JPH11122536A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH11122536A
JPH11122536A JP9281601A JP28160197A JPH11122536A JP H11122536 A JPH11122536 A JP H11122536A JP 9281601 A JP9281601 A JP 9281601A JP 28160197 A JP28160197 A JP 28160197A JP H11122536 A JPH11122536 A JP H11122536A
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JP
Japan
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solid
imaging device
state imaging
optical
ccd
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Application number
JP9281601A
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English (en)
Inventor
Yuji Misaki
裕司 三▲崎▼
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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  • Cameras In General (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化およびコスト増大を招かずに、周囲の
状況に応じた最適な画像を得る。 【解決手段】 光学レンズ1と、白黒用とカラー用、あ
るいは素子サイズの異なる第1,第2CCD2,3と、
各CCD2,3の出力信号の処理を行うとともにCCD
2,3を駆動する制御部4とを備え、各CCD2,3に
対する制御部4が1個の制御回路を共用する。光学レン
ズ1からの光信号Lを分割して、各CCD2,3に受光
させ、制御部4で信号処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビドアホン用
カメラ、車載用後方監視カメラ、一般の監視カメラとい
った、昼夜等の大きく明るさが異なる屋外で使用した
り、異なる画角を必要とする撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昼夜に大きく明るさが異なる屋外等の場
所で使用するテレビドアホン用カメラ、車載用後方監視
カメラ、一般の監視カメラといった、CCD、MOS等
の固体撮像素子を用いた撮像装置では、夜間の照明のた
めに赤外線LEDを内蔵したり、補助照明器を使用して
いる。
【0003】ところで、撮像装置には色の補正や縞模様
のモアレを防止するための光学的ローパスフィルターが
設けられており、赤外線がカットされている。しかし、
夜間では赤外線LEDや補助照明器の照明のうち赤外線
成分を利用するため、この光学的ローパスフィルターを
外したり、あるいは光学的ローパスフィルターの赤外線
カットフィルター部を外したりしていた。
【0004】そして、広い画角を得るために、光学レン
ズを多焦点のズームレンズにしたり、2焦点にする場合
があった。また、特開平8−130730号公報には、
複数組の光学レンズと固体撮像素子を1つの筐体内部に
有するテレビドアホン装置が開示されており、これによ
って撮像範囲を広くしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の撮像装置におい
て、光学的ローパスフィルターを外したり、あるいは光
学的ローパスフィルターの赤外線カットフィルター部を
外したりすると、夜間での使用には耐えるが、明るい昼
間時の撮像性能、特に色に対する性能が悪化することに
なり、昼夜を問わず最適な画像を得られないといった問
題がある。
【0006】また、光学レンズを多焦点のズームレンズ
や2焦点にしたり、あるいは複数組の光学レンズ等を有
すると、必然的に寸法の増大およびコストの増大を招い
ていた。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
大型化およびコスト増大を招かずに、昼夜共にそれぞれ
