JPH11130632A - アイメークアップ化粧料 - Google Patents

アイメークアップ化粧料

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JPH11130632A
JPH11130632A JP31270397A JP31270397A JPH11130632A JP H11130632 A JPH11130632 A JP H11130632A JP 31270397 A JP31270397 A JP 31270397A JP 31270397 A JP31270397 A JP 31270397A JP H11130632 A JPH11130632 A JP H11130632A
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JP
Japan
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perfluoropolyether
fiber
group
compound
makeup
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Application number
JP31270397A
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English (en)
Inventor
Masaki Okuyama
雅樹 奥山
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】繊維の分散性に優れ、睫及び眉毛へなじみやす
く、睫及び眉毛へ繊維が束付きしたり、枝分かれ状に付
着することの無い均一な付着性を有し、化粧がしやす
く、且つ化粧持続性が良好である等の優れた品質を有す
るアイメークアップ化粧料を提供する。 【解決手段】パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸
及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及
びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン
酸及びその塩から選択される、分子量が300以上であ
るパーフルオロポリエーテル基を有する化合物で表面を
処理した繊維を含有することを特徴とする優れたアイメ
ークアップ化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維の分散性に優れ、
睫及び眉毛へ繊維が束付きしたり、枝分かれ状に付着す
ることの無い均一な付着性を有し、且つ化粧持ちの良好
な睫用及び/又は眉毛用のアイメークアップ化粧料に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、睫用、眉毛用のアイメークアップ
化粧料は睫や眉毛の形を整えてより美しくみせるために
用いられており、求められる機能としては、睫のカール
力、睫及び眉毛のロングラッシュ感、ボリューム感のア
ップ等が挙げられる。これらの機能を満たすために種々
の原料が配合され、カール感やボリューム感を出すため
にワックス成分や皮膜形成剤が多く配合されたり、ボリ
ューム感やロングラッシュ感を出すために繊維が配合さ
れることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用いら
れる繊維は製品系での分散性が悪く、睫や眉毛につけた
とき繊維が不均一で、尚且つ睫や眉毛に沿って付着せ
ず、枝分かれ状に付着したり睫や眉毛の上で束付きする
など、外観上の美しさが損なわれてきた。そのため、繊
維の分散性を向上させる目的で界面活性剤等を配合し、
その改善が試みられてきたが、その効果は充分とは言え
なかった。更に、これらの繊維をパーフルオロアルキル
リン酸ジエタノールアミン塩から選ばれる特定の化合物
で処理することにより分散性の向上が図れ、睫や眉毛に
均一かつ毛の方向に沿って付着させることができるもの
の、化粧持続性に関しては、必ずしも満足できるもので
は無かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる事情に鑑み、本発
明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結
果、特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物
で繊維の表面を処理することにより繊維の分散性が向上
