JPH01229593A - 診断方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各種プラント、工場、ビルディング等の施
設の異常状態を検出して警報を発生する診断方式に関す
るものである。

〔従来の技術〕

第２図は例えば発電プラントに適用された従来の診断方
式を示すブロック図であ）、図において、１は発電プラ
ントのポンプ、２はそのポンプ１に接続された配管、３
は前記ポンプ１に取り付けられたセンサ、４はこのセン
サ３に接続された診断装置である。

次に動作について説明する。センサ３はポンプ１が回転
によって発生させている音響をピックアップして診断装
置１１４へ送る。診断装置４は送られてきた音響信号の
音量や波形を解析してポンプ１の正常／異常の判定を行
う。即ち、それが正常時のポンプ１の発生する音響信号
から、あらかじめ定められた許容範囲を逸脱した場合、
ポンプ１が異常状態になったものと判定して警報を発生
し、発電プラントの運転員にプラント設備の異常を告知
する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の診断方式は以上のように構成されているので、セ
ンサ３が取り付けられているポンプ１の異常診断を行う
ことは可能であるが、配管２等、センサ３が取シ付けら
れていない他の機材の異常診断を行うことはできず、プ
ラント全体における異常の診断は不可能であり、また、
プラント全体の異常診断のためにプラント内の各機材に
センサ３を取り付けることは経済的な負担が大幅に増大
して現実的でないなどの問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、経済的な負担を増大させることなく、プラン
ト全体の異常診断が可能な診断方式を得ることを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る診断方式は、各槙プラント、工場、ビル
ディング等の施設の各所に既に設備されているページン
グ装置の各マイクロフォンをセンサの代わシに利用して
、当該マイクロフォン周辺の音響をピックアップするも
のである。

〔作用〕 この発明における診断方式は、施設内の各所に既に設備
されているページング装置の各マイクロフォンを用いて
ピックアップした当該マイクロフォン周辺の音響と、あ
らかじめ登録されている正常状態の音響信号との比較、
照合に基づいて異常状態を検出して警報を発生させるこ
とによシ、新規にセンサを設置することなく、プラント
全体の異常診断が可能な診断方式を実現する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、５は発電プラントの各所に配置されている
ページング装置のマイクロフォン、６はこれら各マイク
ロフォン５に接続されて、マイクロフォン５からの音響
信号をディジタルデータに変換する音声データ変換器、
７はこの音声データ変換器６に接続され、当該診断方式
全体の制御を掌握する中央処理装置（以下ＣＰＵという
）、８はこのＣＰＵ７に接続され、あらかじめ登録され
ている正常状態の音響信号に基づくディジタルデータを
格納するとともに、前記音声データ変換器６からのディ
ジタルデータを一時蓄積するディスク装置、９は前記Ｃ
ＰＵ７に接続されて、ＣＰＵ　７からの警報をディジタ
ルデータから音響信号に変換する音声データ変換器、１
０はこの音声データ変換器９に接続されて、音声データ
変換器９からの音響信号による警報を警報音として送出
するスピーカ、１１は前記ＣＰＵ７に接続されて、ＣＰ
Ｕ　７からの警報を可視表示するデイスプレィである。

次に動作について説明する。発電プラントの各所に配置
されたページング装置のマイクロフォン５は、それぞれ
そのマイクロフォン５周辺の音響をピックアップして音
声データ変換器６へ送る。

音声データ変換器６は各マイクロフォン５よシ入力され
た音響信号をディジタルデータに変換してＣＰＵ７へ送
る。ＣＰＵ　７は送られてきた音響信号に基づくディジ
タルデータを一旦ディスク装置８に蓄積し、以下、それ
らをディスク装置８にあらかじめ登録されている正常状
態の音響信号に基づくディジタルデータと逐次比較、照
合してそれらの正常／異常の判定を行う。ＣＰＵ　７は
その結果、異常状態を検出すると、警報を発生させて、
音声データ変換器９及びデイスプレィ１１へ送る。音声
データ変換器９に入力された警報はディジタルデータか
ら音響信号に変換されてスピーカ１０へ送られ、警報音
として出力され、また、デイスプレィ１１に入力された
警報はそこに可視表示される。

これによって発電プラントの運転者には、音響及び可視
表示による警報が告知される。ここでそれが正常であれ
ば、その音響信号によるディジタルデータは、正常状態
の音響信号に基づくディジタルデータとして、ディスク
装置８内に追加登録される。

なお、上記実施例では発電プラントに実施した場合につ
いて説明したが、室内据え付はスピーカが配備されてい
る工場、ビルディング等の施設において、そのスピーカ
を音響のピックアップ手段として用い、夜間管理システ
ムに適用することも可能である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、従来の診断方式にお
けるセンナの役割を、施設内の各所に既に配置されてい
るページング装置のマイクロフォンで代替するように構
成したので、施設全体に新規にセンサを設置する必要が
なくなり、施設全体の異常診断が可能な診断方式を経済
的に実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による診断方式を示すブロ
ック図、第２図は従来の診断方式を示すブロック図であ
る。 ５はマイクロフォン、７はＣＰＵ、　　８はディスク装
置、１０はスピーカ、１１はデイスプレィ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ページング装置を備えた各種プラント、工場、ビルディ
   ング等の施設の異常状態を検出して警報を発生する診断
   方式において、前記施設の各所に配置されている前記ペ
   ージング装置の各マイクロフォンによって、当該マイク
   ロフォン周辺の音響をピックアップし、得られた音響信
   号をあらかじめ登録されている正常状態の音響信号と比
   較、照合することにより前記施設各所の正常／異常の判
   定を行い、異常状態を検出すると警報を発生させること
   を特徴とする診断方式。