JPH1112723A - レーザアブレーション成膜装置、および成膜方法 - Google Patents

レーザアブレーション成膜装置、および成膜方法

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JPH1112723A
JPH1112723A JP16580997A JP16580997A JPH1112723A JP H1112723 A JPH1112723 A JP H1112723A JP 16580997 A JP16580997 A JP 16580997A JP 16580997 A JP16580997 A JP 16580997A JP H1112723 A JPH1112723 A JP H1112723A
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JP
Japan
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laser light
laser
vacuum chamber
film forming
target
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Application number
JP16580997A
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English (en)
Inventor
Osamu Nakagawara
修 中川原
Masato Kobayashi
真人 小林
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光導入窓の交換のインターバルを長期
化し、ランニングコストの大幅な低減を図り、よって大
気開放による成膜装置への悪影響を最小限に抑制する。 【解決手段】 レーザ光導入窓を有する真空チャンバ
と、前記真空チャンバの外部に設けられた、レーザ光を
発振するレーザ発振器と、前記真空チャンバの内部に設
けられ、前記レーザ光導入窓を通して前記レーザ光が照
射されるターゲットと、同じく前記真空チャンバの内部
に設けられ、前記ターゲットから飛び出した粒子の飛来
する位置に配置される基板を取り付ける基板取付手段と
を備えたレーザアブレーション成膜装置であって、前記
レーザ光導入窓が複数個からなり、かつ、当該レーザ光
導入窓の少なくとも1個を除いた残りのレーザ光導入窓
を通して、前記レーザ光が前記ターゲットに照射され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜形成に用いら
れるレーザアブレーション成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜形成分野において、レーザ光
による成膜装置が用いられるようになり、レーザアブレ
ーション法による薄膜形成も盛んに行われるようになっ
てきている。以下、従来より用いられているレーザアブ
レーション成膜装置50の構造の一例を、図5を参照し
ながら説明する。
【0003】まず、従来例のレーザアブレーション成膜
装置50は、大別して真空チャンバ56と、真空チャン
バ56の外部に設けられたレーザ発振器51とから構成
される。そして、真空チャンバ56の内部には、ターゲ
ットホルダ58と基板ホルダ60とが配置されている。
そして、ターゲットホルダ58上にはターゲット57
が、基板ホルダ60上には基板59が、それぞれ配置さ
れている。ターゲット57と基板59とは、それぞれの
主平面が互いに対向するように配置されている。なお、
真空チャンバ56内部は、真空状態または超高真空状態
となっている。
【0004】また、真空チャンバ56の外部には、レー
ザ発振器51が配置されており、レーザ発振器51から
出射されるレーザ光52が、レーザ発振器51と真空チ
ャンバ56との間に配置された反射ミラー54、集光レ
ンズ53、およびレーザ導入ポート62に設けられたレ
ーザ光導入窓55を通って、真空チャンバ56の内部に
導入され、ターゲット57上に集光・照射される構造と
なっている。レーザ導入ポート62は、図6に示すよう
に、レーザ光導入窓55と、レーザ光導入窓を固定して
いるステンレス製の固定部61とからなる。レーザ光導
入窓55は、レーザ光を透過しやすいサファイア等の素
材から成る。
【0005】以上のように構成されたレーザアブレーシ
ョン成膜装置50は、以下のように機能する。まず、レ
ーザ発振器51から出射されたレーザ光52は、反射ミ
