JP4591063B2 - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子を用いて画像を撮像する撮像装置および撮像方法に関し、特に、小型でかつ画素数の多い固体撮像素子を用いる場合に適した撮像装置および撮像方法に関する。
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラは家庭用としても広く普及している。これらの撮像装置は、CCD(Charge Coupled Devices)などの固体撮像素子を用いて被写体からの光を受光し、受光信号をデジタル信号に変換して、フラッシュメモリなどの記録媒体に記録するものである。
このような小型の撮像装置に対しては、より一層の小型化が求められている。このため、例えばこれらに搭載される撮影用光学系の小型化が進められている。特に、光学系の短縮化やレンズ径の小型化など、光学系全体の小型化への寄与が大きいことから、撮像素子の小型化が重要となっている。
なお、従来の関連技術として、入射光を2つの撮像素子で受光し、一方の撮像素子に色画素a,cを備え、他方に色画素b、dを備えて、色画素aおよびbの信号和、色画素cおよびdの信号和がそれぞれ輝度信号Yになるようにして、画素感度を改善した撮像装置があった(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−147894号公報(第3頁−第4頁、図1)
ところで、上述したように、撮像素子については小型化が求められているが、その一方で、撮像素子の高画素化に対する要求も大きい。しかし、撮像素子を小型化しつつ画素数を多くした場合には、撮像信号のダイナミックレンジが低下することが問題となる。
撮像素子を小型化すると、撮像素子の画素ごとのセルの受光面積が狭くなる。各セルの飽和信号量はセルの受光面積に比例するため、一般的にセルが小型化されると飽和信号量も低下する。このことは、セルごとに撮影可能な光量の上限が低くなって、ダイナミックレンジが低下することを表し、明るい被写体と撮像した場合にいわゆる白飛びを起こすことが多くなってしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、光学系が小型化されながらも撮像画像信号のダイナミックレンジが拡大され、撮像画像の画質が向上した撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、光学系を小型化しながらも撮像画像信号のダイナミックレンジを拡大し、撮像画像の画質を向上させることが可能な撮像方法を提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、固体撮像素子を用いて画像を撮像する撮像装置において、被写体からの光を集光する1つ以上のレンズからなるレンズ部と、前記レンズ部の後部またはその途中で光量が略均等になるように光路を分岐する光路分岐手段と、前記光路分岐手段によって分岐された光をそれぞれ受光して光電変換する複数の固体撮像素子と、前記複数の固体撮像素子の各出力信号を基に対応する画素同士の信号を加算して撮像画像信号を生成する信号生成手段と、少なくとも前記光路分岐手段またはその一部を移動させる移動手段と、前記複数の固体撮像素子のうちの少なくとも1つの出力信号を基に被写体の明るさを検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて前記移動手段の動作を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記検出手段により検出された明るさの値が所定のしきい値未満である場合に、前記移動手段を制御して前記光路分岐手段またはその一部を前記レンズ部の光軸から離れるように移動させ、前記複数の固体撮像素子のうち、少なくとも1つを除いた残りの前記固体撮像素子に対して、被写体からの光を前記光路分岐手段を介さずに受光させることを特徴とする撮像装置が提供される。
このような撮像装置では、光路分岐手段で分岐された光は、被写体からレンズ部への入射光を光路の分岐数分だけ均等に分割した光量を有する。また、1つの固体撮像素子で正確に検出可能な光量の上限は限られているが、複数の固体撮像素子を用いて、固体撮像素子のそれぞれで検出可能な上限の光量を受光することにより、レンズ部への入射光の光量を固体撮像素子の個数分だけ増加させても、その光量を正しく検出することができる。従って、信号生成手段によって生成される撮像画像信号のダイナミックレンジが、受光する固体撮像素子の個数に応じて拡大される。さらに、被写体の明るさの値が所定のしきい値未満である場合には、光路分岐手段またはその一部をレンズ部の光軸から離れるように移動させることにより、複数の固体撮像素子のうち少なくとも1つを除いた残りの固体撮像素子に、被写体からの光が光路分岐手段を介さずに受光されるようになる。
