JPH11122604A - 遠隔診断装置 - Google Patents

遠隔診断装置

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JPH11122604A
JPH11122604A JP29331197A JP29331197A JPH11122604A JP H11122604 A JPH11122604 A JP H11122604A JP 29331197 A JP29331197 A JP 29331197A JP 29331197 A JP29331197 A JP 29331197A JP H11122604 A JPH11122604 A JP H11122604A
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JP
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JP29331197A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kato
弘之 加藤
Koichi Furusaka
貢一 古坂
Tetsuo Goto
哲郎 後藤
Hiroshi Kato
弘 加藤
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地にある例えば各種工場設備等の診断対
象物の監視、診断、及び故障予知を行うことができる遠
隔診断装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 診断すべき各種対象物の診断データを取
得するセンサ12と、取得した診断データをデジタル信
号の形式で時系列的な情報のサンプルデータに変換する
変換手段13aと、サンプルデータを蓄積して、蓄積さ
れたサンプルデータを一括して伝送する伝送手段15,
17,18と、伝送手段により伝送された時系列のサン
プルデータを受信して蓄積する装置19と、蓄積された
時系列のサンプルデータを人間の感覚に訴え易い形式に
復原する手段19bと、復原された診断データを表示す
る表示装置21とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は公衆回線網等を利用
した工場設備等の遠隔診断装置に係り、特に例えば工場
内に配置された機械設備又は環境等の状況を、その工場
等から遠隔の地にある監視センタ等で診断することがで
きる遠隔診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場内の機械設備等にセンサを取
り付け、このセンサ出力を工場内にある監視センタに送
り、そこで工場内の各種機械設備や配管等の運転状態を
監視することが広く行われている。このような監視シス
テムによれば、例えば広い工場の敷地内の各所に点在し
ている各種機械設備の運転状況を、工場内の一箇所の監
視センタで集中的に監視することができるので、少ない
人数で効率的な監視を行うことが可能である。
【0003】しかしながら、このような監視システムに
おいては監視対象の機械設備に取り付けたセンサからの
生データを直接監視センタに伝送しているため、伝送で
きる範囲は同工場の敷地内等に限られていた。このた
め、例えば日本全国に散在している各地の工場のデータ
を、一箇所の監視センタに集中して、そこで集中的に監
視を行うことは伝送路の容量の点から不可能であった。
【0004】ところで、日本国内に散在する各工場の監
視センタから、主要なデータを全国で一箇所の監視セン
タに送り、そこで集中的に監視することは可能である。
ところがこのシステムでは、全国一箇所の監視センタに
送られるデータは各工場の主要なデータに限られ、又情
報としても時系列的なつながりを有するものではなく、
点としての情報にすぎなかった。
【0005】従って、このようにして集められたデータ
では、そのデータは時系列的な変化の情報を有するもの
ではなく、又、単なる生データであるので、その表示は
数字・文字の羅列に過ぎないものである。このため、そ
のデータの内容を理解して状況を分析するためには、よ
ほど各種の設備に精通した特殊技能を有する人を専任に
する以外には、各種機械設備の監視、診断、故障予知等
の分析を行うことは到底不可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に鑑みて為されたもので、遠隔地にある例えば各種工場
設備等の診断対象物の監視、診断、及び故障予知を行う
ことができる遠隔診断装置を提供することを目的とす
る。又、診断結果と、予防支援情報及び非常対応支援情
報を、マルチメディア技術を用いて、画像情報等として
