JP2000263775A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2000263775A
JP2000263775A JP7325899A JP7325899A JP2000263775A JP 2000263775 A JP2000263775 A JP 2000263775A JP 7325899 A JP7325899 A JP 7325899A JP 7325899 A JP7325899 A JP 7325899A JP 2000263775 A JP2000263775 A JP 2000263775A
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signal
ink
drive signal
pressure generating
generating chamber
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Ryoichi Tanaka
良一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク滴の吐出特性を安定に維持しつつ、印
刷速度の向上を図ること。 【解決手段】 連続的にインク滴を吐出させる場合に
は、インク滴吐出後のメニスカスがノズル開口側に反転
する時点で駆動信号S1、S2を印加して圧力発生室を
膨張させてメニスカスの無用な引き込みを伴うことな
く、圧力発生室にインクの充填し、また休止状態に入る
時点で制振信号S3を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は、リザーバとノズ
ル開口とに連通する圧力発生室の容積を圧電振動子によ
り変化させてインク滴を吐出させる記録ヘッドを備えた
記録装置、より詳細には記録ヘッドの駆動技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】リザーバとノズル開口に連通する圧力発
生室の容積を、台形波状の駆動信号を圧電振動子に印加
してノズル開口からインク滴を吐出させる記録ヘッド
は、インク滴の吐出後にメニスカスの残留振動を伴うた
め、印刷データとは無関係な微小なインク滴が吐出して
印刷品質を低下させるという不都合がある。このような
問題を解消するため、特開平9-52360号公報や特開平10-
81012号公報に見られるようにインク滴吐出後に制振信
号を印加して、圧力発生室を膨張させてメニスカスの振
動を強制的に停止させることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、1印字周期
内にインク滴吐出駆動用の信号と残留振動制振用の信号
との2種類の信号を必要とし、1印字周期が長くなり、
特に1つのドットに階調を持たせるために、ドットを複
数のインク滴で形成しようとすると、図7(イ)に示し
たように1印字周期が長くなり印刷速度が低下するとい
う問題がある。本発明はこのような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、インク滴の
吐出に不都合を来すことなく、高速度で階調印刷が可能
なインクジェット式記録装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、ノズル開口、及びインク供
給口を介してリザーバに連通し、圧力発生室と、該圧力
発生室を膨張、収縮させる圧電振動子とからなるインク
ジェツト式記録ヘツドと、前記圧力発生室の容積を急速
に変化させてインク滴を吐出させる駆動信号を、前回の
インク滴吐出によるメニスカスがノズル開口側に反転し
た時点で次の駆動信号を連続して出力し、インク滴非吐
出状態に入る直前にインク滴の吐出により発生するメニ
スカスの振動が前記ノズル開口側に移動する時点で前記
圧力発生室を膨張させる制振信号とを出力する駆動信号
発生手段を備える。
【0005】
【作用】連続的にインク滴を吐出させる場合には、イン
ク滴吐出後のメニスカスがノズル開口側に反転する時点
で駆動信号を印加して圧力発生室を膨張させてメニスカ
スの無用な引き込みを伴うことなく、圧力発生室にイン
クの充填し、また休止状態に入る時点で制振信号を印加
する。
