JPH1112585A - 冷凍機油及び冷凍機作動流体用組成物 - Google Patents

冷凍機油及び冷凍機作動流体用組成物

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Publication number
JPH1112585A
JPH1112585A JP9187495A JP18749597A JPH1112585A JP H1112585 A JPH1112585 A JP H1112585A JP 9187495 A JP9187495 A JP 9187495A JP 18749597 A JP18749597 A JP 18749597A JP H1112585 A JPH1112585 A JP H1112585A
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JP
Japan
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carbon atoms
group
general formula
chain
refrigerating machine
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Application number
JP9187495A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Togashi
博靖 冨樫
Toshiya Hagiwara
敏也 萩原
Yoshiaki Ooshima
良暁 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH1112585A publication Critical patent/JPH1112585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚れ付着の抑制に優れた代替フロン冷媒用の冷
凍機油及び冷凍機作動流体用組成物を提供すること、及
び該冷凍機油を用いた冷凍サイクル内の汚れ付着抑制方
法を提供すること。 【解決手段】特定の構造を有する6価エーテルアルコー
ル化合物、特定の構造を有するカーボネート化合物、及
び特定の構造を有するポリビニルエーテル化合物からな
る群より選ばれる1種以上の含酸素化合物と、一般式
(6):R16O(EO)m (PO)n R17で示される化
合物を含有し、かつ25℃における体積抵抗率が1×1
13Ω・cm以上である冷凍機油、及び該冷凍機油を用
いることを特徴とする、冷凍サイクル内の汚れ付着抑制
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は含酸素化合物と特定
のエーテル化合物を含有した冷凍機油、さらに該冷凍機
油とハイドロフルオロカーボンからなる冷凍機作動流体
用組成物に関する。本発明はさらに冷凍機油を用いる冷
凍サイクル内の汚れ付着抑制方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、オゾン層保護のため、これまで冷
蔵庫やルームエアコン等に使用されてきた冷媒であるク
ロロフルオロカーボン(CFC) 、ハイドロクロロフルオロ
カーボン(HCFC)系フロンが使用禁止または規制されつつ
ある。そのため、代替フロンとしてハイドロフルオロカ
ーボン(HFC) 系のものが使用されるようになってきた。
この代替フロンは、CFC 、HCFC系のフロンよりも極性が
高いため、冷凍機油として従来より一般に使用されてい
る鉱物油やアルキルベンゼン等の潤滑油との相溶性が悪
く、低温で二相分離を起こす。そこで冷凍機油も鉱物油
系、アルキルベンゼン系からより極性の高いエステル
系、エーテル系、カーボネート系等の含酸素化合物等が
使用されるようになってきた。
【0003】ところが、代替フロン冷媒に適合した上記
の冷凍機油を用いた場合、これまでの冷凍機油にない問
題が生じてきた。それは、冷凍サイクル内の汚れ付着に
よる冷凍効率の低下である。冷凍サイクル内における汚
れは、冷凍機油の熱、空気あるいは加水分解による劣化
物や、冷凍機の製造及び組み立て時に使用される鉱物油
系や炭化水素合成油系等の各種の油、例えば、引き抜き
油、切削油、防錆油、プレス油、洗浄液等に由来するも
の、と考えられている。
【0004】また、従来の含酸素化合物は冷凍システム
内の汚れを溶解することが不充分であり、例えばキャピ
ラリーに汚れが付着し、流量低下による冷凍効率の低下
を引き起こす可能性がある。
【0005】なお、特開平4−18490号公報、特開
平5−86381号公報、特開平5−194968号公
報には含酸素化合物であるカーボネート化合物にオキシ
アルキレングリコールを配合した冷凍機油が開示されて
いるが、汚れ付着の抑制を目的とした冷凍機油の発明に
関しては一切記載されていない。
【0006】また、特開平6−128578号公報には
含酸素化合物であるポリビニルエーテル化合物を主成分
した冷凍機油が開示されているが、汚れ付着の抑制を目
的とした冷凍機油の発明に関しては一切記載されていな
い。
【0007】また、特開平8−104687号公報には
含酸素化合物である多価アルコールエーテル化合物を主
成分した冷凍機油が開示されているが、汚れ付着の抑制
を目的とした冷凍機油の発明に関しては一切記載されて
いない。
【0008】一方、特開平8−73880号公報には、
オキサゾリン化合物の添加した冷凍機油が汚れを防止す
ることが述べられている。しかし、オキサゾリン化合物
はそれ自身の熱安定性が悪く、これにより冷凍機油を劣
化させ汚れを増大させる可能性がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の現状を
ふまえ、汚れ付着の抑制に優れた代替フロン冷媒用の冷
凍機油及び冷凍機作動流体用組成物を提供することを目
的とするものである。
【0010】本発明の他の目的は、本発明の冷凍機油を
用いた冷凍サイクル内の汚れ付着抑制方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、含酸素化合物
