JPH01234130A - 自動ねじ締付装置及び自動ねじ締付方法 - Google Patents
自動ねじ締付装置及び自動ねじ締付方法Info
- Publication number
- JPH01234130A JPH01234130A JP5842088A JP5842088A JPH01234130A JP H01234130 A JPH01234130 A JP H01234130A JP 5842088 A JP5842088 A JP 5842088A JP 5842088 A JP5842088 A JP 5842088A JP H01234130 A JPH01234130 A JP H01234130A
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- Japan
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- screw
- driver member
- rotation
- bit
- rotated
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 16
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims abstract description 23
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
゛この発明は、ねじを精度良く、ねじ穴に、定量ねじ込
むことを自動的に行なわせる自動ねじ締付装置及び自動
ねじ締付方法に関する。
むことを自動的に行なわせる自動ねじ締付装置及び自動
ねじ締付方法に関する。
[従来の技術]
従来、自動ねじ締付装置において、ねじをねじ穴に自動
的に締付するために、このねじを所定量ねじ込むことが
要求される場合、ドライバ部材としてのビットをねじ込
み方向に回転させながら、ドライバ部材をねじに嵌合さ
せるように前進させ、更にビットを前進させて、ねじが
ねじ穴の開口端縁に突き当゛たると、ねじの先端がドラ
イバ部材の前進に伴う押し付は力により、ねじ穴内に入
り込み、引き続き、ビットの回転により、ねじが回転し
つつねし穴内に、ねじ込まれるようになされている。
的に締付するために、このねじを所定量ねじ込むことが
要求される場合、ドライバ部材としてのビットをねじ込
み方向に回転させながら、ドライバ部材をねじに嵌合さ
せるように前進させ、更にビットを前進させて、ねじが
ねじ穴の開口端縁に突き当゛たると、ねじの先端がドラ
イバ部材の前進に伴う押し付は力により、ねじ穴内に入
り込み、引き続き、ビットの回転により、ねじが回転し
つつねし穴内に、ねじ込まれるようになされている。
[発明が解決しようとする課題]
この場合、ねじの先端がねじ穴に入るタイミングを検出
する事は、このねじの変位が僅かしかなく、極めて困難
である。また、ビットの先端がねじのビット穴に入る以
前に、ねじがねじ穴内にねじ込まれることもあり、モー
タの回転角を検出して、定量回転でモータを止める制御
をおこなっても、ねじを精度良く定量ねじ込むことは困
難である。
する事は、このねじの変位が僅かしかなく、極めて困難
である。また、ビットの先端がねじのビット穴に入る以
前に、ねじがねじ穴内にねじ込まれることもあり、モー
タの回転角を検出して、定量回転でモータを止める制御
をおこなっても、ねじを精度良く定量ねじ込むことは困
難である。
かかる問題を解決するため、ねじの回転量を検出するセ
ンサーを外部に取付け、直接ねじのねじ込み量を検出す
る方式も行なわれてきたが、装置が複雑になるため、高
価なものとならざるをえないものである。
ンサーを外部に取付け、直接ねじのねじ込み量を検出す
る方式も行なわれてきたが、装置が複雑になるため、高
価なものとならざるをえないものである。
この発明は、上述した課題に鑑みてなされたもので、こ
の発明の目的は、簡単且つ安価に、ねじを確実にねじ穴
内にねじ込んで締付することが出来る自動ねじ締付装置
及び自動ねじ締付方法を提供することである。
の発明の目的は、簡単且つ安価に、ねじを確実にねじ穴
内にねじ込んで締付することが出来る自動ねじ締付装置
及び自動ねじ締付方法を提供することである。
[課題を解決するための手段]
この発明に係わる自動ねじ締付装置は、ねじの頭部に嵌
合して、ねじを回転させるためのドライバ部材と、この
ドライバ部材に接続され、これを可逆回転させるための
第1の駆動手段と、前記ねじを回転自在且つ前進自在に
保持する筒体と、この筒体内において前記ドライバ部材
を軸方向に沿って進退駆動させる第2の駆動手段と、前
記第1の駆動手段によるドライバ部材の回転及び第2の
駆動手段によるドライバ部材の進退動を制御する制御手
段とを具備し、この制御手段は、少なくとも、ねじがね
じ大の開口端縁に当接した状態で、第1の駆動手段を介
してドライバ部材を前記ねじのねじ込み方向とは逆方向
に回転させて、これに嵌合するねじを前記逆方向に所定
角度回転させ、この後、ドライバ部材をねじ込み方向に
沿って所定量回転させることを特徴としている。
合して、ねじを回転させるためのドライバ部材と、この
ドライバ部材に接続され、これを可逆回転させるための
第1の駆動手段と、前記ねじを回転自在且つ前進自在に
保持する筒体と、この筒体内において前記ドライバ部材
を軸方向に沿って進退駆動させる第2の駆動手段と、前
記第1の駆動手段によるドライバ部材の回転及び第2の
駆動手段によるドライバ部材の進退動を制御する制御手
段とを具備し、この制御手段は、少なくとも、ねじがね
じ大の開口端縁に当接した状態で、第1の駆動手段を介
してドライバ部材を前記ねじのねじ込み方向とは逆方向
に回転させて、これに嵌合するねじを前記逆方向に所定
角度回転させ、この後、ドライバ部材をねじ込み方向に
沿って所定量回転させることを特徴としている。
また、前記制御手段は、前記ドライバ部材がねじのねじ
込み方向とは逆方向に回転するよう前記第1の駆動手段
を駆動制御する逆回転駆動制御手段と、前記ねじがドラ
イバ部材に嵌合して逆回転された状態で、第2の駆動手
段によりねじ穴の開口端縁に当接したことを判定する判
