JPH11130056A - 段ボール製包装箱 - Google Patents
段ボール製包装箱Info
- Publication number
- JPH11130056A JPH11130056A JP9297303A JP29730397A JPH11130056A JP H11130056 A JPH11130056 A JP H11130056A JP 9297303 A JP9297303 A JP 9297303A JP 29730397 A JP29730397 A JP 29730397A JP H11130056 A JPH11130056 A JP H11130056A
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- Japan
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- body frame
- box
- packaging box
- piece
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分離操作が容易で、しかも、連結部分が隠蔽
されて体裁のよい2個の独立した蓋付きの箱体に分割可
能な段ボール製包装箱を提供すること。 【解決手段】 蓋部3と底部4とが連設されている胴枠
部2の1角部に線状切断部5付きの折曲線6を介して胴
枠部2の1つの側板部21aの外面に添う連結用糊代片
7を張設した段ボール製の角箱1の2個を、一方の角箱
1の連結用糊代片7と他方の角箱1の連結用糊代片7と
が側板部21a、21aの両側間に介在配置されるよう
に突き合わせて各連結用糊代片7を相手方の突き合わせ
面となる側板部21aに貼着することにより、前記線状
切断部5から切断して独立した2個の箱体に分離できる
連結箱とする。
されて体裁のよい2個の独立した蓋付きの箱体に分割可
能な段ボール製包装箱を提供すること。 【解決手段】 蓋部3と底部4とが連設されている胴枠
部2の1角部に線状切断部5付きの折曲線6を介して胴
枠部2の1つの側板部21aの外面に添う連結用糊代片
7を張設した段ボール製の角箱1の2個を、一方の角箱
1の連結用糊代片7と他方の角箱1の連結用糊代片7と
が側板部21a、21aの両側間に介在配置されるよう
に突き合わせて各連結用糊代片7を相手方の突き合わせ
面となる側板部21aに貼着することにより、前記線状
切断部5から切断して独立した2個の箱体に分離できる
連結箱とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立した2個の角
箱に分離可能な段ボール包装箱に関するものである。
箱に分離可能な段ボール包装箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】独立した複数個の角箱が分離可能に連結
されている段ボール製包装箱は、流通過程では小売段階
まで連結状態のままで取り扱われる一方、消費者はその
うちの必要数だけを独立した小箱状に分離して持ち運ぶ
ことができるため、いちご箱などに広く利用されている
が、蓋付きで分離操作が簡単なうえに連結部分が的確に
隠蔽される体裁のよいものは未だ見当たらない。
されている段ボール製包装箱は、流通過程では小売段階
まで連結状態のままで取り扱われる一方、消費者はその
うちの必要数だけを独立した小箱状に分離して持ち運ぶ
ことができるため、いちご箱などに広く利用されている
が、蓋付きで分離操作が簡単なうえに連結部分が的確に
隠蔽される体裁のよいものは未だ見当たらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは、前記のような従来技術の欠点をなくし、
蓋付きで分離操作が簡単なうえ、連結部分が的確に隠蔽
される体裁のよい複数に分離可能な段ボール包装箱を提
供することにある。
するところは、前記のような従来技術の欠点をなくし、
蓋付きで分離操作が簡単なうえ、連結部分が的確に隠蔽
される体裁のよい複数に分離可能な段ボール包装箱を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明に係る段ボール包装箱は、蓋部と底部とが連
設されている胴枠部の1角部に線状切断部付きの折曲線
を介して該胴枠部の1つの側板部の外面に添う連結用糊
代片を張設した段ボール製の角箱の2個を、一方の角箱
の連結用糊代片と他方の角箱の連結用糊代片とが側板部
の両側間に介在配置されるように突き合わせて各連結用
糊代片を相手方の突き合わせ面となる側板部に貼着する
ことにより、前記線状切断部から切断して独立した2個
の箱体に分離できる連結箱としてあることを特徴とする