また、本発明では、固体撮像素子を用いて画像を撮像するための撮像方法において、被写体からの光を集光する1つ以上のレンズからなるレンズ部の後部またはその途中で光路分岐部材により光量が略均等になるように光路を分岐し、分岐された光をそれぞれ個別の固体撮像素子により受光するようにし、信号生成手段が、前記各固体撮像素子の出力信号を基に対応する画素同士の信号を加算して撮像画像信号を生成し、検出手段が、前記固体撮像素子のうちの少なくとも1つの出力信号を基に被写体の明るさを検出し、制御手段が、前記検出手段により検出された明るさの値が所定のしきい値未満である場合に、移動機構を制御して前記光路分岐部材またはその一部を前記レンズ部の光軸から離れるように移動させ、複数の前記固体撮像素子のうち、少なくとも1つを除いた残りの前記固体撮像素子に対して、被写体からの光を前記光路分岐部材を介さずに受光させる、ことを特徴とする撮像方法が提供される。
このような撮像方法では、光路分岐部材で分岐された光は、被写体からレンズ部への入射光を光路の分岐数分だけ均等に分割した光量を有する。また、1つの固体撮像素子で正確に検出可能な光量の上限は限られているが、複数の固体撮像素子を用いて、固体撮像素子のそれぞれで検出可能な上限の光量を受光することにより、レンズ部への入射光の光量を固体撮像素子の個数分だけ増加させても、その光量を正しく検出することができる。従って、信号生成手段によって生成される撮像画像信号のダイナミックレンジが、受光する固体撮像素子の個数に応じて拡大される。さらに、被写体の明るさの値が所定のしきい値未満である場合には、光路分岐部材またはその一部をレンズ部の光軸から離れるように移動させることにより、複数の固体撮像素子のうち少なくとも1つを除いた残りの固体撮像素子に、被写体からの光が光路分岐部材を介さずに受光されるようになる。
本発明によれば、複数の固体撮像素子を用いて、固体撮像素子のそれぞれで検出可能な上限の光量を受光することにより、レンズ部への入射光の光量を固体撮像素子の個数分だけ増加させても、その光量を正しく検出することができる。このため、撮像画像信号のダイナミックレンジが、受光する固体撮像素子の個数に応じて拡大され、より明るい被写体を高画質で撮像できる。特に、小型でかつ高画素数の撮像素子を用いた場合に、撮像画像信号のダイナミックレンジが狭くならないので、撮像画像の画質を劣化させることなく、光学系を小型化して撮像装置を小型化することができる。さらに、被写体の明るさの値が所定のしきい値未満である場合には、光路分岐手段またはその一部をレンズ部の光軸から離れるように移動させることにより、撮像画像信号におけるノイズの発生量を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、撮像装置の例としてデジタルスチルカメラを想定する。
図1は、実施の形態に係る撮像装置の構成を示す図である。
図1に示す撮像装置は、光学ブロック11、撮像素子12aおよび12b、TG(Timing Generator)13、加算回路14、FE(Front End)回路15、カメラ処理回路16、エンコーダ/デコーダ17、制御部18、入力部19、グラフィックI/F(インタフェース)20、ディスプレイ21、R/W(Reader/Writer)22およびメモリカード23を具備する。
光学ブロック11は、被写体からの光を撮像素子12aおよび12bに集光するためのレンズ、レンズを移動させてフォーカス合わせやズーミングを行うための駆動機構、シャッタ機構、アイリス機構(いずれも図示せず)、およびプリズム111などを具備している。これらのうちの可動部は、制御部18からの制御信号に基づいて駆動される。また、プリズム111は、入射光の光路を分岐させ、分岐した光を撮像素子12aおよび12bにそれぞれ入射させる。
撮像素子12aおよび12bは、例えばCCDやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの固体撮像素子であり、画素数や画素ピッチ、カラーフィルタの配列などの仕様が同一とされている。各撮像素子12aおよび12bは、ともにTG13から出力されるタイミング信号に基づいて駆動され、被写体から入射され、プリズム111によって分割された光をそれぞれ受光し、電気信号に変換する。TG13は、制御部18の制御の下でタイミング信号を出力する。
