JPH11123819A - インクジェット式記録ヘッドの駆動方法 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッドの駆動方法

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JPH11123819A
JPH11123819A JP29013997A JP29013997A JPH11123819A JP H11123819 A JPH11123819 A JP H11123819A JP 29013997 A JP29013997 A JP 29013997A JP 29013997 A JP29013997 A JP 29013997A JP H11123819 A JPH11123819 A JP H11123819A
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pressure generating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット式記録ヘッドにて、圧力発生
室にかかる圧力変動を増やすことなく吐出インク重量を
増加させ、それによって記録速度向上を達成する。 【解決手段】 インク滴を吐出させない程度に圧力発生
室を加圧または減圧し、増減した圧力をホールドするこ
とで発生するノズルメニスカスの振動のタイミングを捉
えてインク滴の吐出工程を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを圧力発生
手段で加圧してインクを吐出させて文字や図形を記録す
る記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置を駆動
させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録ヘッドにおいて、
インク滴の吐出重量を増やすことは、高速な印字を実現
する手段の一つである。インク滴の吐出重量を増やすた
めには圧力発生室を単純に収縮してインク滴を吐出す
る、いわゆる「押しうち」を行う方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いわゆ
る「押しうち」で吐出重量を増やして高速化を図ろうと
するならば、圧力発生室の収縮量を増加させるしかな
く、圧電振動子を用いて圧力発生室を加減圧する駆動方
式ならば、駆動電圧を増加させてしまう、という問題が
生じる。
【0004】そこで、本発明では、圧力発生室の最大収
縮量を増やすことなく、吐出インク重量を増やして、記
録速度を向上することのできる駆動方法を提供する。
【0005】更に、本発明では、環境温度の変化に対し
ても均一量のインク吐出量を確保することのできる駆動
方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明におけるインクジェット式記録ヘッドの駆
動方式は、ノズル開口と共通のインク室に連通する圧力
発生室を備え、前記圧力発生室を圧電振動子により膨
張、収縮させて前記圧力発生室へインクの補充、ノズル
開口からのインク滴吐出を行うインクジェット式記録ヘ
ッドにおいて、ノズルメニスカスが静止している状態か
ら、圧力発生室を膨張(工程D1)もしくは収縮(工程
C1)して圧力を増減し、増減後の圧力をホールドする
ことで発生するノズルメニスカスの振動によって、ノズ
ルメニスカスがインク滴吐出側に押し出された状態を捉
えて、インク滴吐出のための圧力発生室を膨張して最小
圧力まで減圧し、直後に最大圧力まで圧力発生室を収縮
させる工程、もしくは圧力発生室を直接最大圧力まで収
縮させる工程を備えたことを特徴とする。
【0007】また、工程D1を行う場合、この工程D1
によって膨張した圧力発生室の圧力をホールドする工程
の時間が、ノズルメニスカスの固有振動周期Tの1/8
倍以上3/8倍以下である。
【0008】また、工程C1を行う場合、工程C1によ
って収縮した圧力発生室の圧力をホールドする工程の時
間が、ノズルメニスカスの固有振動周期Tの5/8倍以
上、7/8倍以下であることを特徴とする。
【0009】また、工程D1、工程C1において、イン
クの環境温度が最高保証温度の場合は圧力発生室の膨張
量もしくは収縮量を最小にし、最低保証温度に近づくに
従って圧力発生室の膨張量もしくは収縮量を最高にする
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0011】(実施例1)以下に本発明の詳細を図示し
