JPH11130022A - 物品長さ検出方法 - Google Patents

物品長さ検出方法

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JPH11130022A
JPH11130022A JP29535997A JP29535997A JPH11130022A JP H11130022 A JPH11130022 A JP H11130022A JP 29535997 A JP29535997 A JP 29535997A JP 29535997 A JP29535997 A JP 29535997A JP H11130022 A JPH11130022 A JP H11130022A
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sensor
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耕作 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁当トレイのように横方向にスリットが形成
されていても正確に長さ検出ができる物品長さ検出方法
を提供する。 【解決手段】 コンベアで搬送中の物品の搬送方向の長
さを検出する方法において、物品aの後端部の判断を、
少なくとも該コンベアに供給される最大長さ物品の長さ
分以上センサーの出力をチェックし、チェック終了直前
の後端部検出データを後端部データとして物品の長さを
測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベルトコンベア等の
搬送装置で物品を搬送しながらその物品の搬送方向の長
さを検出する方法に関し、詳しくは物品の後端部の判断
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送装置で搬送される物品の搬送方向の
長さを検出する方法としては、特開平5−229532
号に示されているように、搬送物品の前後端部を光セン
サーで検出し、物品の前端部を検出してから後端部を検
出するまでの時間差と搬送装置の搬送速度とから物品の
搬送方向の長さを検出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方法では物品の前
端部を検出してからその物品の後端部を検出するまで検
出器の出力に変化が生じないということが条件で、従っ
て箱体等は何等問題なくその長さを検出することができ
た。しかしながら、最近の弁当トレイのように、御飯と
おかず等を区分けして収納する関係でトレイの内部が小
区画に分割され、その分割の仕切りがトレイの横方向に
スリットとして形成されるものがある。
【0004】その様なスリットが形成されたトレイの場
合は、物品の前端部を検出した後、後端部を検出するま
での間にスリットを検出するが、そのスリット部分の検
出データを該物品の後端部のデータとして判断するとい
う問題が生じる。例えば搬送されるトレイが前端部と後
端部の間に2個のスリットが形成されたトレイである場
合、従来の検出方法では前端部が光センサーで検出され
た後、搬送方向寄りの最初のスリットが光センサーで後
端部として検出される。そして、そのスリットの検出デ
ータが後端部のデータとして判断されれば、トレイの搬
送方向の長さは実際の長さ寸法より短い寸法として検出
されることになり、正確な長さ検出ができない。
【0005】本発明は上記した従来の技術が有する問題
点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、
弁当トレイのように横方向にスリットが形成されていて
も正確に長さ検出ができる物品長さ検出方法を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた技術的手段は、コンベアで搬送中の物
品の搬送方向の長さを検出する方法において、物品の後
端部の判断を、少なくとも該コンベアに供給される最大
長さ物品の長さ分以上センサーの出力をチェックし、チ
ェック終了直前の後端部検出データを後端部データとす
ることを特徴とする。
【0007】即ち、図13に示されているように、長さ
検出対象物品中に横方向にスリットが形成されている物
品が含まれている場合、センサーSの出力により後端部
データ(図13(b) の場合においてはセンサーの出力が
「ON」から「OFF」に変化した点(イ)、(ロ)、