定手段と、この判定手段によりねじがねじ穴の開口端縁
に当接したことが判定されてから、所定時間経過後に前
記逆回転を停止させる第1の停止手段と、この停止手段
によるドライバ部材の回転停止後、このドライバ部材を
ねじ込み方向に沿って回転駆動させる正回転駆動制御手
段と、この正方向の回転が開始されてから、所定時間経
過後に、この正回転を停止させる第2の停止手段とを備
える事を特徴としている。
込み方向とは逆方向に回転するよう前記第1の駆動手段
を駆動制御する逆回転駆動制御手段と、前記ねじがドラ
イバ部材に嵌合して逆回転された状態で、第2の駆動手
段によりねじ穴の開口端縁に当接したことを判定する判
定手段と、この判定手段によりねじがねじ穴の開口端縁
に当接したことが判定されてから、所定時間経過後に前
記逆回転を停止させる第1の停止手段と、この停止手段
によるドライバ部材の回転停止後、このドライバ部材を
ねじ込み方向に沿って回転駆動させる正回転駆動制御手
段と、この正方向の回転が開始されてから、所定時間経
過後に、この正回転を停止させる第2の停止手段とを備
える事を特徴としている。
更に、この発明に係わる自動ねじ締付方法は、ドライバ
部材に嵌合したねじをねじ穴内に螺着させるための自動
ねじ締付方法において、ねじを嵌合したドライバ部材を
、前記ねじ穴へのねじ込み方向とは逆方向に回転させる
第1の工程と、逆方向に回転した状態で、ドライバ部材
をねじ穴に向けて移動させる第2の工程と、前記ねじの
先端がねじ大の開口端縁に当接してから所定時間後に、
逆回転を停止させる第3の工程と、前記逆回転の停止後
、前記ドライバ部材をねじ込み方向に沿って回転させる
第4の工程と、この第4の工程が開始されてから所定時
間後に前記ドライバ部材のねじ込み方向の回転を停止さ
せる第5の工程とを具備する事を特徴としている。
部材に嵌合したねじをねじ穴内に螺着させるための自動
ねじ締付方法において、ねじを嵌合したドライバ部材を
、前記ねじ穴へのねじ込み方向とは逆方向に回転させる
第1の工程と、逆方向に回転した状態で、ドライバ部材
をねじ穴に向けて移動させる第2の工程と、前記ねじの
先端がねじ大の開口端縁に当接してから所定時間後に、
逆回転を停止させる第3の工程と、前記逆回転の停止後
、前記ドライバ部材をねじ込み方向に沿って回転させる
第4の工程と、この第4の工程が開始されてから所定時
間後に前記ドライバ部材のねじ込み方向の回転を停止さ
せる第5の工程とを具備する事を特徴としている。
[作用]
以上のように構成された自動ねじ締付装置及び方法によ
れば、ねじ込み方向と逆方向にドライバ部材を回転させ
ながら、ドライバ部材によりねじをねじ穴に押し付ける
でいる。この結果、ねじは、ねじ穴にねじ込まれない状
態で、確実にドライバ部材の先端が、ねじのドライバ部
材穴に入り込むことが確認された。しかる後、第1の駆
動手段によるドライバ部材の回転方向を逆転させて、ね
じをねじ込み方向に所定量回転させるべくドライバ部材
を回転させることにより、第1の駆動手段の回転角に比
例してねじがねじ込まれ、精度良くねじをねじ込むこと
が可能となる。
れば、ねじ込み方向と逆方向にドライバ部材を回転させ
ながら、ドライバ部材によりねじをねじ穴に押し付ける
でいる。この結果、ねじは、ねじ穴にねじ込まれない状
態で、確実にドライバ部材の先端が、ねじのドライバ部
材穴に入り込むことが確認された。しかる後、第1の駆
動手段によるドライバ部材の回転方向を逆転させて、ね
じをねじ込み方向に所定量回転させるべくドライバ部材
を回転させることにより、第1の駆動手段の回転角に比
例してねじがねじ込まれ、精度良くねじをねじ込むこと
が可能となる。
[実施例]
以下に、この発明に係わる自動ねじ締付装置及び方法の
一実施例を、添付図面を参照して、詳細に説明する。
一実施例を、添付図面を参照して、詳細に説明する。
第1図に示すように、この一実施例の自動ねじ締付装置
10は、ねじ12をワーク14のねじ穴14aに仮止め
するための装置であり、円筒状のハウジング(グリッパ
としも機能する。)16を備えている。
10は、ねじ12をワーク14のねじ穴14aに仮止め
するための装置であり、円筒状のハウジング(グリッパ
としも機能する。)16を備えている。
このハウジング16の内部空間は、空圧シリンダとして
機能しているものであり、このハウジング16内には、
ピストンとしての摺動体18が軸方向に沿って摺動自在
に収容されている。このハウジング16の内面には、摺
動体18の前方への移動残を充分に残した状態で、摺動
体18の後端が係止される、換言すれば、摺動体18の
後方への摺動を阻止するためのストッパ2oが固着され
ている。
機能しているものであり、このハウジング16内には、
ピストンとしての摺動体18が軸方向に沿って摺動自在
に収容されている。このハウジング16の内面には、摺
動体18の前方への移動残を充分に残した状態で、摺動
体18の後端が係止される、換言すれば、摺動体18の
後方への摺動を阻止するためのストッパ2oが固着され
ている。
一方、この摺動体18は、前方部分18aが後方部分1
8bと比べて小径に設定された段付き形状に形成されて
おり、略中程に段部が形成されている。そして、この摺
動体18の前方に位置するハウジング16内には、前方
端をハウジング16の前方端面に、後方端を摺動体18
の段部に夫々係止された状態で、スプリング22が配設
されている。換言すれば、摺動体18を常時ストッパ2
oに弾性的に当接するように付勢すべく、スプリング2
2がハウジング16内に収納されている。
8bと比べて小径に設定された段付き形状に形成されて
おり、略中程に段部が形成されている。そして、この摺
動体18の前方に位置するハウジング16内には、前方
端をハウジング16の前方端面に、後方端を摺動体18
の段部に夫々係止された状態で、スプリング22が配設
されている。換言すれば、摺動体18を常時ストッパ2
oに弾性的に当接するように付勢すべく、スプリング2
2がハウジング16内に収納されている。
尚、上述した摺動体18の後方部分18bの外周面が、
ハウジング16の内周面に摺接するよう設定されている
。このようにして、摺動体18より後方のハウジング1
6の内部空間により、シリンダ室が規定されている。
ハウジング16の内周面に摺接するよう設定されている