し、その繊維を配合することによって、繊維が睫や眉毛
に均一かつ毛の方向に沿って付着し、束付きや枝分かれ
状の付着などを抑え、且つ化粧持続性が向上するという
優れた特性を有するアイメークアップ化粧料が得られる
ことを見出し本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は、パーフルオロポリエ
ーテルアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエ
ーテルアルキル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエー
テルアルキルカルボン酸及びその塩から選択される、分
子量が300以上であるパーフルオロポリエーテル基を
有する化合物で表面を処理した繊維を含有することを特
徴とする優れたアイメークアップ化粧料を提供するもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に使用される繊維を表面処
理する特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合
物は、特開平8−133928号公報等に記載されてい
るものが例示される。特定のパーフルオロポリエーテル
基を有する化合物とは、パーフルオロポリエーテルアル
キルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアル
キル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキ
ルカルボン酸及びその塩から選択される。これらの化合
物はパーフルオロポリエーテル基を含有し、且つ繊維表
面と親和性を持つためのリン酸基及び硫酸基及びカルボ
キシル基から選択される極性基を有するものである。ま
た、パーフルオロポリエーテル基とは、パーフルオロア
ルキレン又はパーフルオロアルキルと結合しているエー
テル酸素が少なくとも2以上有する基をいうこととす
る。従って、本発明に係るパーフルオロポリエーテルア
ルキルリン酸及びその塩には、特開平5−39209号
公報及び特開平5−58841号公報に記載のようなエ
ーテル酸素を一つしか持たないパーフルオロオキシアル
キル基を含有する化合物は含まれない。パーフルオロポ
リエーテル基の分子量は300以上であり、好ましくは
500以上であり、好ましい上限は概ね7000程度で
ある。300未満では、撥水・撥油性の付与を十分に行
うことができず、本発明の効果を発現することが困難で
ある。
【0007】パーフルオロポリエーテル部分を構成する
好ましいパーフルオロオキシアルキレン基には、例えば
パーフルオロオキシメチレン基、パーフルオロオキシエ
チレン基、パーフルオロオキシイソプロピレン基、パー
フルオロオキシn−プロピレン基などが挙げられる。こ
れらから少なくとも1以上が選択され且つ重合してパー
フルオロポリエーテル基を構成する。この中で、特に好
ましくはパーフルオロオキシイソプロピレン基及びパー
フルオロオキシメチレン基を含有する基であり、最も好
ましいパーフルオロポリエーテル基は下記一般式で表わ
される基である。 Ca2a+1O(CF2CF(CF3)O)m(CF2O)n
F(X)− Ca2a+1O(CF2CF2CF2O)m(CF2O)nCF
(X)− (但し、分子量は300以上であり、より好ましくは5
00以上であり、m/n=1〜100を表わし、より好
ましくは20〜40を表わし、aは1〜10を表わし、
XはF又はCF3を表わす。) 尚、パーフルオロポリエーテル基が2種以上のパーフル
オロオキシアルキレン基を含有する場合において、それ
ぞれ同種のものが連続重合している場合に限られず、ラ
ンダム重合或いはブロック重合でも構わない。
【0008】更に、本発明に係るパーフルオロポリエー
テル基を有する化合物と繊維との固着力の観点から、前
記化合物から繊維との親和性を有する極性基が容易に離
脱しないことが必要であり、そのために前記化合物に
は、少なくとも1以上のオキシアルキレン基を含むこと
が好ましい。より好ましくは、1〜2である。3以上の
オキシアルキレン基が存在すると前記化合物の撥水・撥
油性が劣ったものとなるからである。同様に固着力の点
で、オキシアルキレン基に加え更に、アルキレン基を含
ませてもよい。アルキレン基の好ましい炭素数は2以下
である。
【0009】上記のパーフルオロポリエーテル基を有す
る化合物は、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸
及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸及
びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボン
酸及びその塩が挙げられるが、中でも好ましくはパーフ
ルオロポリエーテルアルキルリン酸又はその塩であっ
て、より好ましくは下記一般式で表わされる化合物及び
そのジエタノールアミン塩であり、特に好ましくは、下
記一般式及びモノエステルのジエタノールアミン塩であ
る。 [Ca2a+1O(C36O)m(CF2O)nCF(X)
(CH2)d− −(OCH2CH2rqOP(=O)(OH)3-q (但し、パーフルオロポリエーテル基の分子量は300
以上であり、より好ましくは500以上であり、m/n
=1〜100を表わし、より好ましくは20〜40を表
わし、aは1〜10を表わし、dは0〜2を表わし、q
は1又は2を表わし、rは1〜2を表わし、XはF又は
CF3を表わす。)
【0010】本発明に使用される繊維としては、ナイロ
ン、ポリエステル等の合成繊維、レーヨン等の人造繊
維、セルロース等の天然繊維、アセテート人絹等の半合
成繊維、等が挙げられるが、通常化粧品に用いられるも
のならば、何等これらに限定されるものではない。
【0011】また、繊維の太さ及び長さについては、化
粧料への分散性及び使用性の観点より、太さは1〜10
デニール(以下Dと記す)が好ましく、長さは0.1〜
5mmが好ましく、1〜3mmがより好まし。これらの
繊維は材質、太さ又は長さにおいて1種又は2種以上を
組み合わせて用いることができる。
【0012】繊維表面をパーフルオロポリエーテル基を
有する化合物で表面処理する方法は、特に制限されず、
通常の粉体表面被覆処理方法を適用することができる。
例えば、パーフルオロポリエーテル基を有する化合物を
溶剤(有機媒体あるいは極性溶媒)に溶解または分散
し、繊維と混合し、その後溶剤を除去、乾燥することに
よって容易に処理繊維を得ることができる。尚、上記処
理後、繊維にパーフルオロポリエーテル基を有する化合
物をより強く吸着させるために、高温で焼き付けても良
い。また、表面処理にあっては繊維を同時に2種以上混
合して処理することもできる。
【0013】更に、本発明の効果を損なわない範囲で、
その他のフッ素系化合物、シリコーン、レシチン、水素
添加レシチン、コラーゲン、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、エステル、ワックスなどの公知のコーティング剤で
同時に又は重ねて処理してもよい。
【0014】パーフルオロポリエーテル基を有する化合
物による処理量は、その種類によって異なるが、好まし
くは繊維の0.01〜10重量%(以下、単に「%」と
略す)、より好ましくは0.1〜7%が好ましい。少な
すぎると十分な効果が得られず、多すぎると繊維本来の
特性が失われてしまう恐れがあるからである。
【0015】本発明のアイメークアップ化粧料におい
て、特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化合物
フッ素化合物により処理された繊維の配合量は、繊維の
種類によっても異なるが、好ましくは0.01〜10
%、より好ましくは0.1〜5%配合であり、10%を
超えると化粧料中への分散が困難になる。
【0016】本発明のアイメークアップ化粧料には、化
粧料一般に使用できる成分を本発明の効果を妨げない範
囲で使用できる。例えば、油脂・ロウ類・炭化水素・高
級脂肪酸・高級アルコール・エステル類・金属石ケン・
シリコーン油・弗素系油等の油剤類、低級アルコール
類、多価アルコール類、非イオン界面活性剤・陰イオン
界面活性剤・陽イオン界面活性剤・両イオン界面活性剤
・変性シリコーンオイル等の界面活性剤類、無機粉体・
有機粉体・光輝性粉体・タール系色素等の粉体類、染料
・天然色素等の色素類、被膜形成剤類、保湿剤類、香料
類、防腐剤類、紫外線吸収剤類、酸化防止剤類、殺菌剤
・植物抽出物・動物抽出物・酵素・薬剤・酸・アルカリ
等の特殊成分類、水溶性高分子物質類、等を挙げること
ができる。
【0017】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0018】製造例1:パーフルオロポリエーテル化合
物5%処理ナイロン繊維(1.5D,1mm) ビーカーに水500mlを入れ、撹拌しながらナイロン
繊維100gを入れ、室温で十分撹拌した。このナイロ
ン繊維分散液に、撹拌しながら下記に示すパーフルオロ
ポリエーテルアルキルリン酸ジエタノールアミン塩の2
0%水溶液25gを徐々に添加し、添加後1時間半撹拌
を行った。酸で中和した後、吸引瀘過を行い、乾燥して