最適な画像を得ることができる撮像装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、光信号を集光する光学レンズと、前記光信号を電
気信号に変換する固体撮像素子と、該固体撮像素子の出
力信号の処理を行うとともに固体撮像素子を駆動する制
御部とを備えた撮像装置において、1個の光学レンズか
ら光信号を受光できるように、白黒用とカラー用、ある
いは素子サイズが異なるといった種類の異なる複数の固
体撮像素子を配置して、周囲の状況に応じて各固体撮像
素子を使い分けるようにしたものである。
【0009】例えば、白黒用とカラー用の固体撮像素子
を配置することによって、光量の充分ある昼間等の明る
いときはカラー用の固体撮像素子を使用し、夜間等の光
量が不足する暗いときは、カラー用の固体撮像素子を使
用しても色の再現が難しいので白黒用の固体撮像素子を
使用して、昼夜とも最適な画像を得ることができる。
【0010】また、昼間等の明るいときに素子サイズの
大きい固体撮像素子を使用すると、画角が大きくなるの
で、広い撮像範囲の画像が得られる。一方、夜間等の暗
いときは、例え照明を行っても照射範囲が限られてしま
うので、昼間時のように大きい画角は必要なく、素子サ
イズの小さい固体撮像素子を使用すれば、必要かつ十分
な画像が得られる。
【0011】そして、複数の固体撮像素子の制御部は1
個の制御回路を共用させる。これによって、1個の制御
回路が各固体撮像素子を駆動するとともにその出力信号
を信号処理するので、多くの制御回路を設ける必要がな
くなり、回路等の構成が簡単になる。
【0012】また、各固体撮像素子が光学レンズからの
光信号を受光できるように、光学レンズと各固体撮像素
子との間に分割体が設けられている。これにより、光信
号は分割体によって反射あるいは透過することにより分
割され、各固体撮像素子に向かって進み、複数の固体撮
像素子は光信号を受光することが可能となる。
【0013】さらに、分割体と固体撮像素子との間に光
学的フィルターを設けておくと、それぞれの固体撮像素
子に対して最適な光信号を供給することができ、高解像
度、高画質の画像を得ることができる。特に、カラー用
の固体撮像素子に対して光学的ローパスフィルターを用
いると、白黒用の固体撮像素子に悪影響を与えずにモア
レを除去でき、鮮明な画像が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明にかかる撮像装置の実施形
態を図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態の
撮像装置の概略構成図である。この撮像装置では、光信
号Lを集光する光学レンズ1と、光信号Lを電気信号に
変換する固体撮像素子である第1,第2CCD2,3
と、各CCD2,3の出力信号の処理を行うとともにC
CD2,3を駆動する制御部4とを備えている。すなわ
ち、1個の光学レンズ1に対して種類の異なる2個のC
CD2,3を使用し、光学レンズ1からの光信号Lを分
割して、各CCD2,3に受光させている。
【0015】ここで、第1CCD2として白黒用CC
D、第2CCD3としてカラー用CCDの2種類を使用
することにより、白黒画像とカラー画像を取り出すこと
ができるようになる。また、第1CCD2を1/4イン
チ型CCD、第2CCD3を1/3インチ型CCDと素
子サイズがそれぞれ異なったCCDを使用することによ
り、前者では狭く、後者では広い画角の画像を取り出す
ことができる。あるいは、第1CCD2を1/4インチ
型白黒用CCD、第2CCD3を1/3インチ型カラー
用CCDとすれば、狭い画角の白黒画像と広い画角のカ
ラー画像を取り出すことができるようになる。このよう
に、素子サイズ、白黒、カラーの組み合わせには制限は
なく、自由に組み合わせることが可能である。
【0016】そして、昼間と夜間、あるいは明暗の差が
生じたとき等の周囲の状況に応じて各CCD2,3を使
い分ける。すなわち、光量の充分ある昼間はカラー用C
CDを使用し、また光量が不足し、カラー用CCDを使
用しても色の再現が難しい夜間などは白黒用CCDを使
用することによって、昼夜とも最適な画像を得ることが
できる。また、昼間でも逆光等のようにコントラストが
はっきりしないとき、カラー用CCDから白黒用CCD
に切り替えて使用すれば、明暗の差に関係なく最適な画
像を得ることができる。
【0017】また、夜間等の暗いとき、赤外線LEDや
補助照明器の照射範囲は限られているので、広い撮像範
囲にする必要はなく、狭い画角を有する素子サイズの小
さいCCDを使用し、昼間等の明るいとき、広い撮像範
