JPH11126072A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH11126072A
JPH11126072A JP9309308A JP30930897A JPH11126072A JP H11126072 A JPH11126072 A JP H11126072A JP 9309308 A JP9309308 A JP 9309308A JP 30930897 A JP30930897 A JP 30930897A JP H11126072 A JPH11126072 A JP H11126072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初心者でも容易に押弦操作ができるナビゲー
ション装置を提供する。 【解決手段】 CPU21は、プログラムROM25の
プログラムにしたがっって動作し、コントロールパネル
インタフェース22からのデータに応じて、FDC26
及びフロッピーディスクドライバユニット27を介し
て、フロッピーディスクの曲情報をワークRAMに展開
する。その曲情報に含まれる発音情報に基づいて、LE
Dコントローラ28に発光情報を送信する。LEDコン
トローラ28は、LED駆動回路31を制御して、指板
部の押圧操作位置に設けられたナビLEDを発光させ、
弾弦すべき弦に対応したナビLEDを発光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲情報に応じて
演奏操作をガイドするナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鍵盤楽器においては、押鍵する鍵番号に
応じて一義的に発音する音高が決定するので、正しい鍵
番号を押鍵すれば初心者でもなんとか発音させることが
できる。したがって、押鍵操作をガイドするナビゲーシ
ョン装置によれば、初心者でも容易に演奏技術の向上を
図ることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが弦楽器におい
ては、指板部において同じ音高を指定する押圧位置が複
数あるので、初心者にはどの位置を押圧すべきか、さら
にどの指種で押圧するか迷ってしまう。また、どの指種
で弾弦するかも初心者には分かりにくい。このため、あ
る程度のレベルに達するまで我慢できずに練習を放棄す
るケースが多く、弾弦操作をガイドするナビゲーション
装置の実現が待ち望まれていた。この発明の課題は、初
心者でも容易に押弦操作ができるナビゲーション装置を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、押圧操作に
よって音高を決定する指板部の当該押圧操作位置に設け
られ、色指定情報に応じて異なる色で発光する所定数の
指板発光手段と、指板発光手段のすべての中から、音高
に一義的に対応する押圧位置のみを発光させる指板発光
手段を指定するための発光パターンを複数パターン記憶
している記憶手段と、曲情報に応じて1つの発光パター
ンを選択する発光パターン選択手段と、曲情報に含まれ
ている発音情報の進行に応じて押圧操作する指種を指定
する押圧指種指定手段と、発光パターン選択手段によっ
て選択された発光パターンと押圧指種指定手段によって
指定された指種とに応じて、発光すべき指板発光手段に
対して色指定情報を出力する発光制御手段と、を備えた
構成になっている。この発明によれば、曲情報に応じて
発光パターンを作成し、その発光パターンによって、音
高に一義的に対応する押圧位置のみを発光させる。この
場合に、曲情報に含まれている発音情報の進行に応じて
指定された指種に対応する色で発光させる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のナビゲーション装
置の第1〜第5実施形態について、電子ギターを例に採
り図を参照して説明する。この電子ギターは、フロッピ
ーディスクに記録された曲情報に基づいて、演奏操作を
ガイドするナビゲーションを行う。図1(1)及び
(2)は、各実施形態における電子ギターの側面図及び
平面図である。ボディ1にはネック2が固定されてい
る。そして、ネック2の先端部に設けられたヘッド3
と、ボディ1の操作面の中央部に設けられたテールピー
ス4との間に、6本の弦5が張られている。また、ネッ
ク2の表面には、押圧操作によって音高を指定する指板
