JPH11127203A - 多値fsk信号復調出力回路 - Google Patents

多値fsk信号復調出力回路

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JPH11127203A
JPH11127203A JP9289512A JP28951297A JPH11127203A JP H11127203 A JPH11127203 A JP H11127203A JP 9289512 A JP9289512 A JP 9289512A JP 28951297 A JP28951297 A JP 28951297A JP H11127203 A JPH11127203 A JP H11127203A
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JP
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level
demodulation
output signal
section
unit
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JP9289512A
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Katsuichi Kuroki
勝一 黒木
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多値FSK信号に基づく復調出力信号のレベル
を複数の閾値レベルと比較して複数のレベル比較出力信
号を得るにあたり、復調出力信号が複数の閾値レベルに
対して常時適正なレベル関係を維持するように制御され
るものとなす。 【解決手段】多値FSK信号に対する復調処理を施す復
調部49と、復調出力信号のレベルを予め設定された複
数の閾値レベルと比較して、複数のレベル比較出力信号
を得るレベル比較部50と、復調部49に付随して設け
られ、復調部49から得られる復調出力信号のレベルに
応じて、復調出力信号のレベルをレベル比較部50にお
いて設定される複数の閾値レベルとの関係が適正に維持
されるものとすべく、復調部49に対する利得制御を行
うAGC部60とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、多値FSK信号に対する復調処理を施
し、それにより得られる多値FSK信号に基づく復調出
力信号のレベルを、複数の閾値レベルと比較して複数の
レベル比較出力信号を得る多値FSK信号復調出力回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル情報の伝送に際しては、多値
FSK変調が行われて形成された搬送信号(多値FSK
信号)がしばしば利用される。例えば、特定の対象者に
対する呼出し(ページング)を目的としたページング情
報を無線伝送する搬送信号を、多値FSK信号となすペ
ージングサービスシステムが提案されている。
【0003】このようなページングサービスシステムの
もとにあっては、ページング情報の伝達をなす多値FS
K信号を受信して再生ページング情報を得る多値FSK
信号受信装置が使用される。斯かる多値FSK信号受信
装置は、通常、小型で軽量な携帯型電子機器を成す。
【0004】図10は、従来提案されている多値FSK
信号受信装置の例を示す。図10に示される多値FSK
信号受信装置にあっては、受信アンテナ11に到来する
多値FSK信号SPが、高周波増幅部12により増幅さ
れて周波数変換部13に供給される。斯かる多値FSK
信号SPは、例えば、280MHzとされる所定の周波
数を有する搬送波信号に対して、コーディングされたデ
ィジタルデータの形をとるページング情報によるFSK
変調が施されて形成されたものとされる。
【0005】周波数変換部13には、第1局部発振部1
4からの局部発振信号SOC1も供給され、周波数変換
部13において、多値FSK信号SPが、周波数が低減
される周波数変換がなされた中間周波信号SP’とされ
て、周波数変換部15に供給される。周波数変換部15
には、第2局部発振部16からの局部発振信号SOC2
も供給され、周波数変換部15において、中間周波信号
SP’が、さらに周波数が低減される周波数変換がなさ
れた、例えば、455kHzとされる搬送波周波数を有
する中間周波信号SPIとされる。そして、中間周波信
号SPIは、帯域通過フィルタ(BPF)17を通じて
他の不要信号成分から分離されて取り出され、中間周波
増幅部18においてノイズ成分が十分に抑圧される増幅
がなされて、復調部19に供給される。
【0006】復調部19においては、多値FSK信号で
ある中間周波信号SPIについての復調が行われて、復
調出力信号QPが得られる。この復調出力信号QPはレ
ベル比較部20に供給され、レベル比較部20におい
て、復調出力信号QPのレベル(電圧レベル)VDMが
予め設定された複数の閾値レベル(閾値電圧レベル)V
1,V2及びV3と比較され、その結果、レベル比較出
力信号VC1及びVC2が形成される。
【0007】レベル比較部20においては、直流電圧源
21の両端間に抵抗素子22,23,24及び25が直
列に接続されており、それにより、抵抗素子22と抵抗
素子23との間の接続点P1,抵抗素子23と抵抗素子
24との間の接続点P2、及び、抵抗素子24と抵抗素
子25との間の接続点P3に、夫々、閾値レベルV1,
V2及びV3(V1<V2<V3)が得られる。
【0008】そして、レベル比較器26において、復調
部19からの復調出力信号QPのレベルVDMが閾値レ
ベルV2と比較され、レベル比較器26からレベル比較