ものを基本構成とする。そして、このような段ボール包
装箱において、角箱を長方形状として、その胴枠部の対
向する長辺側の側板部と短辺側の側板部の上縁にそれぞ
れ蓋用の外フラップと内フラップが連設されるとともに
下縁にはそれぞれ底用の外フラップと内フラップが連設
されており、前記した底用の外フラップは、そのいずれ
か一方の一側端部と他方の他側端部が斜めの折曲線によ
り外折可能な貼着片部とされてこれが底用の内フラップ
に貼着一体化されるとともに、前記貼着片部とは反対側
の一半部先端は他半部より突出する係止用突片に形成さ
れていて、胴枠部が角箱状態とされた正常時にはこの係
止用突片が相手方の他半部内面に当接係合して底部が組
み立てられるが、胴枠部が対向する角部より折曲されて
扁平化したときには底用の外フラップと内フラップは胴
枠部内に収納されるようにして、底をガムテープなどで
補強しなくても充分な強度を確保できるとともに、不使
用時に嵩張ることがないようにしたものを請求項2に係
る発明とし、さらに、前記した各段ボール包装箱におい
て、線状切断部を、破断用切込とこれより短い連繋部と
を交互に設けた破断線とするとともに、連結用糊代片の
上下縁は前記破断用切込よりも長い切口として切断操作
を容易化したものを請求項3に係る発明とする。
した本発明に係る段ボール包装箱は、蓋部と底部とが連
設されている胴枠部の1角部に線状切断部付きの折曲線
を介して該胴枠部の1つの側板部の外面に添う連結用糊
代片を張設した段ボール製の角箱の2個を、一方の角箱
の連結用糊代片と他方の角箱の連結用糊代片とが側板部
の両側間に介在配置されるように突き合わせて各連結用
糊代片を相手方の突き合わせ面となる側板部に貼着する
ことにより、前記線状切断部から切断して独立した2個
の箱体に分離できる連結箱としてあることを特徴とする
ものを基本構成とする。そして、このような段ボール包
装箱において、角箱を長方形状として、その胴枠部の対
向する長辺側の側板部と短辺側の側板部の上縁にそれぞ
れ蓋用の外フラップと内フラップが連設されるとともに
下縁にはそれぞれ底用の外フラップと内フラップが連設
されており、前記した底用の外フラップは、そのいずれ
か一方の一側端部と他方の他側端部が斜めの折曲線によ
り外折可能な貼着片部とされてこれが底用の内フラップ
に貼着一体化されるとともに、前記貼着片部とは反対側
の一半部先端は他半部より突出する係止用突片に形成さ
れていて、胴枠部が角箱状態とされた正常時にはこの係
止用突片が相手方の他半部内面に当接係合して底部が組
み立てられるが、胴枠部が対向する角部より折曲されて
扁平化したときには底用の外フラップと内フラップは胴
枠部内に収納されるようにして、底をガムテープなどで
補強しなくても充分な強度を確保できるとともに、不使
用時に嵩張ることがないようにしたものを請求項2に係
る発明とし、さらに、前記した各段ボール包装箱におい
て、線状切断部を、破断用切込とこれより短い連繋部と
を交互に設けた破断線とするとともに、連結用糊代片の
上下縁は前記破断用切込よりも長い切口として切断操作
を容易化したものを請求項3に係る発明とする。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形
態を、保存パンが6個宛包装できる45×15×10(c
m)程度の箱体を2個連結してある2連式のパン包装箱を
例として図面を参考にしながら詳細に説明する。1は長
方形状の胴枠部2に蓋部3と底部4とが連設された段ボ
ール製の角箱であって、本発明はこの角箱1を基本とし
てその2個を連結してなるものである。
態を、保存パンが6個宛包装できる45×15×10(c
m)程度の箱体を2個連結してある2連式のパン包装箱を
例として図面を参考にしながら詳細に説明する。1は長
方形状の胴枠部2に蓋部3と底部4とが連設された段ボ
ール製の角箱であって、本発明はこの角箱1を基本とし
てその2個を連結してなるものである。
【0006】この角箱1をさらに詳細に説明すると、長
方形状の胴枠部2は、長辺側の側板部21a、21b
と、短辺側の側板部21c、21dとが折曲線22a、
22b、22cを介して折曲されていて、長辺側の側板
部21aの外縁に折曲線22eを介して連設された貼着
用舌片部21eにより連結されたものであるが、短辺側
の側板部21dの外縁には、線状切断部5付きの折曲線
6を介して該胴枠部2の前記側板部21aの外面に添う
ように折曲された連結用糊代片7を張設したものとして
いる。
方形状の胴枠部2は、長辺側の側板部21a、21b
と、短辺側の側板部21c、21dとが折曲線22a、
22b、22cを介して折曲されていて、長辺側の側板
部21aの外縁に折曲線22eを介して連設された貼着
用舌片部21eにより連結されたものであるが、短辺側
