JP2581285Y2 - 楽 譜 - Google Patents

楽 譜

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JP2581285Y2
JP2581285Y2 JP1993029935U JP2993593U JP2581285Y2 JP 2581285 Y2 JP2581285 Y2 JP 2581285Y2 JP 1993029935 U JP1993029935 U JP 1993029935U JP 2993593 U JP2993593 U JP 2993593U JP 2581285 Y2 JP2581285 Y2 JP 2581285Y2
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憲治 永瀬
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の鍵盤楽器の演奏
に好適に使用できるようにした楽譜に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ピアノ、オルガン、大正琴その他
の鍵盤を有する楽器で音楽を演奏するためには、5線譜
等の楽譜に表記された音階や音程並びに拍子やリズム等
の音楽的情報を読み取る知識や技能を習得し、且つその
読み取った音楽的情報を、用いる楽器の鍵盤配列に置き
換える知識や技能(楽器演奏法)を習得することによ
り、初めて所望する音楽を演奏することができるもので
ある。したがって、楽譜の読み取りに必要な音楽の知識
や、用いる楽器の鍵盤配列等に関する音楽的構造及び機
能を特別に学習しない限り、一般にピアノやオルガン、
大正琴その他の鍵盤を有する楽器を用いて音楽を演奏す
ることは困難であった。そのため、歌詞やメロディ等を
知っている曲があっても上記の如き理由により鍵盤楽器
を演奏することができない人が多い。
【0003】なお、楽器の鍵盤に対応してそれぞれ発光
素子を設け、演奏すべき曲に合わせて上記発光素子を制
御し、操作すべき鍵盤を点灯指示するようにした鍵盤楽
器も知られているが、楽譜や楽器について上述の如き知
識、経験を有していない人にとっては、現に操作してい
る鍵盤及び次に操作する鍵盤を点灯指示したとしても、
フレーズ(旋律線の自然な区切)を把握できないもので
あるから、正しいメロディで演奏することはむずかし
い。
【0004】
【考案の解決課題】本考案の目的は、従来の5線譜等の
楽譜を読み取るために必要であった音楽の知識や技能に
関して、且つ、用いる楽器の鍵盤配列等の音楽的構造及
び機能に関して、特別な学習や訓練を必要とせずに所望
する音楽が演奏できるようにした楽譜を提供することで
ある。
【0005】
【課題解決の手段】本考案によれば、用いる楽器の鍵盤
の外形的特徴及び配列等を表わした鍵盤表示部を有し、
該表示部の鍵盤図形に沿って時間軸を形成し、該時間軸
にメロディの時間的経過にしたがって歌詞又は音符に相
当する符号を表示するようにした楽譜が提供され、上記
目的が達成される。
【0006】
【作用】本考案の楽譜は、紙、プラスチックシ−ト等の
紙片状の表示体やCRT、液晶デイスプレイ等の電気的
なデイスプレイ式表示器に表示され、用いる鍵盤の外形
的特徴及び配列等を具体的に明示した鍵盤表示部に沿っ
て設けた時間軸に、拍子やリズム等の時間的経過が判る
形で所望する音楽の歌詞又は音符に相当する符号が個々
の鍵盤に対応して設けられているので、従来の5線譜等
の楽譜が読み取れなくても、また、用いる楽器の鍵盤配
列等の音楽的構造及び機能が判らなくても、表示された
歌詞又は音符に相当する符号に対応する個々の鍵盤を順
次押していくことにより所望する音楽を演奏することが
できる。
【0007】
【実施例】以下実施例と共に説明する。本考案の楽譜
は、用いる鍵盤楽器に対応して種々の態様で表示され、
使用する楽器としてはピアノやオルガン又は大正琴等の
ように「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音音階を
主体に配列したものでもよいし、特公平2−8317号
公報に示すように性格の異なる5音音階(例えば、ミ・
ファ・ラ・シ・ド又はド・レ・ミ・ソ・ラ等)を主体に
