JP2002318579A - 演奏用楽譜、表示装置および演奏用楽譜の記譜法 - Google Patents

演奏用楽譜、表示装置および演奏用楽譜の記譜法

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JP2002318579A
JP2002318579A JP2001123207A JP2001123207A JP2002318579A JP 2002318579 A JP2002318579 A JP 2002318579A JP 2001123207 A JP2001123207 A JP 2001123207A JP 2001123207 A JP2001123207 A JP 2001123207A JP 2002318579 A JP2002318579 A JP 2002318579A
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Yuji Fujiwara
祐二 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 五線譜を読めない者でも容易に読むことがで
き、すぐに演奏を開始することができる演奏用楽譜、こ
の楽譜の表示装置および記譜法を提供する。 【解決手段】 演奏用楽譜100は、楽曲の歌詞とこの
楽曲を演奏するための運指番号とから構成され、歌詞の
各文字は実際の歌い回しに対応するように長音符号
「ー」が挿入されて楽曲の演奏リズムに対応する間隔で
配置される。また、運指番号は、操作時点の歌詞の文字
に対応づけられて配置される一方、楽音を指定するため
に操作する指が複数の場合は、対応する複数の運指番号
が所定方向に並べて配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏用楽譜、演奏
用楽譜の表示装置および演奏用楽譜の記譜法に関し、特
に五線譜の楽譜を読めない初心者用の楽譜、楽譜の表示
装置および楽譜の記譜法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鍵盤楽器の楽譜には五線譜が
広く使用されている。五線譜は、五線上に記述された音
符、休符、速度記号、拍子記号、演奏記号などによって
楽曲を表しており、演奏者はこれら記号を読みとること
により楽曲を正確に演奏することができる。また、五線
譜の楽譜には、運指番号が記述されたものがある。運指
番号とは、親指を「1」、人差し指を「2」、……、小
指を「5」という具合に示したものであり、運指番号が
付された五線上の音符に対応する鍵をどの指で操作する
かを示す情報である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より楽
器の演奏を手軽に楽しみたいという要望が多くあった。
近年においては、楽曲の進行に従って押鍵対象の鍵をラ
ンプなどで通知する演奏支援機能を備えた電子楽器が各
種提供されている。このため、この種の演奏支援機能を
使うことにより、五線譜の楽譜が読めない演奏者であっ
ても楽曲を演奏できるようになってきている。しかしな
がら、この種の演奏支援機能は、演奏曲に従ったタイミ
ングで次に押鍵する鍵だけを通知するものであったた
め、楽譜を見て演奏する場合と比較して、楽曲のどの部
分を演奏しているのか判らず、演奏が受け身になってし
まっていた。
【0004】一方、五線譜の音符や記号の意味を理解し
て演奏できるようになるには相当の知識と練習が必要で
あり、五線譜を読めない人の場合はある程度本格的に楽
譜の読み方を学んだり、演奏の練習を行う必要があっ
た。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、五線譜を読めない者でも容易に読むことが
でき、すぐに演奏を開始することができる演奏用楽譜、
この楽譜の表示装置および記譜法を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するた
め、本発明は、演奏用楽譜において、楽曲の内容を示す
文字と、前記楽曲の各楽音を指定するために操作する指
を特定する指特定情報とから構成され、前記楽曲の内容
を示す文字は、前記楽曲の演奏リズムに従った間隔で配
