JPH11127079A - デジタル/アナログ変換器 - Google Patents
デジタル/アナログ変換器Info
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- JPH11127079A JPH11127079A JP9307851A JP30785197A JPH11127079A JP H11127079 A JPH11127079 A JP H11127079A JP 9307851 A JP9307851 A JP 9307851A JP 30785197 A JP30785197 A JP 30785197A JP H11127079 A JPH11127079 A JP H11127079A
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- H03M1/74—Simultaneous conversion
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- H03M1/745—Simultaneous conversion using current sources as quantisation value generators with weighted currents
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各変換手段の変換特性を揃える。
【解決手段】入力側トランジスタを共通にする複数のカ
レントミラーを有してデジタル入力に応じたアナログ出
力を生成する変換手段が複数(DR:AR、DG:A
G、DB:AB)設けられたデジタル/アナログ変換器
において、カレントミラーは、それぞれの出力トランジ
スタのうち複数の変換手段の間で対応するもの同士が纏
めて配置される(Tr11+Tr21+Tr31、Tr
12+Tr22+Tr32、Tr1n+Tr2n+Tr
3n)。また、これらの纏めて配置された出力トランジ
スタ同士は、それらの導電線(71,72,73等)も
纏めて接続される(74)。さらに、複数の変換手段の
間でも入力側トランジスタ(Tr10)が共有される。
レントミラーを有してデジタル入力に応じたアナログ出
力を生成する変換手段が複数(DR:AR、DG:A
G、DB:AB)設けられたデジタル/アナログ変換器
において、カレントミラーは、それぞれの出力トランジ
スタのうち複数の変換手段の間で対応するもの同士が纏
めて配置される(Tr11+Tr21+Tr31、Tr
12+Tr22+Tr32、Tr1n+Tr2n+Tr
3n)。また、これらの纏めて配置された出力トランジ
スタ同士は、それらの導電線(71,72,73等)も
纏めて接続される(74)。さらに、複数の変換手段の
間でも入力側トランジスタ(Tr10)が共有される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電流セル型のデ
ジタル/アナログ変換手段が複数組設けられたデジタル
/アナログ変換器に関し、詳しくは、複数の変換手段に
おける特性のばらつきを考慮したデジタル/アナログ変
換器に関する。変換特性を揃えるために、各変換手段へ
の給電等を担う導電線に寄生する抵抗の不所望な影響な
どを除去する。
ジタル/アナログ変換手段が複数組設けられたデジタル
/アナログ変換器に関し、詳しくは、複数の変換手段に
おける特性のばらつきを考慮したデジタル/アナログ変
換器に関する。変換特性を揃えるために、各変換手段へ
の給電等を担う導電線に寄生する抵抗の不所望な影響な
どを除去する。
【0002】
【従来の技術】図5(a)に回路図を示した電流セル型
デジタル/アナログ変換回路10は、一のデジタル入力
DRを一のアナログ出力ARに変換する1チャンネル分
の基本的なもの(変換手段)であり、デジタル入力DR
がmビットであれば2のm乗に匹敵するn個のカレント
ミラーが具備されている。すなわち、この変換回路10
は、n対のトランジスタTr10+Tr11,Tr10
+Tr12,〜,Tr10+Tr1n(複数のカレント
ミラー)と、デジタル入力DRをデコードしてそれぞれ
のカレントミラーへの選択信号を生成し出力するデコー
ダ14(選択手段)とを有し、選択信号にて選択された
トランジスタTr11〜Tr1nについての総出力電流
をアナログ出力ARとすることで、デジタル入力DRに
応じて複数のカレントミラーそれぞれの出力電流i11
〜i1nが選択的にアナログ出力Aに反映させられる。
こうして、デジタル入力DRに応じたアナログ出力AR
が生成される。
デジタル/アナログ変換回路10は、一のデジタル入力
DRを一のアナログ出力ARに変換する1チャンネル分
の基本的なもの(変換手段)であり、デジタル入力DR
がmビットであれば2のm乗に匹敵するn個のカレント
ミラーが具備されている。すなわち、この変換回路10
は、n対のトランジスタTr10+Tr11,Tr10
+Tr12,〜,Tr10+Tr1n(複数のカレント
ミラー)と、デジタル入力DRをデコードしてそれぞれ
のカレントミラーへの選択信号を生成し出力するデコー
ダ14(選択手段)とを有し、選択信号にて選択された
トランジスタTr11〜Tr1nについての総出力電流
をアナログ出力ARとすることで、デジタル入力DRに
応じて複数のカレントミラーそれぞれの出力電流i11
〜i1nが選択的にアナログ出力Aに反映させられる。
こうして、デジタル入力DRに応じたアナログ出力AR
が生成される。
【0003】詳述すると、トランジスタTr10は、カ
レントミラーの入力側トランジスタとなるMOSトラン
ジスタであり、ドレインが電源ライン11に接続され、
ソースが基準電流i10の定電流源13に接続され、ゲ
ートが各トランジスタTr11〜Tr1nのゲートに接
続されている。このようなトランジスタTr10は、基
準の定電流を流す入力側トランジスタとなっている。ト
ランジスタTr11は、カレントミラーの出力側トラン
ジスタとなるMOSトランジスタであり、ドレインが電
源ライン11に接続され、ミラー電流i11の流れるソ
ースがスイッチSW11を介してアナログ出力ARのラ
インに接続されている。トランジスタTr12〜Tr1
nのそれぞれも、同様に、カレントミラーの出力側トラ
ンジスタとなるMOSトランジスタであり、ドレインが
電源ライン11に接続され、ミラー電流i12〜i1n
の流れるソースがスイッチSW12〜SW1nを介して
アナログ出力ARのラインに接続されている。このよう
なトランジスタTr11〜Tr1nは、入力側トランジ
スタを共通にする複数の出力側トランジスタとなってい
る。