【0006】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の第一
実施例を示すブロック図であって、駆動信号発生手段1
は、図2に示したようにインク滴吐出用の第1の駆動信
号S1と、第2の駆動信号S2と、制振信号S3とを、印
刷制御手段2からの指令に基づいて出力するように構成
されている。
【0007】第1の駆動信号S1は、図2(イ)に示し
たように中間電位VMから記録ヘッド3(図3)の圧力
発生室10をインク滴吐出の前段階まで膨張させる膨張
信号と、この膨張状態を維持する保持信号と、前記
膨張状態からインク滴の吐出に適した変化率で圧力発生
室10の容積を縮小させて中間電位VMに戻る収縮信号
とにより構成されている。
【0008】第2の駆動信号S2は、図2(ロ)に示し
たように中間電位VMから圧力発生室10をインク滴吐
出の前段階まで膨張させる膨張信号と、この膨張状態
を維持する保持信号と、前記膨張状態から中間電位V
Mよりも大きく電圧が変化する収縮信号’とにより構
成されている。
【0009】また、制振信号S3は、図2(ハ)に示し
たように第2の駆動信号によるインク滴吐出終了時点
の電位V0からメニスカスを圧力発生室10に引き込む
ことができる程度の所定勾配を有し、かつ中間電位VM
に復帰する電圧変化信号として構成されている。そし
て、制振信号S3は、その継続時間TSが圧電振動子18
の固有周期Ta以上、好ましくは固有振動周期Taに設
定されている。
【0010】これら第1、第2の駆動信号S1、S2、及
び制振信号S3は、充放電回路の放電定数をスイツチン
グ回路により適宜切替えたり、またROMに記憶された
波形データや、ホストからの駆動信号情報に基づいて信
号を発生するプログラマブル信号発生手段を使用するこ
とにより容易に発生させることができる。
【0011】印刷制御手段2は、ホストからの印刷信号
に基づいて1印字周期で1つのインク滴を吐出させる場
合には、第2の駆動信号S2を出力させ、ついで第2の
駆動信号S2の収縮信号’の出力時点からヘルムホル
ツ共振周期Tcが経過した時点で制振信号S3を出力さ
せる。これら信号S2、S3は、ヘッド駆動手段4から出
力され、ラッチ信号発生手段5からの信号によりラッチ
されて対応する圧電振動子18に印加される。
【0012】なお、圧力発生室10のヘルムホルツ共振
周期Tcは、周知のようにノズル開口14のイナータン
スをLn、インク供給口11のイナータンスをLi、弾性
板16のコンプライアンスをCv、インクのコンプライ
アンスをCinkとしたとき、 Tc=2π√〔(CV+Cink)×Ln×Li〕/(Ln+L
i) として表される値である。
【0013】また1印字周期で複数kのインク滴を吐出
させる場合には、(k−1)個分の第1の駆動信号S1
を直前の収縮信号が終了した時点から次の駆動信号S
1の収縮信号の印加時点までの時間が〔(2n+1)
/2〕×Tcとなるように出力させる。そして最後のイ
ンク滴の形成時には第(k−1)番目の第1の駆動信号
S1の収縮信号が終了した時点から第2の駆動信号S2
の収縮信号’の印加時点までの時間が〔(2n+1)
/2〕×Tcとなるように第2の駆動信号S2を出力さ
せ、最後に第2の駆動信号S2の収縮信号’の出力時
点からヘルムホルツ共振周期Tcが経過した時点で制振
信号S3を出力させる。
【0014】このように制振信号の継続時間を圧電振動
子18の固有周期Taとすることにより、制振時に圧電
振動子18に次のインク滴吐出にまで残留する振動を防
止でき、また第2の駆動信号の収縮信号’の出力時点
からヘルムホルツ共振周期Tcが経過した時点で印加す
ることにより、メニスカスがノズル開口に向かう時点で
圧力発生室10を膨張させてメニスカスの振動を確実に
抑制することができる。
【0015】記録ヘッド3は、この実施例においては、
図3に示したように圧力発生室10と、インク供給口1
1と、リザーバ12とを形成する流路形成基板13の一
方の面をノズル開口14が穿設されたノズルプレート1
5により、また他方の面を弾性変形可能な弾性板16に
封止された流路ユニット17と、軸方向に伸長して弾性
板16を変位させる圧電振動子18とから構成されてい
る。
【0016】このように制振信号S3の継続時間TSを圧
電振動子18の固有周期Taとすることにより、圧電振