と特定のエーテル化合物を配合することにより、キャピ
ラリーなど冷凍サイクル内の汚れ付着抑制力が飛躍的に
向上することを見出し、本発明を完成するに到った。
【0012】即ち、本発明の要旨は、〔1〕 一般式
(1)、一般式(2)又は一般式(3)
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R1 〜R6 はそれぞれ同一であっ
ても異なっていても良く、炭素原子数1〜14の直鎖、
炭素原子数3〜14の分岐鎖又は炭素原子数3〜14の
環状のアルキル基を示す。但し、R1 〜R6 の合計炭素
原子数は8〜40である。R7は水素原子、又は炭素原
子数1〜13の直鎖、炭素原子数3〜13の分岐鎖若し
くは炭素原子数3〜13の環状の、α位に1個以上の水
素原子を有するアルキル基を示す。R8 は炭素原子数1
〜13の直鎖、炭素原子数3〜13の分岐鎖又は炭素原
子数3〜13の環状の、α位に1個以上の水素原子を有
するアルキル基を示す。又は、R7 とR8 は一緒になっ
て炭素原子数2〜13のアルキレン基を形成する。但
し、R7 とR8 の合計炭素原子数は1〜13である。一
般式(2)、一般式(3)における括弧内の構造単位は
どのような順序に配列されていても良い。)で示される
6価エーテルアルコール化合物、一般式(4)
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R9 、R10はそれぞれ同一であっ
ても異なっていても良く、炭素原子数2〜4の直鎖また
は炭素原子数3〜4の分岐鎖のアルキレン基を示す。R
11は水素原子、炭素原子数1〜24の直鎖若しくは炭素
原子数3〜24の分岐鎖のアルキル基、フェニル基、又
は炭素原子数1〜24の直鎖若しくは炭素原子数3〜2
4の分岐鎖のアルキル基及び/又は炭素原子数1〜24
のアルコキシ基により置換された芳香族残基を示す。
a、bは0〜50の整数を示し、それぞれ同一であって
も異なっていても良い。Aは1〜6価の水酸基を有する
炭素原子数1〜24の飽和炭化水素のアルコール残基、
又は1〜6価の水酸基を有する炭素原子数6〜24のフ
ェノール残基若しくは芳香族のアルコール残基を示す。
cはAの価数と同一の、1〜6の整数を示す。Bは炭素
原子数1〜12の直鎖又は炭素原子数3〜12の分岐鎖
のアルキレン基を示す。dは0〜6の整数である。)で
示されるカーボネート化合物、及び一般式(5)
【0017】
【化6】
【0018】(式中、R12〜R14はそれぞれ同一であっ
ても異なっていても良く、水素原子、又は炭素原子数1
〜12の直鎖若しくは炭素原子数3〜12の分岐鎖のア
ルキル基を示す。R15は炭素原子数1〜12の直鎖また
は炭素原子数3〜12の分岐鎖のアルキル基を示す。e
は1〜50の整数を示す。)で示される構成単位を有す
るポリビニルエーテル化合物からなる群より選ばれる1
種以上の含酸素化合物と、一般式(6) R16O(EO)m (PO)n R17 (6) (式中、R16は炭素原子数1〜36の炭化水素基を示
す。R17は水素原子、炭素原子数1〜36の炭化水素基
又は炭素原子数1〜24のアシル基を示す。また、EO
はオキシエチレン基を、POはオキシプロピレン基を示
す。なお、mは0〜50の数、nは0〜50の数であ
り、m+nは1〜100の数である。また、(EO)m
と(PO)n はランダムでもブロックでも良い。) で示
される化合物を含有し、かつ25℃における体積抵抗率
が1×1013Ω・cm以上である冷凍機油、〔2〕
一般式(6)で示される化合物の含有量が、冷凍機油の
1〜25重量%である前記〔1〕記載の冷凍機油、
〔3〕 前記〔1〕又は〔2〕記載の冷凍機油とハイ
ドロフルオロカーボンを含有してなる冷凍機作動流体用
組成物、〔4〕 前記〔1〕又は〔2〕記載の冷凍機
油を用いることを特徴とする、冷凍サイクル内の汚れ付
着抑制方法、に関するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
1.本発明の冷凍機油 1−1.6価エーテルアルコール化合物 本発明に用いられる一般式(1)、一般式(2)又は一
般式(3)
【0020】
【化7】
【0021】で示される6価エーテルアルコール化合物
において、R1 〜R6 はそれぞれ同一であっても異なっ
ていても良く、炭素原子数1〜14の直鎖、炭素原子数
3〜14の分岐鎖又は炭素原子数3〜14の環状のアル
キル基を示す。但し、R1 〜R6 の合計炭素原子数は8
〜40である。R1 〜R6 は、ハイドロフルオロカーボ
ンとの相溶性の観点から、好ましくは炭素原子数1〜1
2の直鎖、炭素原子数3〜12の分岐鎖又は炭素原子数
3〜12の環状のアルキル基であり、より好ましくは炭
素原子数1〜10の直鎖、炭素原子数3〜10の分岐鎖
又は炭素原子数3〜10の環状のアルキル基であり、更
に好ましくは炭素原子数1〜9の直鎖、炭素原子数3〜
9の分岐鎖又は炭素原子数3〜9の環状のアルキル基で
ある。またハイドロフルオロカーボンとの相溶性の観点
から、R1 〜R6 の合計炭素原子数は9〜39が好まし
く、12〜36がより好ましく、18〜30が更に好ま
しい。
【0022】R7 は水素原子、又は炭素原子数1〜13
の直鎖、炭素原子数3〜13の分岐鎖若しくは炭素原子
数3〜13の環状の、α位に1個以上の水素原子を有す
るアルキル基を示す。R8 は炭素原子数1〜13の直
鎖、炭素原子数3〜13の分岐鎖又は炭素原子数3〜1
3の環状のα位に1個以上の水素原子を有するアルキル
基を示す。又は、R7 とR8 は一緒になって炭素原子数
2〜13のアルキレン基を形成する。但し、R7 とR8
の合計炭素原子数は1〜13である。
【0023】R7 は入手性、ハイドロフルオロカーボン
との相溶性の観点から、水素原子又は炭素原子数1〜1
2の直鎖、炭素原子数3〜12の分岐鎖若しくは炭素原
子数3〜12の環状のアルキル基が好ましく、水素原子
又は炭素原子数1〜10の直鎖、炭素原子数3〜10の
分岐鎖若しくは炭素原子数3〜10の環状のアルキル基
がより好ましく、水素原子又は炭素原子数1〜9の直
鎖、炭素原子数3〜9の分岐鎖若しくは炭素原子数3〜
