JPH11127438A - 動画復号化装置用メモリ管理方法及びその装置 - Google Patents

動画復号化装置用メモリ管理方法及びその装置

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JPH11127438A
JPH11127438A JP28862297A JP28862297A JPH11127438A JP H11127438 A JPH11127438 A JP H11127438A JP 28862297 A JP28862297 A JP 28862297A JP 28862297 A JP28862297 A JP 28862297A JP H11127438 A JPH11127438 A JP H11127438A
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buffer
image area
memory
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JP28862297A
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English (en)
Inventor
Shunichi Ishiwatari
渡 俊 一 石
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 動画復号結果をBバッファに格納し、その読
み出しアドレス管理によりBバッファ容量を1フレーム
より減少させる。 【解決手段】 メモリ管理装置104は復号結果をBバ
ッファ105に書き込む時に、復号化装置101の復号
結果のアドレスをBバッファのアドレス12に書き換
え、読み出す場合は表示用インターフェース102から
出された画像領域のアドレス13をメモリ領域の15に
書き換える。このアドレス書換えは、Bバッファを16
行の小容量単位で書き込むことに因る。メモリ管理装置
には16行の容量を単位とする22個のエントリを有
し、エントリ毎にフレーム番号、フィールド番号、画像
領域番号、有効フラグを格納する管理テーブルを有し、
復号結果の書き込み読み出しは、画像領域とテーブルレ
ジスタのそれらを比較し、全て一致するエントリーに対
応するアドレスを出力するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画を復号化する
装置において用いられるメモリ管理方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG(Motion Picture Experts Gro
up)等の動画像圧縮方式では、時間的に前後に位置する
それぞれの画像との相関関係を利用して圧縮された画像
を、Bピクチャという。このようにして圧縮され、DV
D(Digital Video Disc)等に記録されたBピクチャ
を、TVモニタ装置等を用いて再生するときには、一時
的にバッファメモリに保存する必要がある。従来は、バ
ッファメモリとして次のような容量が必要とされてい
た。
【0003】(1) 順次走査から飛び越し走査へ変換
するために必要な容量 順次走査の形式で圧縮された画像を復号化し、TVモニ
タ装置を用いて表示するときは、順次走査から飛び越し
走査に変換する必要がある。この変換を行うためには、
0.5フレーム分の容量が必要となる。
【0004】(2) マクロブロックからラスタスキャ
ン順へ変換するために必要な容量 MPEG方式では、マクロブロックと称される横16画
素、縦16画素の領域を単位として圧縮が行われる。し
かし、TVモニタ装置で表示するときはラスタスキャン
順にデータを読み出さなくてはならない。このような変
換のために、少なくとも16行分の容量が必要となる。
【0005】しかし、従来はこのようなBバッファに要
求される理論上の最小値を実現するためには、メモリを
管理するための制御回路の構成が複雑化し回路規模が大
型化し過ぎるため、1フレーム分のBバッファを用いる
ということで、妥協されていた。図6に、復号化された
Bピクチャと、このBピクチャを格納するBバッファと
の関係を示す。
【0006】Bピクチャは、復号化された後はトップフ
ィールドとボトムフィールドとに分けられる。PAL方
式では、トップフィールドは144行の上半分の復号化
結果と、144行の下半分の復号化結果とに分かれてお
り、同様にボトムフィールドは144行の上半分の復号
化結果と144行の下半分の復号化結果とに分かれてい
る。このような構成を有する1フレーム分のBピクチャ
を、144行分の容量を持つ4つのメモリ領域0〜3を
有し、全体として1フレーム分の容量を持つBバッファ
に格納していた。
【0007】図7に、メモリ領域0〜3を有するBバッ
ファにBピクチャを書き込むときの手順及び読み出すた
めの手順を示す。図7(a)のように、メモリ領域0に
トップフィールドの上半分の復号化結果を書き込み、次
にメモリ領域2にボトムフィールドの上半分の復号化結
果を書き込む。次に、図7(b)のように、メモリ領域
0に書き込まれたトップフィールドの上半分の復号化結
果とメモリ領域2に書き込まれたボトムフィールドの上
半分の復号化結果とを読み出す。この読み出し動作と並
行して、領域1にトップフィールドの下半分の復号化結
果を書き込み、次にメモリ領域2にボトムフィールドの
上半分の復号化結果を書き込む。図7(c)のように、
メモリ領域1に書き込まれたトップフィールドの下半分
の復号化結果とメモリ領域3に書き込まれたボトムフィ
ールドの下半分の復号化結果とを読み出す。この読み出
し動作と並行して、メモリ領域0にトップフィールドの
