JPH07111622A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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Publication number
JPH07111622A
JPH07111622A JP5257128A JP25712893A JPH07111622A JP H07111622 A JPH07111622 A JP H07111622A JP 5257128 A JP5257128 A JP 5257128A JP 25712893 A JP25712893 A JP 25712893A JP H07111622 A JPH07111622 A JP H07111622A
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JP
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JP5257128A
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English (en)
Inventor
Moichi Fujiwara
茂一 藤原
Akihiro Ohashi
章弘 大橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画に対する画像劣化の抑制するための処理
に時間を掛けることなく,画像劣化を抑制することがで
きる固体撮像装置を提供する。 【構成】 多板式固体撮像装置は、被写体1に対応する
光像を光学レンズ2を介して入射する分離プリズム21
を備える。分離プリズム21は、互いに共働して光学フ
ィルタ4からの光を3方向に分離する3つのプリズム2
1a,21b,21cから構成される。各プリズム21
a,21b,21cの出射面側には、対応する固体撮像
素子22,23,24が設けられている。各固体撮像素
子22,23,24は同一の分光特性を有する。各固体
撮像素子22,23,24は駆動回路25からの垂直駆
動パルスおよび水平駆動パルスに基づき駆動され、それ
らの電荷蓄積時間は対応する第1、第2および第3のO
FD発生回路26,27,28からのオーバフロードレ
インパルスによって制御されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の固体撮像素子が
用いられている固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学レンズで結像された光学像
を画像信号に変換する装置として、単板式固体撮像装置
がある。
【0003】この単板式固体撮像装置について図を参照
しながら説明する。図5は従来の単板式固体撮像装置を
示す概要図、図6は図5の単板式固体撮像装置に用いら
れている固体撮像素子を示すブロック図である。
【0004】単板式固体撮像装置は、図5に示すよう
に、被写体1に対応する光像を結像面に結像させる光学
レンズ2と、この光学レンズ2からの光量を規制するた
めの絞り機構3とを備える。絞り機構3の後方には光学
フィルタ4が設けられている。光学フィルタ4はその光
軸が絞り機構3の光軸に一致するように配置されてい
る。光学フィルタ4の後方には固体撮像素子5が設けら
れている。固体撮像素子5はその光軸が光学フィルタ4
の光軸に一致するようにかつ前記結像面に位置するよう
に配置されている。
【0005】固体撮像素子5は、図6に示すように、前
記結像面に結像された光を電荷に変換し、この電荷を垂
直方向に転送する垂直転送部6と、この垂直転送部6か
ら転送された電荷を蓄積し、この蓄積された電荷を水平
方向に転送する水平転送部7とを有する。垂直転送部6
には、後述する駆動回路9(図5に示す)から、垂直転
送動作を制御するための垂直駆動パルスを取り込む端子
φV1,φV2,φV3,φV4と、電荷蓄積時間を制
御するためのオバーフロードレインパルスを取り込む端
子φOFDとが設けられている。水平転送部7には、駆
動回路9から水平転送部7の転送動作を制御するための
