JPH11122815A - 電力系統監視制御装置とそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
電力系統監視制御装置とそのプログラムを記録した記録媒体Info
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- JPH11122815A JPH11122815A JP9296332A JP29633297A JPH11122815A JP H11122815 A JPH11122815 A JP H11122815A JP 9296332 A JP9296332 A JP 9296332A JP 29633297 A JP29633297 A JP 29633297A JP H11122815 A JPH11122815 A JP H11122815A
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- Japan
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- power system
- monitoring
- control
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 監視制御サーバ側の負担を下げて、より効率
的な電力系統監視制御装置を得る。 【解決手段】 電力系統機器を制御し、その状態情報を
収集する複数の遠方監視制御装置(TC1〜TCn)
と、この遠方監視制御装置に対して前記電力系統機器の
監視制御要求などを行なう複数のサーバ計算機システム
(101−1〜101−n)と、これら遠方監視制御装
置及びサーバ計算機システム間を接続するネットワーク
106とから構築された電力系統監視制御装置であっ
て、前記サーバ計算機システム,ネットワーク及び遠方
監視制御装置上を、それら設備の稼働状態を認識して移
動経路を自律的に選択して移動するロジック部及びデー
タ部からなるエージェント200により、各遠方監視制
御装置に保存されているデータをサーバ計算機に収集す
るようにした。
的な電力系統監視制御装置を得る。 【解決手段】 電力系統機器を制御し、その状態情報を
収集する複数の遠方監視制御装置(TC1〜TCn)
と、この遠方監視制御装置に対して前記電力系統機器の
監視制御要求などを行なう複数のサーバ計算機システム
(101−1〜101−n)と、これら遠方監視制御装
置及びサーバ計算機システム間を接続するネットワーク
106とから構築された電力系統監視制御装置であっ
て、前記サーバ計算機システム,ネットワーク及び遠方
監視制御装置上を、それら設備の稼働状態を認識して移
動経路を自律的に選択して移動するロジック部及びデー
タ部からなるエージェント200により、各遠方監視制
御装置に保存されているデータをサーバ計算機に収集す
るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで接
続した複数の計算機装置からなる電力系統設備を監視制
御する電力系統監視制御装置とそのプログラムを記録し
た記録媒体に関する。
続した複数の計算機装置からなる電力系統設備を監視制
御する電力系統監視制御装置とそのプログラムを記録し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図19によって従来装置を説明する。電
力系統監視装置は、計算機システムA1807,計算機
システムB1808から構成される。一方の計算機シス
テムA1807は、監視制御サーバA1801,記録サ
ーバA1802及び通信サーバA1803から構成さ
れ、他方の計算機システムBは、監視制御サーバB18
04,記録サーバB1805及び通信サーバB1806
から構成される。そして各サーバ自体は電子計算機で構
成されている。
力系統監視装置は、計算機システムA1807,計算機
システムB1808から構成される。一方の計算機シス
テムA1807は、監視制御サーバA1801,記録サ
ーバA1802及び通信サーバA1803から構成さ
れ、他方の計算機システムBは、監視制御サーバB18
04,記録サーバB1805及び通信サーバB1806
から構成される。そして各サーバ自体は電子計算機で構
成されている。
【0003】計算機システムA1807と計算機システ
ムB1808は電力系統監視制御計算機ネットワーク1
809を介して接続されている。更に電力系統1810
は計算機システムA1807が監視する電力系統であ
り、電力系統1811は計算機システムB1808が監
視する電力系統、そして電力系統1812はこれらの電
力系統全体を包含する広範囲の系統である。
ムB1808は電力系統監視制御計算機ネットワーク1
809を介して接続されている。更に電力系統1810
は計算機システムA1807が監視する電力系統であ
り、電力系統1811は計算機システムB1808が監
視する電力系統、そして電力系統1812はこれらの電
力系統全体を包含する広範囲の系統である。
【0004】記録データのように定周期で取り込む電力
系統データは、監視制御サーバ側1801,1804が
夫々遠方監視制御装置(テレコン)TC1813,TC
1814に対して定周期で全てのデータを取り込みデー
タの編集を行なっていた。
系統データは、監視制御サーバ側1801,1804が
夫々遠方監視制御装置(テレコン)TC1813,TC
1814に対して定周期で全てのデータを取り込みデー
タの編集を行なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置は記
録データ収集のように処理の高速化が要求されない処理
であっても、監視制御サーバ側の処理が複雑なために計
算機負荷が上昇してしまい、収集処理が一定時間内に行
なえないことがあった。又、記録データの収集を行なう
ための処理が計算機資源を占有し、他の処理が動作しに
くいことがあった。
録データ収集のように処理の高速化が要求されない処理
であっても、監視制御サーバ側の処理が複雑なために計
算機負荷が上昇してしまい、収集処理が一定時間内に行
なえないことがあった。又、記録データの収集を行なう
ための処理が計算機資源を占有し、他の処理が動作しに
くいことがあった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、監視制御サーバ側の負担を下げて効率的
な処理の可能な電力系統監視制御装置を提供することを
目的としている。
たものであり、監視制御サーバ側の負担を下げて効率的
な処理の可能な電力系統監視制御装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の係る電力系統監
視制御装置とそのプログラムを記録した記録媒体は、電
力系統機器を制御し、その状態情報を収集する複数の遠
方監視制御装置と、この遠方監視制御装置に対して前記
電力系統機器の監視制御要求などを行なう複数のサーバ
計算機システムと、これら遠方監視制御装置及びサーバ
計算機システム間を接続するネットワークとから構築さ
れた電力系統監視制御装置であって、前記サーバ計算機
システム,ネットワーク及び遠方監視制御装置上を、そ
れら設備の稼働状態を認識して移動経路を自律的に選択
して移動するロジック部及びデータ部からなるエージェ
ントにより、各遠方監視制御装置に保存されているデー
タをサーバ計算機に収集するようにした。
視制御装置とそのプログラムを記録した記録媒体は、電
力系統機器を制御し、その状態情報を収集する複数の遠
方監視制御装置と、この遠方監視制御装置に対して前記
電力系統機器の監視制御要求などを行なう複数のサーバ
計算機システムと、これら遠方監視制御装置及びサーバ
計算機システム間を接続するネットワークとから構築さ
れた電力系統監視制御装置であって、前記サーバ計算機
システム,ネットワーク及び遠方監視制御装置上を、そ
れら設備の稼働状態を認識して移動経路を自律的に選択
して移動するロジック部及びデータ部からなるエージェ
ントにより、各遠方監視制御装置に保存されているデー
タをサーバ計算機に収集するようにした。
【0008】本発明によれば、監視制御サーバなどでは
データを収集するためのエージェントを定期的に送出
し、これによる収集結果データを受け取って保存するの
みの処理となり、複雑な処理が不要となる。これによ
り、監視制御サーバ側の計算機負荷を下げることが可能
となる。
データを収集するためのエージェントを定期的に送出
し、これによる収集結果データを受け取って保存するの
みの処理となり、複雑な処理が不要となる。これによ
り、監視制御サーバ側の計算機負荷を下げることが可能
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は[請求項1]に係る電力系
統監視制御装置の実施の形態を示す構成図でる。そし
て、本実施の形態の電力系統監視制御装置は、電力系統
113の監視制御を行なう監視制御サーバ101−1,
…,101−nと、電力系統の状態の収集及び機器の制
御を行なうテレコン(TC)即ち、TC107−1,
…,107−nと、これらの装置を接続する電力監視制
御ネットワーク(以下、単にネットワークと称する)1
06から構成されている。
統監視制御装置の実施の形態を示す構成図でる。そし
て、本実施の形態の電力系統監視制御装置は、電力系統
113の監視制御を行なう監視制御サーバ101−1,
…,101−nと、電力系統の状態の収集及び機器の制
御を行なうテレコン(TC)即ち、TC107−1,
…,107−nと、これらの装置を接続する電力監視制
御ネットワーク(以下、単にネットワークと称する)1
06から構成されている。
【0010】なお、以下添字を省略して説明する。監視
制御サーバ101は記録データの定周期での保存編集を
行なうため、記録エージェント200を格納しているエ
ージェント保存ファイル105と、記録エージェント2
00の移動等を含めた動作を可能にするための環境を作