上半分の復号化結果を書き込み、次にメモリ領域2にボ
トムフィールドの上半分の復号化結果を書き込む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、MPEGの動
画像の復号化のみならず、音声の復号化結果を格納する
メモリも、Bバッファと合わせて一つのLSIに集積化
する要求が高まっている。このような集積化を行うとな
ると、16MビットのメモリではBバッファと音声復号
化結果格納用メモリとを収納することが不可能となる。
この問題を解決するためには、次の3通りの対策が考え
られる。
【0009】(a) 64Mビットのメモリを1個用い
る。 (b) 16Mビットのメモリを2個用いる。 (c) Bピクチャ格納用のメモリ領域の容量を、1フ
レーム分よりも減少させる。
【0010】対策(a)及び(b)は、明らかにコスト
の増大を招くので好ましくない。対策(c)は、従来は
上述したような手順でBピクチャの書き込み及び表示用
の読み出しを行っていたので、1フレームよりも少ない
容量でBバッファを構成することはできなかった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、動画復号化結果をBバッファに格納し読み出すとき
のアドレスを管理することで、Bバッファの容量を1フ
レームよりも減少させることが可能な動画復号化装置用
メモリ管理方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の動画復号化装置
用メモリ管理方法は、Bピクチャの画像領域を、1/4
・フレームよりも小さい所定行毎に分割し、この所定行
を単位として前記Bバッファの異なるメモリ領域に格納
するため、前記メモリ領域と同数のエントリを有し、こ
のエントリ毎にフレーム番号、フィールド番号、画像領
域番号、有効フラグを格納することが可能なBバッファ
管理テーブルをレジスタに設定しておき、前記メモリ領
域の確保を行うため、前記所定行を単位としてBピクチ
ャを復号化する毎に前記有効フラグを参照して空いてい
る前記メモリ領域を探し、このメモリ領域に対応する前
記エントリに当該フレーム番号、フィールド番号、画像
領域番号を格納して有効フラグをセットするステップ
と、Bピクチャの復号化結果を前記所定行を単位として
前記Bバッファの前記メモリ領域に書き込み又は読み出
す場合、当該復号化結果の画像領域に対応するフレーム
番号、フィールド番号、画像領域番号と、前記Bバッフ
ァ管理テーブルに格納されたフレーム番号、フィールド
番号及び画像領域番号とを比較し、全て一致するエント
リに対応するアドレスを前記Bバッファに与えて、対応
するメモリ領域に書き込み又は読み出すステップと、前
記Bバッファに格納された復号化結果を前記所定行を単
位として読み出して表示する場合、表示中又は表示が終
了した復号化結果の画像領域に対応するフレーム番号、
フィールド番号、画像領域番号と、前記Bバッファ管理
テーブルに格納されたフレーム番号、フィールド番号及
び画像領域番号とを比較し、全て一致するエントリの前
記有効フラグをリセットし、このエントリに対応する前
記メモリ領域を表示終了後に開放するステップとを備え
ることを特徴とする。
【0013】ここで、前記Bバッファに格納された復号
化結果を読み出して表示するステップにおいて、表示中
又は表示が終了した復号化結果の画像領域に対応するフ
レーム番号及び画像領域番号と、Bバッファ管理テーブ
ルに格納されたフレーム番号及び画像領域番号とを比較
し、全て一致する場合には、フィールド番号の一致又は
不一致にかかわらずこのエントリの前記有効フラグをリ
セットし、このエントリに対応する当該フィールドの全
メモリ領域を表示終了後に開放するステップをさらに備
えてもよい。
【0014】あるいは、復号化結果を読み出して表示す
るステップにおいて、表示中又は表示が終了した復号化
結果の画像領域に対応するフレーム番号及びフィールド
番号と、Bバッファ管理テーブルに格納されたフレーム
番号及びフィールド番号とを比較し、全て一致する場合
には、画像領域番号の一致又は不一致にかかわらずこの
エントリの前記有効フラグをリセットし、このエントリ
に対応する当該画像領域の全メモリ領域を表示終了後に
開放するステップをさらに備えてもよい。
【0015】本発明のメモリ管理装置は、Bピクチャの
画像領域を、1/4・フレームよりも小さい所定行毎に
分割し、この所定行を単位として前記Bバッファの異な
るメモリ領域に格納するため、前記メモリ領域と同数の
エントリを有し、このエントリ毎にフレーム番号、フィ
ールド番号、画像領域番号、有効フラグを書き込むBバ
ッファ管理テーブルを格納するレジスタと、前記エント
リ毎に対応して設けられ、前記メモリ領域の確保を行う
ため、前記所定行を単位としてBピクチャを復号化する
毎に前記有効フラグを参照して空いている前記メモリ領
域を探し、このメモリ領域に対応する前記エントリに当
該フレーム番号、フィールド番号、画像領域番号を格納
して有効フラグをセットするメモリ領域確保手段と、前
記エントリ毎に対応して設けられ、Bピクチャの復号化
結果を前記所定行を単位として前記Bバッファの前記メ
モリ領域に書き込み又は読み出す場合、当該復号化結果
の画像領域に対応するフレーム番号、フィールド番号、
画像領域番号を入力され、Bバッファ管理テーブルに格
納されたフレーム番号、フィールド番号及び画像領域番
号と比較して、全て一致するエントリに対応する前記メ
モリ領域を示すアドレスを前記Bバッファに出力するこ
とによって、前記復号化結果を書き込ませ又は出力させ
るアドレス変換手段と、前記エントリ毎に対応して設け
られ、前記Bバッファに格納された復号化結果を前記所
定行を単位として読み出して表示する場合、表示中又は