出力信号VC1が得られる。また、レベル比較器27に
おいて、復調部19からの復調出力信号QPのレベルV
DMが閾値レベルV3と比較されるとともに、レベル比
較器28において、復調部19からの復調出力信号QP
のレベルVDMが閾値レベルV1と比較され、レベル比
較器27から得られる比較出力とレベル比較器28から
得られる比較出力とが、アンド回路29に供給されて、
その結果、アンド回路29からレベル比較出力信号VC
2が得られる。
【0009】レベル比較器26は、図11に示される如
く、復調出力信号QPのレベルVDMが閾値レベルV2
以下であるとき、高レベルのレベル比較出力信号VC1
を発生し、復調出力信号QPのレベルVDMが閾値レベ
ルV2を越えるとき、低レベルのレベル比較出力信号V
C1を発生する。また、レベル比較器27及び28及び
アンド回路29は、図12に示される如く、復調出力信
号QPのレベルVDMが閾値レベルV1以下であるとき
及び閾値レベルV3を越えるとき、低レベルのレベル比
較出力信号VC2を発生し、復調出力信号QPのレベル
VDMが閾値レベルV1を越え、閾値レベルV3以下で
あるとき、高レベルのレベル比較出力信号VC2を発生
する。
【0010】従って、例えば、復調部19からの復調出
力信号QPのレベルVDMが図13(横軸:tは時間,
縦軸:VLは電圧レベル)に示される如くに4段階のレ
ベル値をもって変動するとき、レベル比較器26から得
られるレベル比較出力信号VC1は、図14に示される
如くに高レベルと低レベルとをとり、また、アンド回路
29から得られるレベル比較出力信号VC2は、図15
に示される如くに高レベルと低レベルとをとる。図13
に示される復調出力信号QPのレベルVDMにおける4
段階のレベル値は、夫々、2ビットのディジタル情報の
“00”,“01”,“101”,“11”に対応し、
図14に示されるレベル比較出力信号VC1の高レベル
及び低レベルは、夫々、1ビットのディジタル情報の
“0”及び“1”に対応し、さらに、図15に示される
レベル比較出力信号VC2の高レベル及び低レベルは、
夫々、1ビットのディジタル情報の“1”及び“0”に
対応する。
【0011】このようにして、レベル比較部20におけ
るレベル比較器26及びアンド回路29から夫々得られ
るレベル比較出力信号VC1及びレベル比較出力信号V
C2は、デコーダ部30に供給される。デコーダ部30
においては、レベル比較出力信号VC1及びVC2に対
するデコーディング処理がなされて、復調出力信号QP
に基づく再生ページング情報DPGが得られ、その再生
ページング情報DPGがマイクロ・コンピュータ31に
供給される。斯かる際には、マイクロ・コンピュータ3
1からデコーダ部30への制御データ等の各種のデータ
DXが供給される。そして、マイクロ・コンピュータ3
1から、再生ページング情報DPGに応じたページング
出力信号SPGが得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、復調部
19及びレベル比較部20が備えられたもとにあって
は、復調部19から得られる復調出力信号QPのレベル
VDMとレベル比較部20において設定される閾値レベ
ルV1,V2及びV3との関係は、理想的には、図16
(横軸:tは時間,縦軸:VLは電圧レベル)に示され
る如くに、復調出力信号QPのレベルVDMがとる4段
階のレベル値に対して、閾値レベルV1,V2及びV3
の夫々が、4段階のレベル値のうちの相互隣接する2つ
の間の中央に位置するものとなるようにされる。閾値レ
ベルV1,V2及びV3が、復調出力信号QPのレベル
VDMがとる4段階のレベル値に対して、隣接するレベ
ル値間の中央に位置するものとされているもとでは、復
調出力信号QPに混入するノイズによる悪影響を受ける
ことなく、レベル比較部20から適正なレベル比較出力
信号VC1及びVC2が得られる状態が維持される可能
性が極めて大である。
【0013】しかしながら、上述の如くの復調部19及
びレベル比較部20が備えられたもとにおける、復調部
19から得られる復調出力信号QPのレベルVDMとレ
ベル比較部20において設定される閾値レベルV1,V
2及びV3との関係は、復調部19及びレベル比較部2
0さらにはその他の部分を構成する回路素子の“特性の
ばらつき”、あるいは、受信アンテナ11に到来する多
値FSK信号SPの質の低下等によって、図16に示さ
れる如くの理想的な状態が維持されなくなってしまう事
態が生じる。即ち、復調部19及びレベル比較部20さ
らにはその他の部分を構成する回路素子の“特性のばら
つき”、あるいは、受信アンテナ11に到来する多値F
SK信号SPの質の低下等に起因して、復調部19から
得られる復調出力信号QPのレベルVDMが全体的な低
減あるいは増大を生じてしまい、その結果、復調出力信
号QPのレベルVDMと閾値レベルV1,V2及びV3
との関係が、理想的な状態から外れてしまうのである。
【0014】例えば、復調部19及びレベル比較部20
さらにはその他の部分を構成する回路素子の“特性のば
らつき”、あるいは、受信アンテナ11に到来する多値
FSK信号SPの質の低下等に起因して、復調出力信号
QPのレベルVDMが全体的な低減を生じると、復調出
力信号QPのレベルVDMと閾値レベルV1,V2及び
V3との関係は、図17(横軸:tは時間,縦軸:VL
は電圧レベル)に示される如くに、復調出力信号QPの
レベルVDMがとる4段階のレベル値の夫々が、閾値レ
ベルV1,V2及びV3の夫々に近接することになる。
そのため、復調出力信号QPのレベルVDMがとる4段
階のレベル値の夫々と閾値レベルV1,V2及びV3の
夫々との間の余裕度が小とされて、復調出力信号QPに
混入するノイズによる悪影響を受け易くなり、斯かるノ
