JPH11130041A - 麺類の包装容器 - Google Patents

麺類の包装容器

Info

Publication number
JPH11130041A
JPH11130041A JP29843397A JP29843397A JPH11130041A JP H11130041 A JPH11130041 A JP H11130041A JP 29843397 A JP29843397 A JP 29843397A JP 29843397 A JP29843397 A JP 29843397A JP H11130041 A JPH11130041 A JP H11130041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noodles
storage recess
container
noodle
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29843397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3935580B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ECHO KK
Original Assignee
TOYO ECHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO ECHO KK filed Critical TOYO ECHO KK
Priority to JP29843397A priority Critical patent/JP3935580B2/ja
Publication of JPH11130041A publication Critical patent/JPH11130041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3935580B2 publication Critical patent/JP3935580B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Noodles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 販売時の容器に収納したままで、からまった
麺を少量の水で簡単にほぐすことができる包装容器を提
供することである。 【解決手段】 麺収納凹所11、つけ汁収納凹所12、
薬味類収納凹所13、14を設けた容器10において、
麺収納凹所11の底壁11aに上げ底部11cを形成
し、この上げ底部11cに縦横の溝11dを設け、溝1
1d内に多数のディンプル11eを設けて、麺にわずか
の水を振りかけて箸で麺を揺り動かすことにより、主と
して溝11dによって形成される凹凸で麺をほぐし、余
分の水を溝11dからディンプル11eに収集して保留
するようにしたのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、そばやうどん等の麺類
を収納して販売する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】めん類の収納部、つけ汁の収納部、薬味
類の収納部を分離して設けた合成樹脂成形容器に、それ
ぞれゆがいた麺、つけ汁、薬味類を収納して包装した即
席冷しそばや冷しうどんなどが販売されている。
【0003】このような即席麺は、ゆがいた後流通して
いる間に、互に表面が付着してからまったまま塊状に集
合してしまうため、箸でほぐすのがほとんど不可能にな
って非常に扱い難く、食するのに不便であるばかりか、
麺類特有の喉ごしの滑らかな食感が全くなくなり、商品
価値が低下する問題がある。
【0004】
【発明の課題】そのため、割子そばのように麺を小分け
して収納したものが現れているが、これも単に麺のかた
まりが小さくなっただけで、麺ばなれや食感の良さなど
の問題は解決されていない。
【0005】そこで、からまった麺を容器から取り出
し、ざるに載せて水道の流水で洗いほぐし水切りを行な
う方法を採ることになるが、勿論これは簡便さに欠け、
ざるや水道が手近にあるとは限らず、常にそのような方
法が可能であるとは言い難い。
【0006】この発明の課題は、販売時の容器に収納し
たままで、ざる等の他の用具を必要とせず、からまった
麺を簡単にほぐすことができるようにすることである。
【0007】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明は、隔壁によって分離された麺収納凹所とつけ汁収
納凹所を有する容器において、前記麺収納凹所の底壁に
上げ底部を形成し、この上げ底部に縦横の溝を連通して
設け、この溝内に多数のディンプルを設けたことを特徴
とする。
【0008】前記上げ底部のほぼ中央に、収納する麺類
を小分けにする区画となるリブを設けておくのが好まし
い。
【0009】前記縦横の溝によって区画される凸部に窪
みを設けておくことができる。
【0010】前記ディンプルの外径は、2〜8mmが好
ましい。
【0011】前記つけ汁収納凹所に隣接して薬味類収納
凹所を設け、この両凹所間の隔壁の高さを低くし、かつ
薬味類収納凹所から隔壁を越えてつけ汁収納凹所に至る
複数の並行な溝を設けておくのがよい。
【0012】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0013】図1及び図3に示すように、麺類の容器1
0は、麺収納凹所11と、つけ汁収納凹所12と、薬味
