JP2004199010A - 鍵盤図による楽譜 - Google Patents
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Abstract
【課題】鍵盤楽器演奏希望における初心者は、五線譜を理解することさえ困難であるのに、且つ鍵盤の位置を確認し、指使いを考えなければならず、独学で鍵盤楽器演奏をすることは難しい。五線譜に不慣れな初心者であっても、五線譜の構造を容易に理解しながら鍵盤楽器を両手で演奏できる楽譜が皆無だからである。
【解決手段】演奏曲目の楽譜を連続した鍵盤図に表示し、図解した鍵盤楽器の鍵盤上に、弾くべき音を着色する等の方法で差別化し、当該鍵盤に対応する右手左手それぞれの指番号を付記することで音程や和音を表現する。音程や和音を表現する鍵盤図を、さらに拍子や解説付きの音楽記号に合わせて時系列に配することで音の長さを表現した、曲目が鍵盤図で演奏できる鍵盤図による楽譜を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】演奏曲目の楽譜を連続した鍵盤図に表示し、図解した鍵盤楽器の鍵盤上に、弾くべき音を着色する等の方法で差別化し、当該鍵盤に対応する右手左手それぞれの指番号を付記することで音程や和音を表現する。音程や和音を表現する鍵盤図を、さらに拍子や解説付きの音楽記号に合わせて時系列に配することで音の長さを表現した、曲目が鍵盤図で演奏できる鍵盤図による楽譜を提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵盤楽器演奏希望の初心者におけるピアノやエレクトーン、電子ピアノ等の鍵盤楽器演奏が簡単にできる楽譜に関する。
【0002】
【従来の技術】
鍵盤楽器の楽譜は、通常はト音記号とヘ音記号とで構成された2段譜である五線譜を使用し、鍵盤楽器を演奏するためにはこの2段譜を理解していることが前提となる。
【0003】
しかしながら、鍵盤楽器演奏における初心者は、五線譜を理解することさえ困難であるのに、且つ鍵盤の位置を確認し、指使いを考え、拍子をとらなければならない。
【0004】
鍵盤楽器演奏習得希望者は多く、ピアノをはじめとした音楽教室が盛んであることから、鍵盤楽器演奏における初心者が鍵盤楽器演奏の技術を習得する場合、音楽教室や個人のピアノの先生に習うことが通常の練習方法として定着しているが、鍵盤楽器演奏習得希望者の中には、忙しくて音楽教室の営業時間内に通うことができない、習うのが恥ずかしいという人が存在する。このため、例えば、特開平9−218639号公報記載の鍵盤の平面図を利用した楽譜表示フォームでは、鍵盤の平面図上に弾くべき鍵盤を番号又は歌詞の文字を表示することで、鍵盤楽器演奏における初心者においても容易に親しめる楽譜表示フォームが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報記載の特開平9−218639号の提案技術は、鍵盤楽器演奏希望者が独学をするためのもので、鍵盤楽器を短音(メロディー)だけで演奏する楽譜表示フォームとなっており、ピアノをはじめとした鍵盤楽器演奏の醍醐味である複数の音を同時に鳴らす和音や、右手だけではなく左手を使った演奏を視野に入れたものではなく、又五線譜を理解するためのものでもない。
【0006】
本発明の目的は、五線譜が読めない鍵盤楽器演奏希望における初心者であっても、五線譜の音楽記号を容易に理解しながら、即席に和音と両手での演奏ができる鍵盤図による楽譜を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は演奏曲目を連続した鍵盤図に表示したもので、図解した鍵盤楽器の鍵盤上に、弾くべき音を着色する等の方法で差別化し、当該鍵盤に対応する右手左手それぞれの指番号を付記することで音程や和音を指示し、弾くべき音を示した鍵盤図を拍子や解説付きの音楽記号に合わせて時系列に配することで音の長さを表現した、曲目を鍵盤図で演奏できる鍵盤図による楽譜からなる。
【0008】
【発明の実施形態】
以下、本発明の鍵盤図による楽譜の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0009】
図1における1は、五線譜に対応した本発明の鍵盤図による楽譜の鍵盤図で、着色等で差別化する弾くべき鍵盤に指番号を付記した鍵盤図を、音の長さに合わせて時系列に配置することで、演奏者は鍵盤図を見ながら曲目を順次演奏することが可能になる。
【0010】
例えば、五線譜の8分音符を鍵盤図による楽譜で表現する場合は4分音符の半分の間隔に、2分音符は4分音符の倍の間隔になる。休符についても同様に、休む音の長さに対応した間隔を維持し識別させる。
【0011】
他方、楽器演奏は音程や和音、音の長さだけではなく、一定の拍数(拍子)も重要であることから、本発明では図1における6の拍子を表記し、最初の1拍目を強調表示することで、初心者のリズムをとる作業に効果を発揮し、曲目の演奏を補助する。4分の4拍子の音楽記号ならば4拍、4分の3拍子の音楽記号ならば3拍分を記号等で表示し、識別させるものである。
【0012】