。このようにして、摺動体18より後方のハウジング1
6の内部空間により、シリンダ室が規定されている。
このハウジング16の先端には、これの前方の内部空間
と連通した状態で、中空の筒体24が連設されている。
と連通した状態で、中空の筒体24が連設されている。
この筒体24の内部空間は、ここにねじとしての止めね
じ12が回転自在に支持されるよう設定されている。ま
た、この筒体24の前方端は、開口されている。
じ12が回転自在に支持されるよう設定されている。ま
た、この筒体24の前方端は、開口されている。
この止めねじ12は、第2図に示すように、外周面の全
面に渡ってねじ山が形成された円筒体であって、先端面
の端縁にはテーバ面12aが形成されていると共に、後
端面の略中央部には、後述するドライバ部材としてのビ
ット26の先端が嵌入されて、回転方向に関して係合さ
れるビット穴12bが形成されている。尚、この止めね
じ12は、これの時計方向に沿う1回転により0.5m
m前進するように、ピッチを0.5に設定されている。
面に渡ってねじ山が形成された円筒体であって、先端面
の端縁にはテーバ面12aが形成されていると共に、後
端面の略中央部には、後述するドライバ部材としてのビ
ット26の先端が嵌入されて、回転方向に関して係合さ
れるビット穴12bが形成されている。尚、この止めね
じ12は、これの時計方向に沿う1回転により0.5m
m前進するように、ピッチを0.5に設定されている。
このビット26は、第1図に示すように、後端がハウジ
ング16から後方に取り出された状態で、ハウジング1
6内に進退自在に挿入されている。即ち、このビット2
6の先端部は、ハウジング16内において、上述した摺
動体18を貫通した状態で、筒体24内まで延出してい
る。詳細には、このビット26は、ハウジング16の後
端面において、ベアリング28により回転自在に且つ前
後方向(図中左右方向)に沿って進退自在に支持されて
いると共に、摺動体18において、3個のベアリング3
0a、30b、30cにより回転自在に支持されている
。
ング16から後方に取り出された状態で、ハウジング1
6内に進退自在に挿入されている。即ち、このビット2
6の先端部は、ハウジング16内において、上述した摺
動体18を貫通した状態で、筒体24内まで延出してい
る。詳細には、このビット26は、ハウジング16の後
端面において、ベアリング28により回転自在に且つ前
後方向(図中左右方向)に沿って進退自在に支持されて
いると共に、摺動体18において、3個のベアリング3
0a、30b、30cにより回転自在に支持されている
。
ここで、このビット26の中間部分であって、中程の第
2のベアリング30bと後方の第3のベアリング30c
とに挟まれる部分26aは、夫々のベアリング30b、
30cのビット挿入孔の直径より大きな直径を有するよ
うに設定されている。このような構成により、ビット2
6は摺動体18に対して回転自在に支持されると共に、
摺動体18と一体的に進退動することになる。即ち、ハ
ウジング16の後方の内部空間に圧縮空気が導入される
ことにより、スプリング22の付勢力に抗して、摺動体
18が前方に摺動されることに応じて、ビット26も一
体的に前進させられることになる。
2のベアリング30bと後方の第3のベアリング30c
とに挟まれる部分26aは、夫々のベアリング30b、
30cのビット挿入孔の直径より大きな直径を有するよ
うに設定されている。このような構成により、ビット2
6は摺動体18に対して回転自在に支持されると共に、
摺動体18と一体的に進退動することになる。即ち、ハ
ウジング16の後方の内部空間に圧縮空気が導入される
ことにより、スプリング22の付勢力に抗して、摺動体
18が前方に摺動されることに応じて、ビット26も一
体的に前進させられることになる。
尚、上述したようにハウジング16の後方のシリンダ室
に圧縮空気を導入するために、ハウジング16の後方の
外周面には、圧縮空気導入用のボート32が取着されて
いる。このボート32には、コンプレッサ34が後述す
る三方弁60を介して接続されており、このコンプレッ
サ34の駆動により、ボート32を介して圧縮空気がハ
ウジング16内のシリンダ室に供給されることになる。
に圧縮空気を導入するために、ハウジング16の後方の
外周面には、圧縮空気導入用のボート32が取着されて
いる。このボート32には、コンプレッサ34が後述す
る三方弁60を介して接続されており、このコンプレッ
サ34の駆動により、ボート32を介して圧縮空気がハ
ウジング16内のシリンダ室に供給されることになる。
一方、ハウジング16の後面より後方に突出したビット
26の後方部分には、スプライン36が形成されている
。このスプライン36には、従動側のタイミングプーリ
38がスプライン結合した状態で、係合するように取り
付けられている。換言すれば、ビット26は、軸方向に
沿って進退自在に支持された状態で、このタイミングプ
ーリ38の回転に同期して一体的に回転駆動されること
になる。
26の後方部分には、スプライン36が形成されている
。このスプライン36には、従動側のタイミングプーリ
38がスプライン結合した状態で、係合するように取り
付けられている。換言すれば、ビット26は、軸方向に
沿って進退自在に支持された状態で、このタイミングプ
ーリ38の回転に同期して一体的に回転駆動されること
になる。
また、ハウジング16の図中下側には、可逆転回転可能
になされたDCモータ4oが取着されている。このモー
タ40の駆動軸40aは、前述したビット26と平行に
後方に向けて突出するように設定されており、これの先
端には、駆動側のタイミングプーリ42が一体に接続さ
れている。このモータ40には、図示していないが、ブ
レーキ機構が取り付けられており、後述する制御装置4
8から停止信号が出力されると即座に回転を中止して停
止することが出来るようになされている。
になされたDCモータ4oが取着されている。このモー
タ40の駆動軸40aは、前述したビット26と平行に
後方に向けて突出するように設定されており、これの先
端には、駆動側のタイミングプーリ42が一体に接続さ
れている。このモータ40には、図示していないが、ブ
レーキ機構が取り付けられており、後述する制御装置4
