JPH11128709A - 高粘度材料とガスの混合吐出装置及びピストンポンプ - Google Patents

高粘度材料とガスの混合吐出装置及びピストンポンプ

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JPH11128709A
JPH11128709A JP9294285A JP29428597A JPH11128709A JP H11128709 A JPH11128709 A JP H11128709A JP 9294285 A JP9294285 A JP 9294285A JP 29428597 A JP29428597 A JP 29428597A JP H11128709 A JPH11128709 A JP H11128709A
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discharge
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伸二 奥田
Masaharu Takada
正春 高田
Yasuyuki Yoshimoto
恭之 義本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、高粘度材料とガスの連続定量
吐出を実現する。 【解決手段】 ピストンがシリンダー内を往復直線移動
することにより、吸入工程及び吐出工程を行う4つのピ
ストンポンプ45A〜45Dをマニホールド構造の配管
系により、所定圧力のガスを供給するガス供給装置10
及び所定圧力の高粘度材料を供給する材料供給装置11
に各々接続する。各ピストンポンプには、ガス供給制御
用のニードル弁50A〜50Dと、高粘度材料の供給制
御用のニードル弁51A〜51Dと、混合物の吐出制御
用のニードル弁52A〜52Dとを設置する。各ピスト
ンポンプは、いずれかのピストンポンプの吐出工程が終
了する時点の直前で次のピストンポンプの吐出工程が開
始するように制御される。これにより、高粘度材料とガ
スの連続定量吐出が可能となる。また、定流量シリンダ
ーを別途設ける必要が無くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高粘度材料とガス
の混合吐出装置及びピストンポンプに係り、より詳しく
は、例えば現場成形ガスケット又は空隙部への充填発泡
体を形成するための高粘度材料とガスの混合物を、連続
的に定流量で吐出することが可能な高粘度材料とガスの
混合吐出装置及びこれに用いられるピストンポンプに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、高粘度材料の発泡方法とし
て、ガスの混合方法(特開昭63−264327号)や
ガスの混合制御方法(特開平3−181350号)が提
案されている。しかし、上記混合方法はいずれも、高粘
度材料とガスを混合するために、高粘度材料及びガスを
加熱し、高圧でパワーミキサーに送り込まなければなら
ない。このような高圧ガスは流量制御が困難であり、し
かも、大気圧時には流量誤差が拡大されるので、高粘度
材料とガスの混合比率に大きなばらつきが生じ、発泡状
態が不安定となって均一な発泡を得るのが困難であると
いう問題があった。
【0003】そこで、シリンダーとピストンを備え、該
ピストンの移動により吸入工程及び吐出工程を行うピス
トンポンプを用いた技術が提案された(特願平09−8
2556)。この技術は、吸入工程のときにシリンダー
内に低圧ガスを供給し、ピストンが吸入端にあるときに
高粘度材料を供給し、その後、ピストンを吐出端に移動
させてガスと高粘度材料の混合物を吐出させる制御を行
う。この技術によれば、流量制御の容易な低圧ガスを、
一定容量のシリンダー内に充填してから、高圧の高粘度
材料を供給するため、混合比率のばらつきが少なくな
り、発泡状態を均一にすることができる。
【0004】なお、この技術では、2つのピストンポン
プを用い、一方のピストンポンプの吐出工程の終了後に
他方のピストンポンプの吐出工程を開始する制御を行っ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平09−82556に記載の技術では、2つのピスト
ンポンプにより交互に実行される吐出工程の間に混合物
が吐出されない切れ目の時間帯が存在するため、混合物
の流量が多くなったり少なくなったりする脈動が発生す
るという問題が生じる。そこで、混合物を連続的に定量
で吐出するためには、ピストンポンプの吐出側に流量を
一定にするための定流量シリンダが必要となる。
【0006】また、上記技術では、最大流量を増加させ
る場合、1つのピストンポンプ当たりの吐出量すなわち
シリンダー容量を増やす必要があるが、シリンダー容量
を増やした場合、寸法が大きくなって吸入工程と吐出工
程のサイクル時間が長くなるため、流量の増加に頭打ち
傾向があるという問題点、また高粘度材料とガスの混合
の均一性が悪くなるという問題点が発生する。
【0007】さらに、上記従来技術では、低圧ガスの供
給制御用のニードル弁を閉じてから、高圧の高粘度材料
をシリンダー内に供給するため、ニードル弁の制御トラ
ブルが発生した場合、高粘度材料がガス供給制御用のニ
ードル弁から逆流して、ガス回路を破壊するおそれがあ
る。
【0008】本発明は、上記事実に鑑みなされたもの
で、ガスの混合比率を容易に制御して高粘度材料とガス
の混合比率のばらつきを少なくするという上記従来技術
の利点を継承すると共に、均一性の優れた混合物の連続
定量吐出を簡単な装置構成で容易に可能とする高粘度材
料とガスの混合吐出装置及びピストンポンプを提供する
ことを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、制御トラブル
発生時などでも高粘度材料のガス回路への逆流を防止し
