JP6274470B1 - 上下発声母音表記方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】歌唱練習を効果的に実施する為の上下発声母音表記方法を提供することを課題とする。【解決手段】文字に併せて表記する上下発声母音表記方法であって、文字を表記する文字部と、前記文字に含まれる各音について、発声時に、声の高さの上向又は下向の変動を示す上下発声を表記する上下発声部と、を備え、前記上下発声部は、上向及び下向及び上向、並びに下向及び上向及び下向となる連続して表記された前記上下発声の少なくとも何れかを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、歌の練習に際して利用される発声方法を表示する為の方法に関するものである。
歌唱力を高める為に、歌の練習が行われている。練習方法として、例えば歌手の歌を繰り返し聴き、歌うことが行われている。また、例えば楽譜を見ながら歌手の歌を聴くことや歌うことで、より細部まで歌い方を把握して、歌の練習を行うことができる。
例えば、歌詞と声の音程を一度に把握して歌の練習を効率化する為に、五線譜上に音符記号のように歌詞を表記することで、音程と歌詞表示を併せて行う為の技術が知られている(特許文献1)。
また、五線譜に併せて表示した歌詞の文字の大きさで、発声の強弱を示すようにし、また、歌う際のイメージや姿勢、マイクの持ち方、吐気、吸気のタイミング等を表示した楽譜が知られている(特許文献2)。
特開2014−81601号公報 特開2002−41069号公報
しかしながら、従来の技術では、歌の練習を行う者が楽譜に記述された内容を十分に読めなければ、適切な音で歌を歌うことができない。また、レコードの音源や練習の教師となる歌唱者の歌い方をまねする為には、その歌唱者の歌い方の癖を加味して、歌を表現する必要がある。
従来は、発声のポイントとして声の高低、強弱に重きが置かれていた。しかしながら、言葉を発する場合には、原則的に、上下発声が連続に現れると考えられ、この上下発声を意識することが、歌唱力の向上等において、絶大な効果があると考えられる。
本発明は、歌唱練習を効果的に実施する為の上下発声母音表記方法を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、文字に併せて表記する上下発声母音表記方法であって、
文字を表記する文字部と、
前記文字に表記されていない非表記音を表記する非表記部と、
前記文字に含まれる各音並びに非表記音について、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を表記する上下発声部と、を備え、
前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
前記上下発声部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記文字に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声を有することを特徴とする。
本発明は、歌唱練習を行う際に、歌詞に併せて表記する上下発声母音表記方法であって、
歌詞を表記する歌詞部と、
前記歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記部と、
前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音について、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を表記する上下発声部と、を備え、
前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
前記上下発声部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声を有することを特徴とする。
このような構成とすることで、歌詞に含まれる各音について、発声時に変動する声の高さの上向又は下向を歌詞とともに表記することができ、歌の練習を効率的に実施することができる。
本発明の好ましい形態では、前記歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記部を備え、
前記上下発声部は、前記歌詞に含まれる各音並びに、前記非表記音について、上向及び下向、並びに下向及び上向を示す上下発声を、連続して表記することを特徴とする。
このような構成とすることで、上向及び下向並びに下向及び上向となる上下発声を繰り返し、自然に美しく歌を歌うことができる。
本発明の好ましい形態では、前記歌詞部は、歌詞を平仮名又は片仮名の少なくとも一方で表記し、
前記上下発声部は、平仮名又は片仮名の少なくとも一方で表記された各音に、前記上下発声を表記することを特徴とする。
本発明の好ましい形態では、前記歌詞に表記されていない非表記音である長音を表記する長音部を備え、
前記上下発声部は、前記長音部について、上向又は下向を示す上下発声を表記することを特徴とする。
