JPH11124330A - アンギオテンシン変換酵素阻害剤とカルシウムチャンネル拮抗剤との固定用量組合せ、製造法、および心血管病の治療におけるその用途 - Google Patents

アンギオテンシン変換酵素阻害剤とカルシウムチャンネル拮抗剤との固定用量組合せ、製造法、および心血管病の治療におけるその用途

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JPH11124330A
JPH11124330A JP10130590A JP13059098A JPH11124330A JP H11124330 A JPH11124330 A JP H11124330A JP 10130590 A JP10130590 A JP 10130590A JP 13059098 A JP13059098 A JP 13059098A JP H11124330 A JPH11124330 A JP H11124330A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンギオテンシン変換酵素阻害剤とカルシウ
ムチャンネル拮抗剤との固定用量組合せ、製造法、およ
び心血管病の治療におけるその用途を提供すること。 【解決手段】 (a)エナラプリルまたはその薬学上許
容される塩の用量と(b)ニトレンジピンまたはその薬
学上許容される塩のもう1つの用量とを含んでなり、単
一用量製剤形で投与される。その方法は、(a)マレイ
ン酸エナラプリルを無機塩と水中で溶解させ、(b)既
に篩にかけられた、一部の崩壊賦形剤、湿潤剤、フラグ
メント希釈剤、凝集剤、および塑性希釈剤と微粉化ニト
レンジピンを混合し、(c)工程(b)でホモジナイズ
された産物を工程(a)で得られた溶液と共に造粒し、
(d)造粒物を乾燥させ、(e)滑沢剤と残留部分の崩
壊賦形剤を配合して、検量された顆粒をホモジナイズ
し、(f)顆粒を圧縮する、各工程を含んでなる。心血
管系の病気の治療用薬剤の製造に関する上記組合せの用
途。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、アンギオテンシン変換酵素阻害剤(ACE阻
害剤)エナラプリルとカルシウムチャンネル阻害剤(C
CI)ニトレンジピンとの固定用量組合せに、上記固定
用量組合せを包含した医薬組成物の製造法に、そして心
血管系の病気、特に動脈性高血圧の治療におけるその用
途に、関する。
【0002】本発明の組成物は、1日1回の単一投与で
その投薬から24時間にわたり効果を発揮するように、
固定量のエナラプリルおよびニトレンジピンの固体単一
用量の形で提供される。本発明の医薬製剤は、活性成分
エナラプリルおよびニトレンジピンの量が単独で投与さ
れる各薬剤の通常の治療用量よりも少ないときに、高血
圧および心血管系の他の病気で治療効果を有する。本発
明の製剤は、同様の治療効果を発揮させるために別々に
各活性成分のもっと多い用量の投与により生じる場合よ
りも低い用量関連有害作用を有する。本発明の医薬組成
物は投与法を簡素化しており、患者にうけいれやすい。
【0003】発明の背景 国際的な一致が軽度−中度高血圧(AHT)の初期治療
について存在する。健康食事処置が高血圧患者を扱う上
で避けられない第一段階である。血圧値の適切なコント
ロールがこれらの処置で行われていないならば、薬理学
的治療が開始されねばならない。
【0004】第一選択肢として勧められる薬理学的治療
は、近年に至る過程で変わってきている。最初、これら
はチアジド系利尿剤であり、その後それにβ−ブロッカ
ーが加えられ、この状況はACE阻害剤、CCA、およ
びα−ブロッカーのような他の薬理グループにも現在
拡張されてきている。前記薬理学的グループのすべては
血圧値のコントロールについて同様の効力を有してお
り、第一選択肢として認められている。
【0005】単剤療法はAHTの薬理学的治療で第一段
階として現在も必須の慣行である。初期療法がうまくい
かない場合、エキスパートの様々な委員会がいくつかの
可能性を考える。満足できる応答は、動脈圧値を140
/90mmHg未満に保つ応答であるように通常維持され
る。この目的が1〜3月間にわたる期間後も達成されな
いならば、基本的に同様であるが、何らかの差異を体に
応じて生じさせる様々な可能性が考えられる。
【0006】初期療法がうまくいかない場合、初期薬剤
を異なるグループに属するものに代えることをWHOは
勧める。一部応答があるときは、第一の用量を増す代わ
りに、もう1つのグループからの第二薬剤を低用量で加
えることが好ましいと思われる。
【0007】AHTの治療が生じる罹患−死亡率につい
て疑いのない利益にもかかわらず、結果は予期されたほ
どいつも奨励されるものではなく、患者は正常な動脈圧
の患者よりも心血管系合併症にかかりやすい大きなリス
クにさらされる。降圧療法のこの相対的失敗に関与する
ファクターの1つは、高用量の降圧薬剤に伴う有害作用
と多剤療法から生じる迎合性失敗の結果として、高血圧
患者の多くの場合に、不十分なまたはさほど最適ではな
いコントロールにある。
【0008】更に、高血圧にかかった患者の35〜50
%は初期の単剤治療に満足すべき応答を示さない(Medi
cal Research Council Working Party,Trial of treatm
entof mild hypertension: principal results,Br.Med.
