JPH1048037A - 監視システム - Google Patents
監視システムInfo
- Publication number
- JPH1048037A JPH1048037A JP20869496A JP20869496A JPH1048037A JP H1048037 A JPH1048037 A JP H1048037A JP 20869496 A JP20869496 A JP 20869496A JP 20869496 A JP20869496 A JP 20869496A JP H1048037 A JPH1048037 A JP H1048037A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- equipment
- machine room
- monitoring
- analysis
- sound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 人が機械室または機器の発生音から機器の異
常をチェックするのでは、人が機械室に出向く必要があ
るし、連続監視ができない。また、個人差により確実な
監視が難しい。 【解決手段】 機械室11〜1n又は機器の発生音を集音
マイク21〜2xで集音し、これを音収集装置3に伝送
し、時系列メモリ41に時系列データとして収集し、機
器の正常時の時系列データをFFT42により周波数分
析してメモリ43に基準値として蓄積しておき、その後
のFFTの分析結果を判定処理部44がメモリ43の基準
値と比較して機器の正常/異常の判定を行い、判定結果
を出力装置5に出力する。
常をチェックするのでは、人が機械室に出向く必要があ
るし、連続監視ができない。また、個人差により確実な
監視が難しい。 【解決手段】 機械室11〜1n又は機器の発生音を集音
マイク21〜2xで集音し、これを音収集装置3に伝送
し、時系列メモリ41に時系列データとして収集し、機
器の正常時の時系列データをFFT42により周波数分
析してメモリ43に基準値として蓄積しておき、その後
のFFTの分析結果を判定処理部44がメモリ43の基準
値と比較して機器の正常/異常の判定を行い、判定結果
を出力装置5に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械室の機器を監
視する監視システムに係り、特に機器の発生音からその
運転状態の正常/異常を監視するシステムに関する。
視する監視システムに係り、特に機器の発生音からその
運転状態の正常/異常を監視するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビルや工場には、自家発電機や
電動機駆動の各種機器(ポンプ、エレベータ、コンプレ
ッサなど)が設置され、電力や冷暖房設備に必要なエネ
ルギーや動力を供給している。
電動機駆動の各種機器(ポンプ、エレベータ、コンプレ
ッサなど)が設置され、電力や冷暖房設備に必要なエネ
ルギーや動力を供給している。
【0003】これら各種機器は、建屋の地下や屋上に設
ける機械室に設置され、機器管理者による運転管理がな
され、保守員による保守・点検がなされる。
ける機械室に設置され、機器管理者による運転管理がな
され、保守員による保守・点検がなされる。
【0004】機械室の機器の管理や保守・点検の1つの
方法として、機器又は機械室で発生する運転音が通常時
と異なることで機器の異常を判定する方法がある。この
異常音によるチェックは、熟練した管理者では機器の異
常を計測器が感知する前の段階で判定できることが多
く、機器の監視や管理手法として多用されている。
方法として、機器又は機械室で発生する運転音が通常時
と異なることで機器の異常を判定する方法がある。この
異常音によるチェックは、熟練した管理者では機器の異
常を計測器が感知する前の段階で判定できることが多
く、機器の監視や管理手法として多用されている。
【0005】機器の異常音のチェックには、管理者等が
機械室に出向いて異常音の有無をチェックするか、機械
室に設ける集音マイクが拾った運転音を管理室で聞き取
っている。
機械室に出向いて異常音の有無をチェックするか、機械
室に設ける集音マイクが拾った運転音を管理室で聞き取
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の機械室に出向い
て機器の異常音をチェックする方法は、機械室に人が出
向く必要があるため、手間がかかるし、連続的な監視が
できない。この点、集音マイクによる方法は、管理室で
連続的な監視を容易にする。
て機器の異常音をチェックする方法は、機械室に人が出
向く必要があるため、手間がかかるし、連続的な監視が
できない。この点、集音マイクによる方法は、管理室で
連続的な監視を容易にする。
【0007】しかしながら、いずれの方法も異常音を人
の聴覚で判定するものであり、熟練者であっても個人差
が大きく、異常音を定量的に判定できず、異常音を確実
に捕らえるのは難しい。
の聴覚で判定するものであり、熟練者であっても個人差