本発明は五線譜での習得や演奏を苦手とする鍵盤楽器演奏希望における初心者を対象とした楽譜として位置付けており、鍵盤楽器演奏希望者がある程度修練を積むと、鍵盤図による楽譜から五線譜での演奏を望むようになるであろう。そのため本発明では、五線譜の小節や4分休符、8分休符等を図1における4の五線譜の記号として取り入れ、5の五線譜の記号解説による簡潔な表現で説明することで、習得レベルが五線譜へ移行した場合の補助を行う。
【0013】
五線譜は演奏曲や難易度によって音域が違ってくることから、使用鍵盤図も図4で示すように音域に対応した鍵盤図を提供する。
【0014】
【発明の効果】
五線譜及び弾くべき鍵盤の指使いに不慣れな鍵盤楽器演奏希望における初心者であっても即席に鍵盤楽器で音程や和音を使った演奏を両手で行う楽譜を提供できる。
【0015】
鍵盤図による楽譜は、即席に演奏を楽しみながら五線譜の小節等の構造や、音符、休符等の記号の知識を吸収でき、楽譜に不慣れな鍵盤楽器演奏希望者においては、五線譜へ練習を移行した場合、抵抗なしに五線譜を受け入れることができる結果が期待できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍵盤図による楽譜
【図2】鍵盤図による楽譜が対応する五線譜
【図3】指と指番号
【図4】五線譜の音域に対応する鍵盤図
【符号の説明】
1 鍵盤図
2 指番号
3 弾く鍵盤
4 五線譜の記号
5 五線譜の記号解説
6 拍子
7 小節番号
8 音の長さを表現する空間
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵盤楽器演奏希望の初心者におけるピアノやエレクトーン、電子ピアノ等の鍵盤楽器演奏が簡単にできる楽譜に関する。
【0002】
【従来の技術】
鍵盤楽器の楽譜は、通常はト音記号とヘ音記号とで構成された2段譜である五線譜を使用し、鍵盤楽器を演奏するためにはこの2段譜を理解していることが前提となる。
【0003】
しかしながら、鍵盤楽器演奏における初心者は、五線譜を理解することさえ困難であるのに、且つ鍵盤の位置を確認し、指使いを考え、拍子をとらなければならない。
【0004】
鍵盤楽器演奏習得希望者は多く、ピアノをはじめとした音楽教室が盛んであることから、鍵盤楽器演奏における初心者が鍵盤楽器演奏の技術を習得する場合、音楽教室や個人のピアノの先生に習うことが通常の練習方法として定着しているが、鍵盤楽器演奏習得希望者の中には、忙しくて音楽教室の営業時間内に通うことができない、習うのが恥ずかしいという人が存在する。このため、例えば、特開平9−218639号公報記載の鍵盤の平面図を利用した楽譜表示フォームでは、鍵盤の平面図上に弾くべき鍵盤を番号又は歌詞の文字を表示することで、鍵盤楽器演奏における初心者においても容易に親しめる楽譜表示フォームが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報記載の特開平9−218639号の提案技術は、鍵盤楽器演奏希望者が独学をするためのもので、鍵盤楽器を短音(メロディー)だけで演奏する楽譜表示フォームとなっており、ピアノをはじめとした鍵盤楽器演奏の醍醐味である複数の音を同時に鳴らす和音や、右手だけではなく左手を使った演奏を視野に入れたものではなく、又五線譜を理解するためのものでもない。
【0006】
本発明の目的は、五線譜が読めない鍵盤楽器演奏希望における初心者であっても、五線譜の音楽記号を容易に理解しながら、即席に和音と両手での演奏ができる鍵盤図による楽譜を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は演奏曲目を連続した鍵盤図に表示したもので、図解した鍵盤楽器の鍵盤上に、弾くべき音を着色する等の方法で差別化し、当該鍵盤に対応する右手左手それぞれの指番号を付記することで音程や和音を指示し、弾くべき音を示した鍵盤図を拍子や解説付きの音楽記号に合わせて時系列に配することで音の長さを表現した、曲目を鍵盤図で演奏できる鍵盤図による楽譜からなる。
【0008】
【発明の実施形態】
以下、本発明の鍵盤図による楽譜の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0009】
図1における1は、五線譜に対応した本発明の鍵盤図による楽譜の鍵盤図で、着色等で差別化する弾くべき鍵盤に指番号を付記した鍵盤図を、音の長さに合わせて時系列に配置することで、演奏者は鍵盤図を見ながら曲目を順次演奏することが可能になる。
【0010】
例えば、五線譜の8分音符を鍵盤図による楽譜で表現する場合は4分音符の半分の間隔に、2分音符は4分音符の倍の間隔になる。休符についても同様に、休む音の長さに対応した間隔を維持し識別させる。
【0011】
他方、楽器演奏は音程や和音、音の長さだけではなく、一定の拍数(拍子)も重要であることから、本発明では図1における6の拍子を表記し、最初の1拍目を強調表示することで、初心者のリズムをとる作業に効果を発揮し、曲目の演奏を補助する。4分の4拍子の音楽記号ならば4拍、4分の3拍子の音楽記号ならば3拍分を記号等で表示し、識別させるものである。
【0012】