置され、前記指特定情報は、前記文字のうち該指指定情
報により特定される指を操作する時点の文字と対応する
位置に各々配置され、前記楽音を指定するために操作す
る指が複数の場合は、前記複数の指を特定する複数の前
記指特定情報が所定方向に並べて配置されていることを
特徴としている。
【0007】この構成によれば、演奏用楽譜には楽曲の
内容を示す文字と指特定情報のみが記載され、演奏者
は、楽曲の内容を示す文字から楽曲の内容や演奏リズム
を把握でき、指特定情報に従って指を操作していけば楽
曲の演奏を行うことが可能となる。
【0008】また、本発明は、1乃至複数の指の操作の
組み合わせにより楽音を指定する鍵盤楽器を演奏するた
めに用いられる演奏用楽譜であって、楽曲の内容を示す
文字が楽曲の演奏リズムに従った間隔で配置されるとと
もに、前記文字に対応する楽音を指定するために操作さ
れる1乃至複数の指の組み合わせを示す指特定情報が前
記文字に対応する位置に配置されていることを特徴とし
ている。
【0009】この構成によれば、演奏者は、楽曲の内容
を示す文字から楽曲の内容や演奏リズムを把握でき、指
特定情報で示される指の組み合わせに従って指を操作し
ていけば楽曲の演奏を行うことが可能となる。
【0010】また、本発明は、演奏用楽譜において、楽
曲の内容を示す文字と、前記楽曲の各楽音を指定するた
めに操作する操作子を特定する操作子特定情報とから構
成され、前記の内容を示す文字は、前記楽曲の演奏リズ
ムに従った間隔で配置され、前記操作子特定情報は、前
記文字のうち該操作子特定情報により特定される操作子
を操作する時点の文字と対応する位置に配置され、前記
楽音を指定するために操作する操作子が複数の場合は、
前記複数の操作子を特定する複数の前記操作子特定情報
が所定方向に並べて配置されていることを特徴としてい
る。
【0011】この構成によれば、演奏用楽譜には楽曲の
内容を示す文字と操作子特定情報のみが記載され、演奏
者は、楽曲の内容を示す文字から楽曲の内容や演奏リズ
ムを把握でき、操作子特定情報に従って操作子を操作し
ていけば楽曲の演奏を行うことが可能となる。
【0012】また、本発明は、上記演奏用楽譜を表示装
置に表示することを特徴としている。この構成によれ
ば、上記演奏洋楽譜を電子楽譜として使用でき、演奏者
が演奏する演奏装置の表示パネルなどに上記楽譜を表示
することが可能となる。
【0013】また、本発明は、演奏用楽譜の記譜法にお
いて、楽曲の内容を示す文字と、前記楽曲の各楽音を指
定するために操作する指を特定する指特定情報とから構
成し、前記楽曲の内容を示す文字を、前記楽曲の演奏リ
ズムに従った間隔で配置し、前記指特定情報を、前記文
字のうち該指指定情報により特定される指を操作する時
点の文字と対応する位置に各々配置し、前記楽音を指定
するために操作する指が複数の場合は、前記複数の指を
特定する複数の前記指特定情報を所定方向に並べて配置
することを特徴としている。
【0014】また、本発明は、演奏用楽譜の記譜法にお
いて、楽曲の内容を示す文字と、前記楽曲の各楽音を指
定するために操作する操作子を特定する操作子特定情報
とから構成し、前記の内容を示す文字を、前記楽曲の演
奏リズムに従った間隔で配置し、前記操作子特定情報
を、前記文字のうち該操作子特定情報により特定される
操作子を操作する時点の文字と対応する位置に配置し、
前記楽音を指定するために操作する操作子が複数の場合
は、前記複数の操作子を特定する複数の前記操作子特定
情報を所定方向に並べて配置することを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一
態様を示すものであり、この発明を限定するものではな
く、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0016】1.実施形態 本発明の実施形態に係る演奏用楽譜は、操作子の数に比
して多数の楽音を放音できるように構成された演奏装置
専用の楽譜である。この演奏装置は、演奏者の片手また
は両手と一対一で対応する複数の操作子を備えており、
これら操作子のいずれか1つ以上を同時操作したときの
組み合わせ(以下、「操作パターン」と言う。)に応じ