加算回路14は、撮像素子12aおよび12bからの出力信号を、対応する画素ごとに順次加算し、FE回路15に供給する。
FE回路15は、制御部18の制御の下で、加算回路14からの画像信号に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理によりS/N(Signal/Noise)比を良好に保つようにサンプルホールドを行い、さらにAGC(Auto Gain Control)処理により利得を制御し、A/D変換を行ってデジタル画像信号を出力する。
カメラ処理回路16は、制御部18の制御の下で、FE回路15によりデジタル化された画像信号に対して、ホワイトバランス調整処理や色補正処理、AF(Auto Focus)処理、AE(Auto Exposure)処理などのカメラ信号処理を施す。
エンコーダ/デコーダ17は、制御部18の制御の下で動作し、カメラ処理回路16からの画像信号に対して、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式などの所定の静止画像データフォーマットで圧縮符号化処理を行う。また、制御部18から供給された静止画像の符号化データを伸張復号化処理する。
制御部18は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されるマイクロコントローラであり、ROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、この撮像装置の各部を統括的に制御する。
入力部19は、例えばシャッタレリーズボタンなどの各種操作キーやレバー、ダイヤルなどから構成され、ユーザによる入力操作に応じた制御信号を制御部18に出力する。
グラフィックI/F20は、制御部18から供給された画像信号からディスプレイ21に表示させるための画像信号を生成し、この信号をディスプレイ21に供給して画像を表示させる。ディスプレイ21は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などからなり、撮像中のカメラスルー画像や、メモリカード23に記録されたデータを再生した画像などを表示する。
R/W22は、エンコーダ/デコーダ17により符号化された画像データファイルを制御部18から受け取り、メモリカード23に書き込む。また、制御部18からの制御信号を基にメモリカード23から指定されたデータを読み出す。メモリカード23は、主に撮像により生成された画像データファイルを保存するための記録媒体であり、可搬型のフラッシュメモリからなる。なお、このような記録媒体として、他に、光ディスク、HDD(Hard Disk Drive)、磁気テープなどを用いてもよい。
ここで、上記の撮像装置における基本的な動作について説明する。
各撮像素子12aおよび12bは、同一のTG13の出力するタイミング信号に同期して駆動され、対応する位置の画素信号が加算回路14に順次供給されて、加算される。静止画像の撮像前には、撮像素子12aおよび12bから加算回路14を経て生成された画像信号がFE回路15に順次供給され、FE回路15では、入力信号に対してCDS処理、AGC処理が施され、さらにデジタル信号に変換される。カメラ処理回路16は、FE回路15からのデジタル画像信号に対して画質補正処理を施し、カメラスルー画像の信号として、制御部18を通じてグラフィックI/F20に供給する。これにより、カメラスルー画像がディスプレイ21に表示され、ユーザはディスプレイ21を見て画角合わせを行うことが可能となる。
この状態で、入力部19のシャッタレリーズボタンが押下されると、制御部18は、光学ブロック11およびTG13に制御信号を出力して、シャッタを動作させる。これにより撮像素子12aおよび12bからは、1フレーム分の画像信号が出力される。カメラ処理回路16は、撮像素子12aおよび12bから加算回路14およびFE回路15を介して供給された1フレーム分の画像信号に画質補正処理を施し、処理後の画像信号をエンコーダ/デコーダ17に供給する。エンコーダ/デコーダ17は、入力された画像信号を圧縮符号化し、生成した符号化データを制御部18を通じてR/W22に供給する。これにより、撮像された静止画像のデータファイルがメモリカード23に記録される。
一方、メモリカード23に記録された静止画像のデータファイルを再生する場合には、制御部18は、入力部19からの操作入力に応じて、選択されたデータファイルをメモリカード23から読み込み、エンコーダ/デコーダ17に供給して伸張復号化処理を実行させる。復号化された画像信号は制御部18を介してグラフィックI/F20に供給され、これによりディスプレイ21に静止画像が再生表示される。