J.,1985,291,97-104 およびMoser M.,The fifth report
s on the Joint National Committee on detection,eva
luation and treatment of high blood pressure: a cr
itique,Primary Cardiol.,1993,16,66-73を参照された
い)。AHTの治療におけるこの高い応答欠如の原因の
1つは、降圧効果を部分的に制限する逆調節メカニズム
の作用をうけることである。何らかの動脈圧調節系が変
化したとき、補充応答が上記コントロールに関与する他
のファクターから生じる。各薬理学的グループはこれら
メカニズムの1つでより特別に作用するため、複合治療
で根本的な正当性の1つは動脈性高血圧を生じるファク
ターのうち2以上で同時作用を有することである。
【0009】こうして、降圧剤の固定用量組合せは、3
つの目的、すなわち、血圧を調節するメカニズムのうち
2以上での同時作用に起因する効力の増加、別々なそれ
ら成分の各々の場合よりも低い用量でのそれらの投与に
起因する許容性の改善、少ない摂取回数で済むことによ
る改善、という治療迎合性を果たすはずである。
【0010】そのため、相乗作用をさがすことによりA
CE阻害剤およびCCAの組合せを明らかにしようとす
る関心は、血圧の低下、CCAに固有な有害作用の減
少、および投与が1回で済むことによる改善された治療
迎合性にある。
【0011】双方の活性成分が増強されるメカニズムは
複雑である。CCAはレニン−アンギオテンシン系を刺
激するネガティブなナトリウムのバランスを生じて、そ
の効果はACE阻害剤により妨げられる。更に、ACE
阻害剤の投与はジヒドロピリジングループのCCAによ
り誘導される交感神経活性化および頻脈を相殺する迷走
神経状態の増加を起こす。
【0012】本発明の組合せでACE阻害剤としてエナ
ラプリルの選択は、それがすべての程度の本態性および
腎血管性高血圧で血圧を低下させるという事実に基づい
ている。それは、他のACE阻害剤および利尿剤、β‐
ブロッカー、CCA、およびα‐ブロッカーのような
他の薬理学的グループからの他の降圧剤と少くとも同じ
くらい有効である。その効力および安全性は多くの比較
臨床試験で証明されており、それは多くの国で数年間利
用されている。常用される用量範囲は1日1回5〜40
mgである。通常の初期用量は軽度の動脈性高血圧で1
日1回10mg、他の程度の動脈性高血圧で1日1回2
0mgである。通常の維持用量は1日1回20mgであ
り、各患者の個別必要性に応じて1日1回最大40mg
以内まで増加させることができる。単剤療法に通常応答
しない患者では、異なる薬理学的グループからの別な薬
剤が追加応答を発揮させるために加えることができる。
【0013】ACE阻害剤はうっ血性心不全の患者の生
存率も改善して、有症状および無症状左心室機能不全の
患者で左心室拡張および心不全の進行を防止または遅延
させることができる。うっ血性心不全の患者でエナラプ
リルによる一時的および長期双方の治療に伴う血行力学
変化には、全身血管抵抗の減少(20〜45%)、平均
動脈圧の低下(7〜15%)、肺毛細管圧の低下(25
〜50%)、および心拍数増加(25〜30%)があ
る。長期治療(1年間以上)後における死亡率および罹
患率は、軽度および中度心不全の患者で約15%(SOLV
D N.Engl.J.Med.,1987,316: 1429-1435 による研究)、
および重度心不全の患者で約30%(コンセンサス研
究、N.Engl.J.Med.,1991,325: 293-302 )、改善する。
この目的に勧められるエナラプリル用量は最初2.5m
g/日であり、臨床応答に応じて10〜20mg/日以
内、で増加させる。
【0014】糖尿病性腎症とは、持続性タンパク尿、腎
糸球体ろ過速度の漸進的減少と、動脈圧上昇により特徴
付けられる臨床症状である。これらの変化に先立ち、不
定期の沈静期間があり、その最中は糖尿病患者が持続的
なミクロアルブミン尿を示す。ミクロアルブミン尿の存
在は、糖尿病性腎症の臨床的進行についての予測ファク
ターであることが示された点で重要である。ニフェジピ
ンでコントロールされている非インシュリン依存性また