表示が終了した復号化結果の画像領域に対応するフレー
ム番号、フィールド番号、画像領域番号を入力され、B
バッファ管理テーブルに格納されたフレーム番号、フィ
ールド番号及び画像領域番号と比較し、全て一致するエ
ントリの前記有効フラグをリセットし、このエントリに
対応する前記メモリ領域を表示終了後に開放させるメモ
リ領域開放手段とを備えることを特徴としている。
【0016】ここで、前記メモリ領域開放手段は、さら
に表示中又は表示が終了した復号化結果の画像領域に対
応するフレーム番号及び画像領域番号を入力され、Bバ
ッファ管理テーブルに格納されたフレーム番号及び画像
領域番号と比較し、全て一致する場合には、フィールド
番号の一致又は不一致にかかわらずこのエントリの前記
有効フラグをリセットし、このエントリに対応する当該
フィールドの全メモリ領域を表示終了後に開放する手段
を備えてもよい。
【0017】あるいは、前記メモリ領域開放手段はさら
に、表示中又は表示が終了した復号化結果の画像領域に
対応するフレーム番号及びフィールド番号を入力され、
Bバッファ管理テーブルに格納されたフレーム番号及び
フィールド番号と比較し、全て一致する場合には、画像
領域番号の一致又は不一致にかかわらずこのエントリの
前記有効フラグをリセットし、このエントリに対応する
当該画像領域の全メモリ領域を表示終了後に開放する手
段を備えてもよい。
【0018】ここで、前記アドレス変換手段は、前記エ
ントリ毎に対応して設けられた比較手段であって、前記
Bバッファに書き込み又は読み出しを行う復号化結果の
画像領域に対応するフレーム番号、フィールド番号、画
像領域番号をそれぞれ入力され、前記レジスタに格納さ
れた前記Bバッファ管理テーブルにおける対応するエン
トリのフレーム番号、フィールド番号、画像領域番号と
を比較して比較結果を出力する前記比較手段と、前記エ
ントリ毎の前記比較手段からそれぞれ比較結果を与えら
れ、前記フレーム番号、フィールド番号、画像領域番号
の全てが一致したエントリに対応する前記メモリ領域を
示すアドレスを出力するアドレス出力手段とを有しても
よい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】図2に、復号化された結果を一旦Bバッフ
ァ105に格納した後、表示するときに用いられるシス
テムの構成と、このシステムに用いられる本実施の形態
によるメモリ管理装置104との接続関係を示す。
【0021】メモリ管理装置104は、動画復号化装置
101がBピクチャの新たな画像領域の復号化を開始す
るに先立って、この画像領域を格納するためのBバッフ
ァ105のメモリ領域の確保を行う。即ち、Bバッファ
105のメモリ領域のうち空いている領域を探し、後述
するBバッファ管理テーブルにおける空いていたメモリ
領域に対応するエントリ内に、この画像領域のアドレス
を示す番号を書き込む。
【0022】動画復号化装置101は、MPEG方式等
により圧縮された動画であるBピクチャを与えられて復
号化し、復号化結果をデータバス14に転送する。さら
に、動画復号化装置101は復号化結果をBバッファ1
05に書き込む時に、復号化結果の画像領域を示すアド
レス11をメモリ管理装置104に出力する。メモリ管
理装置104は、与えられたアドレス11に対し、Bバ
ッファ管理テーブルを用いて後述するようなアドレス変
換処理を行って変換したアドレス12をBバッファ10
5に与える。Bバッファ105は、与えられたアドレス
12に示されたメモリ領域に、データバス14から転送
されてきた復号化結果を格納する。
【0023】一旦Bバッファ105に格納された復号化
結果は、表示用インタフェース102を介して表示装置
103において表示される。表示用インタフェース10
2から、読み出し時に画像領域を示すアドレス13が出
力されメモリ管理装置104に与えられる。メモリ管理
装置104から、メモリ領域を示すように書き換えられ
たアドレス15がBバッファ105に与えられ、このア
ドレス15に示されるメモリ領域に格納された復号化結
果が読み出され、データバス14を介して表示用インタ
フェース102に出力される。そして、表示用インタフ
ェース102を介して復号化結果が表示装置103に与
えられ、表示される。
【0024】ここで、メモリ管理装置104は、動画復
号化結果をBバッファ105に書き込む場合に、動画復
号化装置101から出力された復号化結果の画像領域を
示すアドレス11を、Bバッファのメモリ領域を示すア
ドレス12に書き換え、格納した動画復号化結果を読み
出す場合に、表示用インタフェース102から出力され
た画像領域を示すアドレス13をメモリ領域を示すアド
レス15に書き換える点に特徴がある。このアドレスの
書き換えは、図4に示されたように復号化結果を16行
という小さい容量を単位としてBバッファ105に書き
込むことに基づいている。復号化結果は、上述したよう
にトップフィールドとボトムフィールドに分けてBバッ
ファに書き込む。Bバッファ105は、16行分の容量
を持つメモリ領域0、1、2、…、21に分かれてい
る。
【0025】トップフィールドにおける最初の16行を
単位とする画像領域0の復号化結果を、Bバッファ10
6のメモリ領域0に書き込む。次に、ボトムフィールド
の画像領域0の復号化結果を、Bバッファ106のメモ
リ領域1に書き込む。トップフィールドの画像領域1の
復号化結果を、Bバッファ106のメモリ領域2に書き
込む。ボトムフィールドの画像領域1の復号化結果を、
Bバッファ106のメモリ領域3に書き込む。
【0026】従来は、図5及び図6に示されたように、
トップフィールド及びボトムフィールドをそれぞれ上下
に2分割し、この上半分及び下半分を一単位としてBバ