人に感覚的に理解しやすい形式で表現することにより、
誰にでも親しみ易い遠隔診断装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の遠隔診断装置
は、診断すべき各種対象物の診断データを取得するセン
サと、該取得した診断データをデジタル信号の形式で時
系列的な情報のサンプルデータに変換する変換手段と、
該サンプルデータを蓄積して、該蓄積されたサンプルデ
ータを一括して伝送する伝送手段と、該伝送手段により
伝送された前記時系列のサンプルデータを受信して蓄積
する装置と、該蓄積された前記時系列のサンプルデータ
を人間の感覚に訴え易い形式に復原する手段と、復原さ
れた診断データを表示する表示装置とを備えたことを特
徴とする。
【0008】上述した本発明によれば、各種対象物のセ
ンサで取得した診断データを、時系列的な情報のサンプ
ルデータとして変換して伝送するので、時間軸上に連続
した情報を有するデータでありながら、その伝送する情
報量を極めて小さくすることができる。これによって、
電話網等の公衆回線を利用したデータの伝送が可能とな
り、例えば日本全国の各地に散在する工場設備の時系列
的な情報を、一箇所の監視センタに送ることができる。
【0009】そして伝送された時系列のサンプルデータ
を人間の感覚で捉えやすい形式に復原して表示すること
で、診断データの時間軸上の或いは振幅軸上の変化の状
況を、誰にでも容易に把握可能とすることができる。こ
れにより、高度の専門知識を有する特殊技術者でなくて
も、誰にでも機械設備の監視、診断、予防支援、非常対
応支援を可能ならしめることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施の形態の遠隔監視
装置の概要を示す図である。工場側の多数の機械設備又
は環境監視機器等には、その振動、温度、騒音その他各
種の生データを取得するためのセンサが備えられてい
る。以下に述べるこの実施の形態では、水、ガス、蒸
気、燃料等を輸送する配管の振動状態を診断する例につ
いて述べる。
【0012】配管11には、所定距離を離隔して振動セ
ンサ12A,12B,12Cが、配管の部分A,B,C
に配設されている。そしてこれらのセンサの出力信号
は、工場敷地内にあるデータ収集用のCPU13に伝送
される。即ち、各センサ12A,12B,12Cの出力
端子は、通常のアナログ信号線によりCPU13の一部
を構成しているデータ変換装置13aに入力される。デ
ータ変換装置13aは、この実施の形態では高速フーリ
エ変換器(FFT)である。そして、センサ出力のアナ
ログ信号は所定の時間の分が蓄積されてその信号波形が
高速フーリエ変換される。そして変換結果の最も振幅の
大きな第1ピークの周波数と、その振幅及び位相の情
報、2番目に振幅の大きな第2ピークの周波数とその振
幅及び位相の情報、3番目に振幅の大きな第3ピークの
周波数と、その振幅及び位相の情報が、デジタル信号の
形式でCPU13bに取り込まれる。即ち、所定の時間
の時系列的な配管の振動情報が、高速フーリエ変換の結
果としての、サンプルデータとして抽出される。
【0013】CPU13は第1記憶装置14を備え、デ
ータ変換装置により変換されたサンプルデータをここに
保存する。第1記憶装置には、図示しないが他の各種の
機械設備、或いは環境監視機器等の情報がサンプルデー
タに変換されて保存される。又CPU13は、データを
送信する機能を備え、第1記憶装置14から読み出した
データを通信制御装置15を介して公衆回線17に接続
して、監視センタに送信する。監視センタは工場とは敷
地を異にする遠隔の地に配置されており、ここで遠隔地
の工場内に配設された各種工場設備の診断が行われる。
サンプルデータは上述したようにフーリエ変換後のデー
タであるので、その情報量が極めて少なく公衆回線を通
して容易に伝送可能である。
【0014】監視センタ側には公衆回線17に接続され
た通信制御装置18と、該装置を介して工場側から伝送
されるデータを処理するCPU19を備えている。CP
U19には工場側から伝送されたデータを保存する第2
記憶装置20と共に、そのデータに基づいてマルチメデ
ィア技術を用いてサンプルデータを復原するデータ復原
手段19bと、画像処理された画像情報を表示するモニ
タ21を備えている。ここでモニタ21は、工場側から
伝送されたサンプルデータから工場設備を診断した結果
と、予防支援情報及び異常対応支援情報を人間の視覚に
訴え易い形式で画像表示する。
【0015】第1の記憶装置14及び第2の記憶装置2
0は、HD(固体ディスク)である。CPU13b,1
9a及びデータ復原装置19bは、通常のコンピュータ
システムであり、それぞれ図示しないが、キーボード、