ラー54・集光レンズ53によって誘導・集光され、レ
ーザ光導入窓55を通過して、ターゲット57上で焦点
を結ぶ。この時、レーザ光52の照射されたターゲット
57の表面から、このターゲット57を構成する原子・
分子・イオンなどの粒子が爆発的に放出され、プルーム
を形成する。そしてプルームは、ターゲット57の前方
に向かって膨張し、基板59に付着・堆積する。このよ
うにして、ターゲット57の構成元素と同じ化学組成を
有する薄膜が、基板59上に形成されることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のレーザアブレーション成膜装置50は、以下のよ
うな問題点を有していた。
【0007】すなわち、レーザ光52を用いてアブレー
ション成膜を行うと、ターゲット57から発生する粒子
の一部が飛来し、レーザ光導入窓55に付着することに
なる。このように、レーザ光導入窓55に付着物が堆積
すると、レーザ光52の透過量や焦点距離が変化するこ
とになるため、時間とともに基板59への成膜状態が変
化すると言う問題が生じていた。また、真空チャンバ5
6の外部においても、大気中の有機物がレーザ光52と
反応して、レーザ光導入窓55上に焼き付けを起こす。
これも同様にレーザエネルギー密度の低下を招き、成膜
状態の変化を引き起こす原因となっていた。
【0008】上記説明から明らかなように、レーザ光導
入窓55への付着物の堆積が進むと所望の薄膜形成を行
えなくなるために、その都度、レーザ光導入窓55を新
しいものと交換しなければならず、ランニングコストの
上昇を招いていた。
【0009】さらに、レーザ光導入窓55の交換に際し
ては、真空チャンバ56をいったん大気開放する必要が
ある。その際に、大気中の水分や有機物等の不純物が真
空チャンバ56内部に付着することになり、装置50の
老朽化を速め、また成膜状態の再現性を悪化させてい
た。
【0010】したがって、本発明は上述の技術的問題点
を解決するためになされたものであって、レーザ光導入
窓の交換のインターバルを長期化し、ランニングコスト
の大幅な低減を図り、よって大気開放による成膜装置へ
の悪影響を最小限に抑制することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のレーザアブレーション成膜
装置は、レーザ光導入窓を有する真空チャンバと、前記
真空チャンバの外部に設けられたレーザ光を発振するレ
ーザ発振器と、前記真空チャンバの内部に設けられ、前
記レーザ光導入窓を通して前記レーザ光が照射されるタ
ーゲットと、同じく前記真空チャンバの内部に設けら
れ、前記ターゲットから飛び出した粒子の飛来する位置
に配置された基板取付手段とを備えたレーザアブレーシ
ョン成膜装置であって、前記レーザ光導入窓が複数個か
らなり、かつ、当該レーザ光導入窓の少なくとも1個を
除いた残りのレーザ光導入窓を通して、前記レーザ光が
前記ターゲットに照射される。
【0012】本発明の請求項2記載のレーザアブレーシ
ョン成膜装置は、レーザ光導入窓を有する真空チャンバ
と、前記真空チャンバの外部に設けられた、レーザ光を
発振するレーザ発振器と、前記真空チャンバの内部に設
けられ、前記レーザ光導入窓を通して前記レーザ光が照
射されるターゲットと、同じく前記真空チャンバの内部
に設けられ、前記ターゲットから飛び出した粒子の飛来
する位置に配置された基板取付手段とを備えたレーザア
ブレーション成膜装置であって、前記レーザ光導入窓は
複数個からなり、そのうちの少なくとも1個は予備のレ
ーザ光導入窓であり、他のレーザ光導入窓を用いて所望
の成膜を行えなくなった際に交代して使用されるレーザ
光導入窓である。
【0013】これにより、たとえあるレーザ光導入窓を
使用して所望の成膜を行えなくなった場合においても、
その都度大気開放する必要がなく、残りのレーザ光導入
窓を用いてアブレーション成膜を行うことができる。
【0014】本発明の請求項3記載のレーザアブレーシ
ョン成膜装置は、請求項1または請求項2記載のレーザ
アブレーション成膜装置のレーザ発振器に、パルスレー
ザ発振器を用いた。
【0015】本発明の請求項4記載のレーザアブレーシ
ョン成膜装置は、請求項3記載のレーザ発振器に、エキ
シマレーザ発振器を用いた。
【0016】以上のようなレーザ発振器を用いて、紫外
領域の高エネルギーレーザを間欠的に照射することによ
り、ターゲットのアブレーションを効率的に行うことが
できる。
【0017】本発明の請求項5記載のレーザアブレーシ
ョン成膜装置は、請求項1ないし請求項4記載のレーザ