本発明は五線譜での習得や演奏を苦手とする鍵盤楽器演奏希望における初心者を対象とした楽譜として位置付けており、鍵盤楽器演奏希望者がある程度修練を積むと、鍵盤図による楽譜から五線譜での演奏を望むようになるであろう。そのため本発明では、五線譜の小節や4分休符、8分休符等を図1における4の五線譜の記号として取り入れ、5の五線譜の記号解説による簡潔な表現で説明することで、習得レベルが五線譜へ移行した場合の補助を行う。
【0013】
五線譜は演奏曲や難易度によって音域が違ってくることから、使用鍵盤図も図4で示すように音域に対応した鍵盤図を提供する。
【0014】
【発明の効果】
五線譜及び弾くべき鍵盤の指使いに不慣れな鍵盤楽器演奏希望における初心者であっても即席に鍵盤楽器で音程や和音を使った演奏を両手で行う楽譜を提供できる。
【0015】
鍵盤図による楽譜は、即席に演奏を楽しみながら五線譜の小節等の構造や、音符、休符等の記号の知識を吸収でき、楽譜に不慣れな鍵盤楽器演奏希望者においては、五線譜へ練習を移行した場合、抵抗なしに五線譜を受け入れることができる結果が期待できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍵盤図による楽譜
【図2】鍵盤図による楽譜が対応する五線譜
【図3】指と指番号
【図4】五線譜の音域に対応する鍵盤図
【符号の説明】
1 鍵盤図
2 指番号
3 弾く鍵盤
4 五線譜の記号
5 五線譜の記号解説
6 拍子
7 小節番号
8 音の長さを表現する空間
Claims (2)
- 鍵盤楽器の鍵盤図を利用して、弾くべき鍵盤に着色等して差別化し、使うべき指番号を付して音程ならびに和音を指示した鍵盤図を、音符の長さに対応して時系列に羅列した、鍵盤楽器で曲目等を演奏するための鍵盤図による楽譜。
- 五線譜で利用する音楽記号と前記音楽記号の解説を表示した、請求項1記載の鍵盤図による楽譜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383332A JP2004199010A (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | 鍵盤図による楽譜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383332A JP2004199010A (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | 鍵盤図による楽譜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004199010A true JP2004199010A (ja) | 2004-07-15 |
Family
ID=32767084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002383332A Pending JP2004199010A (ja) | 2002-12-18 | 2002-12-18 | 鍵盤図による楽譜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004199010A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015064623A1 (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 勇人 上岡 | 黒鍵をランドマークとして図式化した鍵盤楽器練習用表示装置 |
KR101679239B1 (ko) * | 2010-07-06 | 2016-11-24 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 단말기에서 증강 현실 기법을 이용한 악기 연주를 제공하기 위한 장치 및 방법 |
-
2002
- 2002-12-18 JP JP2002383332A patent/JP2004199010A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101679239B1 (ko) * | 2010-07-06 | 2016-11-24 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 단말기에서 증강 현실 기법을 이용한 악기 연주를 제공하기 위한 장치 및 방법 |
WO2015064623A1 (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 勇人 上岡 | 黒鍵をランドマークとして図式化した鍵盤楽器練習用表示装置 |
US9881514B2 (en) | 2013-10-31 | 2018-01-30 | Hayato Ueoka | Display device for practice of keyboard instrument diagrammed with black keys as markers |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
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