の側板部21dの外縁には、線状切断部5付きの折曲線
6を介して該胴枠部2の前記側板部21aの外面に添う
ように折曲された連結用糊代片7を張設したものとして
いる。
【0007】また、前記した蓋部3は、長辺側の側板部
21a、21bと短辺側の側板部21c、21dの上縁
にそれぞれ内折用の折曲線32a、32b、32c、3
2dを介して蓋用の外フラップ31a、31bと内フラ
ップ31c、31dを連設して形成されたもので、この
蓋部3の構成は従来の段ボール製包装箱の蓋部と何ら変
わることはない。一方、前記した底部4は長辺側の側板
部21a、21bと短辺側の側板部21c、21dの下
縁にそれぞれ内折用の折曲線42a、42b、42c、
42dを介して底用の外フラップ41a、41bと内フ
ラップ41c、41dを連設したものであるが、この底
用の外フラップ41a、41bは、そのいずれか一方の
一側端部と他方の他側端部が斜めの折曲線44a、44
bにより外折可能な貼着片部43a、43bとされてこ
れが底用の内フラップ41c、41dに貼着一体化され
ており、さらに、この外フラップ41a、41bの前記
貼着片部43a、43bとは反対側の一半部先端は他半
部より突出する係止用突片45a、45bに形成されて
いる。そして、胴枠部2が角箱状態とされた正常時には
この係止用突片45a、45bが相手方の他半部内面に
当接係合して底部4が組み立てられるが、胴枠部2が対
向する角部より折曲されて扁平化したときには、底用の
外フラップ41a、41bと内フラップ41c、41d
とは扁平化された胴枠部2内に挟まれた状態で収納され
るようになっている。
21a、21bと短辺側の側板部21c、21dの上縁
にそれぞれ内折用の折曲線32a、32b、32c、3
2dを介して蓋用の外フラップ31a、31bと内フラ
ップ31c、31dを連設して形成されたもので、この
蓋部3の構成は従来の段ボール製包装箱の蓋部と何ら変
わることはない。一方、前記した底部4は長辺側の側板
部21a、21bと短辺側の側板部21c、21dの下
縁にそれぞれ内折用の折曲線42a、42b、42c、
42dを介して底用の外フラップ41a、41bと内フ
ラップ41c、41dを連設したものであるが、この底
用の外フラップ41a、41bは、そのいずれか一方の
一側端部と他方の他側端部が斜めの折曲線44a、44
bにより外折可能な貼着片部43a、43bとされてこ
れが底用の内フラップ41c、41dに貼着一体化され
ており、さらに、この外フラップ41a、41bの前記
貼着片部43a、43bとは反対側の一半部先端は他半
部より突出する係止用突片45a、45bに形成されて
いる。そして、胴枠部2が角箱状態とされた正常時には
この係止用突片45a、45bが相手方の他半部内面に
当接係合して底部4が組み立てられるが、胴枠部2が対
向する角部より折曲されて扁平化したときには、底用の
外フラップ41a、41bと内フラップ41c、41d
とは扁平化された胴枠部2内に挟まれた状態で収納され
るようになっている。
【0008】なお、前記した連結用糊代片7に形成して
ある線状切断部5は、10mm程度の破断用切込5aとこ
れより短い3mm程度の連繋部5bとが交互に設けられた
ミシン目しするとともに、連結用糊代片7の上下縁には
前記破断用切込5aよりも長い15mm程度の切口5cと
してこの切口5cに手指をあてて線状切断部5の軸線方
向に力を加えることにより容易に切断されて独立した2
個の箱体に分離できるようにしたり、連結用糊代片7の
うち線状切断部5付きの折曲線6が形成されている部分
に引き紐5dをその端部が摘み部として残されるように
埋め込んでこの引き紐5dを引くことにより容易に切断
されて独立した2個の箱体に分離できるようにしたり、
或いは、連結用糊代片7のうち線状切断部5付きの折曲
線6が形成されている部分にセルラーゼなどの無害な繊
維素分解酵素を塗布するなどの強度低下処理を施してこ
の部分から容易に切断されるようにしておくことが好ま
しい。
ある線状切断部5は、10mm程度の破断用切込5aとこ
れより短い3mm程度の連繋部5bとが交互に設けられた
ミシン目しするとともに、連結用糊代片7の上下縁には
前記破断用切込5aよりも長い15mm程度の切口5cと
してこの切口5cに手指をあてて線状切断部5の軸線方
向に力を加えることにより容易に切断されて独立した2
個の箱体に分離できるようにしたり、連結用糊代片7の
うち線状切断部5付きの折曲線6が形成されている部分
に引き紐5dをその端部が摘み部として残されるように
埋め込んでこの引き紐5dを引くことにより容易に切断
されて独立した2個の箱体に分離できるようにしたり、
或いは、連結用糊代片7のうち線状切断部5付きの折曲
線6が形成されている部分にセルラーゼなどの無害な繊
