JPH11122868A - モータ式駆動装置及び洗濯機 - Google Patents
モータ式駆動装置及び洗濯機Info
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- JPH11122868A JPH11122868A JP9296400A JP29640097A JPH11122868A JP H11122868 A JPH11122868 A JP H11122868A JP 9296400 A JP9296400 A JP 9296400A JP 29640097 A JP29640097 A JP 29640097A JP H11122868 A JPH11122868 A JP H11122868A
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Landscapes
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 原位置、終点位置及び中間位置の3位置で負
荷駆動用出力部材を位置保持できる多機能対応型のモー
タ式駆動装置を低コストな構成とすること。 【解決手段】 モータ式駆動装置1は、一方向に付勢さ
れた負荷駆動用出力部材8がクラッチ手段を介してモー
タ駆動源の駆動力によって付勢力に抗して駆動されるよ
うになっている。この負荷駆動用出力部材8は、原位置
では、クラッチ手段が切れていることにより付勢力によ
って位置保持され、中間位置では、クラッチ手段が繋が
っている状態でスイッチ部材40がモータ駆動源1を停
止させることにより位置保持され、終点位置では、クラ
ッチ手段が切れて原位置に復帰しようとするのを位置保
持手段によって位置保持される。
荷駆動用出力部材を位置保持できる多機能対応型のモー
タ式駆動装置を低コストな構成とすること。 【解決手段】 モータ式駆動装置1は、一方向に付勢さ
れた負荷駆動用出力部材8がクラッチ手段を介してモー
タ駆動源の駆動力によって付勢力に抗して駆動されるよ
うになっている。この負荷駆動用出力部材8は、原位置
では、クラッチ手段が切れていることにより付勢力によ
って位置保持され、中間位置では、クラッチ手段が繋が
っている状態でスイッチ部材40がモータ駆動源1を停
止させることにより位置保持され、終点位置では、クラ
ッチ手段が切れて原位置に復帰しようとするのを位置保
持手段によって位置保持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの駆動力に
よって所定の負荷を作動させ得るようにしたモータ式駆
動装置及び該装置を組み込んだ洗濯機に関する。
よって所定の負荷を作動させ得るようにしたモータ式駆
動装置及び該装置を組み込んだ洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、排水弁や換気扇のシャッター
の開閉駆動などにモータ式駆動装置が用いられている。
このモータ式駆動装置は、閉方向にばね等の弾性部材に
より付勢された負荷部材に連結された負荷駆動出力部材
としての出力レバーを、モータ駆動源の駆動力によって
弾性部材の付勢力に抗して駆動するようになっている。
そして、このモータ式駆動装置は、負荷駆動出力部材と
モータのロータとの間に、ソレノイドで動作しモータか
らの出力を伝達及び切断するクラッチ手段を備えている
と共に、出力レバーを所定位置で位置保持する位置保持
手段を設け、排水弁や換気扇のシャッター等を開状態及
び閉状態で保持する構成としている。
の開閉駆動などにモータ式駆動装置が用いられている。
このモータ式駆動装置は、閉方向にばね等の弾性部材に
より付勢された負荷部材に連結された負荷駆動出力部材
としての出力レバーを、モータ駆動源の駆動力によって
弾性部材の付勢力に抗して駆動するようになっている。
そして、このモータ式駆動装置は、負荷駆動出力部材と
モータのロータとの間に、ソレノイドで動作しモータか
らの出力を伝達及び切断するクラッチ手段を備えている
と共に、出力レバーを所定位置で位置保持する位置保持
手段を設け、排水弁や換気扇のシャッター等を開状態及
び閉状態で保持する構成としている。
【0003】例えば、図19及び図20に示す特開平8
−223860号公報記載のモータ式駆動装置61は、
洗濯機の排水弁の駆動に使用されるものとなっている。
そして、このモータ式駆動装置61は、箱型のケース体
62から突出し、その先端部分を図示しない付勢手段に
よって矢示L方向へ付勢された出力レバー63を、モー
タ64の駆動力によってM地点からN地点までの範囲で
スライド移動させるものとなっている。
−223860号公報記載のモータ式駆動装置61は、
洗濯機の排水弁の駆動に使用されるものとなっている。
そして、このモータ式駆動装置61は、箱型のケース体
62から突出し、その先端部分を図示しない付勢手段に
よって矢示L方向へ付勢された出力レバー63を、モー
タ64の駆動力によってM地点からN地点までの範囲で
スライド移動させるものとなっている。
【0004】すなわち、モータ式駆動装置61は、ケー
ス体62内に、駆動源となるモータ64と、第1クラッ
チ歯車65及び第2クラッチ歯車66からなるクラッチ
手段と、クラッチ手段をオンオフするクラッチ作動部材
67と、第2クラッチ歯車66の回転を減速しながら出
力レバー63に伝達する歯車輪列68と、歯車輪列68
に噛み合うラック歯を有する出力レバー63とを有して
いる。
ス体62内に、駆動源となるモータ64と、第1クラッ
チ歯車65及び第2クラッチ歯車66からなるクラッチ
手段と、クラッチ手段をオンオフするクラッチ作動部材
67と、第2クラッチ歯車66の回転を減速しながら出
力レバー63に伝達する歯車輪列68と、歯車輪列68
に噛み合うラック歯を有する出力レバー63とを有して
いる。
【0005】第1クラッチ歯車65は、モータ64のロ
ータ69と一体的に回転するように配置されている。こ
の第1クラッチ歯車65と同軸上には、コイルバネ70
を挟んで第2クラッチ歯車66が離れて配置されてい
る。この第2クラッチ歯車66は、歯車輪列68を介し
て出力レバー63と連結されている。
ータ69と一体的に回転するように配置されている。こ
の第1クラッチ歯車65と同軸上には、コイルバネ70
を挟んで第2クラッチ歯車66が離れて配置されてい
る。この第2クラッチ歯車66は、歯車輪列68を介し
て出力レバー63と連結されている。
【0006】一方、クラッチ作動部材67は、ソレノイ
ド71によって揺動駆動されるようになっており、ソレ
ノイド71がオン状態では第2クラッチ歯車66に当接
しながらコイルバネ70の付勢力に抗して第2クラッチ
歯車66を押し下げて第1クラッチ歯車64へ近づける
ように構成されている。すなわち、第2クラッチ歯車6
6が、クラッチ作動部材67により、第1クラッチ歯車
65側へ押し付けられて第1クラッチ歯車65と結合す
ることによりクラッチ手段が結合されてモータ64の駆
動力が出力レバー63へ伝達されることとなる。
ド71によって揺動駆動されるようになっており、ソレ
ノイド71がオン状態では第2クラッチ歯車66に当接
しながらコイルバネ70の付勢力に抗して第2クラッチ
歯車66を押し下げて第1クラッチ歯車64へ近づける
ように構成されている。すなわち、第2クラッチ歯車6
6が、クラッチ作動部材67により、第1クラッチ歯車
65側へ押し付けられて第1クラッチ歯車65と結合す
ることによりクラッチ手段が結合されてモータ64の駆
動力が出力レバー63へ伝達されることとなる。
【0007】なお、このようにして駆動される出力レバ
ー63は、ケースより最大限飛び出した位置(=M地
点)及びケース内に最大限入り込んだ位置(=N地点)
のそれぞれの位置において保持されるようになってお
り、この構成により、モータ式駆動装置61は、排水弁
を閉位置及び開位置で保持できるものとなっている。
ー63は、ケースより最大限飛び出した位置(=M地
点)及びケース内に最大限入り込んだ位置(=N地点)
のそれぞれの位置において保持されるようになってお
り、この構成により、モータ式駆動装置61は、排水弁
を閉位置及び開位置で保持できるものとなっている。
【0008】また、上述した出力レバー63を駆動する
モータ式駆動装置61に対して、負荷駆動用出力部材を
ワイヤーで構成し、このワイヤーをモータの駆動力によ
って付勢力に抗して巻き取ることによって排水弁や換気
扇のシャッター等を開閉動作させるワイヤー利用のモー
タ式駆動装置も提案されている。
モータ式駆動装置61に対して、負荷駆動用出力部材を
ワイヤーで構成し、このワイヤーをモータの駆動力によ
って付勢力に抗して巻き取ることによって排水弁や換気
扇のシャッター等を開閉動作させるワイヤー利用のモー
タ式駆動装置も提案されている。
【0009】ワイヤー利用のモータ式駆動装置では、一
端が負荷部材に連結されたワイヤーの他端を固定した巻
き取り部材に、モータの駆動力を減速歯車輪列を介して
伝達し巻き取り部材を回転させてワイヤーの巻き取り及
び巻き戻しを行っている。そして、所定の位置、例え
ば、ワイヤーを完全に引き出した位置や完全に巻き込ん
だ位置でスイッチ手段によってモータをオフすることに
よって負荷部材の位置保持を行う構成となっている。
端が負荷部材に連結されたワイヤーの他端を固定した巻
き取り部材に、モータの駆動力を減速歯車輪列を介して
伝達し巻き取り部材を回転させてワイヤーの巻き取り及
び巻き戻しを行っている。そして、所定の位置、例え
ば、ワイヤーを完全に引き出した位置や完全に巻き込ん
だ位置でスイッチ手段によってモータをオフすることに
よって負荷部材の位置保持を行う構成となっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したレバー利用の
モータ式駆動装置61では、出力レバー63をケースか
ら一番飛び出させた原位置か、ケース体内に最も引込ん
だ終点位置かの2箇所でしか出力レバー63を位置保持
することができず、例えば、中間位置で出力レバー63
を止めておくようなことが出来ない。そのため、例え
ば、洗濯機に装置を取り付けた場合、負荷部材となる排
水弁や洗濯機内の他の機器の制御を排水弁の2位置に対
応した制御しか行えないものとなっている。
モータ式駆動装置61では、出力レバー63をケースか
ら一番飛び出させた原位置か、ケース体内に最も引込ん
だ終点位置かの2箇所でしか出力レバー63を位置保持
することができず、例えば、中間位置で出力レバー63
を止めておくようなことが出来ない。そのため、例え
ば、洗濯機に装置を取り付けた場合、負荷部材となる排
水弁や洗濯機内の他の機器の制御を排水弁の2位置に対
応した制御しか行えないものとなっている。
【0011】また、ワイヤー利用のモータ式駆動装置で
は、スイッチ手段でモータを停止させることによりワイ
ヤーの位置保持を行うようにしているので、例えば、半
分程度ワイヤーが巻回された際に、巻き取り部材と一体
回転するカムによってスイッチ手段を作動させてモータ
が停止するように設定すれば、負荷部材を簡単に中間位
置で停止させることができる。しかしながら、原位置、
中間位置及び終点位置の3ヶ所でワイヤーの位置保持を
するには、最低限2つのスイッチが必要となり、コスト
高になると共に配線が複雑になり、スペースが大きくな
るという問題が生じる。特に、この駆動装置は、水回り
で使用される場合が多く、スイッチ部分が多くなること
は、安全上好ましくない。
は、スイッチ手段でモータを停止させることによりワイ
ヤーの位置保持を行うようにしているので、例えば、半
分程度ワイヤーが巻回された際に、巻き取り部材と一体
回転するカムによってスイッチ手段を作動させてモータ
が停止するように設定すれば、負荷部材を簡単に中間位
置で停止させることができる。しかしながら、原位置、
中間位置及び終点位置の3ヶ所でワイヤーの位置保持を
するには、最低限2つのスイッチが必要となり、コスト