このような構成とすることで、本来の歌詞には含まれていない長音記号を非表記音として表記し、より現実の歌唱方法に沿った表示を提供することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記上下発声部は、上向の変動を示す上下発声を前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音の上方に、下向の変動を示す上下発声を前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音の下方に、それぞれ表記することを特徴とする。
このような構成とすることで、歌詞部と上下発声部の視認性を高め、上下発声に応じて、直感的に歌唱することができる。
本発明の好ましい形態では、前記上下発声部は、発声の拍数に基づいて、相対的に上下発声の表記を相対的に変化させて表記されること、を特徴とする。
このような構成とすることで、発声時の音の長さを直感的に理解することができ、より現実の歌唱方法に沿った表示を提供することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、更に、歌唱時の歌詞の発声方法に基づいて表記されたアクセント表示を備えること、を特徴とする。
このような構成とすることで、発声時の音のアクセント部分を直感的に理解することができ、より現実の歌唱方法に沿った表示を提供することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、更に、歌唱時の歌詞の発声方法に基づいて表記されたメロディー表示を備えること、を特徴とする。
このような構成とすることで、発声時の雰囲気を直感的に理解することができ、より現実の歌唱方法に沿った表示を提供することが可能となる。
本発明は、歌唱練習を行う際に利用され、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を歌詞に併せて表記した歌詞カードであって、
歌詞を表記する歌詞部と、
前記歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記部と、
前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音について、前記上下発声を表記する上下発声部と、を備え、
前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
前記上下発声部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声有することを特徴とする。
本発明は、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を歌詞に合わせて表示した歌唱システムであって、
詞情報及び歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記音情報と、前記歌詞情報並びに非表記音情報に対応した上下発声情報と、を有する楽曲情報を記憶した記憶部と、
楽曲の選択要求に基づいて取得した楽曲情報を用いて、楽曲を再生する再生部と、
前記歌詞情報に基づいて、前記楽曲の進行に沿って歌詞並びに非表記音を表示する歌詞表示部と、
前記上下発声情報に基づいて、前記歌詞並びに非表記音に含まれる各音について、前記上下発声を表示する上下発声表示部と、を備え、
前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
前記上下発声表示部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声有することを特徴とする。
本発明は、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を歌詞に合わせて表示した歌唱プログラムであって、
コンピュータを楽曲の選択要求に基づいて取得した、歌詞情報及び歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記音情報と、前記歌詞情報並びに非表記音情報に対応した上下発声情報と、を有する楽曲情報を用いて、楽曲を再生する再生部と、
前記歌詞情報に基づいて、前記楽曲の進行に沿って歌詞並びに非表記音を表示する歌詞表示部と、
前記上下発声情報に基づいて、前記歌詞並びに非表記音に含まれる各音について、前記上下発声を表示する上下発声表示部と、として機能させ、
前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
前記上下発声表示部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声有することを特徴とする。
