JP3322276B2 - インクジェット式記録ヘッドの駆動方法、及びその装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッドの駆動方法、及びその装置

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JP3322276B2
JP3322276B2 JP31663292A JP31663292A JP3322276B2 JP 3322276 B2 JP3322276 B2 JP 3322276B2 JP 31663292 A JP31663292 A JP 31663292A JP 31663292 A JP31663292 A JP 31663292A JP 3322276 B2 JP3322276 B2 JP 3322276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力室を形成している
弾性板を棒状の圧電振動子により変位させ、この変位に
より圧力室を圧縮してノズル開口からインク滴を噴射さ
せるインクジェット記録ヘッドの駆動技術に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置に用いられるインクジェット記
録ヘッドの一つとして特公平2-24218号公報に示される
ように、圧力室を構成する弾性板に円板状の圧電振動板
を固定したものが従来から利用されている。このような
形式のインクジェット記録ヘッドは、圧電振動子の変位
が小さいため、実効面積を大きく取らざるを得ず、した
がって比較的大きな面積を確保することができる、ノズ
ル開口から離れた箇所に圧力室を配置し、ノズル開口と
の間を流路で接続するという構造が採用されている。こ
の結果、記録ヘッドの全体の大型化を招くばかりでな
く、各インク流路の流体抵抗を均一にするために複雑な
調整作業が必要になるという問題がある。
【0003】このような問題を解消するべく、例えば米
国特許第4697193号明細書に示されたように、圧電振動
子を棒状に形成し、これを圧力室の弾性板に当接させて
縦振動させてインク滴を発生させるインクジェット記録
ヘッドも提案されている。この記録ヘッドによれば、ノ
ズル開口に対向させて圧電振動子を配置することができ
るため、圧力室とノズル開口を接続する流路が不要とな
るばかりでなく、圧電振動子を積層構造とすることがで
きるため、駆動電圧を引き下げることができ、さらには
圧電振動子自体の固有振動数が比較的大きいため、高速
駆動が可能となって印刷速度の向上を図ることができる
などの特徴を備えている。
【0004】このような縦振動を利用したインクジェッ
ト記録ヘッドは、ドット形成直前に圧電振動子に駆動電
圧を印加して圧電振動子を収縮させ、次いで駆動電圧を
放電させて圧電振動子の伸長によりインク滴を発生させ
る、いわゆる引き打ち方式が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような引き打ち方
式を用いると、圧電振動子や振動板に予め蓄積された弾
性エネルギの利用が可能となるばかりでなく、圧力室へ
のインクの確実な引き込みを図ることができるという利
点がある反面、印字速度を高めるべく圧電振動子の作動
繰り返し周波数を高めると、インク滴の形成時のメニス
カスの位置にばらつきが生じてインク滴のサイズや速度
が変動して印刷品質が変動するという不都合がある。
【0006】このような問題を回避するため、圧電振動
子の縮小速度を可及的に低く設定してメニスカスの移動
を少なくするとともに、メニスカスが元の位置に復帰し
て静止するまで一定時間、圧電振動子を収縮状態に保持
し、それから第2の駆動電圧を印加して圧電振動子を伸
長させるという駆動方法が用いられている。このような
駆動方法によれば印字品質の安定を図ることができる反
面、圧電振動子自体の高速応答性を十分に生かすことが
できないという新たな問題が生じる。本発明はこのよう
な問題に鑑みてなされたものであって、その目的とする
ところは高い印字品質を維持しながら高速駆動すること
ができる縦振動モードを利用したインクジェット記録ヘ
ッドの駆動方法を提案することである。また本発明の第
