JPH11130891A - ホットスタンピングモールド用パッド材、成形加工品及び製造方法 - Google Patents

ホットスタンピングモールド用パッド材、成形加工品及び製造方法

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JPH11130891A
JPH11130891A JP30042497A JP30042497A JPH11130891A JP H11130891 A JPH11130891 A JP H11130891A JP 30042497 A JP30042497 A JP 30042497A JP 30042497 A JP30042497 A JP 30042497A JP H11130891 A JPH11130891 A JP H11130891A
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JP
Japan
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foam
pad material
hot stamping
resin
flame
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JP30042497A
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Shunji Okubo
俊二 大久保
Toshiji Nakae
利治 中江
Yuuji Isozaki
勇慈 礒崎
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋型ポリオレフィン系樹脂発泡体の表面に
炎処理する事により、発泡体の特性値をそこなわずに平
面性のすぐれた架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体を提供
する。 【解決手段】 独立気泡率が80%以上である発泡体を
該発泡体を構成する樹脂の融点以上に少なくとも1回以
上炎加工/少なくとも一対以上のロールで圧縮し、発泡
体の少なくとも一方面に0.01〜2mmの疑似スキン加
工を施した事を特徴とするホットスタンピング用パッド
材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリオレフィ
ン系樹脂発泡体に関し、さらに好適にはシート状物を剥
離することにより架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体の特
性値を損なわずに表面平滑性が改善されたものであり、
架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体およびその製造方法に
関するものである。表面平滑性が優れると、表皮材の貼
り合せが改善され、貼り合せした物(複合物)の凹凸に
よる微量空気のまき込みによる不具合の発生もなく成形
加工性が向上する。
【0002】
【従来の技術】ホットスタンピングモールド法で得られ
た成形加工品のパッド材は成形工法の特徴である。例え
ばパッド材に基材となる樹脂が、溶融状態にあり、一般
的にはパッド材を構成する樹脂の融点以上である事、更
に、型付形をするため高圧、例えば30〜150kg/cm
2の圧力がかかるため、その段階でパッド材が破壊を起
こし、得られた成形品の表面(表皮材側)に凹凸が生じ
るという欠点を防ぐために、一般的には低発泡倍率のパ
ッド材が使用されているのが現実である。
【0003】そのため発泡体が有している感触性(ソフ
ト感)が悪くなっている事が現実で、市場からはソフト
感触性のあるホットスタンピングモールド用のパッド材
が強く要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
オレフィン系樹脂発泡体の表面凹凸をなくし、ポリオレ
フィン系樹脂発泡体の特性を損なわずに平滑性を改善す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基本的には下記の構成を有する。即ち、
独立気泡率が80%以上である発泡体を該発泡体を構成
する樹脂の融点以上の温度で少なくとも1回以上炎加工
し、少なくとも一対以上のロールで圧縮し、発泡体の少
なくとも一方の面に0.01〜2mmの疑似スキン加工を
施した事を特徴とするホットスタンピング用パッド材で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明者はこれらの点について鋭
意検討を加え、ホットスタンピングモールド用に新たな
パッド材を見い出したもので、本発明者らは、ホットス