維素分解酵素を塗布するなどの強度低下処理を施してこ
の部分から容易に切断されるようにしておくことが好ま
しい。
【0009】そして、このような段ボール製の角箱1
は、その2個を、一方の角箱1の連結用糊代片7と他方
の角箱1の連結用糊代片7とが側板部21a、21aの
両側間に介在配置されるように突き合わせて、両連結用
糊代片7、7を相手方の突き合わせ面となる側板部21
a、21aに貼着することにより連結箱としてある。
は、その2個を、一方の角箱1の連結用糊代片7と他方
の角箱1の連結用糊代片7とが側板部21a、21aの
両側間に介在配置されるように突き合わせて、両連結用
糊代片7、7を相手方の突き合わせ面となる側板部21
a、21aに貼着することにより連結箱としてある。
【0010】なお、連結用糊代片7、7を相手方の突き
合わせ面となる側板部21a、21aに貼着する場合、
貼着強度を高めておくことが両者の連結強度が優れたも
のとなるうえ切断作業上も便利なため、貼着に用いる接
着剤として紙との接着力が特に大きいものを採用した
り、一方または双方の貼着面を起毛させるなどして接着
表面積を拡大しておくことは一層好ましい。また、図示
しないが各角箱1の胴枠部2の対向面となる側板部21
a、21bの上部にそれぞれ提げ手係止孔を打抜きでき
る加工を施しておき、2個の角箱に分離した後、打抜き
により提げ手係止孔を明けてこれに提げ手を係止するな
どして1個宛携行できるようにしたり、蓋部3を一方の
側板部の上縁より折曲線を介して連設される1枚のフラ
ップとしたり、連結される2個の箱体1、1の連結強度
を一側に比べて他側を弱くするとともにそれに対応して
切断順序を表示しておくなど、細部の設計は任意であ
る。
合わせ面となる側板部21a、21aに貼着する場合、
貼着強度を高めておくことが両者の連結強度が優れたも
のとなるうえ切断作業上も便利なため、貼着に用いる接
着剤として紙との接着力が特に大きいものを採用した
り、一方または双方の貼着面を起毛させるなどして接着
表面積を拡大しておくことは一層好ましい。また、図示
しないが各角箱1の胴枠部2の対向面となる側板部21
a、21bの上部にそれぞれ提げ手係止孔を打抜きでき
る加工を施しておき、2個の角箱に分離した後、打抜き
により提げ手係止孔を明けてこれに提げ手を係止するな
どして1個宛携行できるようにしたり、蓋部3を一方の
側板部の上縁より折曲線を介して連設される1枚のフラ
ップとしたり、連結される2個の箱体1、1の連結強度
を一側に比べて他側を弱くするとともにそれに対応して
切断順序を表示しておくなど、細部の設計は任意であ
る。
【0011】このように構成されたものは、2個の角箱
1、1が一方の角箱1の連結用糊代片7と他方の角箱1
の連結用糊代片7とが両角箱1、1の対面する側板部2
1a、21aの両側間に介在されて突き合わされたうえ
両連結用糊代片7、7を相手方の突き合わせ面となる側
板部21a、21aに貼着してあり、連結用糊代片7、
7が完全に隠蔽されているので、内部が2つに区画され
た1つの体裁のよい大箱として利用できるもので、常時
は連結された両角箱1、1にそれぞれ収納物を入れて蓋
部3により角箱1の開口を閉塞した状態で流通経路にの
せられ、小売店まで運ばれて店頭に陳列される。そし
て、この2個のうちの1個を購入したい者がいるときに
は、線状切断部5の上端または下端に手指をあてるなど
して線状切断部5の軸線方向に力を加えれば、線状切断
部5より容易に切断されて独立した2個の収納物入り箱
体に分離されることとなり、この分離された2個の収納
物入り箱体はいずれもその1つの側板部21a の一側にの
み連結用糊代片7が残されることがなく、他側にのみわ
ずかに連結用糊代片7が貼着されているのみとなって、
双方とも極めて体裁がよいので、消費者はそのままの状
態で携行できることとなる。
1、1が一方の角箱1の連結用糊代片7と他方の角箱1
の連結用糊代片7とが両角箱1、1の対面する側板部2
1a、21aの両側間に介在されて突き合わされたうえ
両連結用糊代片7、7を相手方の突き合わせ面となる側
板部21a、21aに貼着してあり、連結用糊代片7、
7が完全に隠蔽されているので、内部が2つに区画され
た1つの体裁のよい大箱として利用できるもので、常時
は連結された両角箱1、1にそれぞれ収納物を入れて蓋
部3により角箱1の開口を閉塞した状態で流通経路にの
せられ、小売店まで運ばれて店頭に陳列される。そし
て、この2個のうちの1個を購入したい者がいるときに
は、線状切断部5の上端または下端に手指をあてるなど
して線状切断部5の軸線方向に力を加えれば、線状切断
部5より容易に切断されて独立した2個の収納物入り箱
体に分離されることとなり、この分離された2個の収納