イズによる悪影響を受けた場合には、レベル比較部20
から適正なレベル比較出力信号VC1及びVC2が得ら
れなくなってしまい、その結果、デコーダ部30から送
出される再生ページング情報DPGが多くの誤りを含ん
だものとなってしまう。また、このことは、受信アンテ
ナ11に到来する多値FSK信号SPの電界が弱い状
態、即ち、弱電界状態のもとでの感度の低下をもたらす
ことになる。
【0015】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7のいずれかに記載された発
明は、多値FSK信号に対する復調処理を施し、それに
より得られる多値FSK信号に基づく復調出力信号のレ
ベルを、予め設定された複数の閾値レベルと比較して複
数のレベル比較出力信号を得るにあたり、多値FSK信
号に基づく復調出力信号のレベルと複数の閾値レベルと
の関係が、常時適正に維持されるようになされ、それゆ
え、それが受信アンテナを備えた多値FSK信号受信装
置に用いられた場合には、回路素子の“特性のばらつ
き”、あるいは、受信アンテナに到来する多値FSK信
号の質の低下等に起因して、適正なレベル比較出力信号
が得られなくなり、再生情報が多くの誤りを含んだもの
となってしまう、という事態を回避することができる、
多値FSK信号復調出力回路を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係る多値FSK信号復調出力回路は、多値FS
K信号が供給されて、その多値FSK信号に対する復調
処理を施す復調部と、復調部から得られる復調出力信号
のレベルを予め設定された複数の閾値レベルと比較し
て、複数のレベル比較出力信号を得るレベル比較部と、
復調部に付随して設けられ、復調部から得られる復調出
力信号のレベルに応じて、復調出力信号のレベルをレベ
ル比較部において設定される複数の閾値レベルとの関係
が適正に維持されるものとすべく、復調部に対する利得
制御を行う自動利得制御部(AGC部)とを備えて構成
される。
【0017】特に、請求項4に記載された発明に係る多
値FSK信号復調出力回路は、AGC部が、復調部から
得られる復調出力信号の最大レベル及び最小レベルを夫
々検出する最大レベル検出部及び最小レベル検出部と、
最大レベル検出部から得られる最大レベル検出出力信号
と最小レベル検出部から得られる最小レベル検出出力信
号との差を検出するレベル差検出部と、レベル差検出部
から得られるレベル差出力信号のレベルを予め設定され
た基準電圧レベルと比較する比較部とを備えて構成さ
れ、比較部における比較の結果に応じた制御信号を復調
部に供給するものとされる。
【0018】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記
載された発明に係る多値FSK信号復調出力回路にあっ
ては、復調部から得られる多値FSK信号についての復
調出力信号がレベル比較部に供給され、レベル比較部に
おいて、復調出力信号のレベルが予め設定された複数の
閾値レベルと比較され、その結果に基づいて複数のレベ
ル比較出力信号が形成されるにあたり、復調部に付随し
てAGC部が設けられ、そのAGC部によって、復調部
から得られる復調出力信号のレベルをレベル比較部にお
いて設定されている複数の閾値レベルとの関係が適正に
維持されるものとすべく、復調部に対する利得制御が行
われる。それにより、レベル比較部に供給される復調部
からの多値FSK信号についての復調出力信号は、レベ
ル比較部において設定される複数の閾値レベルに対して
常時適正なレベル関係を維持するように制御される。
【0019】従って、例えば、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係る多値FSK信号復調出力回路が、受信アン
テナを備えた多値FSK信号受信装置に用いられた場合
には、回路素子の“特性のばらつき”、あるいは、受信
アンテナに到来する多値FSK信号の質の低下等に起因
して、レベル比較部から適正なレベル比較出力信号が得
られなくなり、再生情報が多くの誤りを含んだものとな
ってしまうという事態が回避される。
【0020】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項4に記載された発明に係る多値FSK信号復調出力回
路にあっては、AGC部における復調部から得られる復
調出力信号のレベルの検出が、最大レベル検出部及び最
小レベル検出部により復調出力信号の最大レベル及び最
小レベルが夫々検出され、レベル差検出部により最大レ
ベル検出部から得られる最大レベル検出出力信号と最小
レベル検出部から得られる最小レベル検出出力信号との
レベル差が検出され、さらに、比較部によりレベル差検
出部から得られるレベル差出力信号のレベルが予め設定
された基準電圧レベルと比較されることによって行われ
る。それにより、AGC部において、復調部から得られ
る復調出力信号のレベルの検出が、復調出力信号のパル
スデューティファクタの如何によらず、適正に行われる
ことになる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係る多値FSK信号復調出力回路の一例が適用
された多値FSK信号受信装置の例を示す。この多値F
SK信号受信装置の例は、ページングサービスシステム
のもとにおいて、ページング情報の伝達をなす多値FS
K信号を受信して再生ページング情報を得るものとされ
ている。
【0022】図1に示される多値FSK信号受信装置に
あっては、受信アンテナ41に到来する多値FSK信号
SPが、高周波増幅部42により増幅されて周波数変換
部43に供給される。この多値FSK信号SPは、例え