類収納凹所13、14を有し、それぞれの凹所には、底
壁11a、12a、13a、14a及びこれらの底壁か
ら立ち上る周壁11b、12b、13b、14bが設け
られ、これらの周壁の上端縁は全て平坦なフランジ15
によって接続されている。そして、それぞれの凹所1
1、12、13、14が互に隣接する部分の周壁及びフ
ランジによって、それぞれの凹所を他の凹所から区画す
る隔壁が形成されている。図2には、凹所11と12の
隔壁15bが示されている。なお、図7に基づいて後に
説明するように、つけ汁収納凹所12と薬味収納凹所1
4が隣接する部分のみフランジ15を一段低くしてあ
る。
【0014】前記フランジ15の外周全周を取り囲むよ
うに凸条16が設けられている。この凸条16は、図示
しない蓋に設けられた凹条と嵌合して蓋を取り付けるた
めのものである。
【0015】前記麺収納凹所11の底壁11aには、底
壁11aとほぼ相似形で底壁11aの大部分を占める上
げ底部11cが形成され、この上げ底部11cには、縦
横に連通する格子模様の溝11dが設けられ、横溝と縦
溝の交差部にディンプル(小さな窪み)11eが設けら
れている。なお、横溝と縦溝に区画された四角形の凸部
11fに、窪み11gを形成しておくのが好ましい。ま
た、上げ底部11cのほぼ中央にキ字形のリブ11hを
設けておくのがよい。勿論、このリブ11hは、図4
(イ)に示すように、十字形であってもよいし、図4
(ロ)のような形状であってもよい。このリブ11h
は、麺を小分けにして分別収納する区画となるほか、後
述するように麺をさばき易くする機能を有する。
【0016】上記のような容器10を使用する場合に
は、図5に示すように、ゆがき麺Aを好ましくは1口大
から2口大に小分けして、麺収納凹所11のリブ11h
によって区別された区画に収納し、凹所12にはつけ
汁、凹所13と14には海苔、ごま、わさび、刻みねぎ
等の適当な薬味類を収納する。これらのつけ汁及び薬味
類は小袋に包装した状態で収納してもよい。さらに、図
6に示すような、平袋に水Wを20〜40cc程度を封
入した小袋Bも収納しておく。この小袋Bは、蓋(図示
せず)に設けた凹所に収納しておいてもよい。また、水
Wに調味料、アルコール等の添加物を加えておいてもよ
い。そして蓋を容器10に嵌合するか、容器10を収納
袋やラップフィルムで被覆して販売する。
【0017】食卓に供する場合には、小袋Bを開封して
水Wを麺Aにふりかける。そして箸で麺Aを凹所11の
底壁に押し付けながら麺Aをさばく。このとき、麺A
は、溝11dや窪み11gによって形成される凹凸やリ
ブ11hに当って麺Aがばらけ、ふりかけられた水は溝
11dからさらに低い位置に設けられたディンプル11
eに留る。ディンプル11eは、外径2〜8mm程度、
好ましくは3〜8mm程度の小さなものであるから、流
れ込んだ水の保留機能が高く、過度に麺を軟くしたり膨
張させたりすることがない。一方、窪み11gにも水が
留るが、この窪み11gの外径を比較的大きくし、深さ
を浅くすることによって、麺Aをさばいている際に、麺
Aと共に水が溝11dの方にかき出されるようにしてお
けば、窪み11gにはわずかの水しか残留せず、これが
麺に適度の湿りを与えてかえって好都合である。なお、
この窪み11gは、麺Aを凹所11に収納した際、麺A
と底壁11aとの接触面積を少なくして、麺Aが底壁に
付着しないようにすることを主たる目的としており、従
って省略することも可能である。
【0018】麺Aをさばいた後、薬味をつけ汁に混ぜる
(勿論、麺Aをさばく前に行なってもよい)。このと
き、図7に示すように、薬味収納凹所14とつけ汁収納
凹所12との間のフランジを15aのように低く、すな
わち隔壁14cの頂面を低くし、かつ図1のように複数
条の並行な細い溝14dを凹所14の底壁14aから隔
壁14cの頂面15aを越えてつけ汁収納凹所12の周
壁12bに至るまで形成しておくと、刻みねぎのような
薬味を凹所14からつけ汁収納凹所12に箸で押し出す
だけでつけ汁に混入することができる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、包装
容器の麺収納凹所の底壁に上げ底部を形成し、この上げ
底部に縦横に連通する溝を設け、この溝内に多数のディ
ンプルを形成したので、麺収納凹所の底壁に多数の凹凸
が形成され、麺にわずかの水をふりかけて箸で麺を揺す
るだけで容易に麺がほぐれ、余分の水は前記連通溝から
小さなディンプルに集まって保留され、麺を過剰に軟く
したり膨潤させることがない。
【0020】また、上げ底部の中央にリブを設けておく
と、麺のほぐれがさらに容易となり、小分けした麺を区
画するのにも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装容器の一例を示す平面図
【図2】同上の縦断面図
【図3】同上の麺収納凹所の縦断面図
【図4】麺収納凹所に設けたリブの例を示す平面図
【図5】麺の収納状態を示す容器の平面図
【図6】水を収納した小袋の正面図
【図7】薬味類収納凹所とつけ汁収納凹所を示す縦断面
【符号の説明】
10 包装容器 11 麺収納凹所 11a 底壁 11b 周壁 11c 上げ底部 11d 溝 11e ディンプル 11f 凸部 11g 窪み 11h リブ 12 つけ汁収納凹所 12a 底壁 12b 周壁 13 薬味収納凹所 13a 底壁 13b 周壁 14 薬味収納凹所 14a 底壁 14b 周壁 14c 隔壁 15 フランジ 15a 隔壁の頂面 A 麺 B 小袋 W 水

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁によって分離された麺収納凹所とつ