メモリ、ソフトウェア等を備え、センサから取り込まれ
たデータを蓄積し、伝送し、解析し、故障予知を行い、
その結果をマルチメディア技術により画像処理して表示
装置21等で表示する動作を行う。
【0016】従って、図1に示す遠隔診断装置によれ
ば、遠隔地で作動している各種工場設備等を、公衆回線
を介して一箇所の監視センタで集中的に監視し、各種工
場設備の故障の予知、予防を実施すると共に、異常状態
の早期発見と、迅速な対応が可能となる。
【0017】次に、配管の遠隔診断の具体例について説
明する。配管11に取り付けられた振動センサ12A,
12B,12Cの振動信号等の生データは、CPU13
の入力ポートより高速フーリエ変換器13bに取り込ま
れ、高速フーリエ変換された結果の、周波数、振幅、位
相の情報がデジタル形式のデータとして抽出される。第
1の記憶装置14には配管11に固定されたセンサ12
A,12B,12Cの各々の高速フーリエ変換の結果
の、第1ピーク、第2ピーク、第3ピークの各々の周波
数、振幅、位相のデータがデジタルデータとして保存さ
れる。同様に第1の記憶装置14には、図示しない工場
内の多数の設備に固定された各種のセンサから、振動の
みならず、温度、圧力、流量等の各種の時系列的なサン
プルデータが保存される。これらの保存された情報は、
例えば15分間隔で一括して通信制御装置15から公衆
回線17を利用して監視センタ側に送信される。この情
報量は上述したように各センサの生データを時系列的な
サンプルデータに変換してあるので、例えセンサの数が
多くても、公衆回線を利用して容易に伝送が可能であ
る。
【0018】監視センタ側の受信フローとしては、通信
制御装置18により、15分ごとに一括して上記送信デ
ータを受信する。このデータは、上述したように時系列
的なサンプルデータであり、第2記憶装置20にCPU
19aを介して保存される。尚、監視センタ側では常時
受信機能を起動しておき、工場側から送信されるデータ
をいつでも受信できる状態にしておく。受信したデータ
は、診断対象物に対応したアルゴリズムで解析し、各種
診断対象物の正常・異常を診断可能な数値及び故障予知
可能な数値を算出する。
【0019】即ち、CPU19aより第2記憶装置20
に保存した時系列的なサンプルデータを読み出し、デー
タ復原手段19bにより元の振動波形に復原する。そし
て人間の視覚に訴え易いように、この実施形態では画像
データに変換する。即ち、センサ12A,12B,12
Cでそれぞれ取得された生データから時系列的なサンプ
ルデータに変換された情報は、再びCPU19を介して
配管の振動状態を画像上に復原する。この際に、その復
原は元の生データに戻すのではなく、人間の視覚に訴え
易い形式に変換して復原する。
【0020】この人間の視覚に訴え易い形式に変換する
処理は、サンプルデータが高速フーリエ変換された結果
の周波数、振幅、位相の情報であるので、その周波数及
び振幅について人間の視覚で捉えやすいように変換処理
を施す。例えば、高速フーリエ変換の結果の第1ピーク
が周波数で1KHzである場合にはこの周期を1,000
倍に拡大する係数を乗じて、1KHzの振動を1Hzの振動
に変換する。そして、振幅に関しては元の配管の振動の
振幅が例えば0.1mmであるとすれば、これを1,00
0倍に拡大する係数を乗算する。これにより0.1mmの
振幅は画像上の10cmの振幅の振動に変換される。
【0021】そして1個のセンサに関して、第1ピー
ク、第2ピーク、第3ピークについて同様の変換処理を
行う。そして、フーリエ変換の逆変換の操作を施すこと
により、時間軸及び振幅軸を人間の視覚に訴え易い形式
に変換した元の波形を再現する。そしてこれらの振動波
形を第1ピーク、第2ピーク、第3ピークについて合成
する。この様にして復原された振動波形は配管の部分A
における振動波形は、元の波形が1KHzであり、振幅が
0.1mm程度の高速な微細な振動を、周波数1Hzで振幅
10cmの十分に人間の視覚に捉えやすい大きさに変換し
て、画像上に表示する。
【0022】次に、図2を参照して配管の振動の表示例
について説明する。図2は、工場側の配管11のセンサ
12A,12B,12Cの取付られた各点A,B,Cの
部分を含む配管の振動を表示する図である。(A)は、
時刻t0の振動が全くない配管の状態を示し、(B)は
時刻t1の配管の状態を示し、(C)は時刻t2におけ
る配管の状態を示し、(D)は時刻t3の配管の状態を
それぞれ示す。ここで表示される配管の部分XA は、工
場側の振動センサ12Aで取得された振動波形を復原し
たデータに基づいてY方向に振動するように表示され
る。同様に配管の部分XB の振動波形は、図1の工場側
のセンサ12Bにより取得されたデータに基づき、配管
の部分XC は、振動センサ12Cで取得されたデータに