レントミラーの入力側トランジスタとなるMOSトラン
ジスタであり、ドレインが電源ライン11に接続され、
ソースが基準電流i10の定電流源13に接続され、ゲ
ートが各トランジスタTr11〜Tr1nのゲートに接
続されている。このようなトランジスタTr10は、基
準の定電流を流す入力側トランジスタとなっている。ト
ランジスタTr11は、カレントミラーの出力側トラン
ジスタとなるMOSトランジスタであり、ドレインが電
源ライン11に接続され、ミラー電流i11の流れるソ
ースがスイッチSW11を介してアナログ出力ARのラ
インに接続されている。トランジスタTr12〜Tr1
nのそれぞれも、同様に、カレントミラーの出力側トラ
ンジスタとなるMOSトランジスタであり、ドレインが
電源ライン11に接続され、ミラー電流i12〜i1n
の流れるソースがスイッチSW12〜SW1nを介して
アナログ出力ARのラインに接続されている。このよう
なトランジスタTr11〜Tr1nは、入力側トランジ
スタを共通にする複数の出力側トランジスタとなってい
る。
【0004】そして、これらのトランジスタ対Tr10
+Tr11,〜,Tr10+Tr1nは一部が重複した
複数のカレントミラーとなっており、それぞれの出力電
流i11〜i1nは、各スイッチSW11〜SW1nの
切換状態が導通状態になっているか遮断状態になってい
るかに応じてアナログ出力ARに含まれたり含まれなか
ったりする。それらの切換状態を制御するのがデコーダ
14であり、このデコーダ14は、カレントミラーへの
選択信号を送出して各スイッチSW11〜SW1nの切
換状態を制御するに際し、デジタル入力DRに対応した
個数のスイッチを導通させるものである。通常は、デジ
タル入力DRの値が“0”から“1”,〜,“n”と増
加したとき、各時点で順次、スイッチSW11,〜,ス
イッチSW1nを遮断状態から導通状態へ切り換えてい
く。反対にデジタル入力Dの値が減少したときには逆順
で遮断させるようになっている。
+Tr11,〜,Tr10+Tr1nは一部が重複した
複数のカレントミラーとなっており、それぞれの出力電
流i11〜i1nは、各スイッチSW11〜SW1nの
切換状態が導通状態になっているか遮断状態になってい
るかに応じてアナログ出力ARに含まれたり含まれなか
ったりする。それらの切換状態を制御するのがデコーダ
14であり、このデコーダ14は、カレントミラーへの
選択信号を送出して各スイッチSW11〜SW1nの切
換状態を制御するに際し、デジタル入力DRに対応した
個数のスイッチを導通させるものである。通常は、デジ
タル入力DRの値が“0”から“1”,〜,“n”と増
加したとき、各時点で順次、スイッチSW11,〜,ス
イッチSW1nを遮断状態から導通状態へ切り換えてい
く。反対にデジタル入力Dの値が減少したときには逆順
で遮断させるようになっている。
【0005】ところで、多チャンネルのデジタル/アナ
ログ変換器には、上述の電流セル型デジタル/アナログ
変換回路10(変換手段)が一つだけでなく複数組・多
数組必要とされる。カラー画像やカラー映像を三原色R
GBでデジタル信号処理したような場合など、後続のモ
ニタ等へのアナログ出力のために、3チャンネルのD/
A変換器が用いられる。
ログ変換器には、上述の電流セル型デジタル/アナログ
変換回路10(変換手段)が一つだけでなく複数組・多
数組必要とされる。カラー画像やカラー映像を三原色R
GBでデジタル信号処理したような場合など、後続のモ
ニタ等へのアナログ出力のために、3チャンネルのD/
A変換器が用いられる。
【0006】図5(b)にブロック図を示したIC1
は、そのような3チャンネル分のD/A変換回路がワン
チップに集積されたデジタル/アナログ変換器である。
このIC1には、上述の電流セル型デジタル/アナログ
変換回路10と、これと同一構造でデジタル入力DGを
アナログ出力AGに変換する電流セル型デジタル/アナ
ログ変換回路20と、やはり同一構造でデジタル入力D
Bをアナログ出力ABに変換する電流セル型デジタル/
アナログ変換回路30とが並列に配置して設けられてい
る。なお、各デジタル入力DR,DG,DBは6ビット
でnは“63”となっている。
は、そのような3チャンネル分のD/A変換回路がワン
チップに集積されたデジタル/アナログ変換器である。
このIC1には、上述の電流セル型デジタル/アナログ
変換回路10と、これと同一構造でデジタル入力DGを
アナログ出力AGに変換する電流セル型デジタル/アナ
ログ変換回路20と、やはり同一構造でデジタル入力D
Bをアナログ出力ABに変換する電流セル型デジタル/
アナログ変換回路30とが並列に配置して設けられてい
る。なお、各デジタル入力DR,DG,DBは6ビット
でnは“63”となっている。
【0007】このようなIC1では、アナログ出力A
R,AG,ABの端子の他に、電源Vdd用の端子が3
個、さらに接地GND用の端子も3個、設けられる。そ
して、プリント配線基板等への実装・搭載に際しては、
IC1の外部におけるプリント配線等によって、電源V
dd用の端子同士、接地GND用の端子同士が接続され
る。この場合、ICの端子数が多いため、ICパッケー
ジ等があまり小さくならないうえ、プリント配線も煩雑
になる。
R,AG,ABの端子の他に、電源Vdd用の端子が3
個、さらに接地GND用の端子も3個、設けられる。そ
して、プリント配線基板等への実装・搭載に際しては、
IC1の外部におけるプリント配線等によって、電源V
dd用の端子同士、接地GND用の端子同士が接続され
る。この場合、ICの端子数が多いため、ICパッケー
ジ等があまり小さくならないうえ、プリント配線も煩雑
になる。
【0008】そこで、給電等のための電源ラインや基準
電圧ラインなどの導電線であって各変換手段間に亘るも
のをIC内で接続して、電源Vdd用端子や接地GND
用端子の共用化を図ることが考えられる。図7に回路図
を示したIC2は、そのようなものである。なお、図示
に際し、電流セル型デジタル/アナログ変換回路20,
30の各要素には、電流セル型デジタル/アナログ変換
回路10の各要素であって対応するものに付した符号に
“10”,“20”を足して示した。また、同時に集積
される他の回路の例として、各変換回路10,20,3
0へ送出されるデジタル入力DR,DG,DBを複合映
像信号CMPから生成する映像信号処理回路60も破線
で示した。
電圧ラインなどの導電線であって各変換手段間に亘るも
のをIC内で接続して、電源Vdd用端子や接地GND
用端子の共用化を図ることが考えられる。図7に回路図
を示したIC2は、そのようなものである。なお、図示
に際し、電流セル型デジタル/アナログ変換回路20,
