JPH11124196A - ねじの締付方法及び装置 - Google Patents

ねじの締付方法及び装置

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JPH11124196A
JPH11124196A JP30633597A JP30633597A JPH11124196A JP H11124196 A JPH11124196 A JP H11124196A JP 30633597 A JP30633597 A JP 30633597A JP 30633597 A JP30633597 A JP 30633597A JP H11124196 A JPH11124196 A JP H11124196A
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JP
Japan
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screw
cap
tightening
screw member
container
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Application number
JP30633597A
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English (en)
Inventor
Akihiro Koshi
明広 越
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B3/00Closing bottles, jars or similar containers by applying caps
    • B67B3/20Closing bottles, jars or similar containers by applying caps by applying and rotating preformed threaded caps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67BAPPLYING CLOSURE MEMBERS TO BOTTLES JARS, OR SIMILAR CONTAINERS; OPENING CLOSED CONTAINERS
    • B67B3/00Closing bottles, jars or similar containers by applying caps
    • B67B3/26Applications of control, warning, or safety devices in capping machinery
    • B67B3/262Devices for controlling the caps
    • B67B3/264Devices for controlling the caps positioning of the caps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Of Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじを高速且つ高精度に締め付けることがで
きるとともに、ねじ締付時の食い込み現象の発生を確実
に防止できるようにすること。 【解決手段】 キャップ3を把持するキャップチャック
13と、キャップチャック13を回転させるサーボモー
タ12と、キャップを容器の口部に接近する方向に押圧
する押圧体14と、キャップチャックの回転角度を検出
する回転角検出器16と、キャップチャックの上記接近
方向への変位を検出する変位検出器17と、回転角検出
器及び変位検出器からの検出結果に基づきサーボモータ
を制御するコントローラ18とを有し、このコントロー
ラは、キャップをねじの締付けとは反対方向に回転させ
る間に、変位検出器及び回転角検出器からの検出結果に
基づいてキャップと容器の口部とのねじ噛合開始位置を
検出し、キャップをこのねじ噛合開始位置に位置付けた
後ねじ締付方向に回転させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじの締付方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シャンプー、化粧品、食料、飲料又は調