タンピングモールド法で基材樹脂面のパッド材を高温・
高圧の基本条件に耐えるパッド材表面構造する事に着目
した。
【0007】パッド材に用いる発泡体の少なくとも一面
に炎で処理して、部分的(厚み方向の表面方)に発泡体
を構成する該樹脂を溶融させた後少なくとも一対以上の
ロールで圧縮・冷却し疑似スキンを再構築する事によ
り、高倍率品の発泡体であってもホットスタンピングモ
ールド法に耐えうるパッド材を製造する事を見い出し
た。更に、市場の要求度の高い感触性(ソフト感)のあ
る成形加工品を得るにいたったものである。
【0008】ホットスタンピングモールド用パッドを構
成する樹脂はポリオレフィン系樹脂から成り、例えばポ
リエチレン樹脂で低圧法、中圧法、高圧法から得られ、
直鎮状ポリエチレン樹脂又はエチレンと他のコ・モノマ
ーの共重合体、例えば酢酸ビニル、アクリル酸、C3
6 ・C8 からなるコ・モノマーの2元、3元共重合体
が例示できる。
【0009】本発明において用いるポリオレフィン系樹
脂としては特に限定されるものではないが、プロピレン
とエチレン又は/およびブテンが共重合されたポリプロ
ピレン樹脂を主成分とするものが好ましく用いられる。
なぜなら、強度が高く、骨材として好適に用いられてい
るポリプロピレン系樹脂との接着性が優れているからで
ある。さらに、好ましくはこれらの重合形態がランダム
状が望ましく、共重合成分であるエチレン又は/および
ブテンの共重合体の50%以上がランダムで残りがブロ
ック状に共重合してあるランダム・ブロック共重合ポリ
プロピレン樹脂が使用できる。この様なポリプロピレン
樹脂にポリエチレン樹脂やエチレンと他のコモノマー例
えば酢酸ビニルやアクリル酸エステル等が共重合された
ポリエチレン系共重合体樹脂と混合して使用することが
できるが、ポリプロピレン樹脂の混合率比率は少なくと
も50%であることが望ましい。
【0010】以下、ポリプロピレン系樹脂発泡体を例に
挙げ、本発明を詳細に説明していくが、もちろんこれに
限定されるものではない。
【0011】本発明に用いるポリプロピレン系樹脂発泡
体の独立気泡率は80%以上であり、好ましくは50%
以上である。ここで、発泡体の独立気泡率は下式により
計算した値をいう。
【0012】独立気泡率=100−Fo Fo=((Va−Vx)/Va)*100 Fo:連続気泡率 Va:見かけ密度容積 Vx:フォームの実容積 (参照:W.J.Remington, R.Rariser "A New Apparantus
for Determining the Cellular Material" Rubber Wor
ld(1958)) 本発明に用いるポリプロピレン系樹脂発泡体の見掛密度
は、好ましくは0.025〜0.200g/ccである。こ
こで、発泡体の見掛け密度は下式により計算した値をい
う。
【0013】発泡体の見掛密度={10cm×10cm×10cmの重
さ}/{10cm×10cm×10cmの体積} 見掛密度が0.200g/ccを越えると柔軟性や触感が不良と
なり、0.025g/cc未満では材料強度が弱く気泡破壊を起
こしやすい。
【0014】本発明に用いるポリプロピレン系樹脂発泡
体のゲル分率は、好ましくは0〜75%であり、より好
ましくは20〜70%さらに好ましくは45〜60%で
ある。ゲル分率が20%未満になると、発泡シートとの
貼り合せ時に材質強度が弱く気泡破壊を起こすためにあ
まり望ましくない。また、ゲル分率が70%を越えると
十分発泡できず、柔軟性や触感が不良となる。
【0015】発泡手段は特に限定されるものではない
が、好適には発泡剤を用いる例が挙げられる。発泡剤と
しては、常温で固体の化合物であり、ポリオレフィン系
樹脂の溶融点以上に加熱された時に分解する化合物であ
り、シート成形や架橋結合を付与する工程で実質的に妨
害しないものであることが望ましい。例えば、アゾジカ
ルボンアミド、アロファン酸セミカルバジドニトロソペ
ンタメチレンテトラミンなどが例示される。これらの発
泡剤は好ましくはポリオレフィン樹脂に対して2.5〜
20重量部の範囲で混合使用される。
【0016】又、架橋に際しては架橋助剤を加えても良
い。架橋助剤としては、不飽和結合を2個以上有する多
官能性モノマーを使用することができ、例えば、ジビニ
ルベンゼン、ジアリルフタレート、トリカルボン酸アリ
ルエステル等が例示される。これら以外にすでに一般的
に広く使用されている滑剤、熱酸化防止剤、紫外線吸収
剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤等を適宜必要に応じて
添加することが可能である。
【0017】ポリオレフィン系樹脂を発泡させ得るに
は、工程や方法に関して特に限定されるものではない
