JPH1112330A - グラフト化含フッ素ポリマーおよび架橋含フッ素ポリマー - Google Patents

グラフト化含フッ素ポリマーおよび架橋含フッ素ポリマー

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JPH1112330A
JPH1112330A JP9166079A JP16607997A JPH1112330A JP H1112330 A JPH1112330 A JP H1112330A JP 9166079 A JP9166079 A JP 9166079A JP 16607997 A JP16607997 A JP 16607997A JP H1112330 A JPH1112330 A JP H1112330A
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JP
Japan
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fluorine
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grafted
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JP9166079A
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English (en)
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Masayuki Saito
正幸 斉藤
Eiichi Nishi
栄一 西
Yoshihiro Takayama
義弘 高山
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Nippon Kasei Chemical Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価に製造でき、架橋性および接着性のよい含
フッ素ポリマーを提供する。 【解決手段】含フッ素ポリマーに、遊離基発生剤の存在
下に、N,N’−ジアリル−N”−3−トリメトキシシ
リルプロピルイソシアヌレートをグラフト化させた含フ
ッ素ポリマー、およびその含フッ素ポリマーを加水分解
反応および縮合反応させる架橋含フッ素ポリマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は安価に製造でき、架
橋性および接着性の優れたグラフト化含フッ素ポリマ
ー、およびそのグラフト化含フッ素ポリマーから得られ
る架橋含フッ素ポリマーに関する。
【0002】
【従来の技術】含フッ素ポリマーの架橋法としては、電
子線架橋よりも簡単で安価な方法として、例えば、ポリ
フッ化ビニリデン(PVdF)にビニル基を有するアル
コキシシランを遊離基発生剤の存在下にグラフト化させ
た後、シラノール縮合触媒の存在下に水と接触させる方
法が知られている。また、エチレン−テトラフルオロエ
チレン系共重合体(以下、ETFEという)に不飽和結
合および加水分解性基を含有するシラン化合物をグラフ
ト化させることで、他の基材との接着性が得られること
が知られている。
【0003】しかし、例えば、押出し機等によりそれら
のシラン化合物をグラフト化させようとすると、含フッ
素ポリマーは溶融温度が高いために、シラン化合物が蒸
発、揮散し、シラン化合物のグラフト反応効率が低くな
り、また、グラフトする量も不安定で、架橋性や物性が
ばらつくことがあった。また、シラン化合物の蒸発、揮
散により作業環境が著しく悪化する等の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
上記課題を解決するためになされたものであり、安価に
製造でき、架橋性および接着性の優れたグラフト化含フ
ッ素ポリマー、および引張弾性率、引張強度に優れた架
橋含フッ素ポリマーの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、主鎖の炭素原
子に結合した水素原子を含有する含フッ素ポリマーに、
式1または式2で表される有機ケイ素化合物をグラフト
化させて得られるグラフト化含フッ素ポリマー、およ
び、そのグラフト化含フッ素ポリマーを加水分解反応お
よび縮合反応して得られる架橋含フッ素ポリマー、を提
供する。
【0006】
【化3】
【0007】(式1において、R1 、R2 、R3 の1個
または2個が式3で表されるシリルアルキル基であり、
残りは不飽和結合を有する1価の有機基である。式2に
おいて、R7 、R8 、R9 の1個または2個が式3で表
されるシリルアルキル基であり、残りは不飽和結合を有
する1価の有機基である。式3において、R6 はアルキ
レン基、R4 は置換または非置換の1価の炭化水素基、
5 は置換または非置換の1価の炭化水素基、nは1〜
3の整数である。)