て1種類の楽音を特定して放音するように構成されてい
る。
【0017】まず、この演奏装置の操作パターンを理解
するために、従来の鍵盤楽器の右手の指操作を説明す
る。従来の鍵盤楽器においては、1オクターブに含まれ
る7つの全音階(ドレミファソラシ「CDEFGA
B」)の鍵を操作する場合は、1番目の音階音(ド
「C」)を親指、2番目の音階音(レ「D」)を人差し
指、3番目の音階音(ミ「E」)を中指、4番目の音階
音(ファ「F」)を親指、5番目の音階音(ソ「G」)
を人差し指、6番目の音階音(ラ「A」)を中指、7番
目の音階音(シ「B」)を薬指で操作するのが基本であ
る。分かり易く説明すると、ドレミファソラシと連続で
操作する場合は、親指(ド)→人差し指(レ)→中指
(ミ)→親指(ファ)→人差し指(ソ)→中指(ラ)→
薬指(シ)と操作する。すなわち、従来の鍵盤楽器の基
本的な指操作では、親指でドとファの鍵を操作し、人差
し指でレとソの鍵を操作し、中指でミとラの鍵を操作
し、薬指でシを操作するようになされている。
【0018】一方、本発明の演奏用楽譜が対象とする演
奏装置は、親指に対応する操作子の操作を含む操作パタ
ーンのいずれか2つに1番目の音階音(ド「C」)およ
び4番目の音階音(ファ「F」)が割り当てられてい
る。また、人差し指に対応する操作子の操作を含む操作
パターンのいずれか2つに2番目の音階音(レ「D」)
および5番目の音階音(ソ「G」)が割り当てられてい
る。
【0019】また、中指に対応する操作子の操作を含む
操作パターンのいずれか2つに3番目の音階音(ミ
「E」)および6番目の音階音(ラ「A」)が割り当て
られている。また、薬指に対応する操作子の操作を含む
操作パターンのいずれかに最も音階が高い音階音(シ
「B」)が割り当てられている。
【0020】このように、この演奏装置は、従来の鍵盤
楽器と同様に、親指を使ってドとファの音階音を放音で
き、人差し指を使ってレとソの音階音を放音でき、中指
を使ってミとラの音階音を放音でき、薬指を使ってシの
音階音を放音できるようになされている。以下、この演
奏装置および操作パターンの具体例を示した後、この演
奏装置に用いる演奏用楽譜を説明する。
【0021】図1は、上述した演奏装置の外観を示す斜
視図である。図示のように、この演奏装置10は、本体
11に5個の鍵1、2、3、4および5を備えている。
これら鍵1〜5は、従来の鍵盤楽器と同様に演奏者が指
によって押鍵できるようになされており、右手の各指と
一対一で対応している。具体的には、鍵1は親指、鍵2
は人差し指、鍵3は中指、鍵4は薬指、鍵5は小指でそ
れぞれ操作される操作子である。
【0022】図2は、この演奏装置10における楽音と
操作パターンの対応関係を示した図である。この図にお
いて、「key」の1、2、……、5は、鍵1、2、…
…、5にそれぞれ対応しており、黒丸が操作すべき鍵を
示している。また、各鍵1〜5と右手の指とは一対一で
対応しているため、「key」の「1」が親指、「2」
が人差し指、「3」が中指、「4」が薬指、「5」が小
指という具合に運指番号と同一の値にもなっている。
【0023】同図に示すように、この演奏装置10にお
いては、2オクターブ分の24音を放音できるようにな
されており、ド(C)とファ(F)の楽音に対応する操
作パターンには親指で操作する鍵1を含む操作パターン
(C3=鍵1、C4=鍵1+鍵5、F3=鍵1+鍵4、
F4=鍵1+鍵4+鍵5)が割り当てられるようになさ
れている。また、レ(D)とソ(G)の楽音に対応する
操作パターンには人差し指で操作する鍵2を含む操作パ
ターン(D3=鍵2、D4=鍵2+鍵5、G3=鍵2+
鍵4、G4=鍵2+鍵4+鍵5)が割り当てられるよう
になされている。
【0024】また、ミ(E)とラ(A)の楽音に対応す
る操作パターンには中指で操作する鍵3を含む操作パタ
ーン(E3=鍵1+鍵3、E4=鍵1+鍵3+鍵5、A
3=鍵3、A4=鍵3+鍵5)が割り当てられるように
なされている。また、シ(B)の楽音に対応する操作パ
ターンには薬指で操作する鍵4を含む操作パターン(B
3=鍵4、B4=鍵4+鍵5)が割り当てられるように
なされている。従って、この演奏装置10は、鍵の数の
数倍の楽音を指定できるにも拘わらず、従来の鍵盤楽器
