JP2008042607A - 撮影装置、撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画角を変えることなく周囲の明るさに応じた画像を得ることができる撮影装置、撮影システムを提供する。
【解決手段】被写体の明るさを検出する検出手段と、被写体に向けて非可視光を照射する発光手段と、可視光画像を撮像し、該可視光画像を示す画像信号を出力する可視光撮像素子と、非可視光画像を撮像し、該非可視光画像を示す画像信号を出力する非可視光撮像素子と、被写体を示す入射光の入射先を可視光撮像素子及び非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替えるミラーと、検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は入射先を可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるようにミラーを制御し、当該被写体の明るさが所定の明るさ未満である場合には入射光を非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるようにミラーを制御すると共に非可視光を照射するように発光手段を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影装置、撮影システムに関する。
可視光撮像素子や非可視光撮像素子など、異なる波長帯域の光を撮影対象とする複数の撮像素子を有するカメラがある。このようなカメラとして、例えば特許文献1には、R光(赤色光)、G光(緑色光)、IR光(赤外光)による特殊映像と、R光、G光、B光(青色光)による通常のカラー映像を選択的に撮影するビデオカメラが開示されている。
また、特許文献2には、赤外域撮影用カメラと可視域撮影用のカメラを備えた車両周辺監視装置が開示されている。さらに特許文献3には、ハーフミラーで赤外光と可視光に光を分割し、これらの光により被写体を同時に撮影するカメラが開示されている。
また、特許文献4には、レンズユニットからの光束を光分割手段により二つの方向に分割し、その第1の光束はそのまま第1の固体撮像素子に結合し、第2の光束は赤外線カットフィルターを介して第2の固体撮像素子に結合する撮像装置が開示されている。
特開2006−292213号公報 特開2005−51403号公報 特開2004−94050号公報 特開2003−69865号公報
上述した各特許文献に開示されている撮影装置では、画角を変えることなく周囲の明るさに応じた画像を得ることができないという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、画角を変えることなく周囲の明るさに応じた画像を得ることができる撮影装置、撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、被写体の明るさを検出する検出手段と、前記被写体に向けて非可視光を照射する発光手段と、可視光画像を撮像し、該可視光画像を示す画像信号を出力する可視光撮像素子と、非可視光画像を撮像し、該非可視光画像を示す画像信号を出力する非可視光撮像素子と、前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替えるミラーと、前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御し、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御すると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御する制御手段と、を有する。
ここで、請求項1の発明では、発光手段は、被写体の明るさを検出する検出手段と、前記被写体に向けて非可視光を照射し、可視光撮像素子は、可視光画像を撮像し、該可視光画像を示す画像信号を出力し、非可視光撮像素子は、非可視光画像を撮像し、該非可視光画像を示す画像信号を出力し、ミラーは、前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替え、制御手段は、前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御し、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御すると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御するので、画角を変えることなく周囲の明るさに応じた映像を得ることができる撮影装置を提供することができる。
また、請求項2の発明は、前記可視光撮像素子及び非可視光撮像素子の撮像領域に被写体像を結像する結像手段と、前記結像手段による合焦位置を移動する合焦位置移動手段と、前記ミラーの制御前後における前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子に対する前記結像手段による合焦位置を示す合焦位置情報を予め記憶した記憶手段と、を更に有し、前記制御手段は、前記ミラーを制御した後に、前記入射光が入射される撮像素子に対応する前記合焦位置情報に基づいて前記結像手段の合焦位置を調整するように前記合焦位置移動手段を制御する。
ここで、請求項2の発明では、ミラーを制御した後に、入射光が入射される撮像素子に対応する結像手段による合焦位置が予め記録されているので、素早く合焦することができる。
