JPH11130081A - 吊下式容器 - Google Patents
吊下式容器Info
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- JPH11130081A JPH11130081A JP6108198A JP6108198A JPH11130081A JP H11130081 A JPH11130081 A JP H11130081A JP 6108198 A JP6108198 A JP 6108198A JP 6108198 A JP6108198 A JP 6108198A JP H11130081 A JPH11130081 A JP H11130081A
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- hanger
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Abstract
た状態で水平ハンガーロッドがロッド挿入出入口を抜け
出す方向に力を受けたときに水平ハンガーロッドから不
用意に外れないようにするハンガーを備えた吊下式容器
を提供する。 【解決手段】 この吊下式容器のハンガー30は、水平
ハンガーロッドの直径よりも小さいロッド挿入出入口2
8と、ロッドの直径よりも大きい略円形の内周面31に
より形成されたロッド受入れ空間とを有する。このロッ
ド受入れ空間の一部は、ロッド挿入出入口の両端をなす
自由端32a,34aを有する弾性アーム32,34で
形成される。水平ハンガーロッドをハンガーのロッド挿
入出入口を通して内周面31方向に押圧すると、自由端
がロッドにより押圧されて弾性アームが開き、水平ハン
ガーロッドはロッド受入れ空間内に受け入れられる。
Description
ゼット等の中で用いる、防虫剤や除湿剤や芳香剤等を収
納するための吊下式容器に関し、特に、洋服箪笥やクロ
ーゼット等の内側に設けられた水平ハンガーロッドに引
っ掛けて用いる吊下式容器に関する。
内側に設けられた水平ハンガーロッドに、3カ月、6カ
月、12カ月間等の一定期間、取り外すことなく、吊り
下げたままの状態で用いる吊下式防虫剤容器が提供され
ている。この吊下式防虫剤容器は、水平ハンガーロッド
に引っ掛けるためのハンガーを容器本体の上部に備えて
いる。このハンガーは、一般に、下端が容器本体に接続
され上端が自由端として形成されたフック形状を有して
おり、水平ハンガーロッドを、ハンガーロッド挿入出入
口としての、ハンガーの上記上端と容器本体との間、又
は、該上端と上記下端側との間、からハンガーロッド受
入れ空間を形成する内周面内に挿入することにより、該
ハンガーを水平ハンガーロッドに引っ掛けることができ
るようになっている。
如く、水平ハンガーロッドに吊り下げたままの状態で継
続使用されるものであり、度々、水平ハンガーロッドに
対して掛けたり外したりすることは予定されていない。
である、上記ハンガーの上端と容器本体との間隔、又
は、該上端と上記下端側との間隔は、水平ハンガーロッ
ドの直径よりも大きく構成されている。従って、衣類等
の出し入れ時に該衣類等が吊下式防虫剤容器に触れたり
引っ掛かったりした場合に、ハンガーが、水平ハンガー
ロッドがハンガーロッド挿入出入口を抜ける方向に力を
受けたときには、このハンガーは水平ハンガーロッドか
ら簡単に外れてしまい、吊下式防虫剤容器は落下してし
まう。
該衣類等が触れたり引っ掛かったりしても、水平ハンガ
ーロッドから簡単に外れ落ちないようにした防虫剤容器
が所望されている。
すべき主たる技術的課題は、ハンガーが、水平ハンガー
ロッドがハンガーロッド挿入出入口を抜け出す方向に力
を受けたときに、このハンガーが水平ハンガーロッドか
ら簡単に外れないようにした吊下式容器を提供すること
である。
を水平ハンガーロッドに簡単に装着できる吊下式容器を
提供することである。
技術的課題を解決するために、本発明によれば、以下の
吊下式容器が提供される。
は、そのハンガーが、フック状であって、ハンガーロッ
ド直径より小さいハンガーロッド挿入出入口と、ハンガ
ーロッド受入れ空間を形成しかつハンガーロッド直径よ
り大きい円形内周面とを備える。このハンガーロッド挿