囲のほうがよいので、広い画角を有する素子サイズの大
きいCCDを使用すれば、光学系にズーム機構などを持
たせることなく、昼夜あるいは明暗に応じて容易に撮像
範囲を変えることができる。
【0018】そして、各CCD2,3の制御部4は、図
2に示すように、撮像素子駆動部5、撮像素子選択部
6、信号処理部7、第1CCD2用の第1特性補償部
8、第2CCD3用の第2特性補償部9を有する1個の
信号処理用の制御回路から構成されており、共用されて
いる。これによって、回路構成が簡単になり、コストの
低減および省スペース化が図れる。
【0019】撮像素子駆動部5は、CCDドライブ回路
10、バイアス印加回路11a,11bから構成されて
いる。
【0020】信号処理部7は、信号タイミング発生器1
2、サンプリング回路13、増幅器14、自動利得制御
回路15、映像信号処理回路16から構成されている。
【0021】第1特性補償部8は、第1のバイアス電圧
発生部に相当するポテンショメータ17a、第2のバイ
アス電圧発生部に相当するポテンショメータ17b、バ
イアス電圧切り替え部17cから構成されている。
【0022】第2特性補償部9は、第1の特性調整電圧
発生部であるポテンショメータ18a、第2の特性調整
電圧発生部であるポテンショメータ18b、特性調整電
圧切り替え部18c、特性調整回路18dから構成され
ている。
【0023】撮像素子選択操作部19は、第1CCD2
からの出力信号または第2CCD3からの出力信号を他
方の信号に切り替えるものであり、切り替え操作は操作
者が行う。なお、明るさを検知する光センサを設け、明
暗の程度に応じて自動的に切り替え操作を行ってもよ
い。切り替え操作がなされると、撮像素子選択操作部1
9は、切り替え信号を撮像素子選択部6とバイアス電圧
切り替え部17cと特性調整電圧切り替え部18cとに
出力する。
【0024】第1CCD2からの出力信号は撮像素子選
択部6の一方の入力部20aに、第2CCD3からの出
力信号は他方の入力部20bにそれぞれ入力される。
【0025】信号タイミング発生器12は、所定の時間
間隔でパルス信号をCCDドライブ回路10とサンプリ
ング回路13とに出力する。
【0026】CCDドライブ回路10は、信号タイミン
グ発生器12の発生する所定時間間隔の信号に基づいて
CCD駆動信号を第1CCD2および第2CCD3に出
力し、各CCD2,3を駆動するものである。
【0027】ポテンショメータ17aは、第1CCD2
の駆動信号に重畳するための第1のバイアス電圧V1を
発生させるものであり、ポテンショメータ17bは、第
2CCD3の駆動信号に重畳するための第2のバイアス
電圧V2を発生させるものである。CCD駆動信号に第
1のバイアス電圧V1あるいは第2のバイアス電圧V2
を重畳するのは、CCD2,3の製造ばらつきなどの個
体間における受光感度の差異を補償して、個体の違いに
よる影響を受けずに最適な出力を得るためである。な
お、ポテンショメータ17aは、組立調整行程にて第1
CCD2の特性に最適なバイアス電圧を出力するように
調整され、ポテンショメータ17bは、組立調整行程に
て第2CCD3の特性に最適なバイアス電圧を出力する
ように調整される。
【0028】バイアス電圧切り替え部17cは、撮像素
子選択操作部19から発せられる切り替え信号に基づい
て、ポテンショメータ17aが発生する第1のバイアス
電圧V1とポテンショメータ17bが発生する第2のバ
イアス電圧V2とを切り替え、第1のバイアス電圧V1
と第2のバイアス電圧V2とのいずれかのバイアス電圧
をバイアス印加回路11a,11bに出力する。
【0029】バイアス印加回路11aは、第1CCD2
へのCCD駆動信号にバイアス電圧切り替え部17cが
選択して出力するバイアス電圧を重畳する。同様に、バ
イアス印加回路11bは、第2CCD3へのCCD駆動
信号にバイアス電圧切り替え部17cが選択して出力す
るバイアス電圧を重畳する。
【0030】撮像素子選択部6は、切り替え信号に基づ
いて第1CCD2の出力信号と第2CCD3の出力信号
との一方を選択し、この選択に基づく出力信号を信号処
理部7のサンプリング回路13に入力するものである。
【0031】第1CCD2あるいは第2CCD3の出力
する出力信号が減衰波形であるので、サンプリング回路
13は、この出力信号を信号処理に適するように波形整
形する。具体的には、サンプリング回路13は、出力信
号を信号タイミング発生器12の出力する所定時間間隔
の信号に基づきサンプリングし、サンプリング値を次の
サンプリングまで保持することにより波形整形を行い、
サンプリング回路出力信号として増幅器14に出力す
