JPH11128906A - 露光済み感光性印刷板を洗浄する際に得られる水性懸濁液の後処理およびこの目的のための装置 - Google Patents

露光済み感光性印刷板を洗浄する際に得られる水性懸濁液の後処理およびこの目的のための装置

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JPH11128906A
JPH11128906A JP21128698A JP21128698A JPH11128906A JP H11128906 A JPH11128906 A JP H11128906A JP 21128698 A JP21128698 A JP 21128698A JP 21128698 A JP21128698 A JP 21128698A JP H11128906 A JPH11128906 A JP H11128906A
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rotor
suspension
printing plate
gap
washing
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JP21128698A
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Oskar Stephan
オスカル、シュテファン
Wolfgang Dr Schenk
ヴォルフガング、シェンク
Stefan Dr Wegener
シュテファン、ヴェーゲナー
Heino Thiele
ハイノ、ティーレ
Albrecht Weidmann
アルブレヒト、ヴァイトマン
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Flint Group Germany GmbH
Original Assignee
BASF Drucksysteme GmbH
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/38Treatment of water, waste water, or sewage by centrifugal separation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に露光済み感光性印刷板を現像する事によ
って得られる水性懸濁液の後処理方法を提供すること。 【解決手段】懸濁液に含有される粒子を、安定な分散液
を生成するために高剪断勾配を有する区域に分散液を通
過させることによって高速運動によって分散させ、所望
に応じて得た安定な分散液を非分散固体から分離し、こ
れを慣用の廃水処理に排出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄廃水溶液、特
には、露光済み感光体、特には光重合性の印刷板、特に
凸板印刷板の現像過程において得られるものおよび、懸
濁または分散された粒子を含有する洗浄廃水溶液の後処
理の方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】環境汚染を縮小するために、感光板、た
とえば感光層において光重合性混合物を基材としている
ものは、近来ますます水性現像液を用いて、すなわち水
により、もしくは希釈されたアルカリ性または酸性水溶
液もしくは界面活性剤水溶液により、洗浄されるように
なっている。かかる板および洗浄溶液は、例えばヨーロ
ッパ特許第A 0 223 114号、第A 0 261
910号、第A 0 430 233号、第A 0 552
799号および第A 0 667 561号明細書中に
記載されている。
【0003】ここでの主たる問題は、洗浄されかつ中和
されているはずの物質が、一般に洗浄媒質中に不溶であ
るかまたは部分的にしか可溶でないことである。これ
は、a)洗浄装置中の付着物および汚物や、b )排水管
の被覆および封鎖をもたらし、またc )一般に、結果と
して生じた洗浄液を、公共廃水処理施設に排出すること
ができなくなる。それ故、溶液を廃水処理施設に排出さ
せる前に、費用のかかる後処理、例えば洗浄液の濾過ま
たは遠心分離もしくは固体の沈殿または凝集が必要とさ
れる。
【0004】ヨーロッパ特許第A 0 430 233号
明細書には、光重合性フレキソ印刷板の洗浄方法が記載
されているが、この場合、洗浄された無像部分が、洗浄
廃液中、特には水中に、部分的にしか可溶でない。ここ
では、洗浄廃液を循環し、かつ分散された不溶性固体物
質を濾過により循環液から連続的に除去している。特に
現像済み凸板印刷層上への固体粒子の沈着または再沈着
を防ぐために、溶液を高流速で循環させている。濾過に
よる連続的な除去は、フィルター部分の定期的な交換と