ッファに書き込んでいた。しかし、トップフィールド又
はボトムフィールドのそれぞれ上半分又は下半分は、1
44行というように容量が大きい。従って、図7に示さ
れたようにトップフィールドの上半分をメモリ領域0に
書き込み、さらにボトムフィールドの上半分を書き込む
ためには、288行分の情報を書き込むだけの長い時間
を要する。この書き込みが終了した後でなければ、格納
したトップフィールドの上半分とボトムフィールドの上
半分を読み出し表示することができず、さらに次のトッ
プフィールドの下半分とボトムフィールドの下半分の書
き込みも開始することはできない。このように、従来は
復号化結果をBバッファに書き込むときの単位が144
行というように大きいため、書き込みが終了して読み出
しを開始するまでの時間が長く、効率が低かった。
【0027】本実施の形態は、復号化結果をBバッファ
105に書き込むとき及び読み出すときの単位を、16
行というように小さく設定し、小さい容量の書き込みが
終了するとすぐにこの格納した情報の読み出しが可能に
なるようにすることで、効率を向上させている。図4に
も示されているように、Bバッファ105は、352行
(=16行×22)分の容量があればよく、1フレーム
(576行)分の容量を必要としていた従来の装置と比
較し、約0.6フレーム分の容量で足りる。従って、B
ピクチャを格納するBバッファとしてのメモリと、音声
情報を格納するメモリとを、1チップの16Mビットの
メモリで構成することができ、コストの低減が可能であ
る。
【0028】また、書き込み及び読み出しの単位を小さ
くすると、アドレス管理を行うためのハードウェア構成
が複雑化し、回路規模が大きくなるなどの問題が生じる
が、本実施の形態によれば後述するように簡易な構成で
アドレスを管理することができる。
【0029】図5に、メモリ管理装置104が有するレ
ジスタに格納されるBバッファ管理テーブルの構成を示
す。Bバッファ105は、上述のように16行を1単位
として書き込み及び読み出しが行われる。そこで、Bバ
ッファ105を管理するためのテーブルは、16行分の
容量を単位とする22個のエントリを有し、番地0、
1、2、…、21が割り当てられている。そして、各番
地0〜21のエントリ毎に、連続する2枚のBフレーム
を区別するためのフレーム番号、トップ又はボトムフィ
ールドを区別するためのフィールド番号、0〜17の復
号化結果の画像領域を示す画像領域番号、さらに、当該
領域に読み出し前の復号結果が格納されている状態を示
す「有効(Valid )」、まだ格納されていない状態、あ
るいは格納後に読み出されて新たな復号化結果を書き込
んでよい状態を示す「無効(Invalid )」のいずれかを
示す有効フラグが、レジスタに格納される。このような
Bバッファ管理テーブルを用いて、メモリ管理装置10
4が動作する手順について述べる。ここで、メモリ管理
装置104の構成の一例を、図1に示す。
【0030】アドレス変換器ACC0〜ACC21はそ
れぞれ同一の構成を備え、Bバッファ管理テーブルのエ
ントリ、即ちBバッファ105のメモリ領域(番地0〜
22)に対応して設けられている。アドレス変換器AC
C0を例にとると、マルチプレクサMUX11、レジス
タR11、比較器EQ11を備えている。
【0031】動画復号化装置101がBピクチャの新た
な画像領域の復号化を開始するに先立って、メモリ管理
装置104が復号化された画像領域を格納するためのB
バッファ105内のメモリ領域の確保を行う。Bバッフ
ァ管理テーブルにおいて、有効フラグを調べて空いてい
るエントリを探す。このエントリに、復号化結果の画像
領域を示すフレーム番号、フィールド番号、画像領域番
号を書き込み、有効フラグをセットし、「有効」にす
る。具体的には、レジスタR11に、マルチプレクサM
UX11を介してフレーム番号、フィールド番号、画像
領域番号が与えられて、保持される。レジスタR11の
出力端子からマルチプレクサMUX11の入力端子に接
続された信号線によって、このデータが保持される。
【0032】確保されたBバッファ105内のメモリ領
域に、復号化結果を書き込む。動画復号化装置101か
ら、メモリ管理装置104に復号化結果の画像領域を示
すアドレス11が与えられる。このアドレス11を、メ
モリ管理装置104は、上述した手順で確保し、Bバッ
ファ管理テーブルに書き込んだエントリ、即ちメモリ領
域に対応する番地j(j=0〜21の整数)を示すアド
レス12に変換して、Bバッファ105に与える。これ
により、Bバッファ105における対応したメモリ領域
に、復号化結果が書き込まれる。
【0033】具体的には、動画復号化装置101から画
像領域番号、フレーム番号、フィールド番号が入力さ
れ、比較器EQ11においてレジスタR11に保持され
た画像領域番号、フレーム番号、フィールド番号との比
較が行われる。この比較は、エントリ毎に設けられた比
較器EQ11によって行われ、エンコーダEC11にお
いて全てが一致したエントリに対応した番地j、即ちB
バッファ105のメモリ領域を示すアドレスを出力し、
Bバッファ105に与える。このアドレスに基づいて、
Bバッファ105が復号化結果を格納する。
【0034】Bバッファ105に一旦書き込んだ復号化
結果を表示のために読み出すときは、以下のようであ
る。メモリ管理装置104が、表示用インタフェース1
02から画像領域を示すアドレス13を受け取り、Bバ
ッファ105に与えるメモリ領域を示すアドレス105
に変換する。
【0035】具体的には、表示用インタフェース102
から画像領域番号、フレーム番号、フィールド番号が出
力され、各々のアドレス変換器ACC0〜ACC21に
与えられる。比較器EQ11において、与えられた画像
領域番号、フレーム番号、フィールド番号と、レジスタ