ところで、本実施の形態の撮像装置では、光学ブロック11で集光した光の光路をプリズム111により分岐させ、分岐した光を2つの撮像素子12aおよび12bで受光して、各素子の出力信号を加算して撮像信号を得ている。これにより、撮像信号のダイナミックレンジを拡大することが可能となる。
図2は、光路を分岐するプリズム111の構成例を示す図である。
図2に示すプリズム111は、2つのプリズム111aおよび111bを組み合わせた構造を有している。複数のレンズなどからなるレンズブロック112によって集光された光は、一方のプリズム111aに入射された後、プリズム111bとの界面で均等な光量(およそ1/2ずつ)の光に分岐される。分岐された一方の光は、プリズム111bに入射して、さらに別の界面で2度全反射された後、出射面から撮像素子12aに対して出射される。また、分岐された他方の光は、プリズム111aの内部に反射されて、さらに別の界面で全反射された後、出射面から撮像素子12bに対して出射される。このような構造により、分岐された光はそれぞれほぼ同じ光量を有し、かつ像の方向が同じ状態で撮像素子12aおよび12bに入射する。
なお、光路を分岐するプリズム111は、上記構造に限らず様々な構造を採ることができる。また、このような光路を分岐する光学デバイスとしては、プリズムの他、例えば後述するハーフミラーなどを用いてもよい。
図3は、撮像信号のダイナミックレンジが拡大される原理を説明するための図である。図3(A)は、本実施の形態の光学系の構造を示し、(B)は、1つの撮像素子を用いた従来の光学系の構造を参考のために示している。
図3(A)に示す本実施の形態では、レンズブロック112を透過した光は、プリズム111により光量1/2ずつの光に分岐される。従って、同じ被写体を撮像した場合、図3(A)の撮像素子12aおよび12bのそれぞれのセルに入射される光量は、図3(B)に示す1つだけの撮像素子12のセルへの入射光量の1/2となる。
ここで、実際の撮像素子では、各セルに蓄積可能な電荷量は撮像素子ごとに決まっている。この電荷量はセルの面積に比例するため、例えば受光面のサイズが同じ撮像素子であれば、画素数が多くなるほど各セルに蓄積可能な電荷量が少なくなる。そして、その電荷量に対応する光量Lmax以上の光を受光しても蓄積量が飽和してしまい、画像が白くぼやける、いわゆる白飛びの状態となる。
このため、制御部18の制御によりアイリスの開き具合やシャッタスピードを調整し、撮像素子の各セルに光量Lmax以上の光が入らないようにする。このとき、撮像された画面上の黒い部分および白い部分にそれぞれ対応する撮像素子ごとのセルに対しては、理想的には入射光量がそれぞれ0,Lmaxとなるように設定される。
ここで、従来の構成においてレンズ系に入射可能な光量をL1、本実施の形態の構成においてレンズ系に入射可能な光量をL2とすると、これらと上記の光量Lmaxとの関係は、理想的には、L1=α*Lmax,L2=2α*Lmax(ただし、αはレンズ系ごとの定数)と表される。
また、このときの光学系全体のダイナミックレンジは「最大レンズ入射光−最小レンズ入射光」となるので、従来の構成ではL1、本実施の形態の構成ではL2となる。従って、L2/L1=2となり、本実施の形態の構成では従来の構成と比較して2倍のダイナミックレンジが得られることになる。
以上説明したように、本実施の形態の撮像装置では、レンズ系により集光した光を分岐して2つの撮像素子で受光するようにしたことで、1つの撮像素子で受光する場合と比較しておよそ2倍のダイナミックレンジが得られる。従って、より明るい被写体を撮像した場合にも画像信号量が飽和することなく、その明るさを正確に検出することが可能となり、撮像画像の画質を向上させることができる。
特に、2つの撮像素子の画素数をそれぞれ増加させた場合にダイナミックレンジが拡大されるので、小型でかつ高画素数の撮像素子を用いた場合にも、撮像画像の画質を劣化させることなく、光学系の全長を短縮し、さらにレンズ径を小さくして、撮像装置を小型化することが可能となる。
《ノイズを低減させた変形例》
ところで、上記の実施の形態の撮像装置では、撮像画像信号のダイナミックレンジをおよそ2倍に拡大できる反面、ノイズの発生量もおよそ2倍に増加してしまう。特に、被写体が暗い場合には、撮像素子に関係する各種のノイズが多く発生するため、画面上でノイズが目立ってしまうことが考えられる。