た実施例に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明に使用するインクジェット式
記録ヘッドの一実施例を示すものであって、図中の符号
1は、駆動ユニットで、ジルコニアの薄板からなる振動
板2の表面に、後述する圧力発生室4に対向するように
PZTからなる圧電振動板3、3、3‥‥を一体に固定
して構成されている。
【0013】5はスぺーサーで、圧力発生室4を形成す
るのに適した厚さ、例えば100μmのジルコニア(Z
rO)などのセラミック板に圧力発生室4、4、4‥
‥の形状に一致した通孔を一定ピッチで穿設して構成さ
れており、一方の面を振動板2で封止されている。
【0014】6は圧力発生室4の他面を封止する基板
で、圧力発生室4と対向する一端側にはノズル開口7、
7、7‥‥と圧力発生室4を接続する連通口8、8、8
‥‥が設けられ、また他端側には複数の圧力発生室4と
共通のインク室10とを接続する連通口11、11、1
1‥‥が設けられている。この連通口11、11、11
‥‥はノズル開口7、7、7‥‥とほぼ同等の流路抵抗
を有する流路制限孔の役割も担っている。
【0015】これら3つの部材1、5、6はそれぞれ積
層されてユニットとして構成され、後述するユニット固
定板12に取り付けられる。
【0016】12は前述のユニット固定板で、一方の面
に上述したユニットが所定の位置に接着剤で固定されて
おり、連通口11と共通のインク室10とを接続する連
通孔13が設けられ、また連通孔8に対向する位置には
ノズル開口7と接続する連通孔14が設けられている。
【0017】15は、後述する共通のインク室構成板1
6とユニット固定板12とを接合するための熱溶着フィ
ルムで、共通のインク室10に一致する窓17、及びノ
ズル開口7、7、7‥‥圧力発生室4、4、4‥‥とを
接続する連通孔18、18、18‥‥とが穿設されてい
る。
【0018】16は、前述の共通のインク室構成板で、
共通のインク室10を形成するに適した厚み、例えば1
20μmのステンレス鋼などの耐蝕性を備えた板材に、
共通のインク室10の形状に対応する通孔と、圧力発生
室4、4、4‥‥とノズル開口7、7、7‥‥とを接続
する連通孔9、9、9‥‥を穿設して構成されている。
【0019】25はノズルプレートで、ノズル開口7、
7、7‥‥が穿設されていて、連通孔8、14、9を介
して圧力発生室4、4、4‥‥に接続するように共通の
インク室形成板16に熱溶着フィルム20で接着されて
いる。
【0020】このように構成されたインクジェット式記
録ヘッドは、圧電振動板3に一定速度で上昇する電圧か
らなる駆動信号が印加されると、振動板2が圧力発生室
4側にたわんで、圧力発生室4を収縮させる。これによ
り、圧力発生室4のインクが連通口8、14、9を経由
してノズル開口7に至り、ここからインク滴を吐出す
る。
【0021】インク滴形成後に駆動電圧を一定の速度で
低下させると、圧電振動板3は元の位置に徐々に復帰し
て、圧力発生室4が膨張する。この過程でインク滴の形
成により消費された分のインクが共通のインク室10か
ら連通口13,11を経由して圧力発生室4に流入す
る。
【0022】図2は、上述した記録ヘッドにより圧電振
動板3のたわみ変位によりインク滴を吐出させるのに適
した駆動波形の一実施例を示すものである。
【0023】図に示すように駆動信号は、前回のインク
滴吐出の一連の工程終了時の駆動電圧(中間駆動電圧V
M)を保持する第一のホールド工程D8、中間駆動電圧
VMから圧力発生室4を膨張させて第二ホールド電圧V
Sまで放電する第一の放電工程D1、工程D1によって
膨張した圧力発生室4の状態を保持する第二のホールド
工程D2、ノズル開口に形成されたインクのメニスカス
(以降ノズルメニスカス)を圧力発生室4側に最大限引
き込むための放電を行う第二の放電工程D3、インク滴
を吐出させるためのタイミングを調整する第三のホール
ド工程D4、最大駆動電圧VHまで急激な充電を行うこ
とにより圧力発生室を急激に収縮させてインク滴を吐出
させる第一の充電工程D5、インク滴吐出後に生じた大
きなノズルメニスカス振動の減衰タイミングを調整する
第四のホールド工程D6、中間駆動電圧VMまで放電す
る第三の放電工程D7とから構成されている。
【0024】図3は図2で示した駆動信号を発生させる
駆動回路の一実施例を示すもので、図中符号21、2
2、23、24はそれぞれ制御手段48から供給される
パルス信号からなる制御信号の入力端子で、図4に示す
周期T0で出力される印字信号のタイミングに基づいて
入力端子21には第一の放電工程D1を制御する時間幅
