JPH07305083A - 潤滑油組成物及び該潤滑油組成物を含む作動媒体 - Google Patents

潤滑油組成物及び該潤滑油組成物を含む作動媒体

Info

Publication number
JPH07305083A
JPH07305083A JP6096450A JP9645094A JPH07305083A JP H07305083 A JPH07305083 A JP H07305083A JP 6096450 A JP6096450 A JP 6096450A JP 9645094 A JP9645094 A JP 9645094A JP H07305083 A JPH07305083 A JP H07305083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
quaternary ammonium
oil
saturated
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6096450A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ota
亮 太田
Yutaka Ito
伊藤  豊
Kenichi Kawashima
憲一 川島
Toyohito Uematsu
豊翁 上松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6096450A priority Critical patent/JPH07305083A/ja
Publication of JPH07305083A publication Critical patent/JPH07305083A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍機油の耐摩耗性を向上させる極圧剤およ
び該極圧剤を含む潤滑油を混入した弗化炭化水素系冷媒
を提供する 【構成】 極圧剤は下記の一般式〔I〕で示す第四級ア
ンモニウムホスファイト化合物の1種以上からなるもの
とし、弗化炭化水素系冷媒は該極圧剤を0.01〜5wt
%含む潤滑油(例えばポリオールエステル)を混入した
ものとする。 【化10】 (R1〜R4:炭素数1〜12の飽和又は不飽和アルキル
基、あるいはフェニル基、アルキルフェニル基、R5
6:炭素数8〜24の飽和又は不飽和アルキル基)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮式冷凍装置用の潤
滑油組成物およびこの組成物を含む潤滑油を混入した弗
化炭化水素系冷媒に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍機油は、冷蔵庫、空気調和機、冷凍
機等の冷凍圧縮機に使用され、その摺動部の潤滑性、密
封、冷却等の役割を果たすものである。近年この圧縮機
は、省エネルギー化、小型化、低騒音化、高効率化が要
求され、これに伴って冷凍機油の使用条件が苛酷化して
いる。このため、圧縮機の信頼性確保の面から、特に摩
擦特性に優れた冷凍機油が要求される。
【0003】現在、冷凍装置の冷媒としては、CFC1
2(ジクロロジフルオロメタン)やHCFC22(モノ
クロロジフルオロメタン)が用いられているが、これら
CFC(クロロフルオロカーボン)系冷媒及びHCFC
(ハイドロクロロフルオロカーボン)系冷媒は地球環境
保護のために全廃されることとなった。これらの代替冷
媒として考えられるものは、分子中に塩素を含まず、現
有の冷媒の沸点に近い沸点を持つを持つ冷媒単体及び、
それらを二種類以上混合した混合冷媒が挙げられてい
る。
【0004】一方、冷凍機油としては、ナフテン系やパ
ラフィン系鉱油及びアルキルベンゼンがCFC系、HC
FC系冷媒との相溶性が良いことから広く用いられてい
る。しかし、これらの冷凍機油は、HFC系冷媒には全
く溶解しない。そこで、これらに相溶する冷凍機油とし
て分子中に極性基を持つ脂肪族系合成油であるポリオー
ルエステルが開発されている。また、HFC系冷媒は分
子中に塩素を含んでいないので、従来の冷媒に比べて、
冷媒自身の潤滑効果が全く期待できない。そのため、よ
り一層の潤滑性が冷凍機油に要求されている。
【0005】一般の冷凍機油には種々の添加剤が使用さ
れており、潤滑性を向上させる目的の極圧剤もその一つ
である。鉱油系冷凍機油の極圧剤には、例えばトリフェ
ニルホスファイトやトリクレジルホスファイト等の第三
級ホスファイト系のリン化合物が知られている(桜井俊
男編著,石油製品添加剤,幸書房,昭和48年5月15
日)。また、HFC系冷媒に適合する冷凍機油の極圧剤
としては、第二級ホスファイト、アシッドホスフェート
(特開平4−28792号)、ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテルのリン酸エステル(特開昭62−792
95号)、第二級ホスファイト、アシッドホスフェート
及びそれらのアミン塩(特開昭63−90597号、特
開平3−39400号)、アシッドホスフェートのアミ
ン塩(特開平5−140556号)等がある。しかし、
これらの添加剤はいずれも耐摩耗性、信頼性の面で十分
な効果が得られないと云った欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】冷凍空気調和機用圧縮
