JPH0684471U - 楽 譜 - Google Patents

楽 譜

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JPH0684471U
JPH0684471U JP2993593U JP2993593U JPH0684471U JP H0684471 U JPH0684471 U JP H0684471U JP 2993593 U JP2993593 U JP 2993593U JP 2993593 U JP2993593 U JP 2993593U JP H0684471 U JPH0684471 U JP H0684471U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 専門的な知識を有しないでも鍵盤楽器を演奏
できる楽譜を提供する。 【構成】 表示体(1)に、実際に使用する鍵盤楽器の
鍵盤の外形的特徴及び配列等を表わした鍵盤表示部
(2),(2)を設ける。鍵盤表示部(2)の各鍵盤図
形(3)に沿って時間軸(4)・・・を設けてあり、こ
の時間軸に曲のメロディの時間的経過にしたがって歌詞
又は音符に相当する符号(5)・・・を表示する。この
ようにして得られた楽譜の上記鍵盤表示部(2)に添わ
せて鍵盤楽器(10)と楽譜を並べて置き、上記楽譜の
符号(5)・・・が表示された時間軸に対応する楽器の
鍵盤(11)・・・を順次押せば曲を演奏することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の鍵盤楽器の演奏に好適に使用できるようにした楽譜に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ピアノ、オルガン、大正琴その他の鍵盤を有する楽器で音楽を演奏する ためには、5線譜等の楽譜に表記された音階や音程並びに拍子やリズム等の音楽 的情報を読み取る知識や技能を習得し、且つその読み取った音楽的情報を、用い る楽器の鍵盤配列に置き換える知識や技能(楽器演奏法)を習得することにより 、初めて所望する音楽を演奏することができるものである。 したがって、楽譜の読み取りに必要な音楽の知識や、用いる楽器の鍵盤配列等 に関する音楽的構造及び機能を特別に学習しない限り、一般にピアノやオルガン 、大正琴その他の鍵盤を有する楽器を用いて音楽を演奏することは困難であった 。そのため、歌詞やメロディ等を知っている曲があっても上記の如き理由により 鍵盤楽器を演奏することができない人が多い。
【0003】 なお、楽器の鍵盤に対応してそれぞれ発光素子を設け、演奏すべき曲に合わせ て上記発光素子を制御し、操作すべき鍵盤を点灯指示するようにした鍵盤楽器も 知られているが、楽譜や楽器について上述の如き知識、経験を有していない人に とっては、現に操作している鍵盤及び次に操作する鍵盤を点灯指示したとしても 、フレーズ(旋律線の自然な区切)を把握できないものであるから、正しいメロ ディで演奏することはむずかしい。
【0004】
【考案の解決課題】
本考案の目的は、従来の5線譜等の楽譜を読み取るために必要であった音楽の 知識や技能に関して、且つ、用いる楽器の鍵盤配列等の音楽的構造及び機能に関 して、特別な学習や訓練を必要とせずに所望する音楽が演奏できるようにした楽 譜を提供することである。
【0005】
【課題解決の手段】
本考案によれば、用いる楽器の鍵盤の外形的特徴及び配列等を表わした鍵盤表 示部を有し、該表示部の鍵盤図形に沿って時間軸を形成し、該時間軸にメロディ の時間的経過にしたがって歌詞又は音符に相当する符号を表示するようにした楽 譜が提供され、上記目的が達成される。
【0006】
【作用】
本考案の楽譜は、紙、プラスチックシ−ト等の紙片状の表示体やCRT、液晶 デイスプレイ等の電気的なデイスプレイ式表示器に表示され、用いる鍵盤の外形 的特徴及び配列等を具体的に明示した鍵盤表示部に沿って設けた時間軸に、拍子 やリズム等の時間的経過が判る形で所望する音楽の歌詞又は音符に相当する符号 が個々の鍵盤に対応して設けられているので、従来の5線譜等の楽譜が読み取れ なくても、また、用いる楽器の鍵盤配列等の音楽的構造及び機能が判らなくても 、表示された歌詞又は音符に相当する符号に対応する個々の鍵盤を順次押してい くことにより所望する音楽を演奏することができる。
【0007】
【実施例】