水平駆動パルスを取り込む端子φH1,φH2,φH3
が設けられている。
【0006】水平転送部7に転送された電荷は出力回路
8で出力信号として取り出される。出力回路8は、MO
S−FETを有するフローティングディフュージョンア
ンプからなる。出力回路8のMOS−FETのゲートは
フローティングディフュージョンに接続されている。出
力回路8には、OG(出力ゲート)端子、RS(リセッ
ト)端子、RD(リセットドレイン)端子およびOS
(出力)端子が設けられている。OS端子からは電荷が
画像信号として取り出される。
【0007】駆動回路9は、図5に示すように、垂直転
送部6(図6に示す)の転送動作を制御するための垂直
駆動パルスおよび電荷の蓄積時間を制御するためのオー
バフロードレインパルスと、水平転送部7(図6に示
す)の転送動作を制御するための水平駆動パルスと、出
力回路8(図6に示す)の出力動作を制御するための信
号とを生成する。
【0008】固体撮像素子5からの画像信号は増幅器1
0で増幅され後に第1の信号処理回路11に与えられ
る。第1の信号処理回路11は、画像信号に対し増幅処
理、クランプ処理、γ補正などの各処理を施し、各処理
を施した画像信号を出力する。
【0009】第1の信号処理回路11からの画像信号
は、スイッチ12の一方の入力端12aおよび第2の信
号処理回路13に与えられる。第2の信号処理回路13
は疑似的にダイナミックレンジを拡大するための回路で
あり、これに取り込まれた画像信号を1フィールド毎に
メモリに記憶、保持し、このメモリに記憶、保持された
1フィールド分の画像信号と次の1フィールド分の画像
信号とを合成する。この合成された画像信号には増幅処
理、クランプ処理、γ補正などの各処理が施され、各処
理が施された画像信号はスイッチ12の他方の入力端1
2bに与えられる。
【0010】スイッチ12は、入力端12aに与えられ
た画像信号および入力端12bに与えられた画像信号の
内のいずれか一方の画像信号を選択し、この選択した画
像信号を出力端12cから出力する。出力端12cから
の画像信号は出力端子14を介して外部に出力される。
【0011】次に、単板式固体撮像装置の動作について
図を参照しながら説明する。図7は図5の単板式固体撮
像装置の固体撮像素子を動作させるための各パルスを示
す図、図8は図5の固体撮像装置の固体撮像素子が捕ら
えた光量を示す図である。
【0012】被写体1を撮影するとき、光学レンズ2の
焦点合せが行われ、絞り機構3による光量調節が行われ
る。光学レンズ2で結像された被写体1の光学像は光学
フィルタ4を介して固体撮像素子5に写し出される。
【0013】固体撮像素子5は、駆動回路9からの水平
駆動パルスおよび垂直駆動パルスに基づき駆動され、オ
ーバフロードレインパルスによって電荷の蓄積時間が制
御される。電荷の蓄積時間を制御することによって固体
撮像素子5のダイナミックレンジが制御される。
【0014】固体撮像素子5からは、被写体1の光学像
に対応する画像信号が増幅器10を介して第1の信号処
理回路11に出力される。第1の信号処理回路11は画
像信号に対し、増幅処理、クランプ処理、γ補正などの
各処理を施し、各処理が施された画像信号はスイッチ1
2の入力端12aおよび第2の信号処理回路13に与え
られる。
【0015】第2の信号処理回路13は、これに取り込
まれた画像信号をメモリに記憶、保持し、このメモリに
記憶、保持された画像信号に対し、増幅処理、クランプ
処理、γ補正などの各処理を施す。第2の信号処理回路
13で各処理が施された画像信号は、スイッチ12の他
方の入力端12bに出力される。
【0016】固体撮像素子5のダイナミックレンジに被
写体1に対するダイナミックレンジが収まるとき、図7
(a),(b)に示すように、オーバフロードレインパ
ルスは1フィールド期間中に出力されず、スイッチ12
は入力端12aを選択する。入力端12aに与えられた
画像信号は出力端12cから出力端子14を介して外部
に出力される。
【0017】固体撮像素子5のダイナミックレンジに被
写体1に対するダイナミックレンジが収まらないとき、
図7(a),(c)に示すように、オーバフロードレイ
ンパルスは1フィールド期間中に出力され,このオーバ