2の目的は、上記方法を実現するための装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、ノズル開口が穿設されたノ
ズルプレートに対向させて振動板を配置して圧力室を形
成するとともに、先端を前記ノズル開口に対向させて前
記振動板に固定された縦振動モードの圧電振動子を固定
してなるインクジェット式記録ヘッドに、前記圧電振動
子に駆動電圧を印加してノズル開口のメニスカスが前記
ノズル開口から吐出する程度の速度で前記振動板をノズ
ル開口から所定の位置まで後退させる第1の工程と、前
記振動板を前記位置に保持する第2の工程と、前記メニ
スカスが後退量の1/3以上復帰した時点で前記振動板
をノズル開口側に前進させる第3の工程とを備えるよう
にした。
【0008】
【作用】圧電振動子の収縮に伴ってメニスカスがノズル
開口から後退するが、圧電振動子の収縮が停止する前後
において、次の瞬間にノズル開口に向かう流れとなる。
インクの慣性流の方向が切り換わり、元の位置から1/
3程度まで復帰した時点で、圧電振動子を伸長させる
と、慣性流に圧電振動子の伸長による圧力がノズル開口
近傍のインクに加わりインクを効率良くノズル開口から
飛翔させることになる。そしてメニスカスが元の位置か
ら1/3以上復帰すると、メニスカスの位置に関りなく
一定の速度でインク滴が飛翔するので、印刷されるドッ
トの形状、サイズが安定する。
【0009】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1、2は本発明の駆動装置が適
用される縦振動モードを利用するインクジェット記録ヘ
ッドの一実施例を示すものであって、図中符号1は、縦
振動モードで振動する圧電振動子で、駆動電極と圧電振
動材料をサンドイッチ状に積層して構成され、圧電振動
材料を挟む駆動電極を並列に接続して構成されている。
このような構造を採ることにより、各圧電振動層を同一
の電圧での駆動が可能となって、30ボルト程度の駆動
電圧でインク滴を形成させることができる。
【0010】この圧電振動子1は、一端を比較的弾性係
数の大きな絶縁性接着剤7によりベース9に固定され、
また他端には先端に圧力伝達部材2を介して圧力室10
を構成する高弾性板からなる振動板8が固定されてい
る。そして振動板8と一定のギャップgを確保するよう
にしてノズル開口4を備えたノズルプレート3がスペー
サ11を介してベース9に固定されている。これら振動
板8とノズルプレート3とにより形成された空間が圧力
室10となり、ベース9に形成された凹部からなるイン
ク供給流路5を介して図示しないインクタンクからイン
クの供給を受けるように構成されている。そしてこれら
ノズル開口4,4,4は、図3に示したように副走査方
向に千鳥状となるように複数列配置して、可及的に高い
ドット密度での印刷が可能に構成されている。
【0011】このような構造を持ったインクジェット記
録ヘッドは、圧電振動子1に駆動電圧が印加されていな
い状態では、メニスカス15がほぼノズル開口4の表面
に位置している(図5 I)。この状態で圧電振動子1
に対して、これを縮小させる方向(図4 符号a)に第
1の駆動電圧を印加すると、圧電振動子1の先端に固定
されている振動板8もノズルプレート3に対して弾性変
形してノズル開口4から後退する。この結果、圧力室1
0が拡張してここのインクが図中符号A方向に移動する
からメニスカス15も圧電振動子1側に後退する。同時
このインクの流れに誘われてインク供給流路5から符号
Bで示すようにインクが圧力室10に流れ込む(図5
II)。
【0012】圧電振動子1を縮小させた状態を維持する
と、圧力室10のインクは慣性により今度はノズル開口
側に向かう流れC(図5 III)を生じ、これにより
メニスカス15もノズル開口4に向かって前進を開始す
る。このメニスカスが前進している過程で圧電振動子1
にこれを伸長させる方向(図4 符号b)の駆動電圧を
印加すると、振動板8が圧電振動子1に押されてノズル
開口側に弾性変形して圧力室10を縮小させる。これに
より発生した圧力Dは、前の工程で発生している慣性流
C(図5 III)に足し合わさって圧力室10のイン
クをノズル開口4からインク滴16として外部に飛び出