に近い運指で音階音を指定できるので運指を覚えやすく
なっている。
【0025】また、同図に示すように、この演奏装置1
0においては、隣り合う全音階の楽音(ドレミファソラ
シ「CDEFGAB」)に割り当てた操作パターンを加
算した操作パターンを、隣り合う全音階の楽音の中間の
音階の楽音(半音記号のついた楽音)に割り当てるよう
になされている。例えば、note(ノートネーム)の「C
♯3」の操作パターン(鍵1と鍵2の操作)は、「C
3」の操作パターン(鍵1の操作)と「D3」の操作パ
ターン(鍵2の操作)の両方を含む操作パターンになさ
れている。
【0026】さらに、この演奏装置10においては、操
作パターンに小指に対応する鍵5を含めるか否かに応じ
て、指定する楽音を1オクターブ分だけ変化させること
も可能になされている。具体的には、「C3」〜「B
3」の各操作パターンに鍵5の操作を含めると、「C
4」〜「B4」の操作パターンになるようになされてい
る。従って、この演奏装置10の演奏者は、1オクター
ブ分の全音階(「CDEFGAB」)の操作パターンを
覚えれば、半音記号のついた音階音を指定したり、オク
ターブの異なる楽音を指定することを容易に行うことが
できるようになされている。
【0027】次に、図3は、本発明の実施形態に係る演
奏用楽譜100の一例を示す図である。この演奏用楽譜
100は、楽曲の歌詞(「うさぎ……」)およびこの楽
曲を演奏するための運指番号(「24……」)とから構
成されている。まず、この演奏用楽譜100において
は、歌詞の各文字が楽曲のリズムに対応する間隔で配列
されるようになされている。また、文字間隔が長音符号
「ー」によって調整されることにより、実際の歌い回し
を文字で表記した格好となっている。
【0028】また、運指番号は、歌詞中の操作タイミン
グに対応する文字の上側に配置されると共に、同時に操
作する運指番号(各操作パターンに対応する運指番号)
が上下方向に一列に配置されるようになされている。ま
た、運指番号を上下方向に並べる場合には、親指側の運
指番号から順に運指番号を上側に並べるようになされて
いる。これにより、演奏用楽譜100においては、歌詞
と運指番号とが楽曲のリズムに対応する間隔で配置され
るため、音符のような音の長短や高さを示す記号を使用
しなくても、その間隔から歌詞の歌い回しや演奏タイミ
ングが判るようになされている。
【0029】また、この演奏用楽譜100においては、
運指番号および歌詞が従来の五線譜と同様の並び、つま
り、楽曲の進行に従って小節単位で右方向に複数配置さ
れると共に、予め定めた数の小節単位で1段下に順次折
り返されて配置されるようになされている。従って、演
奏者は従来の五線譜と同じ見方で楽曲を視認できるよう
になされている。
【0030】これにより、この演奏用楽譜100を見れ
ば、演奏者は、五線譜が読めない者あるいは初心者であ
っても、楽曲の歌詞または指番号の間隔から楽曲のリズ
ムを把握して押鍵タイミングを容易に知ることができ、
かつ、指番号から押鍵を行うべき指(=押鍵すべき鍵)
を容易に知ることができる。このように、この演奏用楽
譜100によれば、歌詞から運指や運指タイミングが容
易に判るため、演奏を始めたばかりの初心者でも演奏装
置10の演奏をすぐに開始することができる。
【0031】特に演奏者が知っている楽曲の場合は、演
奏者は予め知っている歌詞部分や楽曲のリズムに合わせ
てその歌詞部分の運指番号に対応する運指を行えばよい
ので、正確なリズムで演奏を行うことができ、短時間の
練習で滑らかに演奏できるようになる。さらに、演奏者
は、現在の運指のみならず、前後の運指や運指タイミン
グなどを知ることができるので、演奏支援機能を使用す
る場合と比較して余裕を持って演奏を行うことができ、
演奏が受け身にならず、最初から楽しく演奏を行うこと
ができる。なお、演奏に慣れれば演奏用楽譜の歌詞を見
ながら演奏と同時に歌うことももちろん可能である。
【0032】2.変形例 本発明の演奏用楽譜は、上述した実施形態に限らず種々
の変形が可能である。例えば、以下のような変形実施が
可能である。 2−1.第1変形例 上述の実施形態においては、運指番号を上下方向に一列
に並べる場合について述べたが、図4に示すように、運
指番号を左右方向に一列に並べてもよい。また、図5に