る。
【0032】映像をモニターテレビ等に表示したときの
コントラストを一定に保つには映像信号処理回路16に
入力される増幅出力信号が常に所定振幅となることが必
要なため、増幅器14は、サンプリング回路出力信号を
所定振幅に増幅して、増幅出力信号を映像信号処理回路
16に出力する。
【0033】ポテンショメータ18aは、第1の特性調
整電圧V3を発生させるものであり、ポテンショメータ
18bは、第2の特性調整電圧V4を発生させるもので
ある。
【0034】特性調整電圧切り替え部18cは、切り替
え信号に基づいて、ポテンショメータ18aが発生する
第1の特性調整電圧V3とポテンショメータ18bが発
生する第2の特性調整電圧V4とのいずれか一方を選択
し、特性調整回路18dに出力する。
【0035】特性調整回路18dは、増幅出力信号の所
定振幅を各CCD2,3毎に調整するために、特性調整
電圧切り替え部18cから入力された特性調整電圧に基
づいて利得のオフセット値を決定し、利得のオフセット
値を自動利得制御回路15に出力する。利得のオフセッ
ト値とは、低感度のCCD2,3の出力信号を増幅する
とノイズの影響が大きいため、映像信号処理回路16が
本来必要とする増幅出力信号の所定振幅をノイズの影響
を受けない程度の増幅出力信号の所定振幅に変換する比
率である。
【0036】自動利得制御回路15は、増幅器14が所
定振幅の増幅出力信号を出力するように、特性調整回路
18dが出力する利得のオフセット値に基づき増幅器1
4で用いる利得を調整し、増幅器14に出力する。
【0037】映像信号処理回路16は、増幅器14から
入力される増幅出力信号について、映像を表示するモニ
ターテレビの入力電圧と輝度との関係を補正するγ補
正、増幅出力信号の不要周波数帯域の制限、輪郭補正等
を行い、映像信号をモニターテレビ等に出力する。
【0038】なお、各CCD2,3の制御部4は1個の
回路で構成されているが、図3に示すように、各CCD
2,3に対して制御部4を別個に設けてもよい。この制
御部4では、撮像素子駆動部、信号処理部、特性補償部
から構成される。この場合、各CCD2,3が光信号L
を受光して、各CCD2,3からの映像信号をそれぞれ
独立して出力することによって、白黒画像とカラー画像
のように複数の画像が同時に得られる。
【0039】次に、光学レンズ1からの光信号Lを分割
して、各CCD2,3に受光させるための手段として、
光学レンズ1と各CCD2,3との間に、光信号Lを分
割する分割体が設けられる。
【0040】分割体として、図4に示すように、ハーフ
プリズム30を使用する。あるいは図5に示すように、
ハーフミラー31を使用する。これによって、光信号L
の一部は反射されて第1CCD2に向かい、残りは透過
して第2CCD3に向かう。したがって、第1CCD2
と第2CCD3は、90度の間隔をおいて配置すればよ
い。また、これらの代わりに可動式ミラー32を使用す
ることも可能であり、図6に示すように、第1CCD2
と第2CCD3はミラー32を挟んで相対するように配
置され、第1CCD2に向けて光信号Lを反射させた
後、ミラー32を移動させて今度は第2CCD3に向け
て光信号Lを反射させればよい。
【0041】ここで、ハーフプリズム30やハーフミラ
ー31のコーティング材質等を変更することによって、
光信号Lを波長毎に分割することができ、任意のCCD
2,3に選択的に最適な光信号Lを供給することができ
る。例えば白黒用CCD側に赤外光を、カラー用CCD
側に可視光を分割して、供給することが可能となる。
【0042】すなわち、コーティングの種類として、ア
ルミニウムコーティング、金コーティング、クロム膜コ
ーティング、これらを組み合わせた誘導体多層膜コーテ
ィングがある。アルミニウムコーティング、クロム膜コ
ーティングでは、全波長帯域に対して高い反射率とな
る。金コーティングでは、赤外領域で高い反射率とな
る。このことを利用して、例えば金コーティングを用い
たハーフプリズムを用いれば、白黒用CCD側に赤外光
を反射し、カラー用CCD側に赤外光以外の可視光を透
過させることができる。
【0043】さらに、図7に示すように、ハーフプリズ
ム30と第2CCD3との間に光学的フィルター33を
配設する。あるいは、図8に示すように、ハーフミラー
31と第2CCD3との間に光学的フィルター33を配
設する。このように、フィルター33を設けることによ
り、それぞれのCCD2,3に応じた最適な光信号Lを
与えることができ、昼夜、明暗を問わず最適な画像をよ
り確実に得ることができる。
【0044】光学的フィルター33としては、図9に示
