JPH11130432A - 酸化錫粉末の製造方法 - Google Patents

酸化錫粉末の製造方法

Info

Publication number
JPH11130432A
JPH11130432A JP29145597A JP29145597A JPH11130432A JP H11130432 A JPH11130432 A JP H11130432A JP 29145597 A JP29145597 A JP 29145597A JP 29145597 A JP29145597 A JP 29145597A JP H11130432 A JPH11130432 A JP H11130432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tin oxide
particle size
oxide powder
tin
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29145597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3173440B2 (ja
Inventor
Hiromi Mochida
裕美 持田
Michihiro Tanaka
道広 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP29145597A priority Critical patent/JP3173440B2/ja
Publication of JPH11130432A publication Critical patent/JPH11130432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3173440B2 publication Critical patent/JP3173440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ITOターゲット材原料として最適な高密度焼
結体用酸化錫粉末の製造方法を提供する。 【解決手段】加熱した硝酸アンモニウム溶液に、金属錫
粉末を加え、該溶液に硝酸を添加して、メタ錫酸を沈降
させ、この沈降メタ錫酸を仮焼して得る酸化錫粉末の製
造方法、必要に応じて、上記酸化錫粉末で、粒度2〜2
0μmの範囲の粉末が、50重量%以上含有されている
酸化錫粉末の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高密度ITOタ
−ゲット用酸化錫粉末の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度ITOタ−ゲット用酸化錫粉末と
しては、特開平6ー199523号「酸化スズ粉末の製
造方法」に、まず第1段階として、金属スズを硝酸で溶
解して生じた沈積物(水酸化錫)を、ろ過、洗浄、乾燥
する。次に第2段階として、得られた水酸化錫を仮焼
し、酸化スズ粉末を得、この粉末と酸化インジュウムを
混合し所定の形状に加圧成形後焼結したスパッタリング
タ−ゲットを用いて、スパッタリングによる薄膜の形成
に用いる技術と、錫を陽極として、硝酸アンモニウム水
溶液を電解液として錫の電解を行い、得られた水酸化錫
をか焼することにより酸化錫粉末を得、この粉末を用い
て、上記と同様にして薄膜の形成に用いる技術が記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年増々、高
速スパッタリングの利用がなされ、このスパッタリング
中での安定した放電とこれに伴う良質のITO膜の生成
が必要とされ、そのためには、スパッタリングタ−ゲッ
ト用として使用される焼結体は、高密度が要求される。
そのため、焼結体形成に利用される原料粉末としての酸
化錫粉末は、焼結体の高密度化に必要な特性を有してい
なければならない。 しかし、上述せる従来技術により
得られた中和法による酸化錫粉末は、粒度が不揃で、粒
度分布が広がっているため、焼結体の密度向上が難し
い。また、近年良質のITO膜製造のための酸化インジ
ュウムの製造方法が開発され、これに伴い高特性を有す
る酸化錫粉末が要求されるようになり、本出願人は特願
平9ー58978で高特性を有する酸化錫について出願
し、一次粒子のBET比表面積2〜10m2/g、結晶
粒子径800Å以上であって二次粒子の粒子径3〜30
μm範囲の物が50重量%以上の物性を有する酸化錫と