R11に格納されているBバッファ管理テーブルの内容
とが比較され、その比較結果が各々のアドレス変換器A
CC0〜21毎にエンコーダEC11に与えられる。
【0036】エンコーダEC11に与えられた22個の
比較結果のうち、画像領域番号、フレーム番号、フィー
ルド番号の全てが一致したエントリのメモリ領域番号
を、アドレス15としてBバッファ105に出力する。
Bバッファ105から、このアドレスに示されたメモリ
領域に格納されている復号化結果が読み出され、表示用
インタフェース102を介して表示装置103に与えら
れて表示される。
【0037】このアドレス変換器ACC0〜ACC21
の構成を、より具体化した回路構成の例を図3に示す。
フレーム番号を入力される入力端子IN1、フィールド
番号を入力される入力端子IN2、画像領域番号を入力
される入力端子IN3、書き込み信号を入力される入力
端子IN4、アドレス信号を入力される入力端子IN
5、表示終了信号を入力される入力端子IN6、リセッ
ト信号を入力される入力端子IN7が設けられている。
フレーム番号、フィールド番号、画像領域番号毎に、マ
ルチプレクサMUX1〜MUX3、レジスタR1〜R
3、EX−NOR回路EXN1〜EXN2、比較器EQ
1が設けられている。レジスタR1、R2、R3は、そ
れぞれフレーム番号、フィールド番号、画像領域番号を
格納するために設けられている。また、フレーム番号と
フィールド番号の比較を行うためにEX−NOR回路E
XN1、EXN2が設けられているのはビット幅がそれ
ぞれ1であり、画像領域番号の比較を行うために比較器
EQ1が設けられているのはビット幅が複数であるため
である。
【0038】先ず、上述したように、メモリ管理装置1
04がBバッファ105におけるメモリ領域の確保を行
う。Bバッファ管理テーブルにおいて、有効フラグが
「無効」を示すエントリに対応したレジスタR1〜R3
に、新たに復号化された画像領域のフレーム番号、フィ
ールド番号、画像領域番号を、次のような手順で保持さ
せる。
【0039】入力端子IN7に、装置に電源が投入され
て初期化するときに、論理「1」となるリセット信号が
入力される。電源が投入されると論理「1」のリセット
信号が入力端子IN7より入力され、OR回路OR3に
入力される。OR回路OR3から、論理「1」の信号S
10が出力されてレジスタR4に与えられ、反転されて
論理「0」の信号S11が出力される。この信号S11
が論理「0」のときは、当該メモリ領域は開放状態にあ
ることを示す無効信号を意味し、出力端子OUT2によ
り出力する。
【0040】入力端子IN4に、各レジスタR1〜R3
に書き込みを行うための書き込み信号が入力される。入
力端子IN5には、当該メモリ領域が空いている場合、
即ち有効フラグが「無効」である場合に、論理「1」と
なって書き込みを可能にするアドレス信号が入力され
る。AND回路AN1から論理「1」の信号S4がそれ
ぞれのマルチプレクサMUX1〜3に入力される。これ
により、マルチプレクサMUX1〜3は、それぞれ入力
端子IN1〜IN3とレジスタR1〜R3の入力端子と
が接続された状態に切り換わる。入力端子IN1〜IN
3から、それぞれフレーム番号、フィールド番号、画像
領域番号が入力され、マルチプレクサMUX1〜MUX
3を介してレジスタR1〜R3にそれぞれ保持される。
【0041】AND回路AN1から論理「1」の信号S
4が出力されると、レジスタR4のデータは「1」とな
り、論理「1」の有効信号S11が出力され、出力端子
OUT2から出力される。同時に、この有効信号S11
はAND回路AN5にも与えられる。この後、書き込み
信号は論理「0」となり、AND回路AN1の信号S4
は論理「0」となり、マルチプレクサMUX1〜MUX
3に与えられて、マルチプレクサMUX1〜MUX3の
接続状態が切り替わり、レジスタR1〜R3の出力端子
がマルチプレクサMUX1〜MUX3の入力端子に接続
される。
【0042】次に、Bバッファ105に復号化結果を書
き込み又は読み出すときのアドレス変換が行われる。復
号化結果の書き込みを行う場合、動画復号化装置101
から出力されたそれぞれフレーム番号、フィールド番
号、画像領域番号が入力端子IN1〜IN3に入力され
る。入力されたフレーム番号とレジスタR1に格納され
ているフレーム番号とがEX−NOR回路EXN1にお
いて比較され、一致した場合に論理「1」、不一致の場
合に論理「0」の比較結果信号S1が出力され、AND
回路AN3及びAN4に与えられる。同様に、入力され
たフィールド番号とレジスタR2に格納されているフィ
ールド番号とがEX−NOR回路EXN2において比較
され、さらに入力された画像領域番号とレジスタR3に
格納されている画像領域番号とがEX−NOR回路EX
N3において比較され、それぞれの比較結果信号S2、
S3がAND回路AN3及びAN4に与えられる。
【0043】フレーム番号、フィールド番号、画像領域
番号の全てが一致したか否かがAND回路AN3におい
て判断され、全て一致した場合には論理「1」、いずれ
か一つでも不一致である場合には論理「0」の信号S8
が出力され、AND回路AN5に出力される。上述した
ように、AND回路AN5には信号S11が入力される
が、リセット時以外は論理「1」である。従って、フレ
ーム番号、フィールド番号、画像領域番号の全てが一致
した場合には、AND回路AN5からは論理「1」のヒ
ット信号S12が出力端子OUT1より出力され、図1
において示されたエンコーダEC11に与えられる。こ
のような構成が、各メモリ領域毎に設けられており、ヒ
ット信号に対応するメモリ領域番号が出力され、Bバッ
ファ105に与えられる。Bバッファ105において、
