JP2022098515A - 電子楽器、コンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが電子楽器で実際の弦楽器により近い演奏をできるようにする。【解決手段】電子ギター1は、ギターの各キー(各コード)が割り当てられる複数のコード演奏用ボタン211~217と、ギターの各コード(前記コードとは異なるコード)が割り当てられる通常演奏併用ボタン部100の複数の通常演奏併用ボタンと、ユーザに操作されたコード演奏用ボタン211~217及びユーザに操作された通常演奏併用ボタンを基に音を発生させるスピーカ12及び処理部300とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子楽器の技術に関する。
ギターのコードを簡単な操作で演奏できる電子ギターが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2018-107315
本発明の目的は、弦楽器の各キーに対応するキーボタン及び弦楽器の各コードに対応するコードボタンを配置した電子楽器を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、弦楽器の各キーが割り当てられる複数のキーボタンと、弦楽器の各コードが割り当てられる複数のコードボタンと、ユーザに操作された前記キーボタン及びユーザに操作された前記コードボタンの少なくとも何れかを基に音を発生させる出力部と、を有する電子楽器である。
本発明の第2の態様では、前記キーボタンは、ユーザが他のキーボタンと識別可能に設けられていることが好ましい。
本発明の第3の態様では、前記キーボタンの外観は、他のキーボタンの外観とは異なる色とされていることが好ましい。
本発明の第4の態様では、前記コードボタンは、前記ユーザに操作される前記キーボタンを基にコードが割り当てられることが好ましい。
本発明の第5の態様では、前記キーボタンは、前記ユーザが当該電子楽器を所定の持ち方により持って演奏するときに前記ユーザの左手親指で操作できる位置に配置されていることが好ましい。
本発明の第6の態様では、前記キーボタンは、ネックの側面に配置されていることが好ましい。
本発明の第7の態様では、前記複数のコードボタンは、ネックの表面にヘッド側から複数列をなして配置されており、前記キーボタンそれぞれは、ネックの側面に前記複数列に対応して配置されていることが好ましい。
本発明の第8の態様では、前記複数のキーボタンの何れも、ネックの側面にヘッドから予め設定された距離離れて配置されていることが好ましい。
本発明の第9の態様では、前記複数のコードボタンは、半音が割り当てられるコードボタンを含み、前記半音が割り当てられるコードボタンは、前記キーボタンに隣接して配置されていることが好ましい。
本発明の第10の態様では、前記複数のキーボタンへのキーの割り当て及び前記複数のコードボタンへのコードの割り当ての少なくとも何れかを設定可能な設定手段を有することが好ましい。
本発明の第11の態様では、前記キーボタンをユーザが操作しているときに、前記複数のコードボタンに前記弦楽器の各コードが割り当てられるコード演奏モードを有することが好ましい。
本発明の第12の態様では、前記キーボタンをユーザが操作していないときに、実際に弦を有する通常の弦楽器と同様な演奏を可能にする弦楽器演奏モード有することが好ましい。
本発明の第13の態様では、前記複数のキーボタンへのキーの割り当て及び前記複数のコードボタンへのコードの割り当てを無効にし、前記複数のキーボタン及び前記複数のコードボタンの少なくともいずれかのボタンをユーザが操作すると、実際に弦を有する通常の弦楽器と同様な演奏を可能にする弦楽器演奏モードを有することが好ましい。
前記課題を解決するために、本発明の第14の態様は、弦楽器の各キーが割り当てられる複数のキーボタンと、弦楽器の各コードが割り当てられる複数のコードボタンと、を有する電子楽器のコンピュータプログラムであって、ユーザに操作された前記キーボタン及びユーザに操作された前記コードボタンを基に音を発生させる出力ステップを実行するためのコンピュータプログラムである。
本発明の前記第1、12の態様によれば、弦楽器の各キーに対応するキーボタン及び弦楽器の各コードに対応するコードボタンを配置した電子楽器を提供できる。
本発明の前記第2の態様によれば、電子楽器は、ユーザがキーボタンを誤操作してしまうのを防止できる。
本発明の前記第3の態様によれば、電子楽器は、ユーザがキーボタンを誤操作してしまうのを防止できる。
本発明の前記第4の態様によれば、電子楽器は、ユーザに操作されるキーボタンに応じてコードボタンに割り当てるコードを変化させていくことができる。この結果、ユーザは、キーボタンの配置の影響を受けることなく、コードボタンでのコードの演奏ができる。
本発明の前記第5の態様によれば、ユーザは、左手親指で簡易にキーボタンを操作できる。
本発明の前記第6の態様によれば、ユーザは、電子楽器を持ちながら、キーボタンを操作できる。
本発明の前記第7の態様によれば、ユーザは、電子楽器を持ちながら、キーボタン及びコードボタンを操作できる。
本発明の前記第8の態様によれば、電子楽器は、ユーザがネックにおいてヘッドに近い位置をもった手で誤ってキーボタンを操作してしまうのを防止できる。
本発明の前記第9の態様によれば、ユーザは、実際に弦を有する弦楽器と同様な操作で半音の演奏をできる。
本発明の前記第10の態様によれば、電子楽器は、ユーザが複数のキーボタンへのキーの割り当てや複数のコードボタンへのコードの割り当てを設定できる。