恒常的な整備を必要とするが、特には装置が停止した後
の、管や装置部分における沈殿や封鎖を防ぐことはとて
もできない。
【0005】同様の現像方法は、国際公開第93/07
539号明細書中に記載されており、これは、固体成分
を遠心濾過器を用いて使用済み現像溶液から分離してい
る。
【0006】殆どの公知の方法においては、沈殿または
濾過により、洗浄溶液から可能な限り多くの固体物質を
分離するのが普通である。もちろん、比較的大量の固体
物質を得て、かつ処分しなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、廃
水、特には、露光済み感光性印刷板の現像過程で得られ
る洗浄廃液の後処理または仕上げ方法であって、その中
に含有される有機物質が、一般的な、例えば公共廃水処
理施設に排出することができる形態で、十分実質的に得
られる方法を提供することにある。
【0008】この目的は、水性懸濁液、特には露光済み
感光性印刷板の現像過程で得られる水性懸濁液の後処理
の方法であって、該懸濁液中に含有される粒子を高速運
動により分散させ、所望に応じて、得られた安定な分散
液を非分散固体から分離し、慣用の廃水処理に供給する
方法により達成される。
【0009】かかる新規方法においては、懸濁液を高い
剪断勾配を有する区域を通過させ、安定な分散液を調製
する。
【0010】剪断勾配κは、一般に102〜107、好ま
しくは103〜107s-1である。これは、懸濁液をロー
ターとステーターとの間で一般に0.01〜2.0mm、
好ましくは0.01〜1.0mmの幅を有する間隙を通過
させることによって生じる。相応して高い剪断応力が達
成されるよう溶液を、高圧下でミリングの間隙を強制通
過させる。ローターの周速は一般に5〜60、好ましく
は15〜60m/s である。最大流動剪断応力τmax は、
一般に107N/m2以下である。
【0011】本発明は、特にステーターとローターとを
有する装置で実現され、該ローターはその運転の際、ス
テーターとローターとの間に狭い間隙を形成するように
該ステーターの形状に適合する。好適な方式としては、
懸濁液を、例えばミリングの間隙の中心に至る管を介し
て該間隙の中を通過させ、該間隙通過後、そこから、例
えばその周囲へ移送する。
【0012】洗浄溶液に対する高い剪断力の作用は、不
十分にまたは不完全に溶解するかもしくは溶解しない成
分を、洗浄廃溶液中に安定な方式で分散させ、また、上
述した問題(洗浄機の汚染、排水管の汚染、排出能力の
欠如および廃水処理施設における不十分な分解能または
排出能)のうち一つまたはそれ以上を解消することがで
きる。
【0013】一つの液相と、その中に不溶かまたは部分
的にしか可溶でない少なくとも一つの別の液相とからな
る混合物は、エマルションとして定義される。
【0014】一つの液相と、その中に不溶かまたは部分
的にしか可溶でない少なくとも一つの固相とからなる混
合物は、懸濁液として定義される。これらの物質系は、
ひとまとめにして分散として定義することもできる。
【0015】分散は一般的に連続相(例えば液体、特に
水)と、少なくとも一つの分布相(分散相、例えば液体
または固体)とからなる。0.2μm 未満の大きさの粒
子を有する分散相(群)の粒子が、二つまたは多物質系
中に高分散で存在するとすれば、これらの分散はコロイ
ド分散系として定義される。分散は、連続相と分散相と
の間の表面積を増加させるためと、それ故に物質移動
(例えばエマルション重合におけるもの)の改良のため
のみならず、安定化および均一化のためにも用いること
ができるが、これは異なる密度を有する二つの不混和液
体(または液体と固体と)の分離時間が粒子の大きさに
依存するからである。一般に、この方法での粒子の大き
さは0.5μm 〜100μm であり、より小さい粒子直
径を達成することも可能である。沈降速度は、以下のス
トークスの法則により与えられる:
【0016】
【数1】 V 2=沈降速度 d =粒子直径 η 液体の動的粘性 ρp =粒子密度 ρFl=液体の密度 g =重力加速度
【0017】102〜107s-1、好ましくは103〜10
7s-1の剪断勾配κを生ずることが可能な装置は、分散に
も好適である。かかる剪断勾配は、例えば、a )湿式ロ
ーターミル(ローター/ステーター系、例えばステータ
ーを具備するディスク撹拌器、Ultra-Turrax(登録商
標)分散器、ピン−ディスク溶解装置、鋸歯状コロイド
ミル、内歯歯車ポンプなど)またはb )溶解器系により
達成することができる(表1参照)。
【0018】剪断勾配の生成を、例示の方法として湿式
ローターミルに関して説明する。これらは、洗浄廃溶液
を高圧下で狭い間隙を強制通過させ、高速(周速vp=5
〜60m/ s、好ましくは15〜60m/ s)という側
