JPH11129774A - 変速操作装置 - Google Patents

変速操作装置

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JPH11129774A
JPH11129774A JP29705897A JP29705897A JPH11129774A JP H11129774 A JPH11129774 A JP H11129774A JP 29705897 A JP29705897 A JP 29705897A JP 29705897 A JP29705897 A JP 29705897A JP H11129774 A JPH11129774 A JP H11129774A
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switch
rod
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vehicle speed
transmission
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JP29705897A
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Hikari Osano
光 小佐野
Toshiyuki Hori
敏行 堀
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作杆で選択した車速から若干の増速または
減速をしたいとき、その操作杆を操作すると、腕の動き
が必要で操作が煩わしい。 【解決手段】 エンジンと推進装置の間の伝動経路に無
段変速機が設けられ、変速機を作動させる操作杆28に
増速スイッチ32H/又は減速スイッチ32L又はその
両者32H、32Lが設けられ、増速スイッチ32H又
は減速スイッチ32Lを押し続けると無段変速機が作動
して操作杆28で設定した車速が徐々に増速又は減速す
るように設けられている変速操作装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、田植機その他の
車両に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンと推進装置(車輪)の間の伝動
経路に歯車式の有段変速機や油圧式又はベルト式の無段
変速機が設けられ、操作杆でその変速位置が設定(選
択)されて所望の車速が得られるように出来ている。ま
た、その伝動経路に主副2個の変速機が直列に配置さ
れ、主変速機の操作杆に設けたスイッチを操作すると、
副変速機が切り替わるもの(特開平9−76782)が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の無段変速機にあ
っても、その操作杆は、操作後にその位置に静止してい
るため、この時の車速をさらに若干増速又は減速したい
とき、操作杆を操作させるための腕の動きが必要となっ
て操作が煩わしい。後者は、スイッチを操作すると、車
速が大巾に増減速されて所望の車速が得られない。この
発明は、腕を動かさないで、一定の変速位置から若干の
増速又は減速が徐々に出来るようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、エンジン8と推進装置6,7の間の伝
動経路に変速機9が設けられ、変速機を作動させる操作
杆28に増速スイッチ32H/又は減速スイッチ32L
又はその両者32H、32Lが設けられ、増速スイッチ
32H又は減速スイッチ32Lを押し続けると変速機9
が作動して操作杆28で設定した車速から徐々に増速又
は減速するように設けられている変速操作装置とした。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施例を説明
する。走行車体(車両)1の後部に苗植装置2が取付け
られて田植機となっている(図1)。走行車体1がつぎ
のように構成されている。フレーム3の前後に主歯車箱
4と後輪歯車箱5が設けられ、それぞれの両横に一対の
前輪6と後輪7が配置されている。エンジン8と油圧式
の変速機(HST)9がそれぞれフレーム3と主歯車箱
4の上に取付けられ、前者のクランク軸10の回転がベ
ルト11で後者の入力軸12に導入されている。後者の
出力軸13の回転がベルト14で主歯車箱4の主軸15
に導入されている。
【0006】HST9は、入力軸12と出力軸13にポ
ンプとモータが設けられ、上方に突出したトラニオン軸
16が図2の位置でモータおよび出力軸13の回転が停
止し、これから右に突出したレバー17で時計方向又は
反時計方向に回されると、出力軸13が正転又は逆転を