パーフルオロポリエーテル化合物5%処理繊維を得た。 CF3O(CF2CF(CF3)O)m(CF2O)nCF2
CH2− −(OCH2CH21.9OP(=O)[ONH2(CH2
CH2OH)22 (式中、m/n=24.1、パーフルオロポリエーテル
アルキルリン酸ジエタノールアミン塩の平均分子量は1
195であり、パーフルオロポリエーテル基の平均分子
量は791である。)
【0019】製造比較例1:パーフルオロアルキル化合
物5%処理ナイロン繊維(1.5D,1mm) ビーカーに水500mlを入れ、撹拌しながらナイロン
繊維100gを入れ、室温で十分撹拌した。このナイロ
ン繊維分散液に、撹拌しながら下記に示すパーフルオロ
アルキルリン酸ジエタノールアミン塩の20%水溶液2
5gを徐々に添加し、添加後1時間半撹拌を行った。酸
で中和した後、吸引瀘過を行い、乾燥してパーフルオロ
アルキル化合物5%処理ナイロン繊維を得た。 (Cm2m+1CH2CH2O)nP(=O)[ONH2(C
2CH2OH)23-n (式中、m、nはそれぞれm=6〜18、2≧n≧1を
表わし、平均分子量は954であり、パーフルオロアル
キル基の平均分子量は619である。)
【0020】実施例1〜3、比較例1〜3:合成樹脂エ
マルション皮膜タイプマスカラ 表1に示す処方の合成樹脂エマルション皮膜タイプマス
カラを調製し、繊維の分散性、繊維の付着均一性、化粧
のしやすさ、化粧持続性等について評価した。その結果
を表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】(製法) A:(2)〜(6)及び(12)を混合し加熱溶解す
る。 B:Aに(7)(8)及び(10)(11)を加え、均
一に分散する。 C:Bに(1)(9)を加え、混合し、均質にする。 D:Cを容器に充填して、製品とする。
【0023】(分散性の評価)ガラス板にドクターブレ
ードを用いて合成樹脂エマルション皮膜タイプマスカラ
の薄膜を引き、乾燥後、凝集物の有無を目視で下記基準
により判定した。 基準: 全くなし ◎ ややある ○ ある △ 非常にある ×
【0024】(睫へのなじみやすさ、繊維の付着均一
性、化粧のしやすさ、化粧持続性の評価)実施例1〜3
及び比較例1〜4の合成樹脂エマルション皮膜タイプマ
スカラについて、女性パネル20名による使用テストを
行い、下記基準により判定した。 基準: 非常によい 3点 良い〜普通 2点 悪い 1点 判定: 平均点 2.5点以上 ◎ 2.0点以上2.5点未満 ○ 1.5点以上2.0点未満 △ 1.5点未満 ×
【0025】
【表2】
【0026】表2から明らかなように、実施例1〜3の
合成樹脂エマルション皮膜タイプマスカラは比較例と比
べ、繊維の分散性、睫へのなじみやすさ、繊維の付着均
一性、化粧のしやすさ、化粧持続性の総ての項目が優れ
たものであった。
【0027】 実施例4:乳化皮膜タイプマスカラ (処方) (重量%) (1)ステアリン酸 2 (2)ミツロウ 8 (3)セタノール 1 (4)モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20モル)ソルビタン 0.8 (5)セスキオレイン酸ソルビタン 0.4 (6)顔料 15 (7)トリエタノールアミン 1 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (9)パーフルオロポリエーテル化合物5%処理 ナイロン繊維(2.0D,1.5mm)(注1) 3 (10)ポリアクリル酸エステル水性エマルジョン 40 (11)香料 適量 (12)精製水 残量 注1:製造例1のパーフルオロポリエーテル化合物5%処理ナイロン繊維(1 .5D,1mm)と同様に、ナイロン繊維(2.0D,1.5mm)を 5%パーフルオロポリエーテル化合物を処理した。
【0028】(製法) A:(1)〜(5)を加熱溶解後、(6)を加えて均一
分散する。 B:(7)〜(10)及び(12)を加熱混合する。 C:AにBを加え、乳化し、冷却後、(11)を加え
る。 D:Cを容器に充填して、乳化皮膜タイプマスカラを得
た。 実施例4の乳化皮膜タイプマスカラは、繊維の分散性、
睫へのなじみやすさ、繊維の付着均一性、化粧のしやす
さ、化粧持続性の総ての項目が優れたものであった。
【0029】 実施例5:溶剤タイプマスカラ (処方) (重量%) (1)デンプン脂肪酸エステル 8 (2)パラフィンワックス 8 (3)イソパラフィン 残量 (4)顔料 10 (5)パーフルオロポリエーテル化合物5%処理 ナイロン繊維(3D,1mm)(注2) 3 (6)香料 適量 注2:製造例1のパーフルオロポリエーテル化合物5%処理ナイロン繊維(1 .5D,1mm)と同様に、ナイロン繊維(3D,1mm)を5%パー フルオロポリエーテル化合物を処理した。
