JPH11123457A - ローラレベラーのクラウニング装置およびそれを用いた横撓み補正方法 - Google Patents

ローラレベラーのクラウニング装置およびそれを用いた横撓み補正方法

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JPH11123457A
JPH11123457A JP30801997A JP30801997A JPH11123457A JP H11123457 A JPH11123457 A JP H11123457A JP 30801997 A JP30801997 A JP 30801997A JP 30801997 A JP30801997 A JP 30801997A JP H11123457 A JPH11123457 A JP H11123457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 矯正中に板厚(反力)に応じた最適なクラウ
ニング設定が可能で、板噛み込み過程のフレーム撓みの
局部的な変化に対応可能であり、板中央部相当のバック
アップロールへの荷重集中を防止できるようにする。 【解決手段】 圧下シリンダ3で昇降する上フレーム1
と、矯正ロール6とバックアップロール7を支持した上
ロールフレーム4とを備えたローラレベラーにおいて、
上フレーム1と上ロールフレーム4との間に、フレーム
の幅方向に沿って複数台の油圧式クラウニングシリンダ
12を個別に締込み制御可能に連結した。1個のクラウ
ニングシリンダ12に作用する油圧力または上フレーム
1中央での撓み量から、他の部位の撓み量を比例演算し
て求め、各部のクラウニングシリンダ12に必要な締込
み量を個別に制御し、板材の全幅にわたって、適正な撓
み量補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はローラレベラーのク
ラウニング装置およびそれを用いた横撓み補正方法に関
する。さらに詳しくは金属薄板および帯材を矯正するロ
ーラレベラーにおいて、レベラーフレームに生ずる横た
わみを補正する装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラレベラーのクラウニング装置の従
来例として、特公昭56−41323号公報に記載され
たウエッジ式がある。この従来例は図11に示すよう
に、上部および下部の矯正ロール列105 、122と矯正ロ
ールの全長にわたって配置されている複数のバックアッ
プローラ110 、130 を有し、バックアップローラ110 、
130 を支承したくし形軸受保持体116 、129 が、摺動可
能なくさび112 、125 によって支持されており、上部の
矯正ロール列105 に対して直角方向に配置されているく
さび112 ならびに下部の矯正ロール列122 に対して平行
に配置されているくさび125 が、油圧式シリンダ127 等
によって摺動可能に構成され、くさび112 、125 を出し
入れすることによって、フレームの横撓みを解消するよ
うにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記従来のウ
エッジ式クラウニング装置では、つぎの欠点がある。す
なわち、板噛み込み時に、上・下フレーム102 、103 は
板噛み込みの進行にともなって撓んでいくが、上記ウェ
ッジ式では、くさび112 、125 により間接的に力を加え
るので、反力がかかった状態で設定量の変更をすること
ができない。また、補正量はフレーム幅方向で均一にし
かならず、局部的に変化させることができない。
【0004】このため、補正量の設定は板噛み込み前に
行い、噛み込み完了後に最適な撓み補正量となるよう
に、つまり板がパスライン方向の全ワークロール間に進
入した状態で、ロールが水平状に保持されるように設定
している。この結果、噛み込み過程における矯正する板
の先端から 1.5mの範囲と後端から 1.5mの範囲ではク
ラウニング量の設定が不適正であるため、板幅方向で圧
下量のばらつきが生じ、適正な矯正が行えない。つま
り、板側端部は適正圧下でも板中央部は過圧下になると
いう問題がある。
【0005】また、上記ウェッジ式では、板噛み込み後
の調整ができないため、板全長にわたって最適な圧下量
