JP3247016B2 - Fm受信機 - Google Patents
Fm受信機Info
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Description
し、特に、離調時ミューティング(帯域ミューティン
グ)機能を備えたものに関するものである。
による妨害に対する性能向上が要求されるようになって
きた。特に移動体受信である車載用チューナーにおいて
は、厳しい受信条件の下で隣接妨害に対応するように、
種々の妨害対策が成されており、帯域ミューティングは
隣接妨害に対する有効な手段の1つである。
る。
る。
はフロントエンド部、3はIF増幅器、4はFM検波
器、5はミュートアンプ、6はAF出力端子、9はウイ
ンドウコンパレータ(比較器)、10は基準電圧端子、
11は差電圧発生器である。
力されたFM信号は、フロントエンド部2で同調され、
中間周波数(10.7MHz)に周波数変換された後、
IF増幅器3で増幅され、FM検波器4に入って検波さ
れ、その後、ミュートアンプ5を通ってAF出力端子6
より出力される。
子10の基準電圧V1を基準に比較差電圧V1±△V1
を発生させる。ここで、微小電圧△V1は、FM検波器
4から出力される中間周波数に対するDC電圧(Sカー
ブ)と、希望するミューティング帯域とから決定される
電圧である。
は、基準電圧V1 を中心に変化する図2(a)の記号a
のようなSカーブ状の波形である。このSカーブと差電
圧発生器11の比較差電圧V1 ±ΔV1 とをウインドウ
コンパレータ9によって比較して、図2(b)の記号b
に示すミューティング信号を出力し、このミューティン
グ信号によりミュートアンプ5を駆動して、図2(c)
の記号dに示す通常の周波数に対するAF出力特性を図
2(c)の記号eに示すように、離調時にミューティン
グのかかる特性とする。このミューティング帯域f1 を
隣接局周波数と受信周波数との差の2倍よりも狭くとれ
ば、隣接妨害局が存在する場合にミューティングがかか
り、隣接局の影響を小さくすることができる。このミュ
ーティング帯域f1 は、微小電圧ΔV1 を適当に選択す
れば、上記条件を満たすことが可能である。
来のFM受信機の構成では、次のような問題点があっ
た。即ち、車載用FM受信機においては、車の移動に伴
ない受信条件が刻々と変化するのが一般的であって、図
4(a)に示すように隣接局の電界強度(図中の破線
b)が車の位置によって希望局の電界強度(図中の実線
a)よりも大きくなる場合がある。このような場合に、
Sカーフ電圧(図中の実線c)が比較差電圧V1+△V
1を越えると、ウインドウコンパレータ9がミューティ
ング信号を発生し、ミュートアンプ5の帯域ミューティ
ング機能が十分に発揮される。ところが、双方の電界強
度にあまり差がない、即ちSカーブ電圧cがV1+△V
1以下の電圧(図4(b)中のe、fで示す)となる領
域では、Sカーブ電圧が徐々に変化するため、隣接局の
電界強度の方が大きいにも拘わらずミューテイング信号
が発生しない。その結果、帯域ミューティングが動作せ
ずに、隣接局と希望局との混信によるノイズが発生する
という欠点を有していた。
であり、その目的は、希望局と隣接局との切り替わり時
における帯域ミューティンク動作をより効果的にし、ノ
イズの低減を図ることのできるFM受信機を提供するこ
とにある。
受信機では、隣接局による妨害を検出して、ミューティ
ング帯域の幅を狭く設定し、ミューティング動作を行う
領域を拡大することとする。
機では、アンテナから入力された希望局のFM信号を同
調するフロントエンド部と、前記希望局のFM信号を中
間周波数に変換した信号を増幅するIF増幅器と、前記
IF増幅器で増幅された信号を検波するFM検波器と、
ミューティング信号に応じたミューティング帯域以外の
帯域に対応した前記FM検波器の検波出力を制限するミ
ュートアンプと、前記IF増幅器の出力に基いて隣接局
の妨害を検出する隣接妨害検出部と、前記隣接妨害検出
部から出力される妨害検出信号の出力時には小値の比較
差電圧を、前記妨害検出信号の非出力時には大値の比較
差電圧を発生する可変差電圧発生器と、前記FM検波器
のSカーブ特性を有する検波出力と前記比較差電圧とを
比較して前記ミューティング信号を発生する比較器とを
有し、隣接局の妨害が有る場合には前記ミュートアンプ
のミューティング帯域幅を狭くし、妨害が無い場合には
前記ミューティング帯域幅を広くすることを特徴とする