味料その他の各種製品を収容した容器にキャップをねじ
締めする操作を機械的に実施するものが、特開昭64-239
87号公報に開示されている。
【0003】この公報記載の発明では、チャックをキャ
ップで把持し、容器の口部に押圧させた状態で、このキ
ャップをねじの締付方向とは反対の方向に所要の回転量
回転させてから、回転方向を反転してキャップを締付方
向に回転させ、キャップを容器の口部にねじ締めしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の公報
記載の従来技術では、キャップを容器の口部にねじ締め
するに際し、キャップをねじの締付方向とは反対の方向
に所要の回転量回転させて、容器の口部の雄ねじとキャ
ップの雌ねじとの引掛かり又は食い込み現象を防止させ
ることの記載はあるが、キャップと容器口部のそれぞれ
のねじ開始部を一致させて、ねじを高速且つ高精度に締
め付けることに関し記載がない。
【0005】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、ねじを高速且つ高精度に締め付ける
ことができるとともに、ねじ締付時の食い込み現象の発
生を確実に防止できるねじ締め方法及び装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、雄ねじを備えた雄ねじ部材と雌ねじを備えた雌ねじ
部材とをねじ締めするねじの締付方法において、雄ねじ
部材と雌ねじ部材とを、ねじの締付けにより両部材が接
近する方向に押圧した状態で、ねじの締付方向とは反対
方向に回転手段を用いて回転させ、この回転中に上記雄
ねじ部材と上記雌ねじ部材とが上記接近方向に最も接近
したねじ噛合開始位置を検出器を用いて検出し、上記回
転手段を用いて、ねじの締付方向とは反対方向に回転さ
せて上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材を上記ねじ噛合開
始位置に位置付けた後に、上記雄ねじ部材と上記雌ねじ
部材とをねじの締付方向に回転させて、これらの両部材
をねじ締めするようにしたものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、雄ねじを備えた
雄ねじ部材と雌ねじを備えた雌ねじ部材との少なくとも
一方を把持する把持手段と、上記把持手段をねじの締付
方向又はこの締付方向とは反対方向に回転させる回転手
段と、上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材をねじの締付け
によりこれらの両部材が接近する接近方向に押圧する押
圧手段と、上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材とが上記接
近方向に相対的に移動した変位を検出する変位検出器
と、上記変位検出器からの検出結果に基づき、上記回転
手段を制御する制御手段とを有し、上記制御手段は、上
記回転手段を制御して上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材
とをねじ締付方向とは反対方向に回転させる間に、上記
雄ねじ部材と上記雌ねじ部材とが上記接近方向に最も接
近したことを上記変位検出器からの検出結果に基づいて
検出し、上記回転手段を制御して、上記最も接近した位
置に位置付けて、これらの両部材をねじ締付方向に回転
させるよう構成されたものである。
【0008】請求項1又は2に記載の発明には、次の
及びの作用がある。 雄ねじ部材と雌ねじ部材を、ねじ締付けにより両部材
が接近する方向に押圧した状態で、ねじの締付方向とは
反対方向に回転させる間に、雄ねじと雌ねじのそれぞれ
のねじ開始部が一致するねじ噛合開始位置を検出するこ
とから、このねじ噛合開始位置から最終締付位置に対し
所定角度手前の中間締付位置まで、雄ねじ部材と雌ねじ
部材との相対的な回転角度を管理して、雄ねじ部材と雌
ねじ部材とを高速で締付けることができ、その後、中間
締付位置から最終締付位置まで締付トルクを管理して、
雄ねじ部材と雌ねじ部材とを低速で締付け、最終締付ト
ルクに達する最終締付位置で締付けを終了するので、ね
じの締付けを高速且つ高精度に実施できる。
【0009】雄ねじ部材の雄ねじと雌ねじ部材の雌ね
じとのそれぞれのねじ開始部が一致するねじ噛合開始位