面を持つ、鋸歯状またはディスク状のローター/ステー
ターの系および装置である。ローターとステーターとの
間のミリングの間隙における剪断応力によって粉砕し、
ミリングの間隙を変えることにより、細かさおよび処理
量を変化させることが可能である。従って、最大粒子大
きさは、下は0.01mmにまで至る、最も狭い間隙の幅
に依存する。粒子または凝集体が間隙の幅より小さい場
合には、高速および高周速vpで回転するローターと固定
ステーターとの間の液体の剪断領域のみが有効である。
以下の表1中に、市販の機械の例を示す。
【0019】
【表1】
【0020】洗浄廃溶液を分散および均一化するための
ユニットは、連続的な排出ポンプとして都合よく用いら
れるが、付加的に、連続的または不連続に、系列内かま
たは系列外で、かかる分散ユニットを接続することも可
能である。
【0021】そのpHのために、光重合性印刷板の酸性ま
たはアルカリ性洗浄廃溶液を公共廃水系に排出すること
はできない。これらの洗浄溶液の中和は、一般に、濾別
されるべき固体の沈殿を引き起こす。洗浄廃溶液を中和
しなければならない場合は、このように沈殿した粒子を
直接再分散させるために、分散ユニットを、洗浄器中か
または切り離した容器に汲み出した後における中和段階
に対してだけ接続してもよい。これはまた、分散段階を
公共廃水処理施設への排出能を改良するためだけに用い
る場合にも適用できる。
【0022】剪断処理の結果として、公共廃水系に排出
するための洗浄液の均一性が安定確保され、また公共生
物学的廃水処理施設におけるコロイドおよび分散有機成
分の分解能が改良される(実施例3および4)。
【0023】図面(図1)に、本新規方法において用い
られる印刷板洗浄装置を模式的に示す。1は新しい水の
供給を示し、また2は要求され得る軟化剤のステーショ
ンを示す。ここから水を貯蔵タンク3中に通し、得られ
た洗浄廃液もまたそこで、4において再循環させる。5
は排出ポンプとして用いる分散装置を示しており、ま
た、ここで液流を高い剪断勾配を持つ区域に通し、その
後続けて固体測定装置6を経て、連続流れヒーター7を
通してブラシによる洗浄領域8中に至らせる。そこで、
液体流を印刷板13に作用させて該印刷板の露光済み感
光層の無像部分を洗浄し、液体流はその後4のラインに
より貯蔵タンク3中に再循環させる。印刷板13にはさ
らに、軟化剤ステーション2から分岐ライン14を通し
て直接供給される新しい水を用いて後処理を行うすすぎ
領域10を通してから与えられる。使用済みの水は、再
循環ライン11を経、4を経て、貯蔵タンク3に再循環
させる。連続運転の場合には、あらかじめ決められた有
機物質濃度を維持するために、分散装置を通過した後、
溶液の一部分を排出ライン12を経て循環から取除き、
廃水中に流す。
【0024】実施例 例1.市販の、厚さ2.84mmでエチレン/アクリル酸
/アクリレートターポリマーを基材とした、BASF製水現
像性フレキソ印刷板(nyloaqua( 登録商標)FW) を、陰
画なしで366mmの波長の紫外線(80ワット管)に5
0秒背面から露光し、次に前面から8分間主映像露光に
付した。板を、フレキソ印刷板用の連続洗浄機(BASF Co
mbi LFII)で、水での操作に転換して、現像した。標
準的なポンプに代えて、装置は、連続排出ポンプとし
て、Ultra-Turrax( 登録商標)分散装置(JKA 製、Jahn
ke und Kunkel Gmbh, Model UTL-T60/4P) を有する。Ul
tra-Turrax分散装置を用いて、洗浄液を約106s-1の勾
配で剪断に付する。ローターの周速は25m/s であり、
ステーターとの間の間隙は0.01mmであった。有機物
1.6%を含有する、得られた洗浄液は均一であり、貯
蔵タンク中でクリーミング(即ち、表面への物質の沈
着)はなく、連続使用の間にも洗浄機にコーティングは
見られなかった。従って、この洗浄液は公共廃水系に排
出できた。
【0025】例2(比較例).洗浄機には、排水ポンプ
として往復ポンプで操業した以外は、実施例1と同様の
操作で実施した。洗浄液をタンクに貯蔵した時、分散液
のクリーミングが見られ、従ってタンク壁とレベル指示
計に付着が見られた。加うるに、導入口パイプからブラ
シまで、また内径の大きいパイプ部分にコーティングが
見られ、連続操業が不可能となった。従って、洗浄液を
公共廃水系に排出する前に、下水道操業の損害を防止す
るため、洗浄液を後処理する必要が有った。
【0026】例3.有機物質3%を含有し、水で現像し
たポリビニルアルコール基材の請負仕事の凸版印刷板
(BASF nyloprint( 登録商標)WFH 95) から得た洗浄液
を高剪断を生じるのに好適なEuroturrax( 登録商標)分
散機(JKA, Model T 20b)を用いて、27,000rpmで2分