30の各要素には、電流セル型デジタル/アナログ変換
回路10の各要素であって対応するものに付した符号に
“10”,“20”を足して示した。また、同時に集積
される他の回路の例として、各変換回路10,20,3
0へ送出されるデジタル入力DR,DG,DBを複合映
像信号CMPから生成する映像信号処理回路60も破線
で示した。
【0009】具体的には、電源Vdd用端子に接続され
た電流セル型デジタル/アナログ変換回路10の基幹電
源ライン11に対し電源ライン41を介して電流セル型
デジタル/アナログ変換回路20の基幹電源ライン21
が接続され、さらにこれに対し電源ライン42を介して
電流セル型デジタル/アナログ変換回路30の基幹電源
ライン31が接続され、接地GND用端子に接続された
電流セル型デジタル/アナログ変換回路10の接地ライ
ン12に対し接地ライン51を介して電流セル型デジタ
ル/アナログ変換回路20の接地ライン22が接続さ
れ、さらにこれに対し接地ライン52を介して電流セル
型デジタル/アナログ変換回路30の接地ライン32が
接続されている。
た電流セル型デジタル/アナログ変換回路10の基幹電
源ライン11に対し電源ライン41を介して電流セル型
デジタル/アナログ変換回路20の基幹電源ライン21
が接続され、さらにこれに対し電源ライン42を介して
電流セル型デジタル/アナログ変換回路30の基幹電源
ライン31が接続され、接地GND用端子に接続された
電流セル型デジタル/アナログ変換回路10の接地ライ
ン12に対し接地ライン51を介して電流セル型デジタ
ル/アナログ変換回路20の接地ライン22が接続さ
れ、さらにこれに対し接地ライン52を介して電流セル
型デジタル/アナログ変換回路30の接地ライン32が
接続されている。
【0010】この場合、相対的に大きな電流の流れる各
基幹電源ライン11,21,31に分布して寄生する配
線抵抗Ra〜Rnがそれぞれの変換手段の特性に影響す
ることに加えて、やはり大きな電流の流れる電源ライン
41,42及び接地ライン51,52に分布して寄生す
る配線抵抗R1,R2,R3,R4も、それぞれの変換
手段の特性に不所望な影響を及ぼす。その影響は、より
多くの寄生抵抗の介在する後段の変換手段ほどアナログ
出力が低下するという形で現れる。横軸にデジタル入力
DR,DG,DBを採り縦軸にアナログ出力AR,A
G,ABを採った図6のグラフで見れば、変換回路10
の特性グラフ(DR:AR)より変換回路20の特性グ
ラフ(DG:AG)が下がり、それよりも変換回路30
の特性グラフ(DB:AB)は下がるといった具合であ
る。
基幹電源ライン11,21,31に分布して寄生する配
線抵抗Ra〜Rnがそれぞれの変換手段の特性に影響す
ることに加えて、やはり大きな電流の流れる電源ライン
41,42及び接地ライン51,52に分布して寄生す
る配線抵抗R1,R2,R3,R4も、それぞれの変換
手段の特性に不所望な影響を及ぼす。その影響は、より
多くの寄生抵抗の介在する後段の変換手段ほどアナログ
出力が低下するという形で現れる。横軸にデジタル入力
DR,DG,DBを採り縦軸にアナログ出力AR,A
G,ABを採った図6のグラフで見れば、変換回路10
の特性グラフ(DR:AR)より変換回路20の特性グ
ラフ(DG:AG)が下がり、それよりも変換回路30
の特性グラフ(DB:AB)は下がるといった具合であ
る。
【0011】このような変換特性についての変換手段間
でのばらつきは表示映像の色むら等の原因となるので、
IC2では、基幹電源ライン11及び基幹電源ライン2
1の起点側に対し明示的に調整用抵抗R5,R6を介挿
させておき、ICの製造後に動作させて変換特性を測定
し、測定結果に基づいて調整用抵抗R5,R6にトリミ
ング等の措置を施す。このような調整作業を行うこと
で、調整用抵抗R5,R6の抵抗値を個々に適合させ
て、変換手段間のばらつきを抑制するのである。
でのばらつきは表示映像の色むら等の原因となるので、
IC2では、基幹電源ライン11及び基幹電源ライン2
1の起点側に対し明示的に調整用抵抗R5,R6を介挿
させておき、ICの製造後に動作させて変換特性を測定
し、測定結果に基づいて調整用抵抗R5,R6にトリミ
ング等の措置を施す。このような調整作業を行うこと
で、調整用抵抗R5,R6の抵抗値を個々に適合させ
て、変換手段間のばらつきを抑制するのである。
【0012】なお、図示は割愛したが、変換手段を一つ
だけ具え、これをデジタル入力とアナログ出力との複数
対に対して時分割で切り換えて適用することで、多チャ
ンネル化を図ったデジタル/アナログ変換器も知られて
いる。
だけ具え、これをデジタル入力とアナログ出力との複数
対に対して時分割で切り換えて適用することで、多チャ
ンネル化を図ったデジタル/アナログ変換器も知られて
いる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデジタル/アナログ変換器では、多チャンネ
ル化に際して電流セル型の変換手段を単に並列に設けて
ワンチップ化したような場合(図5参照)、既述のよう
にICの端子数や外部配線が増加してしまうという欠点
がある。一方、多チャンネル化に際して各変換手段への
導電線を内部接続した場合(図7参照)、変換手段間で
変換特性にばらつきが出てしまう(図6参照)。これを
解消するには、各導電線についての抵抗値調整作業など
が求められるという欠点がある。他方、一の変換手段を
時分割で切り換える場合(図示せず)、同一水準の処理
能力を確保するのに、チャンネル数がkであれば、変換
手段のサンプリングレートをk倍以上に高めることが必
要となる。このため、適用対象が限られてしまうという
欠点がある。
うな従来のデジタル/アナログ変換器では、多チャンネ
ル化に際して電流セル型の変換手段を単に並列に設けて
ワンチップ化したような場合(図5参照)、既述のよう
にICの端子数や外部配線が増加してしまうという欠点
がある。一方、多チャンネル化に際して各変換手段への
導電線を内部接続した場合(図7参照)、変換手段間で
変換特性にばらつきが出てしまう(図6参照)。これを
解消するには、各導電線についての抵抗値調整作業など
が求められるという欠点がある。他方、一の変換手段を
時分割で切り換える場合(図示せず)、同一水準の処理
能力を確保するのに、チャンネル数がkであれば、変換
手段のサンプリングレートをk倍以上に高めることが必
要となる。このため、適用対象が限られてしまうという
欠点がある。
【0014】そこで、これらの欠点を持つこと無くそれ
ぞれの長所を併せ持ったデジタル/アナログ変換器を案
出することが重要な課題となる。具体的には、多チャン
ネル化に際して各変換手段への導電線を内部接続したも