本発明の前記第11の態様によれば、ユーザは、複数のキーボタンや複数のコードボタンを利用して、選択的に、コード演奏モードで電子楽器を演奏できる。
本発明の前記第12の態様によれば、ユーザは、複数のキーボタンや複数のコードボタンを利用して、選択的に、実際に弦を有する通常の弦楽器と同様な演奏(弦楽器的演奏)をすることができる。
本発明の前記第13の態様によれば、ユーザは、複数のキーボタンや複数のコードボタンを利用して、実際に弦を有する通常の弦楽器と同様な演奏(弦楽器的演奏)をすることができる。
図1は、電子ギターの外観の構成例を示す図である。 図2は、電子ギターの電気機器部分の構成例を示す図である。 図3は、電子ギターの処理部の構成例を示す図である。 図4は、押圧操作されたコード演奏用ボタンに応じた通常演奏併用ボタンへのコードの割り当てを説明する図である。 図5は、弦を有する一般的なギターでコードを弾く際に指を当てる位置を示す図である。 図6は、弦を有する一般的なギターでコードを弾く際に指を当てる位置を示す他の図である。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施形態は電子ギターである。
(構成)
図1は、電子ギター1の外観の構成例を示す図である。図2は、電子ギター1の電気機器部分の構成例を示す図である。図3は、電子ギター1の処理部300の構成例を示す図である。
図1に示すように、電子ギター1の外観は、弦を実際に有する一般的なギターと同様な構成を有している。すなわち、電子ギター1は、ボディ10、ヘッド20、ボディ10とヘッド20との間の部位を構成するネック30(指板部)を有している。
ボディ10は、一般的なギターのボディと同様な形状を有している。ボディ10は、ボディーセンサ部11、スピーカ12、及び電源部13(図2に図示)を有している。ボディーセンサ部11は、ボディ10のトップ10a側に取り付けされており、一般的なギターのボディ10における弦に相当するように構成されている。ボディーセンサ部11は、ボディ10における弦に対して行うような指の操作を検出する。例えば、ボディーセンサ部11は、弦を模した形状をしており、指の操作を検出する。又は、例えば、ボディーセンサ部11は、パッドのような形状をしており、指の操作を検出する。例えば、パッドは、ゴム等の弾性材料等によってボディ10のトップ10aから突出して形成されており、弾いたり押したりして操作される。ボディーセンサ部11は、操作されるとその操作信号を処理部300に出力する。
スピーカ12は、ボディ10のトップ10a側に外方に臨むように取り付けされている。スピーカ12の駆動は、処理部300に制御される。
電源部13は、電子ギター1を駆動するための電源を供給する。例えば、電源部13は、充電可能なバッテリだったり、家庭用電源との接続部だったりする。
ヘッド20は、一般的なギターのヘッドと同様な形状を有している。すなわち、ヘッド20は、ペグを模した部位21等が形成されている。
ネック30は、一般的なギターのネックと同様に長尺の平板形状を有している。ネック30は、通常演奏併用ボタン部100、及びコード演奏用ボタン部200を有している。通常演奏併用ボタン部100は、一般的なギターのネックにおける弦に相当する。通常演奏併用ボタン部100は、複数のボタン群からなり、ネック30における弦に対して行うような指の操作を検出する。具体的には、通常演奏併用ボタン部100は、ネック30の表面30aに設けられており、6本の弦に対応してネック30の短辺方向に6個の通常演奏併用ボタンが配置されており、かつネック30の各フレットに対応して当該ネック30の長辺方向に複数個の通常演奏併用ボタンが配置されている。そして、各通常演奏併用ボタンには、通常のギターと同じ音階が割り当てられている。各通常演奏併用ボタンは、押圧操作されるとその操作信号を処理部300に出力する。
以下では、ネック30における通常演奏併用ボタンの短辺方向の並びを列とし、ネック30における通常演奏併用ボタンの長辺方向の並びを行として説明する。また、ヘッド20側の通常演奏併用ボタンの列から第1列、第2列、第3列、・・・として説明する。さらに、コード演奏用ボタン部200が設けられているネック30のサイド30bとは反対側のサイド30c側から通常演奏併用ボタンの行から第1行、第2行、第3行、第4行、第5行、第6行として説明する。
コード演奏用ボタン部200は、複数のボタン群からなり、ネック30において、演奏者がギターを弾く際に上に向くサイド30bに設けられている。そして、コード演奏用ボタン部200は、ネック30においてヘッド20から所定の距離をおいて設けられている。本例では、コード演奏用ボタン部200は、ヘッド20側から順番に並ぶ7個の第1乃至第7コード演奏用ボタン211,212,213,214,215,216,217で構成されている。所定の距離は、特に制限はないが、3cm~9cmが好ましく、4cm~8cmがより好ましく、5cm~7cmが更に好ましい。