るエージェント動作エリア102と、記録エージェント
をネットワーク106へ送り出しあるいは受け取るため
の情報伝送装置104と、遠方監視制御装置(以下、T
Cと称す)から戻ってきた記録エージェントが保有する
データを格納するための記録データ収集/保存手段10
3と、この手段103によりデータを格納する記録デー
タ保存ファイル114から構成される。
制御サーバ101は記録データの定周期での保存編集を
行なうため、記録エージェント200を格納しているエ
ージェント保存ファイル105と、記録エージェント2
00の移動等を含めた動作を可能にするための環境を作
るエージェント動作エリア102と、記録エージェント
をネットワーク106へ送り出しあるいは受け取るため
の情報伝送装置104と、遠方監視制御装置(以下、T
Cと称す)から戻ってきた記録エージェントが保有する
データを格納するための記録データ収集/保存手段10
3と、この手段103によりデータを格納する記録デー
タ保存ファイル114から構成される。
【0011】なお、エージェントの一般的な定義は、外
部環境との相互作用に基づいて、状況を認識したり他の
処理体と協力しながら、ある目標に向かって自律的に問
題解決を進めてゆく処理体と定義できる。電力系統での
エージェントとしては、この特性以外に、電力系統ネッ
トワークを移動して様々な種類の計算機環境で動作目標
を達成する特性が重要となる。
部環境との相互作用に基づいて、状況を認識したり他の
処理体と協力しながら、ある目標に向かって自律的に問
題解決を進めてゆく処理体と定義できる。電力系統での
エージェントとしては、この特性以外に、電力系統ネッ
トワークを移動して様々な種類の計算機環境で動作目標
を達成する特性が重要となる。
【0012】又、ネットワーク106の中での最適な経
路の選択、ネットワーク障害時にも障害個所を迂回して
処理を継続する特性も必須な特性となる。又、電力監視
制御装置においてはマンマシンを行なう監視制御サーバ
に処理が集中し、監視制御サーバの性能がシステム全体
の性能を左右していたが、エージェントにより監視制御
サーバ以外へ処理を分散することにより、監視制御サー
バの負荷を下げることが可能となる。
路の選択、ネットワーク障害時にも障害個所を迂回して
処理を継続する特性も必須な特性となる。又、電力監視
制御装置においてはマンマシンを行なう監視制御サーバ
に処理が集中し、監視制御サーバの性能がシステム全体
の性能を左右していたが、エージェントにより監視制御
サーバ以外へ処理を分散することにより、監視制御サー
バの負荷を下げることが可能となる。
【0013】一方、TC107は記録エージェント20
0をネットワーク106より受信するための情報伝送装
置108と、記録エージェントがTC107で動作可能
とするためのエージェント動作エリア109と、電力系
統113よりの機器状態情報(記録データ)を取り出す
記録データ収集手段112と、記録データを保存するた
めの記録データ保存ファイル111より構成される。
0をネットワーク106より受信するための情報伝送装
置108と、記録エージェントがTC107で動作可能
とするためのエージェント動作エリア109と、電力系
統113よりの機器状態情報(記録データ)を取り出す
記録データ収集手段112と、記録データを保存するた
めの記録データ保存ファイル111より構成される。
【0014】図2,図3は記録エージェント200の構
成例を階層的に示したものであり、前記各図を用いて
[請求項2]に関する具体例を説明する。。この記録エ
ージェントはロジック部201,データ部202から構
成され、更にロジック部201はエージェント機能管理
モジュール2011と、電力系統状態データ収集モジュ
ール2012から構成され、又、データ部202は電力
系統状態データ保存ファイル2021と、データ収集範
囲格納ファイル2022と、データ収集タイミング格納
ファイル2023より構成される。
成例を階層的に示したものであり、前記各図を用いて
[請求項2]に関する具体例を説明する。。この記録エ
ージェントはロジック部201,データ部202から構
成され、更にロジック部201はエージェント機能管理
モジュール2011と、電力系統状態データ収集モジュ
ール2012から構成され、又、データ部202は電力
系統状態データ保存ファイル2021と、データ収集範
囲格納ファイル2022と、データ収集タイミング格納
ファイル2023より構成される。
【0015】エージェント機能管理モジュール2011
はエージェント初期化処理と、エージェント移動処理
と、エージェント終了処理と、データ収集経路判定処理
より構成される。一方、電力系統状態データ収集モジュ
ール2012は、電力系統状態データ(SV,TMの状
態)取り出し処理と、電力系統状態データの内部データ
への保存処理と、電力系統状態データの監視制御サーバ
への保存処理から構成される。
はエージェント初期化処理と、エージェント移動処理
と、エージェント終了処理と、データ収集経路判定処理
より構成される。一方、電力系統状態データ収集モジュ
ール2012は、電力系統状態データ(SV,TMの状
態)取り出し処理と、電力系統状態データの内部データ
への保存処理と、電力系統状態データの監視制御サーバ
への保存処理から構成される。
【0016】次に、図3に示されるように、電力系統状
態データ保存ファイル2021は、TC1からTCkの
SVデータ,TMデータを有する。データ収集範囲格納
ファイル2022は、TC1からTCkのネットワーク
アドレスを有する。データ収集タイミング格納ファイル
2023は、データ収集を行なうタイミング信号1〜j
を有する。
態データ保存ファイル2021は、TC1からTCkの
SVデータ,TMデータを有する。データ収集範囲格納
ファイル2022は、TC1からTCkのネットワーク
アドレスを有する。データ収集タイミング格納ファイル
2023は、データ収集を行なうタイミング信号1〜j
を有する。
【0017】次に作用について説明する。記録エージェ
ント200はエージェント保存ファイル105内に保存
されており、エージェントデータ収集タイミング格納フ
ァイル2023で指定された時刻になると自発的に動作
を開始する。なお、データ収集タイミング格納ファイル
2023を備えていない場合は、エージェント起動手段
を設け、運転員が起動をかける。動作を開始した記録エ
ージェント200は、エージェント動作ファイル102
及び情報伝送装置104を使用してネットワーク106
に移動し、更に、このネットワーク106からTC10
7の情報伝送装置108へと移動し、更にエージェント
動作エリア109へと移動する。
ント200はエージェント保存ファイル105内に保存
されており、エージェントデータ収集タイミング格納フ
ァイル2023で指定された時刻になると自発的に動作
を開始する。なお、データ収集タイミング格納ファイル
2023を備えていない場合は、エージェント起動手段
を設け、運転員が起動をかける。動作を開始した記録エ
ージェント200は、エージェント動作ファイル102
及び情報伝送装置104を使用してネットワーク106
に移動し、更に、このネットワーク106からTC10
7の情報伝送装置108へと移動し、更にエージェント
動作エリア109へと移動する。
【0018】なお、その移動の際には、データ収集範囲
格納ファイル2022に格納されている指令より、収集
対象のTCに関する情報を使用して移動すべきTCを決
定する。その後、指定されたTCに移動した記録エージ
ェント200は、記録データ収集手段112により収集
され格納されている電力系統113の状態情報を記録デ
ータ保存ファイル111から取り出し、電力系統状態デ
ータ保存ファイル2021へデータを保存する。
格納ファイル2022に格納されている指令より、収集
対象のTCに関する情報を使用して移動すべきTCを決
定する。その後、指定されたTCに移動した記録エージ
ェント200は、記録データ収集手段112により収集
され格納されている電力系統113の状態情報を記録デ
ータ保存ファイル111から取り出し、電力系統状態デ
ータ保存ファイル2021へデータを保存する。
【0019】記録エージェント200はその後、エージ
ェント動作エリア109のもとで、情報伝送装置10
8,ネットワーク106を介して次のTCへ移動して同
じ処理を行なう。記録エージェントは全てのTCに関し
記録データを収集完了後、自分を起動した監視制御サー
バ101へ移動し、TC1,TC2,…,TCkのデー
タを記録データ収集/保存手段103へ通知する。する
と記録データ収集/保存手段103は、記録データ保存
ファイル114へデータを格納すると共に、表示装置C
RTにも表示する。
ェント動作エリア109のもとで、情報伝送装置10
8,ネットワーク106を介して次のTCへ移動して同
じ処理を行なう。記録エージェントは全てのTCに関し
記録データを収集完了後、自分を起動した監視制御サー
バ101へ移動し、TC1,TC2,…,TCkのデー
タを記録データ収集/保存手段103へ通知する。する
と記録データ収集/保存手段103は、記録データ保存
ファイル114へデータを格納すると共に、表示装置C
RTにも表示する。
【0020】本実施の形態によれば、監視制御サーバ側
では、記録エージェント200の起動と記録データ収集
結果の格納処理のみとなり、記録データの収集処理,編
集処理が不要になった分、監視制御サーバ側の負荷を低
くすることができる。
では、記録エージェント200の起動と記録データ収集
結果の格納処理のみとなり、記録データの収集処理,編
集処理が不要になった分、監視制御サーバ側の負荷を低
くすることができる。
【0021】図4は[請求項4]に係る電力系統監視制
御装置の実施の形態を示す構成図であり、図1と同一部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態では、TC側107 に対してメンテナンス収集エー
ジェント400を移動させることにより、電力系統デー
タベースの変更を容易にしたものである。