高になると共に配線が複雑になり、スペースが大きくな
るという問題が生じる。特に、この駆動装置は、水回り
で使用される場合が多く、スイッチ部分が多くなること
は、安全上好ましくない。
【0012】また、ワイヤー利用のモータ式駆動装置で
は、ワイヤーは、ばね付勢等で付勢された排水弁等を付
勢力に抗して引っ張るための部材となっているので、金
属製等の硬い材質でかつ剛性の高いものである必要があ
る。そのため、このワイヤーを巻き取るための巻き取り
部材は、硬い材質で形成されたワイヤーが食い込んだり
しないものを使用しなくてはならずコスト高となると共
にワイヤーが切れたり巻き取り部材等に食い込んでしま
い動作しなくなる等の問題が生じがちとなっている。
は、ワイヤーは、ばね付勢等で付勢された排水弁等を付
勢力に抗して引っ張るための部材となっているので、金
属製等の硬い材質でかつ剛性の高いものである必要があ
る。そのため、このワイヤーを巻き取るための巻き取り
部材は、硬い材質で形成されたワイヤーが食い込んだり
しないものを使用しなくてはならずコスト高となると共
にワイヤーが切れたり巻き取り部材等に食い込んでしま
い動作しなくなる等の問題が生じがちとなっている。
【0013】本発明の目的は、上述した問題点に鑑み
て、原位置及び終点位置の2位置に加えて中間の位置で
負荷駆動用出力部材を位置保持でき、かつ低コストのモ
ータ式駆動装置を提供すること及び簡易かつ低コストで
多機能化が可能となる洗濯機を提供することにある。
て、原位置及び終点位置の2位置に加えて中間の位置で
負荷駆動用出力部材を位置保持でき、かつ低コストのモ
ータ式駆動装置を提供すること及び簡易かつ低コストで
多機能化が可能となる洗濯機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のモータ式駆動装置は、一方
向に付勢された負荷部材に連結された負荷駆動用出力部
材と、この負荷駆動用出力部材を付勢力に抗して駆動す
るモータ駆動源と、このモータ駆動源と負荷駆動用出力
部材との間を結合及び離脱させるクラッチ手段と、この
クラッチ手段を作動させるクラッチ作動部材と、負荷駆
動用出力部材を付勢手段に抗して中間位置まで駆動した
際にモータ駆動源を停止させ負荷駆動用出力部材を位置
保持させるためのスイッチ部材と、負荷駆動用出力部材
を付勢手段に抗して終点位置まで駆動した際にクラッチ
手段が離脱されることにより原位置に復帰しようとする
負荷駆動用出力部材を位置保持する位置保持部材と、ク
ラッチ作動部材を駆動すると共に位置保持部材を駆動す
るソレノイドを有し、原位置、中間位置及び終点位置の
3点で、負荷駆動用出力部材が位置保持されるようにな
っている。
め、本発明の請求項1記載のモータ式駆動装置は、一方
向に付勢された負荷部材に連結された負荷駆動用出力部
材と、この負荷駆動用出力部材を付勢力に抗して駆動す
るモータ駆動源と、このモータ駆動源と負荷駆動用出力
部材との間を結合及び離脱させるクラッチ手段と、この
クラッチ手段を作動させるクラッチ作動部材と、負荷駆
動用出力部材を付勢手段に抗して中間位置まで駆動した
際にモータ駆動源を停止させ負荷駆動用出力部材を位置
保持させるためのスイッチ部材と、負荷駆動用出力部材
を付勢手段に抗して終点位置まで駆動した際にクラッチ
手段が離脱されることにより原位置に復帰しようとする
負荷駆動用出力部材を位置保持する位置保持部材と、ク
ラッチ作動部材を駆動すると共に位置保持部材を駆動す
るソレノイドを有し、原位置、中間位置及び終点位置の
3点で、負荷駆動用出力部材が位置保持されるようにな
っている。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のモータ式駆動装置において、スイッチ部材は、負荷
駆動用出力部材に対し相対移動可能に設けられたスイッ
チ作動部材によって速断されるようにしている。
載のモータ式駆動装置において、スイッチ部材は、負荷
駆動用出力部材に対し相対移動可能に設けられたスイッ
チ作動部材によって速断されるようにしている。
【0016】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載のモータ式駆動装置において、スイッチ作動部材
は、負荷駆動用出力部材に設けられた出っ張り量が徐々
に大きくなる斜面部を有する出っ張り部と、この出っ張
り部と外枠ケースとの間に配置され、負荷駆動用出力部
材に対し相対移動可能なスライド片とから構成され、ス
ライド片は、斜面部に対応する部分が直角形状とされ、
その角部にはスイッチ部材の接片が突き当たりその後乗
り越えるようにした突部が設けられている。
記載のモータ式駆動装置において、スイッチ作動部材
は、負荷駆動用出力部材に設けられた出っ張り量が徐々
に大きくなる斜面部を有する出っ張り部と、この出っ張
り部と外枠ケースとの間に配置され、負荷駆動用出力部
材に対し相対移動可能なスライド片とから構成され、ス
ライド片は、斜面部に対応する部分が直角形状とされ、
その角部にはスイッチ部材の接片が突き当たりその後乗
り越えるようにした突部が設けられている。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2または3記載のモータ式駆動装置において、負荷部材
は排水弁で構成されると共に、排水弁は、負荷駆動用出
力部材が原位置及び中間位置にあるときに閉状態、終点
位置にあるときに開状態となるようにしている。
2または3記載のモータ式駆動装置において、負荷部材
は排水弁で構成されると共に、排水弁は、負荷駆動用出
力部材が原位置及び中間位置にあるときに閉状態、終点
位置にあるときに開状態となるようにしている。
【0018】また、請求項5記載の洗濯機は、請求項4
記載のモータ式駆動装置の負荷駆動用出力部材が原位置
にあるとき、洗濯用のドラムの回転を阻止するブレーキ
を効かせ、中間位置及び終点位置にあるとき、ブレーキ
を効かせないように負荷駆動用出力部材によって制御し
ている。
記載のモータ式駆動装置の負荷駆動用出力部材が原位置
にあるとき、洗濯用のドラムの回転を阻止するブレーキ
を効かせ、中間位置及び終点位置にあるとき、ブレーキ
を効かせないように負荷駆動用出力部材によって制御し
ている。
【0019】本発明のモータ式駆動装置は、付勢手段に
より一方向に付勢された負荷部材に連結された負荷駆動
用出力部材と、モータ駆動源と負荷駆動用出力部材とを
結合及び離脱させるクラッチ手段と、負荷駆動用出力部
材が中間位置まで駆動された際にモータ駆動源を停止さ
せるスイッチ部材と、終点位置で負荷駆動用出力部材を
位置保持する位置保持部材とを有しているので、スイッ
チ部材を1つ用いるのみで、負荷駆動用出力部材の位置
保持を、原位置、中間位置及び終点位置の3点で行うこ
とができる。
より一方向に付勢された負荷部材に連結された負荷駆動
用出力部材と、モータ駆動源と負荷駆動用出力部材とを
結合及び離脱させるクラッチ手段と、負荷駆動用出力部
材が中間位置まで駆動された際にモータ駆動源を停止さ
せるスイッチ部材と、終点位置で負荷駆動用出力部材を
位置保持する位置保持部材とを有しているので、スイッ
チ部材を1つ用いるのみで、負荷駆動用出力部材の位置
保持を、原位置、中間位置及び終点位置の3点で行うこ
とができる。
【0020】さらに、本発明の洗濯機は、負荷駆動用出
力部材の原位置で排水弁を閉じ、洗濯用のドラムを回転
させないようにし、中間位置で排水弁を閉じ洗濯用のド
ラムを回転可能とし、終点位置では排水弁を開き洗濯用
のドラムを回転可能としている。このため、洗濯機の機
能追加を従来と同様な構造及び費用で行うことが可能と
なる。
力部材の原位置で排水弁を閉じ、洗濯用のドラムを回転
させないようにし、中間位置で排水弁を閉じ洗濯用のド
ラムを回転可能とし、終点位置では排水弁を開き洗濯用
のドラムを回転可能としている。このため、洗濯機の機
能追加を従来と同様な構造及び費用で行うことが可能と
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータ式駆動装置
1を図1から図18に基づいて詳細に説明する。なお、
このモータ式駆動装置1を組み込んだ洗濯機についても
適宜併せて説明することとする。
1を図1から図18に基づいて詳細に説明する。なお、
このモータ式駆動装置1を組み込んだ洗濯機についても
適宜併せて説明することとする。
【0022】このモータ式駆動装置1は、図1に示すよ
うに、第1ケース2と第2ケース3に分割可能なケース
で覆われており、その両ケース2,3で構成される箱状
の空間内には地板4と中地板5が配置されている。そし
て、図2に示すように、地板4の一方側(図2で下側)
には、一方向に付勢された負荷駆動用出力部材としての
出力レバー8を付勢力に抗して駆動するモータ駆動源と
してのモータ6がネジ33によって取り付けられてい
る。一方、地板4の他方側(図1で上側)の空間、すな
わち地板4と中地板5とで形成される空間には、モータ
6内のロータ7の回転を出力レバー8に伝達する減速歯
車輪列が配置されている。
うに、第1ケース2と第2ケース3に分割可能なケース
で覆われており、その両ケース2,3で構成される箱状
の空間内には地板4と中地板5が配置されている。そし
て、図2に示すように、地板4の一方側(図2で下側)
には、一方向に付勢された負荷駆動用出力部材としての
出力レバー8を付勢力に抗して駆動するモータ駆動源と
してのモータ6がネジ33によって取り付けられてい
る。一方、地板4の他方側(図1で上側)の空間、すな
わち地板4と中地板5とで形成される空間には、モータ
6内のロータ7の回転を出力レバー8に伝達する減速歯
車輪列が配置されている。
【0023】第1ケース2の分割面には、突出部2aが
内部側に、切欠き部2bが外面側に設けられ、一方第2
ケース3の分割面にも突出部3aが外面側に、切欠き部
3bが内部側にそれぞれ設けられている。そして、突出
部3aが切欠き部2bに突き当てて嵌合され、一方、突
出部2aが切欠き部3bに僅かな隙間を介して嵌合され
ることにより両ケース2,3が嵌め合わされ、両ケース
2,3に設けられた複数のケース穴、例えば3dにねじ
34を嵌入し固定している(図2,図3及び図4参
照)。
内部側に、切欠き部2bが外面側に設けられ、一方第2
ケース3の分割面にも突出部3aが外面側に、切欠き部
3bが内部側にそれぞれ設けられている。そして、突出
部3aが切欠き部2bに突き当てて嵌合され、一方、突
出部2aが切欠き部3bに僅かな隙間を介して嵌合され
ることにより両ケース2,3が嵌め合わされ、両ケース
2,3に設けられた複数のケース穴、例えば3dにねじ
34を嵌入し固定している(図2,図3及び図4参
照)。
【0024】そして、機器に取り付けられる際、上側と
なる第2ケース3の外面に、この両ケース2,3の分割
部Xから水が侵入することを防止する突起3cを設けて
いる。なお、このモータ式駆動装置1は、図2で示され
る状態とは上下逆の状態で、後述する洗濯機に取り付け
られる。
なる第2ケース3の外面に、この両ケース2,3の分割
部Xから水が侵入することを防止する突起3cを設けて
いる。なお、このモータ式駆動装置1は、図2で示され
る状態とは上下逆の状態で、後述する洗濯機に取り付け
られる。
【0025】なお、両ケース2,3を重ね合わせた状態
で、出力レバー8とは反対側に端子用の空間Yが設けら
れている。この空間Yには、ソレノイド12及びモータ
6と、ソレノイド12及びモータを制御駆動するために
取り付けられた外部の制御機器35とを電気的に接続さ
せるための共通端子(COM端子)23、ソレノイド端
子24及びモータ端子25が配置されている。
で、出力レバー8とは反対側に端子用の空間Yが設けら
れている。この空間Yには、ソレノイド12及びモータ
6と、ソレノイド12及びモータを制御駆動するために
取り付けられた外部の制御機器35とを電気的に接続さ
せるための共通端子(COM端子)23、ソレノイド端