物入り箱体はいずれもその1つの側板部21a の一側にの
み連結用糊代片7が残されることがなく、他側にのみわ
ずかに連結用糊代片7が貼着されているのみとなって、
双方とも極めて体裁がよいので、消費者はそのままの状
態で携行できることとなる。
【0012】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、蓋付きで2個の角箱に分離する操作が簡単なうえ、
連結部分が的確に隠蔽されて連結状態でも分離状態でも
共に極めて体裁がよく、しかも、1種の角箱を多数用意
してその2個を連結すればよいので量産容易でコストダ
ウンも可能な連結式の段ボール包装箱を提供できるもの
となる。また、特に請求項2に係る発明では、1枚のダ
ンボール板より無駄なく型取りできるので資源の無駄が
なく、また、使用前や使用後などの不使用時には、胴枠
部を対向する角部より折曲させて扁平化すれば、底部が
すべて胴枠部内に収納されて嵩張ることなく保管、搬送
できるものとなる利点もある。従って、本発明は従来の
この種段ボール包装箱の問題点を解決したものとして極
めて有用なものである。
に、蓋付きで2個の角箱に分離する操作が簡単なうえ、
連結部分が的確に隠蔽されて連結状態でも分離状態でも
共に極めて体裁がよく、しかも、1種の角箱を多数用意
してその2個を連結すればよいので量産容易でコストダ
ウンも可能な連結式の段ボール包装箱を提供できるもの
となる。また、特に請求項2に係る発明では、1枚のダ
ンボール板より無駄なく型取りできるので資源の無駄が
なく、また、使用前や使用後などの不使用時には、胴枠
部を対向する角部より折曲させて扁平化すれば、底部が
すべて胴枠部内に収納されて嵩張ることなく保管、搬送
できるものとなる利点もある。従って、本発明は従来の
この種段ボール包装箱の問題点を解決したものとして極
めて有用なものである。
【図1】本発明の好ましい実施の形態を開蓋状態におい
て示す一部切欠斜視図である。
て示す一部切欠斜視図である。
【図2】本発明の好ましい実施の形態を扁平化された不
使用状態で示す一部切欠斜視図である。
使用状態で示す一部切欠斜視図である。
【図3】本発明の好ましい実施の形態を閉蓋状態におい
て示す一部切欠斜視図である。
て示す一部切欠斜視図である。
【図4】本発明の好ましい実施の形態を示す底面図であ
る。
る。
【図5】本発明の好ましい実施の形態を、2個の角箱に
線状切断部より分離した状態を示す斜視図である。
線状切断部より分離した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の好ましい実施の形態に用いた角箱の素
板を示す平面図である。
板を示す平面図である。
【図7】本発明における線状切断部の別例を示す要部の
展開図である。
展開図である。
1 角箱 2 胴枠部 21a 長辺側の側板部 21b 長辺側の側板部 21c 短辺側の側板部 21d 短辺側の側板部 3 蓋部 31a 蓋用の外フラップ 31b 蓋用の外フラップ 31c 蓋用の内フラップ 31d 蓋用の内フラップ 4 底部 41a 底用の外フラップ 41b 底用の外フラップ 41c 底用の内フラップ 41d 底用の内フラップ 42a 内折用の折曲線 42b 内折用の折曲線 42c 内折用の折曲線 42d 内折用の折曲線 43a 貼着片部 43b 貼着片部 44a 斜めの折曲線 44b 斜めの折曲線 45a 係止用突片 45b 係止用突片 5 線状切断部 5a 破断用切込 5b 連繋部 5c 切口 5d 引き紐 6 折曲線 7 連結用糊代片
Claims (5)
- 【請求項1】 蓋部(3) と底部(4) とが連設されている
胴枠部(2) の1角部に線状切断部(5) 付きの折曲線(6)
を介して該胴枠部(2) の1つの側板部(21a)の外面に添
う連結用糊代片(7) を張設した段ボール製の角箱(1) の
2個を、一方の角箱(1) の連結用糊代片(7) と他方の角
箱(1) の連結用糊代片(7) とが側板部(21a) 、(21a) の
両側間に介在配置されるように突き合わせて各連結用糊
代片(7) を相手方の突き合わせ面となる側板部(21a) に
貼着することにより、前記線状切断部(5) から切断して
独立した2個の箱体に分離できる連結箱としてあること
を特徴とする段ボール製包装箱。 - 【請求項2】 角箱(1) は長方形状で、その胴枠部(2)
の対向する長辺側の側板部(21a) 、(21b) と短辺側の側
板部(21c) 、(21d) の上縁にそれぞれ蓋用の外フラップ
(31a) 、(31b) と内フラップ(31c) 、(31d) が連設され
るとともに下縁にはそれぞれ底用の外フラップ(41a) 、
(41b) と内フラップ(41c) 、(41d) が連設されており、
