JPH11131240A - 薄膜の形成方法 - Google Patents

薄膜の形成方法

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JPH11131240A
JPH11131240A JP29569397A JP29569397A JPH11131240A JP H11131240 A JPH11131240 A JP H11131240A JP 29569397 A JP29569397 A JP 29569397A JP 29569397 A JP29569397 A JP 29569397A JP H11131240 A JPH11131240 A JP H11131240A
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JP
Japan
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film
residual stress
forming
thin film
stress
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JP29569397A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ota
斎 太田
Kimihide Nakatsu
公秀 中津
Munehisa Takeda
宗久 武田
Hiroshi Narumiya
宏 成宮
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、プラズマCVDによる薄膜の形成方法
としては、プラズマ発振周波数を変えて成膜していた
が、膜の応力や引張および圧縮の方向は、膜厚により変
化することラックが発生して、歩留りを低下させること
があった。このため、成膜すべき膜厚に対して成膜条件
を設定する必要があった。また、膜の応力とプラズマ発
振周波数の関係は非線形であるため、完全に制御できな
い問題があった。 【解決手段】 引張と圧縮の残留応力の膜2,3を交互
に積層することによって、膜の内部応力は略キャンセル
され、引張と圧縮の残留応力の膜2,3が積層された膜
を繰り返し成膜することによって、残留応力が小さい膜
の形成が可能となる。さらに、残留応力が小さい膜2,
3…2,3を複数回積み重ねることにより、厚さが大き
くなっても、残留応力は小さくでき、膜を厚く形成した
ときに生じる剥離等の膜の損傷を防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマCVD
により基板上に薄膜を形成する成膜方法において、成膜
時の残留応力を制御する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜の形成方法に関しては、例え
ば特開昭60−215765号公報に示すものがあっ
た。図9は従来の薄膜の形成方法において、SiN膜を
プラズマCVD法により基板に被着形成する時のプラズ
マ発振周波数に対するSiN膜の応力の変化を示すグラ
フである。
【0003】次に、図9のグラフを参照して薄膜形成時
におけるSiN膜の張力および圧縮制御について説明す
る。図9中の縦軸の正負は、正が引張、負が圧縮の応力
であることを示している。プラズマ発振周波数を変化さ
せることによって、SiN膜における応力の目盛り0を
境にプラス方向に張力、マイナス方向に圧縮力に変化さ
せることができる。
【0004】従って、プラズマ発振周波数を変化させる
ことで成膜後の膜の応力を引張、圧縮に制御することが
可能になる。その結果、薄膜の形成過程の中で、成膜処
理を行う基板が上方向に反っているときには、例えば、
膜の応力が引張になる13.56MHzのプラズマ発振
周波数で、基板が下方向に反っているときには、例え
ば、膜の応力が圧縮になる0.05MHzのプラズマ発
振周波数で成膜することにより、何れの方向に基板が反
っていても矯正することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、プラズマCVD
による薄膜の形成方法としては、以上のようにプラズマ
発振周波数を変えて成膜していたが、膜の応力や引張及
び圧縮の方向は、膜厚によって変化することが多い。特
に、成膜したことで膜が厚くなったときには、基板の反
りが大きくなって、膜が剥離したり、クラックが発生し
て、歩留まりを低下させることがあった。このため、基
板の反りを矯正する場合は成膜すべき膜厚に対して成膜
条件を設定する必要があった。また、図9より明らかな
ように膜の応力とプラズマ発振周波数の関係は非線形で
あるため、プラズマ発振周波数の制御のみでは所望する
応力制御を行うことができないという問題点があった。
【0006】また、膜の応力を変化させて成膜して反り
を矯正した基板を大気中に放置しておくと、大気に触れ
る膜材料と大気中のガスや水分が反応することによって
膜の応力が変化し、基板の反りを矯正できなくなる等の
問題点があった。