の(図7参照)を基本にしながらも、何ら調整すること
無く各変換手段の変換特性が揃うように、配置等の工夫
を凝らす必要がある。
ぞれの長所を併せ持ったデジタル/アナログ変換器を案
出することが重要な課題となる。具体的には、多チャン
ネル化に際して各変換手段への導電線を内部接続したも
の(図7参照)を基本にしながらも、何ら調整すること
無く各変換手段の変換特性が揃うように、配置等の工夫
を凝らす必要がある。
【0015】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、変換特性の揃った多チャンネ
ルのデジタル/アナログ変換器を実現することを目的と
する。
めになされたものであり、変換特性の揃った多チャンネ
ルのデジタル/アナログ変換器を実現することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第3の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
るために発明された第1乃至第3の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0017】[第1の解決手段]第1の解決手段のデジ
タル/アナログ変換器は(、出願当初の請求項1に記載
の如く)、(基準の定電流を流す)入力側トランジスタ
(及びこの入力側トランジスタ)を共通にする(複数の
出力側トランジスタからなり一部重複している)複数の
カレントミラーを有してデジタル入力に応じたアナログ
出力を生成する変換手段が複数設けられたデジタル/ア
ナログ変換器において、前記カレントミラーは、それぞ
れの出力トランジスタのうち前記複数の変換手段の間で
対応するもの同士が(各出力トランジスタへの導電線を
基準として隣接状態や連続状態などの如き互いに近接し
合った状態になるように)纏めて配置されていることを
特徴とするものである。
タル/アナログ変換器は(、出願当初の請求項1に記載
の如く)、(基準の定電流を流す)入力側トランジスタ
(及びこの入力側トランジスタ)を共通にする(複数の
出力側トランジスタからなり一部重複している)複数の
カレントミラーを有してデジタル入力に応じたアナログ
出力を生成する変換手段が複数設けられたデジタル/ア
ナログ変換器において、前記カレントミラーは、それぞ
れの出力トランジスタのうち前記複数の変換手段の間で
対応するもの同士が(各出力トランジスタへの導電線を
基準として隣接状態や連続状態などの如き互いに近接し
合った状態になるように)纏めて配置されていることを
特徴とするものである。
【0018】ここで、上記の「対応するもの」は、それ
ぞれのデジタル入力値が共に増減したときこれに応じて
同時に選択・非選択されるようになっているものを意味
する。通常は、複数の変換手段の変換特性グラフが全体
的に重なるように、それぞれのデジタル入力において上
位から等しいビット数の部分に着目して判断される。具
体的には、デジタル入力のビット数の等しいRGB信号
について変換するような場合は、デジタル入力値の増減
に応じて同時に選択されるカレントミラー同士が一対一
で対応する。また、デジタル入力のビット数の等しく無
いYC信号について変換するような場合、Y信号の方が
C信号よりも2ビット多いようなときには、Y信号側の
カレントミラーのうち4個ごとにC信号側のカレントミ
ラーが対応する。
ぞれのデジタル入力値が共に増減したときこれに応じて
同時に選択・非選択されるようになっているものを意味
する。通常は、複数の変換手段の変換特性グラフが全体
的に重なるように、それぞれのデジタル入力において上
位から等しいビット数の部分に着目して判断される。具
体的には、デジタル入力のビット数の等しいRGB信号
について変換するような場合は、デジタル入力値の増減
に応じて同時に選択されるカレントミラー同士が一対一
で対応する。また、デジタル入力のビット数の等しく無
いYC信号について変換するような場合、Y信号の方が
C信号よりも2ビット多いようなときには、Y信号側の
カレントミラーのうち4個ごとにC信号側のカレントミ
ラーが対応する。
【0019】このような第1の解決手段のデジタル/ア
ナログ変換器にあっては、複数の変換手段の間で対応し
あうカレントミラー同士は、それらの出力トランジスタ
への導電線の寄生抵抗なども似通ったものとなることか
ら、その影響を受けた出力電流の電流値等も一致するの
で、それら出力電流の和に基づくアナログ出力の特性も
近似してくる。
ナログ変換器にあっては、複数の変換手段の間で対応し
あうカレントミラー同士は、それらの出力トランジスタ
への導電線の寄生抵抗なども似通ったものとなることか
ら、その影響を受けた出力電流の電流値等も一致するの
で、それら出力電流の和に基づくアナログ出力の特性も
近似してくる。
【0020】これにより、電流セル型の変換手段を並列
に設けてそれらへの導電線を接続させたタイプのデジタ
ル/アナログ変換器であっても、調整作業を行うまでも
無く、各変換手段によるデジタル/アナログ変換の特性
が揃うようになる。したがって、この発明によれば、変
換特性の揃った多チャンネルのデジタル/アナログ変換
器を実現することができる。
に設けてそれらへの導電線を接続させたタイプのデジタ
ル/アナログ変換器であっても、調整作業を行うまでも
無く、各変換手段によるデジタル/アナログ変換の特性
が揃うようになる。したがって、この発明によれば、変
換特性の揃った多チャンネルのデジタル/アナログ変換
器を実現することができる。
【0021】[第2の解決手段]第2の解決手段のデジ
タル/アナログ変換器は(、出願当初の請求項2に記載
の如く)、上記の第1の解決手段のデジタル/アナログ
変換器であって、前記の纏めて配置された出力トランジ
スタ同士は、(他の出力トランジスタへも至る基幹の導
電線に対して)それらの導電線が纏めて接続されている
ことを特徴とするものである。
タル/アナログ変換器は(、出願当初の請求項2に記載
の如く)、上記の第1の解決手段のデジタル/アナログ
変換器であって、前記の纏めて配置された出力トランジ
スタ同士は、(他の出力トランジスタへも至る基幹の導
電線に対して)それらの導電線が纏めて接続されている
ことを特徴とするものである。
【0022】このような第2の解決手段のデジタル/ア
ナログ変換器にあっては、導電線の纏めて接続された出
力トランジスタ同士は、それらの出力トランジスタへの
導電線の大部分が共通のものとなり、そこから分岐した
僅かな導電線だけが個別のものとなるが、そこに寄生す
る抵抗が総て小さくて差がほとんど無いことから、その
影響を受けた出力電流の電流値等も良く一致するので、