構成である。
M受信機では、隣接妨害発生時には、Sカーブ電圧と比
較する比較差電圧が小さくなって、ミューティング帯域
の幅が狭くなるので、その分ミューティンクの動作する
領域が拡大して、希望局から隣接局に切り替わる時での
ミューティング動作が、その隣接局に切り替わる初期の
段階から早期に行われると共に、希望局に切り替わる時
の終期の段階まで長く行われて、希望局と隣接局との切
り替わり時のノイズが低減される。
照しながら説明する。
のブロック図を示すものである。尚、図1において、図
5と同じ機能を有するものには、同一番号を付してその
説明を省略する。
検出部)、8は可変差電圧発生器である。妨害検出部7
は、前記IF増幅器3の出力に基いて隣接局による妨害
を検出し、その検出時に妨害検出信号を出力し、この妨
害検出信号は可変差電圧発生器8に入力される。
7から妨害検出信号を受けていないときには、基準電圧
V1 を中心に微小電圧±ΔV1 を発生させて、2つの比
較差電圧V1 +ΔV1 及びV1 −ΔV1 を発生する一
方、妨害検出部7から妨害検出信号を受けているときに
は、基準電圧V1 を中心に微小電圧±ΔV2 (ΔV2 <
ΔV1 )を発生させて、2つの比較差電圧V1 +ΔV2
及びV1 −ΔV2 を発生する。
信機について、以下、その動作を説明する。
しない場合には、可変差電圧発生器8は2つの比較差電
圧V1+△V1及びV1−△V1を発生する。ウインド
ウコンパレータ9により、この比較差電圧とSカーブ電
圧とを比較して帯域ミューティング信号を作る。その帯
域ミューティング信号は図2(b)中の実線bで示す信
号となり、この信号によるミューティング動作により、
AF出力は図2(c)の実線eで示すように出力され、
中心周波数f0を中心とするf1の周波数範囲内ではA
F出力が大きなレベルで出力され、周波数範囲f1以外
のAF出力(破線d)はミューティング動作により実線
eのレベルまで低下する。
を出力した場合、可変差電圧発生器8は、2つの比較差
電圧V1+△V2及びV1−△V2を発生する。ウイン
ドウコンパレータ9により、この比較差電圧とSカーブ
電圧とを比較して帯域ミューティング信号を作る。する
と、帯域ミューティング信号は図2(b)中の破線cで
示すようにf2の範囲内ではハイレベルとなり、f2の
範囲外ではローレベルとなる。ミュートアンプ5のミュ
ーティング動作によって、図2(c)中の実線gで示す
ようにf2の範囲外のAF出力が低下する。その結果、
希望波と妨害波との間で信号レベルの大小関係が切り替
わる際にミューティング動作しない領域は、図4(b)
の従来の領域e,fから領域h,iに縮小されるので、
妨害波に切り替わる初期の段階からミューティング動作
し、希望局に切り替わる終期の段階までミューティング
動作し、ミューティングが一層有効に動作して、ノイズ
を低減することができる。
生器8を具体的な電子回路で構成した回路例である。
Cバイアス端子、14は切り替え信号入力端子であっ
て、前記図1の妨害検出部7から妨害検出信号が入力さ
れる。また、15は差電圧出力端子(高電圧側)、16
は基準電圧端子、17は差電圧出力端子(低電圧側)で
あって、基準電圧端子16に基準電圧V1 が入力され、
2つの差電圧出力端子15,16から各々比較差電圧V
1 +ΔV,V1 −ΔVが図1のウインドウコンパレータ
9に出力される。
ランジスタであって、 R2 :R3 :R4 =R8 :R9 :R10、及びR5 =R6 が成立し、またトランジスタQ1 がオンの時には2個の
トランジスタQ2 及びQ6 がオフするように、4個の抵
抗R1 ,R2 ,R7 ,R8 の値が予め決定されている。
発生器において、トランジスタの直流電流増幅率hFEが
十分に大きいと仮定すれば、トランジスタQ4 とトラン
ジスタQ8 との各コレクタ電流は等しい。従って、トラ
ンジスタQ3 とトランジスタQ7 との各コレクタ電流同
志、及びトランジスタQ2 とトランジスタQ6 との各コ
レクタ電流同志も等しくなる。
圧が高レベルの場合(妨害検出信号を受けない場合)に
は、2個のトランジスタQ9 ,Q1 はオフとなり、2個
のトランジスタQ2 ,Q3 の両コレクタ電流は抵抗R5
に流れ、2個のトランジスタQ6 ,Q7 の両コレクタ電
流は抵抗R6 に流れ、端子15,16間の電圧V(15,
16)と、端子16,17間の電圧V(16,17)とは等し
くなり、下記式で表わされる。