その製造方法を開示しており、高特性を有する酸化錫の
製造が可能となった。しかしながら更に高品位の酸化錫
粉末を安価、且つ安定して得るための研究を行った結
果、酸化錫粉末物性の改良とその製造方法、及び原料と
なる金属錫の品位も問題となることが判明した。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上記問題点を解決すべく鋭意研究開発に努めた結果、加
熱した硝酸アンモニウム溶液に、金属錫粉末を加え、該
溶液に硝酸を添加して、pH2以下の強酸領域中でメタ
錫酸を沈降させ、この沈降メタ錫酸を仮焼する方法によ
り得られる酸化錫粉末は、粒度分布がシャ−プで、結晶
子の大きい前記酸化錫と同様に高特性を有する粉末とな
り、上記問題点を解決するとの知見を得たのである。
【0005】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであって、(1)加熱した硝酸アンモニウム溶液に、
金属錫粉末を加え、該溶液に硝酸を添加して、メタ錫酸
を沈降させ、この沈降メタ錫酸を仮焼して得る酸化錫粉
末の製造方法、(2)上記金属錫の平均粒度が3mm以
下であることを特徴とする(1)記載の酸化錫粉末の製
造方法、(3)上記酸化錫粉末の、ピーク粒径と平均粒
径の比が0.8〜2.0であることを特徴とする(1)
及び(2)に記載の酸化錫粉末の製造方法、に特徴を有
するものである。(4) 上記(1)記載のメタ錫酸の
生成沈降をpH2以下の強酸領域で行う上記(1)乃至
(3)に記載の酸化錫粉末の製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、説明する。金属錫に硝酸を作用せしめると、直接酸
化して次式に示す反応により、 Sn+2HNO3=H2SnO3+NO+NO2 メタ錫酸(H2SnO3)が生成する。まず、金属錫粉末
を用意し、緩衝液として硝酸アンモニウム(NH4
3)(1〜4mol/l)溶液を用意する。緩衝液を
50℃以上に加熱後、金属錫粉末を加えて撹拌する。こ
の様にして準備した溶液に、所定量のHNO3を除々に
ゆっくりと添加する(4時間以上掛けて)。すると、上
記反応がゆっくりと進行し、除々に白色のメタ錫酸が生
成する。緩衝剤があるため、メタ錫酸は沈降性の良いも
のが出来る。次いで、メタ錫酸を500〜1100℃で
仮焼すると、粒度分布の揃った酸化錫(SnO2)粉末
が得られる。得られるSnO2粉末は、2次粒子が小さ
く、分布が従来よりシャ−プで、結晶子が大きい特徴を
有しており、このSnO2粉末を用いて、スパッタリン
グタ−ゲット用焼結体を構成すると、高密度焼結体が得
られ、高速スパッタリングにおいても、放電は安定して
おり、形成される膜も良質のものが得られる。
【0007】得られる酸化錫粉末としては、その粒度分
布が粉末の流動性の良否及び焼結体の密度の大小に影響
する作用をするので、比較的粒度分布範囲の狭い粒径が
揃った粉末が高性能のスパッタリング用焼結体用の粉と
しては優れており、従って、粒度分布において、各粒径
毎の分布量の最大量を示す粒径であるピーク粒径と各粒
径毎の分布量を総計し、その算術平均値である平均粒径
との比が0.8〜2.0の範囲内とすることが望まし
く、このい範囲外であると、粉末の流動性は悪く、得ら
れる焼結体の密度は、あまり大きくならない。
【0008】緩衝剤NH4NO3の濃度は、メタ錫酸の生
成に関与するが、その値が、1mol/l以下では、生
成するメタ錫酸の粒度が不揃いで粗大化し、一方その値
が、4mol/l以上では、経済的に不利なため、その
値は、1mol/l〜 4mol/lが望ましい。
【0009】また、緩衝液の加熱温度が低いと反応が遅
く、生成したメタ錫酸が熟成せず沈降性の悪い粉末とな
り、その加熱温度が50℃以下では反応しないので、加
熱温度は50℃以上が望ましく、上限温度は特に限定さ
れないが70℃以上では使用すると容器等のスペックが
厳しくなり不経済となるので、温度の上限を70℃程度
とするのが望ましく、更に実用的には、60〜70℃が
望ましい。
【0010】使用する金属錫の粒度は、小さければ添加
する硝酸との接触面積が大きくなり、反応は早く進行
し、大きくなると反応の進行が遅くなり、生成物の粒度
等に影響を与えるため、平均粒度を3mmφ以下とする
が、粒度を小さくし過ぎると効果の割りに使用する金属
錫のコストが上昇し不経済となる。従って、下限値は硝
酸の添加速度と経済性を考慮して決めればよい。硝酸の
添加速度は、最終的に得られるSnO2粉末の粒度を決