T1の第一の放電パルス、入力端子22には第一の充電
工程D5を制御する時間幅T5の第一の充電パルス、入
力端子23には第二の放電工程D3を制御する時間幅T
3の第二の放電パルス、入力端子24には第三の放電工
程D7を制御する時間幅T7の第三の放電パルスがそれ
ぞれ入力する。
【0025】入力端子22に入力した第一の充電パルス
は、NPN型トランジスタ32のベースに入力してお
り、NPN型トランジスタ32が導通すると、PNP型
トランジスタ33、34及び抵抗35により構成された
定電流回路36が作動して、ノズル開口7から一定電流
Iraでコンデンサ31を零電位から最大駆動電圧VHま
で充電させる。
【0026】一方、入力端子21に入力した第一の放電
パルスは、NPN型トランジスタ27、28及び抵抗2
9からなる定電流回路30により、コンデンサ31の電
荷を一定電流Ifaで放電させてメニスカスを圧力発生室
側に引き込む。
【0027】また入力端子23に入力した第二の放電パ
ルスは、NPN型トランジスタ37、38及び抵抗39
からなる定電流回路40により、コンデンサ31の電荷
を第二ホールド電圧VSから零電位まで一定電流Ifbで
放電させる。
【0028】同様に、入力端子24に入力した第三の放
電パルスは、NPN型トランジスタ41,42及び抵抗
43からなる定電流回路44により、コンデンサ31の
電荷を最大駆動電圧VHから中間駆動電位VMまで一定
電流Ifcで放電させ、以後この電位を維持して次のイン
ク滴の吐出に備えてメニスカスを平定する。
【0029】トランジスタ34のベース―エミッタ間電
圧をVbe34、抵抗35の抵抗値をRraとすると、充電電
流Iraは、Ira=Vbe34/Rraとなり、またコンデンサ
31の容量をCCとすると、最大駆動電圧VHまで電圧
が立ち上がるに要する時間Traは、Tra=CC×VH/
Iraとなる。
【0030】一方、放電電流に関しては、定電流回路3
0のトランジスタ28のベース―エミッタ間電圧をVbe
28、抵抗29の抵抗値をRfaとすると、Ifa=Vbe28/
Rfaとなり、電圧ΔV分降下するのに要する時間Tfa
は、Tfa=CC×ΔV/Ifaとなり、同様に、定電流回
路40による放電電流Ifbは、Ifb=Vbe38/Rfbとな
り、立ち下がり時間Tfbは、Tfb=CC×ΔV/Ifbと
なる。また、定電流回路44による放電電流Ifcは、I
fc=Vbe42/Rfcとなり、立ち下がり時間Tfcは、Tfc
=CC×ΔV/Ifcとなる。
【0031】なお、図中符号45、46により示すトラ
ンジスタは電流増幅器を構成している。
【0032】次に上記のように構成した装置の動作を説
明する。
【0033】前回の吐出より十分な時間、つまり第一ホ
ールド工程(D8)の時間が例えば300マイクロ秒、
経過した後、ノズルメニスカスはほぼ振動が減衰し、静
止した状態である。第一ホールド終了と同時に、次の印
字信号がホストから出力されると、制御手段48は第一
の放電パルスを出力して、圧力発生室4を膨張させる
(工程D1)。
【0034】第一の放電工程D1によりノズルメニスカ
スは圧力発生室4側に引き込まれる。しかしながら、ノ
ズルメニスカスは放電の傾きが緩い、つまりゆっくりと
圧力発生室4を膨張させているときは、圧力発生室側に
インク滴を引き込む力が弱いために、ノズル開口7の振
動収束位置にメニスカスを回復させようとする力の影響
を受けて、実際にノズル開口側から圧力発生室に引き込
まれるインク滴の量は少ない(工程D1では、ノズルメ
ニスカスをインク滴吐出方向に押しだす力になる)。
【0035】工程D1によって圧力発生室4に流入され
たインクの流れは、図5(a)の状態52で示すよう
に、圧力発生室4に流入するインクのうち、ノズル開口
側から流入する量は少なく、流入するインクの多くは共
通のインク室10側から入り、圧力発生室4内で共通の
インク室10からノズル開口7側に向かう流れが発生す
る。尚、51はメニスカス振動静止時のメニスカス位置
を示す。
【0036】第一の放電工程D1終了時点では、図5
(b)の状態53に示すように、圧力発生室4の膨張に
より圧力発生室に流入されたインクはノズルメニスカス
を圧力発生室4側にわずかに引き込み、共通のインク室
10から圧力発生室4、ノズル開口7へと向かう流れを
持った状態になる。
【0037】第一の放電工程D1終了後、第二のホール
ド工程D2に推移すると、ノズルメニスカスは第一の放
電工程D1終了直後の位置を初期位置とし、図5(b)
の状態53に示すように、第一の放電工程D1終了直後
では、インク流路の流れ方向は、圧力発生室4からノズ
ル開口7側に向かっているので、まず、ノズルメニスカ