機にはスクロール、レシプロ、スクリュ、ロータリ式等
容積形圧縮機とターボ式等の体積形圧縮機がある。例と
してロータリ式圧縮機の概略構造を図1、図2に示す。
回転軸1に偏心して取り付けられたローラ2は、シリン
ダ3内壁に一部が線接触して密着した状態で回転する。
低圧室と高圧室を仕切るベーン4は、シリンダ3壁に形
成された溝穴に挿入されて往復運動し、その一端に設け
られた図示しないばねによりローラ4に押しつけられて
いる。吸入管5より吸入された冷媒は、ローラ2の偏心
運動により圧縮され、吐出管6より吐出される。ベーン
4とローラ2間は線接触の摩擦であり、その面圧は大き
い。冷凍機油7は、回転軸に設けられた遠心ポンプによ
り吸い上げられて圧縮機の各摺動部に供給される。この
ロータリ式圧縮機は摺動部の摩擦条件が特に苛酷なこと
から優れた耐摩耗性を有する冷凍機油が必要とされる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は冷凍機油の耐摩耗性を向上させる潤滑油
組成物すなわち極圧剤と、該極圧剤を含む潤滑油と冷熱
媒体とから成る作動媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の潤滑油組成物は、次に示す一般式〔I〕で
表される第四級アンモニウムホスファイト化合物の1種
以上から成るものである。但し一般式〔I〕中、R1〜R
4:炭素数1〜12の飽和又は不飽和アルキル基、ある
いはフェニル基、アルキルフェニル基、R5,R6:炭素
数8〜24の飽和又は不飽和アルキル基。
【0009】
【化5】
【0010】冷凍用作動媒体の主成分である冷熱媒体と
して、現在、CFC12(CCl22)やHCFC22
(CHClF2)が用いられている。これらの代替冷媒
としてHFC系冷媒、FC系冷媒及び炭化水素系冷媒が
考えられている。HFC系冷媒としては、1,1,1,
2−テトラフルオロエタン(CF3CH2F;HFC13
4a)、ジフルオロメタン(CH22;HFC32)、
ペンタフルオロエタン(CHF2CF3;HFC12
5)、1,1,2,2−テトラフルオロエタン(CHF
2CHF2;HFC134)、1,1,1−トリフルオロ
エタン(CF3CH3;HFC143a)の単体、あるい
は2種類以上混合した混合冷媒が挙げられる。
【0011】潤滑油としては、ポリオールエステル、ジ
エステル、ポリグリコール、ポリ−α−オレフィン、ナ
フテン系鉱油、パラフィン系鉱油、アルキルベンゼン、
ポリブデン、炭酸エステル、シリコーン油等が挙げられ
る。FC冷媒としては、沸点の低いヘキサフルオロシク
ロプロパン(CF2CF2CF2)等がある。また炭化水
素系冷媒としては、プロパン(C38)、ブタン(C4
10)及びそれらの混合冷媒等が挙げられる。
【0012】これらのうち、最も代表的なポリオールエ
ステルについて述べる。ポリオールエステルとしては、
(a)アルコールと1価の脂肪酸とから合成されるポリ
オールエステル、あるいは(b)アルコールと、2価の
脂肪酸又は2価及び1価の混合脂肪酸とから合成される
コンプレックス形がある。多価アルコールとしては、ネ
オペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトールがある。1
価の脂肪酸としては、ペンタン酸、ヘキサン酸、エナン
ト酸、カプリル酸、2−メチル酪酸、イソバレリン酸、
2−メチルペンタン酸、2−メチルヘキサン酸、2−エ
チルヘキサン酸、イソオクタン酸、3,5,5−トリメ
チルヘキサン酸等があり、これら単独でも2種類以上の
混合脂肪酸を用いることができる。また、2価の脂肪酸
としてはアジピン酸等がある。
【0013】耐摩耗性向上剤(極圧剤)である第四級ア
ンモニウムホスファイト化合物として、例えば、式〔I
I〕及び式〔III〕で示される第四級アンモニウムホスフ
ァイト化合物等がある。
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】一般式〔I〕で表される第四級アンモニウ
ムホスファイト化合物からなる極圧剤は、前述した炭化
水素油について、その潤滑油に対し0.01重量%以上
配合される。そして0.1〜5.0重量%の割合で配合
することがより好ましい。第四級アンモニウムホスファ
イト化合物の配合割合を0.01重量%以下の配合割合
では耐摩耗性が十分に得られない。一方、この配合割合
が5.0重量%以上では潤滑油に完全に溶解せず、冷凍
サイクルにおいて、冷媒から水分を除去するドライヤー
あるいは冷媒液を膨張させるキャピラリーチューブに目
詰まりを起こす要因となる。
【0017】なお、本発明の目的を阻害しない範囲以内
であれば、前記作動媒体に消泡剤や酸捕捉剤及び酸化防
止剤等を添加してもよい。
【0018】
【作用】潤滑油に第四級アンモニウムホスファイト化合
物を添加することにより、冷媒を圧縮する圧縮機の摺動
部材面に強固な化学吸着膜を形成させ、摺動部材を構成
する金属同志の接触を防ぎ、耐摩耗性を飛躍的に向上さ
せる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。前記一般式〔I〕で示す第四級アンモニウムホス
ファイト化合物を各種の重量%で添加した潤滑油を作
り、それぞれの耐摩耗性を評価した。耐摩耗性試験に供
した潤滑油の基油及び極圧剤として下記のものを用い
