JPH11124323A - 紫外線防護化粧料 - Google Patents

紫外線防護化粧料

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JPH11124323A
JPH11124323A JP9307842A JP30784297A JPH11124323A JP H11124323 A JPH11124323 A JP H11124323A JP 9307842 A JP9307842 A JP 9307842A JP 30784297 A JP30784297 A JP 30784297A JP H11124323 A JPH11124323 A JP H11124323A
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Mutsuhiro Nishimura
睦博 西村
Tsutomu Kamata
勉 鎌田
Koichi Nomura
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本発明は、紫外線防護作用が実使用下長時間
持続する、皮膚外用剤を提供することを課題とする。 【解決手段】 (1)次のイ)に示す金属から選ばれる
1種乃至は2種以上の酸化物で被覆したセリサイトと
(2)両性金属ピラードクレイとを含有することを特徴
とする、皮膚外用剤を提供する。 イ)チタン、アルミニウム、亜鉛、ジルコニウム、鉄、
マンガン 本発明によれば、紫外線防護作用が実使用下長時間持続
する、皮膚外用剤が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線より人体を
防護するのに有用であり、夏などの化粧崩れのし易い時
期に使用するのに好適な化粧料等の皮膚外用剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紫外線が人体を始めとする生体に、例え
ば、炎症や発癌の様な好ましくない影響を与えることは
近年では既に常識になりつつある。この為、種々の紫外
線防護策が生み出されている。その中でも、化粧料によ
って紫外線から生体を防護することは、その効果の面で
も大きな期待を寄せられ、その為の紫外線吸収剤や新規
粉体が開発されてきている。この様な技術の革新により
以前では考えられなかったほどの紫外線防護作用を有す
る化粧料が登場したが、唯一残された問題として、この
様な効果が当初考えたほど実使用に於いては持続しない
場合が多いと言うことが挙げられる。この点の解決のた
め、様々な新規剤形の開発が試みられているが、決定的
な解決策は見いだされていない。この為、せっかくの紫
外線吸収素材の能力が十分に発揮されていない。又、紫
外線の影響については、生体に対してのみならず、皮膚
外用医薬などに於いては、有効成分の劣化や光毒性の発
現、光感作の原因となったりするため、安全性の高い製
剤上の紫外線対策は非常に望まれるところのものであっ
た。
【0003】一方、鉄ドープチタンコーティングセリサ
イトのような、遷移金属から選ばれる1種乃至は2種以
上の酸化物でセリサイトをコーティングした素材は優れ
た紫外線防護力を有することを本発明者らは見いだして
いる。しかしこのものと両性金属ピラードクレイとを組
み合わせて化粧料などの皮膚外用剤に含有させることに
より、かかる皮膚外用剤の実使用に於ける紫外線防護効
果を著しく向上させしめることは全く知られていなかっ
た。尚、両性金属ピラードクレイについては本発明者ら
が化粧持ち向上効果を有することを見いだしているのみ
で他の特性については全く知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、紫外線防護作用が実使用下長
時間持続する、皮膚外用剤を提供することを課題とす
る。
【0005】
【発明の解決手段】本発明者らは、かかる状況に鑑み
て、紫外線防護作用が実使用下長時間持続する、皮膚外
用剤を求めて鋭意研究を重ねた結果、金属酸化物被覆セ
リサイトと両性金属ピラードクレイとを含有する皮膚外
用剤に、かかる作用を見いだし発明を完成させるに至っ
た。以下、本発明について、実施の形態を中心に詳細に
説明を加える。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明で用いる金属酸化物コーティングセリサイ
ト 本発明で用いる金属酸化物被覆セリサイトは、0.05
〜2μm程度の厚さのセリサイトに金属酸化物を被覆さ
せるのが好ましい。大きさは長径、短径とも0.5〜1
00μm、好ましくは1〜50μm程度が適当である。
又、被覆に用いる金属酸化物としては、チタン、アルミ