第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217は、通常演奏併用ボタン部100の通常演奏併用ボタンの各列に対応して設けられている。すなわち、第1コード演奏用ボタン211は、通常演奏併用ボタンの第3列の延長線上(第3列の直線上又は第3列と同列)に位置するように設けられている。これにより、第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217の中でもヘッド20側に一番近い第1コード演奏用ボタン211でも、当該ヘッド20から距離を置いてネック30に設けられている。また、第2コード演奏用ボタン212は、通常演奏併用ボタンの第4列の延長線上(第4列と同列)に位置するように設けられている。また、第3コード演奏用ボタン213は、通常演奏併用ボタンの第5列の延長線上(第5列と同列)に位置するように設けられている。第4コード演奏用ボタン214は、通常演奏併用ボタンの第6列の延長線上(第6列と同列)に位置するように設けられている。第5コード演奏用ボタン215は、通常演奏併用ボタンの第7列の延長線上(第7列と同列)に位置するように設けられている。第6コード演奏用ボタン216は、通常演奏併用ボタンの第8列の延長線上(第8列と同列)に位置するように設けられている。第7コード演奏用ボタン217は、通常演奏併用ボタンの第9列の延長線上(第9列と同列)に位置するように設けられている。
また、第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217は、外観が互いに異なる色に色付けされている。本例では、第1コード演奏用ボタン211は黄、第2コード演奏用ボタン212は橙、第3コード演奏用ボタン213は緑、第4コード演奏用ボタン214は水色、第5コード演奏用ボタン215は青、第6コード演奏用ボタン216は赤、第7コード演奏用ボタン217は紫にそれぞれ色付けされている。
そして、第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217には、ギターの各コード(各キー)が割り当てられている(すなわち、第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217は、ギターの各コード(各キー)に対応している)。具体的には、第1コード演奏用ボタン211には、「C」コードが割り当てられている。第2コード演奏用ボタン212には、「D」コードが割り当てられている。第3コード演奏用ボタン213には、「E」コードが割り当てられている。第4コード演奏用ボタン214には、「F」コードが割り当てられている。第5コード演奏用ボタン215には、「G」コードが割り当てられている。第6コード演奏用ボタン216には、「A」コードが割り当てられている。第7コード演奏用ボタン217には、「B」コードが割り当てられている。第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217は、押圧操作されるとその操作信号を処理部300に出力する。
処理部300は、ボディ10内に設けられている。処理部300には、ボディーセンサ部11、通常演奏併用ボタン部100の各通常演奏併用ボタン、及びコード演奏用ボタン部200の各コード演奏用ボタン211~217の操作信号が入力される。処理部300は、電子ギター1を制御する。すなわち例えば、処理部300は、操作信号を基にスピーカ12の駆動等を制御する。処理部300は、必要に応じて、記憶部310に記憶されているデータやプログラムを使って制御を実行する。例えば、データは、ギター演奏やコード演奏するための通常演奏併用ボタンやコード演奏用ボタンに割り当てられている音階やコードのデータベースである。また、例えば、プログラムは、そのようなデータベースを基に、コード演奏を行うためのプログラムである。
図3に示すように、処理部300は、ギター演奏処理部301、及びコード演奏処理部302を有している。
ギター演奏処理部301は、ギター演奏モード又は弦楽器演奏モード(ギター演奏機能)において通常のギター演奏を実現するギター演奏処理を実行する。具体的には、ギター演奏処理部301は、ギター演奏処理として、通常のギター演奏のように操作される各通常演奏併用ボタンの操作状態、及びボディーセンサ部11の操作状態に応じてスピーカ12から音を出力する。このとき、ギター演奏処理部301は、押圧操作されている通常演奏併用ボタンに割り当てられている音をスピーカ12から出力する。
一方、コード演奏処理部302は、コード演奏モード(コード演奏機能)においてコード演奏処理を実行する。具体的には、第1コード演奏用ボタン211にコード演奏モードのオン及びオフの機能が割り当てられており、コード演奏処理部302は、第1コード演奏用ボタン211が押されているときにはコード演奏モードをオンにしてコード演奏処理を実行し、第1コード演奏用ボタン211が押されていないときにはコード演奏モードがオフにする。そして、ギター演奏処理部301は、コード演奏モードがオフになったタイミングで、ギター演奏モードを自動的にオンにする。ただし、このような態様に限られず、コード演奏処理部302は、第1コード演奏用ボタン211だけが長押しされると、コード演奏モードをオンにしてコード演奏処理を実行し、再度、第1コード演奏用ボタン211だけが押されると(例えば、長押しされると)、コード演奏モードをオフにしてコード演奏処理の実行を終了することもできる。そして、ギター演奏処理部301は、コード演奏モードがオフになったタイミングで、ギター演奏モードを自動的にオンにすることもできる。また、コード演奏モードとギター演奏モードを切り替えるボタンを別途取り付けることもできる。
ギター演奏処理部301は、コード演奏処理では、通常演奏併用ボタン部100の各通常演奏併用ボタン、コード演奏用ボタン部200の各コード演奏用ボタン、及びボディーセンサ部11の操作状態に応じてスピーカ12から音を出力する。
