピ
ストンの形状も示されていない。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁a
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<膨張比
になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<
膨張比になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の
筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の
燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも
多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝え
る事ができる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因て出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものであり、ピ
ストンの形状も示されていない。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁a
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<
膨張比になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の
筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の
燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも
多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝え
る事ができる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因て出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものであり、ピ
ストンの形状も示されていない。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁a
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の筒内噴
射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の燃料を
消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも多く、
ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝える事が
できる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図11】
【図13】
【図14】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内噴射4サイクルガソリンエン
ジンにあっては、理論として、圧縮比=膨張比だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因て出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものであり、ピ
ストンの形状も示されていない。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁a
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各行程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<膨張比
になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の筒内噴
射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の燃料を
消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも多く、
ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝える事が
できる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図6】
【図8】
【図14】
【図9】
【図11】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内噴射4サイクルガソリンエン
ジンにあっては、理論として、圧縮比=膨張比だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因っ出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものであり、ピ
ストンの形状も示されていない。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁b
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各行程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<膨張比
になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<
膨張比になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の
筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の
燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも
多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝え
る事ができる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cからの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図10】
【図5】
【図8】
【図12】
【図9】
【図11】
【図14】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内噴射4サイクルガソリンエン
ジンにあっては、理論として、圧縮比=膨張比だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因っ出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記のように構成された、筒内噴射4サイクル
ガソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死
点で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものである。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁a
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各行程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<膨張比
になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の筒内噴
射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の燃料を
消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも多く、
ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝える事が
できる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図6】
【図8】
【図11】
【図14】
【図9】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内噴射4サイクルガソリンエン
ジンにあっては、理論として、圧縮比=膨張比だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因っ出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記の様に構成された、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死点
で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものである。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、下降した時点で開くと仮定した図であり、
開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁b
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各行程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、膨張工程の時に開ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<膨張比
になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、圧縮比<
膨張比になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の
筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の
燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも
多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝え
る事ができる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図6】
【図8】
【図11】
【図14】
【図9】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内噴射4サイクルガソリンエン
ジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因っ出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記の様に構成された、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死点
で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものである。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、ピストンが下降した時点で開くと仮定した
図であり、開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁b
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので、含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各行程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、設ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の筒内噴