ニウム、亜鉛、ジルコニウム、鉄、マンガンから選ばれ
る1種乃至は2種以上の金属酸化物が好ましく、中でも
二酸化チタン中に鉄を主成分とするチタン以外の前記金
属の酸化物をドープした鉄ドープ二酸化チタンを用いる
のが特に好ましい。ここで鉄以外にドープする金属酸化
物としては、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸
化亜鉛等が好ましく例示でき、これらの含有量は金属原
子換算で鉄に対して1〜100重量%程度であるのが特
に好ましい。本発明の金属酸化物被覆セリサイトにおい
て、被覆する鉄等をドープした二酸化チタンの量として
は、セリサイトに対して最終的に重量比で鉄ドープ二酸
化チタン:薄片状基体=8:2〜1:99の割合となる
よう被覆してやると良い。1重量%より少ない比率では
必要とする紫外線遮蔽力が得られず、着色も弱いものと
なる。反対に80重量%を越えて被覆すると紫外線遮蔽
力、着色は優れているものの化粧料に配合した際になめ
らかな伸びが得にくくなる。また、鉄等のチタン以外の
金属酸化物のドーピング量は二酸化チタンに対して金属
原子換算で1〜30重量%が適当である。この量より少
ないと肌色系の色味を生じず、またこれを越えてドープ
しても色味の変化が見られず、完全にドープすることは
困難である。又、本発明で用いるこれら金属酸化物被覆
セリサイトは通常の表面処理を行い表面を改質する事が
できる。又、この様に表面処理を行って使用するのが特
に好適である。この様な表面処理としては、例えば、金
属石鹸処理、シリコーン処理、フッ素処理、プラズマ処
理等が挙げられ、これらの処理は唯一種の処理に留めて
も良いし、二種以上の処理を重層的に或いは複合的に行
うことも可能である。この中で好ましい処理は、金属石
鹸処理であり、中でもステアリン酸亜鉛処理が特に好ま
しい。これら金属石鹸の被覆量としては重量比でセリサ
イト:ステアリン酸亜鉛=1:1〜99.5:0.5、
金属ドープチタン:ステアリン酸亜鉛=99:1〜5:
1となるような範囲が好ましい。これより少ないと紫外
線防御力の向上が充分ではなく、これを越えて被覆して
も紫外線防御力の向上は見られない。この様な金属酸化
物被覆セリサイトは、例えばセリサイトと水可溶性金属
塩を水性媒体を用いて混ぜておき、これにアルカリを加
えて金属水酸化物をセリサイト表面に析出させ、このも
のを取りだし焼成させれば得ることができるし、鉄など
をドープした二酸化チタンでセリサイトの表面をメカノ
ケミカルに被覆した後、焼成しても得ることができる。
焼成温度としては300〜1500℃が好ましい。表面
処理はこの後に本発明の皮膚外用剤に於いて、この様な
金属酸化物被覆セリサイトの好ましい含有量は、製剤全
量に対して0.1〜10重量%が好ましく、0.5〜7
重量%が更に好ましい。これは少なすぎると紫外線防護
効果が損なわれ、多すぎると処方の自由度が阻害される
ためである。
【0007】
【製造例1】5Lの水中に平均50μmの粒子径のセリ
サイト1Kgを投入し、撹拌して懸濁させた。これを7
0℃に加熱して1NHCl水溶液を用いてpH3とし
た。次にTiO2 として200g/Lの濃度の四塩化チ
タン水溶液に該TiO2 に対してFeとして7.0重量
%の鉄分を含有する塩化第一鉄の4水塩水溶液を添加し
て混合酸性水溶液を調製した。先に用意したセリサイト
を懸濁させた水溶液5Lに前記混合酸性水溶液2Lを1
NNaOH水溶液でpH9に調整しながら1時間かけて
添加し、四塩化チタンと塩化第一鉄を加水分解させてセ
リサイト表面に沈澱を生成させた。沈澱が生成したセリ
サイトをその後60分間熟成し、濾過、洗浄した。得ら
れた洗浄ケーキを800℃で6時間焼成して、粉砕し、
鉄でドープされた二酸化チタンで被覆したセリサイトを
得た。得られた被覆セリサイト1Kgにステアリン酸亜
鉛60gを加え、ヘンシェルミキサーで十分に撹拌して
混合被覆し、鉄でドープされたチタンとステアリン酸亜
鉛とを被覆したセリサイトを得た。
【0008】
【製造例2】セリサイト1Kgに市販鉄ドープ二酸化チ
タンタイペークTTO−F6(石原産業製)を300g
を混合し、ヘンシェルミキサーで充分撹拌して混合被覆
し、300℃で6時間焼き付け、鉄、アルミニウムでド
ープされたチタンを被覆したセリサイトを得た。尚、タ
イペークTTO−6は、二酸化チタン88重量%に黄色
酸化鉄8重量%とアルミナ4重量%をドープしたもので
ある。
【0009】
【製造例3】製造例2の金属酸化物被覆セリサイト65
0gにステアリン酸亜鉛15gを加え、ヘンシェルミキ
サーで混合した後、直径0.9mmの丸穴スクリーンを
装着したパルベライザーで2回粉砕し、メカノケミカル