例えば、図3(A)および(B)の各レンズブロック112において、同一の光量Linの光が入射した場合を考えると、図3(B)の構成の撮像素子12への入射光量はLin/α、図3(A)の構成の撮像素子12aおよび12bのそれぞれに対する入射光量はLin/2αとなる。ここで、各撮像素子で発生するノイズ量をnとすると、図3(B)の構成でのS/N(Signal/Noise)は(Lin/α)/n、図3(A)では(Lin/α)/2nとなる。入射された光量Linがnに対して十分大きい場合には、上記の差は無視できるが、光量Linが小さい低照度下では無視できなくなり、画質劣化が生じる。
そこで、ここでは、被写体の明るさに応じて、2枚の撮像素子を用いた2板構成と、1枚の撮像素子を用いた1板構成とを切り替えるようにして、低照度時に発生するノイズの総発生量を減少させる。
図4は、1板−2板切り替え式の撮像装置の構成例とその動作を示す図である。
図4に示す撮像装置では、プリズム111と撮像素子12aおよび12bとを可動式としている。被写体が明るい場合には、図4(A)のように、レンズブロック112の出射側にプリズム111を配置し、図1の場合と同様にプリズム111で分岐された光をそれぞれ撮像素子12aおよび12bで受光し、その受光信号を加算回路14で加算した信号を撮像信号とする。一方、被写体が暗い場合には、図4(B)のように、プリズム111および撮像素子12aを移動させてレンズブロック112の光軸から外し、さらに撮像素子12bを移動させて、レンズブロック112の出射光を受光させるようにする。このとき、撮像素子12aからの出力信号はキャンセルし、撮像素子12bの出力信号のみを撮像画像信号として用いる。
図5は、1板−2板の切り替え制御の流れを示すフローチャートである。
〔ステップS101〕撮像装置の電源が投入されると、制御部18は、光学ブロック11内の機構を制御して、プリズム111と撮像素子12aおよび12bを、図4(A)に示した2板構成の状態にセットする。
〔ステップS102〕制御部18は、プリズム111や撮像素子12aおよび12bの状態が2板側にあることを示すフラグ情報を、内部のRAMなどに一時的に記憶させる。
〔ステップS103〕制御部18は、電源が投入された状態が継続しているか否かを判定し、継続している場合はステップS104に進む。また、ユーザによる操作入力やタイマの動作などにより電源の切断要求を受けた場合にはステップS112に進む。
〔ステップS104〕制御部18は、撮像画像信号に基づく明るさ情報を取得する。この明るさ情報としては、例えば輝度、色温度の情報などを用いればよい。このような情報は、露光制御用に制御部18自身あるいはカメラ処理回路16などで随時演算されている情報から容易に取得することができる。
〔ステップS105〕制御部18は、明るさ情報の値が所定のしきい値以上であるか否かを判定し、しきい値以上である場合はステップS106に、しきい値未満である場合はステップS109に進む。
〔ステップS106〕制御部18は、プリズム111や撮像素子12aおよび12bの状態を示すフラグ情報を参照し、現在の状態が1板構成である場合はステップS107に進み、そうでない場合はステップS103に戻る。
〔ステップS107〕制御部18は、プリズム111と撮像素子12aおよび12bを移動させて、2板構成の状態にセットする。
〔ステップS108〕制御部18は、フラグ情報を2板側を示すように更新して、ステップS103に戻る。
〔ステップS109〕制御部18は、フラグ情報を参照し、現在の状態が2板構成である場合はステップS110に進み、そうでない場合はステップS103に戻る。
〔ステップS110〕制御部18は、プリズム111と撮像素子12aおよび12bを移動させて、図4(B)に示した1板構成の状態にセットする。
〔ステップS111〕制御部18は、フラグ情報を1板側を示すように更新して、ステップS103に戻る。
〔ステップS112〕制御部18は、電源切断要求に応じて、プリズム111などの状態を終了状態に移行させる。
以上の処理により、一定の明るさを境界として、被写体が明るい場合には、撮像素子12aおよび12bの双方を用いて撮像が行われるので、受光可能な光量が増加して、白飛びの発生が防止され、明るい画像の画質が向上される。また、被写体が暗い場合には、レンズブロック112の出射光を分岐せずに1つの撮像素子12bのみで受光するので、ノイズの発生量を半減し、画質劣化を抑制することができる。従って、小型かつ高画素数の撮像素子を用いた場合に、より多くの撮像画像の画質を向上させることができる。
《その他の変形例》