8から停止信号が出力されると即座に回転を中止して停
止することが出来るようになされている。
尚、このモータ40には、駆動軸40aの回転量、即ち
、回転角度を検出するためのエンコーダ44が取り付け
られている。このエンコーダ44は、回転軸の1回転に
より100パルスを出力するように設定されている。
、回転角度を検出するためのエンコーダ44が取り付け
られている。このエンコーダ44は、回転軸の1回転に
より100パルスを出力するように設定されている。
また、駆動側のタイミングプーリ42と従動側のタイミ
ングプーリ38とには、エンドレスタイミングベルト4
6が捲回されている。更に、両タイミングプーリ38,
42は同径に設定されており、駆動軸40aの回転がそ
のままビット26に伝達されるようになされている。こ
のような構成により、モータ42の正方向又は逆方向の
回転により、ビット26は可逆方向に同速で回転駆動さ
れることになる。
ングプーリ38とには、エンドレスタイミングベルト4
6が捲回されている。更に、両タイミングプーリ38,
42は同径に設定されており、駆動軸40aの回転がそ
のままビット26に伝達されるようになされている。こ
のような構成により、モータ42の正方向又は逆方向の
回転により、ビット26は可逆方向に同速で回転駆動さ
れることになる。
また、この自動ねじ締付装置10は、第1図に示すよう
に、止めねじ12をワーク14のねじ穴14aに仮止め
するための駆動を制御するために、制御装置48を備え
ている。この制御装置48は、止めねじ12がねじ穴1
4aの開口端縁に当接した状態で、モータ40を介して
ビット26を、止めねじ12のねじ込み方向とは逆方向
に回転させて、これに嵌合する止めねじ12を前記した
逆方向に所定角度回転させ、この後、ビット26老ねじ
込み方向に沿って所定量回転させるように構成されてい
る。
に、止めねじ12をワーク14のねじ穴14aに仮止め
するための駆動を制御するために、制御装置48を備え
ている。この制御装置48は、止めねじ12がねじ穴1
4aの開口端縁に当接した状態で、モータ40を介して
ビット26を、止めねじ12のねじ込み方向とは逆方向
に回転させて、これに嵌合する止めねじ12を前記した
逆方向に所定角度回転させ、この後、ビット26老ねじ
込み方向に沿って所定量回転させるように構成されてい
る。
即ち、この制御装置48は、ビット26が止めねじ12
のねじ込み方向とは逆方向に回転するようモータ40を
駆動制御する逆回転駆動制御回路50と、この止めねじ
12がビット26に嵌合して逆回転された状態で、コン
プレッサ34によりねじ穴14aの開口端縁に当接した
ことを判定する判定回路52と、この判定回路52によ
り止めねじ12がねじ穴14aの開口端縁に当接したこ
とが判定されてから、所定時間経過後に前記逆回転を停
止させる第1の停止回路54と、この停止回路54によ
るビット26の回転停止後、このビット26をねじ込み
方向に沿って回転駆動させる正回転駆動制御回路56と
、この正方向の回転が開始されてから、所定時間経過後
に、この正回転を停止させる第2の停止回路58とを備
えている。
のねじ込み方向とは逆方向に回転するようモータ40を
駆動制御する逆回転駆動制御回路50と、この止めねじ
12がビット26に嵌合して逆回転された状態で、コン
プレッサ34によりねじ穴14aの開口端縁に当接した
ことを判定する判定回路52と、この判定回路52によ
り止めねじ12がねじ穴14aの開口端縁に当接したこ
とが判定されてから、所定時間経過後に前記逆回転を停
止させる第1の停止回路54と、この停止回路54によ
るビット26の回転停止後、このビット26をねじ込み
方向に沿って回転駆動させる正回転駆動制御回路56と
、この正方向の回転が開始されてから、所定時間経過後
に、この正回転を停止させる第2の停止回路58とを備
えている。
以下に、第3図のフローチャートを参照して、この制御
装置48による止めねじ12を仮止めするための制御手
順を詳細に説明する。
装置48による止めねじ12を仮止めするための制御手
順を詳細に説明する。
先ず、この自動ねじ締付装置10は、図示しないロボッ
ト等の自動組立装置のロボットアームの先端に取り付け
られており、これの筒体34内に1個の止めねじ12を
収納した状態で、所定の動作位置、換言すればワーク1
4のねじ穴14aに筒体34の先端が対向する位置に移
動される。そして、制御装置48は、ステップSIOに
おいて、自動ねじ締付装置10が所定の動作位置にもた
らされたかが判定される。そして、このステップSIO
においてYESと判定された場合に、実質的にこの制御
動作が開始される。
ト等の自動組立装置のロボットアームの先端に取り付け
られており、これの筒体34内に1個の止めねじ12を
収納した状態で、所定の動作位置、換言すればワーク1
4のねじ穴14aに筒体34の先端が対向する位置に移
動される。そして、制御装置48は、ステップSIOに
おいて、自動ねじ締付装置10が所定の動作位置にもた
らされたかが判定される。そして、このステップSIO
においてYESと判定された場合に、実質的にこの制御
動作が開始される。
そして、ステップS12において、逆回転駆動制御回路
50によりモータ40の駆動軸40aは、逆回転方向、
即ち、反時計方向に回転駆動され、この結果、一対のタ
イミングプーリ38゜42とタイミングベルト46とを
介して、ビット26が逆回転方向、即ち、ねじ込み方向
とは反対方向に回転駆動される。
50によりモータ40の駆動軸40aは、逆回転方向、
即ち、反時計方向に回転駆動され、この結果、一対のタ
イミングプーリ38゜42とタイミングベルト46とを
介して、ビット26が逆回転方向、即ち、ねじ込み方向
とは反対方向に回転駆動される。
また、ステップS14において、予め駆動されているコ
ンプレッサ34とボート32との間の三方弁60(第1
図に示す。)を開放駆動して、コンプレッサ34とボー
ト32とを連通状態として、コンプレッサ34で生成さ
れた圧縮空気をハウジング16内に導入し、逆回転方向
に回転駆動されているビット26が、スプリング22の
付勢力に抗して前進させられる。この結果、ビット26
の先端は、回転しつつ止めねじ120ビツト穴12b内