に金属石鹸を被覆し、本発明の金属酸化物被覆セリサイ
トを得た。
【0010】
【製造例4】製造例2の金属酸化物被覆セリサイト30
0gにハイドロジェンメチルポリシロキサン15gを加
え、ヘンシェルミキサーで混合し、直径0.9mm丸穴
スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、200
℃で12時間焼き付け本発明の金属酸化物被覆セリサイ
トを得た。
【0011】
【製造例5】セリサイト1Kgにアナタース型二酸化チ
タン270gと黄色酸化鉄20gと酸化亜鉛5gと酸化
ジルコニウム5gを加え、ヘンシェルミキサーで混合
し、パルベライザーで粉砕し本発明の金属酸化物被覆セ
リサイトを得た。
【0012】(2)本発明の皮膚外用剤で用いるアルミ
ニウム−亜鉛ピラードクレイ 本発明で用いる、アルミニウム−亜鉛ピラードクレイ
は、ハロサイト、パイロファイト、ノントロナイト、モ
ンモリロナイト、カオリナイト、バイデライト、ヘクト
ライト、ヘクトライト、バーキュロライト等の粘度鉱物
にアルミニウム及び亜鉛の酸化物及び/又は水酸化物を
インターカレートさせたものであり、これは既にオイル
センサーパウダーの名称で大東化成株式会社より、ナト
リウムモンモリロナイトにアルミニウムと亜鉛とをイン
ターカレートさせたものが市販されているのでこのもの
を使うことが好ましい。好ましいアルミニウムの酸化物
のインターカレート量は粘土鉱物に対して0.1〜15
モルであり、亜鉛のインターカレート量は、粘土鉱物に
対して0.05〜5モルが好ましい。このアルミニウム
−亜鉛ピラードクレイは次の様な方法で調整し使用する
ことも可能である。即ち、硝酸アルミニウムの水溶液に
水酸化ナトリウムを徐々に加え多核水酸化ポリカチオン
を生成させ、これに粘土を加え良く混合し、粘土中に多
核水酸化カチオンをインターカレートさせる。これに更
に硝酸亜鉛水溶液を加え水酸化ナトリウムを水溶液を滴
下しpHを中性に戻し、水酸化亜鉛を更にインターカレ
ートさせる。このものを水洗した後、凍結乾燥などによ
り水分を除去すればアルミニウム−亜鉛ピラードクレイ
を得ることができる。本発明の皮膚外用剤に於ける、ア
ルミニウム−亜鉛ピラードクレイの好ましい含有量は、
0.1〜20重量%であり、より好ましくは0.5〜1
5重量%であり、更に好ましくは1〜10重量%であ
る。
【0013】(3)本発明の皮膚外用剤 本発明の皮膚外用剤は、紫外線防護作用の実使用下にお
ける持続性に優れるため、化粧料及び皮膚外用医薬何れ
の分野に於いても、生体或いは有効成分を保護する作用
により、好適に適用される。特に好ましいものは、紫外
線より生体を保護する化粧料であって、例えば、夏用の
化粧料、とりわけ、夏用のメークアップ化粧料に好まし
く適用される。この際に特に留意すべきは、本発明の皮
膚外用剤が紫外線Bのみならず紫外線Aに対しても極め
て優れた防護作用を有することである。これは、本発明
の皮膚外用剤が、如実に効果のわかる日光火傷や日焼け
を防ぐのみならず、光によるシワ形成や皮膚の弾力喪失
をも予防できるということを意味する。本発明の皮膚外
用剤に於いては、上記必須成分である、金属酸化物被覆
セリサイトとアルミニウム−亜鉛ピラードクレイ以外に
通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有させること
ができる。かかる任意成分としては、例えば、ワセリン
やマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素
類、ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリー
ブ油等のトリグリセライド類、セタノール、オレイルア
ルコール等の高級アルコール類、ステアリン酸、オレイ
ン酸等の脂肪酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール
等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン
界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エ
タノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸
収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示でき
る。この中で、特に好ましい任意成分は、粉体類であ
り、ジメチルポリシロキサン焼き付け処理をしたもの
が、密着性と付着維持性を向上させるので特に好まし
い。
【0014】