た。
【0020】〔実施例1〜25〕 基油:ポリオールエステル(トリメチロールプロパン
[以下TMPと略す]のカルボン酸エステル(温度40
℃における動粘度32cSt)) 極圧剤:下記A〜Dの第四級アンモニウムホスファイト
化合物
【0021】
【化8】
【0022】〔比較例1〜2〕 基油:ポリオールエステル(40℃における動粘度32
cSt) 極圧材:下記Eの第二級ホスファイト(堺化学工業
(株)製H−12)
【0023】
【化9】
【0024】実施例および比較例について、それらの耐
摩耗性をファレックス試験機を用い次の手法により評価
した。直径約6mmの回転軸(ピン)を2個のVブロッ
クで左右から対称に挾んで、オイルカップに充填した冷
凍機油に浸す。油中にHFC134a(ガス)を150
ml/minの割合で、10分間吹込み、油中に飽和さ
せる。さらに試験中も吹込みを続ける。次いで荷重25
0lb、油温80℃、回転速度290rpmで5時間運
転し、ピンの摩耗量、及びVブロックの摺動痕を測定す
る。
【0025】
【表1】
【0026】ポリオールエステルであるTMP系エステ
ル油で行なったファレックス摩耗試験結果を表1に示
す。表1から明らかなように、本発明に関わる潤滑油
は、基油単独、あるいは第二級ホスファイトを添加した
比較例に比べ、ピン摩耗量及びVブロック摺動痕の幅が
共に非常に小さく耐摩耗性に優れている。なお、実施例
4に示したように潤滑油に対し第四級アンモニウムホス
ファイト化合物を0.01重量%未満添加のものは、十
分な耐摩耗性が得られない。
【0027】
【表2】
【0028】なお、本発明の実施例では、冷媒にHFC
134aを用いた結果について説明したが、この他にH
FC32を150ml/minで吹込んで表1の耐摩耗
剤について同様の摩耗試験を行った。表2に示すよう
に、この結果は表1と殆んど同等の結果が得られた。こ
のことから分子中に塩素を含んでいない冷媒について
は、本発明の効果はそのまま適用できる。
【0029】〔実施例26〜49〕次に上記実施例1〜
25で、最も耐摩耗性を向上させることが確かめられた
第四級アンモニウムホスファイト化合物B,Cを用い、
ポリオールエステルの構造を変えて実施例1と同様のフ
ァレックス摩耗試験機を用い評価した。
【0030】基油:ネオペンチルグリコール[NPG]
(40℃における動粘度15cSt) ペンタエリスリトール[PE] (40℃における動
粘度56cSt) ジペンタエリスリトール[diPE](40℃における動
粘度64cSt) コンプレックスエステル (40℃における動
粘度32cSt) 極圧剤:第四級アンモニウムホスファイト化合物B 第四級アンモニウムホスファイト化合物C 〔比較例3〜10〕 基油:実施例26〜49と同じ4種類 極圧剤:第二級ホスファイトE
【0031】
【表3】
【0032】表3に実施例26〜49、比較例3〜10
についての結果を示した。表3から明らかなように、本
発明に関わる潤滑油は、基油単独、あるいは第二級ホス
ファイトを添加した比較例に比べ、ピン摩耗量及びVブ
ロック摺動痕の幅が共に非常に小さく耐摩耗性に優れて
いる。
【0033】〔実施例50〜61〕次に上記実施例1〜
25で、最も耐摩耗性を向上させることが確かめられた
第四級アンモニウムホスファイト化合物B,Cを用い、
その他の代表的な冷凍機油で実施例1と同様のファレッ
クス摩耗試験機を用い評価した。
【0034】基油:ナフテン系鉱油 (40
℃における動粘度60cSt) アルキルベンゼン (40℃における動粘度5
6cSt) 極圧剤:第四級アンモニウムホスファイト化合物B 第四級アンモニウムホスファイト化合物C 〔比較例11〜14〕 基油:実施例50〜61と同じ2種類 極圧剤:第二級ホスファイトE
【0035】
【表4】
【0036】表4に実施例50〜61、比較例11〜1
4についての結果を示した。ここでの吹込みはCFC1
2である。表4から明らかなように、本発明に関わる潤
滑油は、基油単独、あるいは第二級ホスファイトを添加
した比較例に比べ、ピン摩耗量及びVブロック摺動痕の
幅が共に非常に小さく耐摩耗性に優れている。
【0037】〔実施例62〜116〕次にHFC134
a及びCFC12吹込み無しの状態で同様にファレック
ス摩耗試験を行った。基油、極圧剤については上記実施
例のものを用いた。表5,6,7に実施例の結果を示
す。
【0038】なお、表5に示す実施例62〜80、比較
例15,16は、冷媒の吹き込みの有無で相違するもの
の、それぞれ表1に示す実施例1〜20、比較例1,2
に対応する。表6に示す実施例81〜104、比較例1
7〜24は、冷媒の吹き込みの有無で相違するものの、
表3に示す実施例26〜49、比較例3〜10に対応す
る。また表7に示す実施例105〜116、比較例25
〜28は、冷媒の吹き込みの有無で相違するものの、表
4に示す実施例50〜61、比較例11〜14に対応す
る。
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】
【表7】
【0042】表5,6,7から明らかなように、本発明
に関わる潤滑油は、基油単独あるいは第二級ホスファイ
トを添加した比較例に比べ、ピン摩耗量及びVブロック
摺動痕の幅が共に非常に小さく耐摩耗性に優れている。
このことは、冷凍機油に限らず、一般機械の極圧剤とし
ても幅広く使用できることを意味する。