に挿入されて嵌合する。このようにして、止めねじ12
は、逆方向に回転されつつ、ワーク14のねじ穴14a
に向けて前進させられることになる。この状態で、ビッ
ト26の先端が止めねじ12のビット穴12bの最奥部
まで到達しているか否かは問題では無い。
ンプレッサ34とボート32との間の三方弁60(第1
図に示す。)を開放駆動して、コンプレッサ34とボー
ト32とを連通状態として、コンプレッサ34で生成さ
れた圧縮空気をハウジング16内に導入し、逆回転方向
に回転駆動されているビット26が、スプリング22の
付勢力に抗して前進させられる。この結果、ビット26
の先端は、回転しつつ止めねじ120ビツト穴12b内
に挿入されて嵌合する。このようにして、止めねじ12
は、逆方向に回転されつつ、ワーク14のねじ穴14a
に向けて前進させられることになる。この状態で、ビッ
ト26の先端が止めねじ12のビット穴12bの最奥部
まで到達しているか否かは問題では無い。
この後、ステップS16において、判定回路52に内蔵
されている図示しないタイマを起動させて、三方弁60
を開放してからの、即ち、ビット26が前進し始めてか
らのタイムカウントを開始する。そして、ステップS1
8において、このタイムカウントにより所定時間として
の1秒間の時間の経過が判定され、ここでYESと判定
されると、即ち、1秒間の計時が完了すると、判定回路
52は、ビット26の前進により押された止めねじ12
がワーク14のねじ穴14aの開口端面に当接したもの
と判断する。換言すれば、この所定時間としての1秒間
は、前進を開始したビット26に伴なって前進させられ
た止めねじ12が、ねじ穴14a′の開口端面に当接し
て、更に所定時間が経過するに充分な時間に設定されて
いる。
されている図示しないタイマを起動させて、三方弁60
を開放してからの、即ち、ビット26が前進し始めてか
らのタイムカウントを開始する。そして、ステップS1
8において、このタイムカウントにより所定時間として
の1秒間の時間の経過が判定され、ここでYESと判定
されると、即ち、1秒間の計時が完了すると、判定回路
52は、ビット26の前進により押された止めねじ12
がワーク14のねじ穴14aの開口端面に当接したもの
と判断する。換言すれば、この所定時間としての1秒間
は、前進を開始したビット26に伴なって前進させられ
た止めねじ12が、ねじ穴14a′の開口端面に当接し
て、更に所定時間が経過するに充分な時間に設定されて
いる。
この結果、ビット26の先端が止めねじ12のビット穴
12bの最奥部まで完全に押し込まれることになると共
に、止めねじ12の先端が、ねじ穴14aの開口端面に
押し付けられた状態で、逆方向に回転し続けることにな
る。このようにして、止めねじ12の先端部におけるね
じ山形状の位相と、ねじ穴14aにおけるねじ溝形状の
位相とが合致した時点で、止めねじ12の先端部は、ね
じ穴14a内に僅かに入り込むこととなる。
12bの最奥部まで完全に押し込まれることになると共
に、止めねじ12の先端が、ねじ穴14aの開口端面に
押し付けられた状態で、逆方向に回転し続けることにな
る。このようにして、止めねじ12の先端部におけるね
じ山形状の位相と、ねじ穴14aにおけるねじ溝形状の
位相とが合致した時点で、止めねじ12の先端部は、ね
じ穴14a内に僅かに入り込むこととなる。
一方、前述したステップ318において、YESと判定
された場合、即ち、三方弁60が開放されから1秒が経
過したと判定された場合には、ステップS20において
、第1の停止回路54から停止信号が出力され、モータ
40の駆動が停止されると共に、図示しないブレーキ機
構が作動して、モータ40の駆動軸40aの回転、即ち
、ビット26の回転が停止される。
された場合、即ち、三方弁60が開放されから1秒が経
過したと判定された場合には、ステップS20において
、第1の停止回路54から停止信号が出力され、モータ
40の駆動が停止されると共に、図示しないブレーキ機
構が作動して、モータ40の駆動軸40aの回転、即ち
、ビット26の回転が停止される。
この後、ステップS22において、ブレーキの作動が解
除されると共に、正回転駆動制御回路56によりモータ
40の駆動軸40aは、正回転方向、即ち、時計方向に
回転駆動され、この結果、一対のタイミングプーリ38
.42とタイミングベルト46とを介して、ビット26
が正回転方向、即ち、ねじ込み方向に沿って回転駆動さ
れる。
除されると共に、正回転駆動制御回路56によりモータ
40の駆動軸40aは、正回転方向、即ち、時計方向に
回転駆動され、この結果、一対のタイミングプーリ38
.42とタイミングベルト46とを介して、ビット26
が正回転方向、即ち、ねじ込み方向に沿って回転駆動さ
れる。
そして、ステップS24において、エンコーダ44から
の出力信号に基づいて、出力されたパルス数を計数し、
ビット26の回転数を算出する。
の出力信号に基づいて、出力されたパルス数を計数し、
ビット26の回転数を算出する。
この後、ステップS26において、計数値が500パル
スであるかが判定される。このステップS26において
、Noと判定されている限り、即ち、計数値が500パ
ルスに到達しない限において、このパルス数の計数動作
が継続される。
スであるかが判定される。このステップS26において
、Noと判定されている限り、即ち、計数値が500パ
ルスに到達しない限において、このパルス数の計数動作
が継続される。
一方、ステップS26において、YESと判定された場
合、即ち、計数値が500パルスに到達した場合には、
ステップS28において、第2の停止回路58からモー
タ40に停止信号が出力され、モータ40の駆動軸40
aの駆動が停止されると共に、図示しないブレーキ機構
が作動して、駆動軸40a、即ち、ビット26の回転駆
動を停止する。ここで、上述したように、計数値が50
0パルスに至っているので、ビット26は5回転だけ正
回転方向に回転して、停止したことになる。
合、即ち、計数値が500パルスに到達した場合には、
ステップS28において、第2の停止回路58からモー
タ40に停止信号が出力され、モータ40の駆動軸40
aの駆動が停止されると共に、図示しないブレーキ機構