フロードレインパルスによって電荷の蓄積時間が規定さ
れる。例えば、1フィールド期間をa秒とすると、この
a秒とオーバフロードレインパルスの時間幅b秒との差
であるc秒が電荷蓄積時間になる。スイッチ12は入力
端12bを選択する。
【0018】入力端12bに取り込まれた画像信号は第
2の信号処理回路13で処理された画像信号であり、こ
の画像信号は、図8に示すように、光量が多い部分に対
応する1フィールド分の画像信号成分(図の破線Aより
上方に位置する部分)と光量が少ない部分に対応する1
フィールド分の画像信号成分(図の実線Cより下方に位
置する部分)との合成信号からなる。光量が多い部分に
対応する1フィールド分の画像信号成分は、絞り機構3
による光量調節とオーバフロードレインパルスによる電
荷蓄積時間の制御とを行うことによって得られた信号成
分である。
【0019】よって、固体撮像素子5のダイナミックレ
ンジに被写体1に対応する画像信号が収まらないとき、
第2の信号処理回路13で疑似的にダイナミックレンジ
を広げる処理が行われるが、この疑似的にダイナミック
レンジを広げる処理では、破線Aと実線Cとの間の画像
信号成分が用いられないから、画像信号が動画に対応す
る信号であるとき、著しい画像劣化が生じる。
【0020】動画に対する画像劣化を抑えるために、図
8に示すように、破線Bで示す画像信号成分をさらに用
いること、すなわち3値処理を行うことが考えられる
が、3フィールド分の画像を処理することが必要にな
り、1枚の画像を得る時間がさらに掛かる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の単板式の固体撮像素子では、動画に対する画像劣化が
著しく、この画像劣化を抑えるための処理に時間が掛か
る。
【0022】本発明は、動画に対する画像劣化の抑制す
るための処理に時間を掛けることなく画像劣化を抑制す
ることができる固体撮像装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、入射される光を複数の光に分離し、この分離された
光のそれぞれに対し同一の分光特性を有する複数の分光
手段と、各分光手段で分解された光をそれぞれ同一の分
光特性で電荷に変換し、この電荷の転送動作および電荷
の蓄積動作をする複数の固体撮像素子と、前記固体撮像
素子のそれぞれに対し、前記電荷の転送動作を同期する
ように制御しかつ前記電荷の蓄積動作における電荷の蓄
積時間を制御する駆動手段と、前記駆動手段に前記固体
撮像素子毎に対する前記電荷の蓄積時間を指示する指示
手段とを備える。
【0024】
【作 用】本発明の固体撮像装置では、入射される光を
複数の光に分離し、この分離された光のそれぞれに対し
同一の分光特性を有する複数の分光手段と、各分光手段
で分解された光をそれぞれ同一分光特性で電荷に変換
し、この電荷の転送動作および電荷の蓄積動作をする複
数の固体撮像素子とが設けられ、前記固体撮像素子のそ
れぞれに対し、前記電荷の転送動作が同期するように制
御されかつ前記電荷の蓄積動作における電荷の蓄積時間
が制御され、前記固体撮像素子毎に対する前記電荷の蓄
積時間が指示される。
【0025】前記固体撮像素子毎に対する前記電荷の蓄
積時間が指示されるから、前記固体撮像素子毎に光量が
異なる画像信号が得られ、疑似的にダイナミックレンジ
を広げることができる。よって、電荷の蓄積時間が制御
されている各固体撮像素子からの画像信号を同時に得る
ことができ、動画に対する画像劣化を抑制するための処
理に時間を掛けることなく画像劣化を抑制することがで
きる。
【0026】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0027】図1は本発明の固体撮像装置の一実施例で
ある多板式固体撮像装置を示すブロック図である。
【0028】多板式固体撮像装置は、図1に示すよう
に、被写体1に対応する光像を結像面に結像させる光学
レンズ2と、この光学レンズ2からの光量を規制するた
めの絞り機構3とを備える。絞り機構3の後方には光学
フィルタ4が設けられている。光学フィルタ4はその光
軸が絞り機構3の光軸に一致するように配置されてい