させることになる。圧電振動子1の伸長により生じた圧
力は、圧力室10からインク供給流路5に向かう流れE
を発生させることになるが、前の工程により生じた慣性
流Bにより或程度阻止されるため、圧力室10の圧力抜
けが或程度減少することになる。(図5 IV)。
【0013】図6は、上述のインクジェット記録ヘッド
を駆動する装置の一実施例を示すものであって、図中符
号20は、第1のスイッチング回路で、3つのトランジ
スタ21,22,23からなり、入力端子24にHレベ
ルの電圧が印加されたときにオンとなるように構成され
ている。25は、第2のスイッチング回路で、トランジ
スタ26,27からなり、インバータ28を介して入力
端子24に接続されていて、入力端子24にLレベルの
電圧が印加されたときにオンとなるように構成されてい
る。29は、時定数回路を構成するコンデンサで、第1
のスイッチング回路20がオンとなったときには、抵抗
30を介して電源電圧VHにより充電を受け、また第2
のスイッチング回路25がオンとなったときには抵抗3
1を介して放電するものである。32は、電流バッファ
で、トランジスタ33,34からなり、コンデンサ29
の端子電圧に比例した電圧を圧電振動子1に供給するも
のである。このような回路構成を採ることにより図7
(I)に示すような入力信号が入力端子24に印加され
ると、信号がLレベルになった時点でトランジスタ22
がオフとなって駆動電圧VPが電圧VHまで立ち上がる。
そしてトランジスタ22とコンデンサ29と、これに接
続されている電流バッファ32がミラー積分回路を構成
しているため、圧電振動子1に印加される駆動電圧VP
の波形は、同図(II)に示すように一定の勾配をもっ
て直線的に立ち上がる。駆動電圧VPが電源電圧VHと等
しくなった時点で、電圧の上昇が停止し、その後、所定
時間の間駆動電圧VPは電源電圧VHに保持される。そし
て入力信号がHレベルに切り換わった時点で、コンデン
サ29が抵抗31を介して放電し、圧電振動子1の駆動
電圧VPの波形は立ち上がり時とほぼ対称をなすように
立ち下がる。
【0014】ところで駆動電圧Vpの立ち上がり時間τ
1、及び立ち下がり時間τ2は、回路を構成しているコン
デンサ29と抵抗30、31により決定される。コンデ
ンサ29の容量をC、抵抗30の抵抗値をR1、抵抗3
2の抵抗値をR2、トランジスタ20、26のベース−
エミッタ間電圧を各々VBE1、VBE2とすると、時間τ
1、τ2は、それぞれ τ1=C×R1×VH /VBE1 τ2=C×R2×VH /VBE2 となる。この結果、圧電振動子1に流れる電流IP は IP=Cp×VH /τ1 =Cp×VBE1/(C×R1) IP=Cp×VH /τ2 =Cp×VBE2/(C×R2) となる。電流Ipの時間変化からも明らかなように、こ
の回路は圧電振動子1に一定の電流を流す定電流回路を
構成している。
【0015】これに対し、従来圧電振動子の駆動回路と
して用いられる回路に図24のような定電圧回路があ
る。この定電圧回路で圧電振動子を駆動する場合、圧電
振動子に流れる電流IP’と圧電振動子に印加される電
圧VP’は、時間とともに非直線的に変化する。すなわ
ち、充電抵抗60と61の合成抵抗値をR1’、また圧
電振動子62の静電容量Cpとすると、立ち上がり時の
電流IP’と電圧VP’は、 IP’(t)=VH/R1’×exp{−t/(Cp×R1’)} VP’(t)=VH×[1−exp{−t/(Cp×R1’)}] となる。このような回路では駆動電圧Vp’が電源電圧
VHに達するまでの時間は非常に長くなるが、実質的に
圧電振動子が変形するのに問題ない電圧を、仮に電源電
圧VHの0.9倍に達する時間、すなわちVp’(t)
が0.9×VHに達する時間t0は t0=2.3×Cp×R1’ となる。ここで前述した立ち上がり時間τ1と等しい時
間でt0が立ち上がるように充電抵抗値R1’を設定する
と、IP’の最大値、すなわちIP’(0)は、 IP’(0)=VH/R1’ =VH×2.3×Cp/τ1=2.3×Ip となる。これは、定電圧回路が前述した定電流回路に対
し、同じ時間で電圧を立ち上げるためには、最大電流が
2.3倍流れてしまうことを示している。また立ち下が