示すように、運指番号の値に応じて高さを変化させるよ
うにしてもよい。
【0033】2−2.第2変形例 上述の実施形態においては、運指番号を記述する場合に
ついて述べたが、要は操作すべき指を特定する指特定情
報が記述されればよい。指特定情報には、例えば、指名
称(「親」は親指を示し、「人」は人差し指を示すな
ど)や、指のイラストや写真などの絵柄が挙げられる。
ここで、図6は、指名称を記述した演奏用楽譜の一例で
ある。一方、上述の演奏装置のように5鍵のものではな
く、88鍵のピアノなどの通常の鍵盤楽器の一部区間の
鍵を使って上述した演奏を行う場合には、鍵番号を記述
すると好適である。
【0034】また、指特定情報に限らず、鍵番号(図2
に示す「KEY」)などの操作子を特定する情報(操作
子特定情報)を記述するようにしてもよい。なお、上述
した実施形態では、「KEY」と「運指番号」とは同じ
値なので演奏用楽譜は図3〜図6に示したものと同一に
なる。
【0035】2−3.第3変形例 また、上述の実施形態においては、演奏用楽譜を歌詞と
運指番号のみから構成する場合について述べたが、図7
に示すように、階名(「ソソソラシラ……」)をさらに
記述するようにしてもよい。階名を記載することによ
り、この演奏用楽譜の情報量は五線譜とほぼ同一にな
る。また、階名を直接記載することにより、五線譜から
階名を把握するのに時間が掛かる初級者レベルの演奏者
でもこの楽譜を容易に読むことができる。
【0036】2−4.第4変形例 上述の実施形態においては、片手演奏用の演奏用楽譜に
本発明を適用する場合について述べたが、両手の指特定
情報あるいは操作子特定情報を記述することによって両
手演奏用の演奏用楽譜に対応させることも可能である。
【0037】2−5.第5変形例 上述の実施形態においては、歌詞の文字間隔を長音符号
「ー」を挿入して調整する場合について述べたが、本発
明は長音符号に限らず、各種符号や記号を適用でき、ま
た、運指番号と同様に空欄にしてもよい。
【0038】2−6.第6変形例 本発明の演奏用楽譜の記譜法は、紙に印刷される楽譜に
限らず、電子楽器が備える表示画面や表示装置に楽譜を
表示する、いわゆる電子楽譜に適用することが可能であ
る。また、電子楽譜に適用する場合には、楽譜全体を一
画面に表示する場合に限らず、次に操作すべき指を演奏
者が認識できる範囲内でスクロール表示などを適用して
楽譜の一部が表示されるようにしてもよい。また、電子
楽譜を表示する表示装置には、電子楽器に内蔵される表
示装置、楽器のそばにおいて使用する単体の表示装置、
パーソナルコンピュータの制御の下に各種情報を表示す
る表示装置などを広く適用することができる。
【0039】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、この演
奏用楽譜は、五線譜を読めない者であっても容易に読む
ことができ、すぐに演奏を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る演奏用楽譜を用いる
演奏装置の外観を示す斜視図である。
【図2】 演奏装置における楽音と操作パターンの対応
関係を示す図である。
【図3】 演奏用楽譜の一例を示す図である。
【図4】 演奏用楽譜の変形例を示す図である。
【図5】 演奏用楽譜の変形例を示す図である。
【図6】 演奏用楽譜の変形例を示す図である。
【図7】 演奏用楽譜の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5……鍵(操作子)、 10……演奏装置、 11……本体、 100……演奏用楽譜。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲の内容を示す文字と、前記楽曲の各
    楽音を指定するために操作する指を特定する指特定情報
    とから構成され、 前記楽曲の内容を示す文字は、前記楽曲の演奏リズムに
    従った間隔で配置され、 前記指特定情報は、前記文字のうち該指指定情報により
    特定される指を操作する時点の文字と対応する位置に各
    々配置され、 前記楽音を指定するために操作する指が複数の場合は、
    前記複数の指を特定する複数の前記指特定情報が所定方