アナログ出力の特性も一層近似してくる。これにより、
変換特性の良く揃った多チャンネルのデジタル/アナロ
グ変換器を実現することができる。
ナログ変換器にあっては、導電線の纏めて接続された出
力トランジスタ同士は、それらの出力トランジスタへの
導電線の大部分が共通のものとなり、そこから分岐した
僅かな導電線だけが個別のものとなるが、そこに寄生す
る抵抗が総て小さくて差がほとんど無いことから、その
影響を受けた出力電流の電流値等も良く一致するので、
アナログ出力の特性も一層近似してくる。これにより、
変換特性の良く揃った多チャンネルのデジタル/アナロ
グ変換器を実現することができる。
【0023】[第3の解決手段]第3の解決手段のデジ
タル/アナログ変換器は(、出願当初の請求項3に記載
の如く)、上記の第1,第2の解決手段のデジタル/ア
ナログ変換器であって、前記複数の変換手段がそれぞれ
の入力側トランジスタを共有しあっていることを特徴と
するものである。
タル/アナログ変換器は(、出願当初の請求項3に記載
の如く)、上記の第1,第2の解決手段のデジタル/ア
ナログ変換器であって、前記複数の変換手段がそれぞれ
の入力側トランジスタを共有しあっていることを特徴と
するものである。
【0024】このような第3の解決手段のデジタル/ア
ナログ変換器にあっては、カレントミラーの入力側トラ
ンジスタが個々の変換手段内において共有されるばかり
か複数の変換手段についても共有されることから、カレ
ントミラーの基準電流が複数の変換手段で完全に一致す
る。これにより、導電線の寄生抵抗の影響緩和に加え
て、入力側トランジスタの特性のばらつきやそれを駆動
する定電流源のばらつきといった要因による影響も回避
されることとなる。したがって、この発明によれば、さ
らに良く変換特性の揃った多チャンネルのデジタル/ア
ナログ変換器を実現することができる。
ナログ変換器にあっては、カレントミラーの入力側トラ
ンジスタが個々の変換手段内において共有されるばかり
か複数の変換手段についても共有されることから、カレ
ントミラーの基準電流が複数の変換手段で完全に一致す
る。これにより、導電線の寄生抵抗の影響緩和に加え
て、入力側トランジスタの特性のばらつきやそれを駆動
する定電流源のばらつきといった要因による影響も回避
されることとなる。したがって、この発明によれば、さ
らに良く変換特性の揃った多チャンネルのデジタル/ア
ナログ変換器を実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明のデジタル/アナログ変換器についての実施形態
は、上述した解決手段のデジタル/アナログ変換器であ
って、単独で又は他の回路と共にIC(半導体集積回
路)内に設けられていることを特徴とする。この場合、
ICの電源端子や接地端子が共用されてその数がA/D
変換チャンネル(変換手段)の数より少なくて済むう
え、太い外部配線も少なくて済むので、ICおよびその
実装回路が小形になる。
本発明のデジタル/アナログ変換器についての実施形態
は、上述した解決手段のデジタル/アナログ変換器であ
って、単独で又は他の回路と共にIC(半導体集積回
路)内に設けられていることを特徴とする。この場合、
ICの電源端子や接地端子が共用されてその数がA/D
変換チャンネル(変換手段)の数より少なくて済むう
え、太い外部配線も少なくて済むので、ICおよびその
実装回路が小形になる。
【0026】
【実施例】本発明のデジタル/アナログ変換器の第1実
施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説
明する。図1は、その回路図であり、従来例の図7に対
比されるものである。なお、各実施例の図示に際し従来
のものと同一の構成要素には同一の符号を付して示した
のでその再度の説明は割愛して、以下、従来例との相違
点を中心に述べる。このデジタル/アナログ変換器は上
述の第1,第2,第3解決手段および実施形態を総て具
現化したものであり、IC3は、次の3点で従来のIC
2と相違している。
施例について、その具体的な構成を、図面を引用して説
明する。図1は、その回路図であり、従来例の図7に対
比されるものである。なお、各実施例の図示に際し従来
のものと同一の構成要素には同一の符号を付して示した
のでその再度の説明は割愛して、以下、従来例との相違
点を中心に述べる。このデジタル/アナログ変換器は上
述の第1,第2,第3解決手段および実施形態を総て具
現化したものであり、IC3は、次の3点で従来のIC
2と相違している。
【0027】第1に、IC3では、デコーダ14の選択
対象のトランジスタTr11,Tr12〜Tr1nに加
えてデコーダ24の選択対象のトランジスタTr21,
Tr22〜Tr2n及びデコーダ34の選択対象のトラ
ンジスタTr31,Tr32〜Tr3nも、ドレインが
基幹電源ライン11に対して接続されている。しかも、
デジタル入力DR,DG,DBが共に値“0”から値
“1”,〜,“n”と増加したときに各時点で順次選択
対象となる順序で基幹電源ライン11に沿って列設され
ている。
対象のトランジスタTr11,Tr12〜Tr1nに加
えてデコーダ24の選択対象のトランジスタTr21,
Tr22〜Tr2n及びデコーダ34の選択対象のトラ
ンジスタTr31,Tr32〜Tr3nも、ドレインが
基幹電源ライン11に対して接続されている。しかも、
デジタル入力DR,DG,DBが共に値“0”から値
“1”,〜,“n”と増加したときに各時点で順次選択
対象となる順序で基幹電源ライン11に沿って列設され
ている。
【0028】すなわち、各時点で同時に選択対象となる
もの同士Tr11+Tr21+Tr31,Tr12+T
r22+Tr32,〜,Tr1n+Tr2n+Tr3n
が隣り合って連なるように接続される。これにより、各
カレントミラーの出力トランジスタのうち複数の変換手
段の間で対応するもの同士が各出力トランジスタへの導
電線を基準として互いに近接し合った状態になるように
纏めて配置されたものとなっている。また、従来のIC
2に有った基幹電源ライン21,31や、そこへ延びる
電源ライン41,42、これに寄生する抵抗R1,R3
は、無くなっている。さらに、調整用抵抗R5,R6も
省かれている。
もの同士Tr11+Tr21+Tr31,Tr12+T
r22+Tr32,〜,Tr1n+Tr2n+Tr3n
が隣り合って連なるように接続される。これにより、各
カレントミラーの出力トランジスタのうち複数の変換手
段の間で対応するもの同士が各出力トランジスタへの導
電線を基準として互いに近接し合った状態になるように
纏めて配置されたものとなっている。また、従来のIC