御装置の実施の形態を示す構成図であり、図1と同一部
分については同一符号を付して説明を省略する。本実施
の形態では、TC側107 に対してメンテナンス収集エー
ジェント400を移動させることにより、電力系統デー
タベースの変更を容易にしたものである。
【0022】即ち、従来は監視制御サーバにてCRT画
面を使用してTC毎の設定データを計算機の保守員が変
更していた作業を、メンテナンスサーバにて自動的にメ
ンテナンスを行なえようにしたものである。
面を使用してTC毎の設定データを計算機の保守員が変
更していた作業を、メンテナンスサーバにて自動的にメ
ンテナンスを行なえようにしたものである。
【0023】図4において、10M−1,…,10M−
nはメンテナンスサーバである。ここでのメンテナンス
サーバは、メンテナンスデータ収集/保存手段301
と、メンテナンスデータ保存ファイル302と、表示装
置(CRT)304とエージェント動作エリア102
と、情報伝送装置104と、エージェント保存ファイル
105とから構成され、一方、TCは情報伝送装置10
8,エージェント動作エリア109及び設定データ保存
ファイル303から構成される。
nはメンテナンスサーバである。ここでのメンテナンス
サーバは、メンテナンスデータ収集/保存手段301
と、メンテナンスデータ保存ファイル302と、表示装
置(CRT)304とエージェント動作エリア102
と、情報伝送装置104と、エージェント保存ファイル
105とから構成され、一方、TCは情報伝送装置10
8,エージェント動作エリア109及び設定データ保存
ファイル303から構成される。
【0024】次に作用について説明する。上記メンテナ
ンスサーバ10Mではエージェント保存ファイル105
にて保存されているメンテナンス収集エージェント40
0はデータ収集タイミングになると自発的に起動する。
そしてエージェント動作エリア102,情報伝送装置1
04を使用して、ネットワーク106に対して送信する
ように動作する。
ンスサーバ10Mではエージェント保存ファイル105
にて保存されているメンテナンス収集エージェント40
0はデータ収集タイミングになると自発的に起動する。
そしてエージェント動作エリア102,情報伝送装置1
04を使用して、ネットワーク106に対して送信する
ように動作する。
【0025】ネットワーク106に送信されたメンテナ
ンスデータ収集エージェント400は、TC107M内
の設定データ保存ファイル303から保護制御端末側の
各種設定データ(スケールファクター,遮断器,開閉器
実装情報など)を取り出し、ネットワーク106 に送り、
順次他のTCを渡り歩き、全てのTC側の設定データを
収集した後、メンテナンスサーバ側へ取り込む。
ンスデータ収集エージェント400は、TC107M内
の設定データ保存ファイル303から保護制御端末側の
各種設定データ(スケールファクター,遮断器,開閉器
実装情報など)を取り出し、ネットワーク106 に送り、
順次他のTCを渡り歩き、全てのTC側の設定データを
収集した後、メンテナンスサーバ側へ取り込む。
【0026】この取り込んだデータとメンテナンスデー
タ保存ファイル302に保存されている内容とを比較
し、相違があれば保守員へ相違のあった設備データにつ
いての情報をCRT304で通知する。これを見た保守
員がCRT304でデータ登録の指示を行なった場合
に、収集したデータをメンテナンスサーバの設備データ
へ反映する。又、データ破棄の指示を行なった場合は、
収集データは破棄する。
タ保存ファイル302に保存されている内容とを比較
し、相違があれば保守員へ相違のあった設備データにつ
いての情報をCRT304で通知する。これを見た保守
員がCRT304でデータ登録の指示を行なった場合
に、収集したデータをメンテナンスサーバの設備データ
へ反映する。又、データ破棄の指示を行なった場合は、
収集データは破棄する。
【0027】本実施の形態によれば、従来は監視制御サ
ーバでCRT画面を使用してTCの装置毎の設定データ
を計算機の保守員が変更していた作業を、TC側に対し
てメンテナンス収集エージェントを移動させることによ
り、メンテナンスサーバが自動的に設備データメンテナ
ンスを行なうことが可能となる。
ーバでCRT画面を使用してTCの装置毎の設定データ
を計算機の保守員が変更していた作業を、TC側に対し
てメンテナンス収集エージェントを移動させることによ
り、メンテナンスサーバが自動的に設備データメンテナ
ンスを行なうことが可能となる。
【0028】図5は[請求項5]に係る電力系統監視制
御装置の実施の形態を示す構成図である。図5におい
て、図1と同一部分については同一符号を付して説明を
省略する。本実施の形態では、事故解析エージェントを
組込んで遮断器とリレーの組合せによる事故解析を早く
したものである。
御装置の実施の形態を示す構成図である。図5におい
て、図1と同一部分については同一符号を付して説明を
省略する。本実施の形態では、事故解析エージェントを
組込んで遮断器とリレーの組合せによる事故解析を早く
したものである。
【0029】即ち、従来はTC側から遮断器,保護リレ
ーなどの状態変化を事故状変入力手段から入手し、事故
状変解析手段にて状態変化から一定時間後に事故状変解
析情報格納手段より、遮断器と保護リレーの組合せ情報
を取り出し、系統故障解析を行なっていたものを、事故
解析エージェントにて自動的に行なおうとするものであ
る。
ーなどの状態変化を事故状変入力手段から入手し、事故
状変解析手段にて状態変化から一定時間後に事故状変解
析情報格納手段より、遮断器と保護リレーの組合せ情報
を取り出し、系統故障解析を行なっていたものを、事故
解析エージェントにて自動的に行なおうとするものであ
る。
【0030】図5において、101−2は事故解析エー
ジェント500を組み込んだ監視制御サーバである。こ
こでの監視制御サーバ101−2は、事故解析起動手段
401と事故解析エージェントを保存している事故解析
データ保存ファイル402と、エージェント動作エリア
102と情報伝送装置104とから構成され、一方、T
Cは系統状態入力手段404と系統状態データ保存ファ
イル403及び情報伝送装置108,エージェント動作
エリア109から構成される。
ジェント500を組み込んだ監視制御サーバである。こ
こでの監視制御サーバ101−2は、事故解析起動手段
401と事故解析エージェントを保存している事故解析
データ保存ファイル402と、エージェント動作エリア
102と情報伝送装置104とから構成され、一方、T
Cは系統状態入力手段404と系統状態データ保存ファ
イル403及び情報伝送装置108,エージェント動作
エリア109から構成される。
【0031】図6,図7に事故解析エージェントの構成
例を示す。事故解析エージェント500のロジック部5
01は、エージェント機能管理モジュール5011と、
どのRy動作によりCBがトリップしたかを判定するC
B−Ry照合処理モジュール5012と、CB−Ryの
動作状況とTMの状態により、どの設備のどのような種
類の事故か判定するための事故判定処理モジュール50
13と、発生した事故状態を正常な状態へ復旧するため
の一連のしゃ断器,開閉器操作,確認手順を作成するた
めの事故復旧支援処理モジュールより5014より構成
される。
例を示す。事故解析エージェント500のロジック部5
01は、エージェント機能管理モジュール5011と、
どのRy動作によりCBがトリップしたかを判定するC
B−Ry照合処理モジュール5012と、CB−Ryの
動作状況とTMの状態により、どの設備のどのような種
類の事故か判定するための事故判定処理モジュール50
13と、発生した事故状態を正常な状態へ復旧するため
の一連のしゃ断器,開閉器操作,確認手順を作成するた
めの事故復旧支援処理モジュールより5014より構成
される。
【0032】事故解析エージェント500のデータ部5
02は、処理結果保存ファイル5021と、CB−Ry
照合確認保存ファイル5022と、事故判定知識保存フ
ァイル5023と、事故復旧知識保存ファイル5024
より構成される。なお、図7は図6の続きであり、図6
の5021〜5024の詳細を示す。なお、5023の
事故判定知識とは発生したCB,Ry,TMの状態をも
とに、どの設備の事故とどのような種類の事故かを判定
するための知識であり、5024の事故復旧知識は発生
した事故状態を復旧するための、一連のしゃ断器,開閉
器操作,確認手順を作成するための知識である。
02は、処理結果保存ファイル5021と、CB−Ry
照合確認保存ファイル5022と、事故判定知識保存フ
ァイル5023と、事故復旧知識保存ファイル5024
より構成される。なお、図7は図6の続きであり、図6
の5021〜5024の詳細を示す。なお、5023の
事故判定知識とは発生したCB,Ry,TMの状態をも
とに、どの設備の事故とどのような種類の事故かを判定
するための知識であり、5024の事故復旧知識は発生
した事故状態を復旧するための、一連のしゃ断器,開閉
器操作,確認手順を作成するための知識である。
【0033】次に作用について説明する。電力系統11
3の系統状態はTC107の系統状態入力手段404よ
り入力され、系統状態データ保存ファイル403に保存
されている。上記監視制御サーバ101−2では事故解
析起動手段401がエージェント保存手段105内の事
故解析エージェント500を起動させ、更にエージェン
ト動作エリア102,情報伝送装置104を使用して、
事故解析エージェント500をネットワーク106に対
して送信するように動作する。
3の系統状態はTC107の系統状態入力手段404よ
り入力され、系統状態データ保存ファイル403に保存
されている。上記監視制御サーバ101−2では事故解
析起動手段401がエージェント保存手段105内の事
故解析エージェント500を起動させ、更にエージェン
ト動作エリア102,情報伝送装置104を使用して、
事故解析エージェント500をネットワーク106に対
して送信するように動作する。