基づいて、それぞれY方向に振動するように表示され
る。
【0023】データ復原手段19bには画像のスムーズ
処理部を備え、画面上の配管の部分XA と部分XB と部
分XC とを結ぶ配管部分をスムーズに滑らかに変化する
ように画像処理する機能を備えている。従って、配管の
A,XB,XC にはそれぞれ、Y方向に振動する画面上
の位置情報が与えられ、これらを結ぶ配管の線分XAB
BCはこの画像処理技術により滑らかに曲線として結ば
れる。
【0024】従って、工場側の実際の配管に取り付けら
れた振動センサ12A,12B,12Cで取得した振動
の生データが変換されて時系列的なサンプルデータとし
て遠隔の地の監視センタ側に伝送され、監視センタ側で
時間軸及び振幅軸を変換して画像表示することで、配管
の振動の状態を、人間の視覚に訴え易い形式で画像表示
することができる。この画像表示は、図2(A)(B)
(C)(D)に示すように、配管がくねくねと振動する
状態を目視可能となる。即ち、実際には目視不可能な微
細な且つ高速の配管の振動を、診断対象の配管が実際に
存在している場所から遙かに離れた遠隔の地で、画像上
で容易に配管の擬似的な振動状態を観察することが可能
となる。
【0025】以上の実施の形態は、配管の振動を遠隔の
地の表示装置に画像表示する例について説明したが、表
示方法としては画像表示に限定するものではなく、例え
ば音声による表示を用いるようにしてもよい。即ち、時
間軸及び振幅軸を変換した振動波形を用いて可聴周波数
の音声を振幅変調することで、振動の状態を音で識別す
ることが可能となる。
【0026】上記実施の形態においては、人間の肉眼で
は確認できない高速且つ微細な配管の振動を遠隔の地で
診断する例について説明したが、この様な技術は種々の
応用が可能であり、例えば以下に示す分野において利用
可能である。
【0027】1)人間の働く工場や事務所の内部におい
て、人間に有害な高周波の騒音、空気汚染状況等を音圧
センサ又はCO2 センサにより捉えて、サンプルデータ
に変換して監視・診断センタに送り、そこで集中的に復
原されたサンプルデータを人間の視覚等に訴え易い形式
に変換して表示することで、職場環境の保全管理を行う
ことができる。この様な場合には、1時間に1回程度、
30秒間に採取した時系列の生データをサンプルデータ
に変換して送信することで、環境の十分な保全管理を行
うことができる。
【0028】2)下水処理用の曝気層の反応状況を診断
して保全する。下水処理用の曝気層に、Ph、COD、
濁り度、懸濁含有量などの水質センサを取り付け、1時
間に1回程度採取した生データをサンプルデータに変換
して公衆回線を利用して監視・診断センタに送り、水質
の状況を診断する。この場合の抽出データとしては、デ
ータ採取時における各種センサの指示値をそのまま送る
ことで監視センタ側ではこれらのデータを蓄積し、時系
列的な変動の様子を表示することができる。例えば1日
分或いは1月分を表示することで、変化の傾向を把握す
ることができる。これにより水質が悪化している傾向に
あるような場合には、投入薬品の種類と量や運転条件等
を現場に指示することで、予防保全ができる。
【0029】3)心臓に不具合をもつ人が例えば自宅で
心電計の生データを10秒間程度取得し、これを高速フ
ーリエ変換によりサンプルデータに変換する。そして公
衆通信回線を利用して病院に伝送し、この情報を受けた
病院側では人間の視覚に訴え易い形式に復原して画像に
表示する。これにより医師は心臓の正常、異常、或いは
異常の内容を簡単に分析することができ、薬の投与が必
要で有ればその量等を患者に伝達することができる。
又、定期的に診断時のサンプルデータを病院側のコンピ
ュータに保存しておくことで、長期的に見た心電図波形
の推移を表示することができ、病状等の傾向の判断が容
易となる。
【0030】4)自動車のエンジンの具合や排気ガスの
状態を遠隔診断する。これは自動車のエンジンに振動セ
ンサ、温度センサ等を取り付け、又排気ガスの温度、C
2ガス、H2Sガスの濃度センサ等を取付け、自動車に
積載したコンピュータによりこれらから時系列的なサン
プルデータを取り出す。そして移動電話を通して監視・
診断センサにサンプルデータを伝送する。エンジンの振
動データは、生データとしては10秒間程度の振動波形
を振動センサから取得して、これを高速フーリエ変換で
サンプルデータを抽出する。送信を受けた監視・診断セ
ンター側では、サンプルデータをコンピュータの記憶装
置に保存する。そしてこのデータを人間の視覚に訴え易
い形式に変換して、画像処理装置に表示する。これによ
り、伝送された直近のサンプルデータからエンジン等の
異常の有無を判断することができる。又、蓄積された過