部6が形成されている。ボディ1の操作面には、スピー
カ7、各種スイッチからなるコントロールパネル8が設
けられ、弦5の弾弦位置にはナビプレート9が設けられ
ている。また、ボディ1の側面には、フロッピーディス
クを挿入するためのFD挿入口10が形成されている。
【0006】図2は、指板部6の一部を示す拡大図であ
る。指板部6の各のフレット11間の各弦5に対応する
位置すなわち押圧位置には、押圧操作をガイドするため
に発光するナビゲーションLED(以下、ナビLEDと
いう)12すなわち指板発光手段が設けられている。そ
して、曲情報に含まれている発音情報の音高データに対
応する弦5及びフレット11の位置のナビLEDが発光
する。図3は、ナビプレート9の拡大図である。このナ
ビプレート9には、各弦5に対応する位置に、弾弦操作
をガイドするためのナビLED13が設けられている。
【0007】図4は、コントロールパネル8の拡大図で
ある。スイッチ14は、電源スイッチ及びモード設定ス
イッチを兼用している。設定するモードには、通常の演
奏モード(NOM)とナビゲーションモード(NAV
I)とがある。PLAY/PAUSEスイッチ15は、
フロッピーディスクの曲の自動演奏のスタート及び一時
停止のスイッチであり、STOPスイッチ16は、自動
演奏を停止するスイッチである。テンキー17は、フロ
ッピーディスクの曲番号を選択するスイッチであり、表
示部18は選択された曲番号を表示するLCDである。
その他、音量調整のボリューム19、音質調整のボリュ
ーム20が設けられている。
【0008】図5は、第1実施形態における電子ギター
の内部のシステム構成を示すブロック図である。CPU
21は、コントロールパネル8のインタフェース22に
接続されているとともに、システムバス23を介してワ
ークRAM24、プログラムROM25、FDC(フロ
ッピーディスクコントローラ)26、音源27、LED
コントローラ28に接続されている。FDC26には、
フロッピーディスクを駆動するためのフロッピーディス
クドライバユニット29が接続されている。音源27に
は、楽音信号をディジタルからアナログに変換し、増幅
してスピーカ7に出力するDAC/AMP30が接続さ
れている。また、LEDコントローラ28には、ナビL
ED12及び13を駆動するLED駆動回路31が接続
されている。
【0009】次に、第1実施形態におけるCPU21の
動作について、図6〜図11のフローに基づいて説明す
る。図6において、RAM24その他の各デバイスのイ
ニシャライズ処理をして(ステップA1)、メインフロ
ーを実行する(ステップA2)。メインフローにおいて
は、図7に示すように、新しいイベントが発生したか否
かを判別し(ステップB1)、新しいイベントが発生し
た場合には、そのイベント処理を行う(ステップB
2)。イベント処理では、図8に示すように、どのスイ
ッチでイベントが発生したか否かを判別し(ステップC
1)、PLAYスイッチである場合には、PLAYスイ
ッチ処理を実行する(ステップC2)。
【0010】PLAYスイッチ処理では、図9に示すよ
うに、FDの曲情報が再生中でないか否かを判別し(ス
テップD1)、再生中でない場合にはFD上の曲情報を
読み取り、ワークRAM24へ書き込みを行う(ステッ
プD2)。次に、再生用タイマ処理のイニシャライズを
行い、曲の自動演奏をスタートする(ステップD3)。
ステップD1において、曲情報が再生中である場合に
は、再生用タイマ処理を停止する(ステップD4)。
【0011】ステップD3における処理では、図10に
示すように、タイマインターバルをセットして(ステッ
プE1)、タイマカウントの値をクリアする(ステップ
E2)。そして、タイマ割り込み処理を許可する(ステ
ップE3)。次に、ワークRAM24用の曲情報のポイ
ンタを初期化し(ステップE4)、タイマをスタートす
る(ステップE5)。したがって、セットしたタイマイ
ンターバルの時間ごとにタイマ割り込みが発生し、CP
U21はタイマ割り込み処理を実行する。
【0012】タイマ割り込み処理では、図11に示すよ
うに、曲情報読み込みを行い(ステップF1)、その曲
情報が発音情報か否かを判別する(ステップF2)。発
音情報である場合には、その発音情報を音源27に送信
する(ステップF3)。曲情報が発光情報であるか否か
を判別し(ステップF4)、発光情報である場合には、