本発明によれば、歌唱練習を効果的に実施する為の上下発声母音表記方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に関る歌詞カードを示す図である。 本発明の実施形態1に関る別の歌詞カードを示す図である。 本発明の実施形態2に関る歌唱システムの機能ブロック構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に関るカラオケ画面の画面表示例である。 本発明の実施形態2に関る歌詞表示部の部分拡大図である。 本発明の実施形態1に関る歌詞部及び上下発声部の表示例である。
<実施形態1>
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に関る上下発声母音表記方法について説明する。以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
図1は、本発明の実施形態1に関る歌詞カードを示す図である。歌詞カード1は、歌詞部2と、上下発声部3(3a及び3b)と、非表記部4と、を備えている。
歌詞カード1は、楽曲の歌唱練習等に際して利用されるものである。歌詞カード1には、歌詞部2が表記されており、歌詞部2により楽曲の歌詞が表記されている。
本実施形態では、歌詞部2には、漢字、平仮名、片仮名の少なくとも何れかによって歌詞が記載されており、漢字が記載されている場合には、その読み仮名を表記している。例えば、読み仮名は必ずしも表記される必要はなく、また、漢字を用いないで歌詞を表記してもよい。
上下発声部3は、発声時に、声の高さの変動、即ち、声の上がり(上向)又は下がり(下向)を示す上下発声を表記している。本実施形態では、上下発声は、子音+母音で表される音(図示例における「さ」、「く」、「ら」、等)と、子音のみで表される音(図示例における「あ」、「う」、等)のそれぞれについて、上下発声を決め、表記している。図示例には記載されていないが、「ん」についても、上下発声を表記してかまわない。
上下発声は、発声時に声を上げる上向表示と、発声時に声を下げる下向表示と、から構成される。
非表記部4は、歌詞に含まれていない音(以下、非表記音とする)を表記している。本実施形態では、非表記音は、原則的には、その直前の歌詞に含まれた音の母音に対応した音が設定され、片仮名によって表記されている。非表記音は一つの音に対して、複数表記されてもよい(例えば、図1における「ざ」に対する非表記部4)。
また、非表記部4は、長音部4aを有している。長音部4aは、本来の歌詞の表記上はないが、現実の上下発声を繰り返す過程で必要となる長音記号を、歌唱を助ける為に付したものである。長音部4aを歌唱する場合、通常その前にある母音と同じ音を発声するための非表記部4(例えば、図1における「ら」の母音「ア」)を併せて表記する。
また、本来の歌詞の表記上はないが、現実に歌唱を行う際に歌う音を、非表記部4に表記してもよい。例えば、歌詞では「おはよう」となっている部分について、歌唱時には「おはよお」と歌う場合、歌詞部2の「う」に対応する部分に、非表記音である「オ」を表記する。
また、例えば、歌詞では「ハロー」となっている部分について、歌唱時には「はろお」と歌う場合、歌詞部2の「ー」に対応する部分に、非表記音である「オ」を表記する。
また、促音に対しては、直前の母音を非表記音として充てる場合がある。例えば、歌詞では「きっと」となっている部分について、歌唱時には「きいと」と歌う場合、歌詞部2の「っ」に対応する部分に、非表記音である「イ」を表記する。
上下発声は、歌詞に含まれた音(実際の歌詞に含まれた音に替えて、非表記音が充てられた音を除く)と、非表記音と、に対して表記されている。上下発声は、原則的には、前記歌詞に含まれる各音並びに前記非表記音について、上向及び下向、並びに下向及び上向を示す上下発声を、連続して交互に繰り返すように表記されている。例えば、連続する歌詞中以外にも、楽曲の1番の終わりの音を、上向及び下向、又は下向及び上向とすることで、正しく歌うことができる。
本実施形態では、この上向表示及び下向表示を、右上に向いた矢印及び右下を向いた矢印によって示している。上向表示及び下向表示の表記方法は別の手法を用いても構わない。例えば、上向表示及び下向表示を、右上がり・左上がりの矢印に替えて、右上がり・左上がりの直線を用いても構わない。
本実施形態では、上向表示を歌詞部に表記された各音の上部に表記している(上下発声部3a)。また、下向表示を歌詞部に表記された各音の下部に表記している(上下発声部3b)。上向表示及び下向表示の表記位置は、何れの音についての上下発声として表記されているのか判別可能であれば、別の方法を用いても構わない。
また、歌詞の発声の拍数によって、上下発声(上向表示、下向表示)の長さ等を相対的に変化させても構わない。例えば、半拍等の短い発声の箇所では、1拍等それより長い発声部分に付された上向表示・下向表示より、短く表記したり、2拍等の長い発声の箇所では、1拍等それより短い発声部分に付された上向表示・下向表示より、長く表記してもよい。図6(a)は、上下発声部3の上向表示及び下向表示を、発声の長さに応じて相対的に変化させて場合の表記例である。図示例では、発声の長さに応じて、上下発声の長さを変え、表記している。なお、図示例のように、同じ言葉であっても、発声の方法や、その前後に続く言葉によって、異なる上下発声が付される場合がある(図示例における「みじかく」「ながく」)。