スは第二のホールド工程D2開始時より、ノズル開口7
側に押し出される方向に進む。
【0038】ノズルメニスカスは自身の固有振動周期T
で振動し、挙動は図6に示すようになり、ホールド工程
D2の開始より、時間の推移に伴って、状態61(工程
D2開始直後)、62(最大押し出し時)、63、6
4、65、66、と振幅を減衰させながら変位してい
く。
【0039】第二のホールド工程D2が終了すると、制
御手段48は第二の放電パルスを出力して、第二ホール
ド電圧VSと零電位との電位差相当分だけ圧力発生室4
を膨張させてノズルメニスカスを圧力発生室側に引き込
み(第二の放電工程D3)、第三ホールド(第三のホー
ルド工程D4)を挟んで、制御手段48は、第一の充電
パルスを出力して圧力発生室4を急激に収縮させる(第
一の充電工程D5)。工程D3から工程D5までの一連
の動作によって、ノズル開口4からインク滴が吐出す
る。
【0040】第四のホールド工程D6が終了すると、制
御手段48は第三の放電パルスを出力する(第三の放電
工程D7)。前記工程D6のホールド時間と工程D7の
放電の時間を、工程D5における急激な充電によって発
生した圧電振動板3の残留振動を発振させないような時
間を捉えて設定することにより、充電工程D5によって
吐出したインク滴以外の不必要なインク滴の吐出を押さ
えるようにし、なおかつ放電工程D7終了時に中間駆動
電圧VMの電位を持たせ、以後、次の印字信号が発生す
るまで電位を保持し、ノズルメニスカスを平定させる
(第一のホールド工程D8)。
【0041】図7に放電工程D1とホールド工程D2を
行わずに放電D3以降の工程を行った場合の駆動波形の
図を示す。駆動波形71は第三放電に相当する放電の傾
きが実施例1に示している駆動波形と異なっているが、
第三放電部分はインク滴を吐出した直後の波形なので、
直接インク滴の吐出量や速度には関係ない。
【0042】図8は、本実施例1の駆動波形において、
ホールド工程D2の時間と吐出インク滴の重量の関係を
示したものであり、図中の81が前記D2時間とインク
重量の関係であり、駆動波形71での吐出重量を1とし
てある。
【0043】工程D2を図6の状態62で示すように、
ノズルメニスカスが最もインク吐出側に押し出された時
点近傍を捉えて終了し、工程D3以降を行うと、工程D
1とD2を行わずに工程D3を行う駆動波形71時と比
べて工程D3の直前にノズルメニスカスが押し出されて
いる分だけ、吐出インク重量を増やすことができ、この
時のインク重量の増加量は図8の83に示す範囲(工程
D2時間がTの1/8倍以上3/8倍以下)で顕著であ
った。また、インクの吐出速度も駆動波形71で示され
る駆動を行う時と同等の吐出速度が得られ、その結果イ
ンク重量を増やすことができ、記録速度の向上を図るこ
とができた。
【0044】ところで、ノズルメニスカスが静止してい
る状態で放電工程D1を行い、続いてホールド工程D2
に移行すると、圧電振動板3は自身の固有振動周期TC
で振動を始める。圧電振動板3の固有振動によって、ノ
ズルメニスカスは前記圧電振動板3の振動に同期して周
期TCで振動する。また、放電工程D1によって膨張さ
れた圧力発生室4に流入したインクが作り出す流れによ
って、ノズルメニスカスは自身の固有振動周期Tで振動
する。従って、放電工程D1によってノズルメニスカス
は圧電振動板3の固有振動周期TCとノズルメニスカス
の固有振動周期Tの周期の異なる二つの振動を持つよう
になる。
【0045】圧電振動板3の固有振動周期TCでの振動
は圧電振動板3を急激に変位させると発生しやすく、放
電の傾き(電圧変化量/放電時間)が急峻であるほど、
振動振幅は大きくなり、減衰しにくくなる。
【0046】ノズルメニスカスの固有振動周期Tでの振
動は放電工程D1によって圧力発生室4に流入した体積
が大きいほど、ノズル側連通口または共通のインク室か
ら流れだす流量が多く、ノズルメニスカスの振動振幅を
大きくし、減衰しにくくなる。
【0047】ここで、圧電振動板3の固有振動周期TC
は、次の式で表される。
【0048】 TC=2π/√{(Mn+Ms)/(Mn×Ms)/(Ci+Cv)} 但し、Mnはノズル開口のイナータンス、Msはインク
供給口のイナータンス、Ciは圧力発生室のインクの圧
縮性に起因する流体コンプライアンス、Cvは圧電振動
板などの材料自体による剛性コンプライアンスである。
【0049】また、ノズルメニスカスの固有振動周期T
は、インク流路の粘性抵抗を無視できる場合は、 T=2π×√{(Mn+Ms)×Cn} で表される。但し、Cnはノズルメニスカスのコンプラ
イアンスである。
【0050】更に、圧力発生室の体積をV,インクの密