【0043】以上の結果から、これらの第四級アンモニ
ウムホスファイト化合物を一種以上、添加量0.01重
量%以上を添加することによって、潤滑油の種類、構造
及びHFC134a吹込み有り、HFC134a吹込み
無し、フロンの種類に関係なく、作動媒体の耐摩耗性を
著しく向上させることが確かめられた。
【0044】
【発明の効果】以上のことから、本発明の作動媒体は、
潤滑油を基油として、一般式〔I〕に示す第四級アンモ
ニウムホスファイト化合物を0.01重量%以上添加す
ることにより、耐摩耗性が向上し、冷凍装置の信頼性を
向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロータリ形圧縮機の縦断面概略図である。
【図2】図1のI−I断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 ローラ 3 シリンダ 4 ベーン 5 吸入管 6 吐出管 7 冷凍機油 8 軸受 9 ケース 10 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 137:02) C10N 30:06 40:30 (72)発明者 上松 豊翁 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔I〕 【化1】 (但し、R1〜R4:炭素数1〜12の飽和又は不飽和ア
    ルキル基、あるいはフェニル基、アルキルフェニル基、
    5,R6:炭素数8〜24の飽和又は不飽和アルキル
    基)で表される第四級アンモニウムホスファイト化合物
    の1種以上から成る潤滑油組成物。
  2. 【請求項2】 下記一般式〔I〕 【化2】 (但し、R1〜R4:炭素数1〜12の飽和又は不飽和ア
    ルキル基、あるいはフェニル基、アルキルフェニル基、
    5,R6:炭素数8〜24の飽和又は不飽和アルキル
    基)で表される第四級アンモニウムホスファイト化合物
    の1種以上を含む潤滑油。
  3. 【請求項3】 下記一般式〔I〕 【化3】 (但し、R1〜R4:炭素数1〜12の飽和又は不飽和ア
    ルキル基、あるいはフェニル基、アルキルフェニル基、
    5,R6:炭素数8〜24の飽和又は不飽和アルキル
    基)で表される第四級アンモニウムホスファイト化合物
    の1種以上から成る潤滑油組成物を含む潤滑油と冷熱媒
    体とを含む作動媒体。
  4. 【請求項4】 前記潤滑油組成物を前記潤滑油に対して
    0.01〜5重量%含むことを特徴とする請求項3記載
    の作動媒体。
  5. 【請求項5】 下記一般式〔I〕 【化4】 (但し、R1〜R4:炭素数1〜12の飽和又は不飽和ア
    ルキル基、あるいはフェニル基、アルキルフェニル基、
    5,R6:炭素数8〜24の飽和又は不飽和アルキル
    基)で表される第四級アンモニウムホスファイト化合物
    の1種以上から成る潤滑油組成物を含むポリオールエス
    テルと冷熱媒体とを含む作動媒体。
  6. 【請求項6】 前記潤滑油組成物を前記ポリオールエス
    テルに対し0.01〜5重量%含むことを特徴とする請
    求項5記載の作動媒体。
  7. 【請求項7】 請求項3,4,5,6のいずれかに記載
    の作動媒体を用いることを特徴とする冷凍装置。
JP6096450A 1994-05-10 1994-05-10 潤滑油組成物及び該潤滑油組成物を含む作動媒体 Pending JPH07305083A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6096450A JPH07305083A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 潤滑油組成物及び該潤滑油組成物を含む作動媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6096450A JPH07305083A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 潤滑油組成物及び該潤滑油組成物を含む作動媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07305083A true JPH07305083A (ja) 1995-11-21

Family

ID=14165362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6096450A Pending JPH07305083A (ja) 1994-05-10 1994-05-10 潤滑油組成物及び該潤滑油組成物を含む作動媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07305083A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0936422A3 (en) * 1998-02-13 2001-02-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus having refrigeration cycle