る時においても全く同様の形態を示す。以上説明したよ
うに、本実施例で示した定電流回路を用いることによ
り、従来の駆動回路に比較して、充電時間、または放電
時間を小さくしても回路に流れる最大電流値を減少させ
ることができるため、駆動回路を構成する部品を小さく
でき、回路の低コスト化を図ることができる。
【0016】図7は、上述の駆動回路の動作を示す波形
図であって、ホスト装置から図7(I)に示したような
信号が入力端子に入力すると、信号がHレベルからLレ
ベルに切り換わった時点(T1)で第1のスイッチング
回路20がオンとなって抵抗30を介してコンデンサ2
9が充電される。この充電電流は時定数τ1でもって変
化し、同時にミラー積分機能により圧電振動子1に一定
割合で上昇する電圧が印加される。このれにより圧電振
動子1は等速度で縮小することになり、振動板8がやは
り等速度で後退して圧力室10が拡大し、またメニスカ
スも時間とともに後退する(同図 IV)。
【0017】圧電振動子1の端子電圧VPが電源電圧VH
まで上昇した時点(T2)で、電圧変化が停止し、この
結果圧力室10の拡大も停止する。このような圧力室1
0が拡大した状態を所定時間(保持時間T)継続して、
メニスカスが後述する所定の位置まで復帰した時点(T
3)で入力信号がLレベルからHレベルに切り換わる。
この結果、第2のスイッチング回路25がオンとなって
コンデンサ29に蓄積されている電荷が、時定数τ2で
もって抵抗を介して放電する。これにより圧電振動子1
の端子電圧VPも一定の割合で減少し、これに伴って圧
電振動子1が等速度で伸長して、圧力室10を一定の割
合で圧縮することになる。
【0018】なお、この実施例においては充電により縮
小し、また放電により伸長する圧電振動子に例を採って
説明したが、放電により縮小し、また充電により伸長す
るタイプの圧電振動子を用いる場合には、Lレベルから
Hレベルに切り換わり、次いでHレベルからLレベルに
切り換わる駆動信号を用いて図9に示したような0ボル
トレベルを対称線とする立ち上がり時定数τ1,保持時間
T、及び立ち下がり時定数τ2の駆動電圧を発生させる
ことにより同様の動作をさせ得ることは明らかである。
【0019】ところで、前述したようにインクジェット
記録ヘッドに第1の駆動電圧を印加して圧電振動子1を
縮小させ、これによりノズル開口に形成されていたメニ
スカスをノズル開口の表面から後退させ、このメニスカ
スの後退が反転した時点を見計らって圧電振動子1伸長
させる本発明の駆動方法におけるインクの挙動を、シュ
ミレーションによりさらに詳説する。ノズル開口の直径
が40μm、停止状態におけるノズルプレート3と振動
板8とのギャップgが80μmとなるように構成された
記録ヘッドに、粘度10ミリPasのインクを用いた場
合のインクの挙動を、図10に示した音響モデルを用い
てシュミレーションし、その結果を図11から図18に
示す。
【0020】このモデルは、インクジェットヘッドの各
部を集中定数とみなしてモデル化した音響系の集中定数
回路である。40はノズル部を表わす集中定数回路であ
り、メニスカス15の圧力源44とノズル開口のイナー
タンス45とレジスタンス46とが直列に接続されてい
る。41は、圧電振動子1と振動板8を単振動系とみな
した集中定数回路であり、印加電圧による圧力発生源4
8と剛性コンプライアンス49とレジスタンス50とイ
ナータンス57を直列に接合する。42は圧力室10を
表す集中定数回路であり、レジスタンス52とイナータ
ンス53を直列に接続する。43は圧力室10全体の変
形を表す集中定数回路であり、剛性コンプライアンス5
5で表されている。インクジェットヘッド全体の集中定
数回路は集中定数回路40、41、42、43を並列に
接続した構成である。そして、メニスカス15がノズル
開口4を完全に満たしているときのイナータンス45と
レジスタンス46は、メニスカス15が引き込まれてい
るときのイナータンス45とレジスタンス46よりも大
きい値をとる。この結果、ノズル部の集中定数回路40
を構成する圧力44とイナータンス45とレジスタンス
46をメニスカス15の引き込み量に応じて変化する非
線形素子としてシュミレーションを行うことなる。この