その発光情報をLEDコントローラ28に送信する(ス
テップF5)。そして、今回さらなる送信データがある
か否かを判別し(ステップF6)、送信データがある場
合にはステップF2に移行する。一方、送信データがな
い場合には、曲情報ポインタをインクリメントして(ス
テップF7)、次回割り込みインターバルをセットする
(ステップF8)。
【0013】次に、第1実施形態におけるLEDコント
ローラ28の動作について、図12〜図15のフローに
基づいて説明する。次に、LEDコントローラ28の動
作について説明する。図12において、内部のレジスタ
等のデバイスのイニシャライズ処理をして(ステップG
1)、メインフローを実行する(ステップG2)。メイ
ンフローにおいては、図13に示すように、新しいイベ
ントが発生したか否かを判別し(ステップH1)、新し
いイベントが発生した場合には、そのイベント処理を行
う(ステップH2)。イベント処理では、図14に示す
ように、どの種のイベントが発生したか否かを判別し
(ステップJ1)、CPU21より新規データを受信し
た場合には、その新規データを処理する(ステップJ
2)。
【0014】新規データの処理は、図15に示すよう
に、指板座標(Fx、Fy)を設定し(ステップK
1)、光オンであるか否かを判別する(ステップK
2)。光オンである場合には、指板部6のナビLED
(Fx、Fy)を発光し(ステップK3)、光オフであ
る場合にはナビLED(Fx、Fy)を消光する(ステ
ップK4)。次に、弦座標(Gx)を設定し(ステップ
K5)、光オンであるか否かを判別する(ステップK
6)。光オンである場合には、ナビプレート9のナビL
ED(Gx)を発光し(ステップK7)、光オフである
場合にはナビLED(Gx)を消光する(ステップK
8)。
【0015】このように、上記第1実施形態によれば、
曲情報に含まれている発音情報の進行に応じて、指板部
6の押圧操作すべき位置に対応するナビLED12を発
光させ、弾弦部であるナビプレート9の弾弦すべき弦に
対応するナビLED13を発光させる。したがって、初
心者でも容易に押弦操作及び弾弦操作をすることができ
る。
【0016】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図16は、指板部6におけるナビLED12Aの
1つを拡大した図である。この図に示すように、任意の
弦の任意のフレットにおけるナビLEDは、赤、緑、
黄、青の4色の異なる色で発光する発光素子で構成され
ている。この場合において、赤、緑、黄、青の色は、そ
れぞれ、押圧操作する指種である、ひとさし指、中指、
くすり指、小指に対応している。図17は、ナビプレー
ト9のナビLED13Aの1つを拡大した図である。こ
の図に示すように、ナビLEDは、赤、緑、黄、青、白
の5色の異なる色で発光する発光素子で構成されてい
る。この場合において、赤、緑、黄、青、白の色は、そ
れぞれ、弾弦する指種、親指、ひとさし指、中指、くす
り指、小指に対応している。
【0017】したがって、図18に示す第2実施形態の
構成において、多色LED駆動回路32が設けられてい
る。その他の構成については、第1実施形態の場合とほ
とんど同じであり、第2実施形態におけるCPU21の
動作も、図7〜図11に示した第1実施形態のフローと
同じである。また、LEDコントローラ28の動作につ
いても、メインフロー等は第1実施形態の図12〜図1
4のフローと同じであるが、新規データ処理については
第1実施形態と異なる。
【0018】すなわち、図19に示すように、指板座標
(Fx、Fy)を設定し(ステップL1)、光オンであ
るか否かを判別する(ステップL2)。光オンである場
合には、押圧操作の指種に対応する色指定情報である色
設定(Fcol)をして(ステップL3)、指板部6の
ナビLED(Fx、Fy)を発光し(ステップL4)、
光オフである場合にはナビLED(Fx、Fy)を消光
する(ステップL5)。次に、弦座標(Gx)を設定し
(ステップL6)、光オンであるか否かを判別する(ス
テップL7)。光オンである場合には、弾弦操作の指種
に対応する色指定情報である色設定(Gcol)をして
(ステップL8)、ナビプレート9のナビLED(G
x)を発光し(ステップL9)、光オフである場合には
ナビLED(Gx)を消光する(ステップL10)。
【0019】このように、上記第2実施形態によれば、
曲情報に含まれている発音情報の進行に応じて、押圧操