【0034】ネットワーク106に送信された事故解析
エージェント500は、TC1107へ移動し、エージ
ェント動作エリア109へ格納された後、系統状態デー
タ保存ファイル403に保存されているデータを用いて
CB−Ry組合せ,SI計測,事故判定,事故復旧支援
等を行ない、その結果を図6のTC1収集結果保存ファ
イル5021へデータを保存する。
エージェント500は、TC1107へ移動し、エージ
ェント動作エリア109へ格納された後、系統状態デー
タ保存ファイル403に保存されているデータを用いて
CB−Ry組合せ,SI計測,事故判定,事故復旧支援
等を行ない、その結果を図6のTC1収集結果保存ファ
イル5021へデータを保存する。
【0035】その他のTCに対しても事故解析エージェ
ント500が移動して同様の処理が完了した後、監視制
御サーバ101−2へ戻り、事故解析起動手段401に
対してその結果を通知する。又、事故解析起動手段40
1は、事故解析データ保存ファイル402へデータを格
納すると共に、表示装置CRTに表示する。
ント500が移動して同様の処理が完了した後、監視制
御サーバ101−2へ戻り、事故解析起動手段401に
対してその結果を通知する。又、事故解析起動手段40
1は、事故解析データ保存ファイル402へデータを格
納すると共に、表示装置CRTに表示する。
【0036】本実施の形態によれば、監視制御サーバは
系統事故が発生した系統を管理するTCに、系統事故を
解析するための事故解析エージェント500を起動し、
この解析結果データを受取って保存するだけの処理とな
り、多重事故時のTCからの膨大なデータ伝送がなくな
り、システム全体の性能低下を防ぐことが可能となる。
系統事故が発生した系統を管理するTCに、系統事故を
解析するための事故解析エージェント500を起動し、
この解析結果データを受取って保存するだけの処理とな
り、多重事故時のTCからの膨大なデータ伝送がなくな
り、システム全体の性能低下を防ぐことが可能となる。
【0037】更に、系統事故時に継続的に系統状態の解
析・監視をTC上の事故解析エージェントにおいて実施
することができ、監視制御サーバの計算機資源(CPU
資源)を下げることが可能となる。
析・監視をTC上の事故解析エージェントにおいて実施
することができ、監視制御サーバの計算機資源(CPU
資源)を下げることが可能となる。
【0038】図8は[請求項7]に係る電力系統監視制
御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の形態
では、監視制御エージェント900を組込んで電力系統
機器の制御を簡単かつ正しく行なうようにしたものであ
る。
御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の形態
では、監視制御エージェント900を組込んで電力系統
機器の制御を簡単かつ正しく行なうようにしたものであ
る。
【0039】即ち、従来電力系統機器の制御要求を受付
けてマンマシン手段でイベント検出し、誤制御防止チェ
ック手段にて電力系統状態格納手段より電力系統の状態
を取り込み制御可否を判定して後、制御要求出力手段に
対して制御依頼をする、一連の手続きに代えて、これを
監視制御エージェントにて自動的に行なうようにしたも
のである。
けてマンマシン手段でイベント検出し、誤制御防止チェ
ック手段にて電力系統状態格納手段より電力系統の状態
を取り込み制御可否を判定して後、制御要求出力手段に
対して制御依頼をする、一連の手続きに代えて、これを
監視制御エージェントにて自動的に行なうようにしたも
のである。
【0040】図8において、図1と同一部分については
同一符号を付して説明を省略する。図8に示すように監
視制御サーバ101−3は、監視制御手段601と制御
結果保存ファイル602及びエージェント動作エリア1
02,情報伝送装置104,エージェント保存ファイル
105から構成され、一方、TCは制御実行手段604
と制御結果保存ファイル603及び情報伝送装置10
8,エージェント動作エリア109から構成される。
同一符号を付して説明を省略する。図8に示すように監
視制御サーバ101−3は、監視制御手段601と制御
結果保存ファイル602及びエージェント動作エリア1
02,情報伝送装置104,エージェント保存ファイル
105から構成され、一方、TCは制御実行手段604
と制御結果保存ファイル603及び情報伝送装置10
8,エージェント動作エリア109から構成される。
【0041】図9は監視制御エージェントの構成例を示
す。監視制御エージェント900のロジック部901
は、エージェント機能管理モジュール9011と、電力
系統状態を監視する電力系統状態監視処理モジュール9
012と、制御対象の電力系統機器の制御実行機能をチ
ェックし解析する制御内容実行処理モジュール9013
と、制御対象機器の制御可否チェックをする制御条件チ
ェック処理モジュール9014より構成される。監視制
御エージェント900のデータ部902は、制御内容保
存ファイル9021と制御結果格納ファイル9022よ
り構成される。
す。監視制御エージェント900のロジック部901
は、エージェント機能管理モジュール9011と、電力
系統状態を監視する電力系統状態監視処理モジュール9
012と、制御対象の電力系統機器の制御実行機能をチ
ェックし解析する制御内容実行処理モジュール9013
と、制御対象機器の制御可否チェックをする制御条件チ
ェック処理モジュール9014より構成される。監視制
御エージェント900のデータ部902は、制御内容保
存ファイル9021と制御結果格納ファイル9022よ
り構成される。
【0042】次に作用について説明する。上記監視制御
サーバ101−3では、監視制御手段601によって、
エージェント保存ファイル105内の監視制御エージェ
ント900が起動される。このエージェントは電力系統
の遮断器などの開閉状態(入り/切り)を監視・制御す
るもので、エージェント動作エリア102,情報伝送手
段104を使用し、ネットワーク106に対して送信す
るように動作する。
サーバ101−3では、監視制御手段601によって、
エージェント保存ファイル105内の監視制御エージェ
ント900が起動される。このエージェントは電力系統
の遮断器などの開閉状態(入り/切り)を監視・制御す
るもので、エージェント動作エリア102,情報伝送手
段104を使用し、ネットワーク106に対して送信す
るように動作する。
【0043】又、監視制御エージェント900は、TC
107へ移動してエージェント動作エリア109に格納
された後、図9の制御内容保存ファイル9021の情報
に基づき、該当する遮断器などの開閉状態(入り/切
り)を電力系統状態監視処理モジュール9012により
監視し、その状態を認識して制御条件チェック処理モジ
ュール9014により制御可否を判定し、問題がなけれ
ば制御内容実行処理モジュール9013によって遮断器
などの開閉状態(入り/切り)の制御を行ない、制御結
果格納ファイル9022によりその結果を格納し、[請
求項1]と同じく監視制御サーバ101−3の監視制御
手段601へ制御結果を返し、制御結果保存ファイル6
02に保存し、表示装置CRTで表示する。
107へ移動してエージェント動作エリア109に格納
された後、図9の制御内容保存ファイル9021の情報
に基づき、該当する遮断器などの開閉状態(入り/切
り)を電力系統状態監視処理モジュール9012により
監視し、その状態を認識して制御条件チェック処理モジ
ュール9014により制御可否を判定し、問題がなけれ
ば制御内容実行処理モジュール9013によって遮断器
などの開閉状態(入り/切り)の制御を行ない、制御結
果格納ファイル9022によりその結果を格納し、[請
求項1]と同じく監視制御サーバ101−3の監視制御
手段601へ制御結果を返し、制御結果保存ファイル6
02に保存し、表示装置CRTで表示する。
【0044】本実施の形態によれば、電力系統の遮断器
などの機器を制御する際の監視制御サーバの処理の負荷
を低減させることと、遮断器などの制御条件チェックを
伝送遅れなしに行なうことが可能となる。
などの機器を制御する際の監視制御サーバの処理の負荷
を低減させることと、遮断器などの制御条件チェックを
伝送遅れなしに行なうことが可能となる。
【0045】図10は[請求項9]に係る電力系統監視
制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の形
態では、監視制御エージェントを組込んで複数の計算機
システムからの同時制御要求に対してどれを受付けるか
を決定して、同時制御要求に対処しようとするものであ
る。
制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の形
態では、監視制御エージェントを組込んで複数の計算機
システムからの同時制御要求に対してどれを受付けるか
を決定して、同時制御要求に対処しようとするものであ
る。
【0046】図10において、図8と同一部分について
は同一符号を付して説明を省略する。図10に示すよう
に、図8の電力監視制御装置のTCに複数のエージェン
ト交信手段801,複数のエージェント優先度管理手段
802,制御権保存手段803を設けたものである。
又、108は情報伝送装置,109はエージェント動作
エリア、603は制御結果保存手段,604は制御実行
手段である。
は同一符号を付して説明を省略する。図10に示すよう
に、図8の電力監視制御装置のTCに複数のエージェン
ト交信手段801,複数のエージェント優先度管理手段
802,制御権保存手段803を設けたものである。
又、108は情報伝送装置,109はエージェント動作
エリア、603は制御結果保存手段,604は制御実行
手段である。
【0047】次に作用について説明する。上記監視制御
サーバ101−3では、監視制御エージェント600は
監視制御サーバによる監視制御要求により起動され、T
C107へ移動する。その後、エージェント動作エリア
