JPH06172979A - 薄膜パターン形成装置 - Google Patents

薄膜パターン形成装置

Info

Publication number
JPH06172979A
JPH06172979A JP32776592A JP32776592A JPH06172979A JP H06172979 A JPH06172979 A JP H06172979A JP 32776592 A JP32776592 A JP 32776592A JP 32776592 A JP32776592 A JP 32776592A JP H06172979 A JPH06172979 A JP H06172979A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
pattern forming
film
thin film
film pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32776592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nishikawa
幸男 西川
Zenichi Yoshida
善一 吉田
Yuji Uesugi
雄二 植杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32776592A priority Critical patent/JPH06172979A/ja
Publication of JPH06172979A publication Critical patent/JPH06172979A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光を用いて基板上に膜形成を行う装置
において、緻密で良好な膜質で容易に膜形成できる薄膜
パターン形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 パルス幅が30ns以下のレーザ発振器と、
照射光学系と、レーザ光の入射窓を有する真空容器と、
基板と、膜厚が0.1μm以下で蒸着面がレーザ光の光
路上に有りかつ基板とは間隔が3mm以下で平行にター
ゲットを設置することにより、良好な膜を容易に形成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を用いた基板
上の薄膜パターンを形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の薄膜パターン形成装置につ
いて説明する。
【0003】レーザ光のような光を用いた膜形成につい
ては種々な方式があるが、いずれも気体状分子と、それ
らのエネルギーによって分解させ、基板上に遊離させ、
膜を形成するものである。図4に方式の一例を示す。図
4において、21はレーザ発振器、22はレーザ光、2
3は反射鏡、24は集光レンズ、25は入射窓、26は
真空容器、27は基板、28はX−Yテーブル、29は
反応ガスである。レーザ発振器21から出射されたレー
ザ光22は反射鏡23、集光レンズ24によって集光さ
れながら入射窓25を通過し、真空容器26内の基板2
7に照射される。レーザ光22は真空容器26内の反応
ガス29を分解し、基板27上に膜形成を行う。基板2
7をX−Yテーブル28に移動させることで、薄膜パタ
ーンの形成を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、反応を利用するため成膜に時間を要
し、入射窓もレーザ光とガスとの反応でくもり、成膜条
件が変化する。また、膜質も空隙が多く良質とは言えな
いという問題点があった。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、緻密で良好な膜質で容易に膜形成のできる薄膜パタ
ーン形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の薄膜パターン形成装置は、パルス幅が30n
s以下のレーザ発振器と、照射光学系と、レーザ光の入
射窓を有する真空容器と、基板と、膜幅が0.11μm
以下で蒸着面がレーザ光の光路上に有りかつ基板に平行
に設置されたターゲットという構成を有している。
【0007】
【作用】この構成によって、真空容器内のターゲットに
レーザ光を照射する。蒸着ターゲットの基体は、通常は
有機フィルムまたはガラス材料であるので、波長0.4
〜2.0μmのレーザ光であれば、基体を通過し、蒸着
層の裏面に照射される。波長0.4μm以下のレーザ光
の場合、基体がポリプロピレンや合成石英ならば0.2
μmまでの光を90%近く通過し、蒸着層の裏面に照射
される。レーザ光のパルス幅が30ns以下の場合、レ
ーザ・アブレーション現象が起こり、基体にほとんど損
傷を与えることなく、高速の原子やイオンが飛び出し
て、対向する基板上に成膜される。膜厚が0.1μm以
下であれば、蒸着層の表裏はほとんど温度差はなく上昇
し、生成する粒子は均一である。また、ターゲットの蒸
着表面と基板との間隔が3mm以下であれば、ターゲッ
トから飛び出した粒子群はほとんど広がらずに、基板上
に堆積されることになる。またレーザ・アブレーション
現象で飛び出した粒子の速度は、蒸着により生成した粒
子の速度に比べ、10〜100倍大きいことが確認され
ている。このような速度の大きい粒子で成膜すると、緻
密で質の良好な薄膜を形成することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0009】図1において、1はレーザ発振器、2はレ
ーザ光、3は反射鏡、4は集光レンズ、5は入射窓、6
は真空容器、7は蒸着フィルム、8は巻出ロール、9は
巻取ロール、10は基板、11はX−Yテーブルであ
る。レーザ発振器1から出たレーザ光2は、反射鏡3、
集光レンズ4によって集光されながら入射窓5を通過
し、真空容器6内の蒸着フィルム7に照射される。レー
ザ照射部の拡大図を図2に示す。蒸着フィルム7にレー
ザ光2が照射されるとレーザ光2は基体12を通過し蒸
着層13を加熱し温度上昇させる。温度上昇した蒸着層
13は、原子やイオンから構成されたレーザ・プルーム
14として噴出し、対向する基板11に膜15を形成す
る。蒸着表面と基板との間隔を3mm以下にすること
で、蒸着フィルム7から飛び出した粒子群14はほとん
ど広がらず、蒸着層13の除去パターンと膜15の形成
パターンとがほぼ一対一に対応するため、パターンの形
成が容易になる。蒸着フィルムは巻出ロール8と巻取ロ
ール9によって連続的に供給可能なので、レーザ光の照
射位置を同一にすれば、堆積回数を増やし膜15を厚く
することができる。またX−Yテーブル11にて基板1
0を移動して成膜すると、種々な膜パターンを形成する
ことができる。レーザの波長が0.4〜2μmであれ
ば、一般に基体材料として用いられる有機フィルムやガ
ラス材料のほとんどすべてを通過するので、基体を損傷
せずに蒸着層13を飛ばすことができる。レーザの波長
が0.4μm以下の場合には、基体材料としてポリプロ
ピレンや合成石英を用いれば、レーザ光は効率良く基体
を通過し、蒸着層に照射することができる。
【0010】図1において、ターゲットへのレーザ照射
位置と基板との位置関係の変更はX−Yテーブル11に
行う方式としたが、レーザ発振器1の後にガルバノ・ミ
ラー方式のような走査光学系を設置すれば、真空容器6
内で基板を移動させずとも、膜パターンの形成を行うこ
とができる。
【0011】また真空容器6内をガス置換可能にする
と、噴出粒子は原子やイオンで反応性が高いため、酸化
物や窒化物等の形成も容易である。
【0012】図3は本発明の第2の実施例である。図3
において、16はパターン・マスクで、他は図1と同様
である。以上のようにパターンマスク16を用いること
で、縮小投影法により、ある領域に一括パターン形成が
できる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、パルス幅が30
ns以下のレーザ発振器と、照射光学系と、レーザ光の
入射窓を有する真空容器と、基板と、膜厚が0.1μm
以下で蒸着面がレーザ光の光路上に有りかつ基板とは間
隔が3mm以下で平行にターゲットを設置することで、
良好な膜質で容易に膜形成のできる薄膜パターン形成装
置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における薄膜パターン形
成装置の構成図
【図2】同レーザ照射部の拡大図
【図3】本発明の第2の実施例における薄膜パターン形
成装置の構成図
【図4】従来の薄膜パターン形成装置の構成図
【符号の説明】
1 レーザ発振器 4 集光レンズ 5 入射窓 7 蒸着フィルム 10 基板 13 蒸着層 14 レーザ・プルーム 16 パターン・マスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅が30ns以下のレーザ発振器
    と、照射光学系と、レーザ光の入射窓を有する真空容器
    と、基板と、膜厚が0.1μm以下で蒸着面がレーザ光
    の光路上にありかつ基板とは間隔が3mm以下で平行に
    配置されたターゲットとを備えた薄膜パターン形成装
    置。
  2. 【請求項2】 レーザの波長は0.4μm〜2μmであ
    ることを特徴とする請求項1記載の薄膜パターン形成装
    置。
  3. 【請求項3】 レーザの波長は0.4μmで以下で、タ
    ーゲットの蒸着層はポリプロピレンまたは合成石英上に
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の薄膜パター
    ン形成装置。
  4. 【請求項4】 真空容器内はガス交換が可能であること
    を特徴とする請求項1記載の薄膜パターン形成装置。
  5. 【請求項5】 ターゲットへの照射位置と基板とは位置
    関係が変更可能であることを特徴とする請求項1記載の
    薄膜パターン形成装置。
JP32776592A 1992-12-08 1992-12-08 薄膜パターン形成装置 Pending JPH06172979A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32776592A JPH06172979A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 薄膜パターン形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32776592A JPH06172979A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 薄膜パターン形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06172979A true JPH06172979A (ja) 1994-06-21