ここで、コード演奏モードでは、コード演奏用ボタンの操作状態に応じて、各通常演奏併用ボタンにコードが割り当てられる(すなわち、各通常演奏併用ボタンは、ギターの各コードに対応する)。以下、コード演奏用ボタンに割り当てられているコード群を第1コード群と称し、コード演奏モード時に通常演奏併用ボタンに割り当てられるコード群を第2コード群と称する。
具体的には、あるコード演奏用ボタンが押されると、当該コード演奏用ボタンと同列になる通常演奏併用ボタン及びその前後の列の通常演奏併用ボタンのうち、第1行~第3行の通常演奏併用ボタン(3行3列の9個の通常演奏併用ボタン)及び当該コード演奏用ボタンと同列かつ第6行の通常演奏併用ボタンに第2コード群が割り当てられる。詳しくは、前列かつ第1行の通常演奏併用ボタン(以下、第1コード演奏時ボタンという。)には、「aug」(オーギュメント)コードが割り当てられる。前列かつ第2行の通常演奏併用ボタン(以下、第2コード演奏時ボタンという。)には、「dim」(ディミニッシュ)コードが割り当てられる。前列かつ第3行の通常演奏併用ボタン(以下、第3コード演奏時ボタンという。)には、「m7-5」(マイナーセブンフラットファイブ)コードが割り当てられる。同列かつ第1行の通常演奏併用ボタン(以下、第4コード演奏時ボタンという。)には、「m」(マイナー)コードが割り当てられる。同列かつ第2行の通常演奏併用ボタン(以下、第5コード演奏時ボタンという。)には、「7」(セブンス)コードが割り当てられる。同列かつ第3行の通常演奏併用ボタン(以下、第6コード演奏時ボタンという。)には、「M7」(メジャーセブン)コードが割り当てられる。後列かつ第1行の通常演奏併用ボタン(以下、第7コード演奏時ボタンという。)には、「6」(シックス)コードが割り当てられる。後列かつ第2行の通常演奏併用ボタン(以下、第8コード演奏時ボタンという。)には、「sus4」(サスフォー)コードが割り当てられる。後列かつ第3行の通常演奏併用ボタン(以下、第9コード演奏時ボタンという。)には、「add9」(アッドナインス)コードが割り当てられる。同列かつ第6行の通常演奏併用ボタン(以下、第10コード演奏時ボタンという。)には、「#」(シャープ)コードが割り当てられる。
図4は、押圧操作されたコード演奏用ボタンに応じた通常演奏併用ボタンへのコードの割り当てを説明する図である。
図4中(A)に示すように、「C」コードが割り当てられている第1コード演奏用ボタン211が押されると、第1行第2列の通常演奏併用ボタン112に、第1コード演奏時ボタンとして、「aug」(オーギュメント)コードが割り当てられる。また、第2行第2列の通常演奏併用ボタン122に、第2コード演奏時ボタンとして、「dim」コードが割り当てられる。また、第3行第2列の通常演奏併用ボタン132に、第3コード演奏時ボタンとして、「m7-5」コードが割り当てられる。また、第1行第3列の通常演奏併用ボタン113に、第4コード演奏時ボタンとして、「m」コードが割り当てられる。また、第2行第3列の通常演奏併用ボタン123に、第5コード演奏時ボタンとして、「7」コードが割り当てられる。また、第3行第3列の通常演奏併用ボタン133に、第6コード演奏時ボタンとして、「M7」コードが割り当てられる。また、第1行第4列の通常演奏併用ボタン114に、第7コード演奏時ボタンとして、「6」コードが割り当てられる。また、第2行第4列の通常演奏併用ボタン124に、第8コード演奏時ボタンとして、「sus4」コードが割り当てられる。また、第3行第4列の通常演奏併用ボタン134に、第9コード演奏時ボタンとして、「add9」コードが割り当てられる。また、第6行第3列の通常演奏併用ボタン163に、第10コード演奏時ボタンとして、「#」コードが割り当てられる。
また、図4中(B)に示すように、「D」コードが割り当てられている第2コード演奏用ボタン212が押されると、第1行第3列の通常演奏併用ボタン113に、第1コード演奏時ボタンとして、「aug」(オーギュメント)コードが割り当てられる。また、第2行第3列の通常演奏併用ボタン123に、第2コード演奏時ボタンとして、「dim」コードが割り当てられる。また、第3行第3列の通常演奏併用ボタン133に、第3コード演奏時ボタンとして、「m7-5」コードが割り当てられる。また、第1行第4列の通常演奏併用ボタン114に、第4コード演奏時ボタンとして、「m」コードが割り当てられる。また、第2行第4列の通常演奏併用ボタン124に、第5コード演奏時ボタンとして、「7」コードが割り当てられる。また、第3行第4列の通常演奏併用ボタン134に、第6コード演奏時ボタンとして、「M7」コードが割り当てられる。また、第1行第5列の通常演奏併用ボタン115に、第7コード演奏時ボタンとして、「6」コードが割り当てられる。また、第2行第5列の通常演奏併用ボタン125に、第8コード演奏時ボタンとして、「sus4」コードが割り当てられる。また、第3行第5列の通常演奏併用ボタン135に、第9コード演奏時ボタンとして、「add9」コードが割り当てられる。また、第6行第4列の通常演奏併用ボタン165に、第10コード演奏時ボタンとして、「#」コードが割り当てられる。