間後処理した。TOC 除去、即ち静的試験でのTOC 含量
(TOC は、全有機炭素量)の減少は特に初期段階では、
実質的に増大した。試験は、得られた洗浄液2を2分間
分散装置で処理し、比較のためもう一つの同一サンプル
を無処理で残す方法で実施した。二つの分散液を、Schl
eicher & Schull 製の、参照番号300 110、無灰
分、直径110mm、細孔サイズ5〜6μm の白色リボン
フィルターで濾過し、濾液に活性汚泥乾物4g/lを加え
た。溶液中の全有機炭素の残留含量をmg/l(TOC')で、生
分解の間、最初と一定時間毎に測定した(Zshn/Wekkens
試験、ISO 9888)。
【0027】結果を、表2、第2列に示した。各時間毎
に得た有機物質の減少(除去)を洗浄液の最初の含量の
百分率で示したものは別の列である。
【0028】
【表2】
【0029】例4.実施例1に示したタイプの水現像性
フレキソ印刷板を実施例1に記載した如く露光した。板
を実施例1に示した洗浄装置で現像した。標準ポンプの
代わりに、装置は実施例1に記載の分散装置を、連続排
出ポンプとして有するものであった。この装置によっ
て、1.6%濃度の洗浄液を、約106s-1の剪断勾配κ
に付した。ローターの周速は約25m/s で、ステーター
に関する間隙の幅は、0.01mmであった。均一に分散
した有機物質の28%だけが白色リボンフィルターでの
濾過で分離できた(TOC除去)。残りの洗浄液を廃水試験
に付した。わずか3日後で、静的試験において、95.
3%の総TOC 除去を達成した(表3)。
【0030】
【表3】
【0031】例5(比較例).水中で現像可能で、エチ
レン/アクリル酸/エチルヘキシルアクリレートターポ
リマーを基材とするnyloaqua(登録商標)FW型のフレ
キソ印刷板を、慣用の排出ポンプを具備したドラム洗浄
機(型はBASF FIIドラム型のブラシ洗浄機)中で
現像した。部分的に固体が沈殿した2.1%の濃度の洗
浄液を得た。ここから、白色リボンフィルターを用いて
約60%の有機固形物を分離することが可能であった。
残りの洗浄液を廃水試験に供した。静的試験において、
残余溶液は20日後でのみ剪断の全溶液に対応する9
4.2%の総TOC除去率を示した(表4)。かくし
て、剪断は有機成分の除去率を向上させるばかりでな
く、濾過によって除去する固体分の分離処理を必要とし
なくなる。
【0032】
【表4】
【0033】例6.エチレン/アクリル酸/アクリレー
トターポリマーを基材とするワニス塗装板nyloco
at(登録商標)LWに、平面露光ユニット中、陰極板を
通して紫外光を8分間照射し、1%の濃度の水酸化ナト
リウム溶液を用いてBASF DW135L型の洗浄装
置中で現像した。洗浄液はpH12を有していたので、
そのまま公共廃水処理施設に排出することはできず、事
前に中和しなければならなかった(一般にpH6.5〜
9.5を所要)。これは通常、排出前に、全溶液を中和
することにより、短時間で行われる。
【0034】固体状態で64%のポリマー部分を有する
3.7%の濃度の洗浄液3リットルを、ローターステー
ターG45Kを具備したT45/N型のUltra-Turrax
(登録商標)分散装置により、10,000rpm、2
0%の濃度の塩酸を用いて5リットルのビーカー中5分
間で、pH8.6にした。塩酸を剪断領域に直接計量し
ながら供給した。かなり多量の気泡が中和によって発生
した。発泡が静まった後、4週間にわたって安定で、洗
浄液の有機部分の2%に相当する、1.85gの凝固物
を表面に有する非常に微細な分散液を得た。凝固体は事
実上、気泡領域でしか形成しなかった。これは剥離用ナ
イフによって除去することができ、続く剪断処理によっ
て分散することもできた。Zahn-Wellens静的分解試験に
よれば高い除去率を示した(表5)。
【0035】
【表5】
【0036】例7(比較例).高い剪断応力の作用下で
中和が行われない場合は、中和している間に、バインダ
ー分散体の凝固が起こり、沈殿した固体を濾過するか又
は他の方法によって分離しなければならない。この場
合、中和は洗浄器中で行うことはできず、固体は別個に
除去しなければならない。従って、剪断条件下での中和
が、後に続く除去操作を単純化することができる。
【0037】例8.Combi LF IIフレキソ印刷
板洗浄機を水で操作できるように転換した。既存の循環
ポンプを、ソレノイドバルブの制御によって排出ポンプ
としても使用される直列型Ultra-Turrax(登録商標)分
散装置(JKA製UTL−150−Ph、使用循環速度
は2m3 /h)に置換した。装置は(実施例1の如く)
コーティングを示さず、静的試験(実施例4参照)での
総TOC除去率は著しく改良された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に用いられる印刷板洗浄装置の模