る。
【0029】光学フィルタ4の後方には分離プリズム2
1が設けられている。分離プリズム21は、互いに共働
して光学フィルタ4からの光を3方向に分離する3つの
プリズム21a,21b,21cから構成される。プリ
ズム21aには光学フィルタ4からの光を取り込みかつ
光学フィルタ4の光軸に直交する入射面と分離光の1つ
を射出する出射面とが形成されている。プリズム21b
には分離光の他の1つを射出する出射面が形成され、プ
リズム21cには分離光のさらに他の1つを射出する出
射面が形成されている。各プリズム21a,21b,2
1cは同一の分光特性を有する。
【0030】各プリズム21a,21b,21cの出射
面側には、対応する固体撮像素子22,23,24が設
けられている。各固体撮像素子22,23,24はその
光軸が対応する各プリズム21a,21b,21cの出
射面に直交するように配置されている。各固体撮像素子
22,23,24は同一の分光特性を有し、そのダイナ
ミックレンジは同一になるように設定されている。
【0031】各固体撮像素子22,23,24には、駆
動用パルスを取り込むための複数の駆動パルス入力端子
(図示せず)と、電荷蓄積時間を制御するためのオーバ
フロードレインパルスを取り込むためのオーバフロード
レインパルス入力端子(図示せず)と、蓄積された電荷
を画像信号として出力するための出力端子(図示せず)
とが設けられている。
【0032】各固体撮像素子22,23,24の駆動パ
ルス入力端子は駆動回路25に接続され、駆動回路25
は各固体撮像素子22,23,24の垂直転送部の転送
動作を制御するための垂直駆動パルスと、各固体撮像素
子22,23,24の水平転送部の転送動作を制御する
ための水平駆動パルスとを生成する。各固体撮像素子2
2,23,24に対する垂直駆動パルスおよび水平駆動
パルスは互いに同期している。
【0033】固体撮像素子22のオーバフロードレイン
パルス入力端子には第1のOFD発生回路26が接続さ
れ、第1のOFD発生回路26は電荷の蓄積時間を制御
するためのオーバフロードレインパルスを発生する。オ
ーバフロードレインパルスの時間幅は指示手段(図示せ
ず)からの指示に基づき設定される。
【0034】同様に、固体撮像素子23のオーバフロー
ドレインパルス入力端子には第2のOFD発生回路27
が接続され、第2のOFD発生回路27はオーバフロー
ドレインパルスを発生し、固体撮像素子24のオーバフ
ロードレインパルス入力端子には第3のOFD発生回路
28が接続され、第3のOFD発生回路28はオーバフ
ロードレインパルスを発生する。第2および第3のOF
D回路27,28で生成されるオーバフロードレインパ
ルスの時間幅は前記指示手段からの指示に基づき設定さ
れる。
【0035】固体撮像素子22の出力端子からの画像信
号は増幅器29を介して第1の信号処理回路30に与え
られる。第1の信号処理回路30は、固体撮像素子22
からの画像信号に対し増幅処理、クランプ処理、γ補正
などの各処理を施す。
【0036】同様に、固体撮像素子23の出力端子から
の画像信号は増幅器31を介して第2の信号処理回路3
2に与えられ、第2の信号処理回路32は、固体撮像素
子23からの画像信号に対し増幅処理、クランプ処理、
γ補正などの各処理を施す。固体撮像素子24の出力端
子からの画像信号は増幅器33を介して第3の信号処理
回路34に与えられ、第3の信号処理回路34は、固体
撮像素子24からの画像信号に対し増幅処理、クランプ
処理、γ補正などの各処理を施す。
【0037】第1の信号処理回路30からの画像信号、
第2の信号処理回路32からの画像信号および第3の信
号処理回路34からの画像信号は合成信号処理回路35
および加算器36に与えられる。
【0038】合成信号処理回路35は、各第1、第2お
よび第3の信号処理回路30,32,34からの画像信
号をそのレベルが外部への出力レベル内に収まるように
合成し、合成された画像信号を出力する。
【0039】加算器36は、各第1、第2および第3の
信号処理回路30,32,34からの画像信号を加算
し、加算された画像信号を出力する。
【0040】合成信号処理回路35からの画像信号はス