める作用をするが、その値が速いと反応が速く、粉末粒
子が細かくなりすぎ、一方あまり長い時間を掛けること
は、不経済となるので、4〜10時間が望ましい。
【0011】本発明で得られるメタ錫酸は、500〜1
100℃で仮焼することにより、粒度分布の揃った酸化
錫粉末が得られるが、より安定した良質の粉末を得るた
めには、850〜1050℃が望ましい。
【0012】なお、本発明では、メタ錫酸生成反応後の
液性は、pH2以下の強酸性領域とすることにより、S
n以外は液中に残留し、不純物が効率良く除去出来る。
従って、使用する金属錫の純度を低くすることが可能と
なる。例えば、4NのSnO 2を得るためには、従来は
4Nのメタル錫を使用しなければならなかったが、本発
明の方法を用いると3N程度のメタル錫を使用すること
ができる。また、pH2以上であると未反応のSnが残
留する可能性が大であり、好ましくはpH1.5以下の
範囲である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、具体的に説
明する。 (実施例1)まず、平均粒径3mmの錫メタルを25g
用意し、これをNH4NO3粉末:80g、H2O:50
0mlで調整したNH4NO3溶液に投入し、60℃に昇
温保持した状態で、これに濃HNO:62mlを攪拌し
ながら、分液ロ−トから10分毎に1.7mlずつ4時
間以上かけて添加した。その後も60℃に保持した状態
で、攪拌を続け、沈殿物が生成し、溶液の白濁状態が変
わらなくなるまで行った。この間の所要時間は4hrで
あった。この後溶液を室温まで自然冷却し、濾過(1.
0mvのPTEE使用)し、水濾過洗浄を3回(約10
0cc)行い、残渣物を、105℃で乾燥し、これを軽
く粉砕した後、2分割し、1つを900℃、4hr.焼
成し、本発明の酸化錫粉末1を得た。また他の1つを1
000℃、4hr.焼成し、本発明の酸化錫粉末2を得
た。尚、硝酸添加後の攪拌時の溶液のpHは0.5であ
った。
【0014】(実施例2)平均粒径0.5mmの錫メタ
ル12gを、濃度1mol/lに調整したNH4NO3
液500mlに投入し、液温50℃に昇温維持した状態
で、濃HNO3:25 mlを分液ロートから10分毎
に0.5mlづつ添加した。その後も50℃に保持した
状態で攪拌を続け、沈殿物が生成し、溶液の白濁状態が
変わらなくなるまで行った。この間の所要時間は5hr
であった。この後溶液を室温まで自然冷却し、濾過
(1.0mvのPTEE使用)し、水濾過洗浄を3回
(約100cc)行い、残渣物を、105℃で乾燥し、
これを軽く粉砕した後、900℃、4hr.焼成し、本
発明の酸化錫粉末3を得た。なお、硝酸添加後の攪拌時
の溶液のpHは1.2であった。
【0015】(実施例3)NH4NO3溶液の温度を80
℃以外は、実施例1と同一条件でメタ錫酸を生成させ同
じく同一条件で濾過乾燥させた後、温度900℃で4時
間焼成し本発明酸化錫粉末4を得た。
【0016】(比較例1)平均粒径3mmの錫メタルを
12g用意し、これをNH4NO3:80g、H2O:5
00mlで調整したNH4NO3溶液に投入し、30℃に
昇温保持した状態で、これに濃HNO3:25mlを攪
拌しながら、分液ロ−トから10分毎に0.8mlずつ
添加した。その後も30℃に保持した状態で、攪拌を続
けたが、10時間を経過しても未反応の錫メタルの残存
が確認された。
【0017】(比較例2)平均粒径3mmの錫メタルを
12g用意し、これをNH4NO3:80g、H2O:5
00mlで調整したNH4NO3溶液に投入し、60℃に
昇温保持した状態で、これに濃HNO3:25mlを攪
拌しながら、分液ロ−トから5分毎に0.8mlずつ添
加した。その後も60℃に保持した状態で、攪拌を続
け、沈殿物が生成し、溶液の白濁状態が変わらなくなる
まで行った。この間の所要時間は5hrであった。この
後溶液を室温まで自然冷却し、濾過(1.0mvのPT
EE使用)し、水濾過洗浄を3回(約100cc)行
い、残渣物を、105℃で乾燥した。これを軽く粉砕し
た後、温度900℃、4hr.焼成し、比較酸化錫粉末
2を得た。
【0018】(比較例3)平均粒径5mmの錫メタルを
12g用意し、これをNH4NO3:80g、H2O:5
00mlで調整したNH4NO3溶液に投入し、60℃に
昇温保持した状態で、これに濃HNO3:25mlを攪
拌しながら、分液ロ−トから10分毎に0.8mlずつ
添加した。その後も60℃に保持した状態で、攪拌を続
け、沈殿物が生成し、溶液の白濁状態が変わらなくなる