9の環状のアルキル基が更に好ましい。
【0024】R8 はハイドロフルオロカーボンとの相溶
性の観点から、炭素原子数1〜12の直鎖、炭素原子数
3〜12の分岐鎖若しくは炭素原子数3〜12の環状の
アルキル基が好ましく、炭素原子数1〜10の直鎖、炭
素原子数3〜10の分岐鎖若しくは炭素原子数3〜10
の環状のアルキル基がより好ましく、炭素原子数1〜9
の直鎖、炭素原子数3〜9の分岐鎖若しくは炭素原子数
3〜9の環状のアルキル基が更に好ましい。またハイド
ロフルオロカーボンとの相溶性の観点から、R7 とR8
の合計炭素原子数は好ましくは1〜12であり、より好
ましい合計炭素原子数は1〜9である。
【0025】さらに、一般式(2)、一般式(3)にお
ける括弧内の構造単位はどのような順序に配列されてい
ても良い。
【0026】本発明に用いられる一般式(1)、一般式
(2)又は一般式(3)で示される6価エーテルアルコ
ール化合物は、まず6価のアルコールとカルボニル化合
物またはその反応性誘導体(ケタールあるいはアセター
ル)を酸触媒下で反応させることにより環状アセタール
(もしくはケタール)を製造し、これを水素添加、更に
アルキル化することで得ることができる。具体的な化合
物および製造方法は特開平8−104687号公報に記
載されている。
【0027】1−2.カーボネート化合物 本発明に用いられる一般式(4)
【0028】
【化8】
【0029】で示されるカーボネート化合物において、
9 、R10はそれぞれ同一であっても異なっていても良
く、炭素原子数2〜4の直鎖または炭素原子数3〜4の
分岐鎖のアルキレン基を示す。具体的には、エチレン
基、プロピレン基、トリメチレン基、ブチレン基、1−
メチルトリメチレン基、2−メチルトリメチレン基、
1,1−ジメチルエチレン基、1,2−ジメチルエチレ
ン基等が挙げられる。入手性の観点からエチレン基、プ
ロピレン基が好ましい。
【0030】R11は水素原子、炭素原子数1〜24の直
鎖若しくは炭素原子数3〜24の分岐鎖のアルキル基、
フェニル基、又は炭素原子数1〜24の直鎖若しくは炭
素原子数3〜24の分岐鎖のアルキル基及び/又は炭素
原子数1〜24のアルコキシ基により置換された芳香族
残基を示す。R11はハイドロフルオロカーボンとの相溶
性の観点から、水素原子、炭素原子数1〜18の直鎖若
しくは炭素原子数3〜18の分岐鎖のアルキル基、フェ
ニル基、又は炭素原子数1〜18の直鎖若しくは炭素原
子数3〜18の分岐鎖のアルキル基及び/又は炭素原子
数3〜18のアルコキシ基により置換された芳香族残基
が好ましく、炭素原子数1〜14の直鎖若しくは炭素原
子数3〜14の分岐鎖のアルキル基、フェニル基、又は
炭素原子数1〜14の直鎖または炭素原子数3〜14の
分岐鎖のアルキル基及び/又はアルコキシ基により置換
された芳香族残基がより好ましく、炭素原子数1〜12
の直鎖若しくは炭素原子数3〜12の分岐鎖のアルキル
基、フェニル基、又は炭素原子数1〜12の直鎖または
炭素原子数3〜12の分岐鎖のアルキル基及び/又はア
ルコキシ基により置換された芳香族残基が更に好まし
い。
【0031】R11のアルキル基の具体例としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、ヘキ
サデシル基、オクタデシル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、イソオクチル基等が挙げられる。
【0032】a、bは0〜50の整数を示し、それぞれ
同一であっても異なっていても良い。電気絶縁性の観点
から、0〜40が好ましく、0〜30がより好ましく、
0〜20が更に好ましく、0〜10が特に好ましい。
【0033】Aは1〜6価の水酸基を有する炭素原子数
1〜24の飽和炭化水素のアルコール残基、又は1〜6
価の水酸基を有する炭素原子数6〜24のフェノール残
基若しくは芳香族のアルコール残基を示す。ハイドロフ
ルオロカーボンとの相溶性、動粘度、入手性の観点か
ら、飽和炭化水素のアルコール残基の炭素原子数は1〜
24であり、1〜18が好ましく、1〜14がより好ま
しく、1〜12が更に好ましく、1〜8が特に好まし
く、1〜6が最も好ましい。また、フェノール残基若し
くは芳香族のアルコール残基の炭素原子数は6〜24で
あり、6〜18が好ましく、6〜14がより好ましく、
6〜12が更に好ましい。
【0034】Aにおける炭素原子数1〜24の飽和炭化
水素のアルコールとしては、例えばメタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、
t−ブタノール、ペンタノール、2−メチルブタノー
ル、3−メチルブタノール、2,2−ジメチルプロパノ
ール、ヘキサノール、2−メチルペンタノール、2−エ
チルブタノール、2,3−ジメチルブタノール、ヘプタ
ノール、2−メチルヘキサノール、3−メチルヘキサノ
ール、5−メチルヘキサノール、オクタノール、2−エ
チルヘキサノール、ノナノール、3,5,5−トリメチ
ルヘキサノール、デシルアルコール、及び2,4,6−
トリメチルヘプタノール;ネオペンチルグリコール、ト
リメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール、ジトリメチロールプロパン及びジペン
タエリスリトール等のヒンダードアルコール;並びに、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセ
リン、ソルビトール及びマンニトール等の多価アルコー
ル等が挙げられる。
【0035】また、Aにおける炭素原子数6〜24のフ
ェノール又は芳香族のアルコールとしては、例えばフェ
ノール、カテコール、レゾルシノール、ピロガロール、
ナフトール、ベンジルアルコール、クレゾール、1,
2,4−トリヒドロキシベンゼン、1,3,5−トリヒ
ドロキシベンゼン等が挙げられる。
【0036】また、cはAの価数と同一の、1〜6の整
数である。
【0037】Bは炭素原子数1〜12の直鎖のアルキレ
ン基又は炭素原子数3〜12の分岐鎖のアルキレン基を
示す。Bはハイドロフルオロカーボンとの相溶性の観点
から、好ましくは炭素原子数1〜10の直鎖のアルキレ