    向に並べて配置されていることを特徴とする演奏用楽
    譜。
  2. 【請求項2】 1乃至複数の指の操作の組み合わせによ
    り楽音を指定する鍵盤楽器を演奏するために用いられる
    演奏用楽譜であって、 楽曲の内容を示す文字が楽曲の演奏リズムに従った間隔
    で配置されるとともに、前記文字に対応する楽音を指定
    するために操作される1乃至複数の指の組み合わせを示
    す指特定情報が前記文字に対応する位置に配置されてい
    ることを特徴とする演奏用楽譜。
  3. 【請求項3】 前記指特定情報は、運指番号、指名称、
    指の絵柄のうちの少なくともいずれか一種類以上の情報
    であることを特徴とする請求項1または2に記載の演奏
    用楽譜。
  4. 【請求項4】 楽曲の内容を示す文字と、前記楽曲の各
    楽音を指定するために操作する操作子を特定する操作子
    特定情報とから構成され、 前記の内容を示す文字は、前記楽曲の演奏リズムに従っ
    た間隔で配置され、 前記操作子特定情報は、前記文字のうち該操作子特定情
    報により特定される操作子を操作する時点の文字と対応
    する位置に配置され、 前記楽音を指定するために操作する操作子が複数の場合
    は、前記複数の操作子を特定する複数の前記操作子特定
    情報が所定方向に並べて配置されていることを特徴とす
    る演奏用楽譜。
  5. 【請求項5】 前記楽曲の内容を示す文字は、文字間隔
    が長音符号により調整されていることを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載の演奏用楽譜。
  6. 【請求項6】 前記楽曲の内容を示す文字は、前記楽曲
    の歌詞、階名、音名、ハミングのうちの少なくとも一種
    類以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の演奏用楽譜。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の演奏
    用楽譜を表示した表示装置。
  8. 【請求項8】 楽曲の内容を示す文字と、前記楽曲の各
    楽音を指定するために操作する指を特定する指特定情報
    とから構成し、 前記楽曲の内容を示す文字を、前記楽曲の演奏リズムに
    従った間隔で配置し、 前記指特定情報を、前記文字のうち該指指定情報により
    特定される指を操作する時点の文字と対応する位置に各
    々配置し、 前記楽音を指定するために操作する指が複数の場合は、
    前記複数の指を特定する複数の前記指特定情報を所定方
    向に並べて配置することを特徴とする演奏用楽譜の記譜
    法。
  9. 【請求項9】 前記指特定情報を、運指番号、指名称、
    指の絵柄のうちの少なくともいずれか一種類以上の情報
    にすることを特徴とする請求項8に記載の演奏用楽譜の
    記譜法。
  10. 【請求項10】 楽曲の内容を示す文字と、前記楽曲の
    各楽音を指定するために操作する操作子を特定する操作
    子特定情報とから構成し、 前記の内容を示す文字を、前記楽曲の演奏リズムに従っ
    た間隔で配置し、 前記操作子特定情報を、前記文字のうち該操作子特定情
    報により特定される操作子を操作する時点の文字と対応
    する位置に配置し、 前記楽音を指定するために操作する操作子が複数の場合
    は、前記複数の操作子を特定する複数の前記操作子特定
    情報を所定方向に並べて配置することを特徴とする演奏
    用楽譜の記譜法。
  11. 【請求項11】 前記楽曲の内容を示す文字の文字間隔
    を長音符号により調整することを特徴とする請求項8乃
    至10のいずれかに記載の演奏用楽譜の記譜法。
  12. 【請求項12】 前記楽曲の内容を示す文字を、前記楽
    曲の歌詞、階名、音名、ハミングのうちの少なくとも一
    種類以上にすることを特徴とする請求項8乃至11のい
    ずれかに記載の演奏用楽譜の記譜法。
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