【実施例】以下に、実施例を示して本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定を受けないことは言うまでもない。
【0015】<実施例1>下記に示す処方に従ってファ
ンデーションを作成した。即ち、イ)の成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粗粉砕し、再びヘンシェルミキサ
ーで混合しながらロ)の成分を加えてコーティングし
た。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿に充填し加圧
成形してファンデーション1を得た。 イ) ジメチルポリシロキサン焼き付け処理二酸化チタン 20 重量部 アルミニウム−亜鉛ピラードクレイ* 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理セリサイト 13 重量部 メチルハイドロジェンシロキサン処理タルク 5 重量部 製造例1の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ジメチルポリシロキサン処理チタンマイカ 10 重量部 煙霧状シリカ 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理セリサイト 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理チタンセリサイト 15 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理黄色酸化鉄 1.5重量部 ジメチルポリシロキサン処理ベンガラ 0.5重量部 ジメチルハシロキサン処理群青 1 重量部 ロ) 桂皮酸オクチル 1 重量部 ジメチルポリシロキサン 5 重量部 オレイルオクタドデシレート 5 重量部 ジグリセリンモノオレート 1 重量部 *大東化成株式会社製オイルセンサーパウダー
【0016】<実施例2>下記に示す処方に従ってファ
ンデーションを作成した。即ち、イ)の成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粗粉砕し、再びヘンシェルミキサ
ーで混合しながらロ)の成分を加えてコーティングし
た。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿に充填し加圧
成形してファンデーション2を得た。 イ) ジメチルポリシロキサン焼き付け処理二酸化チタン 20 重量部 アルミニウム−亜鉛ピラードクレイ* 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理セリサイト 13 重量部 メチルハイドロジェンシロキサン処理タルク 5 重量部 製造例2の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ジメチルポリシロキサン処理チタンマイカ 10 重量部 煙霧状シリカ 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理セリサイト 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理チタンセリサイト 15 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理黄色酸化鉄 1.5重量部 ジメチルポリシロキサン処理ベンガラ 0.5重量部 ジメチルハシロキサン処理群青 1 重量部 ロ) 桂皮酸オクチル 1 重量部 ジメチルポリシロキサン 5 重量部 オレイルオクタドデシレート 5 重量部 ジグリセリンモノオレート 1 重量部 *大東化成株式会社製オイルセンサーパウダー
【0017】<実施例3>下記に示す処方に従ってファ
ンデーションを作成した。即ち、イ)の成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粗粉砕し、再びヘンシェルミキサ
ーで混合しながらロ)の成分を加えてコーティングし
た。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿に充填し加圧