設定が不可能である。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、矯正中に板厚
(反力)に応じた最適なクラウニング設定が可能で、板
噛み込み過程のフレーム撓みの局部的な変化に対応可能
であり、板中央部相当のバックアップロールへの荷重集
中を防止できるクラウニング装置と、横撓み補正方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のクラウニング
装置は、圧下シリンダで昇降するフレームと、該フレー
ムに支持され、かつ矯正ロールとバックアップロールを
支持したロールフレームとを備えたローラレベラーにお
いて、前記フレームと前記ロールフレームとの間に、フ
レームの幅方向に沿って複数台の油圧式クラウニングシ
リンダを個別に締込み制御可能に連結したことを特徴と
する。請求項2記載の横撓み補正方法は、請求項1記載
のクラウニング装置を用い、矯正すべき板材の先端が上
下の矯正ロール間に入った時に、前記個々の油圧式クラ
ウニングシリンダのシリンダ内に発生する油圧力を検出
し、該油圧力から矯正反力を算出し、この矯正反力に基
づいてフレーム中央での撓み量を算出し、前記撓み量を
解消するに必要な前記個々の油圧式クラウニングシリン
ダの必要締込み量を算出し、この必要締込み量に基づい
て個々の油圧式クラウニングシリンダを締込み制御する
ことを特徴とする。請求項3記載の横撓み補正方法は、
請求項1記載のクラウニング装置を用い、矯正すべき板
材の先端が上下の矯正ロール間に入った時に、上フレー
ムおよび下フレームの撓み量を検出し、この撓み量から
矯正反力を算出し、この矯正反力に基づき、前記撓み量
を解消するに必要な前記個々の油圧式クラウニングシリ
ンダの必要締込み量を算出し、この必要締込み量に基づ
いて個々の油圧式クラウニングシリンダを締込み制御す
ることを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によれば、油圧式クラウニ
ング装置はフレームおよびロールフレームに対し、直接
補正方向の力を加えることができるので、板噛み込み完
了後でもクラウニング調整が可能であり、板幅方向の圧
下量差をミニマムにできる。また、複数台のクラウニン
グシリンダを個別に適正量だけ伸縮させることにより板
矯正時に板厚(反力)に応じた最適なクラウニング設定
が可能で、板噛み込み過程のフレーム撓みの局部的な変
化に対応可能であり、板中央部相当のバックアップロー
ルへの荷重集中を防止できる。請求項2、3の発明によ
れば、1個のクラウニングシリンダに作用する油圧力ま
たはフレーム中央での撓み量から、他の部位の撓み量を
比例演算して求め、各部のクラウニングシリンダに必要
な締込み量を個別に制御するので、板材の全幅にわたっ
て、適正な撓み量補正を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係るロ
ーラレベラーの左半分の要部正面図、図2は同ローラレ
ベラーの要部側面図、図3はクラウニングシリンダ12
まわりの拡大側面図、図4はクラウニングシリンダ12
の説明図、図5はクラウニングシリンダ12の拡大縦断
面図である。
【0010】図1〜3に示すように、上フレーム1とハ
ウジング2の間には圧下シリンダ3が配置されており、
上フレーム1の下方には上ロールフレーム4が上ロール
グリップシリンダ5で吊り下げられている。上ロールフ
レーム4には、複数本の上部矯正ロール6が支持され、
各矯正ロール6に対して軸方向に短尺のバックアップロ
ール7が対応付けて取付けられている。
【0011】上記の上部矯正ロール6に対してパスライ
ンを挟んで下部矯正ロール8が複数本配置され、この下
部矯正ロール8に対応付けたバックアップロール9がそ
れぞれ下ロールフレーム10に支持されている。この下
ロールフレーム10は下フレーム11上に設置されてい
る。
【0012】上記の基本構造のローラレベラーにおい
て、上フレーム1と上ロールフレーム4との間に複数の
油圧式クラウニングシリンダ12が連結されている。各
クラウニングシリンダ12は、上フレーム1の幅方向に
沿ってほぼ矯正ロール6、8と同じ幅にわたって等ピッ
チで設置され(図1参照)、かつ、入側の列12Aと出
側の列12Bの2列が設置されている。なお、クラウニ