また、アクセントをつけて発声すべき歌詞については、アクセント表示を付して、歌い方の参考としてもよい。アクセント表示は、上向表示、下向表示、歌詞の表記方法によって表してもよいし、それ以外の部分に表記してもよい。例えば、上向表示、下向表示、歌詞の太さを、より太く表示することで表してもよい。また、別の方法では、上向表示、下向表示を丸や四角で囲ったり、歌詞(上向表示、下向表示)の周辺にドット等、所定の模様を描くことで表してもよい。図6(b)は、上下発声部3の上向表示及び下向表示を、アクセントに応じて太く表記した場合の表記例である。図示例では、発声中のアクセントを付する箇所に関して、上下発声を太くして強調表示している。
また、特定の歌い方をする歌詞については、メロディー表示を付して、歌い方の参考としてもよい。例えば、滑らかに歌う箇所、テンポよく歌う箇所、静かに歌う箇所、等には、波線など特定の記号を、メロディー表示として付してもよい。図6(c)は、メロディー表示Mを、歌詞部2及び上下発声部3と共に表記した場合の表記例である。図示例では、滑らかに歌う箇所を小さな波型の記号で、テンポよく歌う箇所をV字型の記号で、静かに歌う箇所を大きな波型の記号で表記している。メロディー表示Mは、一の音(上下発声)ごとに付されてもよいし(図示例における「なめらかに」「てんぽよく」近傍に付されたメロディー表示)、複数の音に跨って付されてもよい(図示例における「しずかに」の近傍に付されたメロディー表示)。
図2は、歌詞カード1の別の実施例を示す図である。図2(a)に示す歌詞カードでは、長音部4aに替えて、休止部4bが表記されている。休止部4bでは、一呼吸置くことにより、上下発声の連続をリセットすることができる。実際に、非表記部4をどのように歌詞に充てるかは任意であり、長音部4aや休止部4bを組み合わせて当ててもよい。
図2(b)に示す歌詞カード1では、上向表記並びに下向表記の上下発声を、何れも歌詞部2の上方の、歌詞に含まれる音及び非表記音に対応する位置に表記している。
本実施形態によれば、自然な日本語のイントネーション発声に基づくわかり易くきれいな歌唱を行う為の上下発声母音表記方法等を提供することができる。上下発声母音表記方法により、楽譜などが無くても、誰もが歌唱のポイントとなる上下発声を理解することが可能となる。これにより、歌詞の言葉の言語(本例では日本語)として正しい発音に合わせて歌の中で声の上げ下げや母音の調整を行うことができ、美しい言葉で、正しく歌唱することが可能となる。
もともと歌は、作詞・作曲により成り立つものであり、歌詞の良さ、楽譜に基づく勉強が必要であることは言うまでもない。しかし、しばしばプロの歌唱であっても、上下発声が原則から外れ、耳障りなメロディーとなっている場合がある。しかし、上下位発声母音表記方法は、何れの国の言葉においても人が発生する共通の原理に基づくものである。
なお、母音を入れた非表記部4を多数設けると、演歌など歌唱に近い、いわゆる「こぶし」のきいた歌唱方法を表記することができる。母音を入れた非表記部4を減らすと、例えばポップス等の歌唱方法を表記することができる。
<実施形態2>
次いで、図3〜図5を用いて、本発明の実施形態2に関る歌唱システムについて説明する。以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではなく、様々な構成を採用することもできる。
例えば、本実施形態では歌唱システムの構成、動作などについて説明するが、同様の構成の方法、装置、コンピュータプログラム、記録媒体なども、同様の作用効果を奏することができる。また、プログラムは、記録媒体に記憶させてもよい。この記録媒体を用いれば、例えばコンピュータに前記プログラムをインストールすることができる。ここで、前記プログラムを記憶した記録媒体は、例えばCD-ROM等の非一過性の記録媒体であっても良い。
図3は、本発明の実施形態2に関る歌唱システム5の機能ブロック構成の一例を示す図である。歌唱システム5は、カラオケ装置6と、モニタ7と、スピーカー8と、1又は2以上のマイク9と、1又は2以上のリモコン10と、楽曲サーバ11と、を備えている。カラオケ装置6と楽曲サーバ11は、ネットワークN(インターネット)を介して接続されている。カラオケ装置6は、パーソナルコンピュータ、家庭用通信カラオケ端末、カラオケボックス等に設置される専用端末等である。
カラオケ装置6は、演算装置(CPU601)と、主記憶装置(メモリ602)と、HDDやSSD、フラッシュメモリなどの補助記憶装置(記憶部603)と、外部の装置とネットワークNを介して通信を行うためのインタフェースであるLAN通信部604と、リモコン10から送出された楽曲選択信号等を受け付ける無線通信部605と、演奏するメロディーやマイク9から入力された音声を制御する音響制御部606と、モニタ7に表示する映像を制御する映像制御部607と、を備えている。