2に有った基幹電源ライン21,31や、そこへ延びる
電源ライン41,42、これに寄生する抵抗R1,R3
は、無くなっている。さらに、調整用抵抗R5,R6も
省かれている。
【0029】第2に、IC3では、デジタル入力DR,
DG,DBの値が共に“1”から“2”になったときデ
コーダ14,24,34によって同時に選択されるトラ
ンジスタTr12,Tr22、Tr32は、それぞれの
分岐電源ライン71,72,73が総て共通ライン74
に一旦接続されこれを介して基幹電源ライン11に接続
される。他のトランジスタTr11+Tr21+Tr3
1,〜,Tr1n+Tr2n+Tr3nも同様にして基
幹電源ライン11に対し接続されている。これにより、
対応していて纏めて配置された出力トランジスタ同士の
導電線が、他の出力トランジスタへも至る基幹の導電線
に対して纏めて接続されたものとなっている。
DG,DBの値が共に“1”から“2”になったときデ
コーダ14,24,34によって同時に選択されるトラ
ンジスタTr12,Tr22、Tr32は、それぞれの
分岐電源ライン71,72,73が総て共通ライン74
に一旦接続されこれを介して基幹電源ライン11に接続
される。他のトランジスタTr11+Tr21+Tr3
1,〜,Tr1n+Tr2n+Tr3nも同様にして基
幹電源ライン11に対し接続されている。これにより、
対応していて纏めて配置された出力トランジスタ同士の
導電線が、他の出力トランジスタへも至る基幹の導電線
に対して纏めて接続されたものとなっている。
【0030】第3に、IC3では、トランジスタTr1
1,Tr12〜Tr1nに加えて他のトランジスタTr
21,Tr22〜Tr2n及びトランジスタTr31,
Tr32〜Tr3nもゲートがトランジスタTr10の
ゲートに接続されて、デジタル入力DR,DG,DBに
対する3組のn個のカレントミラーの出力トランジスタ
が総てトランジスタTr10を入力トランジスタとして
いる。これにより、複数の変換手段がそれぞれの入力側
トランジスタを共有しあったものとなっている。また、
従来のIC2に有った接地ライン22,32や、そこへ
延びる接地ライン51,52、これに寄生する抵抗R
2,R4は、無くなっている。さらに、接地GND用端
子および電源Vdd用端子は、それぞれ一つずつ設けら
れているだけである。
1,Tr12〜Tr1nに加えて他のトランジスタTr
21,Tr22〜Tr2n及びトランジスタTr31,
Tr32〜Tr3nもゲートがトランジスタTr10の
ゲートに接続されて、デジタル入力DR,DG,DBに
対する3組のn個のカレントミラーの出力トランジスタ
が総てトランジスタTr10を入力トランジスタとして
いる。これにより、複数の変換手段がそれぞれの入力側
トランジスタを共有しあったものとなっている。また、
従来のIC2に有った接地ライン22,32や、そこへ
延びる接地ライン51,52、これに寄生する抵抗R
2,R4は、無くなっている。さらに、接地GND用端
子および電源Vdd用端子は、それぞれ一つずつ設けら
れているだけである。
【0031】この第1実施例のデジタル/アナログ変換
器について、その使用態様及び動作を説明する。図2
は、その変換特性図であり、横軸にデジタル入力DR,
DG,DBを採り縦軸にアナログ出力AR,AG,AB
を採っており、従来例の図6に対比されるものである。
器について、その使用態様及び動作を説明する。図2
は、その変換特性図であり、横軸にデジタル入力DR,
DG,DBを採り縦軸にアナログ出力AR,AG,AB
を採っており、従来例の図6に対比されるものである。
【0032】IC3の製造に際しては、調整用抵抗R
5,R6が無いので、プローブテスト等が済むと、従来
のIC2のようなトリミング作業等は行われないで、速
やかにパッケージングされる。プリント基板等への実装
に際しては、ICピン挿入穴の穿孔が少なくて済み、電
源Vdd用端子同士や接地GND用端子同士を接続させ
るといった従来の図5(b)のような煩雑なプリント配
線が不要なので、プリント配線基板の設計・製造も容易
に済む。実装状態もコンパクトになる。
5,R6が無いので、プローブテスト等が済むと、従来
のIC2のようなトリミング作業等は行われないで、速
やかにパッケージングされる。プリント基板等への実装
に際しては、ICピン挿入穴の穿孔が少なくて済み、電
源Vdd用端子同士や接地GND用端子同士を接続させ
るといった従来の図5(b)のような煩雑なプリント配
線が不要なので、プリント配線基板の設計・製造も容易
に済む。実装状態もコンパクトになる。
【0033】そして、IC3の実装された装置に電源が
投入され、IC3が作動して、映像信号処理回路60に
よってデジタル入力DR,DG,DBが生成されると、
デジタル入力DRに応じたアナログ出力ARがn対のト
ランジスタTr10+Tr11,Tr10+Tr12,
〜,Tr10+Tr1n(第1の複数のカレントミラ
ー)とデコーダ14(第1の選択手段)とによって生成
され(第1の変換手段)、デジタル入力DGに応じたア
ナログ出力AGがn対のトランジスタTr10+Tr2
1,Tr10+Tr22,〜,Tr10+Tr2n(第
2の複数のカレントミラー)とデコーダ24(第2の選
択手段)とによって生成され(第2の変換手段)、デジ
タル入力DBに応じたアナログ出力ABがn対のトラン
ジスタTr10+Tr31,Tr10+Tr32,〜,
Tr10+Tr3n(第3の複数のカレントミラー)と
デコーダ34(第3の選択手段)とによって生成される
(第3の変換手段)。
投入され、IC3が作動して、映像信号処理回路60に
よってデジタル入力DR,DG,DBが生成されると、
デジタル入力DRに応じたアナログ出力ARがn対のト
ランジスタTr10+Tr11,Tr10+Tr12,
〜,Tr10+Tr1n(第1の複数のカレントミラ
ー)とデコーダ14(第1の選択手段)とによって生成
され(第1の変換手段)、デジタル入力DGに応じたア
ナログ出力AGがn対のトランジスタTr10+Tr2
1,Tr10+Tr22,〜,Tr10+Tr2n(第
2の複数のカレントミラー)とデコーダ24(第2の選
択手段)とによって生成され(第2の変換手段)、デジ
タル入力DBに応じたアナログ出力ABがn対のトラン
ジスタTr10+Tr31,Tr10+Tr32,〜,
Tr10+Tr3n(第3の複数のカレントミラー)と
デコーダ34(第3の選択手段)とによって生成される
(第3の変換手段)。
【0034】このとき、総てのカレントミラーの入力側
トランジスタに流れる基準電流は唯一の定電流i10だ
けなので、それぞれの変換手段で基準電流のばらつきに
起因する変換特性の相違は発生しない。また、寄生抵抗