ようしてシュミレーションを行うことにより、圧力発生
源48を駆動すると圧力板8が体積速度Uvでインクが
排除され、その結果、非定常に変化する各部のインクの
体積速度Un、Uc、Usを知ることができる。そして
ノズル部の体積速度Unのシュミレーション結果を自由
表面の挙動を取り扱いが可能な汎用差分法モデルの境界
条件として与えて、メニスカスの挙動やインク滴の飛翔
形態を得ることができる。なお、イナータンス45、5
3と剛性コンプライアンス55からなる振動系の固有振
動数を圧力室の共振周波数と指す。
【0021】図11は、一定の勾配で変化する第1の駆
動電圧を10μ秒間、圧電振動子に印加し、以後この電
圧を保持し続けた時のノズル開口近傍のメニスカスの自
由な挙動を示すものであって、駆動電圧印加時点(同図
I)から10μ秒(VI)までメニスカスの後退が続
き、次いでメニスカスがノズル開口側に反転する。そし
て駆動電圧の印加から22μ秒が経過すると(XII)
ノズル開口4からインク滴が外側に突出し、最終的には
液滴の形成が可能な程度の液柱にまで発展する(XX
I)。
【0022】図12乃至図18図は、圧電振動子1を縮
小させる工程、及び圧電振動子を伸長させる工程の時定
数をそれぞれ10μ秒に選択する一方、圧電振動子の収
縮工程の終了から圧電振動子を伸長させるまでの時間、
つまり上述した保持時間を変えて種々なメニスカスの位
置が第2の駆動電圧を印加して圧力室を収縮させた場合
のノズル開口近傍のインクの流れを示すものである。図
12は、第1の駆動電圧印加から12μ秒が経過した時
点、つまり保持時間を2μ秒の時点で圧力室を収縮させ
た時のインク流の状態を示すものであって、メニスカス
の後退が停止して慣性流により前進に転じた初期の段階
で圧力室が圧縮されることになり、ノズル開口からはイ
ンクが柱状、つまり先端部と中央部との直径がほぼ同じ
大きさとなって飛翔している。
【0023】図13は、第1の駆動電圧印加から14μ
秒が経過した時点、つまり保持時間を4μ秒とした時の
インク流の状態を示すものであって、メニスカスが後退
から前進に転じ、ノズル開口側に少し前進した時点で、
ノズル形成板をノズル開口側に押し出した時の状態を示
している。この場合も前述の場合と同様にノズル開口か
ら飛び出したインクは、柱状となる。
【0024】図14は第1の駆動電圧印加から16μ秒
が経過した時点、つまり保持時間を6μ秒とした時のイ
ンク流の状態を示すものであって、メニスカスが後退か
ら前進に転じ、最も後退した位置から1/3程度まで復
帰した時点で、圧電振動子を伸長させた時の状態を示す
ものである。この場合にはノズル開口から飛び出したイ
ンクの先端の一部がくびれて飛行の過程で球状にまとま
るため、記録用紙には理想的なドットが形成されること
になる。
【0025】以下図15乃至図18は、それぞれ第1の
駆動電圧印加から18μ秒(保持時間8μ秒)、20μ
秒(保持時間10μ秒)、22μ秒(保持時間12μ
秒)、24μ秒(保持時間14μ秒)とした場合の状態
を示すもので、これらの時点で圧電振動子を伸長させる
と、ノズル開口から飛び出したインクの先端は、球状と
なることが確認できた。
【0026】図19は、このシュミレーションのモデル
になった記録ヘッドを用いて、第1の駆動電圧を一定の
割合、つまり放置すれば慣性流によりメニスカスがノズ
ル開口から柱状となって飛翔する程度の変化速度で10
μ秒印加して圧電振動子を一定の割合で収縮させ、以後
この収縮状態を任意の時間保持し、次いで一定の割合で
変化する駆動電圧を10μ秒印加して圧電振動子を収縮
させたときにノズル開口から噴射されるインク滴の形状
を高速度カメラにより撮影し、これを保持時間をパラメ
ータとして示したもので、保持時間が6μ秒(同図II
I)以上のものにあってはノズルから飛び出したインク
の先端部がくびれて球状となるのに対して、保持時間が
4μ秒以下のもの(同図II、I)では全体が同一形状
で、柱状となっていることが確認できる。
【0027】上述した保持時間毎のインク滴のノズル開
口からの吐出量と、吐出速度の関係を総合して示すと、
図20に示したようにインク吐出量(図中点線により示
す線)は、保持時間に比例して若干多くなり、またイン
ク吐出速度は、保持時間6μ秒、つまりメニスカスが最