このメモリ領域に新たに復号化された画像領域が書き込
まれる。
【0044】次に、表示のために格納された画像領域を
Bバッファ105のメモリ領域から読み出すためのアド
レス変換が行われる。表示用インタフェース102か
ら、読み出すべき画像領域のフレーム番号、フィールド
番号、画像領域番号が入力端子IN1〜IN3に入力さ
れる。入力されたフレーム番号とレジスタR1に格納さ
れているフレーム番号とがEX−NOR回路EXN1に
おいて比較され、一致した場合に論理「1」、不一致の
場合に論理「0」の比較結果信号S1が出力され、AN
D回路AN3及びAN4に与えられる。入力されたフィ
ールド番号とレジスタR2に格納されているフィールド
番号とがEX−NOR回路EXN2において比較され、
入力された画像領域番号とレジスタR3に格納されてい
る画像領域番号とがEX−NOR回路EXN3において
比較され、それぞれの比較結果信号S2、S3がAND
回路AN3及びAN4に与えられる。フレーム番号、フ
ィールド番号、画像領域番号の全てが一致したか否かが
AND回路AN3において判断され、全て一致した場合
には論理「1」の信号S8が出力され、AND回路AN
5に出力される。AND回路AN5から論理「1」のヒ
ット信号S12が出力端子OUT1より出力され、図1
において示されたエンコーダEC11に与えられる。エ
ンコーダEC11から、ヒット信号に対応するメモリ領
域番号が出力され、Bバッファ105に与えられる。B
バッファ105において、このメモリ領域に格納されて
いる画像領域が読み出されて、表示用インタフェース1
02を介して表示装置103に与えられる。
【0045】表示終了後には、メモリ領域の開放が行わ
れる。表示装置103において表示が終了すると、表示
インタフェース102から論理「1」の表示終了信号が
出力され、入力端子IN6を介して入力されて、AND
回路AN2に入力される。AND回路AN2には、AN
D回路AN4からの出力信号S9も入力されるが、通常
は後述するように論理「1」である。このため、AND
回路AN2からは論理「1」の信号S5が出力されてO
R回路OR1に与えられ、論理「1」の信号S10が出
力されてレジスタR4に入力される。レジスタR4は、
反転した論理「0」の信号S11として保持し、OUT
2を介して無効信号を出力する。これにより、表示が終
了した後は無効信号が出力されて、当該メモリ領域が開
放される。
【0046】また、本実施の形態では、通常の表示終了
によるメモリ領域の解放のみならず、Bバッファ105
のメモリ領域を有効に活用できるように、次のような場
合には強制的に出力端子OUT2から論理「0」の無効
信号が出力されてメモリ領域が開放されるようにしてい
る。
【0047】(a) トップ及びボトムフィールドの強
制開放 画像の性質によっては、飛び越し走査を行って表示する
場合であっても、フィルタリング処理を行うような場合
には、両フィールドの画素の重み付き平均を取った値を
表示装置に出力することがある。このような場合には、
トップフィールドの復号化結果がボトムフィールドの表
示期間中においても使用される。そこで、トップフィー
ルドの表示中は、表示が終了した領域であっても、この
復号化結果を格納しているBバッファのメモリ領域を開
放してはならない。
【0048】そこで、図3には図示されていないが、開
放をロックするためのフラグレジスタを用意しておき、
トップフィールドの表示を開始する時に、ロックレジス
タをセットする。ロックレジスタがセットされている間
は、Bバッファのメモリ領域を開放しない。そして、ボ
トムフィールドの表示を開始する時に、ロックレジスタ
をリセットする。
【0049】ここで、ボトムフィールドの表示を行って
いくときには、不要になったトップフィールドを格納し
ているBバッファのメモリ領域を早く開放することで、
メモリ領域を有効に利用することができる。そこで、ボ
トムフィールドの表示が終了していくに従って、両フィ
ールドのメモリ領域を開放する必要がある。図3におけ
る入力端子IN8に、論理「1」の両フィールド開放信
号が入力され、OR回路OR1に入力される。OR回路
OR1から論理「1」の信号S6が出力されて、AND
回路AN4に与えられる。AND回路AN4には、フレ
ーム番号の比較結果信号S1と画像領域番号の比較結果
信号S7とが入力される。従って、フレーム番号と画像
領域番号とが一致している場合には、フィールド番号の
一致/不一致を問わず、強制的にメモリ領域を開放させ
るための論理「1」の信号S9がAND回路AN4から
出力される。この信号S9は、表示終了信号と共にAN
D回路AN2に入力され、論理「1」の信号S5となっ
てOR回路OR1に与えられ、論理「1」の信号S10
がレジスタR4により反転され、論理「0」の無効信号
S11として出力される。これにより、強制的に両フィ
ールドのメモリ領域が開放される。
【0050】(b) 画像領域の強制開放 表示を行う際に、画面上部又は下部の一部の行を表示し
ない場合がある。上述したような制御では、全ての画像
領域の表示が終了しないと、Bバッファのメモリ領域を
開放しない。よって、表示されない画像領域が一部にで
も存在すると、いつまでも開放されないメモリ領域が発
生する可能性がある。そこで、このような事態を回避す
るために、最下行の表示が終了した時に、当該フィール
ドの画像領域の復号化結果が格納されているBバッファ
の全てのメモリ領域を開放するようにする。
【0051】図3において、最下行の表示が終了する
と、入力端子IN9に論理「1」の画像領域開放信号が
入力され、OR回路OR2に入力されて、論理「1」の
信号S7がAND回路AN4に入力される。AND回路
AN4には、フレーム番号に関する比較結果信号S1