すような赤外カットフィルター34を水晶複屈折板35
で挟んだ構造の市販の光学的ローパスフィルターを用い
る。図中、36は反射防止膜である。これによって、カ
ラー用CCDである第2CCD3に対して、疑似色信号
をシャープにカットして、モアレを除去することがで
き、白黒用CCDに悪影響を与えずに良好なカラー画像
が得られる。
【0045】なお、可動式ミラー32と第2CCD3と
の間に光学的ローパスフィルターを配設してもよい。ま
た、第1CCD2と上記の分割体との間に、赤外光のみ
を透過する特性の光学的フィルター33を配設してもよ
く、さらにまた第1,第2CCD2,3の両方に対して
配設してもよい。
【0046】次に、図10に本発明の撮像装置の適用例
としてのCCDカメラを示す。これは、第1CCD2に
1/4インチ型白黒用CCD、第2CCD3に1/3イ
ンチ型カラー用CCDを使用し、光学的ローパスフィル
ター37を一体化したハーフプリズム30を用いてい
る。ここで、光学的ローパスフィルター37をハーフプ
リズム30に一体化することにより、光学的ローパスフ
ィルター37の設置スペースを節約することができ、光
学レンズ−CCD間の距離を短くでき、小型化を図れ
る。
【0047】そして、1個の光学レンズ1によって集光
された被写体からの光信号Lは、光学的ローパスフィル
ター37と一体化したハーフプリズム30によって第1
CCD2用および第2CCD3用の光信号Lに分割さ
れ、各CCD2,3がそれを受光する。各CCD2,3
からの出力信号を制御部4で信号処理することにより、
夜間等の暗いときは赤外線LEDや補助照明器の照射範
囲である、狭い画角の白黒画像を出力し、昼間等の明る
いときは、広い画角のカラー画像を出力し、周囲の状況
に応じた最適な画像を提供することができる。
【0048】さらに、この撮像装置を適用したテレビド
アホンを図11に示す。撮像装置は子器40側に使用さ
れ、撮像装置からの出力信号が親器41に出力され、そ
のモニターテレビ42に撮影された画像が映し出され
る。43はハーフプリズム等の分割体、44は赤外線L
EDや補助照明器等の光源、45は撮像素子選択操作部
であり、これを操作することによって、各CCD2,3
からの画像を切り替えることができる。他の構成は、上
記の実施形態と同じである。
【0049】これによって、昼夜等を問わず最適な画像
が得られ、テレビドアホンとしての機能を十分に発揮さ
せることができる。しかも、光学レンズ1は1個でよ
く、制御部4は1個の制御回路を共用させているので、
光学レンズ1の配置スペースを低減でき、制御部4の基
板面積も低減でき、機器の小型化を図れると同時にコス
トも削減できる。
【0050】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、上記実施形態では、固定されたCCDに対して分割
体を設けることにより、光信号を各CCDが受光できる
ようにしていたが、光ファイバーを用いて、光学レンズ
からの光信号を分岐して、各CCDに導いてもよい。
【0051】あるいは、CCDを移動させるようにして
もよい。すなわち、図12に示すように、各CCD2,
3を移動可能に設けて、モータ等の駆動部46によって
各CCD2,3を光学レンズ1の光軸上に移動させるよ
うにしてもよい。このようにすれば、分割体を設ける必
要がなくなる。この場合、光学的フィルターはCCDの
前面に装着すればよい。
【0052】また、CCDの代わりにMOS型の固体撮
像素子を用いてもよい。さらに、1個の光学レンズに対
して3種類以上のCCDを使用してもよく、あるいはC
CDとMOS型の固体撮像素子を組み合わせてもよい。
また、光学レンズを2個以上用いて、これらに複数の固
体撮像素子を組み合わせて使用することもできる。そし
て、撮像装置はテレビドアホンだけでなく、車載用後方
監視カメラ、一般の監視カメラに適用することも可能で
ある。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、1個の光学レンズから光信号を受光できるよう
に、白黒用とカラー用、あるいは素子サイズが異なると
いった種類の異なる複数の固体撮像素子を配置して、周
囲の状況に応じて各固体撮像素子を使い分けるようにす
ることにより、昼夜や明暗にかかわらず周囲の状況に応
じた最適な画像を得ることができる。
【0054】そのために、各固体撮像素子が光学レンズ
からの光信号を受光できるように光信号を分割する分割
体を設けたり、光学的フィルターを設けることにより、
各固体撮像素子に応じた最適な光信号を選択的に供給す