また、請求項3の発明は、前記可視光撮像素子の光軸方向に対する位置又は前記非可視光撮像素子の光軸方向に対する位置を移動する撮像素子位置移動手段と、前記ミラーの制御前後における前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子の合焦位置を示す合焦位置情報を予め記憶した記憶手段と、を更に有し、前記制御手段は、前記ミラーを制御した後に、前記入射光が入射される撮像素子に対応する前記合焦位置情報に基づいて該撮像素子の位置を調整するように前記撮像素子位置移動手段を制御する。
ここで、請求項3の発明では、ミラーを制御した後に、入射光が入射される撮像素子に対応する前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子の合焦位置が予め記録されているので、素早く合焦することができる。
また、請求項4の発明は、前記発光手段は、前記制御手段の制御により発光量を変えることが可能であり、前記制御手段は、前記発光手段の発光量が所定の量以上であり、かつ前記被写体の明るさが前記所定の明るさ未満の場合には、前記非可視光撮像素子に対し、他の場合に比較してより多くの画素を使用して前記被写体を示す画像の1ドットを形成する画像信号を出力させるように前記非可視光撮像素子を制御する。
ここで、請求項4の発明では、発光手段により発光量を例えば最大としたにもかかわらず被写体の明るさが所定の明るさ未満の場合、他の場合に比較してより多くの画素を使用して前記被写体を示す画像の1ドットを形成するので、周囲の明るさに応じた最適な画像を得ることができる。
また、請求項5の発明は、前記非可視光撮像素子は、前記可視光撮像素子に比較して画素感度が高い。
ここで、請求項5の発明では、非可視光撮像素子で撮影するような暗い被写体であっても、画素感度が高くすることで、見やすい画像を得ることができる。
また、請求項6の発明は、前記制御手段は、前記非可視光撮像素子の撮像領域を二等分した2つの領域毎に輝度の積算を求め、更にその2つの積算の比である第1の比を求め、前記可視光撮像素子の撮像領域を二等分した2つの領域毎に輝度の積算を求め、更にその2つの積算の比である第2の比を求め、前記第1の比と前記第2の比とが等しくなるように前記ミラーを制御する。
ここで、請求項6の発明では、機械的に動作するミラーにより発生した光軸ずれを補正することができる。
また、請求項7の発明は、当該撮影装置の温度を検知する温度検知手段と、前記第1の比と前記第2の比とが等しくなるように前記ミラーが制御されたときのミラーの位置を所定の温度毎に記憶している記憶手段を更に有し、前記制御手段は、前記温度検知手段により検知された温度に対応するミラーの位置を前記記憶手段より取得して適用することにより、前記ミラーを制御する。
ここで、請求項7の発明では、当該撮影装置の温度を検出し、その温度に対応したミラーの位置が予め定められているので、撮影装置やその近傍の温度に対応することができる。
また、請求項8の発明は、撮影装置と制御装置とを有する撮影システムであって、前記撮影装置は、被写体の明るさを検出する検出手段と、可視光画像を撮像する可視光撮像素子と、非可視光画像を撮像する非可視光撮像素子と、前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替えるミラーと、を有し、前記制御装置は、前記被写体に向けて非可視光を照射する発光手段と、前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させ、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御する制御手段と、を有する。
ここで、請求項8の発明では、撮影装置と制御装置とを有する撮影システムであって、前記撮影装置の検出手段は、被写体の明るさを検出し、前記撮影装置の可視光撮像素子は可視光画像を撮像し、前記撮影装置の非可視光撮像素子は非可視光画像を撮像し、前記撮影装置のミラーは、前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替え、前記制御装置の発光手段は、前記被写体に向けて非可視光を照射し、前記制御装置の制御手段は、前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させ、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御するので、画角を変えることなく周囲の明るさに応じた映像を得ることができる撮影システムを提供することができる。
本発明によれば、画角を変えることなく周囲の明るさに応じた映像を得ることができる撮影装置、撮影システムを提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態においては、本発明の撮影装置をデジタルカメラに適用した場合について説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の要部構成を説明する。
デジタルカメラ10は、被写体像を結像させるためのレンズを含んで構成された光学ユニット22と、該レンズの光軸後方に配設されたミラー23と、該レンズの光軸後方でかつミラー23より下流側に設けられ、非可視光による被写体を撮像する非可視光撮像素子24と、該レンズの光軸後方でかつミラー23より下流側に設けられ、可視光による被写体を撮像する可視光撮像素子25と、入力されたアナログ信号に対して各種のアナログ信号処理を行うアナログ信号処理部26と、を含んで構成されている。