開始し、その回動角が大きくなるに従って回転数が増加
する無段変速機に構成されている。ポテンショメータ1
8がトラニオン軸16に設けられ、その回動角が制御装
置19(図5)に入力されている。
【0007】田植機の作業速度(低速)と路上速度(高
速)が選択出来る歯車式の副変速機20が主歯車箱4内
に設けられ、主軸15の回転がこれを経由して後輪差動
装置21と前輪差動装置22に達し、それぞれで分かれ
て左右の後輪7と前輪6に伝わり、これらが水田の耕盤
上又は路面で回転して走行車体1が進行するようになっ
ている。
【0008】エンジン8がカバー23で被われ、その上
に座席24が設けられている。ハンドルフレーム25が
その前に配置され、ハンドルポスト26が上に突出し、
その上端のステアリングハンドル27を操作すると、前
輪6が操縦されて走行車体1の進路が変わるようになっ
ている。操作杆28がハンドルフレーム25の右に設け
られ、その作動で下端のアーム28aが前後に揺動する
ようになっている。ロッド29の前端がアーム28aの
下端に連結され、その後端が電動シリンダ30とこれか
ら後に突出したロッド30aでレバー17に連結され、
操作杆28の操作とロッド30aの出没でトラニオン軸
16が揺動するように出来ている。副変速レバー31が
ハンドルフレーム25の左に設けられ、前記の副変速機
20が操作されるようになっている。
【0009】増速スイッチ32Hと減速スイッチ32L
が操作杆28に設けられ、それぞれの「ON」「OF
F」が制御装置19に入力されている。制御装置19の
出力で電動シリンダ30がロッド30aをつぎのように
出没させるようになっている。図6のように、増速ス
イッチ32H又は減速スイッチ32Lを指先で押すと、
「ON」し、ロッド30aが徐々に突出又は没入して出
力軸13の回転が徐々に増加又は低下する。その押し
を離すと、「OFF」し、ロッド30aがその位置に止
って増加又は低下した出力軸13の回転が維持される。
増速スイッチ32H又は減速スイッチ32Lを押して
離すと、「ON」して「OFF」し、スイッチ32H又
は32Lを最初に押したときのポテンショメータ18か
らの入力を制御装置19が記憶していて、その入力が同
一になるまでロッド30aが戻り、出力軸13の回転が
元の回転まで低下又は増加する。
【0010】なお、上記において、の増速スイッチ3
2H又は減速スイッチ32Lから指を離したとき(「O
FF」したとき)、ロッド30aが元に戻って出力軸1
3の回転がの斜線を通って元の回転に低下又は上昇す
る構成でも良い。この構成とすることにより、元の車速
に戻す際、増速スイッチ32H又は減速スイッチ32L
を離すだけで格別な操作を必要としないので、一時的に
車速を調節するとき等の操作性が向上する。
【0011】さらに、図7のように、増速スイッチ32
H又は減速スイッチ32Lを押して離すと「ON」し
て、出力軸13の回転が一定の巾で増速又は減速し、さ
らにこれを押して離すと「OFF」して、増速又は減速
した回転が元の回転に戻るように構成することができ
る。支柱33がフレーム3の後部から上に伸び、これと
後の昇降枠34に一対の平行なリンク35の両端が回動
自在に取付けられている。昇降シリンダ36の前部がフ
レーム3に取付けられ、ピストンロッドがこれから斜後
上に突出し、上のリンク35と一体のアーム37とその
突端が接続している。そして、ポンプ(図示していな
い)が吐出した油を昇降シリンダ36に供給すると、ピ
ストンロッドが突出して昇降枠34が上昇し、その油を
タンクに戻すと、昇降枠34が下降するように出来てい
る。
【0012】歯車箱38が昇降枠34の下部にローリン
グ軸でその回りに揺動するように取付けられている。等
間隔に配置された5個の植付フレーム39(図2)が歯
車箱38から後に伸び、それぞれの後部の両横に回転ケ
ース40が設けられている。一対の植込杆41がそれぞ
れの回転ケース40に取付けられ、回転ケース40がエ
ンジン8の動力で図1で反時計方向に回転すると、その
中の遊星歯車で同じような姿勢を保って旋回するように
出来ている。
【0013】苗受板42が植付フレーム39に固定さ
れ、上記の植込杆41の先端が旋回の下降の初期にその
苗取口(図示していない)を通るようになっている。一
対の支柱43が外側の植付フレーム39の前部から斜前
上に突出し、その突端と苗受板42の前部で苗載台44
が左右に移動できるように支持されている。この苗載台
44は、下面に5組のベルトコンベア45を備え、エン
ジン8の動力で左右に往復駆動される。
【0014】すなわち、5枚の集団苗が後部を苗受板4
2上に突出させてそれぞれのベルトコンベア45の上に
載る。集団苗は、苗載台44とともに左右に往復移動す