【0007】この発明は、上述のような問題点を解消す
るためになされたもので、第1の目的は、膜厚が増大し
ても、残留応力及び損傷の発生を抑制することができる
薄膜の形成方法を得るものである。
【0008】また、第2の目的は、成膜後の基板を大気
中に開放し、時間が経過した後にも、膜の残留応力が変
化しない薄膜の形成方法を得るものである。
【0009】さらに、第3の目的は、種々のデバイスの
作製過程で発生した基板のそりを矯正し、基板を平坦に
保つことができる薄膜の形成方法を得るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る薄
膜の形成方法は、プラズマCVD法による薄膜の形成時
に、基板上に引張と圧縮の残留応力を有する膜を交互に
積層して、残留応力が小さい薄膜を形成する。
【0011】請求項2の発明に係る薄膜の形成方法は、
プラズマCVD法による薄膜の形成時に、引張及び圧縮
の残留応力を有する膜を単位厚さだけ成膜したときの基
板の反り量と成膜前の基板の反り量から、引張及び圧縮
の残留応力を有する膜の成膜厚さを決定し、引張と圧縮
の残留応力の膜を交互に積層する。
【0012】請求項3の発明に係る薄膜の形成方法は、
プラズマCVD法による薄膜の形成時に、膜の残留応力
変化を線形関係を保って制御し得る制御パラメータを設
定して制御する。
【0013】請求項4の発明に係る薄膜の形成方法は、
プラズマCVD法による薄膜の形成時に、プラズマ高周
波出力を変化させて膜の残留応力を制御する。
【0014】請求項5の発明に係る薄膜の形成方法は、
プラズマCVD法による薄膜の形成時に、成膜する液体
原料の流量を変化させて膜の残留応力を制御する。
【0015】請求項6の発明に係る薄膜の形成方法は、
プラズマCVD法による薄膜の形成時に、基板上に引張
と圧縮の残留応力を有する膜を交互に積層した後、応力
安定化層を形成する。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明を実施の形態1を図に基
づいて具体的に説明する。図1は本実施の形態に係る薄
膜の形成方法を説明する基板の成膜処理工程を示す図で
ある。図において、1は薄膜を形成するための基板、2
は引張の残留応力の膜、3は圧縮の残留応力の膜であ
る。
【0017】基板1上に例えば数十μm以上の厚みの成
膜を行う場合、基板1上に引張の残留応力の膜2を成膜
した上で、圧縮の残留応力の膜3を成膜する。この成膜
工程を複数回繰り返し最終的に基板1上に数十μm以上
の厚みの薄膜を形成する。このように薄膜を形成するこ
とによって、残留応力をほぼ零にして成膜することが可
能となる。
【0018】即ち、一度に所定の厚さの膜を形成したと
きには、膜の厚さによって残留応力が変化して基板1が
反ったり、形成した膜が基板より剥離することがある
が、図1に示すように、この引張と圧縮の残留応力の膜
2、3を順次積層することによって、各膜間で互いの応
力を相殺することで残留応力がほぼ零の膜が形成され、
厚みが大きい膜に対しても残留応力が小さい膜を形成す
ることができる。
【0019】図2は、基板に引張及び圧縮の残留応力の
膜を形成するプラズマCVD装置の構成の一例を示す図
である。この装置は例えば液体原料(膜の材料)とし
て、TEOS(Tetra Etoxy Ortho S
ilicate:Si(OC254)を用いて、基板
1にSiO2膜を形成する際に用いられるプラズマCV
D装置である。
【0020】図において、4はヒータ5に暖められて気
化される液体原料、8はアシストガスとしての酸素であ
り、気化された液体原料はアシストガス8と共に反応室
6に導入される。反応室6内には基板を所定の温度に加
熱して載置する載置台とこの載置台の上方には気化され
た液体原料とアシストガス8の混合物をシャワー状に基
板1に供給するための複数の孔部を設けた平行平板型電
極7を設置している。平行平板型電極7には高周波電力
より例えば13.56MHzの高周波電力が供給される
ことで、反応室6内にグロー放電を発生させて、気化さ
れた液体原料とアシストガス8の混合物をイオン化して
再結合させて薄膜を基板1上に形成する。
【0021】図2に示したプラズマCVD装置を用い
て、例えばSiO2を基板上に成膜した場合、成膜する
液体原料の流量を調整することによって、残留応力を引
張から圧縮に変化させることができる。図3は例えば、
液体原料としてTEOSを用いてSiO2を成膜したと
きの残留応力とTEOSの流量の関係である。図3に示
すように、TEOSの流量を変化させることにより、残
留応力を圧縮から引張にほぼ線形に変化させることがで
きる。したがって、例えば、引張の残留応力の膜2とし
てはTEOSの流量を25SCCMで、圧縮の残留応力
の膜3としてはTEOSの流量を15SCCMで基板1
上に薄膜を積層すれば膜の残留応力が小さくなる。
【0022】さらに、残留応力が小さい膜を複数回積み
重ねることにより、厚さが大きくなっても、残留応力は
小さくできる。この結果、膜を厚く形成したときに生じ
る剥離、クラック等の損傷が発生し難い薄膜を形成する
ことができる。