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、まず含フッ素ポリマ
ーに特定の有機ケイ素化合物をラジカル発生剤の存在下
においてグラフト化させる。この反応はラジカル発生剤
が分解してラジカルを生成し、このラジカルが含フッ素
ポリマーから水素原子等を引き抜き、もう一方で有機ケ
イ素化合物の不飽和結合に付加し、これらが会合反応
し、いわゆるグラフト化した構造の共重合体が生成され
ると推定される。
【0009】グラフト化反応は、通常150〜400
℃、数秒〜1時間程度で溶融混練して行われる。またグ
ラフト化反応は、適当な媒体、例えばN,N−ジメチル
アセトアミド等の存在下に行ってもよい。
【0010】上記含フッ素ポリマーとしては、少なくと
も1種のフッ素含有のモノマーからなる単独重合体また
は他のモノマーとの共重合体で、分子内に水素原子を結
合するものが用いられ、具体的には、PVdF、ポリフ
ッ化ビニル(PVF)、ETFE、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニリデン共
重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン−フッ化ビ
ニリデン共重合体、テトラフルオロエチレン−プロピレ
ン−フッ化ビニリデン共重合体等が好ましく用いられ
る。
【0011】本発明に使用されるグラフト化剤である有
機ケイ素化合物は、式1または式2で表される。式1
中、R1 、R2 、R3 の1個または2個が、および式2
中、R7 、R8 、R9 の1個または2個が式3で表され
るシリルアルキル基で、残りは不飽和結合を有する1価
の有機基である。
【0012】不飽和結合を有する1価の有機基として
は、例えば、アルケニル基が挙げられ、アルケニル基と
しては、例えばビニル基、プロペニル基、ブテニル基な
どが挙げられる。
【0013】式3で表されるシリルアルキル基におい
て、R6 はアルキレン基であり、例えばエチレン基、プ
ロピレン基などが挙げられる。R5 はメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などが挙げられる。また、R
4 は不飽和結合を有する1価の炭化水素基や不飽和結合
を有しない1価の炭化水素基が挙げられる。
【0014】不飽和結合を有する1価の炭化水素基とし
ては、例えば、アルケニル基が挙げられ、アルケニル基
としては、例えばビニル基、プロペニル基、ブテニル基
などが好ましい。
【0015】また、不飽和結合を有しない1価の炭化水
素基としては、脂肪族炭化水素基、脂環族炭化水素基、
芳香族炭化水素基などが挙げられ、好ましくは脂肪族炭
化水素基であり、特に好ましくはアルキル基である。ア
ルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基などの低級アルキル基が好ましい。式3における
nは1〜3の整数であるが、好ましくは2または3であ
る。上記の式1または式2の2種のグラフト化剤をそれ
ぞれ単独で用いてもよく、両者を組み合わせて用いても
よい。
【0016】本発明においてグラフト化に用いられる有
機ケイ素化合物は、沸点が高く、作業環境を悪化させる
ことなく、効率的に含フッ素ポリマーにグラフト化され
る。有機ケイ素化合物の沸点は200℃以上、特には2
50℃以上、が好ましい。
【0017】本発明に用いられる有機ケイ素化合物の製
造方法は限定されないが、例えば、ジメチルアセトアミ
ドを溶媒として、ジアリルイソシアヌレートナトリウム
塩と3−クロロプロピルトリメトキシシランとを反応さ
せる方法等により合成される(特開平5−3929
4)。有機ケイ素化合物として、1分子中にシリル基が
導入されないものから3個とも導入されたものの反応混
合物を使用することも可能であり、その混合物に導入さ
れるシリル基数は、1分子あたり平均0.2〜2.8程
度が好ましい。具体的には、以下のものが例示でき、こ
れらは単独で用いてもよく、2種以上の混合物として用
いてもよい。
【0018】N,N’−ジアリル−N”−3−トリメト
キシシリルプロピルイソシアヌレート、N−アリル−
N’,N”−ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)
イソシアヌレート、N,N’−ジメタリル−N”−3−
トリエトキシシリルプロピルイソシアヌレート、N−メ
タリル−N’,N”−ビス(3−メチルジメトキシシリ
ルプロピル)イソシアヌレート、O,O’−ジアリル−
O”−3−トリメトキシシリルプロピルシアヌレート、
O−アリル−O’,O”−ビス(3−トリメトキシシリ
ルプロピル)シアヌレート、O,O’−ジメタリル−
O”−3−トリエトキシシリルプロピルシアヌレート、
O−メタリル−O’,O”−ビス(3−メチルジメトキ
シシリルプロピル)シアヌレート等。
【0019】本発明に用いられる有機ケイ素化合物は、
あらかじめ部分加水分解し、高分子量化させて用いるこ
ともできる。また、加水分解性基を有する他の有機ケイ
素化合物との部分共加水分解により、分子内に異種の官