た高粘度材料とガスの混合吐出装置及びピストンポンプ
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、シリンダー内をピストンが往復
移動して吸入工程と吐出工程とを行うことが可能な3以
上のピストンポンプと、前記シリンダー内に所定圧力の
ガスを供給可能なガス供給手段と、前記シリンダー内に
所定圧力の高粘度材料を供給可能な高粘度材料供給手段
と、前記3以上のピストンポンプの各々に対し、前記吸
入工程で前記ガスを供給し、前記吸入工程の後で前記高
粘度材料を供給し、前記高粘度材料の供給の終了後に前
記吐出工程を行って前記ガス及び前記高粘度材料を吐出
させると共に、連続定量吐出が可能となるように、各ピ
ストンポンプの吐出工程に時間差を設けて制御する制御
手段と、を含んで構成したものである。
【0011】ここで、高粘度材料としては、接着剤、隙
間充填用シーリング材、コーディング材、現場発泡形成
用ガスケット材、空隙部への充填発泡材、断熱材、クッ
ション材(緩衝材)などがあり、湿気硬化性材料、熱硬
化性材料、反応硬化性材料、ホットメルト材料などが挙
げられる。また、ガスとしては、炭酸ガス、窒素ガス、
空気などを用いることができる。
【0012】請求項1の発明では、3以上のピストンポ
ンプを有しており、しかも、連続定量吐出が可能となる
ように、各ピストンポンプの吐出工程に時間差を設けて
制御する。例えば、請求項2の発明のように、いずれか
のピストンポンプの吐出工程が終了する時点付近で他の
ピストンポンプの吐出工程を開始するように制御する。
また、連続定量吐出が可能となる範囲内でペアとなるピ
ストンポンプを同時並列運転したり、吐出工程を重ね合
わせて運転するようにしてもよい。すなわち、本発明
は、ポンプ流量の脈動を抑え、混合物の連続定量吐出が
可能とするものである。これにより、定流量シリンダー
を設ける必要がなくなり、装置を簡素化できる。さら
に、小さいシリンダー容量であっても3以上のピストン
ポンプが連続的に混合物を吐出するため、最大吐出量の
確保と、高粘度材料とガスの均一混合性の向上と、を高
いレベルで両立することができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の前記3以上のピストンポンプが、前記ガスの供給制御
用のニードル弁と、前記高粘度材料の供給制御用のニー
ドル弁と、高粘度材料とガスの混合物の吐出制御用のニ
ードル弁と、を各々有しており、前記ガスの供給制御用
のニードル弁及び前記高粘度材料の供給制御用のニード
ル弁を前記吸入工程のストローク端部の近傍に、前記吐
出制御用のニードル弁を前記吐出工程のストローク端部
に配置したことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明では、前記ガスの供給制御
用のニードル弁を前記吸入工程のストローク端部(上死
点)の近傍に配置したため、吐出工程において、ピスト
ンが上死点から下死点に至るまでの間の早い時点でガス
供給制御用のニードル弁の開口部がピストンにより塞が
れ、該時点以降において上記ニードル弁の制御トラブル
が発生した場合でも、ガス回路への高粘度材料の逆流を
確実に防止することができる。
【0015】また、請求項3の発明では、前記高粘度材
料の供給制御用のニードル弁を前記吸入工程のストロー
ク端部(上死点)の近傍に配置したため、ガスの偏りを
防止し、混合物の均一性を向上することができる。
【0016】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれか1項の前記3以上のピストンポンプが、前記
ガスの供給制御用のニードル弁と、前記高粘度材料の供
給制御用のニードル弁と、高粘度材料とガスの混合物の
吐出制御用のニードル弁と、を各々有しており、前記ガ
スの供給制御用のニードル弁に、該ニードル弁に備えら
れたニードルに対しシリンダー内周面の方向へ弾性力を
作用する弾性手段が設けられていることを特徴とする。
【0017】請求項4の発明では、ガス供給制御用のニ
ードル弁に制御トラブルが発生した場合でも、弾性手段
の弾性力により、ニードルの先端部がシリンダー内周面
に保持されるので、ガス回路への高粘度材料の逆流を防
止することができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれか1項に記載の前記3以上のピストンポンプ
が、マニホールド構造を有する配管系によって、前記ガ
ス供給手段に接続された1つのガス供給配管と、前記高
粘度材料供給手段に接続された1つの材料供給配管と、
前記3以上のピストンポンプから吐出された高粘度材料
とガスの混合物のための1つの吐出配管と、に各々接続
されていることを特徴とする。
【0019】請求項5の発明では、配管系にマニホール
ド構造を採用したことにより、ピストンポンプの段数に
関係なくガス供給配管、材料供給配管、及び吐出配管と
が各々1つで済むため、装置全体を小型化、簡素化する
ことができる。この場合、請求項6の発明のように、請
求項5の前記3以上のピストンポンプを、各々独立に、
追加及び取り外し可能とするようにすると、容易にピス
トンポンプを交換することができ、必要連続最大吐出量
に応じたピストンポンプの段数が自在に選択できる。さ
らに、ピストンポンプのオーバーホールも容易になるた
め、小型化とメンテナンス性とを両立することができ
る。
【0020】請求項7の発明は、シリンダーと、前記シ
リンダー内で往復移動して吸入工程と吐出工程とを可能
とするピストンと、を有するピストンポンプであって、
前記シリンダーには、前記吐出工程のストローク端部に
吐出制御用のニードル弁が設けられ、かつ、前記吸入工
程のストローク端部の近傍には前記ガスの供給制御用の
ニードル弁と前記高粘度材料の供給制御用のニードル弁
と、がそれぞれ設けられたことを特徴とする。
【0021】請求項7の発明では、前記ガスの供給制御
用のニードル弁を前記吸入工程のストローク端部(上死
点)の近傍に配置したため、吐出工程において、ピスト
ンが上死点から下死点に至るまでの間の早い時点でガス
供給制御用のニードル弁の開口部がピストンにより塞が
れ、該時点以降において上記ニードル弁の制御トラブル
が発生した場合でも、ガス回路への高粘度材料の逆流を
確実に防止することができる。
【0022】また、請求項7の発明では、前記高粘度材
料の供給制御用のニードル弁を前記吸入工程のストロー
ク端部(上死点)の近傍に配置したため、ガスの偏りを
防止し、本発明のピストンポンプを混合物吐出装置に用
いた場合、混合物の均一性を向上することができる。
【0023】請求項8の発明は、請求項7の前記ガスの
供給制御用のニードル弁には、該ニードル弁に備えられ
たニードルに対しシリンダー内周面の方向へ弾性力を作
用する弾性手段が設けられていることを特徴とする。
【0024】請求項8の発明では、ガス供給制御用のニ
ードル弁に制御トラブルが発生した場合でも、弾性手段
の弾性力により、ニードルの先端部がシリンダー内周面
に保持されるので、ガス回路への高粘度材料の逆流を防
止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1に、本発明の第1実施形態に係る
高粘度材料とガスの混合吐出装置5の回路図を示す。同
図に示すように、混合吐出装置5は、ガス供給装置1
0、高粘度材料供給装置11、ガス導入装置12、及び
制御装置19を含んで構成されている。
【0026】このうちガス供給装置10は、0.1〜5
Kg/cm2程度の範囲内、好ましくは0.1〜3Kg
/cm2程度の範囲内で調整された低圧力のガスを供給
する。本実施の形態においては、圧縮空気を供給するこ
とによって、膜分離式で窒素ガスを分離して取り出すよ
うに構成された公知の窒素ガス発生装置を用いる。その
ようなガス供給装置10は、例えば図1に示すように、
図示しないコンプレッサからの圧縮空気を受け入れるポ
ート31、フィルタ32、膜分離モジュール33、圧力
調整弁34、及びガス流量計などを備えており、所定圧
力の窒素ガスを管路36に送出する。
【0027】また、高粘度材料供給装置11は、高粘度
材料を100〜300Kg/cm2程度の範囲内、好ま
しくは150〜250Kg/cm2の範囲内で調整され
た高圧力で管路37に送出する。本実施形態において
は、高粘度材料圧送用のポンプとして、フォアプレート
式のプランジャーポンプ42Aなどが用いられる。プラ
ンジャーポンプ42Aは、収納缶に充填された高粘度材
料MVを高圧で管路37に送出する。
【0028】また、ガス導入装置12は、順次、所定の
タイミングで動作する4つのピストンポンプ45A、4
5B、45C、45Dを備えている。これらのピストン
ポンプ45A、45B、45C、45Dには、シリンダ
ーと、ピストンとが各々備えられており、さらに該ピス
トンにピストン軸方向の駆動力を与えるための油圧シリ
ンダーS1A、S1B、S1C、S1Dが設置されてい
る。これらの油圧シリンダーS1A〜S1Dが往復動作
することにより、各々のピストンポンプのピストンがシ
リンダー内を往復直線移動して吸入工程と吐出工程とが
それぞれ行われる。なお、ピストンを往復直線駆動する
手段として、油圧シリンダーの代わりに、モータやエア
シリンダーなどを用いることもできる。
【0029】ガス供給用の管路36は、4本の管路に分
岐され、ガス供給制御用の弁50A〜50Dを介してそ
れぞれピストンポンプ45A〜45Dに接続されてい
る。また、高粘度材料供給用の管路37も、4本の管路
に分岐され、高粘度材料供給制御用の弁51A〜51D
を介してそれぞれピストンポンプ45A〜45Dに接続
されている。これによりピストンポンプ45A〜45D
は、高粘度材料供給装置11から圧送される高粘度材料
MVと、ガス供給装置10から送出されるガスと、をそ
れぞれバッチ式に導入する。
【0030】そして、ピストンポンプ45A〜45Dの
図示しない吐出口から吐出制御用の弁52A〜52Dを
介して、各々の管路が延設されており、これら4本の管
路は、高粘度材料とガスの混合物吐出用の1本の管路4
4にまとめられる。すなわち、本実施形態では、材料吸
引、ガス吸引、混合物吐出の管路を1本にまとめ、それ
らを各ピストンポンプに各々分岐させるマニホールド構
造とすることができる。このようなマニホールド構造を
採用することによって、小型化、配管接続の容易化、混
合吐出装置のシンプル化を図ることができる。また、各
ピストンポンプを独立に交換可能なようにすれば、ピス
トンポンプなどのオーバーホールを容易に行うことがで
き、小型化とメンテナンス性を両立させることができ
る。さらに、マニホールド構造の配管系に、新たにピス
トンポンプを取り付けたり或いは取り外し可能なように
構成すれば、必要連続最大吐出量に応じた段数を容易に
選択できる。
【0031】次に、第1実施形態に係るピストンポンプ
45A〜45Dの構造を説明するが、これらの構造は互
いに同一であるので、一つのピストンポンプ45Aにつ
いてのみ説明する。
【0032】図1及び図2を参照して、ピストンポンプ
45Aは、シリンダー451、シリンダー451内を密
に摺動するピストン452、及びシリンダー451に設
けられた3つの弁50A、51A、52Aを含んで構成
されている。なお、本実施形態では、弁50A、51
A、52Aを、いわゆるニードル弁とする。
【0033】ニードル弁50Aは、管路を通って供給さ
れたガスのシリンダー内への供給を制御するための弁で
あり、吐出工程のストローク端部(下死点付近)の近傍
に設けられている。また、ニードル弁51Aは、管路を
通って供給された高粘度材料MVのシリンダー内への供
給を制御するための弁であり、吸入工程のストローク端
部(上死点付近)の近傍に設けられている。ニードル弁
52Aは、高粘度材料とガスの混合物の吐出を制御する
ための弁であり、ピストンポンプ45Aにおける吐出工
程のストローク端部に設けられている。
【0034】これらのニードル弁50A、51A、52
Aは、互いにほぼ同一の構造であり、ニードル453が
図示しない空気圧シリンダーにより駆動されて軸方向に
移動し(エア駆動方式)、ニードル453の先端部がシ
リンダー451の内周面又は端面に設けられた開口部4
54を開閉する。弁本体には上記空気圧シリンダーの弁
室内に連通するポート455が設けられている。なお、
エア駆動方式以外に、カムシャフト等を用いて自動車エ
ンジンのようなシリンダー駆動方式を採用して動作させ
ることも可能である。
【0035】ニードル弁50A、51A、52Aが閉じ
た状態において、ニードル453の先端部はシリンダー
451の内周面又は端面と面一であり、ピストン452
との間のデッドスペースは実質的に零となっている。従
って、ニードル弁50A、51A、52Aが閉じた状態
においては、シリンダー451の内部に供給されたガス
又は高粘度材料の一部がそれらニードル弁50A、51
A、52Aの弁室などに入り込んで滞留することがな
く、ニードル弁52Aが開いて吐出工程が行われると、
シリンダー451の内部に供給されたガス及び高粘度材
料の全部が吐出される。ピストンポンプ45A〜45D
のシリンダー容量(吐出容量)は、ピストン452の直
径とストローク(移動距離)によって定まる。本実施形
態において、ピストン452の直径は16mm、ストロ
ークは125mmであり、容量は25ccである。
【0036】制御装置19は、各ピストンポンプ45A
〜45Dのシリンダー内に、吸入工程においてガスを供
給し、吸入工程の後に高粘度材料MVを供給し、高粘度
材料MVの供給の終了後に吐出工程を行ってガス及び高
粘度材料を管路44に吐出するように、油圧シリンダー
S1A〜S1D及びニードル弁50A〜50D、51A
〜51D、52A〜52Dを各々制御する。その際、制
御装置19は、後述する所定のタイミングで各ピストン
ポンプが上記工程を実行するように制御する。
【0037】次に、第1実施形態に係る混合吐出装置5
の作用を説明する。
【0038】図1のポート31には、圧縮空気が供給さ
れ、ガス供給装置10からは圧力調整弁34により調
整、設定された圧力値のガスが管路36に供給されてい
る。また、プランジャーポンプ42Aが制御され、必要
に応じて所定の高圧力の高粘度材料MVが高粘度材料供
給装置11から管路37に供給されている。
【0039】ここで、図3のタイミングチャートを用い
て、ピストンポンプ45A〜45Dの吸入工程及び吐出
工程の1サイクルの動作を説明する。なお、図3のNV
1、NV3、及びNV5は、それぞれニードル弁50A
〜50D、ニードル弁51A〜51D、及び52A〜5
2Dを示すものとする。
【0040】図3に示すように、ピストンポンプ45A
において、ピストン452が吐出端から吸入端まで移動
し、吸入工程を行う。この間において、ピストン452
の移動が開始されてから時間T1を経過した後にニード
ル弁50A(NV1)が開き、ガスが供給される。時間
T1は1〜2秒程度であり、この間においてはシリンダ
ー451の内部は負圧となる。
【0041】ピストン452が吸入端に至った後、しば
らくしてからニードル弁50A(NV1)が閉じる。従
って、吸入工程が終了すると、シリンダー451の内部
は調整された圧力のガスが充填された状態となる。な
お、1回の吸入工程でシリンダー451内に吸入される
ガスの量はガス流量計35により計測されており、設定
値よりも少ない場合には制御装置19から警報が出され
る。このように、吸入工程におけるガスの供給量は制御
装置19によって監視されている。
【0042】ニードル弁50A(NV1)が閉じてから
時間T3が経過した後、ニードル弁51A(NV3)が
開く。時間T3は0.1〜0.5秒程度であり、これに
よってニードル弁50Aと51Aとが同時に開くことが
防止される。ニードル弁51A(NV3)が開いている
時間T4の間に、高粘度材料供給装置11から高粘度材
料MVが供給され、シリンダー451の内部に充填され
る。高粘度材料は高圧であるから、シリンダー451内
に先に充填されていた低圧のガスはその圧力比に等しい
割合で圧縮され、その結果、容積がほぼ無視できる程度
になる。
【0043】例えば、ガスが1Kg/cm2、高粘度材料
が200Kg/cm2とすると、ガスの容積は約1/2
00となる。この場合は、シリンダー451の容積に等
しい量の高粘度材料と、同容積の1Kg/cm2のガス
とが混合することになる。なお、シリンダー451の容
積と同じ容積の1Kg/cm2のガスは、シリンダー4
51の容積の2倍の大気圧(圧力0Kg/cm2)のガ
スと等価である。つまり、1Kg/cm2のガスを供給
するということは、吸入工程においてガスを供給するま
ではシリンダー内の圧力は略−1Kg/cm2の負圧で
あるが、ガスを供給して+1Kg/cm2の圧力に加圧
することに相当する。従って、ガスを大気圧に換算した
ときのガスと高粘度材料との混合比率Rは、2対1であ
る。ガスの供給圧力をP1として一般化すると、混合比
率Rは(P1+1)対1となる。つまり、ガスの供給圧
力P1を調整することによって、混合比率Rを容易に調
整し又は制御することができる。
【0044】また、これらのガスと高粘度材料とが混合
し且つ分散状態となった後で大気中に吐出して発泡させ
た場合には、容積は3(=1+2)倍となる。つまり、
この場合の発泡倍率Aは「3」となる。ガスの供給圧力
をP1として一般式で表すと、発泡倍率は(P1+2)
となる。
【0045】ニードル弁51A(NV3)が閉じてから
時間T5を経過した後に、ニードル弁52A(NV5)
が開き、ピストン452が吸入端から吐出端まで移動
し、吐出工程を行う。時間T5は0.1〜0.5秒程度
の範囲内である。吐出工程の間において、ニードル弁5
0A、51Aは閉じており、そのニードル453の先端
部はシリンダー451の内周面と面一であるので、そこ
にデッドスペースはなく、シリンダー451内に充填さ
れたガスと高粘度材料の全部がニードル弁52A(NV
5)の開口部454から吐出される。吐出工程が終了し
て時間T6が経過した後に、次の吸入工程が開始する。
時間T6は0.1〜0.5秒程度の範囲内である。
【0046】以上のように個々のピストンポンプ45A
〜45Dは、図3のタイミングチャートに従って吸入工
程及び吐出工程を各々制御される。次に、ピストンポン
プ45A〜45D全体の制御順序を図4のタイミングチ
ャートを用いて説明する。
【0047】図4のタイミングチャートでは、ピストン
ポンプ45A〜45Dの各々が、図3のサイクルを連続
的に繰り返し動作している状態が示されている。同図に
示すように、ピストンポンプ45A、45B、45C、
45Dの順序で運転が開始され、各ピストンポンプの吐
出工程が実行される時間帯に時間差が設けられている。
図4の例では、直前に吐出工程を開始したピストンポン
プの吐出工程が終了する直前に、次に続くピストンポン
プの吐出工程が開始されるように各ピストンポンプが運
転される。すなわち、直前に吐出工程を開始したピスト
ンポンプの吐出工程の終了時刻をte、その次に吐出工
程を開始するピストンポンプの吐出工程の開始時刻をt
sとすると、 ts=te−△t となる。ただし、△t(>0)は、個々のピストンポン
プの1サイクル時間の固有差により任意好適に設定され
る時間長であり、吐出工程の時間長に比べて十分に短い
ものとする。
【0048】このような制御により、これらのピストン
ポンプの吐出工程が、45A→45B→45C→45D
→45A→45B→......の順序で連続的かつ周
期的に運転されることとなるので、吐出工程に切れ目が
なくなり、混合吐出装置全体で混合物の連続吐出が可能
となる。図4の吐出量の時間変化のグラフに示すよう
に、ピストンポンプ45の吐出工程が開始される時刻t
0以降では、ほぼ一定の吐出量v0でガスと高粘度材料の
混合物が吐出される。
【0049】各ピストンポンプから吐出された混合物
は、順次、管路44へ流れ、図示しないノズル口から吐
出され、このときにガスが膨張して発泡する。該ノズル
を所定の軌跡で移動させることによって、発泡した高粘
度材料MVは所定形状に塗布され又は成形される。
【0050】なお、制御装置19は、混合物吐出装置5
の全体を制御し、発泡倍率Aが設定された値となるよう
に高粘度材料VMを吐出させる一連の工程をオンライン
制御する。ここで、発泡倍率Aは次式で定義される。
【0051】発泡倍率A=V1/V0 ただし、V1:発泡後の高粘度材料の単位質量当たりの体
積(大気開放時) V0:発泡前の高粘度材料の単位質量当たりの体積 である。
【0052】混合物吐出装置5においては、発泡倍率A
を例えば1〜4程度の範囲で設定可能とする。現場発泡
成形ガスケットの場合には、通常、2〜4範囲の適当な
値に設定する。
【0053】本実施形態では、ガスの流量を実際に計測
して混合比率Rを制御するのではなく、図3のタイムチ
ャートに示すように、予め定められた時間内に、所定圧
力のガス及び高粘度材料を一定容量のシリンダー内に注
入するようにしたので、より正確な混合比率Rでガス及
び高粘度材料を混合することができる。よって、発泡倍
率Aを高精度で制御することができ、発泡状態を均一化
することができる。特に、デッドスペースが実質的に零
で無視することができるピストンポンプ45A〜45D
を用いているため、容量が正確となり、従って、混合比
率R及び発泡倍率Aが正確となる。
【0054】また、本実施形態では、高粘度材料供給用
のニードル弁51Aを、吸入工程のストローク端部近傍
に配置し、吐出工程のストローク端部までの経路を長く
しているため、供給された高粘度材料とガスとが、偏ら
ずに混合するという利点もある。
【0055】さらに、本実施形態では、ガスと高粘度材
料の混合物の連続定量吐出が可能となったので、従来技
術のように、吐出量を一定に制御するための定流量シリ
ンダなどの設備を後段に配置する必要がなくなり、装置
全体を簡素化することができる。また、4つのピストン
ポンプを連続的に運転するので、混合物吐出装置5全体
の単位時間当たりの吐出量を増加させることができる。
【0056】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態の混合物吐出装置を説明する。なお、第1の実施形
態と同様の構成については、同一の符号を付して詳細な
説明を省略する。
【0057】図5には、第2実施形態に係るピストンポ
ンプ47Aの構成が示されている。第2実施形態のピス
トンポンプが適用される混合物吐出装置の構成は、図1
において、ピストンポンプ45A、45B、45C、及
び45Dの代わりに、図5のピストンポンプ47A、該
ピストンポンプと同様構成のピストンポンプ47B、4
7C、及び47Dにそれぞれ置き換えたものと同様であ
る。
【0058】図5のピストンポンプ47Aでは、ガス供
給制御用のニードル弁50Aが、吸入工程のストローク
端部(上死点付近)の近傍に配置されている。この結
果、ニードル弁50Aは、第1の実施形態のように高粘
度材料供給用のニードル弁51Aと互いに異なるストロ
ーク端部に各々位置するのではなく、ニードル弁51A
とほぼ同じシリンダー高さに位置することになる。
【0059】また、図5のピストンポンプ47Aでは、
ピストン452の直径は20mm、ストロークは32m
mであり、容量は約10ccである。すなわち、第1実
施形態(ストローク125mm、シリンダー容量25c
c)と比べて、ストローク及びシリンダー容量を小さく
している。
【0060】次に、ガス供給用のニードル弁50Aの詳
細な構成を図6を用いて説明する。
【0061】図6に示すように、ニードル弁50Aは、
図示しない空気圧シリンダーから空気が供給されるポー
ト455を有している。このポート455を介して供給
された空気の作用により、ニードル453が、軸線45
8方向に移動する。また、ニードル453の後端部に
は、該ニードル453に対しシリンダー内周面の方向へ
弾性力を作用する弾性体457が設けられている(ノー
マルリターン方式のバルブ)。この弾性体457は、ニ
ードル457をニードル後方へ押し戻して弁を開ける力
に抗して、反対方向の弾性力を作用する。弾性体457
として、バネ、電磁コイルなどを用いることができる。
なお、図6のニードル弁50Aを第1実施形態に適用す
ることも可能である。
【0062】なお、4連式のピストンポンプ47A〜4
7Dは、例えば、図8(a)、(b)に示す配列のよう
に並べて配置することができる(第1実施形態も同
様)。ただし、図8(a)は、ピストンポンプ上部に設
けられた油圧シリンダー側からみた図、図8(b)は、
ガス供給バルブ側からみた図である。油圧シリンダーや
各ニードル弁を独立して交換可能とすることで、オーバ
ーホールが容易となる。
【0063】次に、第2実施形態の作用を説明する。
【0064】まず、図7のタイミングチャートを用い
て、ピストンポンプ47A〜47Dの吸入工程及び吐出
工程の1サイクルの動作を第1実施形態の動作(図3)
と比較しながら説明する。
【0065】図7に示すように、ピストンポンプ47A
において、ピストン452が吐出端から吸入端まで移動
し、吸入工程を行う。この間において、ピストン452
の移動が開始されてから時間T7を経過した後にニード
ル弁50Aが開き、ガスが供給される。ここで、ニード
ル弁50Aが吸入工程のストローク端部近傍に配置され
ているので、ピストン位置が吸入端近傍となったとき
に、ガス供給が開始されて、時間T8の間継続する。ま
た、ピストンストロークが短くなっているので、図3の
タイミングチャートと比較して吸入工程に要する時間及
び後述する吐出工程に要する時間が短くなっていること
がわかる。
【0066】ピストン452が吸入端に至った後、しば
らくしてからニードル弁50Aが閉じ、該ニードル弁5
0Aが閉じてから時間T9が経過した後、ニードル弁5
1Aが開く。ニードル弁51Aが開いている時間T10
の間に、高粘度材料供給装置11から高粘度材料MVが
供給され、シリンダー451の内部に充填される。な
お、高圧の高粘度材料が供給されたとき、ニードル弁5
0Aの開口部454に高圧力が印加されるが、該圧力に
抗して、弾性体457がニードル453へ弾性力を作用
するため、制御トラブル時などで高粘度材料がガス回路
へ逆流するおそれを未然に防止することができる。
【0067】そして、ニードル弁51Aが閉じてから時
間T11を経過した後に、ニードル弁52Aが開き、ピ
ストン452が吸入端から吐出端まで移動し、吐出工程
を行う。この吐出工程の間において、ニードル弁50
A、51Aは閉じており、そのニードル453の先端部
はシリンダー451の内周面と面一であるので、そこに
デッドスペースはなく、シリンダー451内に充填され
たガスと高粘度材料の全部がニードル弁52Aの開口部
454から吐出されることは、第1実施形態と同様であ
る。
【0068】ここで、ニードル弁50Aが吸入工程のス
トローク端部近傍に配置されているので、この吐出工程
でのピストンの移動過程においてピストン452のスト
ローク先端部がニードル弁50Aの開口部454を越え
たとき、ピストン452自体によるニードル弁50Aに
対するバルブ効果が発生する。すなわち、このバルブ効
果によっても、制御トラブルなどにより発生する、ガス
回路への高粘度材料の逆流を吐出工程のより早い時期に
未然に防止することができる。
【0069】また、本実施形態では、高粘度材料供給用
のニードル弁51Aを、吸入工程のストローク端部近傍
に配置し、吐出工程のストローク端部までの経路を長く
しているため、供給された高粘度材料とガスとが、偏ら
ずに混合するという利点もある。
【0070】以上のように個々のピストンポンプ47A
〜47Dは、図7のタイミングチャートに従って吸入工
程及び吐出工程を各々制御されるが、ピストンポンプ4
7A〜47D全体の制御順序は、各吐出工程に時間差が
設けられて図4のタイミングチャートと同様に制御さ
れ、これによって、混合物の連続吐出が可能となる。
【0071】このとき、シリンダー容積が第1実施形態
と比較して小さいため、個々のピストンポンプが1サイ
クルで吐出する混合物の容量は小さくなるが、1サイク
ルの周期も小さくなるため、単位時間当たりのサイクル
数を増やすことができ、これにより、混合物吐出装置5
全体の吐出量を第1実施形態の場合とほぼ同様にするこ
とができる。すなわち、個々のシリンダー容積を小さく
しても、必要な最大吐出量を得ることができる。シリン
ダー容積を小さくすることは、非分散ガス量を少なく
し、ガスと高粘度材料とのより均一な混合を促すので、
本実施形態では、ある量以上の混合物の連続定量吐出
と、発泡状態の均一化とを、より高いレベルで両立する
ことができる。
【0072】(第3の実施形態)次に、第3実施形態の
混合物吐出装置を説明する。第3実施形態は、第2実施
形態に係るピストンポンプ47A〜47Dを用いて、こ
れらの吸入工程及び吐出工程のタイミング時間を変更
し、最大吐出量を増加させるための全体制御を行うもの
である。なお、構成については、第1及び第2実施形態
とほぼ同様であるので、同一の符号を付して詳細な説明
を省略する。ただし、ガス供給量及び高粘度材料の供給
量を増加させるための変更がなされているものとする。
【0073】図9には、第3実施形態に係るピストンポ
ンプの吸入工程及び吐出工程の1サイクルのタイミング
チャートが示されている。同図に示すように、第3実施
形態では、吸入工程が開始されてから吐出工程が開始さ
れるまでの時間T13が、吐出工程の開始から終了まで
の時間T14とほぼ同じ時間とされている。
【0074】このようなタイミングによって、図10及
び図11の全体制御例に示すように、各ピストンポンプ
吐出工程の重複制御が可能となり、最大連続吐出量を増
加させることができる。
【0075】図10の制御例では、あるピストンポンプ
の吐出工程の中間の時刻に次のピストンポンプの吐出工
程が開始されるように、ピストンポンプ47A〜47D
が制御される。ここで、1個のピストンポンプの吐出量
をv1とすると、最初のピストンポンプ47Aの吐出工
程が開始される時刻t1から該吐出工程の中間の時刻t2
までは、装置全体の吐出量はv1である。しかし、時刻
2以降では、次のピストンポンプ47Bの吐出工程が
開始され、順次吐出工程が重複されて運転されるので、
吐出量は2v1となり、増加する。
【0076】図11の制御例では、ピストンポンプが2
個で1つのペアになって、それぞれ並列的に同時制御さ
れる。これにより、最初のペア、すなわちピストンポン
プ47A及び47Bの吐出工程がほぼ同時に開始される
時刻t1以降で、2つのペアが交互に吐出工程を実行す
るので、吐出量2v1の連続吐出が可能となる。
【0077】以上が本発明に係る各実施形態であるが、
本発明は上記例にのみ限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲内において任意好適に変更可能
である。
【0078】例えば、4つのピストンポンプを用いた
が、3つのピストンポンプ或いは5以上のピストンポン
プポンプを用いることもできる。また、吸入工程の方が
吐出工程より長いタイミングチャート(図3、図7)に
従って運転されるピストンポンプでも、ピストンポンプ
の数を増やすことにより、第3実施形態のように、吐出
工程を重ね合わせたり、同時並列運転を行うことによ
り、最大吐出流量を増加させることができる。
【0079】また、ピストンポンプの段数を変更するこ
とにより、多連式ピストンポンプ全体の制御タイミング
を連続定量吐出が可能となる範囲内で任意好適に変更す
ることができる。例えば、1つ1つのピストンポンプの
サイクルを連続的に運転したが、ピストンポンプの段数
を増やすことにより、吐出工程終了後から次の吸入工程
までの間に休止区間を設けることも可能である。
【0080】また、本発明の混合物吐出装置は、発泡装
置以外の用途として、高粘度の接着材、シーリング材用
の定量吐出ポンプ又は加圧ブースターポンプに用いるこ
ともできる。また、歯磨き粉やケチャップなどの高粘度
ペースト材の定流量ポンプとしても使用できる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項6の発明によれば、高粘度材料とガスの混合物の連続
定量吐出を可能としたので、定流量シリンダーを設ける
必要がなくなり、装置を簡素化、小型化できる、という
効果が得られる。さらに、本発明によれば、小さいシリ
ンダー容量であっても3以上のピストンポンプが連続的
に混合物を吐出するため、小型の装置で、最大吐出量の
確保と高粘度材料とガスの均一混合性の向上と、を高い
レベルで両立することができる。
【0082】また、請求項3の発明によれば、前記ガス
の供給制御用のニードル弁を前記吸入工程のストローク
端部(上死点)の近傍に配置したため、吐出工程におい
て、ピストンが上死点から下死点に至るまでの間の早い
時点でガス供給制御用のニードル弁の開口部がピストン
により塞がれ、該時点以降において上記ニードル弁の制
御トラブルが発生した場合でも、ガス回路への高粘度材
料の逆流を確実に防止することができる、という効果が
得られる。
【0083】また、請求項3及び請求項7の発明では、
前記高粘度材料の供給制御用のニードル弁を前記吸入工
程のストローク端部(上死点)の近傍に配置したため、
ガスの偏りを防止し、混合物の均一性を向上することが
できる。
【0084】請求項4及び請求項8の発明によれば、ニ
ードルに対しシリンダー内周面の方向へ弾性力を作用す
る弾性手段を設けたため、ガス供給制御用のニードル弁
に制御トラブルが発生した場合でも、その弾性力によ
り、ニードルの先端部がシリンダー内周面に保持される
ので、ガス回路への高粘度材料の逆流を防止することが
できる、という効果が得られる。
【0085】請求項5の発明によれば、配管系にマニホ
ールド構造を採用するようにしたので、ピストンポンプ
の段数に関係なくガス供給配管、材料供給配管、及び吐
出配管とが各々1つで済むため、装置全体を小型化、簡
素化することができる、という効果が得られる。特に、
請求項6の発明では、前記3以上のピストンポンプを、
各々独立に、追加及び取り外し可能とするようにしたの
で、容易にピストンポンプを交換し、必要連続最大吐出
量に応じたピストンポンプの段数が自在に選択でき、さ
らにピストンポンプのオーバーホールも容易になるた
め、小型化とメンテナンス性とを両立することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る混合物吐出装置の回路ブロック図
である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るピストンポンプの
構造を示す断面正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るピストンポンプの
吸入工程及び吐出工程の1サイクルのタイミングチャー
トである。
【図4】本発明の第1実施形態に係る4連式ピストンポ
ンプ全体を制御するときのタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るピストンポンプの
構造を示す断面正面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るピストンポンプに
設けられたガス供給制御用のニードル弁50Aの詳細な
構造を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るピストンポンプの
吸入工程及び吐出工程の1サイクルのタイミングチャー