射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の燃料を
消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも多く、
ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝える事が
できる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図6】
【図8】
【図11】
【図14】
【図9】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内噴射4サイクルガソリンエン
ジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因っ出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記の様に構成された、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死点
で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものである。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、上昇した時点で閉じると仮定した図であ
り、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、ピストンが下降した時点で開くと仮定した
図であり、開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁b
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので、含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、圧縮
工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる
弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し
過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁は、
弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各行程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、設ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の筒内噴
射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の燃料を
消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも多く、
ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝える事が
できる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対策として、膨張工程の時、弁a、弁dを用
いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さらに、同
じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当の爆発
後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cへの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図6】
【図8】
【図11】
【図14】
【図9】
【図12】
【図13】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジ
ンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張
工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言
うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程
よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ス
トロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた
時の対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の筒内噴射4サイクルガソリンエン
ジンにあっては、理論として、 圧縮比=膨張比 だった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射4サイ
クルガソリンエンジンにあっては、理論として(本当
は、バルブ・タイミングなどで違う。)、 圧縮比=膨張比 の為、爆発に因っ出たエネルギー(パワー、トルク)
を、充分、ピストン、そして、クランク・シャフトへと
伝えられないまま排気工程に移ってしまい、爆発に因っ
て出たエネルギーを、排出してしまう、と言う問題点が
あった。
【0004】また、 圧縮比<膨張比 となる様な、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンにし
た時、膨張比を大きく取り過ぎた時に、問題点があっ
た。
【0005】本発明は、筒内噴射4サイクルガソリンエ
ンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、
膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストローク
で言うならば長く取る方法を得る事を目的としており、
さらに、長く取り過ぎた時の対策を得る事を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンに
おいては、圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上死
点の少し手前の間で閉じる。
【0007】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の手前の間で閉じる弁、を設ける。
【0008】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る。
【0009】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける。
【0010】
【作用】上記の様に構成された、筒内噴射4サイクルガ
ソリンエンジンでは、圧縮工程の時、排気弁を、下死点
で開き上死点の少し手前の間で閉じる事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0011】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁、を設ける事に因り、本当
の、 圧縮比<膨張比 になる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの工程が
行える。
【0012】そして、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死点で閉じ
る事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0013】さらに、上記2種類の弁を、圧縮工程の時
に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過
ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を設
ける事に因り、さらに、 圧縮比<膨張比 の比率の割合の高くなった、筒内噴射4サイクルガソリ
ンエンジンの工程が、スムーズに行える。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1においては、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン
の弁の配置を示す横断面図であり、要は、吸気弁と、圧
縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じ
る弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張
し過ぎて回転の抵抗なる前に開き下死点で閉じる弁、を
兼ねた弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁と、プラグ
と、燃料噴射器の配置を示す図である。
【0015】また、図1に示される、弁、プラグ、燃料
噴射器の数は、最低限必要な数を示したものである。
【0016】そして、以後、吸気弁と、圧縮工程の時、
下死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過
ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転
の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁、を兼ねた弁
は、弁a、であり、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で
開き上死点の少し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁は、
弁b、である。
【0017】図2から図7に示される実施例では、筒内
噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本
当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張す
る工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法
と、長く取り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であ
り、図2から図7は、 図2 吸気工程 弁aは開き、弁bは閉じている。(図2に示される弁a
は、上死点で開き下死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。) 図3 圧縮工程−1 弁aは閉じ、弁bは、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる。(図3に示される弁bは、下死点で開き、
約2分の1程、ピストンが上昇した時点で閉じると仮定
した図であり、閉じる直前の図でもある。) 図4 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 弁aと弁bは閉じている。 図5 膨張工程−1 弁aは、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き、弁b
は閉じている。(図5に示される弁aは、上死点から約
4分の3程、ピストンが下降した時点で開くと仮定した
図であり、開いた直後の図でもある。) 図6 膨張工程−2 弁aは下死点で閉じ、弁bも閉じている。(図6に示さ
れる弁aは、閉じた直後の図である。) 図7 排気工程 弁aは閉じ、弁bは開いている。(図7に示される弁b
は、下死点で開き上死点で閉じる図であり、閉じる直前