アブレーション成膜装置のレーザ発振器とレーザ光導入
窓との間に、移動可能な反射ミラーおよび集光レンズを
介在させた。
【0018】これにより、用いるレーザ光導入窓を交代
した場合においても、前記集光レンズおよび反射ミラー
を移動させることによって、ターゲット上へのレーザ光
照射部位を同一位置に保つことができる。
【0019】本発明の請求項6記載のレーザアブレーシ
ョン成膜装置は、ターゲットから飛来する粒子の付着を
防止するために、少なくとも1個のレーザ光導入窓全面
を覆うように設けられた防着板を前記真空チャンバ内部
に有している。
【0020】これにより、あるレーザ光導入窓を用いて
レーザ光の照射を行う際に、残りの使用されていないレ
ーザ光導入窓に、ターゲットから飛び出す粒子が付着す
ることを防止することができる。
【0021】本発明の請求項7記載の成膜方法は、真空
チャンバ外部に設けられたレーザ発振器からレーザ光
を、前記真空チャンバに形成されたレーザ光導入窓を通
して前記真空チャンバ内部に配置されたターゲットに照
射し、前記ターゲットより飛び出した粒子を同じく前記
真空チャンバ内部に配置された基板に付着させて成膜す
る成膜方法において、前記レーザ光導入窓が複数個から
なり、当該レーザ光導入窓の少なくとも1個は予備のレ
ーザ光導入窓として未使用状態とし、残りのレーザ光導
入窓を通して前記レーザ光を前記ターゲットに照射す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を参照して説明する。
【0023】[第1実施例、図1〜図2]以下、本発明
の第1実施例のレーザアブレーション成膜装置21の構
造例を、図1を参照しながら説明する。
【0024】まず、レーザアブレーション成膜装置21
は、大別して真空チャンバ6と、真空チャンバ6の外部
に設けられたレーザ発振器1とから構成される。そし
て、真空チャンバ6の内部には、ターゲットホルダ8と
基板ホルダ10とが配置されている。そして、ターゲッ
トホルダ8上にはターゲット7が、基板ホルダ10上に
は基板9が、それぞれ配置されている。ターゲット7と
基板9とは、それぞれの主平面が互いに対向するように
配置されている。なお、真空チャンバ6内部は、真空状
態または超高真空状態となっている。
【0025】また、真空チャンバ6の外部には、レーザ
発振器1が配置されており、レーザ発振器1から出射さ
れるレーザ光2が、レーザ発振器1と真空チャンバ6と
の間に配置された反射ミラー4、集光レンズ3、および
レーザ導入ポート25に設けられたレーザ光導入窓5を
通って、真空チャンバ6の内部に導入され、ターゲット
7上に集光・照射される構造となっている。レーザ導入
ポート25は、図2に示すように、4個のレーザ光導入
窓5と各レーザ光導入窓5を固定しているステンレス製
の固定部11とから成る。レーザ光導入窓5は、レーザ
光を透過しやすいサファイア・合成石英・ホタル石等の
素材から成る。
【0026】以上のように構成されたレーザアブレーシ
ョン成膜装置21は、以下のように機能する。まず、レ
ーザ発振器1から出射されたレーザ光2は、反射ミラー
4・集光レンズ3によって誘導・集光され、レーザ導入
ポート25に設けられているレーザ光導入窓5の内の一
つを通過して、ターゲット7上で焦点を結ぶ。この時、
レーザ光2を照射されたターゲット7の表面から、この
ターゲット7を構成する原子・分子・イオンなどの粒子
がが爆発的に放出され、プルームを形成する。そして、
これらのプルームは、ターゲット7の前方に向かって膨
張し、基板9に付着・堆積する。このようにして、ター
ゲット57の構成元素と同じ化学組成を有する薄膜が、
基板9上に形成されることとなる。
【0027】ところで、あるレーザ光導入窓を一定期間
使用し続けると、大気中の有機物の焼き付きやアブレー
ションの粒子の付着によって、該レーザ光導入窓のレー
ザ光の透過率が低下し、成膜に支障をきたすようにな
る。その際には、レーザ導入ポート25に設けられてい
る残りのレーザ光導入窓と交代して、レーザ光照射を行
うようにする。
【0028】なお、本発明のレーザアブレーション成膜
装置は本実施例に限定されるものではなく、その趣旨の
範囲内で種々に変形することが可能である。例えば、本
実施例においては、レーザ光導入窓5の個数は4個であ
ったが、予備のレーザ光導入窓が少なくとも1個用意さ
れていれば、レーザ光導入窓5の個数は任意の個数とす
ればよい。
【0029】[第2実施例、図3]本発明の第2実施例
のレーザアブレーション成膜装置31は、図3に示すよ