JP2005213452A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Asahi Denka Kogyo Kk 潤滑油添加剤及びそれを含有する潤滑油組成物
WO2022071486A1 (ja) * 2020-09-30 2022-04-07 出光興産株式会社 冷凍機油組成物、冷媒潤滑油混合組成物及び冷蔵庫
CN114763337A (zh) * 2021-01-14 2022-07-19 中国石油天然气股份有限公司 润滑油添加剂及其制备方法与应用

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0936422A3 (en) * 1998-02-13 2001-02-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus having refrigeration cycle
EP1387131A1 (en) * 1998-02-13 2004-02-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus having refrigeration cycle
EP1387132A1 (en) * 1998-02-13 2004-02-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus having refrigeration cycle
JP2005213452A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Asahi Denka Kogyo Kk 潤滑油添加剤及びそれを含有する潤滑油組成物
WO2005073351A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Adeka Corporation 潤滑油添加剤及びそれを含有する潤滑油組成物
JP4594626B2 (ja) * 2004-01-30 2010-12-08 株式会社Adeka 内燃機関潤滑油用又は駆動系潤滑油用潤滑油組成物
WO2022071486A1 (ja) * 2020-09-30 2022-04-07 出光興産株式会社 冷凍機油組成物、冷媒潤滑油混合組成物及び冷蔵庫
JP2022057190A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 出光興産株式会社 冷凍機油組成物、冷媒潤滑油混合組成物及び冷蔵庫
CN114763337A (zh) * 2021-01-14 2022-07-19 中国石油天然气股份有限公司 润滑油添加剂及其制备方法与应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0480479B2 (en) Use of a lubricant for compressors using a hydrofluorocarbon refrigerant containing no chlorine
KR100287584B1 (ko) 냉동기유 조성물
JPH04183788A (ja) 冷凍装置
JP4630283B2 (ja) 冷凍機油組成物
TW400377B (en) Refrigerating machine oil composition, and refrigeration and compressor using the refrigerating machine oil composition
US20070004605A1 (en) Lubricants for refrigeration systems
JPH06100881A (ja) 冷凍機油組成物
EP0913457A2 (en) Low viscosity energy efficient polyol-ester containing refrigerant
JPH07305083A (ja) 潤滑油組成物及び該潤滑油組成物を含む作動媒体
JP2980448B2 (ja) 圧縮式冷凍サイクルの潤滑方法
JPH08209180A (ja) 冷凍機油組成物
JP2000129275A (ja) 冷凍・空調機用作動媒体組成物及び該組成物を用いた冷凍・空調装置
JPH08120288A (ja) 冷凍機用作動媒体及びそれを用いた冷凍装置
JP3012889B2 (ja) 冷媒圧縮機
JP3437177B2 (ja) 冷蔵庫
JPH09100483A (ja) 冷凍機油およびそれを用いた冷凍機用作動流体
JPH10195426A (ja) 冷凍装置用作動媒体及びこの媒体を用いた冷凍装置
JPH11158478A (ja) 冷凍機油組成物及び該組成物を用いた冷凍装置
JP4009358B2 (ja) Hfc−32を使用する冷凍機用潤滑油組成物
JP3145360B2 (ja) 非塩素系フロン冷媒用冷凍機油
JP2977972B2 (ja) 圧縮式冷凍システムの潤滑方法
JP2977971B2 (ja) 圧縮式冷凍システムの潤滑方法
JP3410994B2 (ja) 冷凍装置
CA2022832A1 (en) Polyglycol lubricant composition for use with tetrafluoroethane refrigerant
JPH05263071A (ja) 圧縮型熱伝達装置用組成物