2段に配列したものでもよいし、その他独自に考案され
た特殊な配列の鍵盤楽器であってもよい。
【0008】図1には、上記特公平2−8317号公報
に示された如き5音音階を主体とする鍵盤楽器に本考案
を適用した実施例を示してあり、紙、プラスチックシ−
ト等の紙片状の表示体(1)には、使用する楽器の鍵盤
の外形的特徴及び配列等を表わした鍵盤表示部(2),
(2)、図においては「ミ・ファ・ラ・シ・ド」の5音
音階を主体とする鍵盤列が設けられている。該鍵盤表示
部(2),(2)は、使用する鍵盤楽器の鍵盤部分とほ
ぼ同一の大きさ(略実物大)が好ましく、また図におい
ては表示体の上部及び下部の2ヶ所に設けてあるが、い
ずれか一方のみに設けるようにしてもよいし、表示体の
側方に横向になるように設けてもよい。
【0009】上記表示部(2)の各鍵盤図形(3)・・
・に沿って時間軸(4)・・・が形成されている。該時
間軸(4)は、各鍵盤の配列を明示できるよう実線、細
線、破線、鎖線等の線で表わしたり、線と線の間の空間
で表わすことができ、該時間軸に演奏すべき曲のメロデ
ィの時間的経過にしたがって歌詞又は音符に相当する各
種の符号(5)を表示するようにしてある。図において
は、「会津磐梯山」の歌詞を符号(5)として表示し、
さらにフレ−ズを示す矢印(6)や音の長さを示す縦波
線や直線等の長音符号(7)を所定個所に設けてある
が、該矢印(6)や長音符号(7)は、必ずしも設けな
くてもよい。なお、図の上から下に向かって付号(5)
を表示してあるが、下から上に向かって時間的経過にし
たがって表示することもでき、鍵盤表示部(2)を表示
体(1)の側方に設けた場合には時間軸を水平方向に設
ければよい。
【0010】図1に示す楽譜を用いて演奏するには、図
2に示すように上記特公平2−8317号公報に示され
た5音音階を主体とする鍵盤楽器(10)を鍵盤表示部
(2)の上に重ねて置き、上記符号(5)が表示された
時間軸に対応する楽器の鍵盤(11)・・・を順次押して行
けばよい。この際、フレ−ズの矢印(6)は、次に押す
べき鍵盤の位置及び旋律線の自然な区切を示唆し、上記
長音符号(7)は当該鍵盤を押し続ける長さを示すので
演奏しやすい。また、上述したように鍵盤表示部(2)
の大きさを楽器の実物大に形成しておくと、楽器を重ね
た際に鍵盤表示部(2)の鍵盤図形の位置、大きさ等は
実物の楽器の鍵盤と一致するので、一層演奏しやすい
が、楽器と大きさが異なる場合は、鍵盤表示部に隣接し
て楽器を置いて演奏すればよい。
【0011】詩吟や日本民謡等の邦楽では、時間を規則
的に分割した拍子に馴染まない曲が多いので、上記図1
に示す如き楽譜でも充分であるが、上記時間軸を横切っ
て拍子やリズム等の時間的経過を示す拍数に相当する目
盛線を設けるとさらに効果的に演奏することができる。
図3はそのような楽譜の実施例を示しており、時間軸
(4)・・・を横切って拍子を表わす目盛線(8)・・
・を設け、上記時間軸(4)と目盛線(8)の交点に、
拍子、リズム等の時間的経過を考慮して演奏しようとす
る曲、例えば「赤とんぼ」の歌詞を符号(5)・・・と
して表示したものである。上記目盛線(8)の間隔は、
2拍子,3拍子,4拍子,6拍子等に応じて細分して設
ければよい。なお、図3に示す鍵盤表示部(2)は、
「ド・レ・ミ・ソ・ラ」の5音音階を主体とする鍵盤列
が示されている。
【0012】図4に示す楽譜は、鍵盤表示部(2),
(2)として大正琴(図示略)の鍵盤の外形的特徴及び
配列を具体的に明示した鍵盤図形を有する実施例であ
る。この実施例においては、大正琴の鍵盤列に対応して
鍵盤図形が7音音階で構成されており、かつ時間軸
(4)・・・の間隔が高音側で狭くなっている点が特徴
であるが、基本的には上記実施例と変らない。また、鍵
盤表示部(2),(2)は上下に設けてあるが、いずれ
か一方にのみ設けてあってもよい。
【0013】図5に示す楽譜は、鍵盤表示部(2),
(2)としてピアノ、オルガン等の7音音階の鍵盤列を
有する周知の鍵盤楽器の鍵盤の外形的特徴及び配列を具
体的に明示した実施例である。この実施例では鍵盤図形
(3)の幅に応じた空間を時間軸(4)・・・とし、該
時間軸(4)に歌詞を符号(5)として設けてあり、ま