と、フィールド番号に関する比較結果信号S2とが入力
される。フレーム番号及びフィールド番号が一致した場
合には、画像領域番号の一致/不一致を問わず、AND
回路AN4からは論理「1」の信号S9が出力され、上
記(a)の場合と同様に論理「0」の無効信号S11が
出力されることになる。これにより、画像領域を強制的
に開放することができる。
【0052】上述した実施の形態は一例であって、本発
明を限定するものではない。例えば、上記実施の形態で
は16行を1単位としてBバッファへの書き込み及び読
み出しを行っているが、この行数には限定されない。例
えば、8行、32行、64行等を1単位としてBバッフ
ァの管理を行ってもよい。また、上記実施の形態ではP
AL方式における動画を例にとり説明したが、他の方式
による動画を扱う場合にも本発明は適用が可能である。
【0053】さらに、図1、図3に示された構成は一例
であり、様々な変形が可能である。Bバッファのメモリ
領域とBピクチャの復号化結果の画像領域との対応関係
を示したBバッファ管理テーブルを用いて、動画復号化
装置とBバッファ、表示を行う装置とBバッファとの間
のアドレス変換を行うものであればよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の動画復号
化装置用メモリ管理装置は、1/4・フレームよりも小
さい例えば16行という小さい容量を単位としてBバッ
ファに復号化結果を書き込み又は読み出すことができる
ようにアドレス管理を行うため、Bバッファの容量を1
フレームよりも小さくすることができ、装置全体として
のコスト低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による動画復号化装置用
メモリ管理装置の構成を示したブロック図。
【図2】同動画復号化装置用メモリ管理装置を用いてア
ドレス変換を行う動画復号化及び表示を行うシステムの
構成を示したブロック図。
【図3】同動画復号化装置用メモリ管理装置の詳細な構
成を示した回路図。
【図4】同動画復号化装置用メモリ管理装置でアドレス
を管理するときの復号化結果の画像領域とBバッファの
メモリ領域との対応関係を示した説明図。
【図5】同動画復号化装置用メモリ管理装置において用
いられるBバッファ管理テーブルの内容を示した説明
図。
【図6】従来の装置におけるBピクチャをBバッファに
書き込むときの1単位を示した説明図。
【図7】従来の装置におけるBピクチャをBバッファに
書き込むときの手順を示した説明図。
【符号の説明】
11〜15 アドレス 101 動画復号化装置 102 表示用インタフェース 103 表示装置 104 メモリ管理装置 105 Bバッファ IN1〜IN9 入力端子 ACC0〜ACC21 アドレス変換器 MUX1〜3、MUX11 マルチプレクサ R1〜4、R11 レジスタ EQ1、EQ11 比較器 EC11 エンコーダ EXN1〜2 EX−NOR回路 OR1〜3 OR回路 AN1〜5 AND回路 OUT1〜2 出力端子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Bピクチャの復号化結果をBバッファに書
    き込んで読み出すときのアドレスを管理するメモリ管理
    方法であって、 Bピクチャの画像領域を、1/4・フレームよりも小さ
    い所定行毎に分割し、この所定行を単位として前記Bバ
    ッファの異なるメモリ領域に格納するため、前記メモリ
    領域と同数のエントリを有し、このエントリ毎にフレー
    ム番号、フィールド番号、画像領域番号、有効フラグを
    格納することが可能なBバッファ管理テーブルをレジス
    タに設定しておき、 前記メモリ領域の確保を行うため、前記所定行を単位と
    してBピクチャを復号化する毎に前記有効フラグを参照
    して空いている前記メモリ領域を探し、このメモリ領域
    に対応する前記エントリに当該フレーム番号、フィール
    ド番号、画像領域番号を格納して有効フラグをセットす
    るステップと、 Bピクチャの復号化結果を前記所定行を単位として前記
    Bバッファの前記メモリ領域に書き込み又は読み出す場
    合、当該復号化結果の画像領域に対応するフレーム番
    号、フィールド番号、画像領域番号と、前記Bバッファ
    管理テーブルに格納されたフレーム番号、フィールド番
    号及び画像領域番号とを比較し、全て一致するエントリ
    に対応するアドレスを前記Bバッファに与えて、対応す
    るメモリ領域に書き込み又は読み出すステップと、 前記Bバッファに格納された復号化結果を前記所定行を
    単位として読み出して表示する場合、表示中又は表示が
    終了した復号化結果の画像領域に対応するフレーム番
    号、フィールド番号、画像領域番号と、前記Bバッファ
    管理テーブルに格納されたフレーム番号、フィールド番
    号及び画像領域番号とを比較し、全て一致するエントリ
    の前記有効フラグをリセットし、このエントリに対応す
    る前記メモリ領域を表示終了後に開放するステップと、 を備えることを特徴とする動画復号化装置用メモリ管理
    方法。
  2. 【請求項2】前記Bバッファに格納された復号化結果を
    読み出して表示するステップにおいて、表示中又は表示
    が終了した復号化結果の画像領域に対応するフレーム番
    号及び画像領域番号と、Bバッファ管理テーブルに格納
    されたフレーム番号及び画像領域番号とを比較し、全て
    一致する場合には、フィールド番号の一致又は不一致に
    かかわらずこのエントリの前記有効フラグをリセット
    し、このエントリに対応する当該フィールドの全メモリ