カラオケ装置6は、LAN通信部604及びルーター12を介してネットワークNに接続し、楽曲サーバ11と通信可能に構成されている。楽曲サーバ11は、楽曲提供部111と、楽曲情報を記憶した記憶部112と、を備えている。モニタ7に表示する背景動画のカラオケデータであり、楽曲の種類に対応して複数記憶されている。
カラオケ装置6は、リモコン10から入力された楽曲の選択情報(選択要求)に基づいて楽曲サーバ11に楽曲情報の問い合わせを行う。楽曲サーバ11の楽曲提供部111は、記憶部112に記憶した楽曲情報から要求された楽曲情報を出力する。
楽曲情報は、メロディーを演奏する為の演奏情報、歌詞情報、歌詞表示タイミング情報、上下発声情報、上下発声表示タイミング情報、非表記音情報、等を有している。演奏情報は、楽曲の演奏音を再生するためのデータであり、例えば、MIDI(musical instrument digital interface)データにより構成される。
本実施形態では、非表記音情報は、上下発声情報に含まれて、楽曲情報として提供される。上下発声情報は、上下発声表示タイミング情報に基づいて歌詞情報とともに表示される。非表記音情報は歌詞データに含まれていてもよいし、上下発声情報に含まれて、上下発声表示タイミング情報に基づいて歌詞と共に表示されてもよいし、別途記憶した非表記音表示タイミング情報に基づいて歌詞等に同期表示されてもよい。
記憶部603は、動画情報等、各種情報を記憶している。動画情報は、モニタ7に表示する背景動画であり、楽曲の種類に対応して複数記憶されている。本実施形態における動画情報は、カラオケ装置6に記憶されているが、楽曲サーバ11の記憶部112に記憶させ、楽曲情報等と共にカラオケ装置6に出力されてもよい。
カラオケ装置6は、楽曲情報を受け取り、音響の制御処理及び映像の制御処理を行う。音響制御部606は、楽曲サーバ11から伝達された演奏情報に基づく演奏信号と、マイク9から入力された音声信号とを合成し、スピーカー8から出力する。
映像制御部607は、楽曲サーバ11から伝達された歌詞情報、上下発声情報及び非表記音情報を、歌詞表示タイミング情報及び上下発声表示タイミング情報に基づいて、記憶部603の動画情報と合成し、歌唱タイミングに応じて、表示が適宜変化するように、モニタ7に表示する。
図4は、モニタ7に表示されたカラオケ画面の画面表示例である。モニタ7には、背景動画表示部Hと、歌詞表示部Lと、が表示されている。図5は、歌詞表示部Lの部分拡大図である。
歌詞表示部Lは、歌詞部2と、上下発声部3(上下発声部3a及び上下発声部3b)と、非表記部4と、が表示されている。
歌詞部2は、歌詞情報及び歌詞表示タイミング情報に基づいて背景動画表示部Hに表示された動画情報と合成され、表示されている。上下発声部3及び非表記部4は、上下発声情報及び非表記音情並びに上下発声表示タイミング情報に基づいて背景動画表示部Hに表示された動画情報と合成され、表示されている。
本発明によれば、歌詞に含まれる各音について、発声時に変動する声の高さの上向又は下向を歌詞とともに表記することができ、歌の練習を効率的に実施することができる。また、上向及び下向並びに下向及び上向となる上下発声を繰り返し、自然に美しく歌を歌うことができる。
1 歌詞カード
2 歌詞部
3、3a、3b 上下発声部
4 非表記部
5 歌唱システム
6 カラオケ装置
601 CPU
602 メモリ
603 記憶部
604 LAN通信部
605 無線通信部
606 音響制御部
607 映像制御部
7 モニタ
8 スピーカー
9 マイク
10 リモコン
11 楽曲サーバ
111 楽曲提供部
112 記憶部
N ネットワーク
H 背景動画表示部
L 歌詞表示部
M メロディー表示

Claims (10)

  1. 文字に併せて表記する上下発声母音表記方法であって、
    文字を表記する文字部と、
    前記文字に表記されていない非表記音を表記する非表記部と、
    前記文字に含まれる各音並びに非表記音について、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を表記する上下発声部と、を備え、
    前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
    前記上下発声部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記文字に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声を有することを特徴とする上下発声母音表記方法。
  2. 歌唱練習を行う際に、歌詞に併せて表記する上下発声母音表記方法であって、
    歌詞を表記する歌詞部と、
    前記歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記部と、
    前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音について、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を表記する上下発声部と、を備え、