ン基又は炭素原子数3〜12の分岐鎖のアルキレン基、
より好ましくは炭素原子数1〜8の直鎖のアルキレン基
若しくは炭素原子数3〜8の分岐鎖のアルキレン基、更
に好ましくは炭素原子数1〜6の直鎖のアルキレン基若
しくは炭素原子数3〜6の分岐鎖のアルキレン基であ
る。
【0038】Bのアルキレン基の具体例としては、メチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、テト
ラエチレン基、ペンタエチレン基、ヘキサエチレン基、
1−メチルトリエチレン基、2−メチルトリエチレン
基、、3−メチルペンタエチレン基等が挙げられる。ま
た、dは0〜6の整数である。
【0039】本発明に用いられる一般式(4)で示され
るカーボネート化合物の製造法は特に限定されるもので
はないが、例えば、特開平5−86381号公報、特開
平7−157783号公報に記載されている。
【0040】1−3.ポリビニルエーテル化合物 本発明に用いられるポリビニルエーテル化合物は、一般
式(5)
【0041】
【化9】
【0042】で示される構成単位を有するものである。
【0043】一般式(5)において、R12〜R14はそれ
ぞれ同一であっても異なっていても良く、水素原子、又
は炭素原子数1〜12の直鎖若しくは炭素原子数3〜1
2の分岐鎖のアルキル基を示す。R12〜R14はハイドロ
フルオロカーボンとの相溶性、粘度指数の観点から、好
ましくは水素原子、炭素原子数1〜8の直鎖アルキル基
又は炭素原子数3〜8の分岐鎖アルキル基であり、より
好ましくは水素原子、炭素原子数1〜6の直鎖アルキル
基又は炭素原子数3〜6の分岐鎖アルキル基であり、更
に好ましくは水素原子、炭素原子数1〜4の直鎖アルキ
ル基又は炭素原子数3〜4の分岐鎖アルキル基である。
【0044】R12〜R14のアルキル基の具体例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロ
ピル基、イソブチル基、イソオクチル基、イソノニル基
等が挙げられる。
【0045】R15は炭素原子数1〜12の直鎖または炭
素原子数3〜12の分岐鎖のアルキル基を示す。R15
ハイドロフルオロカーボンとの相溶性の観点から、好ま
しくは炭素原子数1〜6の直鎖または炭素原子数3〜6
の分岐鎖アルキル基であり、より好ましくは炭素原子数
1〜4の直鎖または炭素原子数3〜4の分岐鎖アルキル
基である。
【0046】R15のアルキル基の具体例としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
オクチル基、デシル基、ドデシル基、イソプロピル基、
イソブチル基、イソオクチル基、イソノニル基等が挙げ
られる。
【0047】eは1〜50の整数である。動粘度の観点
から、好ましくは1〜40、より好ましくは3〜30、
更に好ましくは5〜25である。
【0048】本発明に用いられるポリビニルエーテル化
合物は、一般式(5)で示される構成単位をその分子内
に有するものであれば、その構成単位の末端の基の種類
については特に限定されるものではない。
【0049】ポリマーであるポリビニルエーテル化合物
の開始末端は、重合開始剤として水、アルコール化合物
又はフェノール化合物を用いる場合は水素原子であり、
アセタール化合物を用いる場合は水素原子又はアセター
ル化合物から一方のアルコキシ基が脱離した残基であ
る。またビニルエーテル類とカルボン酸との付加物を重
合開始剤として用いる場合、該開始末端はビニルエーテ
ル類とカルボン酸との付加物からカルボン酸部分由来の
アルキルカルボニルオキシ基が脱離した残基となる。ま
た、ポリビニルエーテル化合物の停止末端は、重合停止
剤として水、アルコール化合物又はフェノール化合物を
用いる場合はアセタール残基、オレフィン残基又はアル
デヒド残基となる。ビニルエーテル類とカルボン酸との
付加物を重合停止剤として用いる場合、該停止末端はヘ
ミアセタールのカルボン酸エステル残基となる。このよ
うにして得られるポリビニルエーテル化合物の末端は、
公知の方法で所望の基に変えることができる。例えば、
飽和炭化水素残基、エーテル残基、アルコール残基又は
ケトン残基等に変えることができる。
【0050】本発明で用いられる一般式(5)で示され
る構成単位を有するポリビニルエーテル化合物の製造法
は任意であるが、例えば、特開平8−193196号公
報に記載されている。
【0051】本発明において用いられる含酸素化合物の
酸価は特に限定されないが、金属材料の腐食、耐摩耗性
の低下、熱安定性の低下、および電気絶縁性の低下を抑
制する観点から1mgKOH/g以下が好ましく、0.
2mgKOH/g以下がより好ましく、0.1mgKO
H/g以下がさらに好ましく、0.05mgKOH/g
以下が特に好ましい。
【0052】本発明に用いられる含酸素化合物の水酸基
価は特に限定されないが、0.1〜50mgKOH/g
が好ましく、0.1〜30mgKOH/gがより好まし
く、0.1〜20mgKOH/gがさらに好ましく、
0.1〜10mgKOH/gが特に好ましい。耐摩耗性
の観点から0.1mgKOH/g以上が好ましく、吸湿
性の観点から50mgKOH/g以下が好ましい。
【0053】本発明に用いられる含酸素化合物のハイド
ロフルオロカーボンとの低温での二相分離温度は低いこ
とが望ましく、10℃以下が好ましく、より好ましくは
0℃以下、さらに好ましくは、−10℃以下、特に好ま
しくは−30℃以下、最も好ましくは、−50℃以下で
ある。また、高温での二相分離温度は高いことが望まし
く、30℃以上が好ましく、40℃以上がより好まし
く、50℃以上がさらに好ましく、60℃以上が特に好
ましく、80℃以上が最も好ましい。
【0054】本発明に用いられる含酸素化合物の40℃
における動粘度は特に限定されないが、ハイドロフルオ
ロカーボンとの相溶性と潤滑性の観点から、1〜200
mm2 /sが好ましく、1〜150mm2 /sがより好
ましく、5〜100mm2 /sがさらに好ましく、5〜
75mm2 /sが特に好ましい。また、100℃におけ
る動粘度は特に限定されないが、ハイドロフルオロカー
ボンとの相溶性と潤滑性の観点から、1〜100mm2