(ハ)、尚、図13(b) の例ではセンサーSが物品を検
出している状態が「ON」で、検出していない状態を
「OFF」としいる)が検出された時、これは本当の後
端部(ハ)を検出したのか、スリット(イ)、(ロ)な
のかの判断が出来ない。従って、本発明では従来のよう
に最初に後端部データ(イ)が検出された時点で、それ
を即、後端部として判断するのではなく、少なくともこ
のコンベアに供給される最大長さ物品の長さLMAX 以上
センサーの出力を継続してチェックし、チェック終了直
前の後端部検出データ(図13(b)の場合の(ハ))を
後端部データとして採用し、この後端部データに基づい
て物品の長さを算出する。
【0008】尚、本発明ではコンベアへの物品の供給が
所定間隔以上隔てて行われること、即ち、センサーの出
力のチェックを開始してから少なくとも最大長さ物品の
長さLMAX が経過する以前には次の物品が搬入されない
ことを前提としている。もし、前記長さLMAX が経過す
る以前に次の物品が搬入されると、物品と物品との間隔
をスリットとして判断する虞があるからである。しか
し、この前提条件は、この種の長さ検出装置が実用され
るのは、例えば包装装置の搬入部等であり、包装装置の
処理能力の関係上当然、上記所定間隔以上隔てて物品の
供給が行われるので、実際上問題を生じるものではな
い。
【0009】又、請求項2に記載の発明は、請求項1記
載の発明において、物品の搬送をベルトコンベアのベル
ト表面に突出部を形成し、この突出部の後面に物品の前
端部を当接させた状態で行うことを特徴としている。ま
た、請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明にお
いて、上記突出部がセンサーの位置に対して距離L’過
ぎた時点から前記センサーの出力のチェックを開始し、
少なくとも該コンベアに供給される最大長さ物品の長さ
LMAX から前記距離L’を減算した長さ以上センサーの
出力をチェックすることを特徴とする。即ち、図14に
示すように、ベルトコンベアBに形成した突出部Tがセ
ンサーSの位置より距離L’過ぎた時点からセンサーS
の出力のチェックを開始し、物品Hの後側の長さL”
(物品HのセンサーSから後端部までの長さ)を測定し
て物品Hの長さL(=L’+L”)を検出する場合、上
記センサーSの出力は、少なくとも最大物品長さLMAX
から前記距離L’を減算した長さ(=LMAX −L’)チ
ェックする。要は、センサーSの出力のチェックを開始
してから、少なくとも最大長さLMAX の物品の後端部が
センサーSの位置を通過する長さ分以上はセンサーSの
出力をチェックし、チェック終了直前の後端部検出デー
タを後端部として物品の長さを算出する。
【0010】尚、コンベアで搬送中の物品の搬送方向の
長さを測定する方法は、コンベアの駆動源としてステッ
ピングモータを使用し、その駆動パルス数により物品の
長さを測定する方法、或いはセンサーが後端部を検出す
るまでの時間を測定し、その時間とコンベアの搬送速度
とから物品の長さを測定する方法等、いずれでもよいも
のである。又、物品の後端部を検出する手段として光セ
ンサーを用いる場合、その光センサーは搬送路の側方に
固定しても、或いは光センサーをモータ等で物品の搬送
方向と反対方向に移動させてもよく、後者の形態とした
場合は測定に要する時間を短縮することが可能となる。
【0011】上記の手段によれば、搬送物品の搬送方向
の長さを検出するための後端部データを、該コンベアに
供給される最大長さ物品の長さLMAX 分以上の範囲(時
間)センサーの出力をチェックし、その範囲内のチェッ
クで終了直前の後端部検出データを後端部データと判断
することで、物品の長さ方向途中にスリットが形成され
た弁当トレーのような物品でも途中のスリットの検出デ
ータを後端部のデータとして取り扱わない。これによ
り、スリットを有した物品の長さを正確に検出すること
が可能となる。又、物品の搬送をベルト上面に形成した
突出部の後面に物品の前端面を当接させて搬送すること
で、長さ検出に供される物品は姿勢が規制されて送ら
れ、それにより後端部の検出は常に一定した状態で行わ
れる。即ち、物品が傾いて送られ、それによって発生す
る検出データの誤差を防止できるものである。また、長
さ検出の終了した物品を前端部基準で位置決めすること
が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2はストレッチフィル