以下、同様であり、図4中(C)に示すように、「B」コードが割り当てられている第7コード演奏用ボタン217が押されると、第1行第8列の通常演奏併用ボタン118に、第1コード演奏時ボタンとして、「aug」(オーギュメント)コードが割り当てられる。また、第2行第8列の通常演奏併用ボタン128に、第2コード演奏時ボタンとして、「dim」コードが割り当てられる。また、第3行第8列の通常演奏併用ボタン138に、第3コード演奏時ボタンとして、「m7-5」コードが割り当てられる。また、第1行第9列の通常演奏併用ボタン119に、第4コード演奏時ボタンとして、「m」コードが割り当てられる。また、第2行第9列の通常演奏併用ボタン129に、第5コード演奏時ボタンとして、「7」コードが割り当てられる。また、第3行第9列の通常演奏併用ボタン139に、第6コード演奏時ボタンとして、「M7」コードが割り当てられる。また、第1行第10列の通常演奏併用ボタン1110に、第7コード演奏時ボタンとして、「6」コードが割り当てられる。また、第2行第10列1210の通常演奏併用ボタンに、第8コード演奏時ボタンとして、「sus4」コードが割り当てられる。また、第3行第10列の通常演奏併用ボタン1310に、第9コード演奏時ボタンとして、「add9」コードが割り当てられる。また、第6行第9列の通常演奏併用ボタン169に、第10コード演奏時ボタンとして、「#」コードが割り当てられる。
以上のように、ユーザに押圧操作されるコード演奏時ボタンが変化すると、通常演奏併用ボタンに割り当てられるコードも各通常演奏併用ボタンに割り当てられるパターンを維持しながら、一緒に変化する。
これにより、コード演奏処理部302は、コード演奏モードでは、コード演奏用ボタン及び1つ又は複数の通常演奏併用ボタンが押されると、ボディーセンサ部11の操作タイミングで、押されたコード演奏用ボタン及び通常演奏併用ボタンに割り当てられたコードの音をスピーカ12から出力する。
すなわち例えば、コード演奏処理部302は、第1コード演奏用ボタン211及び第1行第2列の通常演奏併用ボタン(第1コード演奏時ボタン)112が同時に押されると、「Caug」コードの音をスピーカ12から出力する。また、コード演奏処理部302は、第1コード演奏用ボタン211及び第2行第2列の通常演奏併用ボタン(第2コード演奏時ボタン)122が同時に押されると、「Cdim」コードの音をスピーカ12から出力する。また、コード演奏処理部302は、第1コード演奏用ボタン211及び第3行第2列の通常演奏併用ボタン(第3コード演奏時ボタン)132が同時に押されると、「Cm7-5」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第1コード演奏用ボタン211及び第1行第3列の通常演奏併用ボタン(第4コード演奏時ボタン)113が同時に押されると、「Cm」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第1コード演奏用ボタン211及び第2行第3列の通常演奏併用ボタン(第5コード演奏時ボタン)123が同時に押されると、「C7」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第1コード演奏用ボタン211及び第3行第3列の通常演奏併用ボタン(第6コード演奏時ボタン)133が同時に押されると、「CM7」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第1コード演奏用ボタン211及び第1行第4列の通常演奏併用ボタン(第7コード演奏時ボタン)114が同時に押されると、「C6」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第1コード演奏用ボタン211及び第2行第4列の通常演奏併用ボタン(第8コード演奏時ボタン)124が同時に押されると、「Csus4」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第1コード演奏用ボタン211及び第3行第4列の通常演奏併用ボタン(第9コード演奏時ボタン)134が同時に押されると、「Cadd9」コードの音をスピーカ12から出力する。
以下、同様であり、すなわち例えば、第7コード演奏用ボタン217及び第1行第8列の通常演奏併用ボタン(第1コード演奏時ボタン)118が同時に押されると、「Baug」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第2行第8列の通常演奏併用ボタン(第2コード演奏時ボタン)128が同時に押されると、「Bdim」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第3行第8列の通常演奏併用ボタン(第3コード演奏時ボタン)138が同時に押されると、「Bm7-5」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第1行第9列の通常演奏併用ボタン(第4コード演奏時ボタン)119が同時に押されると、「Bm」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第2行第9列の通常演奏併用ボタン(第5コード演奏時ボタン)129が同時に押されると、「B7」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第3行第9列の通常演奏併用ボタン(第6コード演奏時ボタン)139が同時に押されると、「BM7」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第1行第10列の通常演奏併用ボタン(第7コード演奏時ボタン)1110が同時に押されると、「B6」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第2行第10列の通常演奏併用ボタン(第8コード演奏時ボタン)1210が同時に押されると、「Bsus4」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217及び第3行第10列の通常演奏併用ボタン(第9コード演奏時ボタン)1310が同時に押されると、「Badd9」コードの音をスピーカ12から出力する。