109を使用して動作する。エージェント動作エリア1
09は複数エージェントとの同時実行を可能とする。
サーバ101−3では、監視制御エージェント600は
監視制御サーバによる監視制御要求により起動され、T
C107へ移動する。その後、エージェント動作エリア
109を使用して動作する。エージェント動作エリア1
09は複数エージェントとの同時実行を可能とする。
【0048】この場合の監視制御エージェントは図9と
同様である。制御内容を図9の制御内容保存ファイル9
021から取り出し、複数エージェント交信手段801
により他の監視制御エージェントと制御内容のやり取り
を行ない、制御条件チェック処理モジュール9014に
より誤操作とならないかをチェックする。又、自分の制
御の優先度を複数エージェント優先度管理手段802に
対して通知することにより、制御の許可がでるのを待
つ。
同様である。制御内容を図9の制御内容保存ファイル9
021から取り出し、複数エージェント交信手段801
により他の監視制御エージェントと制御内容のやり取り
を行ない、制御条件チェック処理モジュール9014に
より誤操作とならないかをチェックする。又、自分の制
御の優先度を複数エージェント優先度管理手段802に
対して通知することにより、制御の許可がでるのを待
つ。
【0049】複数エージェント優先度管理手段802
は、優先度の高い監視制御エージェントから順に制御を
許可する。監視制御エージェント600は、制御条件チ
ェック処理によって誤操作と判定した場合は、制御要求
を破棄する。
は、優先度の高い監視制御エージェントから順に制御を
許可する。監視制御エージェント600は、制御条件チ
ェック処理によって誤操作と判定した場合は、制御要求
を破棄する。
【0050】又、監視制御エージェント600は、制御
条件チェック処理によって制御権保存手段803より制
御が許可されている計算機システムに関する情報を取り
出し、自計算機システムの制御が許可されている場合
は、制御実行手段604に制御依頼を行ない、許可され
ていない場合は制御要求を破棄する。
条件チェック処理によって制御権保存手段803より制
御が許可されている計算機システムに関する情報を取り
出し、自計算機システムの制御が許可されている場合
は、制御実行手段604に制御依頼を行ない、許可され
ていない場合は制御要求を破棄する。
【0051】本実施の形態によれば、サーバ側での複雑
な処理を要することなく、複数の計算機システムからの
同時制御要求を回避できる。
な処理を要することなく、複数の計算機システムからの
同時制御要求を回避できる。
【0052】図11は[請求項10]に係る電力系統監
視制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の
形態では、操作手順実行エージェントを組込んでこれに
よって該当機器の操作可否を判定し、監視制御サーバ側
の負荷の軽減と制御条件のチェックを伝送遅れなしで実
行するようにしたものである。
視制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の
形態では、操作手順実行エージェントを組込んでこれに
よって該当機器の操作可否を判定し、監視制御サーバ側
の負荷の軽減と制御条件のチェックを伝送遅れなしで実
行するようにしたものである。
【0053】図11において、図8と同一部分について
は同一符号を付して説明を省略する。図11に示すよう
に、監視制御サーバ101−4は、操作手順実行手段1
001と操作手順実行結果保存ファイル1002及びエ
ージェント動作エリア102,情報伝送装置104,エ
ージェント保存ファイル105から構成され、一方、T
Cは操作手順実行手段1003と操作手順実行結果保存
ファイル1004及び情報伝送装置108,エージェン
ト動作エリア109から構成される。なお、120は操
作手順実行エージェントである。
は同一符号を付して説明を省略する。図11に示すよう
に、監視制御サーバ101−4は、操作手順実行手段1
001と操作手順実行結果保存ファイル1002及びエ
ージェント動作エリア102,情報伝送装置104,エ
ージェント保存ファイル105から構成され、一方、T
Cは操作手順実行手段1003と操作手順実行結果保存
ファイル1004及び情報伝送装置108,エージェン
ト動作エリア109から構成される。なお、120は操
作手順実行エージェントである。
【0054】図12に操作手順実行エージェント120
の構成例を示す。操作手順実行エージェント120のロ
ジック部121は、エージェント機能管理モジュール1
211と、制御前の電力系統状態を監視する電力系統状
態監視処理モジュール1212と、各電力系統機器の一
連の操作手順を実行する操作手順実行処理モジュール1
213と、制御対象の電力系統機器の制御条件を保存し
た制御条件チェック処理モジュール1214とから構成
される。又、データ部122は各電力系統機器の一連の
操作手順内容を保存する操作手順内容保存ファイル12
21と、各電力系統機器の操作手順実行結果を格納する
操作手順実行結果格納ファイル1222とから構成され
る。
の構成例を示す。操作手順実行エージェント120のロ
ジック部121は、エージェント機能管理モジュール1
211と、制御前の電力系統状態を監視する電力系統状
態監視処理モジュール1212と、各電力系統機器の一
連の操作手順を実行する操作手順実行処理モジュール1
213と、制御対象の電力系統機器の制御条件を保存し
た制御条件チェック処理モジュール1214とから構成
される。又、データ部122は各電力系統機器の一連の
操作手順内容を保存する操作手順内容保存ファイル12
21と、各電力系統機器の操作手順実行結果を格納する
操作手順実行結果格納ファイル1222とから構成され
る。
【0055】次に作用について説明する。上記監視制御
サーバ101−4の操作手順実行手段1001によって
起動された操作手順実行エージェント120は、TC1
07へ移動してエージェント動作エリア109に格納さ
れた後、操作手順を保存している操作手順内容保存ファ
イル1221に基づき、制御前の電力系統状態(例え
ば、遮断器などの状態、電圧・電流値など)を電力系統
監視手段により監視し、制御条件チェック処理モジュー
ル1214により操作可否を判定する。
サーバ101−4の操作手順実行手段1001によって
起動された操作手順実行エージェント120は、TC1
07へ移動してエージェント動作エリア109に格納さ
れた後、操作手順を保存している操作手順内容保存ファ
イル1221に基づき、制御前の電力系統状態(例え
ば、遮断器などの状態、電圧・電流値など)を電力系統
監視手段により監視し、制御条件チェック処理モジュー
ル1214により操作可否を判定する。
【0056】この判定により支障なければ操作手順実行
処理モジュール1213により監視制御サーバから要求
された電力系統の操作手順(例えば、送電線・母線・バ
ンクの停止・復旧手順など)を1ステップ毎に電力系統
状態を確認しながら制御を進めてゆき、その結果を操作
手順実行結果格納ファイル1222により格納し、監視
制御サーバへ操作結果を返して操作手順実行保存ファイ
ルに保存する。
処理モジュール1213により監視制御サーバから要求
された電力系統の操作手順(例えば、送電線・母線・バ
ンクの停止・復旧手順など)を1ステップ毎に電力系統
状態を確認しながら制御を進めてゆき、その結果を操作
手順実行結果格納ファイル1222により格納し、監視
制御サーバへ操作結果を返して操作手順実行保存ファイ
ルに保存する。
【0057】本実施の形態によれば、監視制御サーバ側
の負荷の軽減と、制御条件のチェックを伝送遅れなしで
実行することが可能となる。
の負荷の軽減と、制御条件のチェックを伝送遅れなしで
実行することが可能となる。
【0058】図13は[請求項12]に係る電力系統監
視制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の
形態では、電力系統監視結果の収集・検証用のエージェ
ントを組込んで、電力系統機器の状態の入力に対する監
視結果が正しいかどうかを検証するようにしたものであ
る。
視制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の
形態では、電力系統監視結果の収集・検証用のエージェ
ントを組込んで、電力系統機器の状態の入力に対する監
視結果が正しいかどうかを検証するようにしたものであ
る。
【0059】図13に示すように、監視制御サーバ10
1−5に電力系統監視手段1201を組込み、エージェ
ント保存ファイル105,エージェント動作エリア10
2,情報伝送装置104によって電力系統監視結果の収
集及び検証用のエージェント(以下、収集及び検証用エ
ージェントと称す)130を処理する。又、TCには情
報伝送装置108,エージェント動作エリア109,系
統状態データ保存ファイル403及び電力系統監視手段
1202を設けて電力系統113と接続する。
1−5に電力系統監視手段1201を組込み、エージェ
ント保存ファイル105,エージェント動作エリア10
2,情報伝送装置104によって電力系統監視結果の収
集及び検証用のエージェント(以下、収集及び検証用エ
ージェントと称す)130を処理する。又、TCには情
報伝送装置108,エージェント動作エリア109,系
統状態データ保存ファイル403及び電力系統監視手段
1202を設けて電力系統113と接続する。
【0060】図14に収集及び検証用のエージェント1
30の機能構成例を示す。本エージェントのロジック部
は監視結果収集モジュール1302と、監視結果検証モ
ジュール1301と、エージェント機能管理モジュール
202とから構成され、又、データ部は事故情報保存フ
ァイル(主)1303と、事故情報保存ファイル(検
証)1304とから構成される。
30の機能構成例を示す。本エージェントのロジック部
は監視結果収集モジュール1302と、監視結果検証モ
ジュール1301と、エージェント機能管理モジュール