は高血圧性の真性糖尿病の正常圧患者において、5mg
/日エナラプリルの追加は48月間にわたり40〜50
%までミクロアルブミン尿を有意に減少させる。5年以
内のモニタリングでは、エナラプリル投用はプラセボ投
用よりも良好に非インシュリン依存性糖尿病の正常血圧
患者でミクロアルブミン尿を安定化させる。
【0015】本発明の組合せでCCAとしてニトレンジ
ピンの選択は、収縮期および拡張期血圧の持続的減少を
誘導する末梢血管拡張性質をそれが主に有していること
に基づく。ニトレンジピンが軽度−中度高血圧の患者で
血圧を減少させて、この効果が長期投与後も持続するこ
とが、様々な臨床試験で観察されている。利尿剤、β−
ブロッカー、および他のCCAとの比較試験において、
ニトレンジピンは軽度−中度動脈性高血圧のコントロー
ルで同様の効力を有することが観察された。ニトレンジ
ピンは多くの国で数年間にわたり市販されている。軽度
−中度動脈性高血圧の患者で通常の初期用量は1日1回
5〜20mgである。応答の関数として、用量は、単剤
療法であろうと、あるいは利尿剤またはβ−ブロッカー
と組み合わされようと、1日1回または2回5〜20m
gで調節される。
【0016】ACE阻害剤とCCAとのいくつかの組合
せが研究された。例えば、シラザプリルおよびニトレン
ジピン(Nakanishi and col.,Curr.Ther.Res.,1992,52:
514-523 )、カプトプリルおよびニトレンジピン(Genn
ari and col.,Cardiovasc.Drug.Ther.,1989,3:319-325
)、エナラプリルおよびフェロジピン(Morgan and co
l.,Kidney International,1992,41(suppl.36):S78-S8
1)、である。ACE阻害剤とCCAとの組合せについ
て行われたこれらおよび他の研究に基づくと、複合治療
は各薬剤別々の単剤治療よりも有効で良く許容されると
結論付けることができる。
【0017】例えばEP488059号、EP1807
85号、EP265685号、WO9607400号、
EP272177号の各明細書では、患者数例の動脈性
高血圧の治療について、ACE阻害剤とジヒドロピリジ
ンタイプのCCAとの異なる組合せも記載されている。
【0018】それにもかかわらず、固定用量組合せの発
展で考えられた第一要件として、双方の成分が薬物動態
および薬力学の観点から適合することが、考慮されねば
ならない。
【0019】発明の説明 前記背景を考慮して、本発明ではアンギオテンシン変換
酵素阻害剤(ACE阻害剤)エナラプリルとカルシウム
チャンネル拮抗剤(CCA)ニトレンジピンとの固定用
量組合せが開発されたが、これらは単独で投与されたと
きに動脈性高血圧および他の心血管病の治療で効力と安
全性を広く証明した薬物である。更に、エナラプリルと
ニトレンジピンは降圧効果の異なる薬理学的グループに
属しているため、それらの複合投与は2以上の血圧調節
メカニズムで同時作用している。
【0020】本発明は、新規医薬組成物、ならびに経口
投与向けおよび動脈性高血圧および心血管系の他の病気
の治療用の該医薬組成物の製造法、にも関する。この医
薬組成物は固定量のエナラプリルおよびニトレンジピン
を含有した単一用量形からなる。
【0021】エナラプリル(式I)に相当する分子は3
つのキラル中心を有しており、そのため8つの異なるエ
ナンチオマー形が存在しうる。エナラプリルの名称で知
られて本発明で用いられるエナンチオマーは、1‐〔N
‐((S)‐1‐エトキシカルボニル‐3‐フェニルプ
ロピル)‐L‐アラニル〕‐L‐プロリンである。有機
および無機酸との塩(マレイン酸塩、塩酸塩など)、お
よび塩基との塩(ナトリウム、カリウム、マグネシウム
の塩)のようなエナラプリル塩も使用できる。
【0022】
【化1】 ニトレンジピン(式II)は1つのキラル中心を有してお
り、したがって2つのエナンチオマー形で提供できる。
それにもかかわらず、市販製品は1,4‐ジヒドロ‐
2,6‐ジメチル‐4‐(3‐ニトロフェニル)‐3,
5‐ピリジンジカルボン酸のエチルおよびメチルエステ
ルの2異性体のラセミ混合物である。有機および無機酸
とのニトレンジピン塩も使用できる。
【0023】