【0023】実施の形態2.また、実施の形態1では、
成膜する液体原料の流量を調整することによって残留応
力を制御する手法について述べたが、液体原料の流量調
整に応答時間の遅れが発生すると、流量と残留応力との
線形関係を保つのが困難となる。そこで、本実施の形態
ではグロー放電時の高周波出力を所望の残留応力に応じ
て図4のように変化させると、残留応力は高周波出力に
応じて線形的に変化する。
【0024】図4では、残留応力が正のときは引張の残
留応力を、負のときは圧縮の残留応力を示す。このとき
のプラズマ発振周波数は約13MHzである。図4に示
すように、放電時の高周波出力を変化させることによ
り、応答時間の遅れを無くして残留応力を引張から圧縮
にほぼ線形に変化させることができる。したがって、例
えば、引張の残留応力の膜2として、150Wの高周波
出力で成膜し、圧縮の残留応力の膜3として、250W
の高周波出力で成膜して積層すれば、残留応力をほぼ零
にできるため、膜厚が大きくなって剥離等の損傷が発生
し難い薄膜を形成することができる。
【0025】なお、上記実施の形態では、引張の残留応
力の膜2の上に圧縮の残留応力の膜3を積層する例につ
いて述べたが、圧縮の残留応力の膜3の上に引張の残留
応力の膜2を積層しても同様の効果を奏する。
【0026】また、上記実施の形態1、2では、液体原
料の流量あるいは放電時の高周波出力を変化させて残留
応力を制御する方法について述べたが、残留応力を線形
に制御できるのであれば、他の制御パラメーター、例え
ばチャンバ(反応室)圧力、基板の温度、アシストガス
流量であっても同様の効果を奏する。
【0027】実施の形態3.引張の残留応力の膜2及び
圧縮の残留応力の膜3を形成して残留応力を制御する場
合、成膜条件によっては、残留応力が成膜直後に変化す
る場合がある。図5は、例えば、高周波の出力を100
Wにして成膜したときの残留応力の変化を示す図であ
り、高い引張の残留応力を有する膜を成膜したときの応
力の変化である。
【0028】図5に示すように、最終的に引張の残留応
力が高い膜2を成膜した場合、成膜直後は引張の残留応
力となっているが、膜2が大気に触れる膜材料と大気中
のガスが反応し、一定の時間経過例えば2時間後には、
応力が圧縮へと変化する。したがって、例えば、図6に
示すように、引張の残留応力の膜2と圧縮の残留応力の
膜3を交互に積層した後、応力安化層9を形成すること
により、成膜プロセス中に成膜した膜が大気中のガスや
水分と反応することがなくなる。そして、残留応力を安
定に保つことができると共に、膜の損傷を防止すること
ができる。
【0029】プラズマCVDでSiO2を成膜した場
合、残留応力が圧縮の場合に、応力が安定になる。した
がって、この応力安定化層9は、例えば、図4に示すよ
うにプラズマの高周波出力を200W以下にして圧縮の
残留応力を形成すれば経時変化による残留応力の変化が
ないため応力は安定する。或いは図3に示すようにTE
OSの流量を20SCCM以下にして圧縮の残留応力を
形成してもよい。
【0030】なお、上記実施の形態では、応力安定化層
9として、圧縮の残留応力の膜を用いたが、残留応力の
経時変化が低く安定な膜であれば、どのような膜を用い
ても良い。
【0031】なお、上記実施の形態では、引張の残留応
力の膜2の上に応力安定化層9を形成しているが、圧縮
の残留応力の膜3の応力が変化する場合には、圧縮の残
留応力の膜3の上に応力安定化層9を形成すれば同様の
効果を奏する。
【0032】実施の形態4.基板1に反りがある場合に
は、引張と圧縮の残留応力の膜2、3を組み合わせ、反
りを矯正することができる。図7に基板1の反りの矯正
法を示す。図において、10は基板の反り量である。成
膜前の基板の反り量10がQμmのとき、引張の残留応
力となる成膜条件と圧縮の残留応力となる成膜条件を組
み合わせて、−Qμm、すなわち、成膜前と逆の方向に
基板を変形させるようにする。残留応力が引張となると
きの単位膜厚当たりの基板の反り量をBt、残留応力が
圧縮となるときの単位膜厚あたりの基板の反り量をBc
とする。成膜すべき膜の厚さをTi、引張側の膜厚をT
t、圧縮側の膜厚をTcとすると、式(1)と式(2)
が成立する。
【0033】 Tt+Tc=Ti ・・・(1) Bt・Tt+Bc・Tc=−Q ・・・(2)
【0034】式(1)と(2)からTtとTcを求め、
例えば図8の(A),(B)に示す実験で得られた成膜
レートから、引張と圧縮の残留応力を有する膜の成膜時
間を算出する。このようにして、引張側及び圧縮側の成
膜時間を求めて、所定の成膜時間ごとに高周波出力(図
8の(A))または液体原料4の流量(図8の(B))
を変化させながら引張と圧縮の残留応力を有する膜を、
成膜レート(μm/min)を考慮しながら交互に成膜
し、最終的に反り量−Qが得られる膜厚Tiの薄膜を基
板上に形成することで、反りを低減することができる。
【0035】図7に示すように、基板1が上方向に反っ
ている場合には、式(2)で反り量として−Qμmを、
下方向に基板が反っている場合には、+Qμmを代入し