うに、レーザ発振器1とレーザ光導入窓5との間に介在
している反射ミラー4と集光レンズ3とが移動可能な構
造を有している。これにより、両者を移動させることに
よってレーザ光2の光軸を調整することができる。従っ
て、用いるレーザ光導入窓を交代する場合においても、
ターゲット上へのレーザ光照射部位を同一位置に保つこ
とができる。
【0030】なお、図3においては、反射ミラー4のみ
を移動させた図を示しているが、これは図の煩雑化を避
けるための配慮であり、集光レンズ3も反射ミラー4の
移動と連動して移動させればよい。
【0031】その他の点においては、第1実施例で説明
したレーザアブレーション成膜装置と異なる点はないの
でその説明を省略する。
【0032】[第3実施例、図4]本発明の第3実施例
のレーザアブレーション成膜装置41は、レーザ光照射
によってターゲットから飛来する粒子がレーザ光導入窓
に付着することを防止するために、少なくとも1個のレ
ーザ光導入窓全面を覆う防着板を真空チャンバの内部に
設けた。
【0033】防着板は、例えば図4の符号42に示すよ
うな構造をからなる。すなわち、防着板42はステンレ
ス製の薄板からなり、レーザ光導入窓5の平面形状と対
応した穴が設けられている。防着板42は、レーザ導入
ポート25を貫通するねじ43によってレーザ光導入窓
5と近接して配置されており、ねじ43を回転させるこ
とによって防着板42も同様に回転する。そして、使用
するレーザ光導入窓の位置と防着板42の穴の位置とが
対応するように、ねじ42を回転し調整する。
【0034】以上のような構造の防着板42を真空チャ
ンバの内部に設けることにより、使用されていないレー
ザ光導入窓5は防着板42によって覆われるので、成膜
過程で発生する粒子がレーザ光導入窓に付着することを
防止することができる。なお本実施例では、防着板に形
成された穴の個数が1個の場合で説明を加えたが、防着
板42が使用されていないレーザ光導入窓の少なくとも
1個を覆うものであれば、穴の個数は複数個でも構わな
い。
【0035】その他の点においては、第1実施例で説明
したレーザアブレーション成膜装置と異なる点はないの
でその説明を省略する。
【0036】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のレー
ザアブレーション成膜装置によれば、以下のような優れ
た効果を得られる。
【0037】まず、スペアのレーザ光導入窓を用意した
ことにより、レーザ光導入窓の交換インターバルを長期
化することが可能になり、成膜装置のランニングコスト
を大幅に低減することができる。さらに、メンテナンス
の省力化のみならず、真空チャンバを大気開放する回数
を減らすことができるので、大気開放がレーザアブレー
ション成膜装置に与える悪影響を最小限に抑制すること
ができ、その結果、成膜状態を安定したものにできると
言う効果も得られる。
【0038】また、移動可能な反射ミラーおよび集光レ
ンズを用いて光学系を構成することにより、使用するレ
ーザ導入窓を交代しても、ターゲット上へのレーザ照射
部位を一定位置に保つことができる。これによって、プ
ルームの発生位置、基板とターゲットとの距離を一定に
保つことができ、均質な薄膜を安定して成膜することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のレーザアブレーション
成膜装置の構成を示す断面図である。
【図2】 第1実施例のレーザアブレーション成膜装置
の、レーザ導入ポートおよびレーザ光導入窓を示す拡大
平面図である。
【図3】 第2実施例のレーザアブレーション成膜装置
の構成を示す断面図である。
【図4】 第3実施例のレーザアブレーション成膜装置
の防着板の、レーザ導入ポートへの取り付け方法を示す
模式図である。
【図5】 従来例のレーザアブレーション成膜装置の構
成を示す断面図である。
【図6】 従来例のレーザアブレーション成膜装置の、
レーザ導入ポートおよびレーザ光導入窓を示す拡大平面
図である。
【符号の説明】
1、51 ・・・ レーザ発振器 2、52 ・・・ レーザ光 3、53 ・・・ 集光レンズ 4、54 ・・・ 反射ミラー 5、55 ・・・ レーザ光導入窓 6、56 ・・・ 真空チャンバ 7、57 ・・・ ターゲット 8、58 ・・・ ターゲットホルダ 9、59 ・・・ 基板 10、60 ・・・ 基板ホルダ 11、61 ・・・ 固定部 21、31、41、50 ・・・ レーザアブレーショ