【化2】 マレイン酸エナラプリルは不安定であることならびにニ
トレンジピンは顕著に不溶性であることが知られてい
る。この理由から、ナトリウム塩の形でエナラプリルの
良好な安定性と、ニトレンジピンの良好な溶解性とを果
たすことで、エナラプリル‐ニトレンジピン組合せの急
速な放出を達成しうる、製剤処方の製造法が開発され、
本発明の目的を形成している。一方、その処方物の製造
法は、十分な量の水にマレイン酸エナラプリルと重炭酸
ナトリウムを溶解させることによる、造粒溶液の調製か
らなる。他方、一部の崩壊賦形剤(デンプン、微結晶セ
ルロース)および滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム)
を除いて、残留成分が混合される。上記混合物は前記造
粒溶液と共に造粒される。顆粒の乾燥後、ニトレンジピ
ンを溶解させる保湿剤(ラウリル硫酸ナトリウム)の作
用で結び付いた、高親水性環境の塊状物が得られる。ア
グルチンと湿潤剤(ポリビニルピロリドンおよびラウリ
ル硫酸ナトリウム)も任意の成分として造粒溶液中に配
合できる。こうして、1.5%未満の残留湿度まで乾燥
した後に、残留賦形剤の検量と添加により、活性成分双
方を急速に放出させる安定な錠剤を提供するために慣用
的なプレスで圧縮することができる顆粒が得られる。
【0024】エナラプリルの投与量範囲は、組合せの単
一固定用量形で、2.5〜20mg、好ましくは10〜
20mg、である。ニトレンジピンの投与量範囲は、組
合せ中で固定された単一固定用量形で、5〜20mg、
好ましくは5〜10mg、である。
【0025】この形の単一用量投与は摂取法を容易にし
て、患者による受け入れを改善する。
【0026】
【実施例】下記例1および2は、本発明のエナラプリル
およびニトレンジピン組合せの2種の異なる医薬処方物
を、それらを得る方法と一緒に記載するものである。例
3は例1および2で得られる処方物のエナラプリルおよ
びニトレンジピンの溶解性に関する試験の結果を記載す
るものである。
【0027】例4は、2つの実験モデルである、a)実
験的高血圧ラット、およびb)正常血圧のビーグル犬で
評価したエナラプリルおよびニトレンジピンの組合せの
薬理効果について記載するものである。
【0028】エナラプリル、ニトレンジピンとエナラプ
リルおよびニトレンジピンの固定用量組合せの固体投薬
形との比較臨床試験で、例5は薬物動態適合性につい
て、例6は本発明の医薬処方物の有効性について記載す
るものである。
【0029】例1 この例は、本発明の組合せの好ましい処方の定量的組成
物と、その製造方法とを記載するものである。 定量的組成物 マレイン酸エナラプリル 10.00mg 微粉化ニトレンジピン 10.00mg 重炭酸ナトリウム 5.00mg コーンスターチ 64.50mg ラウリル硫酸ナトリウム 2.00mg ラクトース一水和物 170.00mg ポリビニルピロリドン 8.00mg 微結晶セルロース 33.00mg ステアリン酸マグネシウム 1.15mg
【0030】製造法は、下記a)〜e)の工程に示す通
りである。 a)十分な量の脱ミネラル水にマレイン酸エナラプリル
と対応量の重炭酸ナトリウムを溶解させる工程。 b)既に篩にかけられた、80%のコーンスターチ、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラクトース一水和物、ポリビニ
ルピロリドンおよび20%の微結晶セルロースとニトレ
ンジピンを適切に混合する工程。 c)高速造粒装置を用いて、工程b)2でホモジナイズ
された産物を工程a)で得られた溶液と共に造粒する工
程。 d)1.5%未満の残留湿度が得られるまで、造粒物を
流動層装置で乾燥させる工程。 e)乾燥顆粒を検量する工程。既に篩にかけられた残り
20%のコーンスターチと残り80%の微結晶セルロー
スおよびステアリン酸マグネシウムを加え、検量された
顆粒とホモジナイズする工程。 f)慣用的プレスで圧縮する工程。
【0031】添付した表1および2は、時間の関数で、
この処方におけるエナラプリルおよびニトレンジピンの
安定性結果を示するものである。この目的に対しては、
分解産物の形成は、エナラプリルの場合にはジセトピペ
ラジンおよびエナラプリル酸について、ニトレンジピン