度をρ、インク中での音速をcとすると、流体コンプラ
イアンスCiは、 Ci=V/ρc で表され、剛性コンプライアンスCvは、圧力発生室に
単位圧力を印加したときの圧力発生室の静的な変形率に
一致する。
【0051】具体例を挙げると、流体コンプライアンス
Ciが1×10−20−1、剛性コンプライアン
スCvが1.5×10−20−1、ノズルメニス
カスのコンプライアンスCnが、8.5×10−19
−1、イナータンスMnが2×10kgm−4
イナータンスMsが1×10kgm−4、のときの圧
電振動板3の固有振動周期TCは8μs、ノズルメニス
カスの固有振動周期Tは100μsになる。
【0052】上記TCとTの周期のとき、TCはTに比
べて非常に小さく、放電工程D1によって発生するノズ
ルメニスカスの振動は図9で示すようになる。前記した
ように、周期TCの振動は、放電の傾きが急峻であるほ
ど振幅が大きいが、例えば、放電時間をTC以上の時間
幅で設定すると圧電振動板3が周期TCで引き起こす振
動の振幅は非常に小さくなり、これと同期して振動する
ノズルメニスカスの振動振幅も小さくなり、ノズルメニ
スカス自身の固有振動周期Tで起きる振動振幅よりも小
さくなる。周期TCによる振動が無視できる程度の放電
工程D1により圧力発生室4に流入されたインクは図5
中の状態52で示すように、ノズル開口側から流入する
ものと共通のインク室側から流入するものがあり、放電
傾きが緩いほど共通のインク室から流入する割合が多く
なる。
【0053】従って放電工程D1の終了時点のノズルメ
ニスカスの圧力発生室側への引き込み位置は、図10に
示すように放電傾きが緩いほど(図10中のグラフ10
1、102、103の内で、グラフ101が最も放電傾
きがきつく、グラフ103が最も放電傾きが緩く、グラ
フ102は101と103の中間である)ノズルメニス
カスの振動静止位置に近い位置をとる。
【0054】つまり、放電傾きが緩いほど、放電工程D
1終了直後のノズルメニスカスの振動の位相が一定に漸
近する。放電工程D1終了直後の時間を時間0とし、イ
ンク滴吐出方向を正方向とすると、ノズルメニスカスの
位置Yは、 Y=A×e(―B×t)×SIN(2×π/T×t) (但し、AとBは正の数、eは指数関数、tは放電工程
D1終了からの経過時間(つまり、ホールド工程D2時
間)、Tはノズルメニスカスの固有振動周期)で示され
る関数にノズルメニスカスの振動は位相が漸近する。こ
の式にて、極大値をとる時の時間tの値は(1/4)×
Tになり、この時、ノズルメニスカスは最もインク滴を
吐出する方向に押し出された状態になり、図6における
状態62と同一になる。従ってホールド工程D2時間を
(1/4)×Tの近傍、例えば(1/8)×T以上(3
/8)×T以下、にすることで、図7に示す駆動波形7
1よりも吐出インク重量の増加が顕著になる。
【0055】(実施例2)実施例2は前記構成に準じて
いる。実施例2が実施例1と異なる点は、放電工程D3
とホールド工程D4が存在しない駆動波形であり、つま
り、第二ホールド電圧VSが零電位である駆動波形であ
る。
【0056】図11に実施例2の駆動波形を示す。図中
の111が実施例2における駆動波形で、112が第一
放電工程D1と第二ホールド工程D2を持たない駆動波
形であり、駆動波形112はいわゆる「押しうち」の駆
動波形になっている。
【0057】なお、駆動波形111と112とでは、第
二放電工程D7の傾きが異なっているが、第二放電部分
はインク滴を吐出した直後の波形なので、直接インク滴
の吐出量や速度には関係ない。
【0058】第二ホールド工程D2を行っている状態で
のノズルメニスカスの振動は、実施例1における図6と
同一の位相をとり、ノズルメニスカスがインク滴吐出側
に押し出された状態を捉えて第一充電工程D5を行うこ
とによって、ノズルメニスカスが静止した状態のまま第
一充電工程を行う駆動波形112に比べてノズルメニス
カスがインク吐出側に押し出されている分だけ、インク
吐出量を増やすことができ、記録速度の向上を達成する
ことができた。
【0059】前記した工程D2によってノズルメニスカ
スがインク滴吐出側に押し出されている状態とは、実施
例1で示した時間間隔と同一であり、特にインク重量を
増加させることができるのは、ノズルメニスカスの固有
振動周期Tの1/8倍以上3/8倍以下である。
【0060】(実施例3)実施例3は実施例1の構成に
準じている。実施例3が実施例1と異なる点は、第一放
電工程D1に変えて充電工程C1を備えている点であ
る。また、工程C1直後に続くホールド工程は実施例1
ではD2としたが、本実施例ではC2と名称を変更して