ン成膜装置 25、62 ・・・ レーザ導入ポート 42 ・・・ 防着板 43 ・・・ ねじ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光導入窓を有する真空チャンバ
    と、 前記真空チャンバの外部に設けられた、レーザ光を発振
    するレーザ発振器と、 前記真空チャンバの内部に設けられ、前記レーザ光導入
    窓を通して前記レーザ光が照射されるターゲットと、 同じく前記真空チャンバの内部に設けられ、前記ターゲ
    ットから飛び出した粒子の飛来する位置に配置された基
    板取付手段と、を備えたレーザアブレーション成膜装置
    であって、 前記レーザ光導入窓が複数個からなり、 かつ、当該レーザ光導入窓の少なくとも1個を除いた残
    りのレーザ光導入窓を通して、前記レーザ光が前記ター
    ゲットに照射されることを特徴とするレーザアブレーシ
    ョン成膜装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光導入窓を有する真空チャンバ
    と、 前記真空チャンバの外部に設けられた、レーザ光を発振
    するレーザ発振器と、 前記真空チャンバの内部に設けられ、前記レーザ光導入
    窓を通して前記レーザ光が照射されるターゲットと、 同じく前記真空チャンバの内部に設けられ、前記ターゲ
    ットから飛び出した粒子の飛来する位置に配置された基
    板取付手段と、を備えたレーザアブレーション成膜装置
    であって、 前記レーザ光導入窓は複数個からなり、そのうちの少な
    くとも1個は予備のレーザ光導入窓であり、他のレーザ
    光導入窓を用いて所望の成膜を行えなくなった際に交代
    して使用されるレーザ光導入窓であることを特徴とする
    レーザアブレーション成膜装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザ発振器は、パルスレーザ発振
    器であることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のレーザアブレーション成膜装置。
  4. 【請求項4】 前記パルスレーザ発振器は、エキシマレ
    ーザ発振器であることを特徴とする請求項3記載のレー
    ザアブレーション成膜装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光とレーザ光導入窓との間に移動
    可能な集光レンズおよび反射ミラーを介在させたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項4記載のレーザアブレ
    ーション成膜装置。
  6. 【請求項6】 ターゲットから飛来する粒子の付着を防
    止するために、少なくとも1個のレーザ光導入窓全面を
    覆うように設けられた防着板を前記真空チャンバ内部に
    有していることを特徴とする請求項1ないし請求項5記
    載のレーザアブレーション成膜装置。
  7. 【請求項7】 真空チャンバ外部に設けられたレーザ発
    振器からレーザ光を、前記真空チャンバに形成されたレ
    ーザ光導入窓を通して前記真空チャンバ内部に配置され
    たターゲットに照射し、前記ターゲットより飛び出した
    粒子を同じく前記真空チャンバ内部に配置された基板に
    付着させて成膜する成膜方法において、 前記レーザ光導入窓が複数個からなり、当該レーザ光導
    入窓の少なくとも1個は予備のレーザ光導入窓として未
    使用状態とし、残りのレーザ光導入窓を通して前記レー
    ザ光を前記ターゲットに照射することを特徴とする成膜
    方法。
JP16580997A 1997-06-23 1997-06-23 レーザアブレーション成膜装置、および成膜方法 Pending JPH1112723A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014029030A (ja) * 2009-01-06 2014-02-13 Solmates Bv 像を面上に投影するための装置および上記像を動かすための装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014029030A (ja) * 2009-01-06 2014-02-13 Solmates Bv 像を面上に投影するための装置および上記像を動かすための装置

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