入出入口の少なくとも一端は、ハンガーロッド受入れ空
間の一部を構成する弾性アームの自由端で構成される。
つまり、上記ハンガーロッド挿入出入口の他端も、ハン
ガーロッド受入れ空間の一部を構成する今一つの弾性ア
ームの自由端で構成することができる。
揮発性防虫剤や芳香剤を含浸させたシートや、除湿剤等
が収納される。
する場合には、その形成材料として、たとえば、ポリエ
チレンテレフタレートが好適に使用される。ポリエチレ
ンテレフタレートは、上記シートから揮発したガスを吸
着せず、また、該ガスと化学反応を起こさないため、材
質劣化が防止される。
の水平ハンガーロッドに、次のようにして装着される。
挿入出入口に水平ハンガーロッドの外周面を当接させ、
この状態から、水平ハンガーロッドをハンガーロッド受
入れ空間の方向に押圧する。このとき、ハンガーロッド
直径よりも小さいハンガーロッド挿入出入口の一端をな
す弾性アームの自由端が水平ハンガーロッドの外周面に
より押圧されて弾性変形し、ハンガーロッド挿入出入口
の間隔は大きくなる。この結果、水平ハンガーロッドは
このハンガーロッド挿入出入口を通過してハンガーロッ
ド直径よりも大きい直径を有するハンガーロッド受入れ
空間内に案内される。そして、水平ハンガーロッドがハ
ンガーロッド受入れ空間内に案内されるとき、弾性変形
していた弾性アームは、水平ハンガーロッドによる付勢
圧から解放されて、自らの弾性により元の形状に復帰す
る。
入れ空間をなす内周面は、大略円形に形成されているの
で、該内周面と、水平ハンガーロッドの外周面との相互
摩擦係数は小さい。なお、この内周面には、ハンガーロ
ッドに対して左右にスライド可能なように、ハンガーロ
ッド表面との接触面積を小さくして摩擦抵抗を低減する
凹凸部を設けることが好ましい。
水平ハンガーロッドを乗り越えたとき、弾性アームは自
らの弾性により元の形状に復帰し、水平ハンガーロッド
は、弾性アームによりハンガーロッド受入れ空間をなす
円形内周面内にロックされた状態となる。この状態にお
いて、衣類等の出し入れ時に該衣類等が防虫剤容器に触
れたり引っ掛かったりした場合などに、ハンガーが、水
平ハンガーロッドがハンガーロッド挿入出入口を抜け出
す方向に力を受けたとき、上記の如くハンガーロッド受
入れ空間をなす内周面と水平ハンガーロッドの外周面と
の相互摩擦係数は小さいので、該外力により、容器全体
が水平ロッドを軸として容易に回転(回動)せしめられ
る。すなわち、当該内周面と水平ハンガーロッドの外周
面との間に無理な力が作用し該両面の相対回転が阻まれ
ることによってハンガーロッド挿入出入口の間隔を大き
くする方向に弾性アームが変形することが防止されるた
め、水平ハンガーロッドのハンガーロッド受入れ空間か
らの抜けは、効果的に防止される。つまり、ハンガー
は、水平ハンガーロッドから簡単に外れることはない。
自由端と、その対向端は、上記水平ハンガーロッドの挿
入時にロッドを案内する互いに外広がりの案内傾斜面を
夫々備えることが好ましい。
ハンガーロッド挿入出入口に対する案内領域は、該ハン
ガーロッド挿入出入口に対して、案内傾斜面をもって外
広がりに形成されている領域分、大きくなっている。つ
まり、水平ハンガーロッドの軸直角方向にハンガーを移
動させてハンガーロッド挿入出入口つまり、上記自由端
と対向端との間、に水平ハンガーロッドを案内・位置決
めする操作は、上記水平ハンガーロッドの延在方向と、
上記ハンガーの水平ハンガーロッドに対する移動方向と
に直角である方向におけるハンガーの水平ハンガーロッ
ドに対する位置決めの自由度が大きいため、神経を使う
ことなく、簡単に行うことができる。
で形成した上記ハンガーロッド挿入出入口は、水平面に
対してやや上方に向いていることが好ましい。
上方に移動させながら水平ハンガーロッドに容易に装着
することができる。なお、上記弾性アームには、その弾
性変形を容易ならしめる蛇行屈曲部を設けることが好ま
しい。
図面に従って詳細に説明する。なお、以下の説明では、
防虫剤容器を例にとって本発明の実施形態を説明する
が、本発明の容器が、防虫剤のみならず、除湿剤や芳香
剤を収納して使用できることは言うまでもない。
容器の内側の展開状態を示した全体図である。図におい
て、参照符号10,30は、夫々、この防虫剤容器の容