置を検出し、このねじ噛合開始位置から雄ねじ部材と雌
ねじ部材とをねじ締付方向に回転させることから、雄ね
じ部材と雌ねじ部材との軸線が一致しない場合に雄ねじ
と雌ねじの一方のねじ開始部が他方のねじ面に食い込む
食い込み現象を防止できる。この結果、雄ねじ部材と雌
ねじ部材とのねじ締付トルクを低トルク化できるととも
に、雄ねじ部材と雌ねじ部材とのねじ締付不良(締付不
能)を回避できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るねじの締
付装置の基本構成を示す構成図である。図2は、本発明
に係るねじの締付装置の一つの実施の形態を示す構成図
である。図3は、図2のねじの締付装置を分解して示す
斜視図である。図4は、図2の回転角検出器により計測
されたチャックの回転角度(逆転時)を示すグラフであ
る。図5は、図2の変位検出器が計測したキャップの変
位(チャック逆転時)を示すグラフである。図6は、図
2のねじの締付装置によるねじ締付手順を示すフローチ
ャートである。図7は、容器の口部にねじ締めされたキ
ャップを示す側断面図である。図8は、容器の口部に対
しキャップがねじ締付方向とは反対方向に回転(逆転)
したときの状況を示す側断面図である。
【0011】本発明のねじの締付装置の説明に先立ち、
本発明が用いられる容器とキャップについて説明する。
図3及び図7に示す容器1は、シャンプーや化粧品又は
食品等を収容するものであり、この容器1の口部2(雄
ねじ部材)にキャップ3(雌ねじ部材)が装着されて、
容器1が密閉される。キャップ3の容器1の口部2への
装着は、口部2の外周に形成された雄ねじ4と、キャッ
プ3の内周に形成された雌ねじ5とのねじ締めによりな
される。
【0012】キャップ3を容器1の口部2にねじ締めす
るには、ねじの締付け開始時に、口部2の雄ねじ4のね
じ開始部4Aとキャップ3の雌ねじ5のねじ開始部5A
とを一致させて、容器1の口部2とキャップ3とをねじ
噛合開始位置(図8(B))に位置付ける必要がある。
【0013】一般に、キャップ3を容器1の口部2にね
じ締めする前に、キャップ3を容器1の口部2に対し、
ねじの締付けにより両者(キャップ3と口部2)が接近
する接近方向A(図8(A))に押圧した状態で、キャ
ップ3をねじの締付方向とは反対の方向に回転(逆転)
させると、キャップ3は、容器1の口部2に対し上記接
近方向Aとは反対の方向に、つまり口部2から離れる方
向に変位する。この変位は、キャップ3を逆転させるに
従い漸次増大し、キャップ3の雌ねじ5のねじ開始部5
Aと口部2の雄ねじ4のねじ開始部4Aとが一致する直
前で最大となり(図8(A))、雄ねじ4のねじ開始部
4Aと雌ねじ5のねじ開始部5Aとが一致したときに、
上記接近方向Aへの押圧力により最小となる(図8
(B))。この変位の最小位置、即ち、雄ねじ4と雌ね
じ5とが最も接近した位置が、容器1の口部2とキャッ
プ3との(つまり雄ねじ4と雌ねじ5との)ねじ噛合開
始位置である。
【0014】本発明に係るねじの締付装置10は、キャ
ップ3を容器1の口部2に対し、ねじの締付方向とは反
対方向に逆転させる間に、キャップ3が口部2に対し上
記接近方向Aとは反対方向(つまりキャップ3が口部2
から離れる方向)に移動する変位を計測して、キャップ
3と口部2とのねじ噛合開始位置を検出し、このねじ噛
合開始位置にキャップ3と口部2とを位置付けた後に、
ねじ締めするものである。
【0015】そして、このねじの締付装置10は、図
1、図2及び図3に示すように、回転手段としてのスピ
ンドル11及びサーボモータ12と、把持手段としての
キャップチャック13と、押圧手段としての押圧体14
と、カム等の昇降装置15と、回転角検出器16と、変
位検出器17と、制御手段としてのコントローラ18と
を有して構成される。
【0016】スピンドル11は、サーボモータ12によ
り駆動されて、キャップチャック13を、雄ねじ4と雌
ねじ5の締付方向に回転(正転)させ、又は上記締付方
向とは反対の方向に回転(逆転)させる。サーボモータ
12は、コントローラ18により角度及び速度制御され
る。また、サーボモータ12は、スピンドル11に作用
するキャップ3の締付トルクをコントローラ18へ出力
する。
【0017】キャップチャック13は、容器1の口部2
とキャップ3のうち、キャップ3をチャック又はチャッ
ク解除するものであり、容器1は、図示しない他の把持