去の一ヶ月分或いは1年分のデータからエンジン等の状
態の推移を同様に画像表示装置に表示することで、長期
的なエンジンの調子を判断することができる。同様に排
気ガスの状況等についても判断することができ、環境を
汚染する程度に有害ガス成分が発生する以前に、メンテ
ナンス等の処置を指示することで、排気ガス等の有害成
分濃度の上昇を未然に防止することができる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
遠隔の地にある診断すべき各種対象物の診断データを、
時系列的なサンプルデータとして取得することができ、
そしてこの時系列的なサンプルデータを、その大きさ及
び時間軸等を人間の視覚に訴えやすいように変換して、
例えば画像表示することで、人間の目視不可能な各種対
象物の時間的な変化の状態を監視・診断することが可能
になる。
【0032】これにより各種対象物の監視、診断、予防
支援、異常対応支援を、各種対象物から離隔した監視セ
ンタで公衆回線を通じて行うことが可能となる。また、
各種対象物の時間的な変化の状態が人間の視覚に訴えや
すい形式で表示されることから、従来の数字の羅列から
状況を思い浮かべることができる専門技術者でなくて
も、誰にでも容易に異常予知、予防保全等が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の遠隔診断装置の概要を示
す図である。
【図2】(A)(B)(C)(D)は、それぞれモニタ
画像上の配管の振動を示す図である。
【符号の説明】
11 配管 12A,12B,12C 振動センサ 13,19 CPU 13a データ変換装置 14,20 記憶装置 15,18 通信制御装置 17 公衆回線 19b データ復原装置 21 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 弘 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診断すべき各種対象物の診断データを取
    得するセンサと、 該取得した診断データをデジタル信号の形式で時系列的
    な情報のサンプルデータに変換する変換手段と、 該サンプルデータを蓄積して、該蓄積されたサンプルデ
    ータを一括して伝送する伝送手段と、 該伝送手段により伝送された前記時系列のサンプルデー
    タを受信して蓄積する装置と、 該蓄積された前記時系列のサンプルデータを人間の感覚
    に訴え易い形式に復原する手段と、 復原された診断データを表示する表示装置とを備えたこ
    とを特徴とする遠隔診断装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は高速フーリエ変換による
    ものであり、前記サンプルデータは、高速フーリエ変換
    のピーク周波数及びその振幅と位相の情報であることを
    特徴とする請求項1記載の遠隔診断装置。
  3. 【請求項3】 前記復原手段は、サンプルデータの周波
    数及び振幅を人間の感覚に訴え易い周波数及び振幅に変
    換して表示するものであることを特徴とする請求項1記
    載の遠隔診断装置。
  4. 【請求項4】 前記復原手段は、復原したデータを画像
    上の位置の変化として表示するものであることを特徴と
    する請求項1記載の遠隔診断装置。
  5. 【請求項5】 前記画像には複数の前記センサに対応し
    た復原データに基づく位置を表示し、且つ該画像上の各
    センサに対応した位置を滑らかな曲線で連結して表示す
    ることを特徴とする請求項4記載の遠隔診断装置。
JP29331197A 1997-10-09 1997-10-09 遠隔診断装置 Pending JPH11122604A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1132884A3 (en) * 2000-03-10 2002-01-02 Ngk Insulators, Ltd. Display system and method for displaying still and moving picture data

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1132884A3 (en) * 2000-03-10 2002-01-02 Ngk Insulators, Ltd. Display system and method for displaying still and moving picture data

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