器本体及該容器本体10に接続されたハンガーである。
図に示すように、容器本体10は、1対の本体構成部1
0A,10Bを有しており、該容器本体10は、本体構
成部10A,10Bを折り曲げ自在の1対のヒンジ12
により互いに接続したものからなる。この1対の本体構
成部10A,10Bは、以下に説明するように、その間
に不図示の矩形状防虫剤シートを保持・収納した状態で
互いに閉じられるようになっている。この防虫剤容器
は、箪笥やクローゼット等の水平ハンガーロッド40
(図3〜5参照)にハンガー30を引っかけて、容器全
体を吊り下げ状態で用いるようになっている。
内側に、上記防虫剤シートを位置決めするための位置決
め用リブ16がコーナ部4箇所に設けられており、ま
た、両方の本体構成部10A,10Bの内側には、該両
構成部10A,10Bが互いに閉じられたときに相互に
対応する箇所に、防虫剤シート押さえ用リブ18が形成
されている。
4箇所を本体構成部10Aの位置決め用リブ16の内側
に位置決めした状態で両方の本体構成部10A,10B
をヒンジ12を介して互いに閉じることにより、防虫剤
シートは、該本体構成部10A,10B内側の防虫剤シ
ート押さえ用リブ18により挟まれた状態で容器本体1
0内に保持されるようになっている。なお、図におい
て、参照符号14は揮散孔であり、上記の如く容器本体
10内に保持された防虫剤シートから揮発した防虫剤
が、該揮散孔14を通して外部に揮散せしめられるよう
になっている。
内側には、図に示す如く相互に対応する所定部位に、周
知の位置決め用雄雌突出係合部20及びスナップ係合部
22が設けられており、両方の本体構成部10A,10
Bを互いに閉じたときに、位置決め用雄雌突出係合部2
0と、スナップ係合部22が、夫々、互いに係合して該
両本体構成部10A,10Bが互いに位置決めされた状
態で閉じられるようになっている。
いに閉じられてなる容器本体の側面を図2に示してい
る。図に示すように、本体構成部10A,10Bの各外
側面には、各側面大略直角方向に張り出した防虫剤の揮
散確保用張り出しリブ24が設けられている。このリブ
24により、当該防虫剤容器の各側面と、該防虫剤容器
と共にクローゼット内に収納される衣類等との所定のス
ペースが確保され、この防虫剤容器の揮散孔14が、当
該衣類等により塞がれることが防止されるようになって
いる。なお、図1,2に示す如く、一方の本体構成部1
0Aの側面には、切り欠き26が設けられており、防虫
剤シート交換時等に容器を開きたい場合には、爪やコイ
ン等をこの切り欠き26の間に挿入して本体構成部10
A,10Bを互いに容易に開くことができるようになっ
ている。
ンジ12、及び、以下に説明するハンガー30は、防虫
剤と化学的に反応せず、しかも、成型後に所定の弾性を
有するポリエチレンテレフタレートから一体的に形成さ
れている。
図1に示す如く、フック形状を有しており、次のように
構成されている。
ー30を装着するクローゼットや箪笥等の水平ハンガー
ロッド(バー)のロッドの直径よりも小さい間隔“α”
を有するハンガーロッド挿入出入口28と、該出入口2
8に連続しハンガーロッド受入れ空間を形成する内周面
31とを有している。この内周面は、図に示すように、
大略円形に形成されており、該内周面は、ロッドの直径
よりも大きい間隔“β”を有している。
出入口28は、上記ロッド受入れ空間の一部をなす1対
の弾性アーム32,34の自由端32a,34aから形
成されており、さらに、このハンガー30は、該1対の
弾性アーム32,34の自由端32a,34aに接続し
且つ該自由端32a,34aから上記大略円周面30の
大略直径方向外側に延在するハンガーロッド案内面32
b,34bを有するハンガーロッド案内部32c,34
cを有している。当該1対のハンガーロッド案内面32
b,34bは、該ハンガーロッド案内面32b,34b
に対して水平ハンガーロッドを挿入したときに、互いに
協働して水平ハンガーロッドをハンガーロッド挿入出入
口28の方向、つまり、上記1対の自由端32a,34
aの方向、に案内するべく、互いに外広がりの傾斜面と
して形成されている。なお、図1に示すように、このハ
ンガー30には、その外周に、面直角方向に若干突出す