が作動して、駆動軸40a、即ち、ビット26の回転駆
動を停止する。ここで、上述したように、計数値が50
0パルスに至っているので、ビット26は5回転だけ正
回転方向に回転して、停止したことになる。
ここで、このビット26の5回転により、止めねじ12
も正方向に5回転することになるが、この5回転により
、止めねじ12は(ねじ穴14aの途中までねじ込めら
れた状態、換言すれば、仮止めされた状態にもたらされ
ることになる。
も正方向に5回転することになるが、この5回転により
、止めねじ12は(ねじ穴14aの途中までねじ込めら
れた状態、換言すれば、仮止めされた状態にもたらされ
ることになる。
そして、ステップS30において、三方弁6゜を大気に
開放して、コンプレッサ34からの圧縮空気がボート3
2にもたらされないように設定する。この結果、摺動体
18は、スプリング22の付勢力により後退させられ、
従って、ビット26も後退されることになる。このよう
にして、ビット26は第1図に示す待機位置にもたらさ
れ、1本の止めねじ12をねじ穴14aに仮止めするた
めの一連の制御動作を終了する。
開放して、コンプレッサ34からの圧縮空気がボート3
2にもたらされないように設定する。この結果、摺動体
18は、スプリング22の付勢力により後退させられ、
従って、ビット26も後退されることになる。このよう
にして、ビット26は第1図に示す待機位置にもたらさ
れ、1本の止めねじ12をねじ穴14aに仮止めするた
めの一連の制御動作を終了する。
尚、ロボットがロボットアームな次のねじ締付ポイント
に対向する位置に、この自動ねじ締付装置10を移動さ
せることにより、次の止めめじ12の仮止め動作が開始
される。
に対向する位置に、この自動ねじ締付装置10を移動さ
せることにより、次の止めめじ12の仮止め動作が開始
される。
以上詳述したように、この一実施例においては、止めね
じ12が逆方向に回転されている状態において、止めね
じ12はねじ穴14aにねじ込まれず、ビット26の先
端と止めねじ12が軸方向に沿って相対的に移動し、ビ
ット26の先端は、止めねじ12のビット穴12b内に
確実に入り込むことになる。その後、モータ40を一旦
停止させ、再度ねじ込み方向に沿って正回転させると、
ビット26の先端が止めねじ12のビット穴12b内に
充分に入り込んだ状態で、止めねじ12は回転され、確
実にねじ込まれる。この結果、モータ40の回転角をエ
ンコーダ44を介して検出し、モータ40の駆動を停止
させるのみで、止めねじ12の定量ねじ込みが確実に可
能となる。
じ12が逆方向に回転されている状態において、止めね
じ12はねじ穴14aにねじ込まれず、ビット26の先
端と止めねじ12が軸方向に沿って相対的に移動し、ビ
ット26の先端は、止めねじ12のビット穴12b内に
確実に入り込むことになる。その後、モータ40を一旦
停止させ、再度ねじ込み方向に沿って正回転させると、
ビット26の先端が止めねじ12のビット穴12b内に
充分に入り込んだ状態で、止めねじ12は回転され、確
実にねじ込まれる。この結果、モータ40の回転角をエ
ンコーダ44を介して検出し、モータ40の駆動を停止
させるのみで、止めねじ12の定量ねじ込みが確実に可
能となる。
また、上述した一実施例においては、止めねじ12の回
転量を検出するセンサーを外部に取付け、直接止めねじ
のねじ込み量を検出する方式を採用すること無く制御動
作を実行することが出来るので、装置が簡単になり、ま
た、安価なもので済むことになる。
転量を検出するセンサーを外部に取付け、直接止めねじ
のねじ込み量を検出する方式を採用すること無く制御動
作を実行することが出来るので、装置が簡単になり、ま
た、安価なもので済むことになる。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、ねじとして止め
ねじに関して説明しているが、通常の頭付きのねじに関
しても、定量ねじ込みたい場合には有効である。更に、
上述した一実施例においては、止めねじの仮止め動作に
適用するように説明したが、このねじ締付動作は、仮止
め動作に限定されることなく、最終締め動作に適用する
ことが出来るものである。
ねじに関して説明しているが、通常の頭付きのねじに関
しても、定量ねじ込みたい場合には有効である。更に、
上述した一実施例においては、止めねじの仮止め動作に
適用するように説明したが、このねじ締付動作は、仮止
め動作に限定されることなく、最終締め動作に適用する
ことが出来るものである。
また、上述した一実施例におけるステップS20におい
て、ビット26の回転停止条件を、ステップS16及び
ステップ318いて、起動されたタイマが1秒間を計時
することにより設定したが、これに限定されることなく
、止めねじ12のねじ山形状の位相とねじ穴14aのね
じ溝形状の位相とが互いに一致することにより、止めね
じ12が軸方向に沿って僅かに前進することを検出して
、この検出を条件成立要件とするように設定しても良い
。
て、ビット26の回転停止条件を、ステップS16及び
ステップ318いて、起動されたタイマが1秒間を計時
することにより設定したが、これに限定されることなく
、止めねじ12のねじ山形状の位相とねじ穴14aのね
じ溝形状の位相とが互いに一致することにより、止めね
じ12が軸方向に沿って僅かに前進することを検出して
、この検出を条件成立要件とするように設定しても良い
。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明に係わる自動ねじ締付装
置は、ねじの頭部に嵌合して、ねじを回転させるための
ドライバ部材と、このドライバ部材に接続され、これを
可逆回転させるための第1の駆動手段と、前記ねじを回
転自在且つ前進自在に保持する筒体と、この筒体内にお
いて前記ドライバ部材を軸方向に沿って進退駆動させる
第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段によるドライバ
部材の回転及び第2の駆動手段によるドライバ部材の進
退動を制御する制御手段とを具備し、この制御手段は、
少なくとも、ねじがねじ穴の開口端縁に当接した状態で
、第1の駆動手段を介してドライバ部材を前記ねじのね