の場合にはピリジン誘導体について、定量される。
【0032】表1は、時間の関数で例1の処方のエナラ
プリルの安定性結果を示すものである。 表 1 エナラプリル 分解産物 の含有率% ジセトピペラジン エナラプリル酸 初期環境温度 103.1 0.04 0.04 3月間環境温度 103.7 0.00 0.08 3月間40℃ 102.3 0.04 0.12 3月間40℃+75%RH 102.6 0.04 0.123月間50℃ 102.3 0.19 0.41
【0033】表2は、時間の関数で例1の処方のニトレ
ンジピンの安定性結果を示すものである。 表 2 ニトレンジピン 分解産物 の含有率% ピリジン誘導体 初期環境温度 100.8 0.00 3月間環境温度 99.0 0.05 3月間40℃ 102.2 0.02 3月間40℃+75%RH 99.7 0.043月間50℃ 100.1 0.05
【0034】例2 この例は、エナラプリルおよびニトレンジピンの組合せ
のもう1つの好ましい処方と、その製造法とを記載する
ものである。 定量的組成物 マレイン酸エナラプリル 20.00mg 微粉化ニトレンジピン 5.00mg 重炭酸ナトリウム 10.00mg コーンスターチ 40.00mg ラウリル硫酸ナトリウム 7.50mg ラクトース一水和物 116.75mg ポリビニルピロリドン 11.20mg 微結晶セルロース 80.00mg ステアリン酸マグネシウム 2.20mg
【0035】製造方法は、下記のa)〜e)の工程で示
す通りである。 a)十分な量の脱ミネラル水にマレイン酸エナラプリル
と相当量の重炭酸ナトリウムを溶解させる工程。 b)既に篩にかけられた、90%のコーンスターチ、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラクトース一水和物、ポリビニ
ルピロリドンおよび20%の微結晶セルロースとニトレ
ンジピンを適切に混合する工程。 c)高速造粒装置を用いて、工程b)でホモジナイズさ
れた産物を工程a)で得られた溶液と共に造粒する工
程。 d)1.5%未満の残留湿度が得られるまで、造粒物を
流動層装置で乾燥させる。 e)乾燥顆粒を検量する工程。既に篩にかけられた残り
10%のコーンスターチとステアリン酸マグネシウムを
加え、検量された顆粒とホモジナイズする工程。 f)慣用的プレスで圧縮する工程。
【0036】下記表3および4は、時間の関数で、この
例の処方で2種の活性成分エナラプリルおよびニトレン
ジピンの安定性結果を示すものである。
【0037】表3は、時間の関数で例2の処方のエナラ
プリルの安定性結果を示すものである。 表 3 エナラプリル 分解産物 の含有率% ジセトピペラジン エナラプリル酸 初期環境温度 102.1 0.00 0.04 3月間環境温度 101.7 0.00 0.08 3月間40℃ 100.9 0.06 0.15 3月間40℃+75%RH 101.2 0.08 0.173月間50℃ 100.4 0.26 0.41
【0038】表4は、時間の関数で例2の処方のニトレ
ンジピンの安定性結果を示すものである。 表 4 ニトレンジピン 分解産物 の含有率% ピリジン誘導体 初期環境温度 99.1 0.00 3月間環境温度 98.1 0.01 3月間40℃ 99.0 0.01 3月間40℃+75%RH 98.8 0.023月間50℃ 97.2 0.06
【0039】例3 インビトロ溶解試験を、例1および2に記載された処方
の各々から6つの錠剤について行なった。エナラプリル
およびニトレンジピンについて得られた平均結果は下記
表に記載されている。
【0040】表5は、時間の関数で例1および2の処方
のエナラプリルの溶解性結果を示すものである。 表 5 例1 例2 時間 溶解した C.V.% 溶解した C.V.% (min) エナラプリル% エナラプリル% 0.0 0.00 0.00 0.00 0.00 5.0 24.96 8.79 26.26 4.31 10.0 48.18 6.48 51.71 4.57 15.0 70.46 6.27 76.71 5.56 30.0 104.55 0.42 101.00 1.2760.0 103.76 0.52 101.58 0.72
【0041】表6は、時間の関数で例1および2の処方