イッチ37の入力端37aに与えられ、加算器36から
の画像信号はスイッチ37の入力端37bに与えられ
る。スイッチは各入力端37a,37bの内のいずれか
一方の画像信号を選択し、選択した画像信号を出力端3
7cから出力する。スイッチ37で選択された画像信号
は端子14を介して外部に出力される。
【0041】次に、多板式固体撮像装置の動作について
図を参照しながら説明する。図2は図1の多板式固体撮
像装置の固体撮像素子が捕らえた光量を示す図、図は3
図1の多板式固体撮像装置の固体撮像素子を動作させる
ための各パルスを示す図、図4は図1の多板式固体撮像
装置で得られら出力画像信号を示す図である。
【0042】被写体1を撮影するとき、光学レンズ2の
焦点合せが行われ、絞り機構3による光量調節が行われ
る。光学レンズ2で結像された被写体1の光学像は光学
フィルタ4を介して分離プリズム21に入射する。分離
プリズム21は入射光を3つの分離光に分離し、各分離
された光は対応するプリズム21a,21b,21cの
出射面から射出される。
【0043】プリズム21aの出射面から射出された光
は固体撮像素子22に与えられる。同様に、プリズム2
1bの出射面から射出された光は固体撮像素子23に与
えられ,プリズム21cの出射面から射出された光は固
体撮像素子24に与えられる。
【0044】各固体撮像素子22,23,24はぞれぞ
れに入射された光に対し光電変換を行い、電荷を画像信
号として出力する。各固体撮像素子22,23,24は
駆動回路25からの水平駆動パルスおよび垂直駆動パル
スに基づき行われ、かつ対応する第1、第2および第3
のOFD発生回路26,27,28からのオーバフロー
ドレインパルスによって電荷の蓄積時間が制御される。
電荷の蓄積時間を制御することによって各固体撮像素子
22,23,24のダイナミックレンジが制御される。
【0045】固体撮像素子22の画像信号は増幅器29
を介して第1の信号処理回路30に与えられ、第1の信
号処理回路30は画像信号に対し、増幅処理、クランプ
処理、γ補正などの各処理を施す。同様に、固体撮像素
子23の画像信号は増幅器31を介して第2の信号処理
回路32に与えられ、第2の信号処理回路32は画像信
号に対し、増幅処理、クランプ処理、γ補正などの各処
理を施す。固体撮像素子24の画像信号は増幅器32を
介して第3の信号処理回路34に与えられ、第3の信号
処理回路34は画像信号に対し、増幅処理、クランプ処
理、γ補正などの各処理を施す。
【0046】各第1、第2および第3の信号処理回路3
0,32,34で処理が施された画像信号のそれぞれは
合成処理回路35および加算器36に与えられる。
【0047】合成信号処理回路35は各第1、第2およ
び第3の信号処理回路30,32,34からの画像信号
を合成し、この合成された画像信号を出力する。
【0048】加算器36は各第1、第2および第3の信
号処理回路30,32,34からの画像信号を加算し、
この加算された画像信号を出力する。
【0049】各固体撮像素子22,23,24のダイナ
ミックレンジに被写体1に対するダイナミックレンジが
収まるとき、各第1、第2、第3のOFD発生回路2
6,27,28からはオバーフロードレンパルスが出力
されず、スイッチ37は、加算器36から入力端37b
に与えられた画像信号を選択する。この選択した画像信
号は出力端37cから出力端子14を介して外部に出力
される。
【0050】例えば、図2に示すように、固体撮像素子
22で得られる画像信号と固体撮像素子で得られる画像
信号と固体撮像素子24で得られる画像信号とは互いに
加算器36で加算され、この加算された画像信号が外部
に出力される。
【0051】これに対し、各固体撮像素子22,23,
24のダイナミックレンジに被写体1に対するダイナミ
ックレンジが収まらないとき、図3に示すように、各第
1、第2、第3のOFD発生回路26,27,28から
はオバーフロードレンパルスが出力される。第1のOF
D発生回路26は、図3(a)に示すように、前記指示
手段からの指示に基づきオーバフロードレインパルスを
出力しない。これに対し、第2のOFD発生回路27
は、図3(b)に示すように、前記指示手段からの指示