    前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
    前記上下発声部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声を有することを特徴とする上下発声母音表記方法。
  3. 前記歌詞部は、歌詞を平仮名又は片仮名の少なくとも一方で表記し、
    前記上下発声部は、平仮名又は片仮名の少なくとも一方で表記された各音に、前記上下発声を表記することを特徴とする請求項2に記載の上下発声母音表記方法。
  4. 前記上下発声部は、上向の変動を示す上下発声を前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音の上方に、下向の変動を示す上下発声を前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音の下方に、それぞれ表記することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の上下発声母音表記方法。
  5. 前記上下発声部は、発声の拍数に基づいて、上下発声の表記を相対的に変化させて表記されること、を特徴とする請求項1〜の何れかに記載の上下発声母音表記方法。
  6. 更に、歌唱時の歌詞の発声方法に基づいて表記されたアクセント表示を備えること、を特徴とする請求項1〜の何れかに記載の上下発声母音表記方法。
  7. 更に、歌唱時の歌詞の発声方法に基づいて表記されたメロディー表示を備えること、を特徴とする請求項1〜の何れかに記載の上下発声母音表記方法。
  8. 歌唱練習を行う際に利用され、発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を歌詞に併せて表記した歌詞カードであって、
    歌詞を表記する歌詞部と、
    前記歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記部と、
    前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音について、前記上下発声を表記する上下発声部と、を備え、
    前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
    前記上下発声部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声有することを特徴とする歌詞カード。
  9. 発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を歌詞に合わせて表示した歌唱システムであって、
    詞情報及び歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記音情報と、前記歌詞情報並びに非表記音情報に対応した上下発声情報と、を有する楽曲情報を記憶した記憶部と、
    楽曲の選択要求に基づいて取得した楽曲情報を用いて、楽曲を再生する再生部と、
    前記歌詞情報に基づいて、前記楽曲の進行に沿って歌詞並びに非表記音を表示する歌詞表示部と、
    前記上下発声情報に基づいて、前記歌詞並びに非表記音に含まれる各音について、前記上下発声を表示する上下発声表示部と、を備え、
    前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
    前記上下発声表示部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声有することを特徴とする歌唱システム。
  10. 発声時における音の上向又は下向の変動を示す上下発声を歌詞に合わせて表示した歌唱プログラムであって、
    コンピュータを楽曲の選択要求に基づいて取得した、歌詞情報及び歌詞に表記されていない非表記音を表記する非表記音情報と、前記歌詞情報並びに非表記音情報に対応した上下発声情報と、を有する楽曲情報を用いて、楽曲を再生する再生部と、
    前記歌詞情報に基づいて、前記楽曲の進行に沿って歌詞並びに非表記音を表示する歌詞表示部と、
    前記上下発声情報に基づいて、前記歌詞並びに非表記音に含まれる各音について、前記上下発声を表示する上下発声表示部と、として機能させ、
    前記非表記音は、長音、休止、文字に含まれた音の母音に対応した音、の何れかを含み、
    前記上下発声表示部は、ある音の上下発声が下向の場合には続く音の上下発声が上向に表記され、上下発声が上向の場合には続く音の上下発声が下向に表記され、前記歌詞に含まれる各音並びに非表記音ごとに、上向及び下向が交互に連続して表記された前記上下発声有することを特徴とする歌唱プログラム。
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