手段により回転規制される。キャップチャック13は、
スピンドル11の下部に押圧体14を介して設けられる
エアアクチュエータ19の左右一対の開閉アーム20に
固定されたハンド21を有し、エアアクチュエータ19
の作動によるハンド21の閉じ動作によりキャップ3を
チャックし、ハンド21の開き動作によりキャップ3を
チャック解除する。
【0018】エアアクチュエータ19のハンド21に
は、弾性パッド22が交換可能に装着される。また、エ
アアクチュエータ19の作動は、スピンドル11に穿設
されたエア通路から供給される作動エアによりなされ
る。
【0019】昇降装置15は回転角検出器16、サーボ
モータ12、スピンドル11、変位検出器17、押圧体
14及びキャップチャック13を昇降させ、キャップチ
ャック13を待機位置と作業位置とに切換え設定する。
ねじ締付装置10によりキャップ3を容器1の口部2に
ねじ締めする作業は、昇降装置15がスピンドル11等
を作業位置に設定したときになされる。
【0020】押圧体14はばね等の弾性体を内蔵し、キ
ャップチャック13が昇降装置15により作業位置に設
定されたときに、上記弾性体の反力により、エアアクチ
ュエータ19を介してキャップチャック13を、キャッ
プ3と口部2との接近方向Aに押圧し続ける。これによ
り、キャップチャック13にチャックされてねじ締めさ
れ螺旋移動するキャップ3に、キャップチャック13が
追随移動する。
【0021】回転角検出器16は、サーボモータ12に
設けられたエンコーダからなり、スピンドル11、つま
りキャップチャック13の回転角度を計測する。
【0022】変位検出器17は押圧体14に設置され、
キャップチャック13の変位、つまりキャップチャック
13にチャックされたキャップ3が容器1の口部2に対
し、キャップ3と口部2との接近方向Aに相対的に移動
する変位を計測する。
【0023】コントローラ18は、回転角検出器16に
て検出された回転角度、変位検出器17にて検出された
キャップ3の口部2に対する変位、及びサーボモータ1
2にて検出されたキャップ3の締付トルクに基づき、サ
ーボモータ12の回転速度及び回転角度を制御し、更
に、キャップチャック13と昇降装置15とを制御し
て、キャップ3の締付動作を実行する。
【0024】コントローラ18によるキャップ3の締付
けは、容器1の口部2とキャップ3とのねじ噛合開始位
置(図8(B))を検出する検出工程と、キャップ3と
容器1の口部2をねじ噛合開始位置に位置付ける位置決
合せ工程と、キャップ3を容器1の口部2にねじ締めす
るねじ締め工程とからなる。
【0025】上記検出工程において、コントローラ18
は、キャップチャック13をねじの締付方向とは反対の
方向に回転(逆転)させ、この間に変位検出器17にて
キャップチャック13(キャップ3)の変位を計測する
が、サーボモータ12の速度上昇時の加速度変化時にキ
ャップチャック13の変位を計測しないように、図4に
示す計測区間Xの前に助走区間Yを設定する。また、計
測区間Xは、キャップチャック13(キャップ3)が一
回転逆転する区間である。更に、計測区間Xの後に設定
される助走区間Zは、サーボモータ12の速度下降時の
加速度変化区間であるとともに、上記位置合せ工程にお
いて、キャップ3をねじ噛合開始位置に位置付けするた
めに設定されたものである。
【0026】また、上記計測区間Xにおいて、変位検出
器17が計測するキャップチャック13(キャップ3)
の容器1の口部2に対する変位は、図5に示される。キ
ャップ3が容器1の口部2に対しねじの締付方向とは反
対の方向に逆転しているとき、キャップ3の口部2に対
する変位は、口部2から離れる方向に漸次増大し、キャ
ップ3の雌ねじ5のねじ開始部5Aが口部2の雄ねじ4
のねじ開始部4Aに一致したねじ噛合開始位置でキャッ
プ3の逆転中に最小となり、このとき、キャップ3が口
部2に最も接近する。コントローラ18は、キャップ3
の逆転中にキャップ3の口部2に対する変位が最小とな
ったことを変位検出器17からの計測値から検出し、こ
のときのキャップチャック13(キャップ3)の回転位
置をねじ噛合開始位置として回転角検出器16の計測値
から検出する。
【0027】以下、コントローラ18が実行するねじの
締付装置10のねじ締付手順を、図6を参照して説明す
る。 [A] 検出工程 (1) 昇降装置15によりキャップチャック13を作業位
置に設定し、キャップチャック13のエアアクチュエー