式図である。
【符号の説明】
1 新しい水の供給 2 軟化剤のステーション 3 貯蔵タンク 5 分散装置 6 固体測定装置 7 連続流れヒーター 8 洗浄領域 10 すすぎ領域 11 再循環ライン 12 排出ライン 13 印刷板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング、シェンク ドイツ、68723、プランクシュタット、デ ュラーシュトラーセ、30 (72)発明者 シュテファン、ヴェーゲナー ドイツ、55124、マインツ、アルフレート −ノーベル−シュトラーセ、29 (72)発明者 ハイノ、ティーレ ドイツ、67023、ルートヴィッヒスハーフ ェン、アン、デァ、フロシュラヘ、23 (72)発明者 アルブレヒト、ヴァイトマン ドイツ、77694、ケール、アム、アルテン、 シュポルトプラッツ、1アー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性懸濁液、特に露光済み感光性印刷板
    の現像で得られる水性懸濁液の後処理方法であって、該
    懸濁液に含有される粒子を高速運動で分散させ、所望に
    応じて、得られた安定な分散液を非分散固体から分離
    し、慣用の廃水処理に供給する水性懸濁液の後処理方法
    において、該懸濁液を、高剪断勾配を有する区域を通過
    させ、安定な分散液を調製することを特徴とする水性懸
    濁液の後処理方法。
  2. 【請求項2】 剪断勾配κが、102〜107s-1である
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該剪断勾配を得るために、ローターをス
    テーターから微小間隔で移動させ、懸濁液をローターと
    ステーターとの間隙に強制通過させる請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 間隙が0.01〜2.0mmの幅である請
    求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 ローターの周速vpが5〜60m/s である
    請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 最大流動剪断応力τmax が107N/m2
    下である請求項1又は3記載の方法。
  7. 【請求項7】 水性懸濁液を、剪断処理の前又は剪断処
    理の間に中和する請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 露光済み感光性印刷板の現像で得られる
    水性懸濁液の後処理装置において、ステーターと、ロー
    ターであって、該ローターの運転の際に該ステーターと
    該ローターとの間に狭い間隙を形成するように該ステー
    ターの形状に適合するローターと、懸濁液を間隙中に注
    入する手段と、懸濁液を該間隙に通過させた後該懸濁液
    を該間隙から移送する手段とを有することを特徴とする
    水性懸濁液の後処理装置。
  9. 【請求項9】 間隙が0.01〜2.0mmの幅を有する
    請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 ローターとステーターとの間隙におい
    て、剪断勾配κ=102〜107s-1を得るに好適な請求
    項8記載の装置。
JP21128698A 1997-07-25 1998-07-27 露光済み感光性印刷板を洗浄する際に得られる水性懸濁液の後処理およびこの目的のための装置 Pending JPH11128906A (ja)

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DE19732154.2 1997-07-25

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EP0430233B1 (en) * 1989-11-30 1998-04-22 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Process and apparatus for developing photopolymer plates
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DE19732154A1 (de) 1999-01-28
EP0893739A1 (de) 1999-01-27

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