以下実施例と共に説明する。 本考案の楽譜は、用いる鍵盤楽器に対応して種々の態様で表示され、使用する 楽器としてはピアノやオルガン又は大正琴等のように「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ ラ・シ」の7音音階を主体に配列したものでもよいし、特公平2−8317号公 報に示すように性格の異なる5音音階(例えば、ミ・ファ・ラ・シ・ド又はド・ レ・ミ・ソ・ラ等)を主体に2段に配列したものでもよいし、その他独自に考案 された特殊な配列の鍵盤楽器であってもよい。
【0008】 図1には、上記特公平2−8317号公報に示された如き5音音階を主体とす る鍵盤楽器に本考案を適用した実施例を示してあり、紙、プラスチックシ−ト等 の紙片状の表示体(1)には、使用する楽器の鍵盤の外形的特徴及び配列等を表 わした鍵盤表示部(2),(2)、図においては「ミ・ファ・ラ・シ・ド」の5 音音階を主体とする鍵盤列が設けられている。該鍵盤表示部(2),(2)は、 使用する鍵盤楽器の鍵盤部分とほぼ同一の大きさ(略実物大)が好ましく、また 図においては表示体の上部及び下部の2ヶ所に設けてあるが、いずれか一方のみ に設けるようにしてもよいし、表示体の側方に横向になるように設けてもよい。
【0009】 上記表示部(2)の各鍵盤図形(3)・・・に沿って時間軸(4)・・・が形 成されている。該時間軸(4)は、各鍵盤の配列を明示できるよう実線、細線、 破線、鎖線等の線で表わしたり、線と線の間の空間で表わすことができ、該時間 軸に演奏すべき曲のメロディの時間的経過にしたがって歌詞又は音符に相当する 各種の符号(5)を表示するようにしてある。図においては、「会津磐梯山」の 歌詞を符号(5)として表示し、さらにフレ−ズを示す矢印(6)や音の長さを 示す縦波線や直線等の長音符号(7)を所定個所に設けてあるが、該矢印(6) や長音符号(7)は、必ずしも設けなくてもよい。なお、図の上から下に向かっ て付号(5)を表示してあるが、下から上に向かって時間的経過にしたがって表 示することもでき、鍵盤表示部(2)を表示体(1)の側方に設けた場合には時 間軸を水平方向に設ければよい。
【0010】 図1に示す楽譜を用いて演奏するには、図2に示すように上記特公平2−83 17号公報に示された5音音階を主体とする鍵盤楽器(10)を鍵盤表示部(2) の上に重ねて置き、上記符号(5)が表示された時間軸に対応する楽器の鍵盤(1 1)・・・を順次押して行けばよい。この際、フレ−ズの矢印(6)は、次に押す べき鍵盤の位置及び旋律線の自然な区切を示唆し、上記長音符号(7)は当該鍵 盤を押し続ける長さを示すので演奏しやすい。また、上述したように鍵盤表示部 (2)の大きさを楽器の実物大に形成しておくと、楽器を重ねた際に鍵盤表示部 (2)の鍵盤図形の位置、大きさ等は実物の楽器の鍵盤と一致するので、一層演 奏しやすいが、楽器と大きさが異なる場合は、鍵盤表示部に隣接して楽器を置い て演奏すればよい。
【0011】 詩吟や日本民謡等の邦楽では、時間を規則的に分割した拍子に馴染まない曲が 多いので、上記図1に示す如き楽譜でも充分であるが、上記時間軸を横切って拍 子やリズム等の時間的経過を示す拍数に相当する目盛線を設けるとさらに効果的 に演奏することができる。図3はそのような楽譜の実施例を示しており、時間軸 (4)・・・を横切って拍子を表わす目盛線(8)・・・を設け、上記時間軸( 4)と目盛線(8)の交点に、拍子、リズム等の時間的経過を考慮して演奏しよ うとする曲、例えば「赤とんぼ」の歌詞を符号(5)・・・として表示したもの である。上記目盛線(8)の間隔は、2拍子,3拍子,4拍子,6拍子等に応じ て細分して設ければよい。なお、図3に示す鍵盤表示部(2)は、「ド・レ・ミ ・ソ・ラ」の5音音階を主体とする鍵盤列が示されている。
【0012】 図4に示す楽譜は、鍵盤表示部(2),(2)として大正琴(図示略)の鍵盤 の外形的特徴及び配列を具体的に明示した鍵盤図形を有する実施例である。この 実施例においては、大正琴の鍵盤列に対応して鍵盤図形が7音音階で構成されて おり、かつ時間軸(4)・・・の間隔が高音側で狭くなっている点が特徴である が、基本的には上記実施例と変らない。また、鍵盤表示部(2),(2)は上下 に設けてあるが、いずれか一方にのみ設けてあってもよい。