/sが好ましく、1〜50mm2 /sがより好ましく、
1〜30mm2 /sがさらに好ましく、1〜15mm2
/sが特に好ましい。
【0055】1−4.一般式(6)で示される化合物 本発明において用いられる一般式(6)で示される化合
物は、次の構造を有するものである。
【0056】 R16O(EO)m (PO)n R17 (6) (式中、R16は炭素原子数1〜36の炭化水素基を示
す。R17は水素原子、炭素原子数1〜36の炭化水素基
又は炭素原子数1〜24のアシル基を示す。また、EO
はオキシエチレン基を、POはオキシプロピレン基を示
す。なお、mは0〜50の数、nは0〜50の数であ
り、m+nは1〜100の数である。また、(EO)m
と(PO)n はランダムでもブロックでも良い。)
【0057】ハイドロフルオロカーボンとの相溶性の観
点から、R16は炭素原子数は1〜36の炭化水素基であ
り、炭素原子数1〜24のものが好ましく、炭素原子数
1〜18のものがより好ましく、炭素原子数1〜14の
ものがさらに好ましい。ハイドロフルオロカーボンとの
相溶性の観点から、R17は水素原子、炭素原子数1〜3
6の炭化水素基又は炭素原子数1〜24のアシル基であ
り、水素原子、炭素原子数1〜24の炭化水素基又は炭
素原子数1〜18のアシル基が好ましく、炭素原子数1
〜18の炭化水素基又は炭素原子数1〜14のアシル基
がより好ましく、炭素原子数1〜14の炭化水素基がさ
らに好ましい。
【0058】R16及びR17の炭化水素基の具体例として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、ヘプチル基、オクチル基、デシル基、ドデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イソプロピル
基、イソブチル基、イソオクチル基等が挙げられる。ま
た、R17のアシル基の具体例としては、アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル
基、ラウロイル基、ステアロイル基等が挙げられる。
【0059】また、電気絶縁性、熱安定性、低温流動
性、吸湿性の観点から、mは0〜50の数であり、0〜
30が好ましく、0〜20がより好ましく、0〜10が
さらに好ましい。電気絶縁性、熱安定性の観点からnは
0〜50の数であり、0〜30が好ましく、0〜20が
より好ましく、0〜10がさらに好ましい。また、電気
絶縁性、熱安定性、吸湿性、汚れ付着抑制の観点から
m、nの合計数は1〜100であり、1〜60が好まし
く、1〜40がより好ましく、2〜40がさらに好まし
く、2〜30が特に好ましい。
【0060】また、ハイドロフルオロカーボンとの相溶
性の観点から、一般式(6)で示される化合物は融点は
25℃以下のものが好ましく、15℃以下のものがより
好ましく、0℃以下のものがさらに好ましく、−15℃
以下のものが特に好ましく、−25℃以下のものが最も
好ましい。同様にハイドロフルオロカーボンとの相溶
性、吸湿性の観点から、一般式(6)で示される化合物
は分子量が3000以下のものが好ましく、2000以
下のものがより好ましく、1500以下のものがさらに
好ましく、1000以下のものが特に好ましい。
【0061】本発明において用いられる、一般式(6)
で示される化合物の体積抵抗率は特に限定されないが、
25℃における体積抵抗率は、電気絶縁性の観点から1
×1010Ω・cm以上が好ましく、より好ましくは1×
1011Ω・cm以上であり、さらに好ましくは1×10
12Ω・cm以上であり、特に好ましくは1×1013Ω・
cm以上である。
【0062】本発明において用いられる、一般式(6)
で示される化合物の酸価は特に限定されないが、金属材
料の腐食、耐摩耗性の低下、熱安定性の低下、および電
気絶縁性の低下を抑制する観点から1mgKOH/g以
下が好ましく、0.2mgKOH/g以下がより好まし
く、0.1mgKOH/g以下がさらに好ましく、0.
05mgKOH/g以下が特に好ましい。
【0063】本発明において用いられる、一般式(6)
で示される化合物の水酸基価は特に限定されないが、
0.1〜500mgKOH/gが好ましく、0.1〜3
00mgKOH/gがより好ましく、0.1〜250m
gKOH/gがさらに好ましく、0.1〜200mgK
OH/gが特に好ましい。耐摩耗性の観点から0.1m
gKOH/g以上が好ましく、吸湿性の観点から500
mgKOH/g以下が好ましい。
【0064】本発明において用いられる、一般式(6)
で示される化合物のハイドロフルオロカーボンとの低温
での二相分離温度は低いことが望ましい。具体的には1
0℃以下が好ましく、より好ましくは0℃以下であり、
さらに好ましくは−10℃以下であり、特に好ましくは
−30℃以下であり、最も好ましくは−50℃以下であ
る。また、高温での二相分離温度は高いことが望まし
く、具体的には30℃以上が好ましく、40℃以上がよ
り好ましく、50℃以上がさらに好ましく、60℃以上
が特に好ましく、80℃以上が最も好ましい。
【0065】本発明において用いられる、一般式(6)
で示される化合物の100℃における動粘度は特に限定
されないが、ハイドロフルオロカーボンとの相溶性と潤
滑性の観点から、1〜100mm2 /sが好ましく、1
〜50mm2 /sがより好ましく、1〜30mm2 /s
がさらに好ましく、1〜20mm2 /sが特に好まし
い。
【0066】本発明に用いられる一般式(6)で示され
る化合物の製造法は特に限定されるものではないが、例
えば特開平9−3469号公報、特開平9−71793
号公報に記載されている。
【0067】1−5.含有量 本発明において、含酸素化合物は、上記に記載の一般式
(1)〜一般式(4)で示される化合物及び一般式
(5)で示される構成単位を有するポリビニルエーテル
化合物からなる群より選ばれる1種以上の化合物であ
る。より詳しくは、1)一般式(1)、一般式(2)又
は一般式(3)で示される6価エーテルアルコール化合
物、2)一般式(4)で示されるカーボネート化合物、
及び3)一般式(5)で示される構成単位を有するポリ
ビニルエーテル化合物からなる群より選ばれる1種以上