タ19によりハンド21を閉じてキャップ3をチャック
する。
【0028】(2) 次に、サーボモータ12によりスピン
ドル11を逆転させ、キャップチャック13を、キャッ
プ3と容器1の口部2とがねじ締めされる方向とは反対
の方向に回転(逆転)させる。
【0029】(3) キャップチャック13の回転角度が助
走区間Yを超えたときに、回転角検出器16にてキャッ
プチャック13の回転角度を計測し、変位検出器17に
てキャップチャック13の変位(キャップ3の口部2に
対する変位)を計測する。キャップチャック13の任意
の回転角度AXS(N)が微少設定角度離れた次の回転
角度AXS(N+1)に到達したときに、その間に変位
検出器17にて計測されたn個の変位計測値を移動平均
処理し、平均値LLG(N)を演算する。
【0030】(4) 次に、(3) にて求めた平均値LLG
(N)と、そのときまでに算出されたキャップチャック
13の変位の最小値LLGmin とを比較し、上記平均値
LLG(N)が上記最小値LLGmin よりも小さいとき
には、最小値LLGmin の値を上記平均値LLG(N)
の値に更新し、同様にして、最小値LLGmin に対応す
るキャップチャック13の回転位置AXSmin を更新す
る。
【0031】(5) 上記(3) 及び(4) の手順をキャップチ
ャック13が一回転逆転するまで実行して、そのときの
キャップチャック13の回転位置AXSmin を、キャッ
プ3と容器1の口部2とのねじ噛合開始位置として検出
する。
【0032】[B] 位置合せ工程 (6) サーボモータ12により、検出工程の計測区間Xに
おけるスピンドル11の逆転速度を減速し、キャップチ
ャック13を介してキャップ3を、容器1の口部2との
ねじ噛合開始位置に位置付ける。尚、本工程は、変位が
増加から減少に転じ再び増加に転じたところで、直ちに
サーボモータ12を停止させることでも実現でき、その
ときは回転角度を検出しなくとも良い。(図1の構成)
【0033】[C] ねじ締め工程 (7) サーボモータ12によりスピンドル11を正転さ
せ、キャップチャック13を、キャップ3と容器1の口
部2とがねじ締めされる方向に高速で回転(正転)させ
る。
【0034】(8) キャップ3が容器1の口部2に対し、
ねじ噛合開始位置から最終締付位置まで回転する回転量
は予め判明しているので、上記最終締付位置よりも所定
角度手前の中間締付位置まで上記(7) の高速回転を実行
する。
【0035】(9) キャップ3が容器1の口部2に対し中
間締付位置に到達した後には、サーボモータ12により
スピンドル11を低速で正転させ、サーボモータ12か
らコントローラ18へ出力されるキャップ3の締付トル
クに基づき、この締付トルクが最終締付トルクに到達し
た時点でスピンドル11の回転(正転)を停止させ、キ
ャップ3と容器1の口部2とのねじの締付けを終了す
る。尚、最終締付トルクを呈する位置が最終締付位置で
ある。
【0036】従って、上記実施の形態によれば、次の
及びの効果を奏する。 容器1の口部2とキャップ3をねじの締付方向とは反
対方向に回転させる間に、口部2の雄ねじ4とキャップ
3の雌ねじ5のそれぞれのねじ開始部4A及び5Aが一
致するねじ噛合開始位置を検出することから、このねじ
噛合開始位置から最終締付位置に対し所定角度手前の中
間締付位置まで、回転角検出器16にて計測される容器
1の口部2とキャップ3との相対的な回転角度を管理し
て、キャップ3を容器1の口部2に高速で締付けること
ができ、その後、中間締付位置から最終締付位置まで、
サーボモータ12から出力されるキャップ3の締付トル
クを管理して、キャップ3を容器1の口部2に低速で締
付け、最終締付トルクに達する最終締付位置で締付けを
終了するので、容器1の口部2とキャップ3のねじの締
付けを高速且つ高精度で実施できる。
【0037】容器1の口部2の雄ねじ4とキャップ3
の雌ねじ5とのそれぞれのねじ開始部4A及び5Aが一
致するねじ噛合開始位置を変位検出器17及び回転角検
出器16の計測値から検出し、このねじ噛合開始位置か
らキャップ3を容器1の口部2に対しねじ締付方向に回
転させることから、キャップ3のねじ締付開始前に容器
1の口部2とキャップ3との軸線が一致しない場合に生
ずる、容器1の口部2の雄ねじ4とキャップ3の雌ねじ
5の一方のねじ開始部4A又は5Aが他方のねじ面5B
又は4Bに食い込む食い込み現象を防止できる。この結