ングシリンダの列は1列でもよいが、2列であると、上
ロールフレーム4の局部的な横撓みをより細かく補正す
ることができる。
【0013】図3〜5に示すように、前記クラウニング
シリンダ12は、ピストン13の上端が球面継手材14
を介して上フレーム1に連結され、シリンダ15の底端
がスライド継手16を介して上ロールフレーム4に連結
されている。なお、このクラウニングシリンダ12には
位置検出センサ20が内蔵されているが、その詳細は後
述する。
【0014】図4に示すように、前記上ロールフレーム
4は、前記上ロールグリップシリンダ5で上フレーム1
から吊り下げられているが、ロール交換等の作業時には
上ロールグリップシリンダ5を伸長させる。この場合、
クラウニングシリンダ12は、スライド継手16の部分
で上ロールフレーム4から分離するようになっている。
【0015】図5に基づき、前記クラウニングシリンダ
12の詳細を説明する。シリンダ15には給油ポート1
7a、17bが形成され、伸長側油室18と縮小側油室
19が、シリンダ15とピストン13の間に形成されて
いる。位置検出センサ20は、ロッド21と差動変圧器
等のセンサ22等から構成され、ロッド21はシリンダ
15に取付けられ、センサ22はピストン13に固定さ
れた筒状ケース23に取付けられている。ピストン13
の伸縮動作に伴って、ロッド21がセンサ22に対し変
位すると、その変位量を電気抵抗値に変換して検出する
ことができる。
【0016】図6は本発明のクラウニング装置における
制御ブロック図である。30はクラウニング装置のコン
トローラであり、マイクロコンピュータ等で構成されて
いる。31は上フレーム1の撓みを検出する撓み検出セ
ンサであり、上フレーム1の中心位置上方であって、2
列のクラウニングシリンダ列12A、12Bの直上(図
2参照)に設置されている。そしてこの撓み検出センサ
31により、常時上フレーム1の下端までの距離Xを検
出する。この上フレーム1の撓み量を検出することによ
り、上ロールフレーム4の撓み量も検出することができ
る。32はクラウニングシリンダ12の伸長側油室へ送
油する油圧回路に介装された制御弁で、サーボバルブま
たは比例制御弁が用いられる。33は前記油圧回路に介
装されたクラウニングシリンダ12の伸長側油室18の
油圧力を検出する圧力検出器である。
【0017】上記撓み検出センサ31、位置検出センサ
20、および圧力検出器33の検出値はコントローラ3
0に入力される。なお、34はラインコントローラ、S
は矯正される板材である。
【0018】前記コントローラ30は、前記各入力信号
によって上フレーム1および上ロールフレーム4の撓み
量、クラウニングシリンダ12のシリンダ15内圧力お
よびクラウニングシリンダ12の伸長量(すなわち撓み
補正量)を常時把握し、フレームの撓みを補正するに必
要な各クラウニングシリンダ12の伸長量、すなわち締
込み量を計算し、それに見合った圧力の圧油を送油する
よう出力信号を演算する。また、その結果をフィードバ
ックさせて、撓みがゼロになるように制御していく。
【0019】つぎに、本発明による横撓み補正方法を説
明する。図6の制御系によれば、圧力フィードバック制
御と位置フィードバック制御の二通りが可能である。図
7は本発明における横撓み補正原理の説明図、図8は圧
力フィードバック制御による横撓み補正原理の説明図で
ある。図7に基づき、まず補正原理を説明する。
【0020】矯正される板材Sの板幅Wの範囲で反力F
が等分布荷重であると仮定する。上フレーム1の撓みを
δ1、下フレーム11の撓みをδ11とすると、合計の
撓みδは図7下段のように表される。上記の仮定のもと
でつぎの関係が成立する。 フレームのたわみ量:δは反力Fに正比例する。 フレームのたわみ量:δは板中心に対して左右対称と
なる。 各位置iでのたわみ量δi は、反力が変化しても一定
の比となる。
【0021】以上より、次式が成立する。 F=k*δa δa :δb :δc :δd =1:α:β:γ δa :δe :δf :δg =1:α:β:γ ここに、k:板幅Wでのミル定数であり、添字a〜gは
各クラウニングシリンダ12の位置を示す。
【0022】つぎに、撓み量補正方法を説明する。 (1)圧力フィードバック制御による横撓み補正 矯正する板Sの先端がロール間に入った時に、個々のク
ラウニングシリンダ12のシリンダ15内圧力を圧力検