Family

ID=18202741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32776592A Pending JPH06172979A (ja) 1992-12-08 1992-12-08 薄膜パターン形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06172979A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6723390B2 (en) 2000-02-25 2004-04-20 Scimed Life Systems, Inc. Laser deposition of elements onto medical devices
US8133554B2 (en) * 2004-05-06 2012-03-13 Micron Technology, Inc. Methods for depositing material onto microfeature workpieces in reaction chambers and systems for depositing materials onto microfeature workpieces

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6723390B2 (en) 2000-02-25 2004-04-20 Scimed Life Systems, Inc. Laser deposition of elements onto medical devices
US8133554B2 (en) * 2004-05-06 2012-03-13 Micron Technology, Inc. Methods for depositing material onto microfeature workpieces in reaction chambers and systems for depositing materials onto microfeature workpieces
US9023436B2 (en) 2004-05-06 2015-05-05 Micron Technology, Inc. Methods for depositing material onto microfeature workpieces in reaction chambers and systems for depositing materials onto microfeature workpieces

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2509449B2 (ja) 構造化層を付着させるための方法及び装置
US4970196A (en) Method and apparatus for the thin film deposition of materials with a high power pulsed laser
KR920004848B1 (ko) 레이저 스퍼터링장치
JPH06220635A (ja) 基板に異なる材料を付着させる方法および装置
JPS6345579B2 (ja)
KR960003733B1 (ko) 레이저스패터링장치
JPS6021224B2 (ja) レーザー薄膜形成装置
JP2695308B2 (ja) パルスレーザビームを用いる基板上の層の形成方法
JPH06172979A (ja) 薄膜パターン形成装置
JPH02270962A (ja) スパッタリング方法
JPH04295851A (ja) フォトマスク修正装置
JPH0438833B2 (ja)
JPH06228743A (ja) 真空蒸着装置
JP2890686B2 (ja) レーザ・スパッタリング装置
JPH08225929A (ja) レーザ・アブレーションを用いた薄膜形成法およびレーザ・アブレーション装置
JPH1112723A (ja) レーザアブレーション成膜装置、および成膜方法
RU2017191C1 (ru) Способ формирования маскирующего слоя фотошаблона
JP2544805B2 (ja) 薄膜蒸着装置
JPH0677157A (ja) 導電体層堆積方法及び装置
JPH0544022A (ja) レーザーアブレーシヨン装置
JPH07166333A (ja) レーザ・アブレーション装置
JPH01208454A (ja) レーザー光加熱による真空蒸着膜の形成法
JPS63137163A (ja) レ−ザ蒸着式複合膜形成装置
JPS5842770A (ja) 蒸発源からの蒸気流を阻止する装置
JPH04187763A (ja) レーザ・スパッタリング装置