作する手の指定された指種に対応する色で指板部6のナ
ビLED12Aを発光させる。例えば、指板部6のナビ
LED12Aが緑色で発光し、ナビプレート9の第6弦
に対応するナビLED13Aが赤色で発光した場合に
は、左手の中指で発光した位置のフレットを押圧し、右
手の親指で第6弦を弾弦するようにナビゲーションを行
う。したがって、初心者でも押弦操作及び弾弦操作をど
の指種ですればよいかを容易に判断することができる。
【0020】次に、本発明の第3実施形態について、図
20〜図23を参照して説明する。第1実施形態におい
て説明したように、ナビプレート9のナビLEDの各々
は、各弦に対応している。演奏者が椅子等に座って演奏
する場合には、各弦の位置の下に対応するナビLEDの
位置になるように、視線を合わせることが容易に可能で
あるが、演奏者が立って演奏する場合には、各弦の位置
と対応するナビLEDの位置とが視線と一致せず、斜め
になってしまう。第3実施形態は、この問題を解決する
ものであり、ナビプレート9が可動式になっている。こ
のような可動式のナビプレートを実現するには種々の構
造が考えられる。
【0021】例えば、図20に示す構造において、1r
〜6rの6個のナビLEDをもつナビプレート41の一
方の側面41aには部材42が固定され、この部材42
にはタップ加工された孔が形成されている。また、ボデ
ィ1における部材42に対応する位置には部材43が固
定され、部材42の孔に対向する位置に孔が形成されて
いる。そして、ねじ44が部材43の孔から挿入され
て、部材42のタップ加工された孔に捩じ込む構造とな
っている。この場合において、部材42と部材43との
間を押し拡げるためのコイルスプリング45がねじ44
に貫通されている。また、ナビプレート41のボディ側
の底面には、ねじ44に並行して溝46が形成されてい
る。この溝46は、ボディ1に設けられたガイドレール
47に摺動自在に係合されている。
【0022】このような構造において、ねじ44を時計
方向に回した場合には、部材42がコイルスプリング4
5の付勢力に抗して部材43に引き寄せられる。したが
って、部材42に固定されたナビプレート41も部材4
3側に移動する。反対に、ねじ44を反時計方向に回し
た場合には、部材42は部材43から離れてゆき、部材
42に固定されたナビプレート41も部材43と反対側
に移動する。すなわち、ねじ44を回すことにより、ナ
ビプレート41を弦(図示せず)の張り方向とは直角方
向(図の矢印方向)に摺動させることができる。
【0023】あるいは図21に示す他の構造において、
1r〜6rのナビLEDをもつナビプレート51は、ボ
ディに固定された2つの部材52の対面する側面に設け
られた溝53に摺動自在に収納されている。このナビプ
レート51のボディ側には、溝53に並行してタップ加
工された孔が形成されている。また、ボディには部材5
4が固定され、部材54に形成された孔の位置がナビプ
レート51のタップ加工された孔に対向する位置に形成
されている。したがって、ねじ55を部材54の孔から
挿入すると、ナビプレート51のタップ加工された孔に
捩じ込むことができる。
【0024】このような構造において、ねじ55を時計
方向に回した場合には、ナビプレート51が部材54側
に移動する。反対に、ねじ44を反時計方向に回した場
合には、ナビプレート41も部材54と反対側に移動す
る。すなわち、ねじ55を回すことにより、ナビプレー
ト51を弦の張り方向とは直角方向(図の矢印方向)に
摺動させることができる。
【0025】図22(1)は、図21の構造のものを示
す平面図であり、図22(2)はX−X線における断面
図である。各弦に対応して設けられた1r〜6rのナビ
LEDのそれぞれは、赤、緑、黄、青、白で発光する発
光素子で構成されている。2つの部材52の一方の上面
には、目盛52aが形成されている。演奏者は、この目
盛52aによってナビプレート51の位置を調整するこ
とができる。
【0026】図23は、ナビプレート51の摺動位置に
応じた弦とナビLEDとの位置関係を示す断面図であ
る。図23(1)及び図23(2)のいずれの場合に
も、点線の方向に視線を合わせることにより、各弦1g
〜6gとナビLED1r〜6rが視線上で重なって見え
ることになる。図23(1)の場合は、ナビプレート面
に対して比較的並行に近い位置に目の位置があり、立っ
て演奏するのに適している。一方、図23(2)の場合