さらに、コード演奏用ボタン(第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217の何れかのコード演奏用ボタン)と複数の通常演奏併用ボタンが押されると、ボディーセンサ部11の操作タイミングで、押されたコード演奏用ボタン及び通常演奏併用ボタンに割り当てられたコードの音をスピーカ12から出力する。
すなわち例えば、「G」コードが割り当てられている第5コード演奏用ボタン215、第1行第7列の通常演奏併用ボタン(第4コード演奏時ボタン)117、及び第2行第7列の通常演奏併用ボタン(第5コード演奏時ボタン)127が同時に押されると、「Gm7」コードに応じた音をスピーカ12から出力する。
そして、コード演奏用ボタン(第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217の何れかのコード演奏用ボタン)及び通常演奏併用ボタンに加えて、第10コード演奏時ボタンが同時に押されると、「#」コードに応じた音をスピーカ12から出力する。すなわち例えば、第1コード演奏用ボタン211、第1行第2列の通常演奏併用ボタン(第1コード演奏時ボタン)112、及び第6行第3列の通常演奏併用ボタン(第10コード演奏時ボタン)163が同時に押されると、「C#aug」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第1コード演奏用ボタン211、第2行第2列の通常演奏併用ボタン(第2コード演奏時ボタン)122、及び第6行第3列の通常演奏併用ボタン(第10コード演奏時ボタン)163が同時に押されると、「C#dim」コードの音をスピーカ12から出力する。
以下、同様であり、すなわち例えば、第7コード演奏用ボタン217、第1行第8列の通常演奏併用ボタン(第1コード演奏時ボタン)118、及び第6行第9列の通常演奏併用ボタン(第10コード演奏時ボタン)169が同時に押されると、「B#aug」コードの音をスピーカ12から出力する。また、第7コード演奏用ボタン217、第2行第8列の通常演奏併用ボタン(第2コード演奏時ボタン)128、及び第6行第9列の通常演奏併用ボタン(第10コード演奏時ボタン)169が同時に押されると、「B#dim」コードの音をスピーカ12から出力する。
また、例えば、「G」コードが割り当てられている第5コード演奏用ボタン215、第1行第7列の通常演奏併用ボタン(第4コード演奏時ボタン)117、及び第3行第7列の通常演奏併用ボタン(第6コード演奏時ボタン)137、第6行第7列の通常演奏併用ボタン(第10コード演奏時ボタン)167が同時に押されると、「G#mM7」コードに応じた音をスピーカ12から出力する。
(動作、作用等)
次に、電子ギター1の動作、及びその作用等の一例について説明する。
電子ギター1において、コード演奏処理部302は、ギター演奏モードでは、ギター演奏処理を実行する。これにより、ギター演奏処理部301は、ボディーセンサ部11が操作されると、そのときに押されている1つ又は複数の通常演奏併用ボタンに割り当てられている音をスピーカ12から出力する。これにより、ユーザは、1つ又は複数の通常演奏併用ボタンを押しつつ、ボディーセンサ部11を操作することで、通常演奏併用ボタンに割り当てられている音をスピーカ12から出力できる。よって、ユーザは、普通のギターと同じ感覚で電子ギター1を演奏できる。
一方、コード演奏処理部302は、ギター演奏モードにおいて第1コード演奏用ボタン211だけが押されると、コード演奏モードになる。コード演奏処理部302は、コード演奏モードでは、コード演奏処理を実行する。これにより、ギター演奏処理部301は、ボディーセンサ部11が操作されると、そのときに押されているコード演奏用ボタンと1つ又は複数の通常演奏併用ボタンに割り当てられているコードの音をスピーカ12から出力する。これにより、ユーザは、コード演奏用ボタンと1つ又は複数の通常演奏併用ボタンとを押しつつ、ボディーセンサ部11を操作することで、コード演奏用ボタンと通常演奏併用ボタンとに割り当てられているコードの音をスピーカ12から出力できる。
図5及び図6は、弦を有する一般的なギターでコードを弾く際に指を当てる位置を示す図である。
電子ギター1を使うことで、図5及び図6に示すような指使いで出せるギターのコードの音をスピーカ12から出力できる。ここで、電子ギター1において、コード演奏用ボタンに割り当てられている第1コード群(各キー)は、図5及び図6における縦の列のコード(キー)に対応しており、通常演奏併用ボタンに割り当てられる第2コード群は、図5及び図6における横の列のコードに対応している。
(本実施形態における効果)
(1)電子ギター1は、弦楽器の各キーに対応するキーボタン及び弦楽器の各コードに対応するコード演奏用ボタン211~217及び通常演奏併用ボタンを配置した電子楽器を提供できる。また、ユーザは、コード演奏用ボタン211~217及び通常演奏併用ボタンを操作するだけで、弦を実際に有するギターと同様なキー及びコードによる演奏ができる。これにより、ユーザは、弦を実際に有するギターのような複雑な指使いをすることなく、キー及びコードを演奏できる。例えば、ユーザは、複雑だったり苦手なキー及びコードの演奏部分をコード演奏モードで演奏し、簡単なキー及びコードの演奏部分はギター演奏モードで演奏するようなこともできる。