能基を導入することもできる。加水分解性基を有する他
の有機ケイ素化合物としては、以下のものが例示でき、
これらは単独で用いてもよく、2種以上の混合物として
用いてもよい。
【0020】γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、
アリルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、メチルトリクロロシラン、トリメトキシシラン、ト
リエトキシシラン、トリクロロシラン、ジエトキシシラ
ン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等。
【0021】また、これらは、あらかじめ部分加水分
解、または部分共加水分解して用いてもよい。また、加
水分解性基を有する他の有機ケイ素化合物と共加水分解
して用いてもよい。グラフト化反応において、上記の有
機ケイ素化合物は、含フッ素ポリマーに対して0.1〜
30重量%、特には0.5〜20重量%、の割合で用い
るのが好ましい。この割合が少なすぎると所期の効果が
得られにくく、多すぎると架橋性や接着性が不均一とな
る。
【0022】本発明に用いられるラジカル発生剤として
は、特に限定されないが、例えば、ベンゾイルペルオキ
シド、ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキ
シド、t−ブチルヒドロペルオキシド、1,3−ビス
(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、2,
5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルペルオキシ)
ヘキサン等の有機過酸化物類やα,α’−アゾビスイソ
ブチロニトリル等のアゾ化合物が好ましく用いられる。
ラジカル発生剤は、含フッ素ポリマーに対して0.05
〜20重量%、特には0.1〜5重量%、の割合で用い
るのが好ましい。この割合が少なすぎると所期の効果が
得られにくく、多すぎると架橋性や接着性が不均一とな
る。
【0023】上記のようにして得られたグラフト化含フ
ッ素ポリマーは、共押し出し、プレス、焼き付け等によ
りナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ETF
E、PVdF等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂やフェノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂や、ガラス、金属、セラミク
ス等の他の基材に接着できる。
【0024】また、グラフト化含フッ素ポリマーは、加
水分解反応およびそれに続く縮合反応により架橋でき
る。ここで、グラフト化された有機ケイ素化合物が、1
分子中に複数のアルコキシシリル基を含有することで架
橋性が向上する。加水分解および縮合反応は、上記のグ
ラフト化含フッ素ポリマーをシラノール縮合触媒の存在
下に水性媒体と接触させることにより行うことができ
る。水性媒体としては、水の他に通常の含水媒体も例示
される。
【0025】このシラノール縮合触媒は、水性媒体に対
して0.1〜20重量%、特には5〜10重量%、の割
合で用いるのが好ましい。この割合が少なすぎると所期
の効果が得られにくく、20重量%超であってもそれ以
上の効果が得られない。この反応は、通常、室温〜20
0℃で行われる。
【0026】本発明に用いられるシラノール縮合触媒と
しては、特に限定されないが、ジブチルスズジラウレー
ト、酢酸スズ、ジオクチルスズジラウレート、ナフテン
酸鉛等の金属カルボキシレート、またはチタネートエス
テルやチタンキレート、アルミニウムアルコキシド等が
挙げられる。
【0027】上記の加水分解および縮合反応において
は、加熱して反応を促進させたり、水蒸気雰囲気中で反
応させることもできる。また、シラノール縮合触媒はあ
らかじめ混練しておくこともでき、この場合は、グラフ
ト化物に対して0.01〜10重量%、特には0.1〜
5重量%、の割合で用いるのが好ましい。この割合が少
なすぎると所期の効果が得られにくく、10重量%超で
あってもそれ以上の効果が得られない。
【0028】本発明の含フッ素ポリマーには、その性能
を損なわない範囲で任意の成分を添加できる。それらの
成分としては、カーボン、シリカ、金属粉末、顔料、金
属酸化物や金属水酸化物、熱可塑性樹脂等が挙げられ、
それらの種類および量は用途に応じて適宜選定される。
【0029】
【実施例】
[例1(実施例)](エチレンに基づく重合単位)/
(テトラフルオロエチレンに基づく重合単位)/((ペ
ルフルオロブチル)エチレンに基づく重合単位)の割合
が45.5/53/1.5(モル%)で、容量流速が7
5(mm3 /sec)のETFEの平均粒径30μmの
微細パウダ100重量部、N,N’−ジアリル−N”−
3−トリメトキシシリルプロピルイソシアヌレート(沸
点250℃以上)1重量部、ジクミルペルオキシド0.