子24及びモータ端子25が配置されている。
【0026】外部と通じているこの空間Yは、装置全体
の中心的な位置より距離Z分外側に配置されているため
水が侵入しにくいものとなっている。すなわち、一般的
に排水弁は洗濯機の下に取り付けられるため、オーバー
フローした水がかかり易くなっている。しかし、距離Z
を持たせることによって、この空間Y部分が洗濯ドラム
の中心側に伸び、オーバーフローした水がこの端子部分
に当たらないようになる。さらに、第1ケース2には、
万一ケース内に侵入した水をケース外へ排出するための
排出孔を有する排出用突部2dが設置されている。
の中心的な位置より距離Z分外側に配置されているため
水が侵入しにくいものとなっている。すなわち、一般的
に排水弁は洗濯機の下に取り付けられるため、オーバー
フローした水がかかり易くなっている。しかし、距離Z
を持たせることによって、この空間Y部分が洗濯ドラム
の中心側に伸び、オーバーフローした水がこの端子部分
に当たらないようになる。さらに、第1ケース2には、
万一ケース内に侵入した水をケース外へ排出するための
排出孔を有する排出用突部2dが設置されている。
【0027】モータ6は、小型同期電動機で、環状磁石
7aを有するロータ7が図示しないステータ内に配置さ
れており、その駆動力によって出力レバー8を付勢力に
抗して駆動するものとなっている。このモータ6と出力
レバー8との間は、クラッチ手段によって結合及び離脱
されるようになっている。
7aを有するロータ7が図示しないステータ内に配置さ
れており、その駆動力によって出力レバー8を付勢力に
抗して駆動するものとなっている。このモータ6と出力
レバー8との間は、クラッチ手段によって結合及び離脱
されるようになっている。
【0028】ロータ7には、そのクラッチ手段の一方と
なる第1クラッチ歯車7bが設けられており、環状磁石
7aと共に固定軸7dに対して一体回転可能とされてい
る。なお、第1クラッチ歯車7bには、クラッチ手段の
他方となる第2クラッチ歯車9と係脱可能な係合部7c
が形成されている。
なる第1クラッチ歯車7bが設けられており、環状磁石
7aと共に固定軸7dに対して一体回転可能とされてい
る。なお、第1クラッチ歯車7bには、クラッチ手段の
他方となる第2クラッチ歯車9と係脱可能な係合部7c
が形成されている。
【0029】一方、固定軸7dの第1クラッチ歯車7b
と対向する位置には、クラッチ手段の他方となる第2ク
ラッチ歯車9が回転可能に配置されている。すなわち、
クラッチ手段は、第1クラッチ歯車7bと第2クラッチ
歯車9とを結合及び離脱させることによって構成されて
いる。
と対向する位置には、クラッチ手段の他方となる第2ク
ラッチ歯車9が回転可能に配置されている。すなわち、
クラッチ手段は、第1クラッチ歯車7bと第2クラッチ
歯車9とを結合及び離脱させることによって構成されて
いる。
【0030】なお、第2クラッチ歯車9には、第1クラ
ッチ歯車7bの係合部7cと係脱可能な係脱部9aと、
1番車10の歯車10aと噛み合うクラッチピニオン9
bと、クラッチ作動部材11の回転阻止部11bと係脱
する突起9cと、大径の鍔部9dとが設けられている。
また、この第2クラッチ歯車9は、後述するクラッチ作
動部材11により第1クラッチ歯車7bとの係合方向に
移動させられ、その係脱部9aが係合部7cと係合する
と、ロータ7の回転がこの第2クラッチ歯車9に伝達さ
れる構成とされている。
ッチ歯車7bの係合部7cと係脱可能な係脱部9aと、
1番車10の歯車10aと噛み合うクラッチピニオン9
bと、クラッチ作動部材11の回転阻止部11bと係脱
する突起9cと、大径の鍔部9dとが設けられている。
また、この第2クラッチ歯車9は、後述するクラッチ作
動部材11により第1クラッチ歯車7bとの係合方向に
移動させられ、その係脱部9aが係合部7cと係合する
と、ロータ7の回転がこの第2クラッチ歯車9に伝達さ
れる構成とされている。
【0031】そして、第2クラッチ歯車9の回転は、ク
ラッチピニオン9bを経由して1番車10に伝えられ
る。また、この第2クラッチ歯車9と第1クラッチ歯車
7bとの間にはコイルバネ18が配置され両者の結合を
離脱するように両者をばね付勢している。このため、ク
ラッチ作動部材11が働いていないときは、第1クラッ
チ歯車7bと第2クラッチ歯車9とは、離脱されてお
り、ロータ7の回転が第2クラッチ歯車9に伝達され
ず、クラッチ手段が作動されていないこととなる。
ラッチピニオン9bを経由して1番車10に伝えられ
る。また、この第2クラッチ歯車9と第1クラッチ歯車
7bとの間にはコイルバネ18が配置され両者の結合を
離脱するように両者をばね付勢している。このため、ク
ラッチ作動部材11が働いていないときは、第1クラッ
チ歯車7bと第2クラッチ歯車9とは、離脱されてお
り、ロータ7の回転が第2クラッチ歯車9に伝達され
ず、クラッチ手段が作動されていないこととなる。
【0032】そして、この第2クラッチ歯車9に接する
ようにクラッチ作動部材11が配置されている。図5に
詳細構成を示すこのクラッチ作動部材11には、ソレノ
イド12によって動作する可動鉄心12aと嵌まりあっ
て連結する連結部11aと、第2クラッチ歯車9の突起
9cと係脱し歯車輪列の回転を阻止することによって出
力レバー8の位置保持を行う位置保持部材としての回転
阻止部11bと、第2クラッチ歯車9をスラスト移動さ
せるためのカム面、すなわち押し下げ面11c、斜面1
1d及び下部面11eからなるカム面と、固定軸7dが
貫通する長孔11fと、3番車13の回転軸13cが嵌
入し回動中心となる回動中心孔11gと、この回動中心
孔11gとカム面とを結ぶ第1腕部11hと、出力歯車
15のカム溝15dに入るカム突起11iと、このカム
突起11iと回動中心孔11gとを結ぶ第2腕部11j
とが設けられている。
ようにクラッチ作動部材11が配置されている。図5に
詳細構成を示すこのクラッチ作動部材11には、ソレノ
イド12によって動作する可動鉄心12aと嵌まりあっ
て連結する連結部11aと、第2クラッチ歯車9の突起
9cと係脱し歯車輪列の回転を阻止することによって出
力レバー8の位置保持を行う位置保持部材としての回転
阻止部11bと、第2クラッチ歯車9をスラスト移動さ
せるためのカム面、すなわち押し下げ面11c、斜面1
1d及び下部面11eからなるカム面と、固定軸7dが
貫通する長孔11fと、3番車13の回転軸13cが嵌
入し回動中心となる回動中心孔11gと、この回動中心
孔11gとカム面とを結ぶ第1腕部11hと、出力歯車
15のカム溝15dに入るカム突起11iと、このカム
突起11iと回動中心孔11gとを結ぶ第2腕部11j
とが設けられている。
【0033】なお、回動中心孔11gの内周面には、こ
のクラッチ作動部材11が揺動自在となるようにテーパ
ー状に切欠いてあるテーパー部11kが設けられてい
る。なお、クラッチ作動部材11を揺動自在とするため
には、テーパー状に限らず回動中心孔11gの外端の孔
径を大きくし、二段孔となるようにしても良い。また、
このクラッチ作動部材11は、図1の矢示Lのように固
定軸7dに対してスラスト移動する。
のクラッチ作動部材11が揺動自在となるようにテーパ
ー状に切欠いてあるテーパー部11kが設けられてい
る。なお、クラッチ作動部材11を揺動自在とするため
には、テーパー状に限らず回動中心孔11gの外端の孔
径を大きくし、二段孔となるようにしても良い。また、
このクラッチ作動部材11は、図1の矢示Lのように固
定軸7dに対してスラスト移動する。
【0034】クラッチ作動部材11を動作させるソレノ
イド12は、可動鉄心12aと電磁石12bとから構成
されており、その可動鉄心12aの一端側がクラッチ作
動部材11の連結部11aに入り込み、他端側の平面が
電磁石12bに対向するように形成されている。また、
可動鉄心12aの一端側の近傍と地板4との間にコイル
バネ19が置かれ、可動鉄心12aを常時、地板4から
離れるように、すなわち図1で可動鉄心12aを上側に
常時付勢している。
イド12は、可動鉄心12aと電磁石12bとから構成
されており、その可動鉄心12aの一端側がクラッチ作
動部材11の連結部11aに入り込み、他端側の平面が
電磁石12bに対向するように形成されている。また、
可動鉄心12aの一端側の近傍と地板4との間にコイル
バネ19が置かれ、可動鉄心12aを常時、地板4から
離れるように、すなわち図1で可動鉄心12aを上側に
常時付勢している。
【0035】このため、図1のようにソレノイド12が
オンしているときは、可動鉄心12aはコイルバネ19
の付勢力に抗して図1で下側に押し下げられているが、
電磁石12bに通電されずソレノイド12がオンしてい
ないときは、可動鉄心12aは図1で上側に押し上げら
れ、クラッチ作動部材11を上側に押し上げることにな
る。なお、この可動鉄心12aは、そのほぼ中央のP点
を中心にして図1の矢示M,Nのように揺動する。
オンしているときは、可動鉄心12aはコイルバネ19
の付勢力に抗して図1で下側に押し下げられているが、
電磁石12bに通電されずソレノイド12がオンしてい
ないときは、可動鉄心12aは図1で上側に押し上げら
れ、クラッチ作動部材11を上側に押し上げることにな
る。なお、この可動鉄心12aは、そのほぼ中央のP点
を中心にして図1の矢示M,Nのように揺動する。
【0036】なお、ソレノイド12の一方側の端子部S
1は、図6に示すように、外部の制御機器35に接続さ
れる共通端子(COM端子)23に接続されている。こ
のCOM端子23は、モータ6の一方の端子部M1とも
接続されている。また、ソレノイド12の他方側の端子
部S2は、ソレノイド端子24に接続されている。この
ソレノイド端子24は、スイッチ部材40を介してモー
タ6の他方側の端子部M2とも接続されている。そし
て、ソレノイド12は、駆動信号によって制御機器35
が動作し、COM端子23及びソレノイド端子24に電
力が供給されると駆動するようになっている。
1は、図6に示すように、外部の制御機器35に接続さ
れる共通端子(COM端子)23に接続されている。こ
のCOM端子23は、モータ6の一方の端子部M1とも
接続されている。また、ソレノイド12の他方側の端子
部S2は、ソレノイド端子24に接続されている。この
ソレノイド端子24は、スイッチ部材40を介してモー
タ6の他方側の端子部M2とも接続されている。そし
て、ソレノイド12は、駆動信号によって制御機器35
が動作し、COM端子23及びソレノイド端子24に電
力が供給されると駆動するようになっている。
【0037】一方、モータ6の一方側の端子部M1は、
ソレノイド12の一方側の端子部S1同様に、COM端
子23に接続されている。また、モータ6の他方側の端
子部M2は、出力レバー8を中間位置まで駆動した際に
モータ6を停止させるためのスイッチ部材40を介して
ソレノイド端子24に接続されていると共に、制御機器
35に接続されるモータ端子25にも接続されている。
ソレノイド12の一方側の端子部S1同様に、COM端
子23に接続されている。また、モータ6の他方側の端
子部M2は、出力レバー8を中間位置まで駆動した際に
モータ6を停止させるためのスイッチ部材40を介して
ソレノイド端子24に接続されていると共に、制御機器
35に接続されるモータ端子25にも接続されている。
【0038】このため、モータ6は、制御機器35によ
って電力がCOM端子23及びソレノイド端子24の2
つに供給されているときは、スイッチ部材40がオンの
場合のみ駆動されることとなる。しかしながら、電力が
COM端子23及びモータ端子25に供給されている場
合は、スイッチ部材40のオンオフに関係なくモータ6
は駆動されることとなる。なお、スイッチ部材40の構
成については、後で詳述する。
って電力がCOM端子23及びソレノイド端子24の2
つに供給されているときは、スイッチ部材40がオンの
場合のみ駆動されることとなる。しかしながら、電力が