には、ナビプレート面に対して比較的垂直に近い位置に
目の位置があり、座って演奏するのに適している。
【0027】このように、上記第3実施形態によれば、
演奏する姿勢に合わせて各弦1g〜6gとナビLED1
r〜6rとが対応するように、弾弦部のナビプレートを
上下に摺動させることが可能となる。したがって、より
一層正確な弾弦操作をガイドするナビゲーションを実現
することができる。
【0028】次に、本発明の第4実施形態について、図
24〜図28を参照して説明する。図24〜図27は、
指板部6における各弦1g〜6g及び各フレット1〜2
0における、6×20=120の押圧位置に対応する音
高データを示す図である。これらの図において明らかな
ように、異なる押圧位置に対して同じ音高のデータが存
在する。例えば、C4の音高は、第2弦の第1フレッ
ト、第3弦の第5フレット、第4弦の第10フレット、
第5弦の第15フレット、第6弦の第20フレットに存
在する。このため、何の対策もしなければ、曲情報の発
音情報の音高データがC4である場合には、5箇所の押
圧位置のナビLEDが発光することになり、初心者はど
この位置を押圧すればよいか迷ってしまう。
【0029】第4実施形態はこの問題を解決するもので
ある。CPU21は、指板発光手段であるナビLEDの
すべての中から、音高に一義的に対応する押圧位置のみ
を発光させるナビLEDを指定するための発光パターン
を作成する。各発光パターンは、基本フレット位置に基
づいたパターンになっている。図24において、基本フ
レット位置は第5フレットであり、太線で囲まれた範囲
のナビLEDのみが発光するようになっている。すなわ
ち、音高に一義的に対応する押圧位置のみが発光する発
光パターンになっている。図25において、基本フレッ
ト位置は第10フレットであり、太線で囲まれた範囲の
ナビLEDのみが発光するようになっている。図26は
図25の基本フレット5の場合の変形例であり、太線で
囲まれた範囲のナビLEDのみが発光するようになって
いる。図27も図25の基本フレット5の場合の変形例
であり、太線で囲まれた範囲のナビLEDのみが発光す
るようになっている。
【0030】次に、第4実施形態の動作について説明す
る。図28は、CPU21におけるPLAYスイッチ処
理のフローである。この処理では、FDの曲情報が再生
中でないか否かを判別し(ステップM1)、再生中でな
い場合にはFD上の曲情報を読み取り、ワークRAM2
4に展開する(ステップM2)。次に、基本フレット位
置情報より運指雛型(発光パターン)を作成する(ステ
ップM3)。そして、メロディパートの発音情報と作成
した運指雛型によりLED点灯情報に変換する(ステッ
プM4)。次に、時系列LED点灯情報をワークRAM
24に展開する(ステップM5)。そして、再生用タイ
マ処理のイニシャライズを行い、曲の自動演奏をスター
トする(ステップM6)。ステップM1において、曲情
報が再生中である場合には、再生用タイマ処理を停止す
る(ステップM7)。
【0031】なお、この第4実施形態において、指板部
6のナビLEDが押圧する指種ごとに色指定情報に応じ
て異なる色、赤(ひとさし指)、緑(中指)、黄(くす
り指)、青(小指)で発光させるようにしてもよい。
【0032】このように、上記第4実施形態によれば、
押圧操作によって音高を決定する指板部6の押圧操作位
置に設けられたナビLEDは、色指定情報に応じて異な
る色で発光する120個の指板発光手段を構成する。ま
た、CPU21は、曲情報に応じて、120個のナビL
EDのすべての中から、音高に一義的に対応する押圧位
置のみを発光させる発光パターンを作成するパターン作
成手段、曲情報に含まれている発音情報の進行に応じて
押圧操作する指種を指定する押圧指種指定手段、及び、
作成された発光パターンと指定された指種とに応じて、
発光すべきナビLEDに対して発光する色を指定する色
指定情報を出力する発光制御手段を構成する。
【0033】そして、曲情報に応じて発光パターンを作
成し、その発光パターンによって、音高に一義的に対応
する押圧位置のみを発光させる。この場合に、曲情報に
含まれている発音情報の進行に応じて指定された指種に
対応する色で発光させる。したがって、初心者でも容易
に押弦操作ができるナビゲーション装置を提供すること
ができる。
【0034】次に、本発明の第5実施形態について図2
9〜図32を参照して説明する。図29は、FD上の時