成形してファンデーション3を得た。 イ) ジメチルポリシロキサン焼き付け処理二酸化チタン 20 重量部 アルミニウム−亜鉛ピラードクレイ* 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理セリサイト 13 重量部 メチルハイドロジェンシロキサン処理タルク 5 重量部 製造例3の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ジメチルポリシロキサン処理チタンマイカ 10 重量部 煙霧状シリカ 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理セリサイト 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理チタンセリサイト 15 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理黄色酸化鉄 1.5重量部 ジメチルポリシロキサン処理ベンガラ 0.5重量部 ジメチルハシロキサン処理群青 1 重量部 ロ) 桂皮酸オクチル 1 重量部 ジメチルポリシロキサン 5 重量部 オレイルオクタドデシレート 5 重量部 ジグリセリンモノオレート 1 重量部 *大東化成株式会社製オイルセンサーパウダー
【0018】<実施例4>下記に示す処方に従ってファ
ンデーションを作成した。即ち、イ)の成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粗粉砕し、再びヘンシェルミキサ
ーで混合しながらロ)の成分を加えてコーティングし
た。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿に充填し加圧
成形してファンデーション4を得た。 イ) ジメチルポリシロキサン焼き付け処理二酸化チタン 20 重量部 アルミニウム−亜鉛ピラードクレイ* 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理セリサイト 13 重量部 メチルハイドロジェンシロキサン処理タルク 5 重量部 製造例4の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ジメチルポリシロキサン処理チタンマイカ 10 重量部 煙霧状シリカ 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理セリサイト 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理チタンセリサイト 15 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理黄色酸化鉄 1.5重量部 ジメチルポリシロキサン処理ベンガラ 0.5重量部 ジメチルハシロキサン処理群青 1 重量部 ロ) 桂皮酸オクチル 1 重量部 ジメチルポリシロキサン 5 重量部 オレイルオクタドデシレート 5 重量部 ジグリセリンモノオレート 1 重量部 *大東化成株式会社製オイルセンサーパウダー
【0019】<実施例5>下記に示す処方に従ってファ
ンデーションを作成した。即ち、イ)の成分をヘンシェ
ルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着
したパルベライザーで粗粉砕し、再びヘンシェルミキサ
ーで混合しながらロ)の成分を加えてコーティングし
た。このものを1mmヘリングボーンスクリーンを装着
したパルベライザーで仕上げ粉砕し、金皿に充填し加圧
成形してファンデーション5を得た。 イ) ジメチルポリシロキサン焼き付け処理二酸化チタン 20 重量部 アルミニウム−亜鉛ピラードクレイ* 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理セリサイト 13 重量部 メチルハイドロジェンシロキサン処理タルク 5 重量部 製造例5の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ジメチルポリシロキサン処理チタンマイカ 10 重量部 煙霧状シリカ 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理セリサイト 5 重量部 パーフルオロアルキルシラン処理チタンセリサイト 15 重量部 メチルシロキサン網状重合体 5 重量部 ジメチルポリシロキサン処理黄色酸化鉄 1.5重量部 ジメチルポリシロキサン処理ベンガラ 0.5重量部 ジメチルハシロキサン処理群青 1 重量部 ロ) 桂皮酸オクチル 1 重量部 ジメチルポリシロキサン 5 重量部 オレイルオクタドデシレート 5 重量部 ジグリセリンモノオレート 1 重量部 *大東化成株式会社製オイルセンサーパウダー
【0020】<実施例6>上記、ファンデーション1〜
5を用いて、実使用に近いモデルで紫外線防護作用を調
べた。即ち、1群5匹のハートレイ系白色種雄性モルモ
ットの背部を剃毛し、背部右側を用い、予め、紫外線に
対する最少紅斑誘起線量(MED)を調べた。この測定
の48時間後、左側にサンプルを0.1g塗布し、湿度