(2)電子ギター1は、コード演奏用ボタン211~217の外観が、他のコード演奏用ボタン211~217の外観とは異なる色とされ、ユーザがコード演奏用ボタン211~217を外観から識別可能に設けられていることで、ユーザがコード演奏用ボタンを誤操作してしまうのを防止できる。
(3)電子ギター1は、ユーザに操作されるコード演奏用ボタンに応じて通常演奏併用ボタンに割り当てるコードを変化させていくことができる。この結果、ユーザは、コード演奏用ボタンの配置の影響を受けることなく、通常演奏併用ボタンでのコードの演奏ができる。
例えば、一般的な歌謡曲において、コードの種類は160程度あり、それらコードを通常のギターで弾く場合、弦の押さえ方がそのコード毎に異なっている。また、押さえ方も難しく、押さえ方を習得するには時間が必要になる。
一方、本実施形態の電子ギター1では、コード演奏モードにおいて、1つのキー(コード演奏用ボタンに割り当てたコード)で演奏できるコード(通常演奏併用ボタンを操作して演奏できるコード)は、最大で26パターンになっている。そして、キーを変えたとき、すなわち、コード演奏用ボタンを変えたとき、そのコード演奏用ボタンに応じて通常演奏併用ボタンへのコードの割り当ても変えることで、コード演奏用ボタンの位置に対してコードを演奏するためのコード演奏用ボタンの位置が維持されているため、ユーザは、コードを演奏するための指の押さえ方を変えることなく、そのキーでコードを演奏することができる。
(4)コード演奏用ボタン211~217がユーザが電子ギター1を所定の持ち方により持って演奏するときにユーザの左手親指で操作できる位置に配置されていることで、ユーザは、左手親指で簡易にコード演奏用ボタン211~217を操作できる。所定の持ち方とは、ユーザが左手で電子ギター1のネック30を持ち、かつ右手でボディ10を持つ場合の持ち方である。
(5)コード演奏用ボタン211~217がネック30の側面に配置されていることで、ユーザは、電子ギター1を持ちながら、コード演奏用ボタン211~217を操作できる。
(6)複数の通常演奏併用ボタンがネック30の表面30aにヘッド20側から複数列をなして配置されており、コード演奏用ボタン211~217が、ネック30のサイド30bに当該複数列に対応して配置されている。これにより、ユーザは、電子ギター1を持ちながら、コード演奏用ボタン211~217及び通常演奏併用ボタンを操作できる。
(7)電子ギター1は、コード演奏用ボタン211~217がネック30のサイド30bにヘッド20から予め設定された距離離れて配置されているため、ユーザがネック30においてヘッド20に近い位置をもった手で誤ってコード演奏用ボタン211~217を操作してしまうのを防止できる。
(8)通常演奏併用ボタンで半音「#」が割り当てられる第10コード演奏時ボタンがコード演奏用ボタン211~217に隣接することで、ユーザは、実際に弦を有するギターと同様な操作で半音の演奏をできる。
(9)電子ギター1は、第1コード演奏用ボタン211の操作でコード演奏モード及びギター演奏モードを切り替えできるため、ユーザは、コード演奏用ボタン211~217や通常演奏併用ボタンを利用して、選択的に、コード演奏モードやギター演奏モードで電子ギター1を演奏できる。
(10)ユーザは、通常演奏併用ボタンを利用して、実際に弦を有する一般的なギターと同様な演奏(ギター的演奏)をすることができる。これにより、ユーザは、演奏全般をギター演奏モードで電子ギター1を演奏しつつ、演奏が複雑だったり苦手なコードの部分だけコード演奏モードで電子ギター1を演奏することもできる。
なお、前述の実施形態では、電子ギター1は、例えば、電子楽器を構成している。また、コード演奏用ボタン部200の第1乃至第7コード演奏用ボタン211~217は、例えば、キーボタンを構成している。また、通常演奏併用ボタン部100の各通常演奏併用ボタンは、例えば、コードボタンを構成している。また、処理部300及びスピーカ12は、例えば、出力部を構成している。
(本実施形態の変形例等)
本実施形態の変形例として、ギター以外の弦楽器(バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス等)を模した電子楽器として構成されることもできる。この場合、例えば、電子楽器の通常演奏併用ボタンの行及び列の数は、実際の弦楽器の弦の数に合致する数にされる。
また、本実施形態の変形例として、コード演奏用ボタンの行の数は、実際のギターの弦の数に合致するように6であることが好ましいが、それ以外の数とされることもできる。
また、本実施形態の変形例として、第1コード演奏用ボタン211は、通常演奏併用ボタンの第3列の延長線上に配置されることに限定されず、第2列や第4列以降の列の延長線上に配置され、それに合わせて、第2乃至第7コード演奏用ボタン217も配置されることもできる。これにより、第1コード演奏用ボタン211を含めて第2乃至第7コード演奏用ボタン217も、ネック30のサイド30bにヘッド20から予め設定された距離離れて配置される。
また、本実施形態の変形例として、コード演奏用ボタン211~217は、前述の説明とは異なる色とされることもできる。
また、本実施形態の変形例として、コード演奏用ボタン211~217は、大きさや形状等によって、又は、色、大きさ及び形状等の組み合わせによって、ユーザが他のコード演奏用ボタンと識別可能とされることもできる。