いる。しかし、工程C2の構成・機能は実施例1の工程
D2と全く同一である。本実施例の駆動波形は図12中
の駆動波形121に示す通りであり、中間駆動電圧VM
は第二ホールド電圧VSよりも低い電位を持ち、零電位
以上の電位を持っている。また、図12中の122に示
す波形は充電工程C1とそれに続くホールド工程C2を
持たない駆動波形である。
【0061】なお、駆動波形121と122では、第二
放電工程D7の傾きが異なっているが、第三放電部分は
インク滴を吐出した直後の波形なので、直接インク滴の
吐出量や速度には関係ない。
【0062】実施例1では、ホールド工程D2中でノズ
ルメニスカスを振動させるのは放電工程D1の作用によ
るものだったが、本実施例では、ホールド工程C2中で
メニスカスを振動させるのは、実施例1における放電工
程D1に対応する充電工程C1の作用であり、実施例1
とは放電D1と充電C1が入れ替わるだけなので、ホー
ルド工程C2中でのノズルメニスカスの振動は図13に
示すように、実施例1における図6の振動の位相が反転
したものになり、ホールド工程C2の開始より、時間の
推移に伴って、状態131(工程C2開始直後)、13
2、133、134(最大押し出し時)、135、13
6と振幅を減衰させながら変位していく。
【0063】実施例1の場合は、ホールド工程D2の時
間をノズルメニスカスの固有振動周期Tの(1/8)倍
以上(3/8)倍以下にすることで、工程D2終了後の
ノズルメニスカスはインク滴を吐出させる向きに押し出
され、以降の工程D3以降で吐出させるインク滴の吐出
量を、工程D1とD2のない駆動波形に比べて増やすこ
とができたが、本実施例では、ホールド工程C2の振動
位相を実施例1に比べて反転させたとき、つまり、工程
C2の時間がノズルメニスカスの固有振動周期Tの(5
/8)倍以上(7/8)倍以下の時に、工程C2終了後
のノズルメニスカスはインク滴吐出方向に押し出され、
以降の工程D3からは実施例1に示す駆動波形と同じな
ので、前記したホールド工程C2のタイミングを捉える
ことにより、工程C1とC2を持たない駆動波形、つま
り図12中の122で示される駆動波形でインク滴を吐
出させた場合に比べて吐出インク重量を増やすことがで
き、記録速度の向上を達成することができる。
【0064】(実施例4)実施例4は実施例1の構成に
準じている。実施例4が実施例1と異なる点は、環境温
度の変化に応じて、中間駆動電圧VMを変化させること
で、放電工程D1による放電電圧量を増減させることを
特徴とする点である。
【0065】図14に環境温度が15℃、25℃と40
℃のときの駆動波形を示す。環境温度が15℃のときは
中間駆動電圧VMの電位を上げることで、放電D1工程
による放電量を増やすことができる。環境温度が低い状
態では、インクの粘度が増大するため、流路の抵抗が増
大し、ノズルメニスカスの減衰がよくなり、メニスカス
自身の固有振動の振幅も環境温度が高い場合に比べて小
さくなる。そのため、放電工程D1によって発生させる
ノズルメニスカスの振動を温度環境に応じて一定にする
ために、工程D1による放電量を増やし、圧力発生室4
に流入するインク量を増やすことで、インク粘度増加に
よる流路抵抗の増加によるノズルメニスカスの振動振幅
の減少分を補い、工程D2による吐出量増加を25℃環
境並みに得ることができる。
【0066】逆に温度環境が40℃のとき、中間駆動電
圧VMの電位を下げることで、放電D1工程による放電
量を減らすことができる。環境温度が高い状態では、イ
ンクの粘度が減少するため、流路の抵抗が減少し、ノズ
ルメニスカスの減衰が悪くなり、ノズルメニスカス自身
の固有振動の振幅も環境温度が低い場合に比べて大きく
なる。そのため、放電工程D1によって発生させる振動
を温度環境によって一定にするために、工程D1による
放電量を減らし、圧力発生室に流入するインク量を減ら
すことで、インク粘度減少による流路抵抗の減少による
メニスカスの振動振幅の増加分を押さえ、工程D2によ
る吐出量増加を25℃環境並みにすることができる。
【0067】以上の手法から環境温度の変化に関わら
ず、放電工程D1によって発生したノズルメニスカスの
振動振幅を一定にすることができるので、ホールド工程
D2の時間を実施例1に示したように、(1/8)×T
以上(3/8)×T以下に設定すると、図7で示した駆
動波形71のときに比べて、インク重量を環境温度によ
らず一定量増やすことができ、記録速度を高めることが
できた。
【0068】また、本実施例4で用いた駆動波形は実施
例1に準じたものであるが、これを実施例2で示した駆
動波形に変更しても実施例4に示したような効果を得る