ば、280MHzとされる所定の周波数を有する搬送波
信号に対して、コーディングされたディジタルデータの
形をとるページング情報によるFSK変調が施されて形
成されたものとされ、所定のサービスステーションから
送信される。
【0023】周波数変換部43には、第1局部発振部4
4からの局部発振信号SOC1も供給され、周波数変換
部43において、多値FSK信号SPが、周波数が低減
される周波数変換がなされた中間周波信号SP’とされ
て、周波数変換部45に供給される。周波数変換部45
には、第2局部発振部46からの局部発振信号SOC2
も供給され、周波数変換部45において、中間周波信号
SP’が、さらに周波数が低減される周波数変換がなさ
れた、例えば、455kHzとされる搬送波周波数を有
する中間周波信号SPIとされる。そして、中間周波信
号SPIは、BPF47を通じて他の不要信号成分から
分離されて取り出され、中間周波増幅部48においてノ
イズ成分が十分に抑圧される増幅がなされて、復調部4
9に供給される。
【0024】復調部49においては、多値FSK信号で
ある中間周波信号SPIについての復調が行われて、復
調出力信号QPOが得られる。この復調出力信号QPO
は、そのレベル(電圧レベル)が、例えば、4段階のレ
ベル値をとるものとされて、レベル比較部50に供給さ
れる。そして、レベル比較部50において、復調出力信
号QPOの4段階のレベル値をとるレベルが予め設定さ
れた複数の閾値レベル(閾値電圧レベル)V1,V2及
びV3と比較され、その結果、レベル比較出力信号VC
1及びVC2が形成される。
【0025】復調部49には、それに付随するものとし
てAGC部60が設けられている。AGC部60には、
復調部49から得られる復調出力信号QPO、即ち、多
値FSK信号である中間周波信号SPIについての復調
出力信号QPOが供給される。
【0026】AGC部60は、復調出力信号QPOのレ
ベルについての検出を行い、検出された復調出力信号Q
POのレベルに応じたレベルをとる制御電圧VGCを形
成する。そして、AGC部60は、形成した制御電圧V
GCを復調部49に供給し、それにより、復調部49か
ら得られる復調出力信号QPOのレベルをレベル比較部
50において設定される複数の閾値レベルV1,V2及
びV3との関係が適正に維持されるものとすべく、復調
部49に対する利得制御を行う。それにより、レベル比
較部50に供給される復調部49からの復調出力信号Q
POは、レベル比較部50において設定される複数の閾
値レベルV1,V2及びV3に対して常時適正なレベル
関係を維持するように制御される。
【0027】斯かる際において、復調部49及びAGC
部60は、AGC部60から復調部49に供給される制
御電圧VGCと復調部49から得られる復調出力信号Q
POのレベルの変化量VLDとの関係が、例えば、図2
に示される如くとなるように設定される。即ち、制御電
圧VGCのレベルの絶対値が所定値Va以下であると
き、変化量VLDが、制御電圧VGCのレベルの絶対値
の変化に応じて負の所定値−Vvから正の所定値+Vv
までの範囲内で変化する値をとり、制御電圧VGCのレ
ベルの絶対値が所定値Vaを越えるとき、変化量VLD
が、一定の負の所定値−Vvもしくは一定の正の所定値
+Vvをとるようにされるのである。
【0028】復調出力信号QPOについての閾値レベル
V1,V2及びV3に対する適正なレベル関係とは、例
えば、復調出力信号QPOのレベルが4段階のレベル値
をとるもとで、図16に示されるレベルVDMと閾値レ
ベルV1,V2及びV3との関係と同様に、閾値レベル
V1,V2及びV3の夫々が、復調出力信号QPOのレ
ベルがとる4段階のレベル値のうちの相互隣接する2つ
の間の中央に位置するものとなる関係とされる。
【0029】AGC部60によるレベルについての制御
が行われた復調部49からの復調出力信号QPOが供給
されるレベル比較部50においては、直流電圧源51の
両端間に抵抗素子52,53,54及び55が直列に接
続されており、それにより、抵抗素子52と抵抗素子5
3との間の接続点P4,抵抗素子53と抵抗素子54と
の間の接続点P5、及び、抵抗素子54と抵抗素子55
との間の接続点P6に、夫々、閾値レベルV1,V2及
びV3(V1<V2<V3)が得られる。
【0030】そして、レベル比較器56において、復調
部49からの復調出力信号QPOのレベルが閾値レベル
V2と比較され、レベル比較器56からレベル比較出力
信号VC1が得られる。また、レベル比較器57におい
て、復調部49からの復調出力信号QPOのレベルが閾
値レベルV3と比較されるとともに、レベル比較器58
において、復調部49からの復調出力信号QPOのレベ
ルが閾値レベルV1と比較され、レベル比較器57から
得られる比較出力とレベル比較器58から得られる比較
出力とが、アンド回路59に供給されて、その結果、ア
ンド回路59からレベル比較出力信号VC2が得られ
る。
【0031】レベル比較器56は、例えば、復調出力信
号QPOのレベルが閾値レベルV2以下であるとき、高
レベルのレベル比較出力信号VC1を発生し、復調出力
信号QPOのレベルが閾値レベルV2を越えるとき、低
レベルのレベル比較出力信号VC1を発生する。また、
レベル比較器57及び58及びアンド回路59は、例え
ば、復調出力信号QPOのレベルが閾値レベルV1以下
であるとき及び閾値レベルV3を越えるとき、低レベル
のレベル比較出力信号VC2を発生し、復調出力信号Q
POのレベルが閾値レベルV1を越え、閾値レベルV3
以下であるとき、高レベルのレベル比較出力信号VC2
を発生する。
【0032】それにより、レベル比較部50におけるレ
ベル比較器56及びアンド回路59から夫々得られるレ