間軸上に並ぶ曲情報61、及びプログラムROM25に
記憶されている複数の雛型(発光パターン)62を示す
図である。曲情報61は、メロディ発音情報、左手運指
雛型ポインタ、基本フレット位置情報、右手運指雛型ポ
インタで構成されている。また、雛型情報62は、複数
種類の左手運指雛型及び複数種類の右手運指雛型で構成
されている。CPU21は、メロディ発音情報、左手運
指雛型ポインタ、及び基本フレット位置情報に応じて、
左手運指雛型を選択し、メロディ発音情報、及び右手雛
型ポインタに応じて、右手運指雛型を選択する。図30
にメロディ発音情報の進行に応じた左手及び右手の雛型
決定の様子を示す。
【0035】図31及び図32は、実際の曲情報におけ
るナビLEDの発光の状態を説明する図である。これら
の図において、LP及びRPは、それぞれ左手運指ポイ
ンタ及び右手運指ポインタである。例えば、図31
(1)における第1小節において、LP=L1−5は、
左手雛型1で基本フレット位置が第5フレットであるこ
とを示している。また、R1及びR2は、第1小節の前
半が右手雛型1、後半が右手雛型2であることを示して
いる。f/gは、指板部6における発光させるフレット
位置及び弦番号を示している。そして、LF及びRF
は、それぞれ指板部6を押圧操作する指種、及び弾弦す
る指種を示している。
【0036】例えば、第1小節の最初の音符では、指板
部6の第3フレットの第5弦の位置のナビLEDを赤色
で発光させ、その位置を左手のひとさし指で押圧操作す
るようにナビゲーションするとともに、ナビプレート9
の第5弦に対応するナビLEDを赤色で発光させ、親指
で第5弦を弾弦するようにナビゲーションする。
【0037】このように、上記第5実施形態によれば、
プログラムROM25は、複数のパターンの発光パター
ンを記憶している記憶手段を構成し、CPU21は、1
つの曲情報の発音情報の進行に応じて、最適な1つの発
光パターンをプログラムROM25から選択する。した
がって、曲の進行に応じて柔軟なナビゲーション機能を
実現することができ、初心者であっても表現の豊かな演
奏を容易に行うことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、曲情報に応じて発光パ
ターンを作成し、その発光パターンによって、音高に一
義的に対応する押圧位置のみを発光させる。この場合
に、曲情報に含まれている発音情報の進行に応じて指定
された指種に対応する色で発光させる。したがって、初
心者でも容易に押弦操作ができるナビゲーション装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第5実施形態における電子ギタ
ーの外観を示す図。
【図2】図1における指板部の一部の拡大図。
【図3】図1におけるナビプレートの拡大図。
【図4】図1におけるコントローラパネルの拡大図。
【図5】第1実施形態におけるシステム構成を示すブロ
ック図。
【図6】第1実施形態におけるCPUのフローチャー
ト。
【図7】図6のステップA2におけるメインフローチャ
ート。
【図8】図7のステップB2におけるイベント処理のフ
ローチャート。
【図9】図8のステップC2におけるPLAYスイッチ
処理のフローチャート。
【図10】図9のステップD3における再生用タイマ処
理イニシャライズ処理等のフローチャート。
【図11】図10のステップE5におけるタイマスター
トに応じたタイマ割り込み処理のフローチャート。
【図12】第1実施形態におけるLEDコントローラの
フローチャート。
【図13】図12のステップG2におけるメインフロー
チャート。
【図14】図13のステップH2のイベント処理のフロ
ーチャート。
【図15】図14のステップJ2における新規データ受
信処理のフローチャート。
【図16】第2実施形態における指板部のナビLEDの
構成を示す図。
【図17】第2実施形態におけるナビプレートのナビL
EDの構成を示す図。
【図18】第2実施形態におけるシステム構成を示すブ
ロック図。
【図19】第2実施形態におけるLEDコントローラの
新規データ受信処理のフローチャート。
【図20】第3実施形態における可動式ナビプレートの
構造を示す斜視図。
【図21】第3実施形態における可動式ナビプレートの
別の構造を示す斜視図。
【図22】図21におけるナビプレートの平面図及び断
面図。
【図23】第3実施形態における可動式ナビプレートの