じ込み方向とは逆方向に回転させて、これに嵌合するね
じを前記逆方向に所定角度回転させ、この後、ドライバ
部材をねじ込み方向に沿って所定量回転させることを特
徴としている。従って、この発明によれば、簡単且つ安
価に、ねじを確実にねじ穴内にねじ込むことが出来る自
動ねじ締付装置が提供されることになる。
置は、ねじの頭部に嵌合して、ねじを回転させるための
ドライバ部材と、このドライバ部材に接続され、これを
可逆回転させるための第1の駆動手段と、前記ねじを回
転自在且つ前進自在に保持する筒体と、この筒体内にお
いて前記ドライバ部材を軸方向に沿って進退駆動させる
第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段によるドライバ
部材の回転及び第2の駆動手段によるドライバ部材の進
退動を制御する制御手段とを具備し、この制御手段は、
少なくとも、ねじがねじ穴の開口端縁に当接した状態で
、第1の駆動手段を介してドライバ部材を前記ねじのね
じ込み方向とは逆方向に回転させて、これに嵌合するね
じを前記逆方向に所定角度回転させ、この後、ドライバ
部材をねじ込み方向に沿って所定量回転させることを特
徴としている。従って、この発明によれば、簡単且つ安
価に、ねじを確実にねじ穴内にねじ込むことが出来る自
動ねじ締付装置が提供されることになる。
また、この発明に係わる自動ねじ締付装置において、前
記制御手段は、前記ドライバ部材がねじのねじ込み方向
とは逆方向に回転するよう前記第1の駆動手段を駆動制
御する逆回転駆動制御手段と、前記ねじがドライバ部材
に嵌合して逆回転された状態で、第2の駆動手段により
ねじ大の開口端縁に当接したことを判定する判定手段と
、この判定手段によりねじがねじ穴の開口端縁に当接し
たことが判定されてから、所定時間経過後に前記逆回転
を停止させる第1の停止手段と、この停止手段によるド
ライバ部材の回転停止後、このドライバ部材をねじ込み
方向に沿って回転駆動させる正回転駆動制御手段と、こ
の正方向の回転が開始されてから、所定時間経過後に、
この正回転を停止させる第2の停止手段とを備える事を
特徴としている。従って、この発明によれば、より確実
に制御動作を実行することが出来る自動ねじ締付装置を
提供することが出来ることになる。
記制御手段は、前記ドライバ部材がねじのねじ込み方向
とは逆方向に回転するよう前記第1の駆動手段を駆動制
御する逆回転駆動制御手段と、前記ねじがドライバ部材
に嵌合して逆回転された状態で、第2の駆動手段により
ねじ大の開口端縁に当接したことを判定する判定手段と
、この判定手段によりねじがねじ穴の開口端縁に当接し
たことが判定されてから、所定時間経過後に前記逆回転
を停止させる第1の停止手段と、この停止手段によるド
ライバ部材の回転停止後、このドライバ部材をねじ込み
方向に沿って回転駆動させる正回転駆動制御手段と、こ
の正方向の回転が開始されてから、所定時間経過後に、
この正回転を停止させる第2の停止手段とを備える事を
特徴としている。従って、この発明によれば、より確実
に制御動作を実行することが出来る自動ねじ締付装置を
提供することが出来ることになる。
更に、この発明に係わる自動ねじ締付方法は、ドライバ
部材に嵌合したねじをねじ穴内に螺着させるための自動
ねじ締付方法において、ねじを嵌合したドライバ部材を
、前記ねじ穴へのねじ込み方向とは逆方向に回転させる
第1の工程と、逆方向に回転した状態で、ドライバ部材
をねじ穴に向けて移動させる第2の工程と、前記ねじの
先端がねじ穴の開口端縁に当接してから所定時間後に、
逆回転を停止させる第3の工程と、前記逆回転の停止後
、前記ドライバ部材をねじ込み方向に沿って回転させる
第4の工程と、この第4の工程が開始されてから所定時
間後に前記ドライバ部材のねじ込み方向の回転を停止さ
せる第5の工程とを具備する事を特徴としている。従っ
て、この発明によれば、簡単且つ安価に、ねじを確実に
ねじ穴内にねじ込むことが出来る自動ねじ締付方法が提
供されることになる。
部材に嵌合したねじをねじ穴内に螺着させるための自動
ねじ締付方法において、ねじを嵌合したドライバ部材を
、前記ねじ穴へのねじ込み方向とは逆方向に回転させる
第1の工程と、逆方向に回転した状態で、ドライバ部材
をねじ穴に向けて移動させる第2の工程と、前記ねじの
先端がねじ穴の開口端縁に当接してから所定時間後に、
逆回転を停止させる第3の工程と、前記逆回転の停止後
、前記ドライバ部材をねじ込み方向に沿って回転させる
第4の工程と、この第4の工程が開始されてから所定時
間後に前記ドライバ部材のねじ込み方向の回転を停止さ
せる第5の工程とを具備する事を特徴としている。従っ
て、この発明によれば、簡単且つ安価に、ねじを確実に
ねじ穴内にねじ込むことが出来る自動ねじ締付方法が提
供されることになる。
第1図はこの発明に係わる自動ねじ締付装置の一実施例
の構成を概略的に示す正面断面図;第2図は止めねじが
ねじ穴にねじ込まれる直前の状態を示す断面図;そして
、 第3図は制御装置の制御手順を示すフローチャートであ
る。 図中 10・・・自動ねじ締付装置、12・・・ねじ、
12a・・・テーパ面、12b・・・ビット穴、14・
・・ワーク、14a・・・ねじ穴、16・・・ハウジン
グ、18・・・摺動体、18a・・・前方部分、18b
・・・後方部分、・20・・・ストッパ、22・・・ス
プリング、24・・・筒体、26・・・ビット、26a
・・・挟持部分(径大部分) 28−・・ベアリング、
30a ; 30b ;30c・・・ベアリング、32
・・・ボート、34・・・コンプレッサ、36・・・ス
プライン、38・・・従動側タイミングプーリ、40・
・・モータ、40a・・・駆動軸、42・・・駆動側の
タイミングプーリ、44・・・エンコーダ、46・・・
エンドレスタイミングプーリ、48・・・制御装置、5
0・・・逆回転駆動制御回路、52・・・判定回路、5
4・・・第1の停止回路、56・・・正回転駆動制御回
路、58・・・第2の停止回路、6o・・・三方弁であ
る。 しL
の構成を概略的に示す正面断面図;第2図は止めねじが
ねじ穴にねじ込まれる直前の状態を示す断面図;そして
、 第3図は制御装置の制御手順を示すフローチャートであ
る。 図中 10・・・自動ねじ締付装置、12・・・ねじ、