ムを用いて物品を包装する包装装置の概略を示し、機枠
Aの前面側に物品aを機枠A内部に設けたエレベータヘ
ッド2上まで搬送するベルトコンベア1が設けられ、エ
レベータヘッド2の上方には包装部bが設けられ、更
に、その包装部bの後述するフィルムの搬送方向の上流
側(ベルトコンベアと直角に交差した方向で図2の下
側)に設けられたフィルムロール配置部(図示省略)に
セットされたフィルムロールから繰り出されるフィルム
の先端を保持するフィルム保持部(図示省略)と、その
フィルム保持部で保持されたフィルムの先端を挟んで所
定長さ引き出すと共に、包装部bに張架し、且つプリス
トレッチする搬送手段3が前記包装部bを挟んで対向配
置されており、その搬送手段3の上方には物品aの上面
を覆うフィルム4の端部を物品aの底面側に折り込む左
右折込み板5,5’と後折込み板6及び後折込み板6の
上方に位置して包装済みの物品を搬出する排出プッシャ
ー7が配置されている。尚、排出プッシャー7による排
出の過程で前折り込みが行われる。
【0013】更に、上記包装装置のベルトコンベア1の
手前側(上流側)には、物品の搬送方向と直交方向の位
置を修正すると共に該物品aの横幅の検出も行う位置修
正装置8備えたローラコンベア9と、その上流側にアキ
ュームレーションコンベア(図示省略)を配置した搬送
装置Bが連接して配置され、これにより物品aがセンタ
リングされて包装装置のベルトコンベア1に所定の間隔
をおいて1個づつ供給されるようになっている。
【0014】前記ベルトコンベア1は、複数本(図面で
は4本)の帯状ベルトを物品の搬送方向と直交する方向
に所定間隔をおいて平行に並べて構成され、そのベルト
コンベア1の終端側は複数に分割された櫛歯状のエレベ
ータヘッド2間に挿入配置されると共に、該ベルトコン
ベア1のベルト外面上には物品aの前端部を当接支持す
る突出部10が等間隔をおいて複数個(図面では10a
,10b ,10c ,10d の4個)起立固定されてい
る。そして、ベルトコンベア1の前段には前記した搬送
装置Bから送り込まれる物品aを該コンベア1に載せる
第2ベルトコンベア11が、その搬出側をベルトコンベ
ア1の搬入側とオーバーラップさせて並列設置されてい
る。また、搬送装置Bと第2ベルトコンベア11との間
には載せ移し用のローラコンベア11a が配置されてい
る。上記ベルトコンベア1と第2ベルトコンベア11及
びローラコンベア11a は夫々ベルトコンベア駆動用モ
ータ12、第2ベルトコンベア駆動用モータ13で駆動
されるように構成され、そして第2ベルトコンベア11
及びローラコンベア11a の搬送速度をベルトコンベア
1の搬送速度より速くし、これにより前記搬送装置Bか
ら送り込まれる物品aをベルトコンベア1に載せ移すと
共に、ベルトコンベア1と第2ベルトコンベア11の速
度差により搬送中に物品aの前端部が突出部10の後部
に当接するようになっている。そして、物品aをエレベ
ータヘッド2上へ搬送するベルトコンベア1の搬送面は
上昇前のエレベータヘッド表面より若干上方に位置させ
てあり、第2ベルトコンベア11の搬送面はベルトコン
ベア1の搬送面より若干上方に位置させてある。ベルト
コンベア1と第2ベルトコンベア11がオーバーラップ
する区間の略中程側方には該ベルトコンベア1の駆動で
搬送される物品aの長さ(奥行寸法)を検出する奥行寸
法検出センサー14の投光器14a と受光器14b が搬
送路を挟んで対向配置されている。また、機枠Aの搬入
口側方には物品aの高さを検出する高さ検出センサー
(図示せず)が配置されている。
【0015】更に、前記したベルトコンベア1の物品a
を載承してエレベータヘッド2上まで搬送し、該エレベ
ータヘッド上に載せるまでの搬送往路以外のベルト走行
路、即ち復路の所定位置にはベルト面上に起立固定した
突出部10を検出する基準位置検出センサー15が配置
されている。尚、この基準位置検出センサー15が突出
部10d の前端を検出した時の突出部10a の後端部の
位置をエレベータヘッド2上の基準点Ro とし、突出部
10b の後端部の位置を奥行寸法検出部の基準点Qo と
している。(図5参照) 尚、前記奥行寸法検出センサー14は上記基準点Qo か
ら距離L1 上流側に配置されている。又、ベルトコンベ
ア1を駆動するコンベア駆動用モータ12と第2コンベ
ア駆動用モータ13は同時にON/OFFし、同じ期間
動作するように制御されている。但し、ベルトコンベア
1は300mm/sec で駆動し、第2ベルトコンベア11