ことができる。
【0069】(実施例5)実施例5は実施例3の構成に
準じている。実施例5が実施例3と異なる点は、環境温
度の変化に応じて、中間駆動電圧VMを変化させること
で、充電工程C1による充電電圧量を増減させることを
特徴とする点である。
【0070】図15に環境温度が15℃、25℃と40
℃のときの駆動波形を示す。環境温度が15℃のときは
中間駆動電圧VMの電位を下げることで、充電工程C1
による充電量を増やすことができる。環境温度が低い状
態では、インクの粘度が増大するため、流路の抵抗が増
大し、ノズルメニスカスの減衰がよくなり、メニスカス
自身の固有振動の振幅も環境温度が高い場合に比べて小
さくなる。そのため、充電工程C1によって発生させる
ノズルメニスカスの振動を温度環境に応じて一定にする
ために、工程C1による充電量を増やし、圧力発生室4
から流出するインク量を増やすことで、インク粘度増加
による流路抵抗の増加によるノズルメニスカスの振動振
幅の減少分を補い、工程C2による吐出量増加を25℃
環境並みに得ることができる。
【0071】逆に温度環境が40℃のとき、中間駆動電
圧VMの電位を上げることで、充電C1工程による充電
量を減らすことができる。環境温度が高い状態では、イ
ンクの粘度が減少するため、流路の抵抗が減少し、ノズ
ルメニスカスの減衰が悪くなり、ノズルメニスカス自身
の固有振動の振幅も環境温度が低い場合に比べて大きく
なる。そのため、充電工程C1によって発生させる振動
を温度環境によって一定にするために、工程C1による
充電量を減らし、圧力発生室4から流出するインク量を
減らすことで、インク粘度減少による流路抵抗の減少に
よるメニスカスの振動振幅の増加分を押さえ、工程C2
による吐出量増加を25℃環境並みにすることができ
る。
【0072】以上の手法から環境温度の変化に関わら
ず、充電工程C1によって発生したノズルメニスカスの
振動振幅を一定にすることができるので、ホールド工程
C2の時間を実施例3に示したように、(5/8)×T
以上(7/8)×T以下に設定すると、図12で示した
駆動波形122の時に比べて、インク重量を環境温度に
よらず一定量増やすことができ、記録速度を高めること
ができた。
【0073】更に、以上5つの実施例において、圧電振
動子はたわみ振動型のPZTに限らず、縦振動横効果の
PZTであってもよい。ただしこの場合、充電と放電が
入れ替わることになる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、静止
状態にある圧力発生室に、膨張ないしは収縮工程を加
え、膨張(または収縮)後に圧力をホールドする工程を
一定時間保つことにより発生するノズルメニスカスの振
動がインク滴を吐出させる方向に押し出されている状態
を捉えて、インク滴を吐出させるための一連の工程(最
小圧力まで膨張させてから最大圧力まで収縮、または直
接最大圧力まで収縮)を行うことによって、ノズルメニ
スカスをインク滴吐出方向に押し出すために行う膨張な
いしは収縮工程がない駆動波形に比べて、吐出インク重
量を増やすことができ、記録速度の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用するインクジェット式記録ヘッド
の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上記録ヘッドを動作させる駆動波形の工程図
である。
【図3】同上記録ヘッドの要部を示す回路図である。
【図4】同上記録ヘッドの駆動波形の制御パルスを示し
た図である。
【図5】実施例1における工程D1中とD1終了時のイ
ンク流路の流れを示した図である。
【図6】実施例1における工程D2中でのノズルメニス
カスの挙動を示した図である。
【図7】工程D1と工程D2を用いない従来例の駆動波
形図である。
【図8】工程D2時間と吐出インク重量の関係を示した
図である。
【図9】ノズルメニスカスの変位の例を示す線図であ
る。
【図10】実施例1における工程D1の放電傾きによる
ノズルメニスカスの変位の違いを示す線図である。
【図11】実施例2における駆動波形図である。
【図12】実施例3における駆動波形図である。
【図13】実施例3における工程C2中でのノズルメニ
スカスの挙動を示した図である。
【図14】実施例4における駆動波形図である。
【図15】実施例5における駆動波形図である。
【符号の説明】
3 圧電振動板 4 圧力発生室 7 ノズル開口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口と共通のインク室に連通する