R1〜R4が存在しないので、これらに起因する各変換
手段間での変換特性の相違も発生しない。
トランジスタに流れる基準電流は唯一の定電流i10だ
けなので、それぞれの変換手段で基準電流のばらつきに
起因する変換特性の相違は発生しない。また、寄生抵抗
R1〜R4が存在しないので、これらに起因する各変換
手段間での変換特性の相違も発生しない。
【0035】さらに、各変換手段間で対応しあう出力ト
ランジスタTr12,22,32は、基幹電源ライン1
1に寄生する抵抗Ra,Rbおよび共通ライン74まで
も共用しあっていて、異なるのは元々短い分岐電源ライ
ン71,72,73に寄生する僅かな抵抗の差だけなの
で、それぞれの出力電流i12,i22,i32もほぼ
同一になる。他の電流i11,i12,i12〜電流i
1n,i1n,i1nについても同じになる。こうし
て、各変換手段の特性グラフ(DR:AR),(DG:
AG),(DB:AB)が重なって一本に見えるほど
に、デジタル/アナログ変換特性についての変換手段間
でのばらつきは無くなる(図2参照)。
ランジスタTr12,22,32は、基幹電源ライン1
1に寄生する抵抗Ra,Rbおよび共通ライン74まで
も共用しあっていて、異なるのは元々短い分岐電源ライ
ン71,72,73に寄生する僅かな抵抗の差だけなの
で、それぞれの出力電流i12,i22,i32もほぼ
同一になる。他の電流i11,i12,i12〜電流i
1n,i1n,i1nについても同じになる。こうし
て、各変換手段の特性グラフ(DR:AR),(DG:
AG),(DB:AB)が重なって一本に見えるほど
に、デジタル/アナログ変換特性についての変換手段間
でのばらつきは無くなる(図2参照)。
【0036】図3に要部を示した本発明のデジタル/ア
ナログ変換器の第2実施例について説明する。これは、
上述の第2解決手段についての他の実現例となってい
る。すなわち、図示したトランジスタTr12,Tr2
2、Tr32について述べると、それぞれの分岐電源ラ
イン71,72,73が総て基幹電源ライン11上の分
岐点75に接続され、それ以外のところでは互いに分離
して上述の共通ライン74を持たない。これも、対応し
ていて纏めて配置された出力トランジスタへの導電線が
纏めて基幹の導電線に接続されたものとなっている。
ナログ変換器の第2実施例について説明する。これは、
上述の第2解決手段についての他の実現例となってい
る。すなわち、図示したトランジスタTr12,Tr2
2、Tr32について述べると、それぞれの分岐電源ラ
イン71,72,73が総て基幹電源ライン11上の分
岐点75に接続され、それ以外のところでは互いに分離
して上述の共通ライン74を持たない。これも、対応し
ていて纏めて配置された出力トランジスタへの導電線が
纏めて基幹の導電線に接続されたものとなっている。
【0037】図4に要部を示した本発明のデジタル/ア
ナログ変換器の第3実施例について説明する。これは、
上述の第2解決手段を除いて第1解決手段や第3解決手
段を具現化したものとなっている。すなわち、図示した
トランジスタTr12,Tr22、Tr32について述
べると、それぞれの分岐電源ライン71,72,73が
基幹電源ライン11上に対して個別に接続され、それ以
外のところでも分離している。このような接続は、上述
した共通接続のし難いところ、例えば基幹電源ライン1
1の曲折したところ等に適している。
ナログ変換器の第3実施例について説明する。これは、
上述の第2解決手段を除いて第1解決手段や第3解決手
段を具現化したものとなっている。すなわち、図示した
トランジスタTr12,Tr22、Tr32について述
べると、それぞれの分岐電源ライン71,72,73が
基幹電源ライン11上に対して個別に接続され、それ以
外のところでも分離している。このような接続は、上述
した共通接続のし難いところ、例えば基幹電源ライン1
1の曲折したところ等に適している。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段のデジタル/アナログ変換器にあって
は、複数の変換手段の間で対応しあうカレントミラー同
士で出力トランジスタへの導電線の寄生抵抗などが似通
うようにしたことにより、変換特性の揃った多チャンネ
ルのデジタル/アナログ変換器を実現することができた
という有利な効果が有る。
の第1の解決手段のデジタル/アナログ変換器にあって
は、複数の変換手段の間で対応しあうカレントミラー同
士で出力トランジスタへの導電線の寄生抵抗などが似通
うようにしたことにより、変換特性の揃った多チャンネ
ルのデジタル/アナログ変換器を実現することができた
という有利な効果が有る。
【0039】また、本発明の第2の解決手段のデジタル
/アナログ変換器にあっては、纏めて配置された出力ト
ランジスタへの導電線が大部分共通となるようにしたこ
とにより、変換特性の良く揃った多チャンネルのデジタ
ル/アナログ変換器を実現することができたという有利
な効果を奏する。
/アナログ変換器にあっては、纏めて配置された出力ト
ランジスタへの導電線が大部分共通となるようにしたこ
とにより、変換特性の良く揃った多チャンネルのデジタ
ル/アナログ変換器を実現することができたという有利
な効果を奏する。
【0040】さらに、本発明の第3の解決手段のデジタ
ル/アナログ変換器にあっては、導電線の寄生抵抗の影
響緩和に加えて、入力側トランジスタの特性のばらつき
やそれを駆動する定電流源のばらつきといった要因によ
る影響も回避されるようにしたことにより、さらに良く
変換特性の揃った多チャンネルのデジタル/アナログ変
換器を実現することができたという有利な効果が有る。
ル/アナログ変換器にあっては、導電線の寄生抵抗の影
響緩和に加えて、入力側トランジスタの特性のばらつき
やそれを駆動する定電流源のばらつきといった要因によ
る影響も回避されるようにしたことにより、さらに良く
変換特性の揃った多チャンネルのデジタル/アナログ変
換器を実現することができたという有利な効果が有る。
【図1】 本発明のデジタル/アナログ変換器の第1実
施例について、その回路図である。
施例について、その回路図である。
【図2】 その変換特性図である。
【図3】 本発明の第2実施例についての要部である。
【図4】 本発明の第3実施例についての要部である。
【図5】 (a)は従来の電流セル型のデジタル/アナ
ログ変換回路であり、(b)は単純に並列化したICで
ある。
ログ変換回路であり、(b)は単純に並列化したICで
ある。
【図6】 次の回路の変換特性図である。
【図7】 ICの電源端子を共通化したときの回路であ
る。
る。
1、2、3 IC(半導体集積回路、デジタル/アナロ