は前半を450mm/sec 、後半を600mm/sec で駆動
する。そして、第2ベルトコンベア11のベルト表面は
物品aに対して滑りやすいように網状の布で構成されて
いる。これにより、ベルトコンベア1の突出部10に物
品aを当接させた後、第2ベルトコンベア11はベルト
コンベア1とオーバーラップする区間で物品aの底面を
擦るが、前記構成によりその時の摩擦抵抗を減少するこ
とができる。
【0016】図3は上述した包装装置の電気的構成図
で、包装装置における各種動作の制御はマイコン制御に
よって行われる。図中、16はマイクロコンピュータで
構成されるCPU(中央処理装置)で、そのCPU16
にはバス17を介してROM18、RAM19、操作部
20、表示部21、及びI/Oポート22が接続されて
いる。上記のROM18にはCPU16が実行する制御
プログラムや後述する各種テーブルが格納されており、
RAM19には予め物品毎にプリセットされた各種デー
タが記憶されると共に、CPU16がROM18のプロ
グラムを実行する際にデータが一時的に記憶される。操
作部20は各種指令及びデータの入力を行うものであ
り、表示部21は操作部20で入力した指令やデータ、
またはRAM19に記憶されているデータ又は装置の動
作状況の表示の他、各種操作、エラーメッセージが文字
及び図形で表示されるようになっている。I/Oボート
22はCPU16によって制御される包装機構部全体を
概念的に示したもので、本発明に直接関係する部分を挙
げると、エレベータモータ駆動回路23、コンベアモー
タ駆動回路24、第2コンベアモータ駆動回路25、基
準位置検出センサー15、奥行寸法検出センサー14等
を備えている。そして、包装装置全体の制御はエレベー
タモータの回転に同期してロータリエンコーダによって
発生されるタイミングパルスのカウント値に基づいて行
われる。尚、ベルトコンベア駆動用モータ12と第2ベ
ルトコンベア駆動用モータ13にはステッピングモータ
が使用されており、駆動パルス数をカウントすることで
移送距離を正確に知ることができる。
【0017】奥行寸法検出センサー14(S2)はエレベ
ータ2へ供給する物品aの搬送方向の長さ寸法を検出す
るセンサーで投光器と受光器とから成り、投光器の光を
物品aが遮った時「ON」、投光器の光が受光器で受光
された「OFF」となる。そして、この奥行寸法検出セ
ンサー14に基づいて物品aの奥行寸法が測定され、そ
の物品aの奥行寸法L(大きさ)に基づいて該物品aの
エレベータヘッド上への搬入位置、即ち停止位置データ
「X」が決定され、そのデータに基づいてベルトコンベ
ア1の停止位置が制御される。尚、物品aの奥行寸法測
定の処理及び停止位置データ「X」の決定処理の詳細に
ついては後段で説明する。
【0018】基準位置検出センサー15(S1)は投光器
と受光器とからなるセンサーで、投光器からの光が受光
器で受光されている間、即ち突出部10が検出されない
状態ではセンサーの出力が「OFF」で、投光器の光が
突出部10で遮られて突出部10が検出された時センサ
ーの出力は「ON」となり、その検出信号はCPU16
に出力される。そして、前述したように図5に示すよう
にベルトコンベア1に取り付けられた突出部10d の前
端部が該基準位置検出センサー15で検出された時(図
面のPo の位置)、他の突出部10は1個(10a )が
エレベータヘッド2上の基準点Ro に、もう1個の突出
部10(10b )は基準点Qo 、即ち第2ベルトコンベ
ア11で搬送される物品aが突出部10の後端面に当接
して前記奥行寸法検出センサー14を距離L1 だけ通過
した位置に夫々位置しており、その基準位置検出後、エ
レベータヘッド2上へ搬入される1個前の物品aの奥行
寸法Lに基づいて決定された停止位置データ「X」だけ
移動してベルトコンベア1が停止される。
【0019】次に上記した装置における物品の奥行測定
処理及び停止位置データ決定処理を図10乃至図12の
フローチャートを用いて説明する。尚、図は説明用のフ
ローチャートであり、CPU16の実際の制御とは異な
る。 (スタート)…上記包装装置が連続動作をしている場合
について説明すると、包装装置が次の包装サイクル(包
装動作)を開始する直前には、物品aはそれぞれ図7に
示す位置に位置している。即ち、エレベータヘッド2上
に1つ(物品a1 )、ベルトコンベア1と第2ベルトコ
ンベア11とがオーバーラップしている部分の奥行寸法
検出部に1つ(物品a2 )、搬送装置B上に1つ(物品
a3 )それぞれ位置している。尚、図7に示されている