が、例えば、以下のような例が挙げられる。プロピレン
にエチレン又はおよびブテンが共重合されたポリプロピ
レン樹脂とポリエチレン樹脂をヘンシェルミキサやバン
バリミキサ等で混合し、架橋助剤と発泡剤および熱安定
剤を均一に混合する。こうして得られた組成物を押出機
によりT−ダイ法で任意の厚みにシート成形した後、電
子線、α線、β線あるいはγ線を照射し、架橋結合を付
与することができる。工業的には電子線照射機を使用
し、例えば1〜20Mradの線量範囲の電子線を使用
できる。架橋結合を付与した成形シートをソルト浴上、
又は熱風雰囲気中で発泡剤の分解温度以上に加熱し発泡
させ、ポリオレフィン系樹脂発泡体を得る。
【0018】本発明のポリオレフィン系樹脂発泡体は、
上記のようにして得られた発泡体の少なくとも一面に炎
を当てた後、少なくとも一対以上のロールで圧縮するこ
とにより得られる。好ましくは、ポリオレフィン系樹脂
発泡体に対して非融着性であるシートを貼り合せ、圧縮
したのちこの材料を剥離する。
【0019】炎の発生源としては都市ガス、プロパンガ
ス等の火炎が例示される。又、炎発生装置としては、周
知のバーナーが好ましく用いられる。発泡体表面の炎処
理の強度としては、装置の出力や距離に依存するので一
概には規定できないが例えば、バーナーを用いる場合、
発泡体との距離を一定にし、発泡倍率により炎との接触
時間を調整するために発泡体の供給速度を変化させる。
例えば、バーナーと発泡体の距離を20cmにセットし
た場合、発泡倍率10倍品では供給速度を10〜15m
/分、発泡倍率25倍品では供給速度を15〜20m/
分として最終加工品の表面粗さが目的とするレベル以下
になるように発泡体の供給速度を調整する。
【0020】本発明のパッド材は、少なくとも一対以上
のロールで圧縮加工されたものである。ロールとしては
普通のクロムメッキロール以外に、表面がサンドブラス
ト加工されたメッシュロールや、テフロンコーティング
されたロール等が例示できる。また、ロール加工する際
に少なくとも炎加工した面に架橋ポリオレフィン系樹脂
発泡体に対して非融着性である材料を接触させることも
好ましい。ロールの表面粗さは0.1〜200μmが好
ましい。表面粗さが0.1μm未満では接触面積が大き
くなり、加工時に発泡体が付着し加工が安定しなくな
る。表面粗さが200μmを越えると表面粗さが大きく
なり、接触面積が少なくなるからである。
【0021】架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体に対して
非融着性である材料としては特に限定されるものではな
いが、半硬質から硬質の範囲にあるポリ塩化ビニルシー
ト、ABS樹脂とポリ塩化ビニルとの混合シート、離形
紙、薄い加撓性のスチールベルト状鉄板等が例示でき
る。発泡体の表面粗さは50μm以下であることが好ま
しく、30μm以下であることがより好ましいが、その
ためには非融着性の材料の表面粗さは5〜50μmであ
ることが好ましく、10〜20μmであることがより好
ましい。
【0022】本発明は、ポリオレフィン系樹脂発泡体の
表面凹凸の程度すなわち表面平滑性が改善される。な
お、非融着性シートが一回の使用で終わるような態様の
他、非融着性の材料をベルト状に配したり、ローラー表
面に実装することにより、繰り返し処理しても良い。
【0023】又、圧縮の程度は、用途などによりその好
適範囲は様々であり特に限定されるものではないが発泡
体厚みの0〜75%の圧縮を取ることが好ましい。75
%を越えると発泡体の気泡が破壊し、あまり好ましくな
い。
【0024】このように加工されたことにより、発泡体
のフレーム処理面には0.01〜2mmの疑似スキン加工
が施されている。この厚さが0.01mmに満たないとス
タンピングモールド成形時に発泡体がメルトを起こし良
好な成形品が得られなくなない。逆に、2mmを越えると
スキン層がひび割れを起こすため成形時に発泡体が切れ
る。好ましくは0.2〜0.8mmである。
【0025】一方、C3 を主成分とするポリプロピレン
樹脂でホモ、共重合体でブロック状、ランダム状のポリ
マーが例示できる。又これらのポリマーを任意に混合し
て得られた発泡体又はこれらの樹脂に発泡体を得るため
に阻害されないゴム成分、例えばC2 にC3 ・C8 が共
重合されたポリマーを添加したり、無機化合物例えばS
iO2 、Na2CO3 、Mn(SO42 、ZnO等周知
の物質を添加する事も可能で、これらの発泡体が無架橋
型、架橋型のいずれであっても問題ないが、望ましくは
架橋型の発泡体であり、炎処理するに際して、形態保持
性が優れているという特徴を示す。発泡体を得るための
発泡剤は周知の発泡剤が使用され、蒸発型発泡剤、例え
ばフレオン、ヘプタン等が例示される一方、無架橋ポリ