て、引張の残留応力の膜2、圧縮の残留応力の膜3の成
膜時間を算出することによって、基板1の反りを矯正す
ることができる。引張と圧縮の残留応力の膜2、3を積
層することによって、徐々に基板が矯正されることにな
り、薄膜形成時に基板1の反り量が大きくなっても、膜
の剥離等の損傷を発生させずに反り量10の矯正を行う
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、引張
と圧縮の残留応力の膜を交互に積層することによって、
この膜の残留応力はほぼキャンセルされ。この引張と圧
縮の残留応力の膜が積層された膜を繰り返して成膜する
ことによって、残留応力が小さい膜の形成が可能とな
る。さらに、残留応力が小さい膜を複数回積み重ねるこ
とにより、厚さが大きくなっても残留応力は小さくで
き、膜を厚く形成したときに生じる剥離等の膜の損傷を
防止することができるという効果がある。
【0037】また、この発明によれば、残留応力が安定
にならない膜に対して、応力が安定な膜を表面に形成す
ることによって、プロセス中に成膜した膜が大気中のガ
スや水分と反応することがなくなり、残留応力を安定に
保つことができ、膜の損傷を防止することができるとい
う効果がある。
【0038】また、この発明によれば、引張と圧縮の残
留応力の膜を形成したときの基板の反り量を予め測定し
て、成膜処理を行う基板の反り量を矯正するための成膜
厚さを求めて、反りを矯正するように引張と圧縮の残留
応力の膜を交互に積層することにより、基板の反りを矯
正できるとともに、引張と圧縮の残留応力の膜を交互に
積層できることから、膜厚が大きくなっても下層から上
層へ徐々に基板の反りが矯正される。このため、剥離等
の損傷をともなわずに、基板の反りを矯正することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の薄膜の形成状態を示す図である。
【図2】 実施の形態1におけるプラズマCVD装置の
構成図である。
【図3】 実施の形態1における残留応力とTEOSの
流量の関係を示す図である。
【図4】 実施の形態2における残留応力と高周波出力
の関係を示す図である。
【図5】 実施の形態3における残留応力の変化を示す
図である。
【図6】 実施の形態3における応力を安定に保つため
の薄膜の形成法を示す図である。
【図7】 実施の形態4における基板の反りを矯正した
ときの薄膜の形成状態を示す図である。
【図8】 各制御パラメータと成膜レートとの関係を示
す図である。
【図9】 従来の実施例における膜の応力とプラズマ発
振周波数の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 基板、2 引張の残留応力の膜、3 圧縮の残留応
力の膜、4 液体原料、9 応力安定化層、10 基板
の反り量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成宮 宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマCVD法による薄膜の形成時
    に、基板上に引張と圧縮の残留応力を有する膜を交互に
    積層して、残留応力が小さい薄膜を形成することを特徴
    とする薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 プラズマCVD法による薄膜の形成時
    に、引張及び圧縮の残留応力を有する膜を単位厚さだけ
    成膜したときの基板の反り量と成膜前の基板の反り量か
    ら、引張及び圧縮の残留応力を有する膜の成膜厚さを決
    定し、引張と圧縮の残留応力の膜を交互に積層すること
    を特徴とする請求項1に記載の薄膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 プラズマCVD法による薄膜の形成時
    に、膜の残留応力変化を線形関係を保って制御し得る制
    御パラメータを設定して制御することを特徴とする請求
    項1または2に記載の薄膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 プラズマCVD法による薄膜の形成時
    に、プラズマ高周波出力を変化させて膜の残留応力を制
    御することを特徴とする請求項3に記載の薄膜の形成方
    法。
  5. 【請求項5】 プラズマCVD法による薄膜の形成時
    に、成膜する液体原料の流量を変化させて膜の残留応力
    を制御することを特徴とする請求項3に記載の薄膜の形
    成方法。
  6. 【請求項6】 プラズマCVD法による薄膜の形成時
    に、基板上に引張と圧縮の残留応力を有する膜を交互に
    積層した後、最終積層膜に応力安定化層を形成すること
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の薄膜
    の形成方法。
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