ベル比較出力信号VC1及びVC2は、前述の図10に
示される多値FSK信号受信装置の例において、復調部
19から得られる復調出力信号QPのレベルVDMとレ
ベル比較部20において設定される閾値レベルV1,V
2及びV3との関係が、図16に示される如くの理想的
な状態に維持されているもとで、レベル比較部20にお
けるレベル比較器26及びアンド回路29から夫々得ら
れるレベル比較出力信号VC1及びVC2と同様のもの
とされる。
【0033】このようにして、レベル比較部50におけ
るレベル比較器56及びアンド回路59から夫々得られ
るレベル比較出力信号VC1及びレベル比較出力信号V
C2は、デコーダ部70に供給される。デコーダ部70
においては、レベル比較出力信号VC1及びVC2に対
するデコーディング処理がなされて、復調出力信号QP
Oに基づく再生ページング情報DPGが得られ、その再
生ページング情報DPGがマイクロ・コンピュータ71
に供給される。斯かる際には、マイクロ・コンピュータ
71からデコーダ部70への制御データ等の各種のデー
タDXが供給される。そして、マイクロ・コンピュータ
71から、再生ページング情報DPGに応じたページン
グ出力信号SPGが得られる。
【0034】上述の如くのもとで、復調部49,レベル
比較部50及びAGC部60を含む部分によって、本願
の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までの
いずれかに記載された発明に係る多値FSK信号復調出
力回路の一例が形成されている。即ち、図1において
は、復調部49,レベル比較部50及びAGC部60を
含む部分によって形成された、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係る多値FSK信号復調出力回路の一例が、受
信アンテナ41を備えた多値FSK信号受信装置に適用
されているのである。
【0035】図3は、図1に示されるAGC部60の具
体構成例を示す。この図3に示されるAGC部60の具
体構成例においては、復調部49から得られる復調出力
信号QPOが、最大レベル検出部61及び最小レベル検
出部62に供給され、最大レベル検出部61から復調出
力信号QPOのレベルの最大値に応じた最大レベル検出
出力信号VMLが得られるとともに、最小レベル検出部
62から復調出力信号QPOのレベルの最小値に応じた
最小レベル検出出力信号VMSが得られ、最大レベル検
出出力信号VMLと最小レベル検出出力信号VMSと
が、レベル差検出部63に供給される。
【0036】レベル差検出部63は、最大レベル検出出
力信号VMLと最小レベル検出出力信号VMSとのレベ
ル差を検出し、検出されたレベル差に応じたレベル差出
力信号VDFを発生して、そのレベル差出力信号VDF
をレベル比較電流出力部64における一対の入力端の一
方に供給する。レベル比較電流出力部64における一対
の入力端の他方には、基準電圧発生部65からの基準電
圧レベルを有した基準電圧VRが供給される。この基準
電圧VRが有する基準電圧レベルは、レベル比較部50
において設定される閾値レベルV1,V2及びV3に応
じたものとされる。
【0037】レベル比較電流出力部64においては、レ
ベル差出力信号VDFのレベル(電圧レベル)が基準電
圧VRが有する基準電圧レベルと比較され、それにより
得られる比較結果に応じた比較出力電流IGCがレベル
比較電流出力部64から導出される。このレベル比較電
流出力部64から導出される比較出力電流IGCは、コ
ンデンサ66に流入し、それにより、コンデンサ66の
両端間に、比較出力電流IGCに高じた電圧が得られ
る。即ち、コンデンサ66によって比較出力電流IGC
が電圧に変換されることになり、コンデンサ66の両端
間に得られる電圧が制御電圧VGCとして、バッファ増
幅部67を介して導出され、復調部49に供給される。
【0038】このように、図3に示されるAGC部60
の具体構成例にあっては、復調部49から得られる復調
出力信号QPOのレベルの検出が、最大レベル検出部6
1及び最小レベル検出部62により復調出力信号QPO
の最大レベル及び最小レベルが夫々検出され、レベル差
検出部63により最大レベル検出部61から得られる最
大レベル検出出力信号VMLと最小レベル検出部62か
ら得られる最小レベル検出出力信号VMSとのレベル差
が検出され、さらに、レベル比較電流出力部64により
レベル差検出部63から得られるレベル差出力信号VD
Fのレベルが予め設定された基準電圧VRが有する基準
電圧レベルと比較されることによって行われる。それに
より、復調部49から得られる復調出力信号QPOのレ
ベルの検出が、復調出力信号QPOのパルスデューティ
ファクタに左右されることなく、適正に行われることに
なる。
【0039】図4は、図3に示される最大レベル検出部
61の具体構成例を示す。この図4に示される最大レベ
ル検出部61の具体構成例においては、復調部49から
得られる復調出力信号QPOが、PNP形のトランジス
タ81のベースに供給される。トランジスタ81は、コ
レクタが接地されたもとで、エミッタと電源+Bとの間
に電流源82が接続されるとともに、エミッタにダイオ
ード83のアノードが接続されたものとされており、ダ
イオード83のカソードがコンデンサ84を介して接地
されている。
【0040】斯かるもとで、ダイオード83はスイッチ
ング動作を行い、ダイオード83がオン状態とされると
き、電流源82からダイオード83を通じた電流がコン
デンサ84に流入し、コンデンサ84の両端間におい
て、復調出力信号QPOのレベルの最大値に応じた電圧
が保持される。そして、このコンデンサ84の両端間に
得られる電圧が、最大レベル検出出力信号VMLとし