の図でもある。)である。
【0018】また、図2から図7の弁のバルブ・タイミ
ングは、圧縮比、エンジンの爆発回転数などに因って違
うので、含まれていない。
【0019】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各工程を分り易くする為でもある。
【0020】図8に示される実施例では、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取
り過ぎた時の対策の弁の配置を示す横断面図であり、要
は、吸気弁と、排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き
上死点の少し手前の間で閉じる弁と、圧縮工程の時、下
死点で開き上死点の少し手前の間で閉じる弁を開け過ぎ
た時の対策として、膨張工程の時、膨張し過ぎて回転の
抵抗となる前に開き下死点で閉じる弁と、プラグと、燃
料噴射器の配置を示す図である。
【0021】そして、以後、圧縮工程の時、下死点で開
き上死点の少し手前の間で閉じる弁は、弁c、であり、
圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の間で閉
じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、膨
張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる弁
は、弁d、である。
【0022】図9から図14に示される実施例では、図
8を縦に区切って横から見たと仮定した、筒内噴射4サ
イクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮
する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の
方を、ストロークで言うならば長くとる方法と、長く取
り過ぎた時の対策の工程を示す縦断面図であり、図9か
ら図14は、 図9 吸気工程 吸気弁は開き、排気弁と弁cと弁dは閉じている。 図10 圧縮工程−1 吸気弁と排気弁は閉じ、弁cは下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じ、弁dは閉じている。(図10に示さ
れる弁cは、下死点から約2分の1程、上昇した時点で
閉じると仮定した図であり、閉じる直前の図でもあ
る。) 図11 圧縮工程−2(燃料噴射・点火) 吸気弁と排気弁と弁cと弁dは、全部閉じている。 図12 膨張工程−1 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dは、膨張し過ぎて回
転の抵抗になる前に開く。(図12に示される弁dは、
上死点から約4分の3程、下降した時点で開くと仮定し
た図であり、開いた直後の図でもある。) 図13 膨張工程−2 吸気弁と排気弁と弁cは閉じ、弁dも下死点で閉じる。
(図13に示される弁dは、閉じた直後の図である。) 図14 排気工程 吸気弁は閉じ、排気弁は開き、弁cと弁dは閉じてい
る。である。
【0023】また、図9から図14に示される弁のバル
ブ・タイミングは、エンジンの目的、圧縮比、エンジン
の爆発回数、回転の上昇時、下降時、などに因って違う
ので含まれていない。
【0024】そして、バルブ・タイミングを含まないの
は、各行程を分り易くする為でもある。
【0025】さらに、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開
け過ぎなければ、図1から図14に示される、弁a、弁
d、を、設ける必要はない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される様な効果を奏する。
【0027】圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開き上
死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクルガソ
リンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギー(パワー、トル
ク)を、従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよ
りも、同じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もし
くは、少しでも多く、ピストン、そして、クランク・シ
ャフトへと伝える事ができる。
【0028】また、圧縮工程の時、下死点で開き上死点
の少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイク
ルガソリンエンジンにする事に因り、本当の、 圧縮比<膨張比 になり、爆発に因って出たエネルギーを、従来の筒内噴
射4サイクルガソリンエンジンよりも、同じ量の燃料を
消費するにあたって、充分、もしくは、少しでも多く、
ピストン、そして、クランク・シャフトへと伝える事が
できる。
【0029】そして、爆発に因って出たエネルギーを、
従来の筒内噴射4サイクルガソリンエンジンよりも、同
じ量の燃料を消費するにあたって、充分、もしくは、少
しでも多く、ピストン、そして、クランク・シャフトへ
と伝える事ができると言う事は、省資源、省エネルギー
につながる。
【0030】また、圧縮工程の時、弁b、弁c、を開け
過ぎた時の対の対策として、膨張工程の時、弁a、弁d
を用いる事に因り、膨張工程もスムーズに行え、さら
に、同じ排気量の同じ爆発回転数のエンジンでも、本当
の爆発後の気体(排気ガス)の量が少ないので、低公害
につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図2】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図3】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−1)
【図4】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(圧縮工程−2)
【図5】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−1)
【図6】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(膨張工程−2)
【図7】図1の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(排気工程)
【図8】筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、弁の
配置の実施例を示す、横断面図である。
【図9】図8の工程の実施例を示す、縦断面図である。
(吸気工程)
【図10】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−1)
【図11】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(圧縮工程−2)
【図12】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−1)
【図13】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(膨張工程−2)
【図14】図8の工程の実施例を示す、縦断面図であ
る。(排気工程)
【符号の説明】 1 吸気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨
張工程の時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下
死点で閉じる弁、を兼ねた弁(弁a) 2 排気弁と、圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少
し手前の間で閉じる弁、を兼ねた弁(弁b) 3 プラグ 4 燃料噴射器 5 吸気管 6 排気管 7 ピストン 8 プラグと燃料噴射器 9 吸気弁 10 排気弁 11 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁(弁c) 12 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の少し手前の
間で閉じる弁を開け過ぎた時の対策として、膨張工程の
時、膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉
じる弁(弁d) 13 弁cからの管 14 弁dへの管 15 排気弁と弁d 16 吸気弁と弁c
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図10】
【図6】
【図8】
【図11】
【図14】
【図9】
【図12】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張工程 の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時 の対策。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮工程の時、排気弁を、下死点で開
    き上死点の少し手前の間で閉じる、筒内噴射4サイクル
    ガソリンエンジン。
  2. 【請求項2】 圧縮工程の時、下死点で開き上死点の
    少し手前の間で閉じる弁を設けた、筒内噴射4サイクル
    ガソリンエンジン。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2記載の弁を、圧縮
    工程の時に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、
    膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に、吸気弁を開き下死
    点で閉じる、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2記載の弁を、圧縮
    工程の時に開け過ぎた時の対策として、膨張工程の時、
    膨張し過ぎて回転の抵抗になる前に開き下死点で閉じる
    弁を設けた、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン。
JP9341855A 1997-10-25 1997-10-25 筒内噴射4サイクルガソリンエンジンの、圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策。 Pending JPH11132068A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097301A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Osamu Nakada 圧縮工程の時、本当に圧縮する工程よりも、膨張工程の時、本当に膨張する工程の方を、ストロークで言うならば長く取る方法と、長く取り過ぎた時の対策の、弁の大きさと数と、低回転時、高回転時、又は、低負荷時、高負荷時の開閉と、該弁からの通路の開閉を行なう、筒内噴射4サイクルガソリンエンジン。

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09222020A (ja) * 1996-02-18 1997-08-26 Osamu Nakada 筒内噴射ガソリンエンジンの、本当に圧縮する工程よりも膨張する工程の方を、ストロークで言うならば長くとる方法。

Patent Citations (1)

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