出器33により検出し、この油圧力から矯正反力を算出
し、この矯正反力に基づいて上フレーム1中央での撓み
量を算出し、この撓み量を解消するに必要な個々のクラ
ウニングシリンダ12の必要締込み量を比例算出し、こ
の必要締込み量に基づいて個々のクラウニングシリンダ
12を締込み制御する。
【0023】具体的には、つぎのとおりである。図8に
おいて、撓み補正制御をまったく行わない場合の矯正中
の状態点をA1とする。この時、圧下量は初期設定圧下
量のI0からI1に減少し、ロールギャップはR0 からR
1 に増加する。圧力フィードバック制御では、次の方法
で得られる値だけ各クラウニングシリンダ12を締め込
むように信号を出力する。
【0024】A1 点 (1)シリンダ圧力から矯正反力
を計算
【数1】 (2)矯正反力から各位置のクラウニングシリンダ12
の締込み量を計算 ΔSa1 =(1/k)*F1 ΔSb1 =ΔSe1 =α*ΔSa1 ΔSc1 =ΔSf1 =β*ΔSa1 ΔSd1 =ΔSg1 =γ*ΔSa1 ここに k:板幅Wでのミル定数 添字a〜gは各クラウニングシリンダーの位置を示す。
【0025】A2 点 (1)シリンダ圧力から矯正反力
を計算
【数2】 (2)矯正反力から締込み量を計算 A1 点ですでにΔSa1 補正をかけているので、その値
を差し引く ΔSa2 =(1/k)*F1 −ΔSa1 ΔSb2 =ΔSe2 =α*ΔSa2 ΔSc2 =ΔSf2 =β*ΔSa2 ΔSd2 =ΔSg2 =γ*ΔSa2
【0026】An 点 (1)シリンダ圧力から矯正反力
を計算
【数3】 (2)矯正反力から締込み量を計算
【数4】 ΔSa0 =0 ΔSbn =ΔSen =α*ΔSan ΔScn =ΔSfn =β*ΔSan ΔSdn =ΔSgn =γ*ΔSan
【0027】撓み矯正は n →∞でΔSa→0(Δ→
0)となり終了
【0028】(2)位置フィードバック制御による横撓
み補正 矯正する板(ワーク)Sの先端がロール間に入った時、
板の噛込みで生じる上フレーム1および下フレーム11
の撓み量を撓み検出センサ31で検出し、この撓み量か
ら矯正反力を算出し、この矯正反力に基づき前記撓み量
を解消するに必要な各クラウニングシリンダ12の必要
締込み量を比例算出し、この必要締込み量に基づいて各
クラウニングシリンダ12を個別に締込み制御する。以
下、詳細を説明する。
【0029】図9は本発明における横撓み補正原理の説
明図、図10は位置フィードバック制御による横撓み補
正方法の説明図である。図9において、 上フレーム1の横剛性:ku 下フレーム11の横剛性:kb とすると、上下フレーム合計の横剛性:kは次式で表せ
る。 k=1/(1/ku+1/kb) 板噛込みで、上フレーム1はδauたわみ、下フレーム
11はδab撓む。この時、ロールギャップはΔSa=
(δau+δab)増加する。 ΔSaは、フレーム撓み検出センサ31での実績値δa
uより次式で表せる。 ΔSa=ku*δau/k
【0030】具体的には、つぎのとおりである。図10
において、撓み補正制御をまったく行わない場合の矯正
中の状態点をA1点とする。この時、圧下量は初期設定
圧下量のI0からI1に減少し、ロールギャップはR0
らR1 に増加する。位置フィードバック制御では、次の
方法で得られる値だけ各シリンダーを締め込むように信
号を出力する。
【0031】 A1 点 ΔSa1 =ku*δau1 /k ΔSb1 =ΔSe1 =α*ΔSa1 ΔSc1 =ΔSf1 =β*ΔSa1 ΔSd1 =ΔSg1 =γ*ΔSa1 ここに k:板幅Wでのミル定数 添字a〜gは各クラウニングシリンダ12の位置を示
す。
【0032】A2 点 A1 ですでにΔSa1 補正を
かけているので、その値を差し引く ΔSa2 =ku*δau2 /k−ΔSa1 ΔSb2 =ΔSe2 =α*ΔSa2 ΔSc2 =ΔSf2 =β*ΔSa2 ΔSd2 =ΔSg2 =γ*ΔSa2
【0033】An 点
【数5】 ΔSa0 =0 ΔSbn =ΔSen =α*ΔSan ΔScn =ΔSfn =β*ΔSan ΔSdn =ΔSgn =γ*ΔSan
【0034】撓み補正は n →∞でΔSa→0n (Δ→
0)となり終了
【0035】以上のように、本実施形態のクラウニング
装置によれば、圧力フィードバックまたは位置フィード