も後退した時点から1/3程度の位置まで復帰する時点
までは保持時間とともに急激に低下するが、これより保
持時間が長くなってもほぼ12.5メートル/秒程度の
一定値を維持している。ところで、インク吐出速度が速
い場合にはノズルから吐出するインクは柱状となり、ま
た遅い場合には球状になることが知られている。そして
吐出したインクの先端が球状である場合には、記録用紙
に形成されるドットがほぼ円形となることも知られてい
るから、これらのことから上記モデルでは保持時間を6
μ秒以上、つまりメニスカスが最も後退した時から1/
3まで復帰した以後に圧力室を収縮させると理想的なド
ット、つまり円形のドットが印刷できることが判明し
た。
【0028】このことは、ノズル開口のサイズやインク
の粘度、ノズルプレートと振動板の間隙長等のパラメー
タを変えてメニスカスの挙動をいろいろ変化させて確認
したところ、メニスカスが最も後退した位置から1/3
に復帰するまでの時間には変化が生じるものの、1/3
まで復帰した時点以降に圧力室を収縮させれば、上記パ
ラメータの変化に関りなく、ノズル開口から飛びだすイ
ンクの先端部が球状となることが確認された。これらの
ことから、振動板を後退させた時に生じる慣性流がノズ
ル開口からインクを飛び出させる程度にまで高速度で圧
力室を拡開させ、かつメニスカスの位置がその最も後退
した位置から1/3以上復帰した時点以降に圧力室を収
縮させると、メニスカスの位置に関りなくインクを球状
となして飛翔させることができることを意味する。
【0029】このことをインクジェット記録ヘッドの駆
動周波数に当てはめて見ると、図21、図22において
実線により示したように駆動周波数1KHzから10K
Hz程度までインク吐出量及びインク吐出速度が一定と
なる。このことは、高い印刷速度でも高い印字品質を維
持できることを示すばかりでなく、連続ドットの形成、
1ドットおきにドットを形成する場合、2ドットおきに
ドットを形成する場合などあらゆる印刷形態に対しても
一定の印字品質を維持できることを示している。これに
対して従来の駆動方式(図21、図22において点線に
より示した線)では駆動周波数3KHz近辺を境にして
インク吐出量が減少し、またインク吐出速度が急激に上
昇してしまい、結果として印字品質が駆動周波数に左右
されてしまうことを示している。
【0030】ところで、縦振動モードを使用する圧電振
動子は、たわみ振動モードのものよりも振動板やインク
等の他の構成部材の影響を受け難く、ほぼ圧電振動子単
独の共振周波数で振動することが確認されている。
【0031】一方、圧力室の共振周波数は、前述の図1
0中のイナータンス45、53と剛性コンプライアンス
55によって決まる。圧力室の共振周波数fcは、イナ
ータンス45をMn、イナータンス53をMs、剛性コ
ンプライアンスをCcとすると、
【0032】
【数1】
【0033】で表わされる。なお、圧力室を自由振動さ
せた場合にはその共振周波数fcで振動することが確認
されている。圧力室を拡大させる工程、及び圧縮する場
合に、圧電振動子の変位速度を圧力室の固有振動周期の
0.9倍以上、つまり圧電振動子を収縮、伸長させるた
めに印加する電圧波形の立ち上がり、立ち下がり時間を
圧力室の固有振動周期の0.9倍以上にする事により、
圧力室拡開後、及びインク滴形成後における圧力室の残
留振動を可及的に小さくすることができる。また、圧電
振動子の残留振動を抑制するためには、圧電振動子の変
位速度を圧電振動子の固有振動周期に一致させることで
達成することができる。
【0034】すなわち、図23に示したように電圧開放
時における放電波形の時定数を振動子自体の固有振動周
期の90乃至120パーセントの範囲に設定することに
より、圧電振動子の変位後における圧電振動子自体、お
よびこれに結合されている振動板の残留振動を、駆動時
の振幅の10%程度に抑えることができる。
【0035】以上説明したように圧力室の残留振動、お
よび圧電振動子の残留振動は、圧電振動子の変位速度、
すなわち圧電振動子に印加する圧電の立ち上がり、およ
び/または立ち下がり時間を任意に設定することにより
抑えることができるが、圧電振動子やその他の圧力室形