動子18自体の残留振動を誘起させることなく変位させ
ることが可能となり、また第2の駆動信号S2の収縮信
号’の出力時点からヘルムホルツ共振周期Tcが経過
した時点で制振信号S3を印加することにより、メニス
カスがノズル開口に向かう時点で圧力発生室10を膨張
させることができる。
【0017】次にこのように構成した記録装置の動作を
図4乃至図6に基づいて説明する。 (1印字周期内で1インク滴を吐出する場合(図4))
印刷データが入力されると、第2の駆動信号S2がラッ
チされて、その膨張信号により圧電振動子18が収縮
して圧力発生室10が膨張し、リザーバ12からインク
を圧力発生室10に充填するとともに、ノズル開口14
のメニスカスを圧力発生室10に大きく引き込む。膨張
信号が所定電圧VHに到達すると、保持信号により
一定時間維持され、圧力発生室10の容積が一定に維持
される。これにより、圧力発生室10に引き込まれたメ
ニスカスが振動を開始し、所定時間の経過後にノズル開
口側に反転する。
【0018】この時点で収縮信号’が印加されて圧電
振動子18が伸長して圧力発生室10の容積が縮小す
る。これにより圧力発生室10のインクが加圧されてノ
ズル開口14からインク滴が吐出する。
【0019】インク滴の吐出後、メニスカスは慣性によ
り再び振動を開始するが、収縮信号’の印加開始時点
からヘルムホルツ共振周期Tcと実質的に同一の時間T
1が経過した時点で、つまりメニスカスがノズル開口側
に反転した時点で、制振信号S3が圧電振動子18に印
加される。これにより圧力発生室10が微小膨張してノ
ズル開口14のメニスカスを圧力発生室10に引き込
み、その振動を強制的に停止させる。
【0020】(1印字周期内で2つのインク滴を吐出す
る場合(図5))印刷データが入力すると、第1の駆動
信号S1がラッチされて、その膨張信号により圧電振
動子18が収縮して圧力発生室10が膨張し、リザーバ
12からインクを圧力発生室10に充填するとともに、
ノズル開口14のメニスカスを圧力発生室10に大きく
引き込む。
【0021】膨張信号が所定電圧に到達すると、保持
信号により一定時間維持され、圧力発生室10の容積
が一定に維持される。これにより、圧力発生室10に引
き込まれたメニスカスは振動を開始し、所定時間の経過
後にノズル開口側に反転する。
【0022】第1の駆動信号S1の収縮信号が終了し
た時点から第2の駆動信号S2の収縮信号’の印加時
点までの時間が〔(2n+1)/2〕×Tcとなるよう
に第2の駆動信号S2がラッチされる。そして第2の駆
動信号S2の膨張信号により圧電振動子18が収縮し
て圧力発生室10が膨張し、リザーバ12からインクを
圧力発生室10に充填するとともに、ノズル開口14の
メニスカスを圧力発生室10に大きく引き込む。これに
より、メニスカスが最も圧力発生室側に移動し、ノズル
開口側に反転した時点で膨張を開始するから、メニスカ
スを無用に引き込むことが無く、休止後のインク滴吐出
と同様の状態で次のインク滴を吐出させることができ
る。
【0023】第2の駆動信号S2によるインク滴の吐出
後、メニスカスは慣性により再び振動を開始するが、収
縮信号’の印加開始時点からヘルムホルツ共振周期T
cと実質的に同一の時間T1が経過した時点で、制振信
号S3が圧電振動子に印加される。これにより圧力発生
室10が微小膨張してノズル開口のメニスカスを圧力発
生室10に引き込み、残留振動を強制的に停止させる。
【0024】(1印字周期内で3つ以上のインク滴を吐
出する場合(図6))印刷データが入力すると、第1の
駆動信号S1がラッチされて、その膨張信号により圧
電振動子18が収縮して圧力発生室10が膨張し、リザ
ーバ12からインクを圧力発生室10に充填するととも
に、ノズル開口14のメニスカスを圧力発生室10に大
きく引き込む。膨張信号が所定電圧VHに到達する
と、保持信号により一定時間維持され、圧力発生室1
0の容積が一定に維持される。これにより、圧力発生室
10に引き込まれたメニスカスは振動を開始し、所定時
間の経過後にノズル開口側に反転する。
【0025】この時点で収縮信号が印加されて圧電振
動子18が伸長して圧力発生室10の容積が縮小する。
これにより圧力発生室10のインクが加圧されてノズル
開口14からインク滴が吐出する。
【0026】直前の収縮信号が終了した時点から次の
駆動信号S1の収縮信号の印加時点までの時間aが