    領域を表示終了後に開放するステップをさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の動画復号化装置用メモリ
    管理方法。
  3. 【請求項3】前記Bバッファに格納された復号化結果を
    読み出して表示するステップにおいて、表示中又は表示
    が終了した復号化結果の画像領域に対応するフレーム番
    号及びフィールド番号と、Bバッファ管理テーブルに格
    納されたフレーム番号及びフィールド番号とを比較し、
    全て一致する場合には、画像領域番号の一致又は不一致
    にかかわらずこのエントリの前記有効フラグをリセット
    し、このエントリに対応する当該画像領域の全メモリ領
    域を表示終了後に開放するステップをさらに備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の動画復号化装置用メ
    モリ管理方法。
  4. 【請求項4】Bピクチャの復号化結果をBバッファに書
    き込んで読み出すときのアドレスを管理するメモリ管理
    装置であって、 Bピクチャの画像領域を、1/4・フレームよりも小さ
    い所定行毎に分割し、この所定行を単位として前記Bバ
    ッファの異なるメモリ領域に格納するため、前記メモリ
    領域と同数のエントリを有し、このエントリ毎にフレー
    ム番号、フィールド番号、画像領域番号、有効フラグを
    書き込むBバッファ管理テーブルを格納するレジスタ
    と、 前記エントリ毎に対応して設けられ、前記メモリ領域の
    確保を行うため、前記所定行を単位としてBピクチャを
    復号化する毎に前記有効フラグを参照して空いている前
    記メモリ領域を探し、このメモリ領域に対応する前記エ
    ントリに当該フレーム番号、フィールド番号、画像領域
    番号を格納して有効フラグをセットするメモリ領域確保
    手段と、 前記エントリ毎に対応して設けられ、Bピクチャの復号
    化結果を前記所定行を単位として前記Bバッファの前記
    メモリ領域に書き込み又は読み出す場合、当該復号化結
    果の画像領域に対応するフレーム番号、フィールド番
    号、画像領域番号を入力され、Bバッファ管理テーブル
    に格納されたフレーム番号、フィールド番号及び画像領
    域番号と比較して、全て一致するエントリに対応する前
    記メモリ領域を示すアドレスを前記Bバッファに出力す
    ることによって、前記復号化結果を書き込ませ又は出力
    させるアドレス変換手段と、 前記エントリ毎に対応して設けられ、前記Bバッファに
    格納された復号化結果を前記所定行を単位として読み出
    して表示する場合、表示中又は表示が終了した復号化結
    果の画像領域に対応するフレーム番号、フィールド番
    号、画像領域番号を入力され、Bバッファ管理テーブル
    に格納されたフレーム番号、フィールド番号及び画像領
    域番号と比較し、全て一致するエントリの前記有効フラ
    グをリセットし、このエントリに対応する前記メモリ領
    域を表示終了後に開放させるメモリ領域開放手段と、 を備えることを特徴とする動画復号化装置用メモリ管理
    装置。
  5. 【請求項5】前記メモリ領域開放手段は、さらに、表示
    中又は表示が終了した復号化結果の画像領域に対応する
    フレーム番号及び画像領域番号を入力され、Bバッファ
    管理テーブルに格納されたフレーム番号及び画像領域番
    号と比較し、全て一致する場合には、フィールド番号の
    一致又は不一致にかかわらずこのエントリの前記有効フ
    ラグをリセットし、このエントリに対応する当該フィー
    ルドの全メモリ領域を表示終了後に開放する手段を備え
    ることを特徴とする請求項4記載の動画復号化装置用メ
    モリ管理装置。
  6. 【請求項6】前記メモリ領域開放手段は、さらに、表示
    中又は表示が終了した復号化結果の画像領域に対応する
    フレーム番号及びフィールド番号を入力され、Bバッフ
    ァ管理テーブルに格納されたフレーム番号及びフィール
    ド番号と比較し、全て一致する場合には、画像領域番号
    の一致又は不一致にかかわらずこのエントリの前記有効
    フラグをリセットし、このエントリに対応する当該画像
    領域の全メモリ領域を表示終了後に開放する手段を備え
    ることを特徴とする請求項4又は5記載の動画復号化装
    置用メモリ管理装置。
  7. 【請求項7】前記アドレス変換手段は、前記エントリ毎
    に対応して設けられた比較手段であって、前記Bバッフ
    ァに書き込み又は読み出しを行う復号化結果の画像領域
    に対応するフレーム番号、フィールド番号、画像領域番
    号をそれぞれ入力され、前記レジスタに格納された前記
    Bバッファ管理テーブルにおける対応するエントリのフ
    レーム番号、フィールド番号、画像領域番号とを比較し
    て比較結果を出力する、前記比較手段と、 前記エントリ毎の前記比較手段からそれぞれ比較結果を
    与えられ、前記フレーム番号、フィールド番号、画像領
    域番号の全てが一致したエントリに対応する前記メモリ
    領域を示すアドレスを出力するアドレス出力手段と、 を有することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに
    記載された動画復号化装置用メモリ管理装置。
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