202とから構成され、又、データ部は事故情報保存フ
ァイル(主)1303と、事故情報保存ファイル(検
証)1304とから構成される。
【0061】次に作用について説明する。まず、収集及
び検証用エージェント130は図13の電力系統監視手
段1201によって検出した事故情報(監視結果とも言
う)について、監視結果収集モジュール1302により
当該設備を主として監視する監視制御サーバ101−5
1 の監視結果を、監視結果収集ファイル(主)1303
に格納してエージェント機能管理モジュール202に通
知する。
び検証用エージェント130は図13の電力系統監視手
段1201によって検出した事故情報(監視結果とも言
う)について、監視結果収集モジュール1302により
当該設備を主として監視する監視制御サーバ101−5
1 の監視結果を、監視結果収集ファイル(主)1303
に格納してエージェント機能管理モジュール202に通
知する。
【0062】これをうけたエージェント機能管理モジュ
ール202は、このエージェント自身を検証用の処理を
行なう他の監視制御サーバ101−52 に伝送する。エ
ージェント130が101−51 から101−52 へ移
動の後、監視結果収集モジュール1302は監視制御サ
ーバ101−52 の検出した事故情報を、例えば、状変
時刻と状変設備情報IDとで検索し、監視結果保存ファ
イル(検証)1304に格納して監視結果検証モジュー
ル1301に通知する。
ール202は、このエージェント自身を検証用の処理を
行なう他の監視制御サーバ101−52 に伝送する。エ
ージェント130が101−51 から101−52 へ移
動の後、監視結果収集モジュール1302は監視制御サ
ーバ101−52 の検出した事故情報を、例えば、状変
時刻と状変設備情報IDとで検索し、監視結果保存ファ
イル(検証)1304に格納して監視結果検証モジュー
ル1301に通知する。
【0063】監視結果検証モジュール1301は事故情
報保存ファイル(主)1303と事故情報保存ファイル
(検証)1304との内容を検証して誤りがないかを確
認し、エージェント機能管理モジュール202に通知す
る。エージェント機能管理モジュール202はエージェ
ント自身を、当該設備に対して主として処理を行なう監
視制御サーバ101−51 に伝送する。監視結果検証モ
ジュール1301の検証結果に問題がなければそのまま
処理を終了し、問題があれば予め定められた方法(CR
T表示等)によってマンマシン出力を行なう。
報保存ファイル(主)1303と事故情報保存ファイル
(検証)1304との内容を検証して誤りがないかを確
認し、エージェント機能管理モジュール202に通知す
る。エージェント機能管理モジュール202はエージェ
ント自身を、当該設備に対して主として処理を行なう監
視制御サーバ101−51 に伝送する。監視結果検証モ
ジュール1301の検証結果に問題がなければそのまま
処理を終了し、問題があれば予め定められた方法(CR
T表示等)によってマンマシン出力を行なう。
【0064】本実施の形態によれば、検証を行なう側の
監視制御サーバ101−52 では、本来の処理を行なう
プロセスとは同一内容ではあるが別プロセスとし、検証
側のプロセスの優先度を本来の処理を行なう全てのプロ
セスよりも低く設定することによって、本来の処理に与
える計算機負荷の影響を最小限に止めることができる。
監視制御サーバ101−52 では、本来の処理を行なう
プロセスとは同一内容ではあるが別プロセスとし、検証
側のプロセスの優先度を本来の処理を行なう全てのプロ
セスよりも低く設定することによって、本来の処理に与
える計算機負荷の影響を最小限に止めることができる。
【0065】図15に監視結果(事故情報)を保存する
保存データの構成例を示す。図に示すように保存データ
は状変情報1401,充停電情報1402などで構成さ
れる。状変情報1401は状変時刻1403,状変設備
情報ID1404,動作方向1405,状変種別140
6,組合せ情報1407,組合せ設備情報ID1408
から構成され、充停電情報1402は充停電状態140
9,所属設備ID1410などから構成される。
保存データの構成例を示す。図に示すように保存データ
は状変情報1401,充停電情報1402などで構成さ
れる。状変情報1401は状変時刻1403,状変設備
情報ID1404,動作方向1405,状変種別140
6,組合せ情報1407,組合せ設備情報ID1408
から構成され、充停電情報1402は充停電状態140
9,所属設備ID1410などから構成される。
【0066】この構成例であれば、例えば、状変時刻1
403と状変設備情報ID1404とでひとつの状態変
化を特定することができる。図16に設備データの構成
例を示す。各設備毎に被監視対象サーバ1502を定義
し、主処理サーバNo.1504と検証処理サーバN
o.1505から構成される。これにより、当該設備が
どの監視制御サーバで監視処理が行なわれるか、監視処
理の検証処理が行なわれるかを認識することができる。
403と状変設備情報ID1404とでひとつの状態変
化を特定することができる。図16に設備データの構成
例を示す。各設備毎に被監視対象サーバ1502を定義
し、主処理サーバNo.1504と検証処理サーバN
o.1505から構成される。これにより、当該設備が
どの監視制御サーバで監視処理が行なわれるか、監視処
理の検証処理が行なわれるかを認識することができる。
【0067】又、検証処理側の監視制御サーバが状態変
化データを受取った際、被監視対象サーバ1502を参
照することにより、検証用のプロセスで処理を行なえば
よいこと、処理を行なって得られた監視結果は監視結果
収集モジュール1302が参照するために保存するのみ
で、それ以上の処理を行なわなくてもよいことを認識す
ることができる。
化データを受取った際、被監視対象サーバ1502を参
照することにより、検証用のプロセスで処理を行なえば
よいこと、処理を行なって得られた監視結果は監視結果
収集モジュール1302が参照するために保存するのみ
で、それ以上の処理を行なわなくてもよいことを認識す
ることができる。
【0068】図17は[請求項13]に係る電力系統監
視制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の
形態では、伝送路対策エージェントを組込み、ネットワ
ーク106の障害発生対策用としたものである。
視制御装置の実施の形態を示す構成図である。本実施の
形態では、伝送路対策エージェントを組込み、ネットワ
ーク106の障害発生対策用としたものである。
【0069】図17に構成図を示す。[請求項1]と同
じくTC107に伝送対策エージェント保存ファイル1
603,情報伝送装置108,エージェント動作エリア
109,ネットワーク情報作成手段1601,ネットワ
ーク情報格納ファイル1602を付加する。
じくTC107に伝送対策エージェント保存ファイル1
603,情報伝送装置108,エージェント動作エリア
109,ネットワーク情報作成手段1601,ネットワ
ーク情報格納ファイル1602を付加する。
【0070】本実施の形態で使用するエージェント14
0は、電力監視ネットワークの障害発生対策のためのも
のであるため、前記したように伝送路対策エージェント
とした。図18は伝送路対策エージェントの構成例を示
す。
0は、電力監視ネットワークの障害発生対策のためのも
のであるため、前記したように伝送路対策エージェント
とした。図18は伝送路対策エージェントの構成例を示
す。
【0071】伝送路対策エージェント140のロジック
部141はデータ収集手段1411とエージェント機能
管理手段1412より構成され、データ部142はデー
タ収集範囲格納ファイル1421と、エージェント優先
度格納ファイル1422と、TC1収集結果保存ファイ
ル1423と、TC2収集結果保存ファイル1424
と、TCk収集結果保存ファイル1425と、伝送路状
態収集タイミング格納ファイル1426とより構成され
る。本例では通常のエージェントの構成にエージェント
優先度格納ファイル1422を追加した。
部141はデータ収集手段1411とエージェント機能
管理手段1412より構成され、データ部142はデー
タ収集範囲格納ファイル1421と、エージェント優先
度格納ファイル1422と、TC1収集結果保存ファイ
ル1423と、TC2収集結果保存ファイル1424
と、TCk収集結果保存ファイル1425と、伝送路状
態収集タイミング格納ファイル1426とより構成され
る。本例では通常のエージェントの構成にエージェント
優先度格納ファイル1422を追加した。
【0072】次に作用について説明する。エージェント
140は収集タイミング格納ファイル異1426で指定
された時刻になると、自発的に動作を開始する。その後
ネットワーク情報作成手段1601は、他のTCと定周
期でデータのやり取りを行ない、ネットワーク106の
障害及び系統事故の発生の有無をネットワーク情報格納
ファイル1602へ保存する。
140は収集タイミング格納ファイル異1426で指定
された時刻になると、自発的に動作を開始する。その後
ネットワーク情報作成手段1601は、他のTCと定周
期でデータのやり取りを行ない、ネットワーク106の
障害及び系統事故の発生の有無をネットワーク情報格納
ファイル1602へ保存する。
【0073】伝送路対策エージェント140は、ネット
ワーク情報格納ファイル1602よりデータを取り出
し、エージェント優先度格納ファイル1422のデータ
と比較して処理を継続できるかどうか判断し、処理継
続,処理中断,処理中止を行なう。又、データ収集範囲
格納ファイル1421より移動すべき他のTCを調べ、
ネットワーク情報格納ファイル1602より最適な移動
経路を判断して、次のTCへ移動する。
ワーク情報格納ファイル1602よりデータを取り出
し、エージェント優先度格納ファイル1422のデータ
と比較して処理を継続できるかどうか判断し、処理継
続,処理中断,処理中止を行なう。又、データ収集範囲