に対応する時間幅を有するオバーフロードレインパルス
を出力し、固体撮像素子23の電荷蓄積時間は制御され
る。同様に、第3のOFD発生回路28は、図3(c)
に示すように、前記指示手段からの指示に対応する時間
幅を有するオバーフロードレインパルスを出力し,固体
撮像素子24の電荷蓄積時間は制御される。
【0052】各オーバフロードレインパルスによって電
荷蓄積時間が制御された各固体撮像素子22,23,2
4からの画像信号は合成信号処理回路35に与えられ
る。合成信号処理回路35は、図4に示すように、1フ
ィールド期間中に各固体撮像素子22,23,24から
の画像信号をそのレベルが予め規定されている外部出力
レベル内に収まるように合成する。スイッチ37は入力
端37aを選択し、合成信号処理回路35からの画像信
号が出力端子14を介して外部に出力される。
【0053】よって、各固体撮像素子5のダイナミック
レンジに被写体1に対するダイナミックレンジが収まら
ないとき、各固体撮像素子22,23,24のダイナミ
ックレンジをオーバフロードレインパルスで制御し、か
つ各固体撮像素子22,23,24からの画像信号を合
成することによって疑似的にダイナミックレンジが広げ
られているから、動画に対する画像劣化を抑制すること
ができる。また、1フィールド期間に画像信号の合成が
行われるから、動画に対する画像劣化を抑制するための
処理に掛かる時間を短縮することができる。
【0054】なお、本実施例では、各固体撮像素子2
2,23,24に入力される光量を1:1:1に設定し
ているが、予め被写体1の光量分布が予測することがで
きるとき、NDフィルタが内蔵されている分離プリズム
を用いることによって各固体撮像素子に入力される光量
比を所定の比に設定することができる。例えば、各固体
撮像素子22,23,24に対する光量比を1:0.
5:0.2などに設定することができる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の固体撮
像装置によれば、動画に対する画像劣化の抑制するため
の処理に時間を掛けることなく,動画に対する画像劣化
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置の一実施例である多板式
固体撮像装置を示すブロック図である。
【図2】図1の多板式固体撮像装置の固体撮像素子が捕
らえた光量を示す図である。
【図3】図1の多板式固体撮像装置の固体撮像素子を動
作させるための各パルスを示す図である。
【図4】図1の多板式固体撮像装置で得られら出力画像
信号を示す図である。
【図5】従来の単板式固体撮像装置を示す概要図であ
る。
【図6】図5の単板式固体撮像装置に用いられている固
体撮像素子を示すブロック図である。
【図7】図5の単板式固体撮像装置の固体撮像素子を動
作させるための各パルスを示す図である。
【図8】図5の単板式固体撮像装置の固体撮像素子が捕
らえた光量を示す図である。
【符号の説明】
2 光学レンズ 3 絞り機構 21 分離プリズム 22,23,24 固体撮像素子 25 駆動回路 26 第1のOFD回路 27 第2のOFD回路 28 第3のOFD回路 30 第1の信号処理回路 32 第2の信号処理回路 34 第3の信号処理回路 35 合成信号処理回路 36 加算器 37 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射される光を複数の光に分離し、この分
    離された光のそれぞれに対し同一の分光特性を有する複
    数の分光手段と、 各分光手段で分解された光をそれぞれ同一の分光特性で
    電荷に変換し、この電荷の転送動作および電荷の蓄積動
    作をする複数の固体撮像素子と、 前記固体撮像素子のそれぞれに対し、前記電荷の転送動
    作を同期するように制御しかつ前記電荷の蓄積動作にお
    ける電荷の蓄積時間を制御する駆動手段と、 前記駆動手段に前記固体撮像素子毎に対する前記電荷の
    蓄積時間を指示する指示手段とを備えることを特徴とす
    る固体撮像装置。
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