のニトレンジピンの溶解性結果である。 表 6 例1 例2 時間 溶解した C.V.% 溶解した C.V.% (min) ニトレンジピン% ニトレンジピン% 0.0 0.00 0.00 0.00 0.00 5.0 23.10 9.82 25.95 5.57 10.0 45.35 7.47 49.55 4.41 15.0 66.98 6.53 71.70 4.04 30.0 97.90 0.36 93.51 1.0760.0 98.76 0.47 95.18 0.01
【0042】上記結果は図1および2に示す通りであ
り、図1および図2は例1および2の処方の試験錠剤6
個についてエナラプリルおよびニトレンジピンのインビ
トロ溶解の累積的プロフィールを示すものである。
【0043】例4 本発明のエナラプリルおよびニトレンジピンの組合せの
薬理学的効果を下記2つの実験モデルa)およびb)で
評価した。
【0044】a)大動脈縮窄により実験的に高血圧にし
たラットでの降圧活性 エナラプリルおよびニトレンジピンの組合せの降圧活性
を、ラットで大動脈縮窄による高血圧の実験モデルで、
個別成分の各々と比較して試験した。
【0045】動脈圧の測定を覚醒した動物で行った。試
験された用量は下記のとおりであった。 マレイン酸エナラプリル1mg/kg (p.o.) ニトレンジピン3mg/kg (p.o.) マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(1およ
び3)mg/kg(p.o.) マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(0.5
および1.5)mg/kg(p.o.)
【0046】コントロールグループにはキャリア(蒸留
水中CMC1%)が投与され、投与容量は10mg/kg
(p.o.)であった。得られたデータは表7および図
3に示す通りである。マレイン酸エナラプリル(1mg/k
g )の経口投与は中度の降圧効果を生じたが、投与から
6時間以内にわたり持続した。
【0047】ニトレンジピン(3mg/kg )の経口投与は
非常に顕著な降圧効果を生じたが、さほど持続的ではな
く、投与から4時間後に基底値に戻った。
【0048】マレイン酸エナラプリル(1mg/kg,p.
o.)およびニトレンジピン(3mg/kg , p.o.)の
複合投与は、単独で投与されたエナラプリル(1mg/kg
, p.o.)の場合よりも大きな降圧効果を生じた。
マレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピンの組合せ
で初めに用いられた場合よりも低い投与量(0.5およ
び1.5mg/kg,p.o.)での試験は、個別処置で得ら
れる降圧効果期間の延長と一緒に、マレイン酸エナラプ
リルおよびニトレンジピンの組合せ(1および3mg/kg,
p.o.)に相当する降圧効果を発揮し、そのことから
その組合せが相乗効果を有していると結論付けられる。
【0049】
【表1】
【0050】b)正常動脈圧のビーグル犬における降圧
活性 ビーグル犬でエナラプリルおよびニトレンジピン(1:
1)の組合せの降圧効果について研究し、生理学的デー
タを慢性毒性の26週研究から得た。すなわち、マレイ
ン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(1:1)はカ
プセル形で26週間にわたり経口投与される1および
1、3および3、そして6および6mg/kg/日の用量で投
与した。
【0051】処置期間中、収縮期および拡張期動脈圧を
記録して、平均圧を1、4、13、および26週間の処
置後に基底状態で計算した。これら期間の各々で、動脈
圧を投与前と投与から4および8時間後に記録した。得
られた結果は表8に示した通りである。
【0052】1および1、3および3、そして6および
6mg/kg/日の用量で26週間にわたるマレイン酸エナラ
プリルおよびニトレンジピン(1:1)の経口投与は、
処置の1週目からかなりの降圧効果を生じた。最大効果
は投与から4時間後に現れ、投与後更に8時間にわたり
持続した。
【0053】この降圧効果は処置期間中ずっと強く、最
低動脈圧は13週目に記録された。
【0054】このため、この研究では1および1、3お