COM端子23及びモータ端子25に供給されている場
合は、スイッチ部材40のオンオフに関係なくモータ6
は駆動されることとなる。なお、スイッチ部材40の構
成については、後で詳述する。
【0039】また、上述した減速歯車輪列の中の1番車
10は、第2クラッチ歯車9のクラッチピニオン9bと
噛み合う歯車10aと、2番車14と噛み合うピニオン
部10bと、それらの回転を支持する固定軸10cとか
ら構成されている。そして、歯車10aの図1で下方面
側には、第2クラッチ歯車9の図1で上方への移動を規
制するために、大径の鍔部9dに突き当たる円周状突起
10dが設けられている。また、この1番車10と地板
4の間には、モータ6の逆転防止レバー17が固定軸1
0cに対し回転可能に配置され、その先端部17aが第
1クラッチ歯車7bに係脱可能とされている。
10は、第2クラッチ歯車9のクラッチピニオン9bと
噛み合う歯車10aと、2番車14と噛み合うピニオン
部10bと、それらの回転を支持する固定軸10cとか
ら構成されている。そして、歯車10aの図1で下方面
側には、第2クラッチ歯車9の図1で上方への移動を規
制するために、大径の鍔部9dに突き当たる円周状突起
10dが設けられている。また、この1番車10と地板
4の間には、モータ6の逆転防止レバー17が固定軸1
0cに対し回転可能に配置され、その先端部17aが第
1クラッチ歯車7bに係脱可能とされている。
【0040】更に、1番車10と一体回転するゴム製の
ガバナー16が中地板5と第1ケース2との間に設置さ
れている。このガバナー16は、第1ケース2に設置さ
れている円筒壁2cと協働し遠心力ブレーキを構成して
いる。このブレーキは、ガバナー16が図7及び図8で
時計方向に回転するとその腕部16aが遠心力で外方に
移動し円筒壁2cに摺接することにより機能するもので
ある。すなわち、そのときの摩擦力がブレーキの役目を
果たしているのである。
ガバナー16が中地板5と第1ケース2との間に設置さ
れている。このガバナー16は、第1ケース2に設置さ
れている円筒壁2cと協働し遠心力ブレーキを構成して
いる。このブレーキは、ガバナー16が図7及び図8で
時計方向に回転するとその腕部16aが遠心力で外方に
移動し円筒壁2cに摺接することにより機能するもので
ある。すなわち、そのときの摩擦力がブレーキの役目を
果たしているのである。
【0041】1番車10からロータ7の回転が伝えられ
る2番車14は、1番車10のピニオン部10bと噛み
合う歯車14aと、3番車13と噛み合うピニオン部1
4bと、それらの回転を支持する固定軸14cとから構
成されている。
る2番車14は、1番車10のピニオン部10bと噛み
合う歯車14aと、3番車13と噛み合うピニオン部1
4bと、それらの回転を支持する固定軸14cとから構
成されている。
【0042】そして、この2番車14からロータ7の回
転が伝えられる3番車13は、2番車14のピニオン部
14bと噛み合う歯車13aと、出力歯車14と噛み合
うピニオン部13bと、それらの回転を支持する固定軸
13cとから構成されている。なお、歯車13aの図1
で下方面側には、第2クラッチ歯車9の図1で上方への
移動を規制するために、大径の鍔部9dに突き当たる円
周状突起13dが設けられている。また、3番車13と
中地板5との間にはクラッチ作動部材11が配置され、
その回動中心孔11gに固定軸13cが貫通し、クラッ
チ作動部材11が固定軸13cを中心として回動自在と
されている。
転が伝えられる3番車13は、2番車14のピニオン部
14bと噛み合う歯車13aと、出力歯車14と噛み合
うピニオン部13bと、それらの回転を支持する固定軸
13cとから構成されている。なお、歯車13aの図1
で下方面側には、第2クラッチ歯車9の図1で上方への
移動を規制するために、大径の鍔部9dに突き当たる円
周状突起13dが設けられている。また、3番車13と
中地板5との間にはクラッチ作動部材11が配置され、
その回動中心孔11gに固定軸13cが貫通し、クラッ
チ作動部材11が固定軸13cを中心として回動自在と
されている。
【0043】さらに、この3番車13からロータ7の回
転が伝えられる出力歯車15は、図1、図4(A)及び
(B)に示すように、3番車13のピニオン部13bと
噛み合う歯車部15aと、中地板5の係合孔に嵌入する
円筒部15bと、それらと一体形成された回転出力軸1
5cとから構成されている。なお、歯車部15aの図1
で上方面側には、クラッチ作動部材11のカム突起11
iが入るカム溝15dと、クラッチ作動部材11の第2
腕部11jを押圧するための押圧突起15hとが設けら
れている。このカム溝15dには、回転中心に対し一定
の距離で円周方向に延びる細溝15eと、この細溝15
eに連続して設けられ径外方に延びる太溝15fと、細
溝15eと太溝15fとをつなぐ斜面部15gとが設け
られている。
転が伝えられる出力歯車15は、図1、図4(A)及び
(B)に示すように、3番車13のピニオン部13bと
噛み合う歯車部15aと、中地板5の係合孔に嵌入する
円筒部15bと、それらと一体形成された回転出力軸1
5cとから構成されている。なお、歯車部15aの図1
で上方面側には、クラッチ作動部材11のカム突起11
iが入るカム溝15dと、クラッチ作動部材11の第2
腕部11jを押圧するための押圧突起15hとが設けら
れている。このカム溝15dには、回転中心に対し一定
の距離で円周方向に延びる細溝15eと、この細溝15
eに連続して設けられ径外方に延びる太溝15fと、細
溝15eと太溝15fとをつなぐ斜面部15gとが設け
られている。
【0044】この出力歯車15には、中地板5と第1ケ
ース2との間に配置される出力ピニオン20が一体回転
可能に取り付けられている。そして、この出力ピニオン
20には、出力レバー8と噛み合う噛み合い歯20aが
略半周にわたって設けられている。そして、出力ピニオ
ン20が回転すると、出力レバー8は、付勢力Fに抗し
て図7において矢示G方向に向かってスライド移動する
ようになっている。
ース2との間に配置される出力ピニオン20が一体回転
可能に取り付けられている。そして、この出力ピニオン
20には、出力レバー8と噛み合う噛み合い歯20aが
略半周にわたって設けられている。そして、出力ピニオ
ン20が回転すると、出力レバー8は、付勢力Fに抗し
て図7において矢示G方向に向かってスライド移動する
ようになっている。
【0045】また、この出力ピニオン20からロータ7
の回転力が伝えられる出力レバー8は、長尺状部材で形
成されており、一端側が中地板5と第1ケース2との間
に配置されると共に、他端側はケースの外側に突出され
るようになっている。出力レバー8は、図3,図7及び
図9に示すように、出力ピニオン20の噛み合い部20
aと噛み合うラック歯部8aと、スイッチ部材40を作
動させるためのスイッチ作動部としての出っ張り部8b
と、負荷部材となる排水弁42とひも36で結ばれる負
荷駆動部8cと、摺動をスムーズに行うための薄肉部8
d,8dと、後述するスライド片22の長孔22a,2
2aを挿通させるための係合突起8e,8eとから構成
されている。
の回転力が伝えられる出力レバー8は、長尺状部材で形
成されており、一端側が中地板5と第1ケース2との間
に配置されると共に、他端側はケースの外側に突出され
るようになっている。出力レバー8は、図3,図7及び
図9に示すように、出力ピニオン20の噛み合い部20
aと噛み合うラック歯部8aと、スイッチ部材40を作
動させるためのスイッチ作動部としての出っ張り部8b
と、負荷部材となる排水弁42とひも36で結ばれる負
荷駆動部8cと、摺動をスムーズに行うための薄肉部8
d,8dと、後述するスライド片22の長孔22a,2
2aを挿通させるための係合突起8e,8eとから構成
されている。
【0046】ラック歯部8aは、出力ピニオン20の噛
み合い歯20aと直線状に噛み合うように形成されてお
り、出力ピニオン20の回転運動を直線運動に変換する
ようになっている。また、出力レバー8には、第1ケー
ス2に設けられる摺動案内部2dが入り込む案内凹部8
gが設けられている。これによって、出力レバー8は、
直線状にスライド移動するようになっている。
み合い歯20aと直線状に噛み合うように形成されてお
り、出力ピニオン20の回転運動を直線運動に変換する
ようになっている。また、出力レバー8には、第1ケー
ス2に設けられる摺動案内部2dが入り込む案内凹部8
gが設けられている。これによって、出力レバー8は、
直線状にスライド移動するようになっている。
【0047】出っ張り部8bは、出力レバー8のケース
内に配置されている側の端部から所定範囲おいて、第1
ケース2側へ突出するように堤状に形成されたものとな
っており、この出っ張り部8bの第1ケース2と対向す
る側の面にはスライド片22の長孔22a,22aを挿
通させるための係合突起8e,8eが設けられている。
さらに、出っ張り部8bの手前側の端部には、スイッチ
部材40の可動接片40aを緩やかに移動させて固定接
片40bへ当接させスイッチ部材40をオンさせるため
の斜面部8fが設けられている。
内に配置されている側の端部から所定範囲おいて、第1
ケース2側へ突出するように堤状に形成されたものとな
っており、この出っ張り部8bの第1ケース2と対向す
る側の面にはスライド片22の長孔22a,22aを挿
通させるための係合突起8e,8eが設けられている。
さらに、出っ張り部8bの手前側の端部には、スイッチ
部材40の可動接片40aを緩やかに移動させて固定接
片40bへ当接させスイッチ部材40をオンさせるため
の斜面部8fが設けられている。
【0048】また、出っ張り部8b上に配置されるスラ
イド片22は、スイッチ部材40の早切り動作を行わせ
るもので、係合突起8e,8eが相対移動可能に係合す
る長孔22a,22aと、可動接片40aの早切り動作
を確実に行わせるための突部22bとを有する長方形の
平板状部材で形成されている。そして、このスライド片
22は、出力レバー8と第1ケース2との間に配置され
る。このスライド片22は、出力レバー8がスライド移
動し、係合突起8e,8eが長孔22a,22aの内周
壁に当接すると、出力レバー8によってスライド移動さ
れることとなる。すなわち、スライド片22は出力レバ
ー8に対して長孔22aのストローク分遅れて追従する
こととなる。
イド片22は、スイッチ部材40の早切り動作を行わせ
るもので、係合突起8e,8eが相対移動可能に係合す
る長孔22a,22aと、可動接片40aの早切り動作
を確実に行わせるための突部22bとを有する長方形の
平板状部材で形成されている。そして、このスライド片
22は、出力レバー8と第1ケース2との間に配置され
る。このスライド片22は、出力レバー8がスライド移
動し、係合突起8e,8eが長孔22a,22aの内周
壁に当接すると、出力レバー8によってスライド移動さ
れることとなる。すなわち、スライド片22は出力レバ
ー8に対して長孔22aのストローク分遅れて追従する
こととなる。
【0049】このような構成のため、図12(A)に示
すように、出力レバー8が矢示S方向、すなわち負荷駆
動部材8をケースから飛び出させる方向へ駆動する場
合、スライド片22は進行方向に向かって後ろ側(奥
側)に長孔22aのストローク分遅れて追従するので、
スイッチ部材40に対して最初に接触するのが斜面部8
fとなる。したがって、スイッチ部材40の可動接片4
0aは、緩やかに固定接片40bへ接触しスイッチ部材
40は緩やかにオン状態となる。なお、スイッチ部材4
0は、出力レバー8がケースから飛び出ている位置、つ
まりこの装置の基本の位置(原位置)においては、オン
状態を維持されることとなる。
すように、出力レバー8が矢示S方向、すなわち負荷駆
動部材8をケースから飛び出させる方向へ駆動する場
合、スライド片22は進行方向に向かって後ろ側(奥
側)に長孔22aのストローク分遅れて追従するので、