グ変換器の具現体) 10,20,30 電流セル型デジタル/アナログ変換
回路(変換手段) 11,21,31 基幹電源ライン(給電ライン、導電
線) 12,22,32 接地ライン(導電線) 13,23,33 定電流源 14,24,34 デコーダ(選択手段) 40,41,42 電源ライン(給電ライン、導電線) 50,51,52 接地ライン(基準電圧ライン、導電
線) 60 映像信号処理回路 71,72,73 分岐電源ライン(給電ライン、導電
線) 74 共通ライン(給電ライン、導電線) 75 分岐点(接続点、導電線の分岐) Tr10,Tr20,Tr30 トランジスタ(カレン
トミラーの入力側) Tr11,Tr21,Tr31 トランジスタ(カレン
トミラーの出力側) Tr12,Tr22,Tr32 トランジスタ(カレン
トミラーの出力側) Tr1n,Tr2n,Tr3n トランジスタ(カレン
トミラーの出力側) SW11,〜,SW3n スイッチ(切換手段、
開閉手段) Ra,Rb,〜,Rn 抵抗(配線抵抗、分布抵抗、
寄生抵抗) R1,R2,R3,R4 抵抗(配線抵抗、分布抵抗、
寄生抵抗) R5,R6 調整用抵抗(トリミング部、
調整部)
グ変換器の具現体) 10,20,30 電流セル型デジタル/アナログ変換
回路(変換手段) 11,21,31 基幹電源ライン(給電ライン、導電
線) 12,22,32 接地ライン(導電線) 13,23,33 定電流源 14,24,34 デコーダ(選択手段) 40,41,42 電源ライン(給電ライン、導電線) 50,51,52 接地ライン(基準電圧ライン、導電
線) 60 映像信号処理回路 71,72,73 分岐電源ライン(給電ライン、導電
線) 74 共通ライン(給電ライン、導電線) 75 分岐点(接続点、導電線の分岐) Tr10,Tr20,Tr30 トランジスタ(カレン
トミラーの入力側) Tr11,Tr21,Tr31 トランジスタ(カレン
トミラーの出力側) Tr12,Tr22,Tr32 トランジスタ(カレン
トミラーの出力側) Tr1n,Tr2n,Tr3n トランジスタ(カレン
トミラーの出力側) SW11,〜,SW3n スイッチ(切換手段、
開閉手段) Ra,Rb,〜,Rn 抵抗(配線抵抗、分布抵抗、
寄生抵抗) R1,R2,R3,R4 抵抗(配線抵抗、分布抵抗、
寄生抵抗) R5,R6 調整用抵抗(トリミング部、
調整部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
Claims (3)
- 【請求項1】入力側トランジスタを共通にする複数のカ
レントミラーを有してデジタル入力に応じたアナログ出
力を生成する変換手段が複数設けられたデジタル/アナ
ログ変換器において、前記カレントミラーは、それぞれ
の出力トランジスタのうち前記複数の変換手段の間で対
応するもの同士が纏めて配置されていることを特徴とす
るデジタル/アナログ変換器。 - 【請求項2】前記の纏めて配置された出力トランジスタ
同士は、それらの導電線が纏めて接続されていることを
特徴とする請求項1記載のデジタル/アナログ変換器。 - 【請求項3】前記複数の変換手段がそれぞれの入力側ト
ランジスタを共有しあっていることを特徴とする請求項
1又は請求項2に記載されたデジタル/アナログ変換
器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09307851A JP3091173B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | デジタル/アナログ変換器 |
US09/102,526 US6052074A (en) | 1997-10-22 | 1998-06-22 | Multi-channel digital-to-analog converters comprising with a plurality of converter units |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09307851A JP3091173B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | デジタル/アナログ変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127079A true JPH11127079A (ja) | 1999-05-11 |
JP3091173B2 JP3091173B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17973949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09307851A Expired - Fee Related JP3091173B2 (ja) | 1997-10-22 | 1997-10-22 | デジタル/アナログ変換器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6052074A (ja) |
JP (1) | JP3091173B2 (ja) |
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JP2011512091A (ja) * | 2008-02-08 | 2011-04-14 | ウードゥヴェ セミコンダクターズ | 並列に給電される多数の同一基本回路を含む集積回路 |
JP2020004136A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 株式会社リコー | 半導体集積回路および電源供給装置 |
Families Citing this family (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6351230B1 (en) * | 1998-02-09 | 2002-02-26 | Aldea Silvarahawk | Dactrans matchcado |
US6702407B2 (en) * | 2000-01-31 | 2004-03-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Color image display device, method of driving the same, and electronic equipment |
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