〔(2n+1)/2〕×Tcとなるように第1の駆動信
号S1がラッチされて、その膨張信号により圧電振動
子18が収縮して圧力発生室10が膨張し、リザーバ1
2からインクを圧力発生室10に充填するとともに、ノ
ズル開口14のメニスカスを圧力発生室10に大きく引
き込む。これにより、メニスカスが最も圧力発生室側に
移動し、ノズル開口側に反転した時点で膨張を開始する
から、メニスカスを無用に引き込むことが無く、休止後
のインク滴吐出と同様の状態で次のインク滴を吐出させ
ることができる。
【0027】以下、このような工程を吐出すべきインク
滴の数kー1回繰返し、印字周期の最後のインク滴を吐
出させる場合には、第1の駆動信号S1の収縮信号が
終了した時点から第2の駆動信号S2の収縮信号’の
印加時点までの時間aが〔(2n+1)/2〕×Tc
(ここでnは自然数)となるように第2の駆動信号S2
を印加する。
【0028】そして、第2の駆動信号S2によるインク
滴の吐出後、メニスカスは慣性により再び振動を開始す
るが、収縮信号’の印加開始時点からヘルムホルツ共
振周期Tcと実質的に同一の時間T1が経過した時点
で、制振信号S3が圧電振動子18に印加される。これ
により圧力発生室10が微小膨張してノズル開口のメニ
スカスを圧力発生室10に引き込み、残留振動を強制的
に停止させる。
【0029】なお、直前の駆動信号の収縮信号の終了時
点と次の駆動信号の収縮信号の印加開始時点との時間差
a’が(2n/2)×Tcである場合には、図8に示し
たようにメニスカスが圧力発生室側に無用に大きく引き
込まれるため、ノズル開口に空気が侵入し、インク滴の
吐出が不能となったり、またインク滴のインク量が少な
くなる等の不都合が生じる。
【0030】以上説明したように、1印字周期内で吐出
させるインク滴の数を制御して階調表現を実現する場合
には、図7(イ)に示したように複数のインク滴を制振
信号を不要として連続して吐出させることができるた
め、従来技術のようにインク滴を吐出させる度に制振信
号を出力するものに比較して印字周期をΔT短縮するこ
とができ、印刷の高速化を図ることができる。
【0031】また、印字周期を従来の記録装置と同一に
設定すると、図7(ロ)に示したように1印字周期内で
吐出可能なインク滴数を、従来技術に比較して、この実
施例では4滴から6滴に増数できる。この結果、ドット
の最大濃度を従来技術と同一に維持する場合にあって
も、駆動信号の電圧VDを従来技術の駆動電圧VD’より
小さくして各インク滴のインク量を減少させて、1乃至
6滴で階調を表現することができ、従来技術の4滴で階
調表現する場合に比較して階調間の濃度差を小さくでき
て印刷品質の向上を図ることができる。
【0032】なお、上述の実施例においては軸方向に伸
縮する圧電振動子を圧力発生手段として使用する記録ヘ
ッドに例を採って説明したが、たわみ変位する圧電振動
子を駆動手段として使用する記録ヘッドを用いても同様
の作用を奏することは明らかである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
圧力発生室の容積を急速に変化させてインク滴を吐出さ
せる駆動信号を、前回のインク滴吐出によるメニスカス
がノズル開口側に反転した時点で次の駆動信号を連続し
て出力し、インク滴非吐出状態に入る直前にインク滴の
吐出により発生するメニスカスの振動がノズル開口側に
移動する時点で圧力発生室を膨張させる制振信号とを出
力する駆動信号発生手段を備えたので、連続的にインク
滴を吐出させる場合には、インク滴吐出後のメニスカス
がノズル開口側に反転する時点で駆動信号を印加しメニ
スカスの無用な引き込みを伴うことなく、圧力発生室に
インクを充填することができ、可及的に少ない数の制振
信号により安定にインク滴を吐出させることができ、印
字周期を短縮して印刷速度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置のブロック図であ
る。
【図2】図(イ)乃至(ハ)は、それぞれ同上装置の駆
動信号発生手段から出力される駆動信号、及び制振信号
の一実施例を示す図である。
【図3】同上記録ヘッドに使用するインクジェット記録
ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図4】同上装置により1印字周期内で1つのインク滴