    圧力発生室を備え、前記圧力発生室を圧電振動子により
    膨張、収縮させて前記圧力発生室へインクの補充、ノズ
    ル開口からのインク滴の吐出を行うインクジェット式記
    録ヘッドの駆動方法において、 ノズルメニスカスが静止している状態から、圧力発生室
    を膨張させて最小圧力以上の範囲で減圧する工程D1
    と、この工程D1終了後の圧力をホールドする工程D2
    と、この工程D2で発生するノズルメニスカスの振動に
    よって、ノズルメニスカスがインク滴吐出側に押し出さ
    れた状態を捉えて、圧力発生室を膨張して最小圧力まで
    減圧し、直後に最大圧力まで圧力発生室を収縮させるこ
    とを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 前記工程D2の時間がノズルメニスカス
    の固有振動周期Tの1/8倍以上3/8倍以下であるこ
    とを特徴とする請求項1のインクジェット式記録ヘッド
    の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記工程D1において、環境温度が最高
    保証温度の場合は圧力発生室の膨張量を最小にし、最低
    保証温度に近づくに従って圧力発生室の膨張量が最高に
    することを特徴とする請求項1記載のインクジェット式
    記録ヘッドの駆動方法。
  4. 【請求項4】 ノズル開口と共通のインク室に連通する
    圧力発生室を備え、前記圧力発生室を圧電振動子により
    膨張、収縮させて前記圧力発生室へインクの補充、ノズ
    ル開口からのインク滴吐出を行うインクジェット式記録
    ヘッドの駆動方法において、 ノズルメニスカスが静止している状態から、圧力発生室
    を膨張させて最小圧力以上の範囲で減圧する工程D1、
    この工程D1終了後の圧力をホールドする工程D2、こ
    の工程D2で発生するノズルメニスカスの振動によっ
    て、ノズルメニスカスがインク滴吐出側に押し出された
    状態を捉えて、最大圧力まで圧力発生室を収縮させるこ
    とを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの駆動方
    法。
  5. 【請求項5】 前記工程D2の時間が、ノズルメニスカ
    スの固有振動周期Tの1/8倍以上3/8倍以下である
    ことを特徴とする請求項4のインクジェット式記録ヘッ
    ドの駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記工程D1において、環境温度が最高
    保証温度の場合は圧力発生室の膨張量を最小にし、最低
    保証温度に近づくに従って圧力発生室の膨張量が最高に
    することを特徴とする請求項4記載のインクジェット式
    記録ヘッドの駆動方法。
  7. 【請求項7】 ノズル開口と共通のインク室に連通する
    圧力発生室を備え、前記圧力発生室を圧電振動子により
    膨張、収縮させて前記圧力発生室へインクの補充、ノズ
    ル開口からのインク滴吐出を行うインクジェット式記録
    ヘッドの駆動方法において、 ノズルメニスカスが静止している状態から、圧力発生室
    を収縮させて最大圧力以下の範囲で圧力を高める工程C
    1、この工程C1終了後の圧力をホールドする工程C
    2、この工程C2で発生するノズルメニスカスの振動に
    よって、ノズルメニスカスがインク滴吐出側に押し出さ
    れた状態を捉えて、圧力発生室を膨張させ最小圧力まで
    減圧し、直後に最大圧力まで圧力発生室を収縮させるこ
    とを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの駆動方
    法。
  8. 【請求項8】 前記工程C2の時間が、ノズルメニスカ
    スの固有振動周期Tの5/8倍以上7/8倍以下である
    ことを特徴とする請求項7記載のインクジェット式記録
    ヘッドの駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記工程C1において、環境温度が最高
    保証温度の場合は圧力発生室の収縮量を最小にし、最低
    保証温度に近づくに従って圧力発生室の収縮量を最高に
    することを特徴とする請求項7記載のインクジェット式
    記録ヘッドの駆動方法。
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