スイッチ部材40に対して最初に接触するのが斜面部8
fとなる。したがって、スイッチ部材40の可動接片4
0aは、緩やかに固定接片40bへ接触しスイッチ部材
40は緩やかにオン状態となる。なお、スイッチ部材4
0は、出力レバー8がケースから飛び出ている位置、つ
まりこの装置の基本の位置(原位置)においては、オン
状態を維持されることとなる。
【0050】一方、図12(B)に示すように、出力レ
バー8が矢示S’方向、すなわち出力レバー8をケース
内へしまいこむ方向へ駆動する場合、出力レバー8が中
間位置までいくと、スイッチ部材40はオフとなる。こ
の場合も、スライド片22は進行方向に向かって後ろ側
(手前側)に長孔22aのストローク分遅れて追従す
る。すると、スライド片22が斜面部8fを隠すように
なる。そのため、スイッチ部材40の可動接片40a
は、スライド片22の突部22bを乗り越えたところ
で、その弾性力でスライド片22を矢示S´方向に急激
に移動させ、スイッチ部材40を急激にオフさせる。す
なわち、スイッチ作動部材としての出っ張り部8bの斜
面部8fとスライド片22とによって、スイッチ部材4
0は緩やかにオンになると共に、急激にオフとなるよう
に構成されている。
バー8が矢示S’方向、すなわち出力レバー8をケース
内へしまいこむ方向へ駆動する場合、出力レバー8が中
間位置までいくと、スイッチ部材40はオフとなる。こ
の場合も、スライド片22は進行方向に向かって後ろ側
(手前側)に長孔22aのストローク分遅れて追従す
る。すると、スライド片22が斜面部8fを隠すように
なる。そのため、スイッチ部材40の可動接片40a
は、スライド片22の突部22bを乗り越えたところ
で、その弾性力でスライド片22を矢示S´方向に急激
に移動させ、スイッチ部材40を急激にオフさせる。す
なわち、スイッチ作動部材としての出っ張り部8bの斜
面部8fとスライド片22とによって、スイッチ部材4
0は緩やかにオンになると共に、急激にオフとなるよう
に構成されている。
【0051】また、薄肉部8d,8dは、図7(B)に示
すように、出力レバー8の両側部に設けられ、出力レバー
8を安定的にスライドさせるようになっている。さら
に、この薄肉部8d,8dを設けることにより、出力レ
バー8の強度がアップし、反りや曲がりも防止できる。
ここで、出力レバー8は、図示しないバネにより図7及
び図8において矢示方向に付勢力Fで常時付勢されてい
る。なお、薄肉部8d,8dの部分を両ケース2,3で
挟み込む構成にすると、スライド移動が一層安定し、摺
動時のガタが少なくなる。
すように、出力レバー8の両側部に設けられ、出力レバー
8を安定的にスライドさせるようになっている。さら
に、この薄肉部8d,8dを設けることにより、出力レ
バー8の強度がアップし、反りや曲がりも防止できる。
ここで、出力レバー8は、図示しないバネにより図7及
び図8において矢示方向に付勢力Fで常時付勢されてい
る。なお、薄肉部8d,8dの部分を両ケース2,3で
挟み込む構成にすると、スライド移動が一層安定し、摺
動時のガタが少なくなる。
【0052】スイッチ部材40は、図13に示すよう
に、中地板5に接するように固定された絶縁部材からな
る平板状の基部40cと、基部40cの一側から第1ケ
ース2側に立設するように形成され可動接片40aと固
定接片40bの一端を固定する固定部40dと、基部4
0cの他側に立設された固定位置用のピン40eとから
構成される。
に、中地板5に接するように固定された絶縁部材からな
る平板状の基部40cと、基部40cの一側から第1ケ
ース2側に立設するように形成され可動接片40aと固
定接片40bの一端を固定する固定部40dと、基部4
0cの他側に立設された固定位置用のピン40eとから
構成される。
【0053】そして、可動接片40aと固定接片40b
との接触及び離脱により、オンオフを切り換えるように
なっている。基部40cは、中地板5の上側の面、すな
わち、第1ケース2と対向する側の面に接着固定され
る。また、固定部40dは、この基部40cと一体的に
形成されており、第1ケース2に設けられる穴(図示省
略)に嵌合し位置出しを行うための突部40fを有して
いる。
との接触及び離脱により、オンオフを切り換えるように
なっている。基部40cは、中地板5の上側の面、すな
わち、第1ケース2と対向する側の面に接着固定され
る。また、固定部40dは、この基部40cと一体的に
形成されており、第1ケース2に設けられる穴(図示省
略)に嵌合し位置出しを行うための突部40fを有して
いる。
【0054】また、可動接片40aは、一端を固定部4
0dに固定されると共に、他端は出力レバー8のスイッ
チ作動部によって可動されるように弾性力のある導電性
金属部材で形成されている。なお、この可動接片40a
は、全体を絶縁材で被覆されているが、固定接片40b
と接する接点40gのみ金属が露出するように形成され
ている。さらに、固定接片40bは、固定部40dに固
定されており、他端側がピン40eに弾力をもって当接
するように設けられている。
0dに固定されると共に、他端は出力レバー8のスイッ
チ作動部によって可動されるように弾性力のある導電性
金属部材で形成されている。なお、この可動接片40a
は、全体を絶縁材で被覆されているが、固定接片40b
と接する接点40gのみ金属が露出するように形成され
ている。さらに、固定接片40bは、固定部40dに固
定されており、他端側がピン40eに弾力をもって当接
するように設けられている。
【0055】なお、固定接片40bの根元部分には、一
端がソレノイド端子24に接続されたリード線26の他
端が接続されている。また、可動接片40aには、一端
がモータ6の他方側の端子部M2に接続されたリード線
27が接続されている。そして、可動接片40aの他端
と固定接片40bとが接触することにより、スイッチ部
材40はオン状態となり、ソレノイド端子24とモータ
6の他方側の端子部M2とは接続される。
端がソレノイド端子24に接続されたリード線26の他
端が接続されている。また、可動接片40aには、一端
がモータ6の他方側の端子部M2に接続されたリード線
27が接続されている。そして、可動接片40aの他端
と固定接片40bとが接触することにより、スイッチ部
材40はオン状態となり、ソレノイド端子24とモータ
6の他方側の端子部M2とは接続される。
【0056】なお、スイッチ部材40は、可動接片40
aと固定接片40bとが並列的に配置されガバナー16
と高さ方向に隣接して設けられているが、図14に示す
ように、両接片40a,40bを上下方向にずらして交
差させ、固定接片40bの先端の可動接片40aと接触
する部分をL字状に湾曲させるようにしても良い。この
ように、両接片40a,40bを構成すると、ガバナー
16と高さ方向に重なる部分が無くなり、薄型化できる
と共に円筒壁2Cの構造を単純化させることができる。
aと固定接片40bとが並列的に配置されガバナー16
と高さ方向に隣接して設けられているが、図14に示す
ように、両接片40a,40bを上下方向にずらして交
差させ、固定接片40bの先端の可動接片40aと接触
する部分をL字状に湾曲させるようにしても良い。この
ように、両接片40a,40bを構成すると、ガバナー
16と高さ方向に重なる部分が無くなり、薄型化できる
と共に円筒壁2Cの構造を単純化させることができる。
【0057】次に、以上のように構成されたモータ式駆
動装置1の動作について説明する。なお、図15に示す
ように、このモータ式駆動装置1を洗濯機41のの排水
弁42の開閉に使用すると同時に、洗濯機41の洗濯槽
43の回転を制動するドラムブレーキ44の開閉に使用
する場合を想定して動作を説明することとする。
動装置1の動作について説明する。なお、図15に示す
ように、このモータ式駆動装置1を洗濯機41のの排水
弁42の開閉に使用すると同時に、洗濯機41の洗濯槽
43の回転を制動するドラムブレーキ44の開閉に使用
する場合を想定して動作を説明することとする。
【0058】洗濯槽43内には、内部に入れられた洗濯
物を撹拌するためのパルセータ45がモータ駆動によっ
て回転するように配置されている。また、洗濯槽43
は、洗濯機41の図示しない駆動モータによって回転自
在に配置されているが、駆動モータに通電が行われてい
ない場合でも、洗濯槽43内にパルセータ45の回転に
より水流が起こる際には、その水流の影響で回転しよう
とする。また、排水弁42は、洗濯槽43の外側の水槽
46に付設される排水管47の途中部分に設けられてい
る。
物を撹拌するためのパルセータ45がモータ駆動によっ
て回転するように配置されている。また、洗濯槽43
は、洗濯機41の図示しない駆動モータによって回転自
在に配置されているが、駆動モータに通電が行われてい
ない場合でも、洗濯槽43内にパルセータ45の回転に
より水流が起こる際には、その水流の影響で回転しよう
とする。また、排水弁42は、洗濯槽43の外側の水槽
46に付設される排水管47の途中部分に設けられてい
る。
【0059】排水弁42の閉じられているときは、出力
レバー8が図7に示すように装置から最も飛び出した位
置、すなわち原位置にある状態となっている。このとき
負荷部材36には、図7において矢示F方向に付勢力が
働いているため、排水弁42はしっかり閉まっていると
共に、出力レバー8は矢示F方向に引っ張られた状態と
なっている。なお、洗濯槽43のドラムブレーキ44は
閉塞状態となっており、ブレーキがかかって洗濯槽43
が回転できない状態となっている。すなわち、出力レバ
ー8が、原位置にあるときは、洗濯機41は排水弁42
を閉じドラムブレーキ44をかけて洗濯槽43を固定さ
せると共に、パルセータ45のみを回転させて洗濯槽4
3内の洗濯物を撹拌する第1の洗濯モードとなってい
る。
レバー8が図7に示すように装置から最も飛び出した位
置、すなわち原位置にある状態となっている。このとき
負荷部材36には、図7において矢示F方向に付勢力が
働いているため、排水弁42はしっかり閉まっていると
共に、出力レバー8は矢示F方向に引っ張られた状態と
なっている。なお、洗濯槽43のドラムブレーキ44は
閉塞状態となっており、ブレーキがかかって洗濯槽43
が回転できない状態となっている。すなわち、出力レバ
ー8が、原位置にあるときは、洗濯機41は排水弁42
を閉じドラムブレーキ44をかけて洗濯槽43を固定さ
せると共に、パルセータ45のみを回転させて洗濯槽4
3内の洗濯物を撹拌する第1の洗濯モードとなってい
る。
【0060】このとき、第1クラッチ歯車7bと第2ク
ラッチ歯車9とクラッチ作動部材11の三者の関係は、
図16(A)に示す通りとなっている。すなわち、ソレ
ノイド12がオフしており、クラッチ作動部材11が第
2クラッチ歯車9から離れているため、第1クラッチ歯
車7bと第2クラッチ歯車9とは係合していない。な
お、このとき、出力レバー8の出っ張り部8b上に設け
られたスライド片22がスイッチ部材40の可動接片4
0aを固定接片40側に押し付けて当接させ、スイッチ
部材40はオン状態となっている。
ラッチ歯車9とクラッチ作動部材11の三者の関係は、
図16(A)に示す通りとなっている。すなわち、ソレ
ノイド12がオフしており、クラッチ作動部材11が第
2クラッチ歯車9から離れているため、第1クラッチ歯
車7bと第2クラッチ歯車9とは係合していない。な
お、このとき、出力レバー8の出っ張り部8b上に設け
られたスライド片22がスイッチ部材40の可動接片4
0aを固定接片40側に押し付けて当接させ、スイッチ
部材40はオン状態となっている。
【0061】次に出力レバー8を原位置から中間位置ま
で駆動して洗濯機41を第2の洗濯モードとすべく、制
御機器35によってCOM端子23及びソレノイド端子
24に対してモータ6及びソレノイド12を駆動するた
めの電力を供給し、モータ6及びソレノイド12を駆動
する。すると、図16(B)のようにクラッチ作動部材