12a・・・テーパ面、12b・・・ビット穴、14・
・・ワーク、14a・・・ねじ穴、16・・・ハウジン
グ、18・・・摺動体、18a・・・前方部分、18b
・・・後方部分、・20・・・ストッパ、22・・・ス
プリング、24・・・筒体、26・・・ビット、26a
・・・挟持部分(径大部分) 28−・・ベアリング、
30a ; 30b ;30c・・・ベアリング、32
・・・ボート、34・・・コンプレッサ、36・・・ス
プライン、38・・・従動側タイミングプーリ、40・
・・モータ、40a・・・駆動軸、42・・・駆動側の
タイミングプーリ、44・・・エンコーダ、46・・・
エンドレスタイミングプーリ、48・・・制御装置、5
0・・・逆回転駆動制御回路、52・・・判定回路、5
4・・・第1の停止回路、56・・・正回転駆動制御回
路、58・・・第2の停止回路、6o・・・三方弁であ
る。 しL
Claims (3)
- (1)ねじの頭部に嵌合して、ねじを回転させるための
ドライバ部材と、 このドライバ部材に接続され、これを可逆回転させるた
めの第1の駆動手段と、 前記ねじを回転自在且つ前進可能に保持する筒体と、 この筒体内において前記ドライバ部材を軸方向に沿つて
進退駆動させる第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段
によるドライバ部材の回転及び第2の駆動手段によるド
ライバ部材の進退動を制御する制御手段とを具備し、 この制御手段は、少なくとも、ねじがねじ穴の開口端縁
に当接した状態で、第1の駆動手段を介してドライバ部
材を前記ねじのねじ込み方向とは逆方向に回転させて、
これに嵌合するねじを前記逆方向に所定角度回転させ、
この後、ドライバ部材をねじ込み方向に沿つて所定量回
転させることを特徴とする自動ねじ締付装置。 - (2)前記制御手段は、 前記ドライバ部材がねじのねじ込み方向とは逆方向に回
転するよう前記第1の駆動手段を駆動制御する逆回転駆
動制御手段と、 前記ねじがドライバ部材に嵌合して逆回転された状態で
、第2の駆動手段によりねじ穴の開口端縁に当接したこ
とを判定する判定手段と、 この判定手段によりねじがねじ穴の開口端縁に当接した
ことが判定されてから、所定時間経過後に前記逆回転を
停止させる第1の停止手段と、この停止手段によるドラ
イバ部材の回転停止後、このドライバ部材をねじ込み方
向に沿つて回転駆動させる正回転駆動制御手段と、 この正方向の回転が開始されてから、所定時間経過後に
、この正回転を停止させる第2の停止手段とを備える事
を特徴とする請求項1記載の自動ねじ締付装置。 - (3)ドライバ部材に嵌合したねじをねじ穴内に螺着さ
せるための自動ねじ締付方法において、ねじを嵌合した
ドライバ部材を、前記ねじ穴へのねじ込み方向とは逆方
向に回転させる第1の工程と、 逆方向に回転した状態で、ドライバ部材をねじ穴に向け
て移動させる第2の工程と、 前記ねじの先端がねじ穴の開口端縁に当接してから所定
時間後に、逆回転を停止させる第3の工程と、 前記逆回転の停止後、前記ドライバ部材をねじ込み方向
に沿つて回転させる第4の工程と、この第4の工程が開
始されてから所定時間後に前記ドライバ部材のねじ込み
方向の回転を停止させる第5の工程とを具備する事を特
徴とする自動ねじ締付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5842088A JPH01234130A (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 自動ねじ締付装置及び自動ねじ締付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5842088A JPH01234130A (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 自動ねじ締付装置及び自動ねじ締付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01234130A true JPH01234130A (ja) | 1989-09-19 |
Family
ID=13083888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5842088A Pending JPH01234130A (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 自動ねじ締付装置及び自動ねじ締付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01234130A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015123525A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日東精工株式会社 | 自動ねじ締め機 |
CN110449873A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-11-15 | 横店集团英洛华电气有限公司 | 太阳能电机推杆螺母安装设备 |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP5842088A patent/JPH01234130A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015123525A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 日東精工株式会社 | 自動ねじ締め機 |
CN110449873A (zh) * | 2019-07-26 | 2019-11-15 | 横店集团英洛华电气有限公司 | 太阳能电机推杆螺母安装设备 |
CN110449873B (zh) * | 2019-07-26 | 2024-04-12 | 浙江联宜电机有限公司 | 太阳能电机推杆螺母安装设备 |
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