1重量部を混合し、2軸押出し機で300℃で1分間の
滞留時間でグラフト化反応させ、ぺレット化してグラフ
ト化物Aを得た。
【0030】[例2(実施例)]例1に用いたETFE
の微細パウダ100重量部にジブチルスズジラウレート
3重量部を混合し、押出し機で300℃で10秒の滞留
時間でペレットBを得た。
【0031】[例3(実施例)]3層共押出し機を用い
て、内層/中間層/外層なる構成で、内径が6mm、内
層/中間層/外層の厚さがそれぞれ0.4mm/0.2
mm/0.6mmの積層チューブを成形した。
【0032】内層を形成するシリンダに例1に用いたE
TFEを供給し、中間層を形成するシリンダにグラフト
化物Aを供給し、外層を形成するシリンダにナイロン1
2(宇部興産製)を供給し、それぞれの層の輸送ゾーン
における加工温度を260℃、260℃、240℃と
し、共ダイの温度は260℃とした。
【0033】得られたチューブの剥離強度を測定したと
ころ、ETFE層とグラフト化物A層の間では材料破壊
を起こし、グラフト化物A層とナイロン12層の間では
4.0kg/cmであった。
【0034】[例4(実施例)]グラフト化物Aとペレ
ットBを100/5(重量比)で混合し、300℃で1
0秒の滞留時間で混練し、厚さ100μmのフィルムを
成形した。このフィルムをオートクレーブでスチーム存
在下に、160℃で1時間架橋反応させた。得られたフ
ィルムは、280℃での引張弾性率12.1MPa、室
温での引張強度52.3MPa、伸び390%であっ
た。
【0035】[例5(比較例)]例1に用いたN,N’
−ジアリル−N”−3−トリメトキシシリルプロピルイ
ソシアヌレートのかわりにビニルトリメトキシシラン
(沸点123℃)を用いる以外は、例1と同様にしてグ
ラフト化物Cを得た。ビニルトリメトキシシランの蒸気
が押出し機周辺に揮散した。
【0036】例3でグラフト化物Aを用いるかわりにグ
ラフト化物Cを用いる以外は例3と同様にしてチューブ
を成形し、その剥離強度を測定したところ、ETFE層
とグラフト化物C層の間では1.2kg/cm、グラフ
ト化物C層とナイロン12層の間では0.3kg/cm
だった。
【0037】[例6(比較例)]例5でビニルトリメト
キシシランを3重量部、ジクミルペルオキシドを1重量
部用いる以外は、例5と同様にしてグラフト化物Dを得
た。さらに多量のビニルトリメトキシシランの蒸気が押
出し機周辺に揮散した。
【0038】例3でグラフト化物Aを用いるかわりにグ
ラフト化物Dを用いる以外は例3と同様にしてチューブ
を成形し、その剥離強度を測定したところ、ETFE層
とグラフト化物A層の間では3.2kg/cm、グラフ
ト化物A層とナイロン12層の間では2.7kg/cm
であった。
【0039】[例7(比較例)]グラフト化物Cとペレ
ットBを100/5(重量比)で混合し、300℃で1
0秒の滞留時間で混練し、厚さ100μmのフィルムを
成形した。このフィルムをオートクレーブでスチーム存
在下に、160℃で1時間架橋反応させた。得られたフ
ィルムは、280℃での引張弾性率5.2MPa、室温
での引張強度57.1MPa、伸び430%であった。
【0040】[例8(比較例)]ETFEを300℃で
10秒の滞留時間で混練し、厚さ100μmのフィルム
を成形した。得られたフィルムは、280℃での引張弾
性率はフィルム溶融のため測定できず、室温での引張強
度50.0MPa、伸び450%であった。
【0041】
【発明の効果】本発明のグラフト化含フッ素ポリマー
は、架橋性および接着性に優れ、また、そのグラフト化
含フッ素ポリマーを加水分解および縮合反応させて得ら
れる架橋含フッ素ポリマーは、高温における引張弾性率
などの機械的特性に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 230:08) (72)発明者 高山 義弘 福島県いわき市小名浜字高山34番地 日本 化成株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主鎖の炭素原子に結合した水素原子を有す
    る含フッ素ポリマーに、式1または式2で表される有機
    ケイ素化合物をグラフト化させて得られるグラフト化含
    フッ素ポリマー。 【化1】 (式1において、R1 、R2 、R3 の1個または2個が
    式3で表されるシリルアルキル基であり、残りは不飽和
    結合を有する1価の有機基である。式2において、R
    7 、R8 、R9 の1個または2個が式3で表されるシリ
    ルアルキル基であり、残りは不飽和結合を有する1価の
    有機基である。式3において、R6 はアルキレン基、R
    4 は置換または非置換の1価の炭化水素基、R5 は置換
    または非置換の1価の炭化水素基、nは1〜3の整数で
    ある。)
  2. 【請求項2】主鎖の炭素原子に結合した水素原子を有す
    る含フッ素ポリマーに、式1または式2で表される有機
    ケイ素化合物およびラジカル発生剤を、ラジカル発生剤
    がラジカルを発生する温度下で溶融混練することを特徴
    とするグラフト化含フッ素ポリマーの製造方法。 【化2】 (式1において、R1 、R2 、R3 の1個または2個が
    式3で表されるシリルアルキル基であり、残りは不飽和
    結合を有する1価の有機基である。式2において、R
    7 、R8 、R9 の1個または2個が式3で表されるシリ
    ルアルキル基であり、残りは不飽和結合を有する1価の
    有機基である。式3において、R6 はアルキレン基、R
    4 は置換または非置換の1価の炭化水素基、R5 は置換
    または非置換の1価の炭化水素基、nは1〜3の整数で
    ある。)
  3. 【請求項3】請求項1記載のグラフト化含フッ素ポリマ
    ーを加水分解反応および縮合反応して得られる架橋含フ
    ッ素ポリマー。
JP9166079A 1997-06-23 1997-06-23 グラフト化含フッ素ポリマーおよび架橋含フッ素ポリマー Pending JPH1112330A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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