て、バッファ増幅部85を介して導出される。
【0041】なお、コンデンサ84と並列に、常開型の
スイッチ86と抵抗素子87とが直列に接続されてお
り、スイッチ86がオン状態とされると、コンデンサ8
4に蓄積された電荷が抵抗素子87及びスイッチ86を
通じて放電され、コンデンサ84の両端間に得られる電
圧、即ち、最大レベル検出出力信号VMLについてのリ
セットが行われる。
【0042】図5は、図3に示される最小レベル検出部
62の具体構成例を示す。この図5に示される最小レベ
ル検出部62の具体構成例においては、復調部49から
得られる復調出力信号QPOが、ダイオード91のカソ
ードに供給される。ダイオード91のアノードは、コン
デンサ92を介して接地されている。
【0043】斯かるもとで、ダイオード91はスイッチ
ング動作を行い、ダイオード91がオン状態とされると
き、コンデンサ92からの電流がダイオード91を通じ
で流出し、コンデンサ92の両端間において、復調出力
信号QPOのレベルの最小値に応じた電圧VMS’が保
持される。そして、このコンデンサ92の両端間に得ら
れる電圧VMS’が、バッファ増幅部93を介して、N
PN形のトランジスタ94のベースに供給される。トラ
ンジスタ94は、そのエミッタに接続された電流源95
と共に、レベルシフト部を形成しており、そのエミッタ
に電圧VMS’にレベルシフトが施されて得られる電圧
が得られ、その電圧が最小レベル検出出力信号VMSと
して導出される。
【0044】なお、コンデンサ92とダイオード91の
アノードとの接続点と電源+Bとの間に、常開型のスイ
ッチ96と抵抗素子97とが直列に接続されており、ス
イッチ96がオン状態とされると、コンデンサ92に電
源+Bからの電流が抵抗素子97及びスイッチ96を通
じて流入し、コンデンサ91の両端間に得られる、復調
出力信号QPOのレベルの最小値に応じた電圧VMS’
についてのリセットが行われる。
【0045】図6は、図3に示されるレベル差検出部6
3,レベル比較電流出力部64及び基準電圧発生部65
を含む部分についての具体構成例を示す。この図6に示
される具体構成例においては、最大レベル検出部61か
ら得られる最大レベル検出出力信号VMLが、電圧オフ
セット部101によって、そのレベルが基準電圧発生部
65からの基準電圧VRが有する基準電圧レベルに相当
するレベルだけ低減される電圧オフセットが施され、電
圧信号VMLSとされてPNP形のトランジスタ102
のベースに供給される。また、最小レベル検出部62か
ら得られる最小レベル検出出力信号VMSが、電圧オフ
セット部103によって、そのレベルが基準電圧発生部
65からの基準電圧VRが有する基準電圧レベルに相当
するレベルだけ低減される電圧オフセットが施され、電
圧信号VMSSとされてPNP形のトランジスタ104
のベースに供給される。従って、電圧オフセット部10
1及び103は、基準電圧発生部65に対応するものと
されていることになる。
【0046】トランジスタ102及び104は、夫々の
エミッタが電流源105を介して電源+Bに連結された
差動増幅部を形成しており、夫々のコレクタには、ダイ
オード接続がなされたNPN形のトランジスタ106,
ベースがトランジスタ106と共通接続されたNPN形
のトランジスタ107,トランジスタ106のエミッタ
を接地させる抵抗素子108、及び、トランジスタ10
7のエミッタを接地させる抵抗素子109を含んで構成
されるカレントミラー部が接続されている。そして、ト
ランジスタ107のコレクタとトランジスタ104のコ
レクタとの間の接続点から、比較出力電流IGCが導出
される。
【0047】図7は、図6に示される電圧オフセット部
101の具体構成例を示す。この図7に示される電圧オ
フセット部101の具体構成例は、最大レベル検出部6
1から得られる最大レベル検出出力信号VMLが供給さ
れるバッファ増幅部111、及び、バッファ増幅部11
1の出力が、抵抗素子112及び電流源113から成る
オフセット電圧発生部を介して供給される、バッファ増
幅部114を含んで構成されており、バッファ増幅部1
14から、最大レベル検出出力信号VMLに電圧オフセ
ットが施されて得られる電圧信号VMLSが導出され
る。
【0048】なお、図6に示される電圧オフセット部1
03の具体構成例も、図7に示される電圧オフセット部
101の具体構成例と同様に構成される。
【0049】図8は、図3に示されるレベル差検出部6
3,レベル比較電流出力部64及び基準電圧発生部65
を含む部分についての他の具体構成例を示す。この図8
に示される具体構成例においては、最大レベル検出部6
1から得られる最大レベル検出出力信号VMLが、抵抗
素子121を通じて、反転増幅部を形成する演算増幅器
122における一対の入力端の一方に供給され、また、
最小レベル検出部62から得られる最小レベル検出出力
信号VMSが、抵抗素子123を通じて、反転増幅部を
形成する演算増幅器124における一対の入力端の一方
に供給される。演算増幅器122及び124の夫々にお
ける一対の入力端の他方には、電圧源125からの演算
増幅器122及び124の各々の動作点を定める電圧が
供給される。
【0050】そして、演算増幅器124により形成され
る反転増幅部により反転増幅された最小レベル検出出力
信号VMSが、抵抗素子126を通じて、演算増幅器1
22における一対の入力端の一方に、最大レベル検出出
力信号VMLと共に供給される。それにより、演算増幅
器122により形成される反転増幅部から、レベル差出
力信号VDFが得られ、そのレベル差出力信号VDFが
レベル比較電流出力部128における一対の入力端の一
方に供給される。レベル比較電流出力部128における
一対の入力端の他方には、基準電圧発生部127からの