前記した底用の外フラップ(41a) 、(41b) は、そのいず
れか一方の一側端部と他方の他側端部が斜めの折曲線(4
4a) 、(44b) により外折可能な貼着片部(43a) 、(43b)
とされてこれが底用の内フラップ(41c) 、(41d) に貼着
一体化されるとともに、前記貼着片部(43a) 、(43b) と
は反対側の一半部先端は他半部より突出する係止用突片
(45a) 、(45b) に形成されていて、胴枠部(2) が角箱状
態とされた正常時にはこの係止用突片(45a) 、(45b) が
相手方の他半部内面に当接係合して底部(4) が組み立て
られるが、胴枠部(2) が対向する角部より折曲されて扁
平化したときには底用の外フラップ(41a) 、(41b) と内
フラップ(41c) 、(41d) は胴枠部(2) 内に収納されるよ
うにしてある請求項1に記載の段ボール製包装箱。 - 【請求項3】 線状切断部(5) が、破断用切込(5a)とこ
れより短い連繋部(5b)とを交互に設けたミシン目であ
り、連結用糊代片(7) の上下縁は前記破断用切込(5a)よ
りも長い切口(5c)とされている請求項1または2に記載
の段ボール製包装箱。 - 【請求項4】 連結用糊代片(7) のうち線状切断部(5)
付きの折曲線(6) が形成されている部分に引き紐(5d)を
その端部を摘み部として残して埋め込んである請求項1
または2または3に記載の段ボール製包装箱。 - 【請求項5】 連結用糊代片(7) のうち線状切断部(5)
付きの折曲線(6) が形成されている部分に繊維素分解酵
素による強度低下処理を施してある請求項1または2ま
たは3または4に記載の段ボール製包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9297303A JPH11130056A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 段ボール製包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9297303A JPH11130056A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 段ボール製包装箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11130056A true JPH11130056A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17844774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9297303A Withdrawn JPH11130056A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 段ボール製包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11130056A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200449013Y1 (ko) | 2008-06-25 | 2010-06-09 | 주식회사 파리크라상 | 포장상자 |
CN107053295A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-08-18 | 海宁恒辉包装有限公司 | 一种瓦楞纸板切割装置 |
CN107139243A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-09-08 | 海宁恒辉包装有限公司 | 瓦楞纸切割机 |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP9297303A patent/JPH11130056A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200449013Y1 (ko) | 2008-06-25 | 2010-06-09 | 주식회사 파리크라상 | 포장상자 |
CN107053295A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-08-18 | 海宁恒辉包装有限公司 | 一种瓦楞纸板切割装置 |
CN107139243A (zh) * | 2017-06-06 | 2017-09-08 | 海宁恒辉包装有限公司 | 瓦楞纸切割机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |