JPH11127791A - 冷菓製造装置 - Google Patents

冷菓製造装置

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JPH11127791A
JPH11127791A JP9301287A JP30128797A JPH11127791A JP H11127791 A JPH11127791 A JP H11127791A JP 9301287 A JP9301287 A JP 9301287A JP 30128797 A JP30128797 A JP 30128797A JP H11127791 A JPH11127791 A JP H11127791A
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hopper
cooling
beater
cooling cylinder
frozen dessert
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Takeshi Ishii
武 石井
Koichiro Ikemoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抽出時に冷菓が吹き出してしまう不都合を効
果的に解消することができる冷菓製造装置を提供する。 【解決手段】 ミックスを貯蔵するホッパー2と、この
ホッパー2より供給されるミックスからソフトクリーム
等の冷菓を製造する冷却シリンダ8と、ホッパー2に設
けられたホッパー冷却器4と、冷却シリンダ8に設けら
れたシリンダ冷却器11と、冷却シリンダ8内を攪拌す
るビーター10と、冷菓製造時に各冷却器によりホッパ
ー2及び冷却シリンダ8を冷却する冷却回路と加熱殺菌
時に各冷却器によりホッパー2及び冷却シリンダ8を加
熱する加熱回路とを構成する可逆サイクル式の冷凍装置
Rと、冷却シリンダ8から冷菓を抽出するための抽出路
17と、この抽出路17を開閉するための開閉手段と、
この開閉手段の動作を検出する抽出スイッチと、この抽
出スイッチの出力に基づき、ビーター10を制御する制
御装置とを備え、抽出スイッチは開閉手段が動作した場
合、所定の駆動指令を出力すると共に、制御装置は、こ
の駆動指令が出力されてから所定の遅延期間経過後、ビ
ーター10を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトクリーム等
の冷菓を製造する冷菓製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりソフトクリーム等の冷菓を製造
するこの種冷菓製造装置は、例えば実公昭63−203
04号公報に示される如く、ソフトクリームの原料とな
るミックス(冷菓ミックス)を貯蔵するホッパーと、こ
のホッパーより供給されるミックスからソフトクリーム
を製造する冷却シリンダと、コンプレッサ、凝縮器、減
圧装置、及び、冷却シリンダとホッパーにそれぞれ設け
られた冷却器とから構成された冷凍装置を備えている。
【0003】そして、この冷凍装置の冷凍サイクルを四
方弁により可逆させ、営業中における冷菓製造時にはコ
ンプレッサから吐出された高温高圧ガス冷媒(以下、ホ
ットガスと称する。)を凝縮器にて放熱させて液化し、
減圧装置にて減圧した後各冷却器に流し、蒸発させて冷
却シリンダとホッパーを所定温度に冷却すると共に、冷
却シリンダ内に設けた攪拌用のビーターを回転させなが
ら、冷却シリンダにてソフトクリームを製造する。
【0004】また、冷却シリンダ内で製造された冷菓を
抽出する場合には、所定の取出レバーを引き倒し、抽出
路を閉じているプランジャーを上方に移動させて抽出路
を開くと共に、ビーターを回転させて抽出路から冷菓を
取り出すものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラン
ジャーの上昇開始時からビーターを回転させると、開き
始めた抽出路の狭い隙間からビーターの回転によって加
圧された冷菓が吹き出して飛散し、周囲を汚損してしま
う問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、抽出時に冷菓が吹き出し
てしまう不都合を効果的に解消することができる冷菓製
造装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷菓製造装置
は、ミックスを貯蔵するホッパーと、このホッパーより
供給されるミックスからソフトクリーム等の冷菓を製造
する冷却シリンダと、ホッパーに設けられたホッパー冷
却器と、冷却シリンダに設けられたシリンダ冷却器と、
冷却シリンダ内を攪拌するビーターと、冷菓製造時に各
冷却器によりホッパー及び冷却シリンダを冷却する冷却
回路と加熱殺菌時に各冷却器によりホッパー及び冷却シ
リンダを加熱する加熱回路とを構成する可逆サイクル式
の冷凍装置と、冷却シリンダから冷菓を抽出するための
抽出路と、この抽出路を開閉するための開閉手段と、こ
の開閉手段の動作を検出する抽出スイッチと、この抽出
スイッチの出力に基づき、ビーターを制御する制御装置
とを備えており、抽出スイッチは開閉手段が動作した場
合、所定の駆動指令を出力すると共に、制御装置は、こ
の駆動指令が出力されてから所定の遅延期間経過後、ビ
ーターを動作させるものである。
【0008】本発明によれば、ミックスを貯蔵するホッ
パーと、このホッパーより供給されるミックスからソフ
トクリーム等の冷菓を製造する冷却シリンダと、ホッパ
ーに設けられたホッパー冷却器と、冷却シリンダに設け
られたシリンダ冷却器と、冷却シリンダ内を攪拌するビ
ーターと、冷菓製造時に各冷却器によりホッパー及び冷
却シリンダを冷却する冷却回路と加熱殺菌時に各冷却器
によりホッパー及び冷却シリンダを加熱する加熱回路と
を構成する可逆サイクル式の冷凍装置と、冷却シリンダ
から冷菓を抽出するための抽出路と、この抽出路を開閉
するための開閉手段と、この開閉手段の動作を検出する
抽出スイッチと、この抽出スイッチの出力に基づき、ビ
ーターを制御する制御装置とを備えた冷菓製造装置にお
いて、抽出スイッチは開閉手段が動作した場合、所定の
駆動指令を出力すると共に、制御装置は、この駆動指令
が出力されてから所定の遅延期間経過後、ビーターを動
作させるよう構成したので、開閉手段によって抽出路を
開いてからビーターを動作させることができるようにな
る。
【0009】これにより、開き始めた抽出路からビータ
ーにより加圧された冷菓が吹き出す不都合を効果的に解
消することができるようになるものである。
【0010】請求項2の発明の冷菓製造装置は、上記に
おいて制御装置は、ビーターの駆動中に駆動指令が入力
された場合、一旦前記ビーターを停止すると共に、当該
停止から所定期間経過後、ビーターを動作させるもので
ある。
【0011】請求項2の発明によれば、上記に加えてビ
ーターの駆動中に駆動指令が入力された場合、制御装置
が一旦前記ビーターを停止すると共に、当該停止から所
定期間経過後、ビーターを動作させるよう構成したの
で、ビーターの駆動中に抽出が開始される場合にも、抽
出路から冷菓が吹き出される不都合を確実に防止するこ
とが可能となるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の実施例の冷菓製造装置
SMの縦断側面図、図2は冷菓製造装置SMの正面図、
図3及び図4は操作パネル50の正面図、図5は冷菓製
造装置SMの制御装置Cのブロック図である。
【0013】実施例の冷菓製造装置SMは、バニラやチ
ョコレートのソフトクリームやシェーク等の冷菓を製造
販売するための装置であり、図1において本体1の上部
には、例えば前記ソフトクリームの原料となるミックス
(冷菓ミックス)を貯蔵するホッパー2が設けられてい
る。このホッパー2は上面に開口しており、この開口は
着脱自在のカバー3にて開閉され、ミックスの補充時等
にはこのカバー3が取り外される。ホッパー2の周囲に
はホッパー冷却器4が捲回されており、このホッパー冷
却器4によりホッパー2内のミックスは保冷される。
【0014】また、ホッパー2の内底部にはインペラと
称されるホッパー撹拌器5が設けられており、下方に設
けた撹拌モータ6にて回転駆動される。このホッパー攪
拌器5はホッパー2内のミックスが凍結しないように攪
拌するものであるが、ミックスがホッパー2に所定量以
上入れられ、ホッパー冷却器4に冷却時と逆に流れる冷
媒ガス、すなわちホットガスによりホッパー2が加熱殺
菌されるときも回転駆動される。
【0015】更に、ホッパー2の側壁における所定高さ
の位置には、一対の導電極から成るミックスレベルセン
サ7が取り付けられており、このミックスレベルセンサ
7の電極が導通してホッパー2内の所定量(ミックスレ
ベルセンサ7が設けられている高さ)以上のミックスを
検出している状態で、前記ホッパー撹拌器5は連続的に
回転されると共に、所定量以下である場合には、ホッパ
ー撹拌器5は間欠的に回転される。
【0016】8はミックス供給器9によりホッパー2か
ら適宜供給されるミックスをビーター10により回転撹
拌して冷菓を製造する冷却シリンダであり、その周囲に
はシリンダ冷却器11が取り付けられている。ビーター
10はビーターモータ12、駆動伝達ベルト、減速機1
3及び回転軸を介して回転される。製造された冷菓は、
前面のフリーザードア14に配設された取出レバー15
を操作することにより、プランジャー16が上下動し、
抽出路17が開放されると共に、後述する如くビーター
10が回転駆動されることにより、取り出される。ここ
で、実施例では上述した装置が二系統搭載されており、
それぞれが例えばバニラ用、チョコレート用とされてい
る。また、取出レバーとしては図2に示す如く当該バニ
ラ、チョコレート及びそれらのミックス用に15A、1
5B 15Cの3つが設けられている。
【0017】次に、図1においてRは可逆式の冷凍装置
である。以下この冷凍装置Rにつき説明すると、18は
コンプレッサ、19はコンプレッサ18からの吐出冷媒
を、冷却回路(実線矢印)を構成する場合と、加熱回路
(破線矢印)を構成する場合とで流通方向を逆に切り換
える四方弁、20は水冷式の凝縮器である。前記四方弁
19が冷却回路を構成している場合において、凝縮器2
0にはコンプレッサ18から吐出された高温高圧のガス
冷媒が逆止弁21を介して流入し、そこで凝縮液化して
液冷媒となる。
【0018】この液冷媒は逆止弁22を経てドライヤ2
3より出ると二方向に分流し、一方はシリンダ冷却弁2
4、冷却シリンダ用キャピラリチューブ25を経て減圧
され、シリンダ冷却器11に流入してそこで蒸発し、冷
却シリンダ8を冷却する。他方はホッパー冷却弁26、
前段のホッパー用キャピラリチューブ27を経て減圧さ
れ、ホッパー冷却器4に流入してそこで蒸発し、ホッパ
ー2を冷却した後、後段のキャピラリチューブ28を経
て流出する。
【0019】そして、冷却シリンダ8及びホッパー2を
冷却した後の冷媒は、アキュムレータ30にて合流した
後、四方弁19を経てコンプレッサ18に戻る冷却運転
(販売状態)が行われる(実線矢印の流れ)。尚、前記
ホッパー2には当該ホッパー2の温度を検出するための
ホッパーセンサ32が取り付けられると共に、冷却シリ
ンダ8には当該冷却シリンダ8の温度を検出するシリン
ダセンサ31が取り付けられている。
【0020】次に、四方弁19が加熱殺菌回路を構成す
る場合につき説明する。この場合には、四方弁19を操
作して冷媒を図中破線矢印の方向に流す。即ち、コンプ
レッサ18から吐出された高温高圧のガス冷媒、即ちホ
ットガスは四方弁19、アキュムレータ30にて二方向
に分流し、一方はシリンダ冷却器11に直接流入すると
共に、他方は逆止弁33を介してホッパー冷却器4に流
入してそれぞれにて加熱作用を発揮し、規定の殺菌温度
で所定時間(+72℃、40分)、冷却シリンダ8及び
ホッパー2は加熱される。
【0021】ここで放熱して液化した冷媒は、それぞれ
シリンダホットガス弁34、ホッパーホットガス弁35
を介して合流した後、凝縮器20にて気液分離し、冷媒
ガスは並列に接続されたリバース電磁弁36及びリバー
スキャピラリチューブ37を通り、四方弁19を経てコ
ンプレッサ18に戻る加熱殺菌運転が行われる。尚、3
8は冷却シリンダ8の加熱温度を検出する殺菌センサで
ある。
【0022】40は前記凝縮器20を冷却する水冷装置
であり、節水弁41と、凝縮器20内の冷媒圧力を検出
する圧力センサ42と、給水路43を備えている。そし
て、コンプレッサ18から高温高圧のガス冷媒が凝縮器
20に流入し、凝縮器20の冷媒圧力が上昇すると、圧
力センサ42がそれを検出して節水弁41を開く。この
節水弁41が開放されると、給水路43を通して水冷装
置40内に図中一点鎖線の如く冷却水が循環され、凝縮
器20を冷却する。
【0023】44は電装箱、45は前ドレン受けであ
り、46は給水栓で、ミックスの洗浄時に給水されるも
のである。また、本体1の正面のフリーザードア14上
方には操作パネル50が設けられており、同操作パネル
50は図3に示すように、殺菌スイッチ51、殺菌モニ
タ表示器52を中心として左右に同機能のスイッチ、表
示器類が二組配置されている。すなわち、各組は上記二
系統の装置(バニラ用とチョコレート用)に対応してい
る操作部である。
【0024】ここで、図3の各スイッチの操作に基づ
く、後述する制御装置Cのマイクロコンピュータ77の
動作について説明する。53は冷却運転スイッチでこれ
が押されると、冷却シリンダ8及びホッパー2の冷却温
度を所定の設定温度範囲に冷却制御して冷菓を製造す
る。54は攪拌スイッチで、押し続けることにより、ホ
ッパー2内のホッパー攪拌器5が回転する。これはホッ
パー2内のミックスにイチゴ味などのフレーバーシロッ
プを添加する場合などに用いる。
【0025】55はデフロストスイッチで、冷却シリン
ダ8からのミックス回収の為に、ミックスを柔らかくし
て取り出すとき、或いは長時間販売されないために軟化
したソフトクリームを再生するときに押圧操作され、そ
の時ホットガスを流し冷却シリンダ8をある程度の温度
に昇温させる。この場合、回収時の方が軟化再生の場合
より高く昇温する。
【0026】56は洗浄スイッチで、これを押すと所定
の限度時間ビーター10を回転駆動させるようになって
おり、デフロストの後ミックスを回収するとき、或いは
ミックス回収後、給水栓でホッパー2、冷却シリンダ8
内に満たした水で洗浄する時に操作される。
【0027】尚、ミックス回収時には洗浄スイッチ56
が押された状態でデフロストスイッチ55が押されると
デフロストに入り、冷却シリンダ8内のミックスを柔ら
かくし、その後に再度の洗浄スイッチ56の押圧にてビ
ーター10を回転して排出される。
【0028】一方、ミックスの軟化再生時には冷却運転
スイッチ53が押されている状態でデフロストスイッチ
55が押されると、ミックスの溶解から再冷却へと自動
的に移行するような使い方をする。51は殺菌スイッチ
で一日の営業終了時に押されて、ホットガスによる冷却
シリンダ8、ホッパー2の加熱殺菌工程に入る。
【0029】ミックスの加熱殺菌に際しては、+68℃
の加熱温度で30分以上との規定があり、それを満足す
べく、本実施例では+70℃以上の温度で約30分とし
ており、その殺菌過程を殺菌スタート時の0段階から殺
菌完了時の4段階に分けて順次点滅移行する殺菌モニタ
ーランプL0、L1、L2、L3、L4(以降殺菌0〜
4LEDと略す)を設けており、殺菌4LED L4は
殺菌完了ランプとなっている。57は停止スイッチで全
ての制御動作(冷却、デフロスト、洗浄、殺菌)をスト
ップさせる。
【0030】58はミックス補給ランプで、前述したホ
ッパー2内にミックスがミックスレベルセンサ7に触れ
ていないような不足状況の時に点灯し、ミックスの補給
をユーザーに報しめる。59は異常警報ランプで、前記
したミックス切れ(この場合点滅して殺菌準備不良と表
示)の他、種々の異常状況が発生したとき、点滅または
点灯する。右側の各スイッチ及び各表示ランプなどに付
いても同様である。
【0031】ここで、図4は操作パネル50の他の実施
例を示している。尚、図中図3と同一符号で示すものは
同一若しくは同様の機能を奏するものとする。この場
合、冷却運転スイッチ53と洗浄スイッチ56のレイア
ウト配置が異なる他、攪拌スイッチの位置にはその代わ
りに省エネ冷却運転スイッチ54Aが設けられている。
この省エネ運転スイッチ54Aは、客足の遠のく時間帯
において押圧操作され、冷却温度を若干シフトアップし
た設定値温度で冷却制御して経済的な運転とする。
【0032】そして、この場合は洗浄スイッチ56が押
されると、上述の動作(ビーター10の回転)に加えて
ホッパー2内のホッパー攪拌器5が回転する。すなわ
ち、この場合は洗浄スイッチ56が攪拌スイッチの機能
を兼ねるものである。
【0033】次に、図5において制御装置Cは汎用のマ
イクロコンピュータ77にて構成されており、このマイ
クロコンピュータ77の入力には前記シリンダセンサ3
1、ホッパーセンサ32、ミックスレベルセンサ7、殺
菌センサ38、後述するコンプレッサ18のモータ18
Mに流れる電流を検出する電流検知センサ61、前記取
出レバー15に連動する抽出スイッチSW及び操作パネ
ル50に設けられた各スイッチの出力が接続されてい
る。また、マイクロコンピュータ77の出力には、前記
コンプレッサ18のモータ18M、ビーターモータ1
2、撹拌モータ6、シリンダ冷却弁24、ホッパー冷却
弁26、シリンダホットガス弁34、ホッパーホットガ
ス弁35、四方弁19及びリバース弁36が接続されて
いる。
【0034】以上の構成で、次に本発明の冷菓製造装置
SMの動作を説明する。マイクロコンピュータ77は運
転開始後全てをリセットし、以下に説明するソフトクリ
ーム(冷菓)温度制御を実行する。
【0035】この温度制御では、営業時に前記冷却運転
スイッチ53が押圧操作されると、マイクロコンピュー
タ77は前記冷却運転(販売状態)を実行する。この場
合、マイクロコンピュータ77は四方弁19を切り換え
て前記冷却回路を構成すると共に、リバース弁36を閉
じる。そして、シリンダセンサ31の出力に基づき、下
限温度(設定値)、上限温度(設定値+1.5℃)の間
でシリンダ冷却弁24をON(開)−OFF(閉)、コ
ンプレッサモータ18MをON−OFFして冷却シリン
ダ8を設定温度(約−1℃〜−8℃)に冷却する。
【0036】また、マイクロコンピュータ77はホッパ
ーセンサ32の出力に基づき、+10℃〜+8℃の温度
範囲でホッパー冷却弁26をON(開)−OFF
(閉)、コンプレッサモータ18MをON−OFFして
ホッパー2を冷却する。
【0037】更に、マイクロコンピュータ77はコンプ
レッサモータ18MのON−OFFに同期させてビータ
ーモータ12をON−OFFし、冷却シリンダ8内を攪
拌すると共に、撹拌モータ6を前記ホッパー冷却弁26
のON(開)に同期させてON−OFF制御し、ホッパ
ー2を冷却しているときにホッパー撹拌器5を回転させ
る。但し、この冷却運転では冷却シリンダ8の冷却が優
先されており、シリンダ冷却弁24がOFFの条件下で
ホッパー冷却弁26はONとなる。
【0038】そして、製造された冷菓を取り出す場合に
は、取出レバー15を図6〜図8に示す如く手前に引い
て倒す。ここで、前記抽出スイッチSWは冷却シリンダ
8上方の本体1前部に取り付けられており、図9に示す
如く内部の接点を開閉するためのアクチュエータ63が
上面に設けられ、前方に延在している。このアクチュエ
ータ63は先端が上下方向に移動自在とされており、常
時上方に移動するよう付勢され、その状態では内部の接
点はONしている。その状態から下方に押されると、内
部の接点がOFFする構造である。
【0039】このアクチュエータ63の上方に位置する
本体1の前部にはアーム62が取り付けられている。こ
のアーム62は後端を本体1に回動自在に枢支されてお
り、前方に延在した後、先端は斜め下方に屈曲されてい
る。そして、このアーム62は上下方向に回動自在とさ
れ、常には下方に付勢されると共に、下方に屈曲された
その先端はプランジャー16の上面に当接し、後端の直
前の部分においてアクチュエータ63に当接している。
【0040】以上の構成で図6の如く取出レバー15が
起立した状態では、プランジャー16は降下しており、
抽出路17を閉じている。また、アーム62の下方に回
動しており、アクチュエータ63を押圧して押し下げ、
内部に接点をOFFさせている。この状態では抽出スイ
ッチSWからマイクロコンピュータ77にはビーターモ
ータ12の駆動指令は発せられない。
【0041】この状態から取出レバー15を図7の如く
手前に引き倒して行くと、プランジャー16が上方に移
動するため、抽出路17が徐々に開放されて行き、やが
て図8の如くプランジャー16が上がり切ったところで
抽出路17は完全に開放される。
【0042】一方、プランジャー16の上昇に伴ってア
ーム62も図9中矢印の如く上方に回動されるので、抽
出スイッチSWのアクチュエータ63も上方に移動し、
やがて内部の接点がONする。これによって、マイクロ
コンピュータ77には抽出スイッチSWからビーターモ
ータ12の駆動指令が発せられる。
【0043】マイクロコンピュータ77はこの駆動指令
が発せられた時点から約0.2秒(遅延時間)後にビー
ターモータ12を駆動し、ビーター10を回転させる。
これによって、冷却シリンダ8内の冷菓が抽出路17か
ら取り出されることになる。
【0044】ここで、プランジャー16の上昇開始時か
らビーター10を回転させると、開き始めた抽出路17
の狭い隙間からビーター10の回転によって加圧された
冷菓が吹き出して飛散してしまうが、前述の如くプラン
ジャー16が上昇して抽出スイッチSWがONした後、
0.2秒遅延してから、すなわち、抽出路17が完全に
開放されてからビーターモータ12が駆動されるように
しているので、係る不都合を未然に回避できる。
【0045】尚、前述の如くビーターモータ12はコン
プレッサモータ18MのON−OFFに同期してON−
OFFされるので、冷菓の取出時に既にビーターモータ
12が駆動されている場合もある。
【0046】その場合は、マイクロコンピュータ77は
抽出スイッチSWがONしてそれから駆動指令が発せら
れた時点で一旦ビーターモータ12を停止(OFF)
し、その後0.2秒経過してから再度ビーターモータ1
2を駆動(ON)させる。これによって、上述の如き冷
菓の吹出を確実に防止するものである。
【0047】一方、係る運転中に図3の攪拌スイッチ5
4、或いは、図4の洗浄スイッチ56が押されると、そ
の間マイクロコンピュータ77は攪拌モータ6を駆動さ
せてホッパー攪拌器5を回転させる。これによって、ホ
ッパー2にイチゴ味などのフレーバーシロップを添加す
る場合などに、これらのフレーバーシロップをベースミ
ックスに円滑に混ぜ込むことができるようになる。
【0048】次に、営業終了に伴って前記殺菌スイッチ
51が押圧操作されると、マイクロコンピュータ77は
前記加熱殺菌運転を実行する。この場合、マイクロコン
ピュータ77は四方弁19を切り換えて前記加熱殺菌回
路を構成すると共に、リバース弁36を開く。そして、
殺菌センサ38の出力に基づき、ミックスに対して規定
の殺菌温度が維持されるように予め定められた所定の下
限、上限の設定温度の間でシリンダホットガス弁34を
ON(開)−OFF(閉)、コンプレッサモータ18M
をON−OFFすることにより、冷却シリンダ8の加熱
殺菌を行う。
【0049】また、マイクロコンピュータ77はホッパ
ーセンサ32の出力に基づき、冷却シリンダ8に設定し
た温度でホッパーホットガス弁35をON(開)−OF
F(閉)、コンプレッサモータ18MをON−OFFし
てホッパー2を加熱し、ホッパー2内のミックスの加熱
殺菌を行う。また、マイクロコンピュータ77はこの加
熱殺菌運転中、撹拌モータ6を駆動し、ホッパー撹拌器
5を回転させる。
【0050】マイクロコンピュータ77は、係る加熱殺
菌運転を+72℃以上で40分間実行し、その後、冷却
(保冷運転)に移行して、翌日の販売時点まで冷却シリ
ンダ8及びホッパー2がある程度の低温状態、即ち保冷
温度(+8℃〜+10℃)に維持されるよう、コンプレ
ッサ18のON−OFF制御並びにシリンダ冷却弁2
4、ホッパー冷却弁26のON−OFF制御を行う保冷
運転を実行する。
【0051】ここで、係る加熱殺菌運転から保冷運転に
渡る期間における、シリンダセンサ31が検出する冷却
シリンダ8の温度Tと、電流検知センサ61が検出する
コンプレッサモータ18Mの通電電流の推移を図10に
示す。
【0052】加熱殺菌運転では前述の如くミックスの温
度を+72℃以上に加熱するため、その状態から保冷運
転に移行した直後におけるコンプレッサモータ18Mの
負荷は甚大なものとなる。そして、係る状態でシリンダ
冷却弁24とホッパー冷却弁26の双方をONして冷却
シリンダ8とホッパー2を双方同時に冷却した場合のコ
ンプレッサモータ18Mの通電電流をC2(破線)で示
す。
【0053】この図からも明らかな如く、電流C2は保
冷運転に移行した後、9A付近まで急速に上昇した後、
温度Tの低下に伴って漸減する傾向となる。このような
状態ではコンプレッサ18が過負荷となるため、通常コ
ンプレッサモータ18Mに設けられたオーバーロードリ
レーなどによって強制停止させられてしまう。
【0054】そこで、マイクロコンピュータ77は係る
加熱殺菌運転から保冷運転に移行した後、電流検知セン
サ61が検出するコンプレッサモータ18M(コンプレ
ッサ18)の通電電流(図10にC1で示す)が例えば
5.8A以上に上昇した場合、シリンダ冷却弁24はO
N(開)したまま、ホッパー冷却弁26をOFF(閉)
する。これによって、コンプレッサ18にかかる負荷は
軽減される。
【0055】そして、電流C1が例えば5.3A以下に
低下したら、シリンダ冷却弁24をONしたまま、ホッ
パー冷却弁26をON(開)する。このようにして、コ
ンプレッサ18に加わる負荷を軽減しつつ、冷却シリン
ダ8とホッパー2を円滑に保冷して行く。
【0056】尚、実施例ではシリンダ冷却弁24をON
したまま電流C1に基づいてホッパー冷却弁26をON
−OFFするようにしたが、ホッパー冷却弁26をON
したまま、シリンダ冷却弁24を電流C1に基づいてO
N−OFFしても良く、或いは、電流C1が5.3Aに
低下するごとに交互にシリンダ冷却弁24とホッパー冷
却弁26をONするようにしても良い。
【0057】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、ミッ
クスを貯蔵するホッパーと、このホッパーより供給され
るミックスからソフトクリーム等の冷菓を製造する冷却
シリンダと、ホッパーに設けられたホッパー冷却器と、
冷却シリンダに設けられたシリンダ冷却器と、冷却シリ
ンダ内を攪拌するビーターと、冷菓製造時に各冷却器に
よりホッパー及び冷却シリンダを冷却する冷却回路と加
熱殺菌時に各冷却器によりホッパー及び冷却シリンダを
加熱する加熱回路とを構成する可逆サイクル式の冷凍装
置と、冷却シリンダから冷菓を抽出するための抽出路
と、この抽出路を開閉するための開閉手段と、この開閉
手段の動作を検出する抽出スイッチと、この抽出スイッ
チの出力に基づき、ビーターを制御する制御装置とを備
えた冷菓製造装置において、抽出スイッチは開閉手段が
動作した場合、所定の駆動指令を出力すると共に、制御
装置は、この駆動指令が出力されてから所定の遅延期間
経過後、ビーターを動作させるよう構成したので、開閉
手段によって抽出路を開いてからビーターを動作させる
ことができるようになる。
【0058】これにより、開き始めた抽出路からビータ
ーにより加圧された冷菓が吹き出す不都合を効果的に解
消することができるようになるものである。
【0059】請求項2の発明によれば、上記に加えてビ