よび3、そして6および6mg/kg/日(p.o.)の用量
でマレイン酸エナラプリルおよびニトレンジピン(1:
1)の組合せの明らかな薬理学的効果を示している。
【0055】
【表2】
【0056】例5 活性成分としてエナラプリル20mg、ニトレンジピン
20mgと、エナラプリルおよびニトレンジピン各20
mgの固定用量組合せの単一用量による薬物動態相互作
用について、健康なボランティア24例(男性10例お
よび女性14例)について研究した。この目的のため、
3×3のラテン方格を用いてランダム化された開放およ
び交差臨床試験を計画し、各処置期間の間には15日間
のオフ期間を設けた。各処置期間には、血液のサンプル
16例を各ボランティアから投与後+96時間以内の基
底時に採取し、エナラプリレートおよびニトレンジピン
の血漿濃度を測定した。これらのデータはバイオアベイ
ラビリティの大きさ(AUC0-infinite)および速度
(Cmax 、Cmax /AUC0-infiniteおよびTmax )を
計る薬物動態パラメーターの計算の基礎として用い、こ
れら各パラメーターの平均間の統計学的有意差を調べる
ために統計学的分析(ANOVA)を行った。この分析
では、ニトレンジピンまたはエナラプリルの個別摂取と
固定用量組合せの複合摂取との間に統計学的な有意差を
示さなかった。個別摂取と比較した複合摂取後における
エナラプリレートの相対的バイオアベイラビリティ(A
UC0-in finite)は1.12であった。個別摂取と比較
した複合摂取後におけるニトレンジピンの相対的バイオ
アベイラビリティ(AUC0-infinite)は0.91であ
った。したがって、各活性成分20mgの単一用量の別
々な投与後におけるニトレンジピンおよびエナラプリル
と、本発明の医薬処方中におけるそれらの固定用量組合
せとで、臨床的に重要な薬物動態相互作用は存在しな
い、と結論付けられる。
【0057】例6 プラセボコントロール開放臨床試験を、5分間の安静後
に臥床姿勢をとった、165〜144mmHgの収縮期血圧
値(SAT)および95〜105mmHgの拡張期血圧値
(DAT)として規定される軽度‐中度AHTの男性患
者で行った。2週間のプラセボ期間後に、軽度‐中度A
HT基準に合った患者が2週間にわたり1日1回ニトレ
ンジピン5mg(患者9例)および1日1回エナラプリ
ル5mg(患者11例)の治療をうけ、その終了時に治
療に応答しなかった患者(DAT<90mmHg)は更に2
週間の治療期間にわたりニトレンジピン5mgおよびエ
ナラプリル5mgの固定用量組合せによる複合治療を1
日1回うけた。単剤治療は患者3例の血圧を正常化させ
ただけであり(15%)、そのうち2例はエナラプリル
で治療し、1例はニトレンジピンで治療した。組合せに
よる複合治療では、患者14例の血圧を正常化させた
(82%)。プラセボ期間の終了時に対するSATおよ
びDATの平均減少値は、単剤治療期間後に5mmHg/2
mmHg(有意差なし)、固定用量組合せによる複合治療期
間後に24mmHg/16mmHg(p<0.001)であっ
た。したがって、固定用量組合せによるニトレンジピン
およびエナラプリルの複合投与は、単剤療法で投与され
たときにはAHTの治療で臨床的に重要な効果を有しな
い用量で、ほとんどの患者において軽度‐中度AHTの
有効なコントロールが達成されると結論付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、例1および2の処方の試験錠剤6個に
ついてエナラプリルのインビトロ溶解の累積的プロフィ
ールを示すものである。
【図2】図2は、例1および2の処方の試験錠剤6個に
ついてニトレンジピンのインビトロ溶解の累積的プロフ
ィールを示すものである。
【図3】図3は、大動脈縮窄によるラット高血圧での降
圧効果、収縮期動脈圧(mmHg,平均値)および平均値を
示すものである。
【図4】図4は、大動脈縮窄によるラット高血圧での降
圧効果、拡張期動脈圧(mmHg,平均値)および平均値を