る。そして、その後部は、上記の移動で苗取口の上に来
ると、植込杆41の下端で一株分づつ欠ぎ取られる。欠
ぎ取られた苗は、植込杆41の下端が下降したときに突
入して泥土に移植される。なお、集団苗の後部の横端の
欠ぎ取りが終ると、ベルトコンベア45が作動して集団
苗のつぎの後部を苗受板42上に繰り出したのち、苗載
台44が逆方向に移動を開始する。
【0015】5個のフロート46がそれぞれの植付フレ
ーム39の下に配置され走行車体1の前進で泥面を滑走
し、それぞれの前部が左右に張り出していてその張出部
が上記の苗が移植される位置を予じめ整地するように出
来ている。上記の田植機は、つぎのように用いる。座席
24の左の昇降レバー47を「上げ」の位置にして苗植
装置2が上昇している田植機を水田の所定の位置に入れ
る。その昇降レバー47を「下げ」にすると、苗植装置
2が下降してフロート46が泥面に接触する。副変速レ
バー31を操作して副変速機20の作業速を選択し、ス
ロットルレバー(図示していない)でエンジン8の回転
を所定の回転に上昇させたのち、操作杆28の上端を前
に押す。すると、レバー17が時計方向に回って出力軸
13が正転を始め、その回転が前輪6、後輪7、苗載台
44および植込杆41に伝わって、田植機が前進しなが
ら苗を移植する。操作杆28をさらに後に引いて所望の
作業速度に設定する。そののち、田植作業中に走行車体
1が耕盤の深い所(又は浅い所)に来てエンジン8の負
荷が増加(又は軽減)すると、減速スイッチ32L(又
は増速スイッチ32H)を押す。すると、車速および苗
の植込速度が徐々に減速(又は増速)する。そして、そ
の減速(又は増速)によってエンジン8の回転が復帰す
ると、上記の押しを離す。すると、その車速が維持され
る。そののち、耕盤が標準状態の所に来ると、減速スイ
ッチ32L(又は増速スイッチ32H)を押して離す。
すると、車速(および苗の植込速度)が元の速度に復帰
する。
【0016】なお、田植機が枕地に来たとき、昇降レバ
ー47を「上げ」にして走行車体1をUターンさせる
が、このとき、減速スイッチ32Lを押して車速を下
げ、Uターンが終了すると、減速スイッチ32L再度押
して下った車速を元に戻すことができる。このようなと
き、Uターンの前後で操作杆28の位置が一定に保た
れ、同じ車速が得られて運転が簡便かつ軽快である。
【0017】
【効果】以上のように、この発明によると、走行車体1
の進行速度を選択する操作杆28に設けた増速スイッチ
32H又は減速スイッチ32Lを押すと、走行車体1の
車速が操作杆28で選択した車速から徐々に増加又は減
少するので、腕を動かすことなく所望の車速を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した田植機の側面図
【図2】その伝動機構図
【図3】その一部の拡大した側面図
【図4】その一部の拡大した斜面図
【図5】その一部のブロック回路図
【図6】その車速を示すグラフ
【図7】他の車速を示すグラフ
【符号の説明】
6 推進装置(前輪) 7 推進装置(後輪) 8 エンジン 9 無段変速機(HST) 28 操作杆 32H 増速スイッチ 32L 減速スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン8と推進装置6,7の間の伝動
    経路に変速機9が設けられ、変速機を作動させる操作杆
    28に増速スイッチ32H/又は減速スイッチ32Lま
    たはその両者32H、32Lが設けられ、増速スイッチ
    32H又は減速スイッチ32Lを押し続けると変速機9
    が作動して操作杆28で設定した車速から徐々に増速又
    は減速するように設けられている変速操作装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030779A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Iseki & Co Ltd 無段変速機における変速操作装置
JP2010285150A (ja) * 2010-07-29 2010-12-24 Iseki & Co Ltd 無段変速機の変速操作装置
JP2011042367A (ja) * 2010-11-30 2011-03-03 Iseki & Co Ltd 無段変速機の変速操作装置

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JP2011042367A (ja) * 2010-11-30 2011-03-03 Iseki & Co Ltd 無段変速機の変速操作装置

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