た鍵盤表示部(2),(2)は上下に設けてあるが、い
ずれか一方にのみ設けてあってもよい。
【0014】上記各実施例においては、メロディの時間
的経過を表わす符号(5)として歌詞を用いているが、
○,●,×その他の適宜の図形や記号を上記符号(5)
として用いることができ、図6はそのような実施例を示
してある。
【0015】上記各実施例は楽譜を表わす表示体として
紙、プラスチックシ−ト等の紙片について説明したが、
本考案の楽譜はそのような表示体に限定されず、CRT
や液晶デイスプレイ等の電気的に表示される適宜のデイ
スプレイ式の表示器であってもよい。
【0016】図7はそのような実施例を示し、鍵盤表示
部(2)に対応して時間軸(4)、目盛線(8)等を表
示するCRTや液晶デイスプレイ等の電気的な表示器
(9)を有し、電子装置により所望する音楽の音階や音
程並びに拍子やリズム等の音楽的情報を符号(5)等と
して画面に表示するようにしたものである。このように
電気的な表示器にすれば、画面を図7(a)〜(c)に
示すように上から下方向(又は下から上方向)にスクロ
−ルして表示するようにしたり適宜のフレ−ズ毎に画面
を切換えて表示するようにすれば、表示器を紙片等の楽
譜に比べて小さく形成することができる。
【0017】図7に示す電気的な表示器(9)の場合、
上記鍵盤表示部(2)の鍵盤図形(3)を実際に演奏で
きる電子楽器等の電気接点としてもよい。そのようにす
れば、それ自体で表示器付の鍵盤楽器若しくは音楽玩具
が得られる。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記のように構成され、鍵盤表
示部と該鍵盤表示部の鍵盤図形に沿って形成した時間軸
を並設し、該時間軸にメロディの時間的経過にしたがっ
て歌詞等の音符に相当する符号を表示するようにしたの
で、鍵盤表示部と音符に相当する符号を表示した時間軸
は、常に対応した関係に設けられており、鍵盤楽器を上
記鍵盤表示部上に重ねて置いたり、該鍵盤表示部に隣接
して置けば、楽譜に表示された楽曲の音階は鍵盤楽器の
該当する鍵盤の音階の位置に正しく一致し、楽譜通りの
音階や音程で演奏可能な状態にでき、その後時間軸に表
わされた符号にしたがって上記鍵盤を操作すれば誤りな
く演奏でき、また上記楽器の鍵盤図形と音符に相当する
符号が一見して分る状態に対応して設けられているか
ら、上記楽譜を用いるだけで実際に楽器を用いなくとも
指使いや指運びを練習することができ、効果的に演奏に
習熟することができ、専門的な知識、経験を有しない人
でも簡単に曲を演奏することができ、過去に知っている
曲ならば思い出しながら容易に演奏できるので老人等の
リハビリに好適に使用でき、またピアノ、オルガン等の
西洋音楽にこだわらず各種の音楽を容易に演奏できるか
ら、音楽教育としても効率よく使用でき、玩具等として
も適宜応用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、5音音階の楽器に使
用する楽譜の正面図。
【図2】使用状態を示す斜視図。
【図3】時間軸と目盛線を有する5音音階の楽器に使用
する楽譜の正面図。
【図4】大正琴に使用する楽譜の正面図。
【図5】ピアノ、オルガン等に使用する楽譜の正面図。
【図6】ピアノ、オルガン等に使用する楽譜の他の実施
例を示す正面図。
【図7】電気的なデイスプレイ式の表示器を有する楽譜
の実施例を示し、(a),(b),(c)は順次画面を
スクロ−ルした状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 表示体 2 鍵盤表示部 3 表示部の鍵盤図形 4 時間軸 5 符号 6 フレ−ズの矢印 7 長音符号 8 目盛線 9 表示器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用いる楽器の鍵盤の外形的特徴及び配列
    等を表わした鍵盤表示部を有し、該表示部の鍵盤図形に
    沿って時間軸を形成し、該時間軸にメロディの時間的経
    過にしたがって歌詞又は音符に相当する符号を表示する
    ようにした楽譜。
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