図6は、TGおよびFE回路を個別に設けた撮像装置の要部構成例を示す図である。
上記の各実施の形態では、2つの撮像素子12aおよび12bを同一のTGにより駆動していたが、図6のように、各撮像素子12aおよび12bを個別のTG13aおよび13bにより駆動するようにしてもよい。
また、各撮像素子12aおよび12bの出力信号を、アナログ信号の状態で加算せずに、図6のように個別のFE回路15aおよび15bにより処理し、デジタル画像信号に変換した後に、加算回路14aにより画素ごとに加算するようにしてもよい。なお、FE回路が具備する処理機能の一部(例えば、サンプルホールド回路、A/D変換回路、ゲインコントロール回路など)のみを個別回路で実現し、それらの回路の出力信号を加算した後に、FE回路の残りの処理を共通の処理回路で処理するようにしてもよい。
図7は、ハーフミラーにより被写体からの入射光を分岐するようにした撮像装置の要部構成例を示す図である。
レンズブロック112の出射光を分岐するための光学デバイスとしては、上記各実施の形態で挙げたプリズム以外のものが用いられてもよい。図7では、その光学デバイスの他の例としてハーフミラーを用いている。
図7(A)は、ハーフミラー113と全反射ミラー114とを用いた場合の構成例を示している。この例では、レンズブロック112の出射光の光路はハーフミラー113により分岐され、一方の光はハーフミラー113を透過して撮像素子12bにより受光される。また、ハーフミラー113で反射された他方の光は、全反射ミラー114により全反射された後、撮像素子12aにより受光される。このような構成によれば、撮像素子12aおよび12bに到達する像の向きが一致するため、撮像素子12aおよび12bとして全く同じ仕様のものを用い、受光面上において同じ画素位置を起点に同じ方向に信号の読み出しを行うことができる。
これに対して、図7(B)は、ハーフミラー113のみを用いた場合の構成例を示している。この例では、ハーフミラー113で反射された光も撮像素子12aに直接受光されるようにし、部品点数やデバイスの配置面積を削減することができる。しかし、撮像素子12aへの入射光による像はハーフミラー113により反転されているため、各撮像素子12aおよび12bにおいてはそれぞれ水平方向の逆側の画素から信号の読み出しを開始する必要がある。
なお、この図7のような構成の撮像装置では、例えば図4および図5で説明したように被写体の明るさに応じて1板−2板の構成を切り替える方式とした場合には、1板構成とする際にハーフミラー113のみをレンズブロック112の光軸から離れるように移動させ、被写体からの光を撮像素子12bのみに受光させればよい。これにより、移動機構が簡略化されて、機構を小型化し、製造コストを抑制することができる。
図8は、被写体からの光がレンズブロックにより結像する前に光路を分岐するようにした撮像装置の要部構成例を示す図である。
上記の各実施の形態では、レンズブロック112によって被写体からの入射光が結像した後、その結像点付近で光路を分割していたが、結像する前に光路を分岐するようにしても、上記と同様に撮像信号のダイナミックレンジを拡大する効果を得ることができる。図8の撮像装置では、光学系を前段のレンズブロック112aと後段のレンズブロック112bおよび112cとに分割し、それらの間にプリズム111を配置して光路を分岐している。後段のレンズブロック112bおよび112cはそれぞれ同じレンズ構成を有しており、前段のレンズブロック112aと、後段の各レンズブロック112bおよび112cとにより被写体からの入射光が結像するようにされている。
このような光学系の構成は、例えば、撮像装置の筐体の奥行きを小さくする場合などに有効である。また、前段のレンズブロック112aには、例えばズームや焦点合わせのための可動レンズを設け、後段のレンズブロック112bおよび112cには固定レンズのみを配置することで、製造コストを抑制することができる。
なお、以上の各実施の形態では、レンズブロック112を伝播する光を2方向に分岐した例を示したが、3以上の方向に分岐して、分岐した光をそれぞれ撮像素子で受光するようにしてもよい。また、その場合に、図4および図5で説明したように被写体の明るさに応じて使用する撮像素子数を切り替える方式とした場合には、被写体が暗いときに、少なくとも1つの撮像素子を除く残りの撮像素子に被写体からの光を受光させるようにすればよい。