トである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る4連式ピストンポ
ンプの配置図であって、(a)は、油圧シリンダー側か
らみた図、(b)は、ガス供給制御用ニードル弁からみ
た図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るピストンポンプの
吸入工程及び吐出工程の1サイクルのタイミングチャー
トである。
【図10】本発明の第3実施形態に係る4連式ピストン
ポンプ全体を制御するときのタイミングチャートの第1
例である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る4連式ピストン
ポンプ全体を制御するときのタイミングチャートの第2
例である。
【符号の説明】
5 混合物吐出装置 10 ガス供給装置 11 高粘度材料供給装置 19 制御装置 45A、45B、45C、45D ピストンポンプ 47A、47B、47C、47D ピストンポンプ 50A、50B、50C、50D ガスの供給制御用
のニードル弁 51A、51B、51C、51D 高粘度材料の供給
制御用のニードル弁 52A、52B、52C、52D 混合物吐出制御用
のニードル弁
フロントページの続き (72)発明者 高田 正春 大阪府高槻市明田町7番1号 サンスター 技研株式会社内 (72)発明者 義本 恭之 大阪府高槻市明田町7番1号 サンスター 技研株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダー内をピストンが往復移動して
    吸入工程と吐出工程とを行うことが可能な3以上のピス
    トンポンプと、シリンダー内に所定圧力のガスを供給可
    能なガス供給手段と、 前記シリンダー内に所定圧力の高粘度材料を供給可能な
    高粘度材料供給手段と、 前記3以上のピストンポンプの各々に対し、前記吸入工
    程で前記ガスを供給し、前記吸入工程の後で前記高粘度
    材料を供給し、前記高粘度材料の供給の終了後に前記吐
    出工程を行って前記ガス及び前記高粘度材料を吐出させ
    ると共に、連続定量吐出が可能となるように、各ピスト
    ンポンプの吐出工程に時間差を設けて制御する制御手段
    と、 を含む高粘度材料とガスの混合吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、いずれかのピストンポ
    ンプの吐出工程が終了する時点付近で他のピストンポン
    プの吐出工程を開始するように制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の高粘度材料とガスの混合吐出装置。
  3. 【請求項3】 前記3以上のピストンポンプは、前記ガ
    スの供給制御用のニードル弁と、前記高粘度材料の供給
    制御用のニードル弁と、高粘度材料とガスの混合物の吐
    出制御用のニードル弁と、を各々有しており、 前記ガスの供給制御用のニードル弁及び前記高粘度材料
    の供給制御用のニードル弁を前記吸入工程のストローク
    端部の近傍に、前記吐出制御用のニードル弁を前記吐出
    工程のストローク端部に配置したことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の高粘度材料とガスの混合吐出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記3以上のピストンポンプは、前記ガ
    スの供給制御用のニードル弁と、前記高粘度材料の供給
    制御用のニードル弁と、高粘度材料とガスの混合物の吐
    出制御用のニードル弁と、を各々有しており、 前記ガスの供給制御用のニードル弁に、該ニードル弁に
    備えられたニードルに対しシリンダー内周面の方向へ弾
    性力を作用する弾性手段が設けられていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の高粘
    度材料とガスの混合吐出装置。
  5. 【請求項5】 前記3以上のピストンポンプは、マニホ
    ールド構造を有する配管系によって、前記ガス供給手段
    に接続された1つのガス供給配管と、前記高粘度材料供
    給手段に接続された1つの材料供給配管と、前記3以上
    のピストンポンプから吐出された高粘度材料とガスの混
    合物のための1つの吐出配管と、に各々接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項
    に記載の高粘度材料とガスの混合吐出装置。
  6. 【請求項6】 前記3以上のピストンポンプを、各々独
    立に、追加及び取り外し可能としたことを特徴とする請
    求項5の高粘度材料とガスの混合吐出装置。
  7. 【請求項7】 シリンダーと、 前記シリンダー内で往復移動して吸入工程と吐出工程と
    を可能とするピストンと、 を有するピストンポンプであって、 前記シリンダーには、 前記吐出工程のストローク端部に吐出制御用のニードル
    弁が設けられ、かつ、前記吸入工程のストローク端部の
    近傍には前記ガスの供給制御用のニードル弁と前記高粘
    度材料の供給制御用のニードル弁と、がそれぞれ設けら
    れたことを特徴とするピストンポンプ。
  8. 【請求項8】 前記ガスの供給制御用のニードル弁に
    は、該ニードル弁に備えられたニードルに対しシリンダ
    ー内周面の方向へ弾性力を作用する弾性手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項7に記載の高粘度材料と
    ガスの混合吐出装置。
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