75%、40℃で6時間放置し、MEDの3倍量の線量
の紫外線量を照射し、その24時間後にドレーズの基準
で皮膚反応を判定した。即ち、ドレーズの基準とは、+
+:浮腫を伴う反応、+:明確な紅斑を伴う反応、±:
不明瞭な紅斑を伴う反応、−:無反応である。比較例1
として、ファンデーション1のオイルセンサーパウダー
をジメチルポリシロキサン焼き付け処理タルクに置換し
たものを用い、比較例2としては製造例1の金属酸化物
ドープセリサイトをジメチルポリシロキサン焼き付け処
理セリサイトに置換したものを、対照例として、ファン
デーション1のオイルセンサーパウダーをジメチルポリ
シロキサン焼き付け処理タルクに置換し、製造例1の金
属酸化物ドープセリサイトをジメチルポリシロキサン焼
き付け処理セリサイトに置換したものを用いた。結果を
出現例数として表1に示す。これより、本発明の皮膚外
用剤であるファンデーションは皮膚上に過酷な条件でも
残存し優れた紫外線防護作用を発揮することがわかる。
【0021】
【表1】
【0022】<実施例7>下記の処方に従って、アンダ
ーメークアップ化粧料を作成した。即ち、処方成分を加
熱型ニーダーにて80℃で混練りし、冷却してアンダー
メークアップ化粧料を得た。このものは、ファンデーシ
ョンを長時間維持する作用に優れていた。 オイルセンサーパウダー 1 重量部 製造例3の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ポリエチレンオキサイド400 30 重量部 ジグリセリンテトラオレート 67 重量部
【0023】<実施例8>下記の処方に従って、抗真菌
皮膚外用剤を作成した。即ち、処方成分を加熱型ニーダ
ーにて80℃で混練りし、冷却して抗真菌皮膚外用剤を
得た。このものは光毒性も光感作も認められなかった。 オイルセンサーパウダー 1 重量部 製造例3の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ポリエチレンオキサイド400 30 重量部 ジグリセリンテトラオレート 66 重量部 ビフォナゾール 1 重量部
【0024】<実施例9>下記の処方に従って、抗炎症
皮膚外用剤を作成した。即ち、処方成分を加熱型ニーダ
ーにて80℃で混練りし、冷却して抗炎症皮膚外用剤を
得た。このものは光毒性も光感作も認められなかった。 オイルセンサーパウダー 1 重量部 製造例3の金属酸化物被覆セリサイト 2 重量部 ポリエチレンオキサイド400 30 重量部 ジグリセリンテトラオレート 66 重量部 インドメタシン 1 重量部
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、紫外線防護作用が実使
用下長時間持続する、皮膚外用剤が提供できる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)次のイ)に示す金属から選ばれる
    1種乃至は2種以上の酸化物で被覆したセリサイトと
    (2)両性金属ピラードクレイとを含有することを特徴
    とする、皮膚外用剤。イ)チタン、アルミニウム、亜
    鉛、ジルコニウム、鉄、マンガン
  2. 【請求項2】 請求項1の(1)次のイ)に示す金属か
    ら選ばれる1種乃至は2種以上の酸化物で被覆したセリ
    サイトが二酸化チタンにイ)に示す金属の内チタン以外
    の金属の酸化物をドープさせたドープ二酸化チタンでコ
    ーティングしたセリサイトであることを特徴とする、請
    求項1に記載の皮膚外用剤。イ)チタン、アルミニウ
    ム、亜鉛、ジルコニウム、鉄、マンガン
  3. 【請求項3】 両性金属ピラードクレイがアルミニウム
    −亜鉛ピラードクレイであることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 メークアップ化粧料であることを特徴と
    する、請求項1〜3の何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 紫外線保護用であることを特徴とする、
    請求項1〜4何れか1項に記載の皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 夏用の化粧料であることを特徴とする、
    請求項1〜5の何れか一項に記載の皮膚外用剤。
JP30784297A 1997-10-22 1997-10-22 皮膚外用剤 Expired - Fee Related JP3566050B2 (ja)

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