果、容器1の口部2とキャップ3とのねじ締付トルクを
低トルク化できるとともに、容器1の口部2とキャップ
3とのねじ締付不良(締付不能)を回避できる。
【0038】尚、上記実施の形態では、容器1の口部2
の雄ねじ4にキャップ3の雌ねじ5をねじ締めするもの
を述べたが、雄ねじ、雌ねじの刻設された締結部材(例
えばボルト、ナット)のねじ締めにも適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るねじ締め方
法及び装置によれば、ねじを高速且つ高精度に締め付け
ることができるとともに、ねじ締付時の食い込み現象の
発生を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るねじの締付方法及び装置
の基本構成を示す構成図である。
【図2】図2は、本発明に係るねじの締付装置の一つの
実施の形態を示す構成図である。
【図3】図3は、図2のねじの締付装置を分解して示す
斜視図である。
【図4】図4は、図2の回転角検出器により計測された
チャックの回転角度(逆転時)を示すグラフである。
【図5】図5は、図2の変位検出器が計測したキャップ
の変位(チャック逆転時)を示すグラフである。
【図6】図6は、図2のねじの締付装置によるねじ締付
手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は、容器の口部にねじ締めされたキャップ
を示す側断面図である。
【図8】図8は、容器の口部に対しキャップがねじ締付
方向とは反対方向に回転(逆転)したときの状況を示す
側断面図である。
【符号の説明】
10 ねじの締付装置 11 スピンドル(回転手段) 12 サーボモータ(回転手段) 13 キャップチャック(把持手段) 14 押圧体(押圧手段) 16 回転角検出器 17 変位検出器 18 コントローラ(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじを備えた雄ねじ部材と雌ねじを備
    えた雌ねじ部材とをねじ締めするねじの締付方法におい
    て、 雄ねじ部材と雌ねじ部材とを、ねじの締付けにより両部
    材が接近する方向に押圧した状態で、ねじの締付方向と
    は反対方向に回転手段を用いて回転させ、 この回転中に上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材とが上記
    接近方向に最も接近したねじ噛合開始位置を検出器を用
    いて検出し、 上記回転手段を用いて、ねじの締付方向とは反対方向に
    回転させて上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材を上記ねじ
    噛合開始位置に位置付けた後に、上記雄ねじ部材と上記
    雌ねじ部材とをねじの締付方向に回転させて、これらの
    両部材をねじ締めすることを特徴とするねじの締付方
    法。
  2. 【請求項2】 雄ねじを備えた雄ねじ部材と雌ねじを備
    えた雌ねじ部材との少なくとも一方を把持する把持手段
    と、 上記把持手段をねじの締付方向又はこの締付方向とは反
    対方向に回転させる回転手段と、 上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材をねじの締付けにより
    これらの両部材が接近する接近方向に押圧する押圧手段
    と、 上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材とが上記接近方向に相
    対的に移動した変位を検出する変位検出器と、 上記変位検出器からの検出結果に基づき、上記回転手段
    を制御する制御手段とを有し、 上記制御手段は、上記回転手段を制御して上記雄ねじ部
    材と上記雌ねじ部材とをねじ締付方向とは反対方向に回
    転させる間に、上記雄ねじ部材と上記雌ねじ部材とが上
    記接近方向に最も接近したことを上記変位検出器からの
    検出結果に基づいて検出し、上記回転手段を制御して、
    上記最も接近した位置に位置付けて、これらの両部材を
    ねじ締付方向に回転させるよう構成されたことを特徴と
    するねじの締付装置。
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