ることが可能となり、高解像度、高画質の画像が得られ
る。
【0055】そして、複数の固体撮像素子の制御部は1
個の制御回路を共用させることによって、1個の制御回
路が各固体撮像素子を駆動するとともにその出力信号を
信号処理することができ、多くの制御回路を設ける必要
がなくなり、回路等の構成が簡単になり、コストの低減
を図れる。したがって、制御回路の基板面積を低減でき
るので、光学レンズや固体撮像素子のレイアウトの自由
度が増し、効率よく配置することにより、小型化を図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の撮像装置の構成図
【図2】制御回路の構成図
【図3】他の実施形態の撮像装置の構成図
【図4】ハーフプリズムを用いた撮像装置の概略構成図
【図5】ハーフミラーを用いた撮像装置の概略構成図
【図6】可動式ミラーを用いた撮像装置の概略構成図
【図7】ハーフプリズムとCCDとの間に光学的フィル
ターを配した撮像装置の概略構成図
【図8】ハーフミラーとCCDとの間に光学的フィルタ
ーを配した撮像装置の概略構成図
【図9】光学的ローパスフィルターの構造を示す図
【図10】CCDカメラの構成図
【図11】テレビドアホンの構成図
【図12】他の実施形態の撮像装置の概略構成図
【符号の説明】
1 光学レンズ 2 第1CCD 3 第2CCD 4 制御部 30 ハーフプリズム 31 ハーフミラー 32 可動式ミラー 33 光学的フィルター L 光信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/09 H04N 9/09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を集光する光学レンズと、前記光
    信号を電気信号に変換する固体撮像素子と、該固体撮像
    素子の出力信号の処理を行うとともに固体撮像素子を駆
    動する制御部とを備えた撮像装置において、1個の光学
    レンズから光信号を受光できるように種類の異なる複数
    の固体撮像素子を配置して、周囲の状況に応じて各固体
    撮像素子を使い分けることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 カラー用あるいは白黒用の2種類の固体
    撮像素子が使用されることを特徴とする請求項1記載の
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 素子サイズの異なる固体撮像素子が使用
    されることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 複数の固体撮像素子の制御部が1個の制
    御回路を共用したことを特徴とする請求項1記載の撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 光学レンズと各固体撮像素子との間に、
    光信号を各固体撮像素子が受光できるように分割する分
    割体が設けられたことを特徴とする請求項1または4記
    載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 分割体と固体撮像素子との間に光学的フ
    ィルターが設けられたことを特徴とする請求項5記載の
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 分割体として、ハーフプリズム、ハーフ
    ミラーあるいは可動式ミラーのうちいずれか1つが用い
    られることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 光信号を集光する光学レンズと、前記光
    信号を電気信号に変換する固体撮像素子と、該固体撮像
    素子の出力信号の処理を行うとともに固体撮像素子を駆
    動する制御部とを備えた撮像装置において、1個の光学
    レンズに対して素子サイズの大きいカラー用固体撮像素
    子および素子サイズの小さい白黒用固体撮像素子が使用
    され、前記光学レンズと各固体撮像素子との間に、前記
    光信号を各固体撮像素子が受光できるように分割する分
    割体が設けられ、該分割体と前記カラー用固体撮像素子
    との間に、モアレを除去するために光学的ローパスフィ
    ルターが設けられたことを特徴とする撮像装置。
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