格納ファイル1421より移動すべき他のTCを調べ、
ネットワーク情報格納ファイル1602より最適な移動
経路を判断して、次のTCへ移動する。
【0074】本実施の形態によれば、電力監視制御ネッ
トワークの一部で障害が発生した場合でも、別の経路を
選択することが可能となり、監視制御機能が継続でき
る。更に、伝送路対策エージェントが処理実行中に系統
事故発生を検出した場合や、計算機ネットワークの障害
で伝送路の帯域の減少を検出した場合には、緊急性の低
いエージェント機能による処理は停止することが可能と
なる。
トワークの一部で障害が発生した場合でも、別の経路を
選択することが可能となり、監視制御機能が継続でき
る。更に、伝送路対策エージェントが処理実行中に系統
事故発生を検出した場合や、計算機ネットワークの障害
で伝送路の帯域の減少を検出した場合には、緊急性の低
いエージェント機能による処理は停止することが可能と
なる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればデ
ータ配信手段により、監視制御サーバ側の処理の一部を
TC側に分担させることにより、監視制御サーバ側の負
荷を下げることが可能となる。又、電力系統を直接監視
・制御しているTCで制御を行なうことが可能なため、
制御条件チェックを伝送時間の遅れなしに実行すること
が可能となる。又、TC側の各種データを取り込むこと
が可能なため、設備データの自動メンテナンスや故障解
析データの情報量を増やすことが可能となる。又、冗長
な処理による計算機負荷を殆ど高めずに監視保守の信頼
性を向上させることができる。
ータ配信手段により、監視制御サーバ側の処理の一部を
TC側に分担させることにより、監視制御サーバ側の負
荷を下げることが可能となる。又、電力系統を直接監視
・制御しているTCで制御を行なうことが可能なため、
制御条件チェックを伝送時間の遅れなしに実行すること
が可能となる。又、TC側の各種データを取り込むこと
が可能なため、設備データの自動メンテナンスや故障解
析データの情報量を増やすことが可能となる。又、冗長
な処理による計算機負荷を殆ど高めずに監視保守の信頼
性を向上させることができる。
【図1】本発明の[請求項1]に係る電力系統監視制御
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図2】[請求項1]の実施の形態におけるエージェン
トの機能構成図。
トの機能構成図。
【図3】図2のデータの詳細を示す図。
【図4】本発明の[請求項4]に係る電力系統監視制御
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図5】本発明の[請求項5]に係る電力系統監視制御
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図6】[請求項5]の実施の形態におけるエージェン
トの機能構成図。
トの機能構成図。
【図7】図6のデータの詳細を示す図。
【図8】本発明の[請求項7]に係る電力系統監視制御
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図9】[請求項7]の実施の形態におけるエージェン
トの機能構成図。
トの機能構成図。
【図10】本発明の[請求項9]に係る電力系統監視制
御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図11】本発明の[請求項10]に係る電力系統監視
制御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
制御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図12】[請求項10]の実施の形態におけるエージ
ェントの機能構成図。
ェントの機能構成図。
【図13】本発明の[請求項12]に係る電力系統監視
制御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
制御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図14】[請求項12]の実施の形態におけるエージ
ェントの機能構成図。
ェントの機能構成図。
【図15】[請求項12]の実施の形態における監視結
果の保存データ構成図。
果の保存データ構成図。
【図16】[請求項12]の実施の形態における設備デ
ータ構成図。
ータ構成図。
【図17】本発明の[請求項13]に係る電力系統監視
制御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
制御装置の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図18】[請求項13]の実施の形態におけるエージ
ェントの機能構成図。
ェントの機能構成図。
【図19】従来方式による電力系統監視装置の監視方式
の機能ブロック図。
の機能ブロック図。
101,101−1〜101−5 監視制御サーバ 102,109 エージェント動作エリア 103 記録データ収集保存手段 104,108 情報伝送装置 105 エージェント保存ファイル 106 電力監視制御ネットワーク 107 TC 111,114 記録データ保存ファイル 112 記録データ収集手段 113 電力系統 120 操作手順実行エージェント 130 収集及び検証用エージェント 140 伝送路対策エージェント 200 記録エージェント 301 メンテナンスデータ収集保存手段 302 メンテナンスデータ保存ファイル 303 設定データ保存手段 304 CRT 400 メンテナンス収集エージェント 401 事故解析起動手段 402 事故解析データ保存ファイル 403 系統状態データ保存ファイル 404 系統状態入力手段 500 事故解析エージェント 601 監視制御手段 602,603 制御結果保存ファイル 604 制御実行手段 801 複数エージェント交信手段 802 複数エージェント優先度管理手段 803 制御権保存手段 804 制御実行手段 900 監視制御エージェント 1001,1003 操作手順実行手段 1002 操作手順実行保存ファイル 1004 操作手順実行結果保存ファイル 1201,1202 電力系統監視手段 1601 ネットワーク情報作成手段 1602 ネットワーク情報格納ファイル 1603 伝送対策エージェント保存ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 重幸 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内
Claims (15)
- 【請求項1】 電力系統機器を制御し、その状態情報を
収集する複数の遠方監視制御装置と、この遠方監視制御
装置に対して前記電力系統機器の監視制御要求などを行
なう複数のサーバ計算機システムと、これら遠方監視制
御装置及びサーバ計算機システム間を接続するネットワ
ークとから構築された電力系統監視制御装置であって、
前記サーバ計算機システム,ネットワーク及び遠方監視
制御装置上を、それら設備の稼働状態を認識して移動経
路を自律的に選択して移動するロジック部及びデータ部
からなるエージェントにより、各遠方監視制御装置に保
存されているデータをサーバ計算機に収集するようにし
たことを特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記サーバ計算機は
記録エージェントを起動させる手段と、この起動した記
録エージェントを動作可能な状態にさせるエージェント
動作エリアと、前記ネットワークとの間でこの記録エー
ジェントを送受信する情報伝送手段とを備え、前記遠方
監視制御装置はネットワークとの間で記録エージェント
ントを送受信する情報伝送手段と、自装置内に移動して
きた記録エージェントを動作可能とするためのエージェ
ント動作エリアと、電力系統機器の状態情報を収集する
データ収集手段とを備え、このデータ収集手段の情報を
記録エージェントにより取り出し、サーバ計算機に収集
するようにしたことを特徴とする電力系統監視制御装
置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の記録エージェントは、
ロジック部がエージェント機能管理モジュール及び電力
系統状態データ収集モジュールとを備え、データ部が電
力系統状態データ保存ファイルと、データ収集範囲格納
ファイルとを備えていることを特徴とする電力系統監視
制御装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記サーバ計算機は
メンテナンスエージェントを起動させる手段と、この起
動したメンテナンスエージェントを動作可能な状態にさ
せるエージェント動作エリアと、前記ネットワークとの
間でこのメンテナンスエージェントを送受信する情報伝
送手段とを備え、前記遠方監視制御装置はネットワーク
との間でメンテナンスエージェントを送受信する情報伝
送手段と、自装置内に移動してきたメンテナンスエージ
ェントを動作可能とするためのエージェント動作エリア
と、電力系統機器の設備データベースをデータ収集手段
を介してメンテナンスエージェントによって取り出され
る設定データ保存ファイルとを備え、この設定データ保
存ファイルの情報をメンテナンスエージェントにより取
り出し、サーバ計算機に収集するようにしたことを特徴
とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項5】 請求項1において、前記サーバ計算機は
事故解析エージェントを起動させる手段と、この起動し
た事故解析エージェントを動作可能な状態にさせるエー
ジェント動作エリアと、前記ネットワークとの間でこの
事故解析エージェントを送受信する情報伝送手段とを備
え、前記遠方監視制御装置はネットワークとの間で事故