成部材等の寸法、材質との条件により、各々に適合する
時間設定をとることは明らかである。すなわち、圧電振
動子の固有振動周期Taと圧力室の固有振動周期Tc
(=1/fc)との大小関係により以下のように設定す
ることが望ましい。 1)Ta<Tcの場合 τ1、τ2≧0.9×Tc 2)Ta≧Tcの場合 0.90×Ta≦τ1、τ2≦1.2×Ta このように圧電振動子に印加する電圧の立ち上がり時
間、および/または立ち下がり時間を設定する事により
特に繰り返し周波数に大きく影響を与えるインク噴射後
の残留振動の減衰待ち時間を設けることなく直ちにドッ
ト形成が可能となり、記録ヘッドの駆動繰り返し周波数
をよりいっそう向上させることができる。
【0036】なお、上述の実施例においては圧力室の片
側にのみインク流路を形成したインクジェット記録ヘッ
ドに適用した場合について説明したが、圧力室の両側に
インク供給流路を形成したインクジェット記録ヘッドに
適用しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0037】また、振動板がノズル開口に対向して形成
されている、いわゆるフェイスエジェクト形式のインク
ジェット記録ヘッドに適用した場合に限らず、例えば振
動板と平行な方向にインク滴を噴射させるいわゆるエッ
ジエジェクト形式のインクジェット記録ヘッドに適用し
ても同様の作用を奏することは明らかである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
圧電振動子に駆動電圧を印加してノズル開口のメニスカ
スがノズル開口から吐出する程度の速度で前記振動板を
ノズル開口から所定の位置まで後退させる第1の工程
と、振動板を前記位置に保持する第2の工程と、メニス
カスが後退量の1/3以上復帰した時点で振動板をノズ
ル開口側に前進させる第3の工程を備えるようにしたの
で、圧電振動子の収縮時に生じるノズル開口近傍のイン
ク流を積極的に利用するとともに、メニスカスの位置に
インク滴の吐出速度が依存しない領域で圧力室圧縮が可
能となり、これによって駆動繰り返し周波数の広い範囲
にわたってインク滴のサイズや飛翔速度をほぼ一定に維
持することができて、高速駆動可能な記録装置が実現で
きる。また、インク滴噴射時の充電、及び/または放電
の立ち上がり、立ち下がり時間を圧力室及び圧電振動子
の振動周期によって好適に設定するようにしたので、イ
ンク滴噴射後における圧電振動子を含む振動系の残留振
動振幅を小さくできて、駆動繰り返し周波数を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット記録ヘッド
の一実施例を示す断面斜視図である。
【図2】図1に示したインクジェット記録ヘッドの断面
図である。
【図3】図1に示したインクジェット記録ヘッドのイン
ク流路、及びノズル開口の配列を示す図である。
【図4】図1に示したインクジェット記録ヘッドにおけ
る圧電振動子の運動状態を示す図である。
【図5】同図(I)乃至(IV)は、それぞれ同上イン
クジェット記録ヘッドの動作の概略を示す説明図であ
る。
【図6】同上インクジェット記録ヘッドを駆動する回路
の一実施例を示す回路図である。
【図7】同図(I)乃至(IV)は、それぞれ同上駆動
回路に印加される駆動信号、圧電振動子の端子電圧、充
電電流、及びメニスカスの移動を示す説明図である。
【図8】圧電振動子の縮小工程、保持工程、及び伸長工
程の関係を示す説明図である。
【図9】放電により縮小するタイプの圧電振動子を用い
た場合の縮小工程、保持工程、及び伸長工程の関係を示
す説明図である。
【図10】本発明の駆動方法による圧力室内でのインク
の挙動をシミュレーションするのに使用したモデルの一
例を示す図である。
【図11】圧電振動子を縮小させた状態で放置した場合
における時間毎のメニスカスの挙動を示す図である。
【図12】圧電振動子を縮小させた状態で2μ秒間放置
し、その後圧電振動子を伸長させた場合における時間毎
のメニスカスの挙動を示す図である。
【図13】圧電振動子を縮小させた状態で4μ秒間放置
し、その後圧電振動子を伸長させた場合における時間毎
のメニスカスの挙動を示す図である。
【図14】圧電振動子を縮小させた状態で6μ秒間放置