を吐出する場合の駆動信号、制振信号、及びメニスカス
の変位を示す図である。
【図5】同上装置により印字周期内で2つのインク滴を
吐出する場合の駆動信号、制振信号、及びメニスカスの
変位を示す図である。
【図6】同上装置により1印字周期内で3つのインク滴
を吐出する場合の駆動信号、制振信号、及びメニスカス
の変位を示す図である。
【図7】図(イ)は、1印字周期で複数のインク滴を吐
出する場合の本発明と従来技術における1印字周期の時
間を示す図であり、また図(ロ)は、同一の1印字周期
で複数のインク滴を吐出する場合の本発明と従来技術に
おけるインク滴の数を示す図である。
【図8】連続する駆動信号を本願発明とは異なる周期で
印加した場合にメニスカスの変位を示す図である。
【符号の説明】
3 記録ヘッド 10 圧力発生室 11 インク供給口 12 リザーバ 13 流路形成基板 14 ノズル開口14 15 ノズルプレート 18 圧電振動子 S1 第1の駆動信号 S2 第2の駆動信号 S3 制振信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口、及びインク供給口を介して
    リザーバに連通し、圧力発生室と、該圧力発生室を膨
    張、収縮させる圧電振動子とからなるインクジェツト式
    記録ヘツドと、 前記圧力発生室の容積を急速に変化させてインク滴を吐
    出させる駆動信号を、前回のインク滴吐出によるメニス
    カスがノズル開口側に反転した時点で次の駆動信号を連
    続して出力し、インク滴非吐出状態に入る直前にインク
    滴の吐出により発生するメニスカスの振動が前記ノズル
    開口側に移動する時点で前記圧力発生室を膨張させる制
    振信号とを出力する駆動信号発生手段を備えたインクジ
    ェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動信号発生手段が、1印字周期内
    で少なくとも1つ以上の前記駆動信号と1つの前記制振
    信号とを出力する請求項1に記載のインクジェット式記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動信号発生手段が、1印字周期内
    で少なくとも複数の前記駆動信号と1つの前記制振信号
    とからなるサイクルを複数回繰返す請求項1に記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制振信号の継続時間が、前記圧電振
    動子の固有振動周期Ta以上である請求項1に記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インク滴を吐出させる駆動信号の出
    力時点から前記制振信号が出力される時点までの時間
    が、ヘルムホルツ共振の周期Tcに設定されている請求
    項1に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動信号が、中間電位から前記圧力
    発生室をインク滴吐出の前段階まで膨張させる膨張信号
    と、膨張状態を維持する保持信号と、インク滴を吐出さ
    せる収縮信号とにより構成され、直前の収縮信号の終了
    時点から次の駆動信号の収縮信号の印加開始時点との時
    間が 〔(2n+1)/2〕×Tc (ただし、nは自然数)に維持される請求項1に記載の
    インクジェット式記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247840A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7794034B2 (en) 2003-06-26 2010-09-14 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus
US8057001B2 (en) 2005-03-04 2011-11-15 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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