ように、ベルトコンベア1の突出部10は物品a1 を位
置決めした関係で、それぞれ基準点Po 、Qo 、Ro か
ら後述する停止位置データX経過した位置にあり、物品
a1 、a2 は前記突出部の後端部にその前端部が当接さ
れ、突出部10によってその位置が正確に規制されてい
る。この状態で次の包装サイクルが開始すると以下の処
理が実行される。 (ステップ1)…搬送装置Bのシャッターを下降させて
物品a3 の挿入を開始させると共に、ベルトコンベア1
の駆動モータ12、第2ベルトコンベア11の駆動モー
タ13を駆動し、ベルトコンベア1、第2ベルトコンベ
ア11及びローラコンベア11a を起動する。これによ
り物品a2 はベルトコンベア1の突出部10でその前端
部が規制された状態でエレベータヘッド2上への搬入が
開始される。尚、物品a1 はエレベータヘッド2上の上
昇によりフィルム4への突き上げ動作が開始される。 (ステップ2)…物品a2 の奥行寸法Lを測定する。
(詳細は後述する) (ステップ3)…上記ステップ2で検出した物品a2 の
奥行寸法Lに基づいて物品a2 のエレベータヘッド2上
での停止位置データX(エレベータヘッド上の基準位置
Ro からの距離X)を決定する。(詳細は後述する) (ステップ4)…物品a2 が上記ステップ3で決定され
た停止位置データXまで搬送されたか否か判断する。
(詳細は後述する) (ステップ5)…ステップ4の判断結果が「YES」、
即ち物品a2 が停止位置データXまで搬送されたと判断
された場合、ベルトコンベア1の駆動モータ12及び第
2ベルトコンベア11の駆動モータ13の回転を停止
し、ベルトコンベア1、第2ベルトコンベア11及びロ
ーラコンベア11a を停止させる。これにより、物品a
2 は、エレベータヘッド2上において物品a2 の奥行寸
法Lに応じた所定の位置、即ちエレベータヘッド2上の
基準点Ro から距離X通過した位置に正確に位置決めさ
れる。尚、上記ステップ2、3、4、5の間に搬送装置
Bから搬入された物品a3 は前述したベルトコンベア1
と第2ベルトコンベア11の速度差によって搬送中に前
記突出部10の後端部にその前端部が当接した状態とさ
れ、上記ステップ5でベルトコンベア1による搬送が停
止した場合には、図7で示した物品a2の位置、即ち奥
行検出部の基準点Qo から距離X通過した位置に位置し
ている。そして、次の包装サイクルが開始されると上記
の処理を繰り返す。
【0020】次に、上記ステップ2(奥行寸法L測定処
理)及びステップ3(停止位置データX決定処理)の詳
細を図11に基づいて説明する。尚、本実施の形態の奥
行寸法L測定処理は検出のための時間を短縮し、また検
出のための物品の移送距離を短縮するために、物品aの
後側の寸法L”のみを測定し、この測定結果に予め判断
している前側の寸法L’を加算して奥行寸法L(=L’
+L”)を検出することを特徴としている。又、物品a
が横方向にスリットが形成された弁当トレイに収納され
た商品の場合にも正確な奥行寸法Lが測定できるよう
に、奥行寸法Lの測定は、物品の後端部が検出された時
点で終了するのではなく、少なくともこの包装装置で包
装可能な最大奥行寸法LMAX 以上継続して行い、測定終
了直前の後端部データをその物品の後端部とすることを
特徴としている。この結果ステップ2の処理は通常の奥
行寸法測定処理よりも複雑なものとなっている。 (ステップ11)…初期設定(データの初期化)を行
う。 (a) ベルトコンベア1の駆動モータ(ステッピングモー
タ)12の駆動パルス数をカウントするカウンタCをリ
セットする(C=O)。 (b) 測定結果データL2 をリセットする(L2 =0)。
尚、測定結果データL2 は図7に示すように物品の後側
の寸法(前記L”に相当する)。 (c) 測定距離データl(移動量)をリセットする(l=
0)。 (d) 測定完了データlMAX を次式で決定する。 lMAX =(LMAX +Y)−(L1 +X) 尚、LMAX は、この包装装置で包装可能な最大奥行寸法
で定数。Yは、マージンで定数。L1 は、ベルトコンベ
ア1の突出部10が基準位置にある時その後端部と奥行
検出センサー14との距離で定数(図6参照)。Xは、
奥行寸法測定対象の物品a2 の直前の物品a1 の停止位
置データで変数であるが、直前の包装サイクルで実行さ
れた上記ステップ3の処理で既に判明している。なお、
(L1 +X)は、前記物品の前側の寸法L’に相当す
る。 (ステップ12)…ベルトコンベア1の駆動モータ(ス