し、その後圧電振動子を伸長させた場合における時間毎
のメニスカスの挙動を示す図である。
【図15】圧電振動子を縮小させた状態で8μ秒間放置
し、その後圧電振動子を伸長させた場合における時間毎
のメニスカスの挙動を示す図である。
【図16】圧電振動子を縮小させた状態で10μ秒間放
置し、その後圧電振動子を伸長させた場合における時間
毎のメニスカスの挙動を示す図である。
【図17】圧電振動子を縮小させた状態で12μ秒間放
置し、その後圧電振動子を伸長させた場合における時間
毎のメニスカスの挙動を示す図である。
【図18】圧電振動子を縮小させた状態で14μ秒間放
置し、その後圧電振動子を伸長させた場合における時間
毎のメニスカスの挙動を示す図である。
【図19】同図(I)乃至(X)は、それぞれ上記各保
持時間ごとのインク滴の形状を示す図である。
【図20】保持時間とインク吐出速度、及びインク吐出
量の関係を示す線図である。
【図21】駆動周波数とインク吐出量の関係を示す線図
である。
【図22】駆動周波数とインク吐出速度の関係を示す線
図である。
【図23】圧電振動子伸長時の駆動電圧の時定数と減衰
振動振幅との関係を示す線図である。
【図24】縦振動モードを使用したインクジェット記録
ヘッドの従来の駆動回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 圧電振動子 2 圧力伝達部材 3 ノズルプレート 4 ノズル開口 5 インク供給流路 10 圧力室 15 メニスカス
フロントページの続き (72)発明者 片倉 孝浩 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コ−エプソン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−234855(JP,A) 特開 平1−275051(JP,A) 特開 平1−278358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口と連通し、振動板を配置して
    圧力室を形成するとともに、前端が前記振動板に固定さ
    れた縦振動モードの圧電振動子を固定してなるインクジ
    ェット式記録ヘッドに、前記圧電振動子に駆動電圧を印
    加してノズル開口のメニスカスが前記ノズル開口から吐
    出する程度の速度で前記振動板をノズル開口から所定の
    位置まで後退させる第1の工程と、前記振動板を前記位
    置に保持する第2の工程と、前記メニスカスが後退量の
    1/3以上復帰した時点で前記振動板をノズル開口側に
    前進させる第3の工程とからなるインクジェット記録ヘ
    ッドの駆動方法。
  2. 【請求項2】 ノズル開口と連通し、振動板を配置して
    圧力室を形成するとともに、前端が前記振動板に固定さ
    れた縦振動モードの圧電振動子を固定してなるインクジ
    ェット式記録ヘッドを駆動する装置において、前記ノズ
    ル開口に形成されているメニスカスが前記ノズル開口か
    ら吐出する程度の速度で前記圧電振動子を収縮させる第
    1の電圧と、前記圧電振動子を収縮状態に保持する第2
    の電圧と、圧電振動子を伸長させる第3の電圧を発生す
    るとともに、前記第2の電圧を T≧Tim (ただし、Tは、第2の電圧の保持時間を、またTim
    は、第1の駆動電圧が定常定常状態に到達してからメニ
    スカスが最後退位置から1/3まで復帰するまでの時間
    を示す) 維持するインクジェット式記録ヘッドの駆動装置。
  3. 【請求項3】 第1及び/または第3の駆動電圧の時定
    数を、前記圧力室の固有振動周期の0.9倍以上とした
    請求項2のインクジェット式記録ヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 第3の駆動電圧の時定数を、前記圧電振
    動子の固有振動周期の0.9乃至1.2倍とした請求項
    2のインクジェット式記録ヘッド駆動装置。
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