る補強用リブ36が形成されている。
の水平ハンガーロッドに以下のようにして引っ掛けるこ
とができる。これを図3,4,5を用いて説明する。
示す如く、水平ハンガーロッド40に対して該ロッド4
0の大略軸直角方向に接近させて、ハンガー30の1対
のハンガーロッド案内面32b.34bの両方の案内面
32b.34bに水平ハンガーロッド40の外周面を当
接させる。ここで、この1対のハンガーロッド案内面の
両方の案内面32b.34bに水平ハンガーロッド40
を当接させるには、該ハンガーロッド案内面32b.3
4bの何れか一方の案内面32b(34b)を先ず水平
ハンガーロッド40の外周面に当接させるだけでよい。
該ハンガーロッド案内面32b.34bは、上記の如く
互いに外広がりに形成されているので、該ハンガーロッ
ド案内面32b.34bの何れか一方の案内面32b
(34b)を水平ハンガーロッド40の外周面に当接さ
せた状態で、さらに水平ハンガーロッド40を上記ハン
ガーロッド挿入出入口28の方向、つまり、上記1対の
自由端32a,34aの方向に、押し込むだけで、水平
ハンガーロッド40の外周面は、上記1対のハンガーロ
ッド案内面の両方の案内面32b.34bに、自動的に
当接せしめられる。
の各ハンガーロッド案内面32b.34bの水平ハンガ
ーロッド40に対する当接状態から、ハンガー30の本
体30aを水平ハンガーロッド40に対してさらに押し
込むことにより、弾性アーム32,34の1対の各自由
端32a,34aは水平ハンガーロッド40の外周面に
押圧されて、1対の各弾性アーム32,34は、互いに
外方向、及び/又は、水平ハンガーロッド40の軸方向
に弾性的に撓む。
ー30の本体30aを水平ハンガーロッド40に対して
さらに押し込むことにより、水平ハンガーロッド40の
外周面は、上記1対の弾性アーム32,34の各自由端
32a,34aを乗り越えてハンガーロッド受入れ空間
を形成する内周面30の内側に受け入れられる。そし
て、このとき、1対の弾性アーム32,34は元の形状
に復帰し、ハンガー30の水平ハンガーロッドに対する
装着作業は完了する。
は、上記の如く、その外周に沿って、補強用リブ36が
夫々形成されている。従って、該各弾性アーム32,3
4が、図4に示すように、互いに外方向、及び/又は、
上記水平ハンガーロッド40の軸方向、に押圧され変形
せしめられた状態において、該各弾性アーム32,34
が互いに内方向、及び/又は水平ハンガーロッド40の
軸方向、に夫々復帰しようとする弾性復帰力は大きい。
従って、この防虫剤容器が箪笥等内の上記水平ハンガー
ロッド40に吊り下げられた後、図5の矢印で示す如
く、衣類等の出し入れに際して該衣類等がこの防虫剤容
器に触れたり引っ掛かったりしてこのハンガーが水平ハ
ンガーロッド40がハンガーロッド挿入出入口28を抜
け出す方向の力を受けたときには、この弾性アーム3
2,34が有する大きい弾性(弾力)によって、該弾性
アーム32,34は、水平ハンガーロッド40によって
互いに外方向、及び/又は上記軸方向、に夫々容易に変
形せしめられることはない。つまり、ハンガー30のハ
ンガーロッド受入れ空間からの水平ハンガーロッド40
の抜けは、効果的に防止される。
ンガーロッド案内面32b,34bで形成されたハンガ
ーロッド挿入出入口28は、水平面に対してつまり容器
本体の上記一辺11に対して、やや上方に向くように形
成されている。この構成により、容器本体を水平方向斜
め上方に移動させながら水平ハンガーロッドに対して簡
単に装着することができる。
2,34のうち、容器本体構成部10A側に設けられて
いる弾性アーム34とハンガーロッド案内部34cとの
間には、容器本体構成部10Aとの間にスペース38
(図1及び2参照)を有しているが、その変形形態に係
るものとして、ハンガー30と容器本体とを、このスペ
ース38をなくすように構成することが可能である。こ
のように構成しても、他方の弾性アーム32により、そ
の弾性が確保されるので、上記実施形態と同一の効果が
実現される。
本体30aと容器本体構成部10Aとは、容器本体構成
部10Aの一辺11(図1参照)沿いに互いに所定長さ
接続(固定)されているが、その変形形態に係るものと
して、ハンガー本体30aと、容器本体10の本体構成