11が第2クラッチ歯車9に近づきそのカム面の中の押
し上げ面11cが第2クラッチ歯車9に当接する。その
後、クラッチ作動部材11の押し下げ面11cがコイル
バネ18の付勢力に抗して第2クラッチ歯車9をさらに
押し下げ、図16(C)のように第1クラッチ歯車7b
と第2クラッチ歯車9とが係合する。
で駆動して洗濯機41を第2の洗濯モードとすべく、制
御機器35によってCOM端子23及びソレノイド端子
24に対してモータ6及びソレノイド12を駆動するた
めの電力を供給し、モータ6及びソレノイド12を駆動
する。すると、図16(B)のようにクラッチ作動部材
11が第2クラッチ歯車9に近づきそのカム面の中の押
し上げ面11cが第2クラッチ歯車9に当接する。その
後、クラッチ作動部材11の押し下げ面11cがコイル
バネ18の付勢力に抗して第2クラッチ歯車9をさらに
押し下げ、図16(C)のように第1クラッチ歯車7b
と第2クラッチ歯車9とが係合する。
【0062】すると、ロータ7の回転が第2クラッチ歯
車9、1番車10、2番車14、3番車13、出力歯車
15、出力ピニオン20へと順次減速されながら伝わ
る。これにより、出力ピニオン20と噛み合っている出
力レバー8が付勢力Fに抗して装置内に徐々に取り込ま
れていく。
車9、1番車10、2番車14、3番車13、出力歯車
15、出力ピニオン20へと順次減速されながら伝わ
る。これにより、出力ピニオン20と噛み合っている出
力レバー8が付勢力Fに抗して装置内に徐々に取り込ま
れていく。
【0063】なお、図16(A)から図16(C)への
移行は、ソレノイド12のオンにより可動鉄心12aが
瞬時に移動することにより瞬時に行われるが、時には、
第1クラッチ歯車7bの係合部7cと第2クラッチ歯車
9の係脱部9aとが突き当たり、ソレノイド12がオン
にもかかわらず可動鉄心12aが動作できない状況が生
じる場合もある。しかし、そのような場合でもロータ7
の1回転中に両者7c,9aの突き当たりが必ず外れる
状況が発生するので、少なくともロータ7の1回転の時
間が経過すれば図16(C)の状態、すなわちクラッチ
が入った状態となる。
移行は、ソレノイド12のオンにより可動鉄心12aが
瞬時に移動することにより瞬時に行われるが、時には、
第1クラッチ歯車7bの係合部7cと第2クラッチ歯車
9の係脱部9aとが突き当たり、ソレノイド12がオン
にもかかわらず可動鉄心12aが動作できない状況が生
じる場合もある。しかし、そのような場合でもロータ7
の1回転中に両者7c,9aの突き当たりが必ず外れる
状況が発生するので、少なくともロータ7の1回転の時
間が経過すれば図16(C)の状態、すなわちクラッチ
が入った状態となる。
【0064】一方、出力レバー8が徐々に装置内に取り
込まれていく際に、スライド片22は、出力レバー8に
長孔22aの長径のストローク分遅れて出力レバー8に
追従する。すなわち、係合突起8e,8eが長孔22
a,22aの奥側の内周壁に当接した時点より、出力レ
バー8によってスライド移動されることとなる。この結
果、スライド片22の後端部分が、出力レバー8の出っ
張り部8b後端に設けられた斜面部8fを塞ぐ。
込まれていく際に、スライド片22は、出力レバー8に
長孔22aの長径のストローク分遅れて出力レバー8に
追従する。すなわち、係合突起8e,8eが長孔22
a,22aの奥側の内周壁に当接した時点より、出力レ
バー8によってスライド移動されることとなる。この結
果、スライド片22の後端部分が、出力レバー8の出っ
張り部8b後端に設けられた斜面部8fを塞ぐ。
【0065】このようにして、出力レバー8が中間位置
まで取り込まれると、スライド片22も同様に装置内側
に取り込まれていき、可動接片40aがスライド片22
の突部22bを乗り越えた瞬間にスライド片22が可動
接片40aの弾性力の作用で進行方向に移動しスイッチ
部材40が急激にオフとなる。この結果、モータ6への
通電が断たれ、モータ6は停止する。すなわち、出力レ
バー8が中間位置まで来ると、ソレノイド12はオン、
モータ6は停止という状態となるので、図16(C)に
示すように、第1クラッチ歯車7bと第2クラッチ歯車
9とが係合し、かつモータ6が停止した状態で出力レバ
ー8は位置保持されることとなる。
まで取り込まれると、スライド片22も同様に装置内側
に取り込まれていき、可動接片40aがスライド片22
の突部22bを乗り越えた瞬間にスライド片22が可動
接片40aの弾性力の作用で進行方向に移動しスイッチ
部材40が急激にオフとなる。この結果、モータ6への
通電が断たれ、モータ6は停止する。すなわち、出力レ
バー8が中間位置まで来ると、ソレノイド12はオン、
モータ6は停止という状態となるので、図16(C)に
示すように、第1クラッチ歯車7bと第2クラッチ歯車
9とが係合し、かつモータ6が停止した状態で出力レバ
ー8は位置保持されることとなる。
【0066】なお、出力レバー8が原位置より中間位置
まで移動する際、出力歯車15が図4(A)において時
計方向に回転していくため、クラッチ作動部材11のカ
ム突起11iは、カム溝15dの細溝15e内を徐々に
移動していき、細溝15d内の図4(B)において一点
鎖線で示された途中位置において、モータ6の停止によ
って停止することとなる。
まで移動する際、出力歯車15が図4(A)において時
計方向に回転していくため、クラッチ作動部材11のカ
ム突起11iは、カム溝15dの細溝15e内を徐々に
移動していき、細溝15d内の図4(B)において一点
鎖線で示された途中位置において、モータ6の停止によ
って停止することとなる。
【0067】なお、負荷駆動部材8が中間位置まで取り
込まれると、排水弁42は閉状態を保っているが、ドラ
ムブレーキ44は開放となりドラムブレーキ44がかか
らない状態となる。このとき、パルセータ45はモータ
駆動により回転しているので、洗濯槽43内に水流が起
こりこの水流の影響で洗濯槽43は水流の方向へ回転す
る。なお、パルセータ45をモータ制御により逆回転さ
せると洗濯槽43は水流の慣性でパルセータ45とは逆
となる正回転をそのまま維持する。
込まれると、排水弁42は閉状態を保っているが、ドラ
ムブレーキ44は開放となりドラムブレーキ44がかか
らない状態となる。このとき、パルセータ45はモータ
駆動により回転しているので、洗濯槽43内に水流が起
こりこの水流の影響で洗濯槽43は水流の方向へ回転す
る。なお、パルセータ45をモータ制御により逆回転さ
せると洗濯槽43は水流の慣性でパルセータ45とは逆
となる正回転をそのまま維持する。
【0068】さらに、パルセータ45の逆回転に応じて
水流が徐々に逆回転すると、洗濯槽43は水流に従い逆
回転することとなる。このように第2の洗濯モードで
は、パルセータ45の正回転及び逆回転を順に切り換え
て行うことにより洗濯槽43とパルセータ45との回転
を逆にすることが可能となり、洗濯槽43内の洗濯物の
汚れが良く落ちるようになる。
水流が徐々に逆回転すると、洗濯槽43は水流に従い逆
回転することとなる。このように第2の洗濯モードで
は、パルセータ45の正回転及び逆回転を順に切り換え
て行うことにより洗濯槽43とパルセータ45との回転
を逆にすることが可能となり、洗濯槽43内の洗濯物の
汚れが良く落ちるようになる。
【0069】次に上述した第2の洗濯モードから、排水
弁42及びドラムブレーキ44を共に開放し、洗濯槽4
3内の水を排水しながら洗濯槽43をモータ駆動によっ
て回転させる脱水モードへの移行を行う動作について説
明する。
弁42及びドラムブレーキ44を共に開放し、洗濯槽4
3内の水を排水しながら洗濯槽43をモータ駆動によっ
て回転させる脱水モードへの移行を行う動作について説
明する。
【0070】出力レバー8を中間位置から終点位置まで
駆動して洗濯機41を脱水モードとすべく、制御機器3
5の制御によってモータ端子25を通電可能とする。す
ると、モータ6は、COM端子23及びモータ端子25
を介して再び通電されることとなる。この結果、図16
(C)に示した状況からモータ6が再び駆動されること
により、出力レバー8は、出力ピニオン20の回転を受
けて中間位置より終点位置へスライド移動する。
駆動して洗濯機41を脱水モードとすべく、制御機器3
5の制御によってモータ端子25を通電可能とする。す
ると、モータ6は、COM端子23及びモータ端子25
を介して再び通電されることとなる。この結果、図16
(C)に示した状況からモータ6が再び駆動されること
により、出力レバー8は、出力ピニオン20の回転を受
けて中間位置より終点位置へスライド移動する。
【0071】出力レバー8が終点位置方向へ取り込まれ
ていく際に、クラッチ作動部材11のカム突起11i
は、カム溝15dの細溝13eの途中部分より内を徐々
に移動していく。そして、カム突起11iが図4(B)
において二点鎖線で示される位置に来たとき、すなわち
出力レバー8が終点位置まで完全に取り込まれる寸前
に、出力歯車15の押圧突起15hがクラッチ作動部材
11の第2腕部11jを押圧し始める。その押圧により
クラッチ作動部材11が図4(B)において反時計方向
に回動し始める。
ていく際に、クラッチ作動部材11のカム突起11i
は、カム溝15dの細溝13eの途中部分より内を徐々
に移動していく。そして、カム突起11iが図4(B)
において二点鎖線で示される位置に来たとき、すなわち
出力レバー8が終点位置まで完全に取り込まれる寸前
に、出力歯車15の押圧突起15hがクラッチ作動部材
11の第2腕部11jを押圧し始める。その押圧により
クラッチ作動部材11が図4(B)において反時計方向
に回動し始める。
【0072】すると、コイルバネ18の付勢力と斜面1
1dの働きにより、クラッチ作動部材11が更に反時計
方向に瞬時に回動させられるため、第2クラッチ歯車9
とクラッチ作動部材11との当接位置は、押し下げ面1
1cから斜面11dを経由して下部面11eへと瞬時に
移っていき、第2クラッチ歯車9と第1クラッチ歯車7
bとの係合は瞬時に解かれ、図16(D)の状態とな
る。
1dの働きにより、クラッチ作動部材11が更に反時計
方向に瞬時に回動させられるため、第2クラッチ歯車9
とクラッチ作動部材11との当接位置は、押し下げ面1
1cから斜面11dを経由して下部面11eへと瞬時に
移っていき、第2クラッチ歯車9と第1クラッチ歯車7
bとの係合は瞬時に解かれ、図16(D)の状態とな
る。
【0073】このとき、出力レバー8は装置内に完全に
取り込まれて終点位置に達し、出力歯車15とクラッチ
作動部材11の関係は図4(B)の状態となる。この瞬
時動作により、クラッチが徐々に切れることによる不具
合、例えばロータ7の係合部7cや第2クラッチ歯車9
の係脱部9aの摩耗や欠け等の発生を防止できる。
取り込まれて終点位置に達し、出力歯車15とクラッチ
作動部材11の関係は図4(B)の状態となる。この瞬
時動作により、クラッチが徐々に切れることによる不具
合、例えばロータ7の係合部7cや第2クラッチ歯車9
の係脱部9aの摩耗や欠け等の発生を防止できる。
【0074】そして、図16(D)に示す状態では、ソ
レノイド12はオンのままであるが、第2クラッチ歯車
9が第1クラッチ歯車7bから離脱しているため、ロー
タ7の回転力は出力レバー8に伝わらない。なお、この
とき、モータ6は通電されたままの状態なので、ロータ
7は回転し続けている。一方、出力レバー8には、ばね
付勢力Fが常時働いているので、出力レバー8は原位
置、すなわち排水弁42を閉じる方向に移動しようとす
る。
レノイド12はオンのままであるが、第2クラッチ歯車
9が第1クラッチ歯車7bから離脱しているため、ロー
タ7の回転力は出力レバー8に伝わらない。なお、この
とき、モータ6は通電されたままの状態なので、ロータ
7は回転し続けている。一方、出力レバー8には、ばね
付勢力Fが常時働いているので、出力レバー8は原位
置、すなわち排水弁42を閉じる方向に移動しようとす
る。