実施の形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 光路を分岐するプリズムの構成例を示す図である。 撮像信号のダイナミックレンジが拡大される原理を説明するための図である。 1板−2板切り替え式の撮像装置の構成例とその動作を示す図である。 1板−2板の切り替え制御の流れを示すフローチャートである。 TGおよびFE回路を個別に設けた撮像装置の要部構成例を示す図である。 ハーフミラーにより被写体からの入射光を分岐するようにした撮像装置の要部構成例を示す図である。 被写体からの光がレンズブロックにより結像する前に光路を分岐するようにした撮像装置の要部構成例を示す図である。
符号の説明
11……光学ブロック、12a,12b……撮像素子、13……TG、14……加算回路、15……FE回路、16……カメラ処理回路、17……エンコーダ/デコーダ、18……制御部、19……入力部、20……グラフィックI/F、21……ディスプレイ、22……R/W、23……メモリカード、111……プリズム、112……レンズブロック

Claims (6)

  1. 固体撮像素子を用いて画像を撮像する撮像装置において、
    被写体からの光を集光する1つ以上のレンズからなるレンズ部と、
    前記レンズ部の後部またはその途中で光量が略均等になるように光路を分岐する光路分岐手段と、
    前記光路分岐手段によって分岐された光をそれぞれ受光して光電変換する複数の固体撮像素子と、
    前記複数の固体撮像素子の各出力信号を基に対応する画素同士の信号を加算して撮像画像信号を生成する信号生成手段と、
    少なくとも前記光路分岐手段またはその一部を移動させる移動手段と、
    前記複数の固体撮像素子のうちの少なくとも1つの出力信号を基に被写体の明るさを検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて前記移動手段の動作を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された明るさの値が所定のしきい値未満である場合に、前記移動手段を制御して前記光路分岐手段またはその一部を前記レンズ部の光軸から離れるように移動させ、前記複数の固体撮像素子のうち、少なくとも1つを除いた残りの前記固体撮像素子に対して、被写体からの光を前記光路分岐手段を介さずに受光させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記検出手段は、明るさの情報として輝度情報および色温度情報の少なくとも1つを検出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記複数の固体撮像素子の画素ごとの信号読み出しタイミングを同期制御する共通のタイミング制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記信号生成手段は、
    前記複数の固体撮像素子からの各出力信号を画素ごとに加算する加算手段と、
    前記加算手段からの出力信号に対してアナログ/デジタル変換処理を含む所定の処理を施す1つの処理手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記信号生成手段は、
    前記複数の固体撮像素子からの各出力信号に対して個別に、サンプルホールド処理、アナログ/デジタル変換処理、ゲインコントロール処理の少なくとも1つを含む所定の処理を施す複数の処理手段と、
    前記各処理手段からの出力信号を画素ごとに加算する加算手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 固体撮像素子を用いて画像を撮像するための撮像方法において、
    被写体からの光を集光する1つ以上のレンズからなるレンズ部の後部またはその途中で光路分岐部材により光量が略均等になるように光路を分岐し、分岐された光をそれぞれ個別の固体撮像素子により受光するようにし、
    信号生成手段が、前記各固体撮像素子の出力信号を基に対応する画素同士の信号を加算して撮像画像信号を生成し、
    検出手段が、前記固体撮像素子のうちの少なくとも1つの出力信号を基に被写体の明るさを検出し、
    制御手段が、前記検出手段により検出された明るさの値が所定のしきい値未満である場合に、移動機構を制御して前記光路分岐部材またはその一部を前記レンズ部の光軸から離れるように移動させ、複数の前記固体撮像素子のうち、少なくとも1つを除いた残りの前記固体撮像素子に対して、被写体からの光を前記光路分岐部材を介さずに受光させる、
    ことを特徴とする撮像方法。
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