    け汁収納凹所を有する容器において、前記麺収納凹所の
    底壁に上げ底部を形成し、この上げ底部に縦横の溝を連
    通して設け、この溝内に多数のディンプルを設けたこと
    を特徴とする麺類の包装容器。
  2. 【請求項2】 前記上げ底部のほぼ中央に、収納する麺
    類を小分けにする区画となるリブを設けた請求項1に記
    載の麺類の包装容器。
  3. 【請求項3】 前記縦横の溝によって区画される凸部に
    窪みを設けた請求項1又は2に記載の麺類の包装容器。
  4. 【請求項4】 前記ディンプルの外径が2〜8mmであ
    る請求項1に記載の麺類の包装容器。
  5. 【請求項5】 前記つけ汁収納凹所に隣接して薬味類収
    納凹所を設け、この両凹所間の隔壁の高さを低くし、か
    つ薬味類収納凹所から隔壁を越えてつけ汁収納凹所に至
    る複数の並行な溝を設けた請求項1に記載の麺類の包装
    容器。
JP29843397A 1997-10-30 1997-10-30 麺類の包装容器 Expired - Lifetime JP3935580B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29843397A JP3935580B2 (ja) 1997-10-30 1997-10-30 麺類の包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29843397A JP3935580B2 (ja) 1997-10-30 1997-10-30 麺類の包装容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11130041A true JPH11130041A (ja) 1999-05-18
JP3935580B2 JP3935580B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=17859652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29843397A Expired - Lifetime JP3935580B2 (ja) 1997-10-30 1997-10-30 麺類の包装容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3935580B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325543A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Showa Sangyo Co Ltd 麺類の製造方法
JP2016199290A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 中央化学株式会社 プラスチック製の包装用容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325543A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Showa Sangyo Co Ltd 麺類の製造方法
JP2016199290A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 中央化学株式会社 プラスチック製の包装用容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3935580B2 (ja) 2007-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3450326A (en) Food container
JP6560616B2 (ja) フライ麺塊の製造方法
JP3935580B2 (ja) 麺類の包装容器
KR200346910Y1 (ko) 삼각김밥용 성형틀
JP3155263U (ja) 具付き冷凍麺および具付き冷凍麺用成形容器(トレー)
CN217515586U (zh) 蜂窝型沥水槽
JPH0647768Y2 (ja) めん類の容器
JPS63620Y2 (ja)
JP4594903B2 (ja) 容器に収容されたペースト状の調味済の食肉または魚肉からなる調理材
JP2980208B2 (ja) 食品包装体
JPH0139489Y2 (ja)
JPH11332485A (ja) アルファ米を用いたおにぎりセット
CN215246315U (zh) 一种多功能快消品盛料装置
JPH1086978A (ja) 麺容器
JP2003137363A (ja) つけ麺の容器
KR200232893Y1 (ko) 두부 포장용기
JPH09140344A (ja) 容器入りインスタント食品及びその調理方法、並びにインスタント食品用容器
JPH0343133Y2 (ja)
KR20240043249A (ko) 가래떡의 전체 표면에 연육옷이 피복된 연육 가래떡 및 그 제조 방법
JP3015231U (ja) カップタイプの即席みそ汁
JPH1085113A (ja) 窪みを設けた食器
JPH0345597Y2 (ja)
JPS5840052Y2 (ja) 即席吸物包装体
JP3122230U (ja) インスタントサラダのカップ食品
JP3760438B2 (ja) 寿司およびその製法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term