テッピングモータ)12を1ステップ駆動する。 (ステップ13)…駆動ステップ数をカウントする(C
=C+1)。 (ステップ14)…測定距離データ(移動量)lを次式
で算出する。 l=K*C なお、Kは比例定数 (ステップ15)…測定距離データ(移動量)lが測定
完了データlMAX になったか判断する。そして、この判
断結果が「YES」の場合にはステップ18に、「N
O」の場合にはステップ16に飛ぶ。 (ステップ16)…奥行検出センサー14の出力が「O
N」から「OFF」に変わったか判断する。図示の例で
は、奥行検出センサー14における投光器の光が受光器
で受光される状態が「OFF」、受光されない状態を
「ON」としている。(従って、物品の後端部或いはス
リットの前端部が検出センサー14を通過した時、セン
サー14の出力が「ON」から「OFF」に変化す
る。)そして、この判断結果が「YES」の場合にはス
テップ17に、「NO」の場合にはステップ12に飛
ぶ。(ステップ17)…測定結果データL2 を次式によ
り算出する。 L2 =K*(C−1) 尚、ここで検出された寸法L2 は物品の後側の寸法(前
記L”に相当)か、或いは検出センサー14から物品の
スリットまでの長さである。 (ステップ18)…物品aの奥行寸法Lを次式で算出す
る。 L=(L1 +X)+L2 (ステップ19)…前記ステップ18で算出した物品a
の奥行寸法Lに基づいて、物品aのベルトコンベア1の
エレベータヘッド2上における停止位置データX(エレ
ベータヘッド2上の基準点Ro からの距離X)を決定す
る。この決定には、ROM(或いはRAM)に記憶され
ている奥行寸法Lから停止位置Xを決定する変換テーブ
ルを用いて行う。
【0021】次に、奥行寸法Lの測定及びエレベータヘ
ッド2上における停止位置データX(エレベータヘッド
上の基準位置R)の決定が完了した物品aを搬送するベ
ルトコンベア1の停止制御処理(上記ステップ4、ステ
ップ5)の詳細を図12に基づいて説明する。 (ステップ21)…初期設定(データの初期か)を行
う。 (a) ベルトコンベア1の駆動モータ12のパルス数をカ
ウントするカウンタSをリセットする(S=0)。 (b) 距離データ(移動量)xをリセットする(x=
0)。 (ステップ22)…ベルトコンベア1の駆動モータ(ス
テッピングモータ)12を1ステップ駆動する。 (ステップ23)…基準位置検出センサー15の出力が
「OFF」から「ON」に変わったか判断する。図示の
例では、基準位置検出センサー15における投光器の光
が受光器で受光される状態が「OFF」、受光されない
状態を「ON」としている。(従って、ベルトコンベア
1の突出部10の前端が検出センサー15を通過した
時、センサー14の出力が「OFF」から「ON」に変
化する。)そして、この判断結果が「YES」の場合に
はステップ24に、「NO」の場合にはステップ22に
飛ぶ。尚、ステップ23の判断結果が「YES」となっ
た場合には、ベルトコンベア1の他の突出部10は、そ
れぞれ図5に示されているように、エレベータヘッド上
の基準点Ro と奥行検出部の基準点Qo とベルトコンベ
ア1の垂直経路とに位置している。 (ステップ24)…測定距離データ(移動量)xが前記
ステップ19で決定された停止位置データとなったか判
断する。そして、この判断結果が「YES」の場合には
ベルトコンベア1は停止され処理を終了し、「NO」の
場合にはステップ25に飛ぶ。 (ステップ25)…ベルトコンベア1の駆動モータ(ス
テッピングモータ)12を1ステップ駆動する。 (ステップ26)…駆動ステップ数をカウントする(S
=S+1)。 (ステップ27)…距離データ(移動量)xを次式で算
出し、その後ステップ24に戻り前記処理を繰り返す。 x=K*S なお、Kは比例定数 上記の処理により物品aは図7に示されているようにエ
レベータヘッド上の基準点Ro から距離X経過した位置
に正確に位置決めされて停止する。この場合、物品aは
従来の包装装置のようにストッパーに衝突して位置決め
されるのではなく、突出部10の後端面にその前端が当
接した状態で搬送されていたベルトコンベア1の停止の
みで位置決めされるので、ストッパーに衝突した時の衝
撃(反発)で停止位置や停止姿勢が乱れたり、物品が傷
付いたり、トレイに収納された商品の配列が乱れたりす
る虞はない。
【0022】上述した実施の形態は物品の前端部を突出
部の後端面に当接させ、第1コンベア 101を、その突出
部が基準位置から距離Xだけ移動した時点で停止させた