まで行った。この間の所要時間は6hrであった。この
後溶液を室温まで自然冷却し、濾過(1.0mvのPT
EE使用)し、水濾過洗浄を3回(約100cc)行
い、残渣物を、105℃で乾燥した。これを軽く粉砕し
た後、温度900℃、4hr.焼成し、比較粉末酸化錫
粉末3を得た。
【0019】(従来例1)ショット状の錫メタルを12
g用意し、これにHNO3:25mlを加えて溶解し、
メタ錫を生成した。この溶解沈殿作用で生じた沈積物
(メタ錫酸)を、濾過させ、105℃で乾燥後、900
℃、4hr.焼成し、従来酸化錫粉末1を得た。
【0020】(従来例2)また、錫メタルを陽極とし
て、濃度2mol/lの硝酸アンモニウム水溶液を電解液と
して、電解槽の浴温を20℃、電流密度600A/m2
錫の電解を行い、得られたメタ錫酸を105℃で乾燥
後、900℃、4hr.焼成し、従来酸化錫粉末2を得
た。
【0021】上記の様にして得られた、本発明の酸化錫
粉末1、2、3および4、従来酸化錫粉末1および2を
用いて、夫々レ−ザ−マイクロトラック法により、粒度
分布を測定した。結果は、図1〜図6に示す。
【0022】本発明の酸化錫粉末では、いずれも分布す
る粒径範囲が、比較的狭く、1山の分布となっている一
方、従来酸化錫粉末では、いずれも分布する粒径範囲
が、比較的広がっており2山の分布となっている。
【0023】次いで、本発明の酸化錫粉末1及び3、並
びに従来酸化錫粉末1および2を用いて、夫々化学分析
により、不純物純度を調べたところ、次の表1の結果を
得た。
【0024】
【 表1】 次いで、本発明の酸化錫粉末1、2、3及び4、比較酸
化錫粉末2及び3、並びに従来酸化錫粉末1及び2を用
いて、夫々ピーク粒径及び平均粒径並びに比表面積を測
定した。表2にその結果を示した。
【0025】
【表2】 図1〜6および表2より明らかな様に、本発明の酸化錫
粉末1、2、3および4は、比較酸化錫粉末2、3およ
び4並びに従来酸化錫粉末に較べ、粒度分布がシャ−プ
で、粒度のバラツキが小さく、2次粒子は比較的小さ
く、結晶子は大きく、純度が高いことが判る。
【0026】上記本発明の酸化錫粉末1、2、3および
4、夫々10gを用い、比表面積2.5m2/g、2次
粒子の平均粒径が10.5μmの酸化インジウム粉末9
0gに夫々混合して、均一に攪拌したものを夫々型に入
れ、1.5t/cm2の加圧下で板状に成形し、更に1
600℃の温度下で2時間500kg/cm2の静水圧
を加えて、熱間プレス焼成を行って、夫々タ−ゲット材
1、2、3及び4を得た。このタ−ゲット材焼結体の密
度は、表2に示すように夫々理論密度の99.5〜9
8.8%であった。
【0027】また、比較として、上記比較及び従来酸化
錫粉末を用い、上記同様にして、比較及び従来タ−ゲッ
ト材を得た。このタ−ゲット材焼結体の密度は、同じく
表2に示すごとくとなった。
【0028】上記の様にして得られた本発明の酸化錫を
用いたタ−ゲット材、比較のタ−ゲット材および従来タ
ーゲット材を用いて、下記の高速スパッタリング条件下
でスパッタリング試験を行った。 高速スパッタリング条件 基板温度:200℃ 酸素分圧:3×10ー5Torr その結果、本発明のスパッタリングタ−ゲット1〜4を
用いた場合は、放電は安定しており、形成された膜も均
一で良質なものであった。(得られた膜の比抵抗は、
1.7×10ー4Ωと低かった)、しかし一方、比較及び
従来のスパッタリングタ−ゲットを用いた場合は、放電
が時々不安定で、得られた膜は膜質のムラが一部に見ら
れ良質の膜とは、認め難かった。得られた膜の比抵抗
は、4.5×10〜2.5×10Ω程度であった。
【0029】
【発明の効果】本発明の酸化錫粉末は、比較及び従来の
酸化錫粉末に較べ、粒度分布がシャ−プで、粒度のバラ
ツキが小さく、2次粒子は比較的小さく、結晶子大き
く、純度が高いので、この本発明の酸化錫粉末を適当な
酸化インジウム粉末と混合し、プレス成形した場合、プ
レス密度は高く、これを焼成した場合、得られるITO
焼結体は、高速スパッタリング用タ−ゲット材として利
用された場合、安定した放電が得られ、良質のITOス
パッタリング薄膜を得ることが出来、関連分野において
大いに貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【 図1】 本発明の酸化錫粉末1の粒度分布。
【 図2】 本発明の酸化錫粉末2の粒度分布。
【 図3】 本発明の酸化錫粉末3の粒度分布。
【 図4】 本発明の酸化錫粉末4の粒度分布。