部10Aとを、細長の接続部を介して、互いに一体的に
形成してもよいことはいうまでもない。
他の実施形態を3つ説明する。これらの実施形態は、図
1〜5に示した実施形態に対してハンガー部の構造のみ
が異なるので、ハンガー部のみを図示して説明する。図
6の実施形態においては、ハンガーロッド受入れ空間の
内周面131に、そのほぼ全周にわたって、左右対称の小
さな波状の凹凸部が連続的に形成されている。内周面13
1は、このような凹凸を有するが故にハンガーロッド表
面との接触面積が小さく、したがって、摩擦抵抗が低減
されている。したがって、ハンガーがハンガーロッドの
長さ方向に容易にスライドできる。
際には幾つかの洋服の中から適当なものが選ばれるが、
このようにハンガーのスライドを容易にしておけば、各
洋服を左右にずらして適当なものを選ぶのに好都合であ
る。また、ハンガーに洋服が接触した場合に、ハンガー
が容易に逃げることができるので、取り出される洋服に
引きずられてハンガーも引っぱり出されるという不都合
も起こりにくくなる。
点から、ハンガーロッド受入れ空間の内周面231を凹凸
状としたものである。内周面231に設けた凹凸部は、図
6の場合に比べて粗く形成されており、また左右非対称
となっている。さらにこの実施形態においては、アーム
232の外周面にも凹凸を設けている。このように、アー
ム232の内外面に凹凸部を設けた場合にも、ハンガーの
スライドが容易になるという効果が達成される。また、
アーム232の全体が独特の形状を為しており、これによ
り意匠的効果を高めるというねらいもある。
ては2つのアーム部の間にハンガーロッド受入れ空間が
形成されていたが、図7の実施形態においてはアーム部
は1つだけである。つまり、防虫剤容器本体の上端縁21
1が、図1および図6に示した実施形態における下方側
のアーム部34、134の機能を果たしている。
ガーロッドへの取付けが容易になるように工夫したもの
である。既に説明したように、本発明の防虫剤容器をハ
ンガーロッドに取り付ける際には、ハンガーの弾性アー
ムがハンガーロッドに押圧されることによって弾性変形
する。一方、ハンガーの材質としては、前述のようにシ
ートからの揮発ガスを吸着しない等の利点からポリエチ
レンテレフタレートを採用することが好ましい。しか
し、ポリエチレンテレフタレート製のアーム部は、可撓
性を有するもののポリプロピレンやポリエチレンに比べ
るとやはり硬い。そこで、弾性アーム部332に蛇行した
屈曲部337を設けることによって、弾性アームの可撓性
を高めている。これにより、ハンガーのハンガーロッド
への取り付けが一層容易になる。
において変形することとなるので、ハンガーロッド挿入
時にのみ挿入出入口を拡大するという効果を有効に達成
するためには、蛇行屈曲部337はアーム332の基端部付近
に設けることが好ましい。蛇行屈曲部をアーム中央部付
近に設けた場合でもある程度の効果は得られるが、あま
り先端部付近に設けることは好ましくない。なお、図示
の例においては、蛇行屈曲部337は、2つの湾曲部335、
337から構成されているが、湾曲部の数は1つであって
も3つ以上であってもよい。
状態を内側から示す全体図である。
虫剤容器の要部側面図である。
等の水平ハンガーロッドに引掛ける状態を示す説明図で
ある。
等の水平ハンガーロッドに引掛ける状態を示す説明図で
ある。
等の水平ハンガーロッドに引掛ける状態を示す説明図で
ある。
ンガー部を示す説明図である。
ンガー部を示す説明図である。
ンガー部を示す説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 クローゼット等の水平ハンガーロッド
(40)に引っ掛けるためのハンガーを容器本体の上部
に備えた吊下式容器において、 ハンガー(30)は、フック状であって、ハンガーロッ
ド直径より小さいハンガーロッド挿入出入口(28)
と、ハンガーロッド受入れ空間を形成しかつハンガーロ
ッド直径より大きい円形内周面(31)とを備え、 ハンガーロッド挿入出入口(28)の一端は、ハンガー
ロッド受入れ空間の一部を構成する弾性アーム(32,
132,232,332)の自由端(32a)で構成し