バックにより、フレームの撓み量を補正することができ
る。
【0036】以上の説明は上フレーム1と上ロールフレ
ーム4との間に、油圧クラウニングシリンダ12を配置
した例であるが、この油圧クラウニングシリンダ12を
下フレーム10と下ロールフレームとの間に配置しても
よく、また、上フレームと上ロールフレーム及び下フレ
ームと下ロールフレームの両方に配置してもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、油圧式クラウ
ニング装置はフレームおよびロールフレームに対し、直
接補正方向の力を加えることができるので、板噛み込み
完了後でもクラウニング調整が可能であり、板幅方向の
圧下量差をミニマムにできる。また、複数台のクラウニ
ングシリンダを個別に適正量だけ伸縮させることにより
板矯正時に板厚(反力)に応じた最適なクラウニング設
定が可能で、板噛み込み過程のフレーム撓みの局部的な
変化に対応可能であり、板中央部相当のバックアップロ
ールへの荷重集中を防止できる。請求項2、3の発明に
よれば、1個のクラウニングシリンダに作用する油圧力
またはフレーム中央での撓み量から、他の部位の撓み量
を比例演算して求め、各部のクラウニングシリンダに必
要な締込み量を個別に制御するので、板材の全幅にわた
って、適正な撓み量補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るローラレベラーの左
半分の要部正面図である。
【図2】同ローラレベラーの要部側面図である。
【図3】クラウニングシリンダ12まわりの拡大側面図
である。
【図4】クラウニングシリンダ12の説明図である。
【図5】クラウニングシリンダ12の拡大縦断面図であ
る。
【図6】本発明におけるクラウニング装置の制御ブロッ
ク図である。
【図7】本発明における横撓み補正原理の説明図であ
る。
【図8】圧力フィードバック制御による横撓み補正方法
の説明図である。
【図9】本発明における横撓み補正原理の説明図であ
る。
【図10】位置フィードバック制御による横撓み補正方
法の説明図である。
【図11】従来のウェッジ式クラウニング装置の説明図
である。
【符号の説明】
1 上フレーム 4 上ロールフレーム 6 上部矯正ロール 8 下部矯正ロール 11 下フレーム 12 油圧式クラウニングシリンダ 20 位置検出センサ 30 コントローラ 31 撓み検出センサ 33 圧力検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧下シリンダで昇降するフレームと、該フ
    レームに支持され、かつ矯正ロールとバックアップロー
    ルを支持したロールフレームとを備えたローラレベラー
    において、前記フレームと前記ロールフレームとの間
    に、フレームの幅方向に沿って複数台の油圧式クラウニ
    ングシリンダを個別に締込み制御可能に連結したことを
    特徴とするローラレベラーのクラウニング装置。
  2. 【請求項2】矯正すべき板材の先端が上下の矯正ロール
    間に入った時に、前記個々の油圧式クラウニングシリン
    ダのシリンダ内に発生する油圧力を検出し、該油圧力か
    ら矯正反力を算出し、この矯正反力に基づいてフレーム
    中央での撓み量を算出し、前記撓み量を解消するに必要
    な前記個々の油圧式クラウニングシリンダの必要締込み
    量を算出し、この必要締込み量に基づいて個々の油圧式
    クラウニングシリンダを締込み制御することを特徴とす
    る請求項1記載のクラウニング装置を用いたローラレベ
    ラーの横撓み補正方法。
  3. 【請求項3】矯正すべき板材の先端が上下の矯正ロール
    間に入った時に、上フレームおよび下フレームの撓み量
    を検出し、この撓み量から矯正反力を算出し、この矯正
    反力に基づき、前記撓み量を解消するに必要な前記個々
    の油圧式クラウニングシリンダの必要締込み量を算出
    し、この必要締込み量に基づいて個々の油圧式クラウニ
    ングシリンダを締込み制御することを特徴とする請求項
    1記載のクラウニング装置を用いたローラレベラーの横
    撓み補正方法。
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