の化合物である。本発明の冷凍機油は、かかる含酸素化
合物と、一般式(6)で示される化合物とを含有してな
るものである。
【0068】含酸素化合物と一般式(6)で示される化
合物の冷凍機油における含有量は、汚れ防止の観点から
すると、一般式(6)で示される化合物の、冷凍機油に
おける濃度が臨界ミセル濃度以上となる量が好ましく、
また、得られる冷凍機油の冷凍機油としての基本性能、
すなわち、動粘度、体積抵抗率、ハイドロフルオロカー
ボンとの相溶性等を満足する範囲の含有量が好ましい。
特に得られる冷凍機油の体積抵抗率が1×1013Ω・c
m以上となる含有ゆが好ましい。具体的には、冷凍機油
中の一般式(6)で示される化合物の含有量は1〜25
重量%が好ましく、さらに好ましくは1〜20重量%で
あり、特に好ましくは1〜15重量%であり、最も好ま
しくは1〜10重量%である。汚れ付着抑制効果を発揮
させる観点から含有量は1重量%以上が好ましく、体積
抵抗率の低下を押さえる観点から25重量%以下が好ま
しい。
【0069】1−6.他の添加剤 本発明に用いられる含酸素化合物に、ハイドロフルオロ
カーボンとの相溶性を損なわない範囲で、鉱物油やポリ
α−オレフィン、アルキルベンゼン、本発明のもの以外
の含酸素化合物、一般式(6)で示される化合物以外の
ポリアルキレングリコール、エステル、パーフルオロポ
リエーテルやりん酸エステル等の合成油をさらに混合し
ても良い。具体的な例は「新版 潤滑の物理化学」(幸
書房、1978年)の180〜224頁等に述べられて
いる。
【0070】本発明の冷凍機油には、通常使用される水
や酸を除去するためのエポキシ化合物、アセタール・ケ
タール化合物、カルボジイミド化合物や酸化防止剤、極
圧剤、油性向上剤、消泡剤、清浄分散剤、防錆剤、抗乳
化剤、粘度指数調整剤、金属不活性化剤及び流動点降下
剤等の各種潤滑油添加剤を添加して使用することができ
る。
【0071】1−7.冷凍機油としての物性 本発明の冷凍機油は、電気絶縁性の観点から、25℃に
おける体積抵抗率が1×1013Ω・cm以上が好まし
い。体積抵抗率が1×1013Ω・cm未満では冷凍機の
リーク電流が大きくなり、実用性に欠ける傾向がある。
本発明における体積抵抗率の測定法は、JIS C2101 に準
拠し、温度25℃の恒温槽((株)ナガノ科学機械製作
所製)中で測定を行う。また、液体用電極セルとして総
研電機株式会社のELECTRODE (TYPE) OBE-2を、抵抗測定
器としては株式会社アドバンテストのR8340Aを用いる。
【0072】2.冷凍機作動流体用組成物 本発明の冷凍機作動流体用組成物は、本発明の冷凍機油
とハイドロフルオロカーボンとを含有してなるものであ
る。
【0073】2−1.ハイドロフルオロカーボン(HFC) ここで用いられるハイドロフルオロカーボン(HFC) と
は、通常、冷凍機作動流体用組成物を構成するために用
いられるものであれば特に限定されないが、好ましくは
ジフルオロメタン(HFC32) 、1,1-ジフルオロエタン(HFC
152a) 、1,1,1-トリフルオロエタン(HFC143a) 、1,1,1,
2-テトラフルオロエタン(HFC134a) 、1,1,2,2-テトラフ
ルオロエタン(HFC134)、ペンタフルオロエタン(HFC125)
等であり、ジフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、
1,1,1,2-テトラフルオロエタン、1,1,1-トリフルオロエ
タンが好ましい。これらのハイドロフルオロカーボンは
単独で用いても良く、または2種類以上のハイドロフル
オロカーボンを混合使用してもよい。本発明の冷凍機作
動流体用組成物を冷蔵庫用途に用いる場合は、1,1,1,2-
テトラフルオロエタン(HFC134a) を用いるのが好まし
い。
【0074】本発明の冷凍機作動流体用組成物を空調や
産業用冷凍機用途に用いる場合は、冷凍効率の点から、
ジフルオロメタン(HFC32) を含有するハイドロフルオロ
カーボンを用いるのが好ましく、ジフルオロメタンとペ
ンタフルオロエタンと1,1,1,2-テトラフルオロエタンの
混合物や、ジフルオロメタンとペンタフルオロエタンの
混合物や、ジフルオロメタンと1,1,1,2-テトラフルオロ
エタンの混合物が特に好ましい。もっとも好ましいハイ
ドロフルオロカーボンの例としては、配合比率は特に限
定されるものではないが、例えばジフルオロメタン23重
量%/ペンタフルオロエタン25重量%/1,1,1,2-テトラ
フルオロエタン52重量%からなるハイドロフルオロカー
ボン、あるいはジフルオロメタン40〜60重量%/ペンタ
フルオロエタン60〜40重量%からなるハイドロフルオロ
カーボンである。また、ジフルオロメタン20〜40重
量%/1,1,1,2-テトラフルオロエタン80〜60重量%
からなるハイドロフルオロカーボンである。
【0075】2−2.ハイドロフルオロカーボン(HFC)
/冷凍機油の混合比 本発明のハイドロフルオロカーボン(HFC) を含有する冷
凍機作動流体用組成物において、冷凍機油とハイドロフ
ルオロカーボンとの混合比は特に限定されるものではな
いが、好ましくは冷凍機油/ハイドロフルオロカーボン
=1/50〜20/1(重量比) であり、さらに好ましくは
1/10〜5/1(重量比) である。充分な冷凍能力を得
る観点から、冷凍機油/ハイドロフルオロカーボンの比
が20/1よりハイドロフルオロカーボンの比が高い方が
好ましく、冷凍機作動流体用組成物の粘度を好適にする
観点から、1 /50より冷凍機油の比率が高い方が好まし
い。
【0076】3.汚れ付着抑制方法 本発明の汚れ付着抑制方法は、本発明の冷凍機油を用い
ることを特徴とする。
【0077】本発明の冷凍機油、冷凍機作動流体用組成
物において汚れ付着抑制効果のある汚れは、1)冷凍サイ
クル内で冷凍機油が熱、空気、水により劣化した化合
物、2)冷凍機の製造及び組み立て時に使用される引き抜
き油、切削油、防錆油、プレス油、洗浄液等の工程薬
剤、3)これらの工程薬剤が冷凍サイクル内で熱、空気、
水により劣化した化合物である。
【0078】本発明では、前記のような一般式(6)で