また、本実施形態の変形例として、通常演奏併用ボタンやコード演奏用ボタン211~217は、押圧操作ではなくユーザの指の接触による接触操作を検出する接触センサによって構成されることもできる。また、通常演奏併用ボタンやコード演奏用ボタン211~217は、ネック30において突出している形状に限られず、タッチパネルのように構成されることもできる。
また、本実施形態の変形例として、電子ギター1は、通常演奏併用ボタンやコード演奏用ボタン211~217へのコードの割り当ての少なくとも何れかをユーザが設定可能な設定手段を設けることもできる。これにより、電子ギター1は、ユーザ自身が通常演奏併用ボタンやコード演奏用ボタン211~217へのコードの割り当てを自由に設定できる。
また、本実施形態の変形例として、通常演奏併用ボタンやコード演奏用ボタン211~217は、ボディ10に配置されることもできる。
また、本実施形態の変形例として、通常演奏併用ボタンの各列の境界にギターのフレットに相当する突起を設けることもできる。
また、本実施形態の変形例として、電子ギター1は、コード演奏用ボタン211~217の何れかのみを押した状態でボディーセンサ部11を操作することによって、押されたコード演奏用ボタンに対応する音をスピーカ12から出力することもできる。
また、本実施形態の変形例として、電子ギター1は、通常演奏併用ボタン及びコード演奏用ボタンの少なくとも何れかが操作されただけも、音を出力することができる。
また、本実施形態では、弦楽器の各キーが割り当てられる複数のキーボタンと、弦楽器の各コードが割り当てられる複数のコードボタンと、を有する電子楽器のコンピュータプログラムであって、ユーザに操作された前記キーボタン及びユーザに操作された前記コードボタンの少なくとも何れかを基に音を発生させる出力ステップを実行するためのコンピュータプログラムを実現している。
また、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 電子ギター、12 スピーカ、100 通常演奏併用ボタン部、200 コード演奏用ボタン部、211~217 コード演奏用ボタン、300 処理部

Claims (14)

  1. 弦楽器の各キーが割り当てられる複数のキーボタンと、
    弦楽器の各コードが割り当てられる複数のコードボタンと、
    ユーザに操作された前記キーボタン及びユーザに操作された前記コードボタンの少なくとも何れかを基に音を発生させる出力部と、
    を有する電子楽器。
  2. 前記キーボタンは、ユーザが他のキーボタンと識別可能に設けられている請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記キーボタンの外観は、他のキーボタンの外観とは異なる色とされている請求項1又は2に記載の電子楽器。
  4. 前記コードボタンは、前記ユーザに操作される前記キーボタンを基にコードが割り当てられる請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子楽器。
  5. 前記キーボタンは、前記ユーザが当該電子楽器を所定の持ち方により持って演奏するときに前記ユーザの左手親指で操作できる位置に配置されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の電子楽器。
  6. 前記キーボタンは、ネックの側面に配置されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の電子楽器。
  7. 前記複数のコードボタンは、ネックの表面にヘッド側から複数列をなして配置されており、
    前記キーボタンそれぞれは、ネックの側面に前記複数列に対応して配置されている請求項1乃至6の何れか1項に記載の電子楽器。
  8. 前記複数のキーボタンの何れも、ネックの側面にヘッドから予め設定された距離離れて配置されている請求項1乃至7の何れか1項に記載の電子楽器。
  9. 前記複数のコードボタンは、半音が割り当てられるコードボタンを含み、
    前記半音が割り当てられるコードボタンは、前記キーボタンに隣接して配置されている請求項1乃至8の何れか1項に記載の電子楽器。
  10. 前記複数のキーボタンへのキーの割り当て及び前記複数のコードボタンへのコードの割り当ての少なくとも何れかを設定可能な設定手段を有する請求項1乃至9の何れか1項に記載の電子楽器。
  11. 前記キーボタンをユーザが操作しているときに、前記複数のコードボタンに当該弦楽器の各コードが割り当てられるコード演奏モードを有する請求項1乃至10の何れか1項に記載の電子楽器。
  12. 前記キーボタンをユーザが操作していないときに、実際に弦を有する通常の弦楽器と同様な演奏を可能にする弦楽器演奏モード有する請求項1乃至11の何れか1項に記載の電子楽器。
  13. 前記複数のキーボタンへのキーの割り当て及び前記複数のコードボタンへのコードの割り当てを無効にし、前記複数のキーボタン及び前記複数のコードボタンの少なくともいずれかのボタンをユーザが操作すると、実際に弦を有する通常の弦楽器と同様な演奏を可能にする弦楽器演奏モードを有する請求項1乃至12の何れか1項に記載の電子楽器。
  14. 弦楽器の各キーが割り当てられる複数のキーボタンと、弦楽器の各コードが割り当てられる複数のコードボタンと、を有する電子楽器のコンピュータプログラムであって、
    ユーザに操作された前記キーボタン及びユーザに操作された前記コードボタンの少なくとも何れかを基に音を発生させる出力ステップを実行するためのコンピュータプログラム。

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