効果を説明する図。
【図24】第4実施形態における指板部の発光パターン
を示す図。
【図25】第4実施形態における指板部の発光パターン
を示す図。
【図26】第4実施形態における指板部の発光パターン
を示す図。
【図27】第4実施形態における指板部の発光パターン
を示す図。
【図28】第4実施形態におけるCPUのPLAYスイ
ッチ処理のフローチャート。
【図29】第5実施形態における曲情報と雛型情報を示
す図。
【図30】第5実施形態における発音情報の進行に応じ
た雛型決定の様子を示す図。
【図31】第5実施形態における実際の曲情報における
ナビLEDの発光の状態を説明する図。
【図32】図31に続くナビLEDの発光の状態を説明
する図。
【符号の説明】
21 CPU 22 コントロールパネルインタフェース 24 ワークRAM 25 プログラムROM 26 FDC 27 フロッピーディスクドライバユニット 28 LEDコントローラ 31 LED駆動回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧操作によって音高を決定する指板部
    の当該押圧操作位置に設けられ色指定情報に応じて異な
    る色で発光する所定数の指板発光手段と、 曲情報に応じて前記指板発光手段のすべての中から音高
    に一義的に対応する押圧位置のみを発光させる指板発光
    手段を指定するための発光パターンを作成するパターン
    作成手段と、 当該曲情報に含まれている発音情報の進行に応じて押圧
    操作する指種を指定する押圧指種指定手段と、 前記パターン作成手段によって作成された発光パターン
    と前記押圧指種指定手段によって指定された指種とに応
    じて発光すべき指板発光手段に対して色指定情報を出力
    する発光制御手段と、 を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 押圧操作によって音高を決定する指板部
    の当該押圧操作位置に設けられ色指定情報に応じて異な
    る色で発光する所定数の指板発光手段と、 曲情報に応じて前記指板発光手段のすべての中から音高
    に一義的に対応する押圧位置のみを発光させる指板発光
    手段を指定するための発光パターンを作成するパターン
    作成手段と、 当該曲情報に含まれている発音情報の進行に応じて押圧
    操作する指種を指定する押圧指種指定手段と、 弾弦操作によって発音を指示する弾弦部の各弦に対応し
    て設けられ色指定情報に応じて異なる色で発光する弾弦
    発光手段と、 前記発音情報の進行に応じて弾弦する弦及び指種を指定
    する弾弦指種指定手段と、 前記パターン作成手段によって作成された発光パターン
    と前記押圧指種指定手段によって指定された指種とに応
    じて発光すべき指板発光手段に対して色指定情報を出力
    し、前記弾弦指種指定手段で指定された弦及び指種に応
    じて前記弾弦発光手段に対して色指定情報を出力する発
    光制御手段と、 を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン作成手段は、複数のパター
    ンの発光パターンを記憶し、1つの曲情報の発音情報の
    進行に応じて、最適な1つの発光パターンを選択するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6337433B1 (en) 1999-09-24 2002-01-08 Yamaha Corporation Electronic musical instrument having performance guidance function, performance guidance method, and storage medium storing a program therefor
KR100470949B1 (ko) * 2002-03-15 2005-02-21 이문기 발광장치를 갖는 컴퓨터용 전자악기
JP2016187449A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 操作装置、操作システム、操作対応制御方法及びプログラム

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