示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアキン、デルガディロ、ドゥアルテ スペイン国マタロ、カリェ、フロリダブラ ンカ、72−3−1 (72)発明者 ルイス、マヌエル、ミケト、エスクデル スペイン国サント、フェリウ、デ、ロブレ ガート、カリェ、ヨセプ、リカルト、ナン バー、13−2−3アー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンギオテンシン変換酵素阻害剤およびカ
    ルシウムチャンネル拮抗剤の固定用量組合せであって、 (a)エナラプリルまたはその薬学上許容される塩の用
    量と(b)ニトレンジピンまたはその薬学上許容される
    塩のもう1つの用量とを含んでなり、単一用量製剤形で
    投与されることを特徴とする、上記固定用量組合せ。
  2. 【請求項2】エナラプリルまたはその薬学上許容される
    塩の用量が2.5〜20mg、好ましくは10〜20m
    gである、請求項1に記載の固定用量組合せ。
  3. 【請求項3】ニトレンジピンまたはその薬学上許容され
    る塩の用量が5〜20mg、好ましくは5〜10mgで
    ある、請求項1に記載の固定用量組合せ。
  4. 【請求項4】単一用量の形がカプセルである、請求項1
    〜3のいずれか一項に記載の固定用量組合せ。
  5. 【請求項5】単一用量の形が錠剤である、請求項1〜3
    のいずれか一項に記載の固定用量組合せ。
  6. 【請求項6】単一用量の形が即席溶液向け粉末の単一用
    量小包である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の固
    定用量組合せ。
  7. 【請求項7】エナラプリルがナトリウム塩の形である、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の固定用量組合せ。
  8. 【請求項8】ニトレンジピンが微粉化させてある、請求
    項1〜6のいずれか一項に記載の固定用量組合せ。
  9. 【請求項9】製剤形が塑性希釈剤、好ましくは微結晶セ
    ルロース、フラグメント希釈剤、好ましくはラクトー
    ス、崩壊剤、好ましくはコーンスターチ、凝集剤、好ま
    しくはポリビニルピロリドン、湿潤剤、好ましくはラウ
    リル硫酸ナトリウム、および滑沢剤、好ましくはステア
    リン酸マグネシウム、を更に配合してなる、請求項1〜
    8のいずれか一項に記載された固定用量組合せを含んで
    なる、薬学上許容される組成物。
  10. 【請求項10】下記(a)〜(f)の工程を含んでな
    る、請求項9に記載された薬学上許容される組成物を得
    るための方法。 (a)マレイン酸エナラプリルを無機塩、好ましくは重
    炭酸ナトリウムと水中で溶解させる工程、 (b)既に篩にかけられた、一部の崩壊賦形剤、好まし
    くはコーンスターチ、湿潤剤、好ましくはラウリル硫酸
    ナトリウム、フラグメント希釈剤、好ましくはラクトー
    ス一水和物、凝集剤、好ましくはポリビニルピロリド
    ン、および塑性希釈剤、好ましくは微結晶セルロースと
    微粉化ニトレンジピンを混合する工程、 (c)工程(b)でホモジナイズされた産物を工程
    (a)で得られた溶液と共に造粒する工程、 (d)3%未満、好ましくは1.5%未満の残留湿度ま
    で造粒物を乾燥させる工程、 (e)滑沢剤、好ましくはステアリン酸マグネシウムと
    残留部分の崩壊賦形剤を配合して、検量された顆粒をホ
    モジナイズする工程、 (f)顆粒を圧縮して、カプセルまたは単一用量小包を
    満たす工程。
  11. 【請求項11】工程(b)の湿潤剤および凝集剤が工程
    (a)で既に溶解されている、請求項10に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】エナラプリルおよびニトレンジピンの固
    定用量組合せの有効量の投与による、哺乳動物、特にヒ
    トでの、心血管系の病気、特に動脈性高血圧の治療用薬
    剤の製造に関する、エナラプリルの用量とニトレンジピ
    ンのもう1つの用量またはそれらの薬学上許容される塩
    の固定用量組合せの利用。
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