流、Q3 ,Ic はトランジスタQ3 のコレクタ電流であ
る。
電圧が低レベルの場合(妨害検出信号を受ける場合)に
は、2個のトランジスタQ9 ,Q1 がオンして、2個の
トランジスタQ2 ,Q6 がオフするため、端子間電圧V
(15,16)´,V(16,17)´は下式で示される。
6)′であるので、比較差電圧の切り替えが可能とな
る。2個のトランジスタQ2 ,Q3 の各コレクタ電流Q
2 ,Ic 、Q3 ,Ic の各値を適当に選択すれば、切り
替え前後の比較差電圧を任意に設定できる。
M受信機を構成すれば、隣接妨害時のミューティング帯
域を狭くでき、希望波から妨害波への切り替わり時のノ
イズを低減させることができる。
信機によれば、隣接局による妨害発生時には、可変差電
圧発生器が発生する比較差電圧を小さく変更して、ミュ
ーティング帯域の幅を狭くし、ミューティングの動作す
る領域を拡大したので、希望波から妨害波に切り替わる
時には、その妨害局に切り替わる初期の段階からミュー
ティング動作を行わせる一方、希望局に切り替わる時に
は、より終期の段階までミューティング動作を行わせる
ことができ、希望波と妨害波との切り替わり時に発生す
るノイズを低減することができる。
ク図である。
ーティング特性を表わす図である。
電圧発生器の回路図である。
関係、及びこの関係におけるSカーブ電圧の変化を示す
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 アンテナから入力された希望局のFM信
号を同調するフロントエンド部と、 前記希望局のFM信号を中間周波数に変換した信号を増
幅するIF増幅器と、 前記IF増幅器で増幅された信号を検波するFM検波器
と、ミュ ーティング信号に応じたミューティング帯域以外の
帯域に対応した前記FM検波器の検波出力を制限するミ
ュートアンプと、 前記IF増幅器の出力に基いて隣接局の妨害を検出する
隣接妨害検出部と、 前記隣接妨害検出部から出力される妨害検出信号の出力
時には小値の比較差電圧を、前記妨害検出信号の非出力
時には大値の比較差電圧を発生する可変差電圧発生器
と、 前記FM検波器のSカーブ特性を有する検波出力と前記
比較差電圧とを比較して前記ミューティング信号を発生
する比較器とを有し、隣接局の妨害が有る場合には 前記ミュートアンプのミュ
ーティング帯域幅を狭くし、妨害が無い場合には前記ミ
ューティング帯域幅を広くすることを特徴とするFM受
信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26240594A JP3247016B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | Fm受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26240594A JP3247016B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | Fm受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125553A JPH08125553A (ja) | 1996-05-17 |
JP3247016B2 true JP3247016B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=17375328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26240594A Expired - Fee Related JP3247016B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | Fm受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3247016B2 (ja) |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26240594A patent/JP3247016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08125553A (ja) | 1996-05-17 |
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