解析エージェントを送受信する情報伝送手段と、自装置
内に移動してきた事故解析エージェントを動作可能とす
るためのエージェント動作エリアと、電力系統機器の事
故情報を系統状態入力手段を介してエージェントによっ
て取り出される系統状態データ保存ファイルとを備え、
この系統状態データ保存ファイルの情報を事故解析エー
ジェントに取り出し、サーバ計算機に収集するようにし
たことを特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の事故解析エージェント
は、ロジック部がエージェント機能管理モジュールと、
CB−Ry照合処理モジュールと事故判定処理モジュー
ル及び事故復旧支援モジュールとを備え、データ部が処
理結果保存ファイルと、CB−Ry照合確認保存ファイ
ルと、事故判定知識保存ファイルとを備えていることを
特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項7】 請求項1において、前記サーバ計算機は
監視制御エージェントを起動させる手段と、この起動し
た監視制御エージェントを動作可能な状態にさせるエー
ジェント動作エリアと、前記ネットワークとの間でこの
監視制御エージェントを送受信する情報伝送手段とを備
え、前記遠方監視制御装置はネットワークとの間で監視
制御エージェントを送受信する情報伝送手段と、自装置
内に移動してきた監視制御エージェントを動作可能とす
るためのエージェント動作エリアと、監視制御エージェ
ントの情報に基づいて、電力系統機器を監視すると共に
制御可否を判定して制御し、その制御結果を格納する制
御結果保存ファイルとを備え、この制御結果保存ファイ
ルの情報を監視制御エージェントにて取り出して、サー
バ計算機に収集するようにしたことを特徴とする電力系
統監視制御装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の監視制御エージェント
は、ロジック部がエージェント機能管理モジュールと、
電力系統状態監視処理モジュールと、制御内容実行処理
モジュールと、制御条件チェック処理モジュールとを備
え、データ部が制御内容保存ファイルと、制御結果格納
ファイルとを備えていることを特徴とする電力系統監視
制御装置。 - 【請求項9】 請求項7において、遠方監視制御装置に
は監視制御エージェントが有する制御内容を取り出して
他の監視制御エージェントと制御内容のやりとりを行な
う複数エージェント交信手段と、前記各監視制御エージ
ェントが有する制御内容の優先度を保存する複数エージ
ェント優先度管理手段と、制御条件チェック処理によっ
て制御が許可されている計算機システムを格納する制御
権保存手段とを備えたことを特徴とする電力系統監視制
御装置。 - 【請求項10】 請求項1において、前記サーバ計算機
は操作手順実行エージェントを起動させる手段と、この
起動した操作手順実行エージェントを動作可能な状態に
させるエージェント動作エリアと、前記ネットワークと
の間でこの操作手順実行エージェントを送受信する情報
伝送手段とを備え、前記遠方監視制御装置はネットワー
クとの間で操作手順実行エージェントを送受信する情報
伝送手順と、自装置内に移動してきた操作手順実行エー
ジェントを動作可能とするためのエージェント動作エリ
アと、操作手順実行エージェントの情報に基づいて電力
系統機器の一連の操作を行なうと共に、その操作結果を
保存する操作手順実行結果保存ファイルとを備え、この
操作手順実行結果保存ファイルの情報を操作手順実行エ
ージェントにて取り出してサーバ計算機に収集するよう
にしたことを特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項11】 請求項10において、操作手順実行エ
ージェントはロジック部がエージェント機能管理モジュ
ールと、電力系統状態監視処理モジュールと、操作手順
実行処理モジュールと、制御条件チェック処理モジュー
ルとを備え、データ部が操作手順内容保存ファイルと、
操作手順結果格納ファイルとを備えていることを特徴と
する電力系統監視制御装置。 - 【請求項12】 請求項1において、前記特定の監視制
御用のサーバ計算機は電力系統監視結果の収集及び検証
用エージェントを起動させる手段と、この起動した電力
系統監視結果の収集及び検証用エージェントを動作可能
な状態にさせるエージェント動作エリアと、前記ネット
ワークとの間で前記収集及び検証用エージェントのやり
とりを行なう情報伝送手段とを備え、前記遠方監視制御
装置はネットワークとの間で前記収集及び検証用エージ
ェントを送受信する情報伝送手段と、自装置内に移動し
てきた前記収集及び検証用エージェントを動作可能とす
るためのエージェント動作エリアと、前記収集及び検証
用エージェントによる収集及び監視結果を系統状態デー
タ保存ファイルに格納すると共に、当該エージェント自
体を他の検証用の監視制御用サーバに伝送する手段とを
備えたことを特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項13】 請求項1において、遠方監視制御装置
はネットワークとの間で伝送対策エージェントを送受信
する情報伝送手段と、伝送対策エージェントを生成し保
存する伝送対策エージェント保存ファイルと、前記伝送
対策エージェントを動作可能な状態にさせるエージェン
ト動作エリアと、他の遠方監視制御装置との間でデータ
のやりとりを行ないネットワークの障害及び系統事故の
発生を検出するネットワーク情報作成手段と、前記作成
された情報を保存するネットワーク情報格納ファイルと
を備えたことを特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項14】 請求項13において、伝送対策エージ
ェントはロジック部がデータ収集手段と、エージェント
機能管理手段とを備え、データ部がデータ収集範囲格納
ファイルと、エージェント優先度格納ファイルと、各遠
方監視制御装置の状態収集結果保存ファイルとを備えて
いることを特徴とする電力系統監視制御装置。 - 【請求項15】 電力系統機器を制御し、その状態情報
を収集する複数の遠方監視制御装置と、この遠方監視制
御装置に対して前記電力系統機器の監視制御要求などを
行なう複数のサーバ計算機システムと、これら遠方監視
制御装置及びサーバ計算機システム間を接続するネット
ワークとから構築された電力系統監視制御装置であっ
て、前記サーバ計算機システム,ネットワーク及び遠方
監視制御装置上を、それら設備の稼働状態を認識して移
動経路を自律的に選択して移動するロジック部及びデー
タ部からなるエージェントにより、各遠方監視制御装置
に保存されているデータをサーバ計算機に収集するプロ
グラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9296332A JPH11122815A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 電力系統監視制御装置とそのプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9296332A JPH11122815A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 電力系統監視制御装置とそのプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122815A true JPH11122815A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17832176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9296332A Pending JPH11122815A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | 電力系統監視制御装置とそのプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11122815A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041416A (ja) * | 2009-08-17 | 2011-02-24 | Hitachi Ltd | 電力系統の設備データ管理方法 |
JP2012157132A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 電力供給システムの制御方法、及び電力供給システム |
JP2014016801A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Toshiba Corp | 電力系統設備の保守支援システム |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP9296332A patent/JPH11122815A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011041416A (ja) * | 2009-08-17 | 2011-02-24 | Hitachi Ltd | 電力系統の設備データ管理方法 |
JP2012157132A (ja) * | 2011-01-25 | 2012-08-16 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 電力供給システムの制御方法、及び電力供給システム |
JP2014016801A (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-30 | Toshiba Corp | 電力系統設備の保守支援システム |
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