【0075】しかし、クラッチ作動部材11の回転阻止
部11bが第2クラッチ歯車9の突起9cと係合するた
め、第2クラッチ歯車9は回転できない。このため、第
2クラッチ歯車9と歯車輪列を介して連結している出力
レバー8の移動は阻止され、図8に示す状態で維持され
る。この結果、排水弁42は開き、ドラムブレーキ44
が開放されて洗濯槽43が回転可能な脱水モードで保持
されることとなる。すなわち、回転阻止部11bは、出
力レバー8を終点位置に位置保持するための位置保持部
材となっている。
部11bが第2クラッチ歯車9の突起9cと係合するた
め、第2クラッチ歯車9は回転できない。このため、第
2クラッチ歯車9と歯車輪列を介して連結している出力
レバー8の移動は阻止され、図8に示す状態で維持され
る。この結果、排水弁42は開き、ドラムブレーキ44
が開放されて洗濯槽43が回転可能な脱水モードで保持
されることとなる。すなわち、回転阻止部11bは、出
力レバー8を終点位置に位置保持するための位置保持部
材となっている。
【0076】次に、脱水が終了した後、再び洗濯槽43
へ水を溜めるべく排水弁42を閉じようとするときの動
作について説明する。
へ水を溜めるべく排水弁42を閉じようとするときの動
作について説明する。
【0077】制御機器35によってCOM端子23、ソ
レノイド端子24及びモータ端子25への通電を不能と
する。すると、モータ6が停止されると共に、ソレノイ
ド12はオフとなり、クラッチ作動部材11が第2クラ
ッチ歯車9から離れる。このため、図16(E)に示す
ように、クラッチ作動部材11の回転阻止部11bは、
第2クラッチ歯車9の突起9cと係合しなくなり、第2
クラッチ歯車9は回転可能となる。この結果、第2クラ
ッチ歯車9と歯車輪列を介して連結している出力レバー
8はバネ付勢力Fにより原位置、すなわち排水弁42を
閉じてドラムブレーキ44を閉塞させる方向に移動し始
める。
レノイド端子24及びモータ端子25への通電を不能と
する。すると、モータ6が停止されると共に、ソレノイ
ド12はオフとなり、クラッチ作動部材11が第2クラ
ッチ歯車9から離れる。このため、図16(E)に示す
ように、クラッチ作動部材11の回転阻止部11bは、
第2クラッチ歯車9の突起9cと係合しなくなり、第2
クラッチ歯車9は回転可能となる。この結果、第2クラ
ッチ歯車9と歯車輪列を介して連結している出力レバー
8はバネ付勢力Fにより原位置、すなわち排水弁42を
閉じてドラムブレーキ44を閉塞させる方向に移動し始
める。
【0078】この出力レバー8の原位置への復帰移動
は、出力ピニオン20、出力歯車15、3番車13、2
番車14及び1番車10へと順次伝わる。このとき、出
力歯車15から1番車へ連なる歯車輪列は、増速輪列と
なり、1番車10及び1番車10と一体回転するゴム製
のガバナー16は、図7及び図8で時計方向に高速で回
転する。するとその腕部16aが遠心力で外方に移動し
円筒壁2cに摺接することによりブレーキが機能する。
よって、出力レバー8の原位置への復帰移動は、ゆっく
りしたものとなり、排水弁42の操作音が発生しない。
は、出力ピニオン20、出力歯車15、3番車13、2
番車14及び1番車10へと順次伝わる。このとき、出
力歯車15から1番車へ連なる歯車輪列は、増速輪列と
なり、1番車10及び1番車10と一体回転するゴム製
のガバナー16は、図7及び図8で時計方向に高速で回
転する。するとその腕部16aが遠心力で外方に移動し
円筒壁2cに摺接することによりブレーキが機能する。
よって、出力レバー8の原位置への復帰移動は、ゆっく
りしたものとなり、排水弁42の操作音が発生しない。
【0079】なお、出力レバー8が終点位置から原位置
へ復帰移動する際、スライド片22は、出力レバー8に
長孔22aの長径のストローク分遅れて出力レバー8に
追従する。すなわち、係合突起8e,8eが長孔22
a,22aの手前側の内周壁に当接した時点より、出力
レバー8によってスライド移動されることとなる。この
結果、出力レバー8は、斜面部8fがスライド片22の
後端部分より手前側、すなわち付勢方向F側へ飛び出し
た状態で移動することとなる。
へ復帰移動する際、スライド片22は、出力レバー8に
長孔22aの長径のストローク分遅れて出力レバー8に
追従する。すなわち、係合突起8e,8eが長孔22
a,22aの手前側の内周壁に当接した時点より、出力
レバー8によってスライド移動されることとなる。この
結果、出力レバー8は、斜面部8fがスライド片22の
後端部分より手前側、すなわち付勢方向F側へ飛び出し
た状態で移動することとなる。
【0080】このようにして出力レバー8が中間位置ま
で戻った際、出力レバー8の斜面部8fがスイッチ部材
40の可動接片40aに当接する。さらに、出力レバー
8が中間位置より原位置へ戻ろうとすると、斜面部8f
が可動接片40aを徐々に固定接片40bの方へ押し込
み、可動接片40aと固定接片40bとは完全に接触し
た状態となる。これによって、スイッチ部材40はオン
状態となる。
で戻った際、出力レバー8の斜面部8fがスイッチ部材
40の可動接片40aに当接する。さらに、出力レバー
8が中間位置より原位置へ戻ろうとすると、斜面部8f
が可動接片40aを徐々に固定接片40bの方へ押し込
み、可動接片40aと固定接片40bとは完全に接触し
た状態となる。これによって、スイッチ部材40はオン
状態となる。
【0081】上述したように本実施の形態においては、
出力レバー8は、スイッチ部材40をオフにする際に
は、スライド片22で斜面部8fを塞いだ状態で可動接
片40aとの当接を断つと共に、スイッチ部材40をオ
ンにする際には、斜面部8fによってゆっくりオン状態
となるようになっている。
出力レバー8は、スイッチ部材40をオフにする際に
は、スライド片22で斜面部8fを塞いだ状態で可動接
片40aとの当接を断つと共に、スイッチ部材40をオ
ンにする際には、斜面部8fによってゆっくりオン状態
となるようになっている。
【0082】一方、図4(B)の状態にあるクラッチ作
動部材11は、図4(B)において出力歯車15が反時
計方向に回転することにより、そのカム突起11iがカ
ム溝15dの太溝15f内を斜面部15gに沿って徐々
に移動し、細溝15e内に入る。この動作に基づき、ク
ラッチ作動部材11は、図4(B)において時計方向に
回動し、第2クラッチ歯車9とクラッチ作動部材11の
関係は、図14(A)に示す通りとなる。
動部材11は、図4(B)において出力歯車15が反時
計方向に回転することにより、そのカム突起11iがカ
ム溝15dの太溝15f内を斜面部15gに沿って徐々
に移動し、細溝15e内に入る。この動作に基づき、ク
ラッチ作動部材11は、図4(B)において時計方向に
回動し、第2クラッチ歯車9とクラッチ作動部材11の
関係は、図14(A)に示す通りとなる。
【0083】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の一例ではあるが、これに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
変形実施可能である。例えば、回転阻止部11bをクラ
ッチ作動部材11に設けず、別部材の回転阻止部材を設
けるようにしても良い。その場合、両クラッチ歯車7
b,9が離脱したときに、その回転阻止部材が突起9c
と係合するようにし、その後ソレノイド12をオフした
際にその係合を解除する構成とする。なお、このような
構成は、例えば、クラッチ作動部材11に連動するよう
に回転阻止部材を設けることにより達成される。
な実施の形態の一例ではあるが、これに限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
変形実施可能である。例えば、回転阻止部11bをクラ
ッチ作動部材11に設けず、別部材の回転阻止部材を設
けるようにしても良い。その場合、両クラッチ歯車7
b,9が離脱したときに、その回転阻止部材が突起9c
と係合するようにし、その後ソレノイド12をオフした
際にその係合を解除する構成とする。なお、このような
構成は、例えば、クラッチ作動部材11に連動するよう
に回転阻止部材を設けることにより達成される。
【0084】また、出力ピニオン20と出力レバー8の
構造を図17に示すように、非円形歯車50の歯部50
aとそれに噛み合う歯部51aを持つラック51として
も良い。このような構造とするとラック51の図17で
下方へ移動開始時は、小さい力で急速に移動させ、移動
の終わり近くでは大きな力でゆっくり移動させることが
できる。このため、換気扇のシャッターや排水弁の開閉
などの開き始めは小さい力で済み、開き終わりに大きな
力が必要となる機器に好適なものとなる。
構造を図17に示すように、非円形歯車50の歯部50
aとそれに噛み合う歯部51aを持つラック51として
も良い。このような構造とするとラック51の図17で
下方へ移動開始時は、小さい力で急速に移動させ、移動
の終わり近くでは大きな力でゆっくり移動させることが
できる。このため、換気扇のシャッターや排水弁の開閉
などの開き始めは小さい力で済み、開き終わりに大きな
力が必要となる機器に好適なものとなる。
【0085】さらに、負荷駆動用出力部材を従来のワイ
ヤー利用のモータ式駆動装置と同様なワイヤーとしても
良い。その場合、図18のように、非円形プーリー52
とワイヤー53を使用し、ワイヤー53の図18で下方
への移動開始時は、大きな力でゆっくりと移動させ、移
動の終わり近くでは小さな力で急速に移動させるように
しても良い。このような構成にすると、非駆動体の移動
に伴って負荷が軽くなる装置に好適なものとなる。な
お、図17及び図18中の矢示は、それぞれ非円形歯車
50、ラック51、非円形プーリー52及びワイヤー5
3の動きを示している。
ヤー利用のモータ式駆動装置と同様なワイヤーとしても
良い。その場合、図18のように、非円形プーリー52
とワイヤー53を使用し、ワイヤー53の図18で下方
への移動開始時は、大きな力でゆっくりと移動させ、移
動の終わり近くでは小さな力で急速に移動させるように
しても良い。このような構成にすると、非駆動体の移動
に伴って負荷が軽くなる装置に好適なものとなる。な
お、図17及び図18中の矢示は、それぞれ非円形歯車
50、ラック51、非円形プーリー52及びワイヤー5
3の動きを示している。
【0086】また、上述した実施の形態では、クラッチ
手段を構成する第1クラッチ歯車7bをローター7に設
け、第2クラッチ歯車9をロータ7の固定軸7dに摺動
可能に設けたが、1番車10や2番車14の部分にクラ
ッチ手段を設けるようにしても良い。
手段を構成する第1クラッチ歯車7bをローター7に設
け、第2クラッチ歯車9をロータ7の固定軸7dに摺動
可能に設けたが、1番車10や2番車14の部分にクラ
ッチ手段を設けるようにしても良い。
【0087】また、上述の実施の形態では、洗濯機の排
水弁駆動に使用するモータ式駆動装置を示したが、換気
扇のシャッターやエアコンのルーフの駆動等にも適用す
ることが出来る。さらに、モータ6としては、直流モー
タ等の小型同期電動機以外のモータを採用するようにし
ても良い。
水弁駆動に使用するモータ式駆動装置を示したが、換気
扇のシャッターやエアコンのルーフの駆動等にも適用す
ることが出来る。さらに、モータ6としては、直流モー
タ等の小型同期電動機以外のモータを採用するようにし
ても良い。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のモータ式駆動装置では、負荷駆動用出力部材
を、原位置では負荷部材を付勢する付勢力によって位置
保持し、終点位置では位置保持手段によって位置保持
し、さらに中間位置においてはスイッチ部材によってモ
ータ駆動源を停止させることによって位置保持させるこ
とによって、3つの位置で負荷駆動用出力部材を位置保
持出来るものとした。そのため、洗濯機等の装置に取り