【0013】 図5に示す楽譜は、鍵盤表示部(2),(2)としてピアノ、オルガン等の7 音音階の鍵盤列を有する周知の鍵盤楽器の鍵盤の外形的特徴及び配列を具体的に 明示した実施例である。この実施例では鍵盤図形(3)の幅に応じた空間を時間 軸(4)・・・とし、該時間軸(4)に歌詞を符号(5)として設けてあり、ま た鍵盤表示部(2),(2)は上下に設けてあるが、いずれか一方にのみ設けて あってもよい。
【0014】 上記各実施例においては、メロディの時間的経過を表わす符号(5)として歌 詞を用いているが、○,●,×その他の適宜の図形や記号を上記符号(5)とし て用いることができ、図6はそのような実施例を示してある。
【0015】 上記各実施例は楽譜を表わす表示体として紙、プラスチックシ−ト等の紙片に ついて説明したが、本考案の楽譜はそのような表示体に限定されず、CRTや液 晶デイスプレイ等の電気的に表示される適宜のデイスプレイ式の表示器であって もよい。
【0016】 図7はそのような実施例を示し、鍵盤表示部(2)に対応して時間軸(4)、 目盛線(8)等を表示するCRTや液晶デイスプレイ等の電気的な表示器(9) を有し、電子装置により所望する音楽の音階や音程並びに拍子やリズム等の音楽 的情報を符号(5)等として画面に表示するようにしたものである。このように 電気的な表示器にすれば、画面を図7(a)〜(c)に示すように上から下方向 (又は下から上方向)にスクロ−ルして表示するようにしたり適宜のフレ−ズ毎 に画面を切換えて表示するようにすれば、表示器を紙片等の楽譜に比べて小さく 形成することができる。
【0017】 図7に示す電気的な表示器(9)の場合、上記鍵盤表示部(2)の鍵盤図形( 3)を実際に演奏できる電子楽器等の電気接点としてもよい。そのようにすれば 、それ自体で表示器付の鍵盤楽器若しくは音楽玩具が得られる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は上記のように構成され、専門的な知識、経験を有しない人でも簡単に 曲を演奏することができ、過去に知っている曲ならば思い出しながら容易に演奏 できるので老人等のリハビリに好適に使用でき、またピアノ、オルガン等の西洋 音楽にこだわらず各種の音楽を容易に演奏できるから、音楽教育としても効率よ く使用でき、玩具等としても適宜応用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、5音音階の楽器に使
用する楽譜の正面図。
【図2】使用状態を示す斜視図。
【図3】時間軸と目盛線を有する5音音階の楽器に使用
する楽譜の正面図。
【図4】大正琴に使用する楽譜の正面図。
【図5】ピアノ、オルガン等に使用する楽譜の正面図。
【図6】ピアノ、オルガン等に使用する楽譜の他の実施
例を示す正面図。
【図7】電気的なデイスプレイ式の表示器を有する楽譜
の実施例を示し、(a),(b),(c)は順次画面を
スクロ−ルした状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 表示体 2 鍵盤表示部 3 表示部の鍵盤図形 4 時間軸 5 符号 6 フレ−ズの矢印 7 長音符号 8 目盛線 9 表示器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用いる楽器の鍵盤の外形的特徴及び配列
    等を表わした鍵盤表示部を有し、該表示部の鍵盤図形に
    沿って時間軸を形成し、該時間軸にメロディの時間的経
    過にしたがって歌詞又は音符に相当する符号を表示する
    ようにした楽譜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100573331B1 (ko) * 1999-06-30 2006-04-24 고나미 가부시끼가이샤 게임 시스템 및 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체
KR101295646B1 (ko) * 2011-10-13 2013-08-09 김영옥 장단 가락보 및 장단 가락보 표시 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04133270U (ja) * 1991-01-25 1992-12-11 有限会社タイヨー・ムジーク・ジヤパン ピアノ演奏用教習具

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