オレフィン系樹脂は一般的に公知の押出発泡方法で生産
される。例えば、発泡剤としてはフレオン、ヘプタン等
の揮発生物質を用いる事が出来る。
【0026】本発明のパッド材には表皮材が配置された
態様もある。好適には、片面を炎加工された発泡体の炎
加工されていない面に表皮材が貼り合わされる。表皮材
としてはポリ塩化ビニルを主成分としたシート、熱可塑
性エラストマシート、繊維、織物、編物からなるシート
等が挙げられる。又、貼り合わせる方法としては、ポリ
エステルやポリウレタン等の接着剤を用いることができ
る。
【0027】本発明のパッド材には骨材が配置された態
様もある。好適には、片面を炎加工された発泡体の炎加
工された面に表皮材が配置される。骨材としては、ポリ
エチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等が挙げられるが、
ポリプロピレン樹脂が特に好ましい。なぜなら、パッド
材の多くがポリプロピレン系樹脂発泡体であるからであ
る。
【0028】本発明のパッド材にはスタンピングモール
ド法を用いて骨材が配置され成形加工品が得られる。ス
タンピングモールド法とは複合シートと溶融状態にある
樹脂とを一挙に型付形と貼り合わせを行うものである。
これには、オープン法とクローズ法とがある。オープン
法とは型が開いた状態で樹脂が射出される方法である。
クローズ法とは型が閉じた状態で樹脂が射出される方法
である。
【0029】
【実施例】
(実施例1〜6、比較例1〜6)MI=1.5、C2
分が3%ランダム状に共重合されているポリプロピレン
樹脂60%とMI=10密度が0.917g/ccの直鎮
状ポリエチレン樹脂40%から混合樹脂100重量部に
発泡剤アゾジカルボンアミドを5、10、15重量部と
架橋助剤としてトリメチロールプロパントリメタクレー
トを3重量部とフェノール系安定剤を0.3重量部を均
一に混合し、得られる発泡体の厚みが3.5mmになる様
に2軸押出機T−ダイ法でシート成形した。この各々シ
ートにテトラリンの抽出残分が30%、50%になる様
に電離性放射線を照射した後230〜235℃に加熱
し、各々の発泡体を得た。この各々の発泡体の一面に炎
(10m/分の速度で)当て、表面粗さが200Mes
hであるサンドブラストロールで発泡体厚みの40%に
なる様に圧縮した後、冷却をした。更に、発泡体の他面
に厚さ0.45mmの軟質ポリ塩化ビニルシートを貼り合
せ、スタンピングモールド用の複合シートを得た。
【0030】この複合シートの炎加工処理した面に樹脂
温度が210℃の溶融状態にある骨材となるPP樹脂を
配置し、圧力106kg/cm2で一体成形加工した(成形
金型50cm角、深さ5cmの箱)。得られた成型品は表面
凹凸(アバタ)のないものが得られた。比較例として各
々の発泡体をフレーム加工処理しなくて、他面にPVC
シートを貼り合せ、実施例と同じ条件で成形品を作成し
たが、成形品の表面に凹凸(アバタ)が発生し、実用的
なものを得る事が出来なかった。
【0031】
【表1】 (実施例7〜9、比較例7〜9)M1=3.6 密度
0.923g/cm3の低密度ポリエチレン樹脂100重
量部に発泡剤としてアゾジカルボンアミドを7重量部を
均一に混合した組成物を一軸押出機・T−ダイ法でシー
ト厚み2mm成形した被電離性放射線をテトラリン抽出残
分が10%、20%、30%になる様に照射した後22
0〜225℃の温度に加熱し発泡体とした。
【0032】この発泡体の一方面に炎を15m/分で当
て発泡体の厚みに対して30%の圧縮がかかる様にクロ
ムメッキロールの間隙を設定し、通過させ加工をした。
他面にヌレ張力が40dyne〜45dyneになる様
にコロナ放電処理を施した後、ポリエステル系接着剤を
塗し、厚み0.5mmの軟質ポリ塩化ビニルシートを貼り
合せし、実施例1〜6と同じ方法でスタンピングモール
ド法により成形評価をした。
【0033】その結果、炎加工した材料から成形品の表
面凹凸(アバタ)もなく、実用的な成形品が得られた。
【0034】一方、炎加工処理しない材料はいずれも表
面凹凸が発生し、実用的な成形品を得る事が出来なかっ
た。
【0035】
【表2】
【0036】
【発明の効果】本発明により、樹脂発泡体、特に架橋ポ
リオレフィン系樹脂発泡体の特性値を損なわずに表面平
滑性が改善され、表皮材の貼り合せが改善され、貼り合
せした物(複合物)の凹凸による微量空気のまき込みに
よる不具合の発生もなく成形加工性が向上する。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡率が80%以上である発泡体を
    該発泡体を構成する樹脂の融点以上の温度で少なくとも
    1回以上炎加工し、少なくとも一対以上のロールで圧縮