示される化合物を含有する本発明の冷凍機油を、従来の
冷凍機油に代えて用いることにより、キャピラリーなど
冷凍サイクル内の汚れ付着を顕著に抑制することができ
るので、本発明は、本発明の冷凍機油を用いることを特
徴とする、冷凍サイクル内の汚れ付着抑制方法を提供す
るものである。
【0079】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるもので
はない。
【0080】実施例に用いる含酸素化合物(含酸素化合
物1、含酸素化合物2、含酸素化合物3、含酸素化合物
4、含酸素化合物5)の構造を以下に示す。なお、含酸
素化合物4は、ビニルエチルエーテル、ビニルイソプロ
ピルエーテル及びビニルイソブチルエーテルから合成さ
れるポリビニルエーテル化合物である。また物性値を表
1に示す。
【0081】ここで、動粘度はJIS K 2283に
準拠した方法で測定した。また、体積抵抗率は、冷凍機
油のそれと同じ方法で測定した。
【0082】
【化10】
【0083】
【化11】
【0084】
【化12】
【0085】
【化13】
【0086】
【表1】
【0087】また一般式(6)で示される化合物及び汚
れは下記の通りである。 一般式(6)で示される化合物: A:Me-O(PO)24(EO)6H B:Me-O(PO)24(EO)6Me C:C4-O(EO/PO=1.6/1.6)H(ランダム)(C4は直鎖ブチ
ル基) D:C12-O(EO)6(PO)2H(C12 は直鎖ドデシル基) E:C12-O(PO)2(EO)6H(C12 は直鎖ドデシル基) F:C12-O(EO/PO=5/2)H (ランダム)(C12 は直鎖ドデ
シル基) G:C13-O(PO)5(EO)8H(C13 は分岐トリデシル基) H:C13-O(PO)7(EO)11H (C13 は分岐トリデシル基) (なお、Meはメチル基、EOはオキシエチレン基、POはオ
キシプロピレン基を示す。また、上記化合物のオキシエ
チレン基、オキシプロピレン基のモル数は平均組成であ
る。)
【0088】汚れa:ポリブテン系の合成金属加工油
(共英油化(株)製) Vis 40 300mm2 /s 汚れb:鉱物油系の金属加工油(出光興産(株)製) Vis 40 20mm2 /s 汚れc:汚れaの劣化物 (劣化物は、小松設備社製ホットチューブ試験装置(HT-
201)を使用して、空気流量8mL/分で温度270℃に
3分間加熱して調製した。)
【0089】実施例1 本発明の冷凍機作動流体用組成物における汚れ付着抑制
力を調べるため、本発明の冷凍機作動流体用組成物の汚
れ溶解力を調べた。
【0090】まず、含酸素化合物1〜5に対し、一般式
(6)で示される化合物A〜Hを所定量配合し冷凍機油
を調製した。この冷凍機油 100重量部に対して、汚れa
を1重量部混合し試験油を調製した。次いで、1,1,1,2-
テトラフルオロエタン(HFC134a) と試験油を95/5の重量
比で混合し、0℃から60℃までの温度範囲で均一に溶解
する温度範囲(均一溶解温度範囲)を、フロン相溶性試
験装置を用いて目視により判定した。均一溶解温度範囲
が低いほど、冷凍サイクル内の汚れ付着を抑制できるた
め、冷凍機作動流体用組成物として好ましいものであ
る。なお、この重量比と温度は、冷凍機の運転において
汚れが最も付着しやすいキャピラリー入口部の条件を想
定したものである。
【0091】また、調製した冷凍機油の25℃における体
積抵抗率を測定した。その結果を表2、表3に示す。体
積抵抗率は、JIS C2101 に準拠し、温度25℃の恒温槽
((株) ナガノ科学機械製作所製) 中で測定を行った。
ここで、液体用電極セルとして総研電機株式会社のELEC
TRODE (TYPE) OBE-2を、抵抗測定器としては株式会社ア
ドバンテストのR8340Aを用いた。
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】表2、表3に示すように、含酸素化合物1
〜5に対して、一般式(6)で示される化合物が配合さ
れた本発明の冷凍機作動流体用組成物は、均一溶解温度
範囲が含酸素化合物1〜5自身のそれよりも低い。この
ことから、本発明の冷凍機作動流体用組成物は汚れ付着
抑制力を有することが分かった。一方、含酸素化合物と
一般式(6)で示される化合物が含有されてなる組成物
であっても、一般式(6)で示される化合物の配合量が
多過ぎる場合(比較品2、4、6、8、10)、冷凍機
作動流体用組成物としての均一溶解温度範囲は良好では
あるものの、体積抵抗率が1×1013Ω・cmよりも低
くなり、冷凍機油としては好ましくないものであった。
【0095】実施例2 含酸素化合物1〜3と、一般式(6)で示される化合物
B又は化合物Cとが配合されてなる冷凍機油(冷凍機油
中の化合物Bの濃度は10重量%、化合物Cの濃度は2
重量%)に、汚れbを該冷凍機油100重量部に対して
5重量部添加し試験油を調製した。キャピラリーを備え
た200Wレシプロ型圧縮機にこの試験油を210g封
入し、続いて1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC134a)
70gを封入し、レシプロ型圧縮機の上部温度110℃
で連続200時間運転した。そして、運転終了後のキャ
ピラリーの汚れを目視により調べた。その結果を表4に
示す。
【0096】
【表4】
【0097】本発明品を用いた場合、一般式(6)で示
される化合物を含有しない比較品11〜13を用いた場
合に比べキャピラリーに汚れの付着がなかった。よっ
て、本発明の冷凍機油は汚れの付着防止効果を有するこ
とが分かった。
【0098】実施例3 含酸素化合物4と一般式(6)で示される化合物Aとが
配合されてなる冷凍機油(冷凍機油中の化合物Aの濃度
は10重量%)に、汚れaを冷凍機油100重量部に対
して5重量部添加し、試験油を調製した。キャピラリー
を備えた150Wレシプロ型圧縮機にこの試験油を31
0g、続いて1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC134a)
100gを封入し、レシプロ型圧縮機の上部温度110