が大きく、異常音を定量的に判定できず、異常音を確実
に捕らえるのは難しい。
【0008】本発明の目的は、機械室又は機器の発生音
から異常の有無を確実にチェックできる監視システムを
提供することにある。
から異常の有無を確実にチェックできる監視システムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、機械室又は機
器の発生音からその運転状態の正常/異常を監視室側で
監視する監視システムであって、機械室に設けられて機
械室又は機器の発生音を集音する集音マイクと、前記集
音マイクが拾った音を監視室側で時系列信号として収集
する音収集装置と、前記機器の正常時に前記時系列信号
をFFT処理で周波数分析し、この分析結果をメモリに
蓄積しておき、この分析結果と前記時系列信号のFFT
処理結果とを比較して機器の正常/異常を判定するメモ
リ機能付分析装置と、前記分析装置の分析結果を出力す
る出力装置とを備えたことを特徴とする。
器の発生音からその運転状態の正常/異常を監視室側で
監視する監視システムであって、機械室に設けられて機
械室又は機器の発生音を集音する集音マイクと、前記集
音マイクが拾った音を監視室側で時系列信号として収集
する音収集装置と、前記機器の正常時に前記時系列信号
をFFT処理で周波数分析し、この分析結果をメモリに
蓄積しておき、この分析結果と前記時系列信号のFFT
処理結果とを比較して機器の正常/異常を判定するメモ
リ機能付分析装置と、前記分析装置の分析結果を出力す
る出力装置とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
監視システムの構成図である。ポンプ室や自家発電機室
などの各機械室11〜1nには各機器の発生音又は機械室
全体の発生音を集音するための集音マイク21〜2xが設
けられる。
監視システムの構成図である。ポンプ室や自家発電機室
などの各機械室11〜1nには各機器の発生音又は機械室
全体の発生音を集音するための集音マイク21〜2xが設
けられる。
【0011】各集音マイク21〜2xが拾った音は、その
電気信号を適当に増幅して監視室側の音収集装置3に伝
送される。音収集装置3は、各集音マイク21〜2xから
伝送されてくる音信号をディジタル信号に変換し、時分
割で時系列信号として収集する。
電気信号を適当に増幅して監視室側の音収集装置3に伝
送される。音収集装置3は、各集音マイク21〜2xから
伝送されてくる音信号をディジタル信号に変換し、時分
割で時系列信号として収集する。
【0012】メモリ機能付分析装置4は、音収集装置3
が収集した音データをFFT(高速フーリエ変換)処理
により周波数分析を行い、この分析値を正常運転時の分
析値(基準値)と比較することで機械室又は機器の正常
/異常の判定を行う。
が収集した音データをFFT(高速フーリエ変換)処理
により周波数分析を行い、この分析値を正常運転時の分
析値(基準値)と比較することで機械室又は機器の正常
/異常の判定を行う。
【0013】このため、メモリ機能付分析装置4は、機
器の正常状態で音収集装置3が収集した時系列データを
機械室別及びマイク別にメモリ41に収集し、このデー
タをFFT42により周波数分析し、この分析結果を正
常分析値メモリ43に蓄積しておく。
器の正常状態で音収集装置3が収集した時系列データを
機械室別及びマイク別にメモリ41に収集し、このデー
タをFFT42により周波数分析し、この分析結果を正
常分析値メモリ43に蓄積しておく。
【0014】この後、判定処理部44では、FFT42の
分析結果を周期的に取り込み、このデータとメモリ43
に蓄積する正常時のデータとを比較し、比較結果にある
レベル以上の差があるか否かにより機器の正常/以上の
判定を行う。この判定結果は、プリンタやディスプレ
イ、警報器などの判定結果出力装置5に出力する。
分析結果を周期的に取り込み、このデータとメモリ43
に蓄積する正常時のデータとを比較し、比較結果にある
レベル以上の差があるか否かにより機器の正常/以上の
判定を行う。この判定結果は、プリンタやディスプレ
イ、警報器などの判定結果出力装置5に出力する。
【0015】したがって、本実施形態では、集音マイク
21〜2xが集音した信号を時系列データに分解し、FF
T処理により周波数分析し、正常時の分析結果との比較
で機器又は機械室の正常/異常の判定を連続的に行う。
21〜2xが集音した信号を時系列データに分解し、FF
T処理により周波数分析し、正常時の分析結果との比較
で機器又は機械室の正常/異常の判定を連続的に行う。
【0016】このため、機械室11〜1nに出向くことな
く、監視室で常時監視できる。しかも、機器又は機械室
の正常時の分析データと比較するため、人による監視に
比べて、個人差を無くし、定量的で確実な監視ができ
る。
く、監視室で常時監視できる。しかも、機器又は機械室
の正常時の分析データと比較するため、人による監視に
比べて、個人差を無くし、定量的で確実な監視ができ
る。
【0017】なお、実施形態において、時系列データの
分析に、特定の周波数成分のみに着目し、これを長期ス