基準電圧レベルが、電圧源125からの電圧に重畳され
たものとされて供給される。
【0051】レベル比較電流出力部128においては、
レベル差出力信号VDFのレベルが電圧源125からの
電圧に重畳された基準電圧発生部127からの基準電圧
レベルと比較され、それにより得られる比較結果に応じ
た比較出力電流IGCがレベル比較電流出力部128か
ら導出される。
【0052】図9は、図3に示されるレベル差検出部6
3,レベル比較電流出力部64及び基準電圧発生部65
を含む部分についてのさらに他の具体構成例を示す。こ
の図9に示される具体構成例においては、最大レベル検
出部61から得られる最大レベル検出出力信号VML
が、レベル比較電流出力部131における一対の入力端
の一方に供給され、また、最小レベル検出部62から得
られる最小レベル検出出力信号VMSが、レベル比較電
流出力部133における一対の入力端の一方に供給され
る。
【0053】レベル比較電流出力部131における一対
の入力端の他方には、基準電圧発生部65に相当する電
圧源132からの基準電圧が供給され、また、レベル比
較電流出力部133における一対の入力端の他方には、
基準電圧発生部65に相当する電圧源134からの基準
電圧が供給される。そして、レベル比較電流出力部13
1において最大レベル検出出力信号VMLが電圧源13
2からの基準電圧と比較され、その結果、レベル比較電
流出力部131から得られる電流出力と、レベル比較電
流出力部133において最小レベル検出出力信号VMS
が電圧源134からの基準電圧と比較され、その結果、
レベル比較電流出力部133から得られる電流出力と
が、電流加算部135において加算され、それにより、
電流加算部135から比較出力電流IGCが導出され
る。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいず
れかに記載された発明に係る多値FSK信号復調出力回
路によれば、復調部から得られる多値FSK信号につい
ての復調出力信号がレベル比較部に供給され、レベル比
較部において、復調出力信号のレベルが予め設定された
複数の閾値レベルと比較され、その結果に基づいて複数
のレベル比較出力信号が形成されるにあたり、復調部に
付随してAGC部が設けられ、そのAGC部によって、
復調部から得られる復調出力信号のレベルをレベル比較
部において設定されている複数の閾値レベルとの関係が
適正に維持されるものとすべく、復調部に対する利得制
御が行われるので、レベル比較部に供給される復調部か
らの多値FSK信号についての復調出力信号は、レベル
比較部において設定される複数の閾値レベルに対して常
時適正なレベル関係を維持するように制御されることに
なる。
【0055】従って、例えば、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項7までのいずれかに記載され
た発明に係る多値FSK信号復調出力回路が、受信アン
テナを備えた多値FSK信号受信装置に用いられる場合
には、回路素子の“特性のばらつき”、あるいは、受信
アンテナに到来する多値FSK信号の質の低下等に起因
して、レベル比較部から適正なレベル比較出力信号が得
られなくなり、再生情報が多くの誤りを含んだものとな
ってしまうという事態を回避することができる。
【0056】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項4に記載された発明に係る多値FSK信号復調
出力回路にあっては、AGC部における復調部から得ら
れる復調出力信号のレベルの検出が、復調出力信号の最
大レベル及び最小レベルが検出されて最大レベル検出出
力信号と最小レベル検出出力信号とが夫々形成されると
ともに、最大レベル検出出力信号と最小レベル検出出力
信号とのレベル差が検出されてレベル差出力信号が形成
され、さらに、レベル差出力信号のレベルが予め設定さ
れた基準電圧レベルと比較されることによって行われる
ので、AGC部において、復調部から得られる復調出力
信号のレベルの検出が、復調出力信号のパルスデューテ
ィファクタの如何によらず適正に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の特許請求の範囲における請求項1から請
求項7までのいずれかに記載された発明に係る多値FS
K信号復調出力回路の一例が適用された多値FSK信号
受信装置の例を示すブロック接続図である。
【図2】図1に示される例における復調部及びAGC部
の動作説明に供される特性図である。
【図3】図1に示される例におけるAGC部の具体構成
例を示すブロック接続図である。
【図4】図3に示される最大レベル検出部の具体構成例
を示す回路図である。
【図5】図3に示される最小レベル検出部の具体構成例
を示す回路図である。
【図6】図3に示されるレベル差検出部,レベル比較電
流出力部及び基準電圧発生部を含む部分についての具体
構成例を示す回路図である。
【図7】図6に示される電圧オフセット部の具体構成例
を示す回路図である。
【図8】図3に示されるレベル差検出部,レベル比較電
流出力部及び基準電圧発生部を含む部分についての他の
具体構成例を示す回路図である。
【図9】図3に示されるレベル差検出部,レベル比較電
流出力部及び基準電圧発生部を含む部分についてのさら
に他の具体構成例を示す回路図である。
【図10】従来提案されている多値FSK信号受信装置
の例を示すブロック接続図である。
【図11】図10に示される例におけるレベル比較部の
動作説明に供される特性図である。
【図12】図10に示される例におけるレベル比較部の
動作説明に供される特性図である。
【図13】図10に示される例における復調部の動作説
明に供される特性図である。
【図14】図10に示される例におけるレベル比較部の
動作説明に供される特性図である。
【図15】図10に示される例におけるレベル比較部の
動作説明に供される特性図である。
【図16】復調出力信号のレベルと複数の閾値レベルと
の関係を示す特性図である。
【図17】復調出力信号のレベルと複数の閾値レベルと
の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
41 受信アンテナ 42 高周波増幅部 4
3,45 周波数変換部 44 第1局部発振部
46 第2局部発振部 47 BPF48 中
間周波増幅部 49 復調部 50 レベル比
較部 51 直流電圧源 52,53,54,55,8
7,97,108,109,112,121,123,
126 抵抗素子 56,57,58 レベル比較
器 59 アンド回路 60 AGC部
61 最大レベル検出部 62 最小レベル検出部
63 レベル差検出部 64,128,13
1,133 レベル比較電流出力部 65,127
基準電圧発生部 66,84,92 コンデンサ
67,85,93,111,114 バッファ増
幅部 70 デコーダ部 71 マイクロ・コ
ンピュータ 81,102,104 PNP形のト
ランジスタ 82,95,105 113 電流源
83,91 ダイオード 86,96 スイ
ッチ 94,106,107 NPN形のトランジ
スタ 101.103 電圧オフセット部
122,124 演算増幅器 125,132,1
34 電圧源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多値FSK信号が供給され、該多値FSK
    信号に対する復調処理を施す復調部と、 該復調部から得られる復調出力信号のレベルを予め設定
    された複数の閾値レベルと比較して、複数のレベル比較
    出力信号を得るレベル比較部と、 上記復調部に付随して設けられ、上記復調部から得られ
    る復調出力信号のレベルに応じて、該復調出力信号のレ
    ベルを上記レベル比較部において設定される複数の閾値
    レベルとの関係が適正に維持されるものとすべく、上記
    復調部に対する利得制御を行う自動利得制御部と、を備
    えて構成される多値FSK信号復調出力回路。
  2. 【請求項2】自動利得制御部が、復調部から得られる復
    調出力信号のレベルに応じたレベルをとる制御電圧を形
    成し、該制御電圧を上記復調部に供給して、上記復調出
    力信号のレベルをレベル比較部において設定される複数
    の閾値レベルとの関係が適正に維持されるものとすべ
    く、上記復調部に対する利得制御を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の多値FSK信号復調出力回路。
  3. 【請求項3】復調部及び自動利得制御部が、制御電圧の
    レベルの絶対値が所定値以下であるとき、上記復調部か
    ら得られる復調出力信号のレベルの変化量が上記制御電
    圧のレベルの絶対値の変化に応じて変化する値をとる状
    態が得られ、上記制御電圧のレベルの絶対値が上記所定
    値を越えるとき、上記復調部から得られる復調出力信号
    のレベルの変化量が一定の値をとる状態が得られるもの
    とされることを特徴とする請求項2記載の多値FSK信
    号復調出力回路。
  4. 【請求項4】自動利得制御部が、復調部から得られる復
    調出力信号の最大レベル及び最小レベルを夫々検出する
    最大レベル検出部及び最小レベル検出部と、上記最大レ
    ベル検出部から得られる最大レベル検出出力信号と上記
    最小レベル検出部から得られる最小レベル検出出力信号
    とのレベル差を検出するレベル差検出部と、該レベル差
    検出部から得られるレベル差出力信号のレベルを予め設
    定された基準電圧レベルと比較する比較部とを備えて構
    成され、上記比較部における比較の結果に応じた制御信
    号を上記復調部に供給することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の多値FSK信号復調出力回路。
  5. 【請求項5】比較部において用いられる基準電圧レベル
    が、レベル比較部において設定されている複数の閾値レ
    ベルに応じたものとされることを特徴とする請求項4記
    載の多値FSK信号復調出力回路。
  6. 【請求項6】比較部が、レベル差出力信号のレベルと基
    準電圧レベルとの比較結果に応じた比較出力電流を発生
    する電流出力部と、該電流出力部から得られる比較出力
    電流に応じた比較出力電圧を形成する電流−電圧変換部
    とを含んで成ることを特徴とする請求項4または5記載
    の多値FSK信号復調出力回路。
  7. 【請求項7】電流−電圧変換部が、電流出力部から得ら
    れる比較出力電流が供給されるコンデンサによって形成
    されることを特徴とする請求項6記載の多値FSK信号
    復調出力回路。
JP9289512A 1997-10-22 1997-10-22 多値fsk信号復調出力回路 Pending JPH11127203A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019165385A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 株式会社Jvcケンウッド 受信装置、受信方法

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