℃で連続200時間運転した。そして運転終了後、キャ
ピラリーの汚れを目視により調べた。その結果を表5に
示す。
【0099】
【表5】
【0100】本発明品を用いた場合、一般式(6)で示
される化合物を含有しない比較品14を用いた場合に比
べキャピラリーに汚れの付着がなかった。よって、本発
明の冷凍機油は汚れの付着防止効果を有することが分か
った。
【0101】実施例4 含酸素化合物5と一般式(6)で示される化合物Cとが
配合されてなる冷凍機油(冷凍機油中の化合物Cの濃度
は5重量%)に、汚れcを冷凍機油100重量部に対し
て5重量部添加し、試験油を調製した。キャピラリーを
備えた1kWロータリー型圧縮機にこの試験油を370
g、続いて1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC134a) 3
80gを封入し、ロータリー型圧縮機の上部温度110
℃で連続200時間運転した。そして運転終了後、キャ
ピラリーの汚れを目視により調べた。その結果を表6に
示す。
【0102】
【表6】
【0103】本発明品を用いた場合、一般式(6)で示
される化合物を含有しない比較品15を用いた場合に比
べキャピラリーに汚れの付着がなかった。よって、本発
明の冷凍機油は汚れの付着防止効果を有することが分か
った。また、本発明の冷凍機油を用いることにより、冷
凍サイクル内の汚れ付着が抑制されることが分かった。
【0104】
【発明の効果】本発明の冷凍機油及び冷凍機作動流体用
組成物は、キャピラリーなど冷凍サイクル内の汚れ付着
の抑制効果を有するものである。また、本発明の冷凍機
油を用いることにより、本発明の冷凍サイクル内の汚れ
付着抑制方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 107:24) C10N 20:00 40:30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)、一般式(2)又は一般式
    (3) 【化1】 (式中、R1 〜R6 はそれぞれ同一であっても異なって
    いても良く、炭素原子数1〜14の直鎖、炭素原子数3
    〜14の分岐鎖又は炭素原子数3〜14の環状のアルキ
    ル基を示す。但し、R1 〜R6 の合計炭素原子数は8〜
    40である。R7は水素原子、又は炭素原子数1〜13
    の直鎖、炭素原子数3〜13の分岐鎖若しくは炭素原子
    数3〜13の環状の、α位に1個以上の水素原子を有す
    るアルキル基を示す。R8 は炭素原子数1〜13の直
    鎖、炭素原子数3〜13の分岐鎖又は炭素原子数3〜1
    3の環状の、α位に1個以上の水素原子を有するアルキ
    ル基を示す。又は、R7 とR8 は一緒になって炭素原子
    数2〜13のアルキレン基を形成する。但し、R7 とR
    8 の合計炭素原子数は1〜13である。一般式(2)、
    一般式(3)における括弧内の構造単位はどのような順
    序に配列されていても良い。)で示される6価エーテル
    アルコール化合物、一般式(4) 【化2】 (式中、R9 、R10はそれぞれ同一であっても異なって
    いても良く、炭素原子数2〜4の直鎖または炭素原子数
    3〜4の分岐鎖のアルキレン基を示す。R11は水素原
    子、炭素原子数1〜24の直鎖若しくは炭素原子数3〜
    24の分岐鎖のアルキル基、フェニル基、又は炭素原子
    数1〜24の直鎖若しくは炭素原子数3〜24の分岐鎖
    のアルキル基及び/又は炭素原子数1〜24のアルコキ
    シ基により置換された芳香族残基を示す。a、bは0〜
    50の整数を示し、それぞれ同一であっても異なってい
    ても良い。Aは1〜6価の水酸基を有する炭素原子数1
    〜24の飽和炭化水素のアルコール残基、又は1〜6価
    の水酸基を有する炭素原子数6〜24のフェノール残基
    若しくは芳香族のアルコール残基を示す。cはAの価数
    と同一の、1〜6の整数を示す。Bは炭素原子数1〜1
    2の直鎖又は炭素原子数3〜12の分岐鎖のアルキレン
    基を示す。dは0〜6の整数である。)で示されるカー
    ボネート化合物、及び一般式(5) 【化3】 (式中、R12〜R14はそれぞれ同一であっても異なって
    いても良く、水素原子、又は炭素原子数1〜12の直鎖
    若しくは炭素原子数3〜12の分岐鎖のアルキル基を示
    す。R15は炭素原子数1〜12の直鎖または炭素原子数
    3〜12の分岐鎖のアルキル基を示す。eは1〜50の
    整数を示す。)で示される構成単位を有するポリビニル
    エーテル化合物からなる群より選ばれる1種以上の含酸
    素化合物と、一般式(6) R16O(EO)m (PO)n R17 (6) (式中、R16は炭素原子数1〜36の炭化水素基を示
    す。R17は水素原子、炭素原子数1〜36の炭化水素基
    又は炭素原子数1〜24のアシル基を示す。また、EO
    はオキシエチレン基を、POはオキシプロピレン基を示
    す。なお、mは0〜50の数、nは0〜50の数であ
    り、m+nは1〜100の数である。また、(EO)m
    と(PO)n はランダムでもブロックでも良い。) で示
    される化合物を含有し、かつ25℃における体積抵抗率
    が1×1013Ω・cm以上である冷凍機油。
  2. 【請求項2】 一般式(6)で示される化合物の含有量
    が、冷凍機油の1〜25重量%である請求項1記載の冷
    凍機油。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の冷凍機油とハイド
    ロフルオロカーボンを含有してなる冷凍機作動流体用組
    成物。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の冷凍機油を用いる
    ことを特徴とする、冷凍サイクル内の汚れ付着抑制方
    法。
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