パンの時系列データとして保持し、この周波数成分の変
化によって正常/異常の判定を行うこともできる。
分析に、特定の周波数成分のみに着目し、これを長期ス
パンの時系列データとして保持し、この周波数成分の変
化によって正常/異常の判定を行うこともできる。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、機械室
又は機器から集音した正常時の時系列データを周波数分
析して蓄積しておき、これを基準値としてその後に集音
した時系列データの周波数分析結果と比較することによ
り機器の正常/異常の判定を行うようにしたため、以下
の効果がある。
又は機器から集音した正常時の時系列データを周波数分
析して蓄積しておき、これを基準値としてその後に集音
した時系列データの周波数分析結果と比較することによ
り機器の正常/異常の判定を行うようにしたため、以下
の効果がある。
【0019】(1)運転管理者などが機械室に出向く必
要がない。
要がない。
【0020】(2)監視室で連続的に監視できる。
【0021】(3)人による監視に比べて、個人差を無
くし、定量的で確実な監視ができる。
くし、定量的で確実な監視ができる。
【図1】本発明の実施形態を示す監視システムの構成
図。
図。
11、1n…機械室 21、2x…集音マイク 3…音収集装置 4…メモリ機能付分析装置 41…時系列メモリ 42…FFT 43…正常分析値メモリ 44…判定処理部 5…判定結果出力装置
Claims (1)
- 【請求項1】 機械室又は機器の発生音からその運転状
態の正常/異常を監視室側で監視する監視システムであ
って、 機械室に設けられて機械室又は機器の発生音を集音する
集音マイクと、 前記集音マイクが拾った音を監視室側で時系列信号とし
て収集する音収集装置と、 前記機器の正常時に前記時系列信号をFFT処理で周波
数分析し、この分析結果をメモリに蓄積しておき、この
分析結果と前記時系列信号のFFT処理結果とを比較し
て機器の正常/異常を判定するメモリ機能付分析装置
と、 前記分析装置の分析結果を出力する出力装置とを備えた
ことを特徴とする監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20869496A JPH1048037A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20869496A JPH1048037A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1048037A true JPH1048037A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16560534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20869496A Pending JPH1048037A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1048037A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008537779A (ja) * | 2005-03-31 | 2008-09-25 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 電子機器、電気機械機器および機械機器用の音響信号試験 |
JP2012251851A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Mitsubishi Electric Corp | 異常音診断装置 |
JP2019048488A (ja) * | 2017-09-07 | 2019-03-28 | 学校法人早稲田大学 | 管内移動システム及び移動体のスタック検出用プログラム |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP20869496A patent/JPH1048037A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008537779A (ja) * | 2005-03-31 | 2008-09-25 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 電子機器、電気機械機器および機械機器用の音響信号試験 |
JP2012251851A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Mitsubishi Electric Corp | 異常音診断装置 |
JP2019048488A (ja) * | 2017-09-07 | 2019-03-28 | 学校法人早稲田大学 | 管内移動システム及び移動体のスタック検出用プログラム |
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