【 図5】 従来酸化錫粉末1の粒度分布。
【図6】 従来酸化錫粉末2の粒度分布。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱した硝酸アンモニウム溶液に、金属
    錫を加え、該溶液に硝酸を添加して、メタ錫酸を沈降さ
    せ、この沈降メタ錫酸を仮焼して得ることを特徴とする
    酸化錫粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記金属錫の平均粒度が3mm以下であ
    ることを特徴とする請求項1記載の酸化錫粉末の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 上記酸化錫粉末の、ピーク粒径と平均粒
    径の比が0.8〜2.0であることを特徴とする請求項
    1及び請求項2に記載の酸化錫粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のメタ錫酸の沈降を強酸性
    領域で行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載
    の酸化錫の製造方法。
JP29145597A 1997-10-24 1997-10-24 酸化錫粉末の製造方法 Expired - Lifetime JP3173440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29145597A JP3173440B2 (ja) 1997-10-24 1997-10-24 酸化錫粉末の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29145597A JP3173440B2 (ja) 1997-10-24 1997-10-24 酸化錫粉末の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11130432A true JPH11130432A (ja) 1999-05-18
JP3173440B2 JP3173440B2 (ja) 2001-06-04

Family

ID=17769098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29145597A Expired - Lifetime JP3173440B2 (ja) 1997-10-24 1997-10-24 酸化錫粉末の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3173440B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002029744A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Sumitomo Chem Co Ltd 酸化錫粉末の製造方法
KR100474845B1 (ko) * 2002-03-22 2005-03-09 삼성코닝 주식회사 주석산화물 분말, 그 제조방법, 및 이를 사용한 고밀도인듐 주석 산화물 타겟의 제조방법
JP2006069882A (ja) * 2004-08-05 2006-03-16 Mitsubishi Materials Corp 微細な酸化スズ粉末とその製造方法および用途
CN1318306C (zh) * 2004-12-08 2007-05-30 云南锡业集团有限责任公司研究设计院 湿法制备偏锡酸和二氧化锡粉体的方法
JP2008056514A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Mitsubishi Materials Corp 酸化スズ粉末とその製造方法
KR101305902B1 (ko) * 2006-12-06 2013-09-09 삼성코닝정밀소재 주식회사 산화 주석 분말 및 그 제조 방법
KR101583148B1 (ko) * 2014-07-31 2016-01-07 한국세라믹기술원 산화주석 분말의 제조방법 및 이에 의해 제조된 산화주석 분말

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002029744A (ja) * 2000-07-17 2002-01-29 Sumitomo Chem Co Ltd 酸化錫粉末の製造方法