時、即ち物品aの前端部が奥行検出センサー14の位置
から距離L’(L1 +X)経過した時点から該物品aの
後端部検出までの長さL2 のみを測定して物品aの奥行
寸法Lを測定する場合について説明したが、これに限定
されるものではない。例えば、通常のコンベアで物品を
搬送し、センサーでその搬送物品の前端部を検出し、且
つ前記した本発明の方法で後端部データを検出して測定
する場合でも良いものである。
【0023】
【発明の効果】本発明の物品長さ検出方法は請求項1に
記載の構成により、搬送物品に横方向のスリットが形成
されている場合でも、該スリット部分の検出データを物
品の後端部データと誤判断することが無くなり、正確な
長さの検出を行うことができる。又、請求項2に記載の
構成により、搬送される物品の姿勢が規制された状態で
後端部の検出が行われるので、正確な長さの検出を行う
ことができる。即ち、光センサーで物品の端部を検出す
る場合、物品が傾いて搬送されていれば、その分が誤差
となる。しかも、物品の姿勢を規制する構成はベルトに
突出部を起立固定するだけの簡単な構造であるため、安
価に構成できるという利点が得られる。また、請求項3
に記載の構成によりセンサーの出力をチェックする時間
が短くなり、結果的に検出のための時間及び測定対象物
品の移送距離を短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す包装装置の概略を示
す側面図である。
【図2】同一部切欠平面図である。
【図3】包装装置の電気的構成図である。
【図4】物品の長さ検出を終了して該物品をエレベータ
へ搬入する状態を示す説明図である。
【図5】ベルトコンベアの突出部が基準位置検出センサ
ーで検出された状態を示す同説明図である。
【図6】図5の状態における奥行寸法検出センサーと物
品を当接支持した突出部との位置関係を示す拡大説明図
である。
【図7】奥行検出センサーで計測された物品の大きさに
基づいて決定された停止位置データXの距離だけ基準位
置より移動して停止した状態の説明図である。
【図8】ベルトコンベアが停止後、エレベータが上昇し
て張架されたフィルムに物品を突き上げる状態を示す同
説明図である。
【図9】エレベータ下降後、ベルトコンベアが駆動して
物品の後半部の長さL2 (L”)を測定する状態を示す
同説明図である。
【図10】処理の概要を示すフローチャートである。
【図11】物品の奥行測定処理及び停止位置決定処理を
示すフローチャートである。
【図12】物品を搬送するベルトコンベアの停止制御処
理を示すフローチャートである。
【図13】(a) ,(b) は本発明による物品の長さ検出方
法の原理を示す説明図で、(a) はスリットが形成された
物品の例、(b) はこの物品がセンサーを通過した場合の
出力を示している。
【図14】物品の長さLの検出を、物品の前端部がセン
サーから距離L’経過した時点から開始して物品の後端
部までの長さL”を測定し、L=L’+L”で算出する
場合についての説明図である。
【符号の説明】
1…ベルトコンベア 2…エレベータヘッド 10…突出部 11…第2ベルトコン
ベア 14…奥行寸法検出センサー 15…基準位置検出セ
ンサー a…物品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアで搬送中の物品の搬送方向の長
    さを検出する方法において、物品の後端部の判断を、少
    なくとも該コンベアに供給される最大長さ物品の長さ分
    以上センサーの出力をチェックし、チェック終了直前の
    後端部検出データを後端部データとすることを特徴とす
    る物品長さ検出方法。
  2. 【請求項2】 上記コンベアによる物品の搬送が、コン
    ベアのベルト表面に突出部を形成し、該ベルトの走行方
    向に対し前記突出部の後面に物品の前端部を当接させた
    状態で行うことを特徴とする請求項1記載の物品長さ検
    出方法。
  3. 【請求項3】 上記突出部がセンサーの位置に対して距
    離L’過ぎた時点から前記センサーの出力のチェックを
    開始し、少なくとも該コンベアに供給される最大長さ物
    品の長さLMAX から前記距離L’を減算した長さ以上セ
    ンサーの出力をチェックすることを特徴とする請求項2
    記載の物品長さ検出方法。
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