付けた際に、スイッチ部分は1個のみで多数のモードを
実現させることが可能となり、低コストでかつ利便性の
高い駆動装置となる。
1記載のモータ式駆動装置では、負荷駆動用出力部材
を、原位置では負荷部材を付勢する付勢力によって位置
保持し、終点位置では位置保持手段によって位置保持
し、さらに中間位置においてはスイッチ部材によってモ
ータ駆動源を停止させることによって位置保持させるこ
とによって、3つの位置で負荷駆動用出力部材を位置保
持出来るものとした。そのため、洗濯機等の装置に取り
付けた際に、スイッチ部分は1個のみで多数のモードを
実現させることが可能となり、低コストでかつ利便性の
高い駆動装置となる。
【0089】また、請求項2記載の発明では、スイッチ
部材は、負荷駆動用出力部材に設けられたスイッチ作動
部材によって速断されるのでスイッチ部分を長寿命化で
きる。
部材は、負荷駆動用出力部材に設けられたスイッチ作動
部材によって速断されるのでスイッチ部分を長寿命化で
きる。
【0090】さらに、請求項3記載の発明では、スライ
ド片がその突部とスイッチ接片の作用により急激に移動
しスイッチをオフさせるので、速断が確実に行われるよ
うになる。しかも、スペース的には、わずかな増加で速
断作用を行わせることができることとなる。
ド片がその突部とスイッチ接片の作用により急激に移動
しスイッチをオフさせるので、速断が確実に行われるよ
うになる。しかも、スペース的には、わずかな増加で速
断作用を行わせることができることとなる。
【0091】加えて、請求項4記載の発明では、モータ
式駆動装置の3つの位置状態に合わせ排水弁を閉、閉、
開とすることができ、閉状態の排水弁に対し2つの位置
状態をとらせることができ、排水を行わない状態で異な
る2つの機能を行わせることが可能となる。
式駆動装置の3つの位置状態に合わせ排水弁を閉、閉、
開とすることができ、閉状態の排水弁に対し2つの位置
状態をとらせることができ、排水を行わない状態で異な
る2つの機能を行わせることが可能となる。
【0092】また、請求項5記載の洗濯機では、洗濯モ
ードを従来の単純な回転モードに加え、洗濯用のドラム
自体が回る洗濯モードも可能となり、洗濯機の多機能化
が簡単な機構で、かつ低コストで実現できる。
ードを従来の単純な回転モードに加え、洗濯用のドラム
自体が回る洗濯モードも可能となり、洗濯機の多機能化
が簡単な機構で、かつ低コストで実現できる。
【図1】本発明のモータ式駆動装置の要部を示した展開
断面図とその一部拡大図である。
断面図とその一部拡大図である。
【図2】本発明のモータ式駆動装置の要部を示した断面
図である。
図である。
【図3】図1に示したモータ式駆動装置を図1の矢示II
I方向からみた平面図である。
I方向からみた平面図である。
【図4】図1に示したモータ式駆動装置を図1の矢示II
I方向から見た平面図で、(A)は中地板を取り外した
状態の平面図で、(B)は、出力歯車部分を一部拡大し
て示した平面図である。
I方向から見た平面図で、(A)は中地板を取り外した
状態の平面図で、(B)は、出力歯車部分を一部拡大し
て示した平面図である。
【図5】本発明のモータ式駆動装置のクラッチ作動部材
を示した斜視図である。
を示した斜視図である。
【図6】本発明のモータ式駆動装置のソレノイド及びモ
ータと外部の制御機器との関係を示した回路図である。
ータと外部の制御機器との関係を示した回路図である。
【図7】本発明のモータ式駆動装置を第1ケースを取り
外した状態で示した要部平面図で、負荷駆動用出力部材
が最も装置外へ飛び出している状態を示した図である。
外した状態で示した要部平面図で、負荷駆動用出力部材
が最も装置外へ飛び出している状態を示した図である。
【図8】本発明のモータ式駆動装置を第1ケースを取り
外した状態で示した要部平面図で、負荷駆動用出力部材
が最も装置内へ取り込まれている状態を示した図であ
る。
外した状態で示した要部平面図で、負荷駆動用出力部材
が最も装置内へ取り込まれている状態を示した図であ
る。
【図9】本発明のモータ式駆動装置のスイッチ作動部材
付近を示した要部断面図である。
付近を示した要部断面図である。
【図10】本発明のモータ式駆動装置の出力レバー(負
荷駆動用出力部材)を示す図で、(A)は平面図で、
(B)は側面図で、(C)は(A)のC−C断面図であ
る。
荷駆動用出力部材)を示す図で、(A)は平面図で、
(B)は側面図で、(C)は(A)のC−C断面図であ
る。
【図11】本発明のモータ式駆動装置のスライド片を示
す図で、(A)は平面図で、(B)は側面図である。
す図で、(A)は平面図で、(B)は側面図である。
【図12】図9に示したスイッチ作動部材とスイッチ部
材との関係を示した平面図で、(A)は、負荷駆動用出
力部材が装置外へ飛び出す方向へ移動している状態を示
した図で、(B)は装置内へ取りこむ方向へ移動してい
る状態を示した図である。
材との関係を示した平面図で、(A)は、負荷駆動用出
力部材が装置外へ飛び出す方向へ移動している状態を示
した図で、(B)は装置内へ取りこむ方向へ移動してい
る状態を示した図である。
【図13】本発明のスイッチ部材を示した図で、(A)
は側面図で、(B)は(A)を矢示B方向から見た平面
図である。
は側面図で、(B)は(A)を矢示B方向から見た平面
図である。
【図14】本発明のスイッチ部材の変形例を示した図
で、(A)は、スイッチ部材の側面図で、(B)は、
(A)を矢示B方向から見た平面図である。
で、(A)は、スイッチ部材の側面図で、(B)は、
(A)を矢示B方向から見た平面図である。
【図15】本発明のモータ式駆動装置を洗濯機へ取り付
けた様子を示した洗濯機の要部模式図である。
けた様子を示した洗濯機の要部模式図である。
【図16】本発明のモータ式駆動装置の主要部の動作を
説明するための図で、ロータ、第2クラッチ歯車及びク
ラッチ作動部材の位置関係を動作ごとに示した動作説明
図である。
説明するための図で、ロータ、第2クラッチ歯車及びク
ラッチ作動部材の位置関係を動作ごとに示した動作説明
図である。
【図17】本発明のモータ式駆動装置の出力歯車と一体
回転する部材を非円形歯車とした変形例を示した図であ
る。
回転する部材を非円形歯車とした変形例を示した図であ
る。
【図18】本発明のモータ式駆動装置の出力歯車と一体
回転する部材を非円形プーリーとした変形例を示した図
である。
回転する部材を非円形プーリーとした変形例を示した図
である。
【図19】従来のモータ式駆動装置を示した要部平面図
である。
である。
【図20】図19のモータ式駆動装置の要部展開断面図
である。
である。
1 モータ式駆動装置 2 第1ケース 3 第2ケース 6 モータ(モータ駆動源) 7b 第1クラッチ歯車(クラッチ手段の一部) 8 出力レバー(負荷駆動用出力部材) 8b 出っ張り部(スイッチ作動部材の一部) 8f 斜面部(スイッチ作動部材の一部) 9 第2クラッチ歯車(クラッチ手段の一部) 11 クラッチ作動部材 11b 回転阻止部(位置保持部材) 12 ソレノイド 22 スライド片(スイッチ作動部材の一部) 40 スイッチ部材 40a 可動接片 40b 固定接片 42 排水弁(負荷部材)
Claims (5)
- 【請求項1】 一方向に付勢された負荷部材に連結され
た負荷駆動用出力部材と、この負荷駆動用出力部材を付
勢力に抗して駆動するモータ駆動源と、このモータ駆動
源と上記負荷駆動用出力部材との間を結合及び離脱させ
るクラッチ手段と、このクラッチ手段を作動させるクラ
ッチ作動部材と、上記負荷駆動用出力部材を上記付勢手
段に抗して中間位置まで駆動した際に上記モータ駆動源
を停止させ上記負荷駆動用出力部材を位置保持させるた
めのスイッチ部材と、上記負荷駆動用出力部材を上記付
勢手段に抗して終点位置まで駆動した際に上記クラッチ
手段が離脱されることにより原位置に復帰しようとする
上記負荷駆動用出力部材を位置保持する位置保持部材
と、上記クラッチ作動部材を駆動すると共に上記位置保
持部材を駆動するソレノイドを有し、上記原位置、上記
中間位置及び上記終点位置の3点で、上記負荷駆動用出
力部材が位置保持されることを特徴とするモータ式駆動
装置。 - 【請求項2】 前記スイッチ部材は、前記負荷駆動用出
力部材に対し相対移動可能に設けられたスイッチ作動部
材によって速断されるようにしたことを特徴とする請求
項1記載のモータ式駆動装置。 - 【請求項3】 前記スイッチ作動部材は、前記負荷駆動
用出力部材に設けられた出っ張り量が徐々に大きくなる
斜面部を有する出っ張り部と、この出っ張り部と外枠ケ
ースとの間に配置され、前記負荷駆動用出力部材に対し
相対移動可能なスライド片とから構成され、このスライ
ド片は、上記斜面部に対応する部分が直角形状とされ、
その角部には前記スイッチ部材の接片が突き当たりその
後乗り越えるようにした突部が設けられていることを特
徴とする請求項2記載のモータ式駆動装置。 - 【請求項4】 前記負荷部材は排水弁で構成されると共
に、上記排水弁は、前記負荷駆動用出力部材が原位置及
び中間位置にあるときに閉状態、終点位置にあるときに
開状態となることを特徴とする請求項1,2または3記
載のモータ式駆動装置。 - 【請求項5】 請求項4記載のモータ式駆動装置の負荷
駆動用出力部材が原位置にあるとき、洗濯用のドラムの
回転を阻止するブレーキを効かせ、中間位置及び終点位
置にあるとき、上記ブレーキを効かせないように上記負
荷駆動用出力部材によって制御したことを特徴とする洗
濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9296400A JPH11122868A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | モータ式駆動装置及び洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9296400A JPH11122868A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | モータ式駆動装置及び洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122868A true JPH11122868A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17833063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9296400A Withdrawn JPH11122868A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | モータ式駆動装置及び洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11122868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014042386A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-03-06 | Nidec Sankyo Corp | アクチュエータ |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP9296400A patent/JPH11122868A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014042386A (ja) * | 2012-08-22 | 2014-03-06 | Nidec Sankyo Corp | アクチュエータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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