JP4701480B2 (ja) * 2000-07-17 2011-06-15 住友化学株式会社 酸化錫粉末および酸化錫粉末の製造方法
KR100474845B1 (ko) * 2002-03-22 2005-03-09 삼성코닝 주식회사 주석산화물 분말, 그 제조방법, 및 이를 사용한 고밀도인듐 주석 산화물 타겟의 제조방법
JP2006069882A (ja) * 2004-08-05 2006-03-16 Mitsubishi Materials Corp 微細な酸化スズ粉末とその製造方法および用途
CN1318306C (zh) * 2004-12-08 2007-05-30 云南锡业集团有限责任公司研究设计院 湿法制备偏锡酸和二氧化锡粉体的方法
JP2008056514A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Mitsubishi Materials Corp 酸化スズ粉末とその製造方法
KR101305902B1 (ko) * 2006-12-06 2013-09-09 삼성코닝정밀소재 주식회사 산화 주석 분말 및 그 제조 방법
KR101583148B1 (ko) * 2014-07-31 2016-01-07 한국세라믹기술원 산화주석 분말의 제조방법 및 이에 의해 제조된 산화주석 분말

Also Published As

Publication number Publication date
JP3173440B2 (ja) 2001-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100583702B1 (ko) 가스상의 환원제로 산화물을 환원시켜 금속 분말을 제조하는 방법 및 그로부터 제조된 금속 분말
KR100427005B1 (ko) 구상으로 응집된 염기성 탄산코발트(ii) 및 구상으로 응집된 수산화코발트(ii), 그의 제조방법 및 그의 용도
CN102627454B (zh) Ito粉末的制备方法和制备ito烧结体的方法
JP5949663B2 (ja) 水酸化インジウム粉の製造方法、酸化インジウム粉の製造方法、並びにスパッタリングターゲット
TWI601854B (zh) A process for producing indium-hydroxide powder, a process for producing indium oxide powder, and a sputtering target
JP2006265585A (ja) 銅粉の製造法および銅粉
KR101764218B1 (ko) 은 립을 이용한 은 분말의 제조방법
JP4747286B2 (ja) 微細な酸化スズ粉末とその製造方法および用途
JPH11343590A (ja) 高純度錫の製造方法
CN116621235A (zh) 镍铁铜锰前驱体及其制备方法、正极材料、正极和电池
JP3173440B2 (ja) 酸化錫粉末の製造方法
JP2736498B2 (ja) 酸化インジウム−酸化スズ粉末の製造方法
JPH06171937A (ja) 酸化インジウム粉末の製造方法
CN116239161A (zh) 一种镍铁锰三元前驱体、制备方法及钠离子电池正极材料
JP4100244B2 (ja) ニッケル粉末とその製造方法
TW201006946A (en) Sputtering target
JPH07278619A (ja) ニッケル粉末の製造方法
JP2950324B1 (ja) 酸化ガリウムおよびその製造方法
WO1989004736A1 (en) Process for producing particulate metal powder
JPH1179745A (ja) Itoタ−ゲット用酸化インジウム粉末の製造方法
JPH05193939A (ja) 酸化インジウム粉末及びito焼結体の製造方法
JPH1095615A (ja) 高密度焼結体用酸化インジウム粉末
JP6314904B2 (ja) 水酸化インジウム粉の製造方法及び酸化インジウム粉の製造方法、並びにスパッタリングターゲットの製造方法
JP5035509B2 (ja) 酸化スズ粉末とその製造方法
JP2017206751A (ja) ニッケル粉末の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080330

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term