    し、発泡体の少なくとも一方の面に0.01〜2mmの疑
    似スキン加工を施した事を特徴とするホットスタンピン
    グ用パッド材。
  2. 【請求項2】 発泡体が無架橋であることを特徴とする
    請求項1記載のホットスタンピング用パッド材。
  3. 【請求項3】 発泡体が架橋されていることを特徴とす
    る請求項1記載のホットスタンピング用パッド材。
  4. 【請求項4】 発泡体の見掛密度が0.2〜0.02g
    /cm3である請求項1記載のホットスタンピング用パッ
    ド材。
  5. 【請求項5】 発泡体の130℃熱テトラリン/3時間
    抽出残分が0〜75%であることを特徴とする請求項1
    記載のホットスタンピング用パッド材。
  6. 【請求項6】 発泡体を構成する樹脂がポリオレフィン
    系樹脂から成ることを特徴とする請求項1記載のホット
    スタンピング用パッド材。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の該加工を施したパッド材
    の他面に表皮材を貼り合せしてなる複合シート
  8. 【請求項8】 表皮材がポリ塩化ビニルを主成分とした
    シートであることを特徴とする請求項7記載のホットス
    タンピング用パッド材。
  9. 【請求項9】 表皮材が熱可塑性エラストマシートであ
    ることを特徴とする請求項7記載のホットスタンピング
    用パッド材。
  10. 【請求項10】 表皮材が繊維、織物、編物からなるこ
    とを特徴とする請求項7記載のホットスタンピング用パ
    ッド材。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の複合シートの加工を施
    した面に骨材となるべく樹脂を溶融状態で配置し、ホッ
    トスタンピングモールド法で一体成形したことを特徴と
    する成形加工品
  12. 【請求項12】 骨材となるべく樹脂がポリエチレン系
    樹脂であることを特徴とする請求項1記載の成形加工
    品。
  13. 【請求項13】 骨材となるべく樹脂がポリプロピレン
    系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の成形加工
    品。
  14. 【請求項14】 溶融樹脂の配置に際して、オープン法
    の金型で成形されたことを特徴とする請求項1記載の成
    形加工品。
  15. 【請求項15】 溶融樹脂の配置に際して、クローズ法
    の金型で成形されたことを特徴とする請求項1記載の成
    形加工品。
  16. 【請求項16】 圧縮に際して、発泡体厚みの0〜75
    %の圧縮を取ることを特徴とする請求項1記載のホット
    スタンピング用パッド材。
  17. 【請求項17】 炎加工または/及び圧縮を複数回又は
    および多段処理することを特徴とする請求項1記載のホ
    ットスタンピング用パッド材。
  18. 【請求項18】 炎処理した面を表面粗さ0.1〜20
    0μmのロールで圧縮して得られたことを特徴とする請
    求項1記載のホットスタンピング用パッド材。
  19. 【請求項19】 ロール表面をサンドブラスト法で10
    Mesh〜500Meshに加工されたロールで圧縮し
    て得られたことを特徴とする請求項1記載のホットスタ
    ンピング用パッド材。
  20. 【請求項20】 独立気泡率が80%以上である発泡体
    を該発泡体を構成する樹脂の融点以上に少なくとも1回
    以上炎加工し、少なくとも一対以上のロールで圧縮し、
    発泡体の少なくとも一方面に0.01〜2mmの疑似スキ
    ン加工を施すことを特徴とするホットスタンピング用パ
    ッド材の製造方法。
JP30042497A 1997-10-31 1997-10-31 ホットスタンピングモールド用パッド材、成形加工品及び製造方法 Pending JPH11130891A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2511752B (en) * 2013-03-11 2015-08-12 Gurit Uk Ltd Sealing foam surfaces
JP2020158607A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 積水化学工業株式会社 架橋ポリオレフィン樹脂発泡体シート及び成形体

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