ーターの駆動中に駆動指令が入力された場合、制御装置
が一旦前記ビーターを停止すると共に、当該停止から所
定期間経過後、ビーターを動作させるよう構成したの
で、ビーターの駆動中に抽出が開始される場合にも、抽
出路から冷菓が吹き出される不都合を確実に防止するこ
とが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷菓製造装置の縦断側面図である。
【図2】本発明の冷菓製造装置の正面図である。
【図3】本発明の冷菓製造装置の操作パネルの正面図で
ある。
【図4】本発明の冷菓製造装置の他の実施例の操作パネ
ルの正面図である。
【図5】本発明の冷菓製造装置の制御装置のブロック図
である。
【図6】本発明の冷菓製造装置の冷却シリンダ及びホッ
パー部分の拡大縦断側面図である。
【図7】同じく本発明の冷菓製造装置の冷却シリンダ及
びホッパー部分の拡大縦断側面図である。
【図8】同じく本発明の冷菓製造装置の冷却シリンダ及
びホッパー部分の拡大縦断側面図である。
【図9】本発明の冷菓製造装置の抽出スイッチとアーム
の側面図である。
【図10】本発明の冷菓製造装置の加熱殺菌運転から保
冷運転に渡るコンプレッサモータの通電電流と冷却シリ
ンダの温度の推移を示す図である。
【符号の説明】
2 ホッパー 4 ホッパー冷却器 5 ホッパー撹拌器 6 撹拌モータ 8 冷却シリンダ 10 ビーター 11 シリンダ冷却器 12 ビーターモータ 15 取出レバー 16 プランジャー 17 抽出路 18 コンプレッサ 19 四方弁 20 凝縮器 24 シリンダ冷却弁 26 ホッパー冷却弁 50 操作パネル 54 攪拌スイッチ 56 洗浄スイッチ 61 電流検知センサ 62 アーム 77 マイクロコンピュータ C 制御装置 R 冷凍装置 SM 冷菓製造装置 SW 抽出スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミックスを貯蔵するホッパーと、このホ
    ッパーより供給されるミックスからソフトクリーム等の
    冷菓を製造する冷却シリンダと、前記ホッパーに設けら
    れたホッパー冷却器と、前記冷却シリンダに設けられた
    シリンダ冷却器と、前記冷却シリンダ内を攪拌するビー
    ターと、冷菓製造時に前記各冷却器により前記ホッパー
    及び冷却シリンダを冷却する冷却回路と加熱殺菌時に前
    記各冷却器により前記ホッパー及び冷却シリンダを加熱
    する加熱回路とを構成する可逆サイクル式の冷凍装置
    と、前記冷却シリンダから冷菓を抽出するための抽出路
    と、この抽出路を開閉するための開閉手段と、この開閉
    手段の動作を検出する抽出スイッチと、この抽出スイッ
    チの出力に基づき、前記ビーターを制御する制御装置と
    を備え、 前記抽出スイッチは前記開閉手段が動作した場合、所定
    の駆動指令を出力すると共に、前記制御装置は、この駆
    動指令が出力されてから所定の遅延期間経過後、前記ビ
    ーターを動作させることを特徴とする冷菓製造装置。
  2. 【請求項2】 制御装置は、ビーターの駆動中に駆動指
    令が出力された場合、一旦前記ビーターを停止すると共
    に、当該停止から所定期間経過後、前記ビーターを動作
    させることを特徴とする請求項1の冷菓製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020035803A (ko) * 2002-04-16 2002-05-15 최은오 아이스크림 제조기의 세척장치
WO2008001520A1 (en) 2006-06-27 2008-01-03 Nissei Company, Ltd. Ice confection producing device and ice confection producing method

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