たことを特徴とする吊下式容器。 - 【請求項2】 上記ハンガーロッド挿入出入口(28)
の他端も、ハンガーロッド受入れ空間の一部を構成する
今一つの弾性アーム(34,134)の自由端(34
a)で構成したことを特徴とする請求項1記載の吊下式
容器。 - 【請求項3】 防虫剤を収容して使用されることを特徴
とする、請求項1または2記載の吊下式容器。 - 【請求項4】 上記円形内周面には、ハンガーロッド表
面との接触面積を小さくして摩擦抵抗を低減する凹凸部
(131,231)が設けられていることを特徴とす
る、請求項1、2または3記載の吊下式容器。 - 【請求項5】 上記弾性アーム(332)は、その弾性
変形を容易ならしめる蛇行屈曲部(337)を備えてい
ることを特徴とする、請求項1、2、3または4記載の
吊下式容器。 - 【請求項6】 上記弾性アーム(32,34)の上記自
由端(32a,34a)と、その対向端(34a,32
a)は、上記水平ハンガーロッド(40)の挿入時に水
平ハンガーロッド(40)を案内する互いに外広がりの
案内傾斜面(32b,34b)を夫々備えたことを特徴
とする、請求項1、2、3、4または5記載の吊下式容
器。 - 【請求項7】 上記1対の案内傾斜面(32b,34
b)で形成した上記ハンガーロッド挿入出入口(28)
は、水平面に対してやや上方に向いていることを特徴と
する、請求項1、2、3、4、5または6記載の吊下式
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06108198A JP3250982B2 (ja) | 1997-08-29 | 1998-03-12 | 吊下式容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23491697 | 1997-08-29 | ||
JP9-234916 | 1997-08-29 | ||
JP06108198A JP3250982B2 (ja) | 1997-08-29 | 1998-03-12 | 吊下式容器 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000363002A Division JP2001197999A (ja) | 1997-08-29 | 2000-11-29 | 吊下式容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11130081A true JPH11130081A (ja) | 1999-05-18 |
JP3250982B2 JP3250982B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=26402129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06108198A Expired - Fee Related JP3250982B2 (ja) | 1997-08-29 | 1998-03-12 | 吊下式容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3250982B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157264A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吊り下げ式揮散剤用容器 |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP06108198A patent/JP3250982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012157264A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吊り下げ式揮散剤用容器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3250982B2 (ja) | 2002-01-28 |
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