【0030】(製法) A:(3)の一部で(4)(5)を均一分散させる。 B:(3)の残部と(1)(2)(6)を加熱混合す
る。 C:AとBを均一に混合する。 D:Cを容器に充填して、溶剤タイプマスカラを得た。 実施例5の溶剤タイプマスカラは、繊維の分散性、睫へ
のなじみやすさ、繊維の付着均一性、化粧のしやすさ、
化粧持続性の総ての項目が優れたものであった。
【0031】 実施例6:リキッドアイブロウ (処方) (重量%) (1)ポリビニルアルコール 2 (2)トリエタノールアミン 2.5 (3)ブチレングリコール 3 (4)塩化ナトリウム 0.5 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (6)シリカ 2 (7)顔料 8 (8)パーフルオロポリエーテル化合物5%処理 レーヨン繊維(1D,0.5mm)(注3) 2 (9)香料 適量 (10)ポリアクリル酸エステル水性エマルジョン 40 (11)精製水 残量 注3:製造例1のパーフルオロポリエーテル化合物5%処理ナイロン繊維(1 .5D,1mm)と同様に、レーヨン繊維(1D,0.5mm)を5% パーフルオロポリエーテル化合物を処理した。
【0032】(製法) A:(1)〜(5)(11)を混合し、加熱溶解する。 B:Aに(6)〜(8)を加え、均一分散する。 C:Bに(9)(10)を加え、均一に混合する。 D:Cを容器に充填して、リキッドアイブロウを得た。 実施例6のリキッドアイブロウは、繊維の分散性、眉毛
へのなじみやすさ、繊維の付着均一性、化粧のしやす
さ、化粧持続性の総ての項目が優れたものであった。
【0033】
【発明の効果】本発明のアイメークアップ化粧料は、繊
維の分散性に優れ、睫及び眉毛へなじみやすく、睫及び
眉毛へ繊維が束付きしたり、枝分かれ状に付着すること
の無い均一な付着性を有し、化粧がしやすく、且つ化粧
持続性が良好である等の優れた品質を有するものであっ
た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、繊維の太さ及び長さについては、化
粧料への分散性及び使用性の観点より、太さは1〜10
デニール(以下Dと記す)が好ましく、長さは0.1〜
5mmが好ましく、1〜3mmがより好まし。これら
の繊維は材質、太さ又は長さにおいて1種又は2種以上
を組み合わせて用いることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】実施例1〜3、比較例1〜:合成樹脂エ
マルション皮膜タイプマスカラ 表1に示す処方の合成樹脂エマルション皮膜タイプマス
カラを調製し、繊維の分散性、繊維の付着均一性、化粧
のしやすさ、化粧持続性等について評価した。その結果
を表2に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーフルオロポリエーテルアルキルリン
    酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル硫酸
    及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキルカルボ
    ン酸及びその塩から選択される、分子量が300以上で
    あるパーフルオロポリエーテル基を有する化合物で表面
    を処理した繊維を含有することを特徴とするアイメーク
    アップ化粧料。
  2. 【請求項2】 繊維の太さが1〜10デニール、長さが
    0.1〜5mmの範囲である請求項1記載のアイメーク
    アップ化粧料。
JP31270397A 1997-10-29 1997-10-29 アイメークアップ化粧料 Pending JPH11130632A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022018606A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 株式会社伊勢半 アイメイクアップ化粧料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022018606A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 株式会社伊勢半 アイメイクアップ化粧料

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Effective date: 20040511