また、デジタルカメラ10は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28と、入力されたデジタルデータに対して各種のデジタル信号処理を行うデジタル信号処理部30と、を含んで構成されている。
なお、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、入力されたデジタルデータを後述するメモリ48の所定領域に直接記憶させる制御も行う。
非可視光撮像素子24及び可視光撮像素子25の出力端はアナログ信号処理部26の入力端に、アナログ信号処理部26の出力端はADC28の入力端に、ADC28の出力端はデジタル信号処理部30の入力端に、各々接続されている。従って、非可視光撮像素子24及び可視光撮像素子25から出力された被写体像を示すアナログ信号はアナログ信号処理部26によって所定のアナログ信号処理が施され、ADC28によってデジタル画像データに変換された後にデジタル信号処理部30に入力される。
一方、デジタルカメラ10は、被写体像やメニュー画面等をLCD(液晶ディスプレイ)38に表示させるための信号を生成してLCD38に供給するLCDドライバ36と、赤外光を被写体に対して照射する赤外光LED39を駆動させるためのLEDドライバ37と、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)40と、撮影により得られたデジタル画像データ等を記憶するメモリ48と、メモリ48に対するアクセスの制御を行うメモリインタフェース46と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、可搬型のメモリカード52をデジタルカメラ10でアクセス可能とするための外部メモリインタフェース50と、デジタル画像データに対する圧縮処理及び伸張処理を行う圧縮・伸張処理回路54と、を含んで構成されている。
なお、本実施の形態のデジタルカメラ10では、メモリ48としてVRAM(Video RAM)が用いられ、メモリカード52としてスマートメディア(Smart Media(登録商標))が用いられている。
デジタル信号処理部30、LCDインタフェース36、LEDドライバ37、CPU40、メモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50、及び圧縮・伸張処理回路54はシステムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU40は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路54の作動の制御、LCD38に対するLCDインタフェース36を介した各種情報の表示、LEDドライバ37を介した赤外光LED39の発光、メモリ48及びメモリカード52へのメモリインタフェース46、外部メモリインタフェース50を介したアクセスを各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主として非可視光撮像素子24及び可視光撮像素子25を駆動させるためのタイミング信号を生成して非可視光撮像素子24及び可視光撮像素子25に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、非可視光撮像素子24及び可視光撮像素子25の駆動はCPU40によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
更に、デジタルカメラ10にはモータ駆動部34が備えられており、光学ユニット22に備えられた図示しない焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータの駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御され、ミラー23の駆動もCPU40によりモータ駆動部34を介して制御される。なお、焦点調整モータは本実施の形態ではステッピングモータとしている。
すなわち、本実施の形態に係るレンズは複数枚のレンズを有し、焦点距離の移動(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ、及び絞り駆動モータは含まれるものであり、これらのモータは各々CPU40の制御によりモータ駆動部34から供給された駆動信号によって駆動される。
更に、図示しないレリーズボタン、電源スイッチなどの各種ボタン類、スイッチ類(同図では、「操作部56」と総称。)はCPU40に接続されており、CPU40は、これらの操作部56に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10で可視光撮像素子25を用いた撮影時における全体的な動作について簡単に説明する。
まず、可視光撮像素子25は、光学ユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)毎のアナログ信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、非可視光撮像素子24及び可視光撮像素子25から入力されたアナログ信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。
ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR、G、B毎のアナログ信号を各々12ビットのR、G、Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ48の所定領域に直接格納する。
メモリ48の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU40による制御に応じてデジタル信号処理部30により読み出され、所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって所定ビット、例えば8ビットのデジタル画像データを生成する。
そして、デジタル信号処理部30は、生成した所定ビットのデジタル画像データに対しYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ48の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD38は、非可視光撮像素子24及び可視光撮像素子25による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されており、LCD38をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース36を介して順次LCD38に出力する。これによってLCD38にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタンがユーザによって半押し状態とされた場合、後述する処理が実行され、撮影条件が設定される。その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ48に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路54によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース50を介してメモリカード52に記録する。
また、デジタルカメラ10には、ストロボ44とCPU40との間に介在されると共に、CPU40の制御によりストロボ44を発光させるための電力を充電する充電部42が備えられている。更に、ストロボ44はCPU40にも接続されており、ストロボ44の発光はCPU40によって制御される。
次に、図2を用いて、非可視光撮像素子24、可視光撮像素子25、ミラー23、レンズ21の位置関係及びミラー23の動作について説明する。
図2(a)(b)には、それぞれ非可視光撮像素子24、可視光撮像素子25、ミラー23、光学ユニット22に含まれるレンズ21の位置が示されている。なお、ミラー23の動作は、図1で説明したモータ駆動部34により行われ、このモータは図2では省略されている。
図2(a)(b)は、非可視光撮像素子24と、可視光撮像素子25とを垂直に配置した場合の位置関係及びその場合のミラー23の動作を示している。図2(a)(b)において、ミラー23は、図2(a)左端部を回転軸Cとして同図矢印A方向に揺動可能に設けられている。なお、回転軸Cには不図示のモータの回転軸が取り付けられており、回転軸Cは、モータ駆動部34により作動が制御される。
具体的には、可視光撮像素子25で撮影する場合、ミラー23は、レンズ21から可視光撮像素子25への光を妨げない位置に回転軸Cを中心に回転する。また、非可視光撮像素子24で撮影する場合には、ミラー23は、図2(b)に示されるようにレンズ21からの光を反射することで非可視光撮像素子24へ光を入射させる位置に回転軸Cを中心に回転する。
このように、本実施の形態における撮像素子は、垂直に配置され、ミラー23が回転軸Cを中心に回転することで、光の入射先を切り替えるようになっている。
次に、CPU40により実行されるミラー23を切り替えるプログラムによる処理を、図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップ101は、デジタルカメラ10の電源投入による起動である。次のステップ102で、CPU40は、入射光の明るさを検出する。なお、本実施の形態に係るデジタルカメラでは、入射光の明るさを可視光撮像素子25から出力された画像データにより示される平均的な輝度により検出している。
次のステップ103で、CPU40は、検出した入射光の明るさが基準値以上か否か判断する。この基準値での明るさが所定の明るさであり、その基準値は可視光撮像素子25の特性や、ユーザによる設定で予め定められている。
CPU40が、ステップ103で肯定判断した場合、ステップ104で、可視光撮像素子25に光が入射するようにミラー23を制御し、ステップ105で可視光撮像素子25を駆動することで、ステップ106で画像を出力する。この画像の出力とは、LCD38に画像を表示することや、メモリ48に画像を保存することを意味する。
一方、ステップ103でCPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ107で、赤外光LED39を点灯し、ステップ108で、非可視光撮像素子24に光が入射するようにミラー23を制御し、ステップ109で非可視光撮像素子24を駆動することで、ステップ106で画像を出力する。
以上の処理は、ステップ110で、電源がオフとなるまで繰り返される。
次に、ミラー23を切り替えた際に合焦する処理について説明する。具体的には、図4に示されるように、入射先を可視光撮像素子25から非可視光撮像素子24にミラー23により切り替えた場合、可視光撮像素子25と非可視光撮像素子24とでは合焦するレンズ21の位置が光軸方向に対して異なるため、レンズ21を移動する処理である。
ここで、上述したように焦点調整モータはステッピングモータであるため、レンズの位置はステッピングモータを駆動させるためのパルス数に対応するので、以下の説明では、レンズの位置をパルス数を用いて表現する。
また、この処理において、レンズ21をどれだけ移動するかは、予めメモリ48にテーブルとして記憶されている。このテーブル(以下、テーブルAとする)は、可視光撮像素子25を駆動している時のレンズ位置と、非可視光撮像素子24を駆動する時のレンズ位置とを対応させたものである。具体的には、例えばレンズの位置が予め定められた基準から何パルス分離れているかで位置を判断し、可視光撮像素子25を駆動している時のレンズ位置を示すNパルスと、そのNパルスの場合の非可視光撮像素子24のレンズ位置を示すMパルスとが対応づけられたテーブルである。
レンズ21を移動するプログラムによる処理を、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップ201は、デジタルカメラ10の電源投入による起動である。次のステップ202で、CPU40は、入射光の明るさを検出する。次のステップ203で、CPU40は、検出した入射光の明るさが基準値以上か否か判断する。CPU40が、ステップ203で肯定判断した場合、ステップ204で、可視光撮像素子25に光が入射するようにミラー23を制御する。
次に、CPU40は、ステップ205で、直前に非可視光撮像素子24を駆動していたか否かを判断する。ステップ205で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ206で、可視光撮像素子25を駆動し、ステップ207で画像を出力する。画像出力の後、ステップ208で、CPU40が電源オフとされたか否かを判断し、肯定判断した場合は処理が終了し、否定判断した場合はステップ202の処理を再び実行する。
一方、ステップ205で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ209で現時点でのレンズ21の位置を取得する。次に、CPU40は、ステップ210で、上述したテーブルAを用いて、非可視光撮像素子24でのレンズの位置(現在のレンズの位置)に対する可視光撮像素子25でのレンズの位置を読み取る。次のステップ211で、CPU40は、テーブルAから読み取った値に応じてレンズの位置を制御し、上述したステップ206の処理を実行する。
ステップ203の判断処理に戻る。ステップ203で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ212で、赤外光LED39を点灯し、ステップ213で、非可視光撮像素子24に光が入射するようにミラー23を制御する。次のステップ214で、CPU40は、直前に可視光撮像素子25を駆動していたか否かを判断する。ステップ214で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ215で、非可視光撮像素子24を駆動し、ステップ207で画像を出力する。
一方、ステップ214で、CPU40が肯定判断した場合、CPU40は、ステップ216で現時点でのレンズ21の位置を取得する。次に、CPU40は、ステップ217で、上述したテーブルAを用いて、可視光撮像素子25でのレンズの位置(現在のレンズの位置)に対する非可視光撮像素子24でのレンズの位置を読み取る。次のステップ218で、CPU40は、テーブルから読み取った値に応じてレンズの位置を制御し、上述したステップ215の処理を実行する。
次に、非可視光撮像素子24を駆動することで、合焦を行う処理について説明する。具体的には、図6に示されるように、非可視光撮像素子24を駆動する非可視光撮像素子駆動部51により、非可視光撮像素子24が上下に駆動することで合焦を行う。
この処理において、非可視光撮像素子24をどれだけ移動するかは、予めメモリ48にテーブルとして記憶されている。このテーブル(以下、テーブルBとする)は、可視光撮像素子25を駆動している時のレンズ位置と、非可視光撮像素子24を駆動する時の非可視光撮像素子24の位置とを対応させたものである。具体的には、例えばレンズの位置が予め定められた基準から何パルス分離れているかで位置を判断し、可視光撮像素子25を駆動している時のレンズ位置を示すNパルスと、そのNパルスの場合の非可視光撮像素子24の位置を示すMパルスとが対応づけられたテーブルである。
また、非可視光撮像素子駆動部51が新たに加わるため、デジタルカメラ10の電気系の要部構成は、図7に示されるように、非可視光撮像素子駆動部51が加わったものとなる。
非可視光撮像素子24を移動するプログラムによる処理を、図8のフローチャートを用いて説明する。ステップ301は、デジタルカメラ10の電源投入による起動である。次のステップ302で、CPU40は、入射光の明るさを検出する。次のステップ303で、CPU40は、検出した明るさが基準値以上か否か判断する。CPU40が、ステップ303で肯定判断した場合、ステップ304で、可視光撮像素子25に光が入射するようにミラー23を制御する。次に、CPU40は、ステップ305で可視光撮像素子25を駆動し、ステップ306で画像を出力する。画像出力の後、ステップ307で、CPU40が電源オフとされたか否かを判断し、肯定判断した場合は処理が終了し、否定判断した場合はステップ302の処理を再び実行する。
ステップ303の判断処理に戻る。ステップ303で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ308で、赤外光LED39を点灯し、ステップ309で、非可視光撮像素子24に光が入射するようにミラー23を制御する。次のステップ310で、CPU40は、直前に可視光撮像素子25を駆動していたか否かを判断する。ステップ314で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ311で、非可視光撮像素子24を駆動し、ステップ306で画像を出力する。
一方、ステップ310で、CPU40が肯定判断した場合、CPU40は、ステップ312で現時点でのレンズ21の位置を取得する。次に、CPU40は、ステップ313で、上述したテーブルBを用いて、可視光撮像素子25でのレンズの位置(現在のレンズの位置)に対する非可視光撮像素子24の位置を読み取る。次のステップ314で、CPU40は、テーブルから読み取った値に応じて非可視光撮像素子24の位置を制御し、上述したステップ311の処理を実行する。
次に、最適な明るさの画像を得るために、上述した赤外光LEDの発光量を変えて画像を出力するプログラムの処理について、図9を用いて説明する。なお、この処理では、発光量の判断において用いられる所定の量として発光量が最大となる量としているが、任意の発光量であっても良い。
最初のステップ401は、デジタルカメラ10の電源投入による起動である。次のステップ402で、CPU40は、入射光の明るさを検出する。次のステップ403で、CPU40は、検出した明るさが基準値以上か否か判断する。CPU40が、ステップ403で肯定判断した場合、ステップ404で、可視光撮像素子25に光が入射するようにミラー23を制御し、ステップ405で可視光撮像素子25を駆動し、ステップ406で画像を出力する。画像出力の後、ステップ407で、CPU40が電源オフとされたか否かを判断し、肯定判断した場合は処理が終了し、否定判断した場合はステップ402の処理を再び実行する。
ステップ403の判断処理に戻る。ステップ403で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ408で、赤外光LED39を点灯し、ステップ409で、非可視光撮像素子24に光が入射するようにミラー23を制御し、ステップ410で、非可視光撮像素子24を駆動する。
次のステップ411で、CPU40は、指定ブロックの積算データは基準値以上か否か判断する。ここで、指定ブロックとは、所定の画素数の画素のまとまりのうち、予め指定された画素のまとまりをいう。また、積算データとは、指定ブロックの輝度の総和である。従って、ここでの積算データは入射光の明るさを示すものであり、積算データの値が大きいほど入射光が明るいことを示している。
ステップ411で、CPU40が肯定判断した場合、ステップ406の処理が実行される。ステップ411でCPU40が否定判断した場合、ステップ412でCPU40は、点灯中の赤外光の発光量が最大か否か判断する。ステップ412で、CPU40が否定判断した場合、CPU40は、ステップ415で赤外LEDの発光量を上げて、再びステップ411の判断を行う。
ステップ412で、CPU40が肯定判断した場合、CPU40は、ステップ413で、画素混合が可能か否か判断し、画素混合が可能であれば、ステップ414で画素混合を実行し、再びステップ411の判断を行う。一方、ステップ413で、CPU40が否定判断した場合、上述したステップ406の処理が実行される。なお、画素混合とは、撮像素子の画素を複数使って画像の1ドットを形成するもので、例えば、有効画素数の約2倍の画素数のデータ上で、4画素を一つにまとめることであり、この画素混合により信号レベル(感度)は4倍、S/N(信号対ノイズ比)は2倍となるなどの効果がある。
以上説明したプログラムによる処理を実行する場合、可視光撮像素子25及び非可視光撮像素子24の画素を異なるようにしても良い。具体的には、図10に示されるように、非可視光撮像素子24の画素の大きさを、可視光撮像素子25の画素の大きさより大きくする。このようにすることで、非可視光撮像素子24の感度を上げることが可能となる。
今まで説明した処理は、複数のデジタルカメラにも適用することができる。具体的には、複数のデジタルカメラが接続されたパソコンなどの情報処理装置により上述した制御を行う形態である。
まず、デジタルカメラ10は、図11に示されるように、情報処理装置と接続するためのネットワークインタフェース60を更に有する構成となる。ネットワークインタフェース60により情報処理装置に接続された例を図12に示す。図12には、バスに接続されたネットワークインタフェース60が示されている。
図12に示される撮影システムは、複数(図12では2台)のデジタルカメラ10A、10Bと、情報処理装置92と、発光制御部94と、発光部96とを含む。デジタルカメラ10A、10Bと情報処理装置92は、例えばUSBやLANなどにより接続される。発光制御部94と情報処理装置92、発光制御部94、及び発光部96も同様にUSBやLANなどにより接続される。
情報処理装置92は、システム制御部80、記憶制御部82、記憶部84、表示制御部86、表示部88、及び位置情報取得部90を有する。システム制御部80は、情報処理装置92全体を制御する共に、周囲の明るさに応じてデジタルカメラ10A、10Bを制御する。また、システム制御部80は、発光制御部94を制御する。
記憶制御部82は、記憶部84を制御する。記憶部84は、メモリ或いはハードディスクなどの記憶装置であり、上述したテーブルA、Bなどが記憶されている。表示制御部86は、表示部88を制御する。表示部88は、オペレータなどに対して情報を表示する。位置情報取得部90は、デジタルカメラ10A、10Bからレンズの位置を取得する。
このレンズの位置の他に、情報処理装置92は、デジタルカメラ10A、10Bからミラーの位置、非可視光撮像素子の位置が通知される。一方、情報処理装置92からデジタルカメラ10A、10Bには、レンズの移動量、ミラーの回転指示、非可視光撮像素子の移動量が通知される。
このように、情報処理装置92とデジタルカメラ10A、10Bとのインタフェースを定めておくことで、複数のデジタルカメラにも本実施の形態を適用することが可能となる。
以上説明した本実施の形態では、ミラー23を機械的に動かすため、光軸がずれる可能性がある。そこで、この光軸のずれを補正する方法について、図13、図14を用いて説明する。図13(a)(b)のいずれにも、撮像素子A、Bとミラー23とが示されている。この撮像素子A、Bとは、非可視光撮像素子や可視光撮像素子などの一般的な撮像素子であり、撮像素子Aと撮像素子Bとが同一の撮像素子であっても良い。
また、撮像素子A、Bの撮像領域は、図14に示されるように領域Aと領域Bの2つに中心線Dから論理的に二等分されており、領域A、Bの面積は等しくなっている。従って、光軸にずれが生じた場合、領域A、Bに入射する光に偏りが生じるため、領域A、Bのそれぞれの輝度の積算データが異なることとなる。そこで、ミラー23の角度を調整することで、光軸のずれを補正することが可能となる。
光軸のずれを補正するプログラムにより実行される処理のフローチャートを、図15を用いて説明する。ステップ501で、CPU40は、撮像素子Aにおける領域Aでの積算データと領域Bでの積算データとの比RAを求める。次のステップ502で、CPU40は、撮像素子Bにおける領域Aでの積算データと領域Bでの積算データとの比RBを求める。そして、ステップ503で、CPU40は、RAとRBが撮像素子A、Bで等しくなるようにミラーを制御する。
この処理により、撮像素子A、Bでの積算データの比が等しくなるので、撮像素子A、Bでの光軸のずれを補正することができる。
なお、撮像素子A、Bがそれぞれ可視光撮像素子、非可視光撮像素子の場合、可視光撮像素子でのR光(赤色光)を受光するR画素での積算データと、非可視光撮像素子でのIRを受光するIR画素での積算データとの比を用いるようにしても良い。R光は、他の光であるG光(緑色光)、B光(青色光)と比較して、IRに近いためである。
また、デジタルカメラに温度センサを設け、温度によりミラーを制御するようにしても良い。この場合のデジタルカメラ10の電気系の要部構成は、図16に示されるように、温度センサ57が加わったものとなる。この温度センサ57は、CPU40に接続され、検知した温度は、CPU40に通知される。
このような温度センサ57を設けた構成において、例えば予め定められたいくつかの温度毎に、図15で示した処理によってミラーの移動量を測定しておき、測定した結果をテーブルとしてメモリ48に保持する。このテーブルの構造は、温度、その温度に対応する撮像素子Aでのミラーの移動量、及びその温度に対応する撮像素子Bでのミラーの移動量の3つのデータを温度毎に記録される構造である。
このテーブルを用いて、温度センサが検出した温度に対応する移動量を取得し、その移動量だけミラーを制御する。このように制御することで、温度にも対応可能な光軸補正を行うことができる。
以上説明した本実施の形態では、非可視光撮像素子24と、可視光撮像素子25とを垂直に配置した場合について説明したが、図17に示されるように、非可視光撮像素子24と、可視光撮像素子25とを平行に配置するようにしても良い。同図は、この場合の位置関係及びその場合のミラー23の動作を示している。撮像素子を平行に配置した場合、ミラー23は、ミラー23の中点を回転軸として動作する。そして、非可視光撮像素子24で撮影する場合には、ミラー23は、図17(a)に示されるようにレンズ21からの光を反射することで非可視光撮像素子24へ光を入射させる位置に回転軸Cを中心に回転する。また、可視光撮像素子25で撮影する場合には、ミラー23は、図17(b)に示されるようにレンズ21からの光を反射することで可視光撮像素子25へ光を入射させる角度となるように回転軸Cを中心に回転する。
以上説明したように本実施の形態では、被写体の明るさを検出する検出手段(可視光撮像素子25、CPU40)と、前記被写体に向けて非可視光を照射する発光手段(赤外光LED39)と、可視光画像を撮像し、該可視光画像を示す画像信号を出力する可視光撮像素子25と、非可視光画像を撮像し、該非可視光画像を示す画像信号を出力する非可視光撮像素子24と、前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替えるミラー23と、前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御し、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御すると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御する制御手段(CPU40)と、を有する。
また、本実施の形態では、前記可視光撮像素子25及び非可視光撮像素子24の撮像領域に被写体像を結像する結像手段(レンズ21)と、前記結像手段による合焦位置を移動する合焦位置移動手段(モータ駆動部34)と、前記ミラー23の制御前後における前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子に対する前記結像手段による合焦位置を示す合焦位置情報を予め記憶した記憶手段(メモリ48)と、を更に有し、前記制御手段(CPU40)は、前記ミラーを制御した後に、前記入射光が入射される撮像素子に対応する前記合焦位置情報に基づいて前記結像手段の合焦位置を調整するように前記合焦位置移動手段を制御する。
また、本実施の形態では、前記可視光撮像素子25の光軸方向に対する位置又は前記非可視光撮像素子24の光軸方向に対する位置を移動する撮像素子位置移動手段(モータ駆動部)と、前記ミラー23の制御前後における前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子の合焦位置を示す合焦位置情報を予め記憶した記憶手段(メモリ48)と、を更に有し、前記制御手段(CPU40)は、前記ミラーを制御した後に、前記入射光が入射される撮像素子に対応する前記合焦位置情報に基づいて該撮像素子の位置を調整するように前記撮像素子位置移動手段を制御する。
また、本実施の形態では、前記発光手段(赤外光LED39)は、前記制御手段(CPU40)の制御により発光量を変えることが可能であり、前記制御手段は、前記発光手段の発光量が所定の量以上であり、かつ前記被写体の明るさが前記所定の明るさ未満の場合には、前記非可視光撮像素子24に対し、他の場合に比較してより多くの画素を使用して前記被写体を示す画像の1ドットを形成する画像信号を出力させるように前記非可視光撮像素子を制御する。
また、本実施の形態では、請求項5の発明は、前記非可視光撮像素子24は、前記可視光撮像素子に比較して画素感度が高い。
また、本実施の形態では、前記制御手段(CPU40)は、前記非可視光撮像素子24の撮像領域を二等分した2つの領域毎に輝度の積算を求め、更にその2つの積算の比である第1の比を求め、前記可視光撮像素子25の撮像領域を二等分した2つの領域毎に輝度の積算を求め、更にその2つの積算の比である第2の比を求め、前記第1の比と前記第2の比とが等しくなるように前記ミラー23を制御する。
また、本実施の形態では、当該撮影装置の温度を検知する温度検知手段(温度センサ57)と、前記第1の比と前記第2の比とが等しくなるように前記ミラーが制御されたときのミラーの位置を所定の温度毎に記憶している記憶手段(メモリ48)を更に有し、前記制御手段(CPU40)は、前記温度検知手段により検知された温度に対応するミラー23の位置を前記記憶手段より取得して適用することにより、前記ミラーを制御する。
また、本実施の形態では、撮影装置(デジタルカメラ10A、10B)と制御装置(情報処理装置92)とを有する撮影システムであって、前記撮影装置は、被写体の明るさを検出する検出手段(可視光撮像素子25、CPU40)と、可視光画像を撮像する可視光撮像素子25と、非可視光画像を撮像する非可視光撮像素子24と、前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替えるミラー23と、を有し、前記制御装置は、前記被写体に向けて非可視光を照射する発光手段(発光部96)と、前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させ、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御する制御手段(システム制御部80)と、を有する。
本実施の形態に係るデジタルカメラの電気系の要部構成を示す図である。 非可視光撮像素子、可視光撮像素子、ミラー、レンズの位置関係及びミラーの動作を示す図である。 明るさによりミラーを切り替える処理を示すフローチャートである。 レンズを移動する様子を示す図である。 レンズを移動する処理を示すフローチャートである。 非可視光撮像素子が上下に駆動する様子を示す図である。 本実施の形態に係る非可視光撮像素子駆動部を設けたデジタルカメラの電気系の要部構成を示す図である。 非可視光撮像素子を移動する処理を示すフローチャートである。 赤外光LEDの発光量を変えて画像を出力する処理を示すフローチャートである。 非可視光撮像素子の画素の大きさと可視光撮像素子の画素の大きさを示す図である。 本実施の形態に係るネットワークインタフェースを設けたデジタルカメラの電気系の要部構成を示す図である。 撮影システムを示す図である。 撮像素子を2つの領域に分割し、その領域毎の輝度の積算データを用いてミラーを制御する様子を示す図である。 撮像素子の領域を示す図である。 光軸のずれを補正する処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る温度センサを設けたデジタルカメラの電気系の要部構成を示す図である。 非可視光撮像素子と可視光撮像素子とを平行に配置した場合のミラー、レンズの位置関係及びミラーの動作を示す図である。
符号の説明
10、10A、10B デジタルカメラ
21 レンズ
22 光学ユニット
23 ミラー
24 非可視光撮像素子
25 可視光撮像素子
34 モータ駆動部
39 赤外光LED
60 ネットワークインタフェース
80 システム制御部
96 発光部
C 回転軸

Claims (8)

  1. 被写体の明るさを検出する検出手段と、
    前記被写体に向けて非可視光を照射する発光手段と、
    可視光画像を撮像し、該可視光画像を示す画像信号を出力する可視光撮像素子と、
    非可視光画像を撮像し、該非可視光画像を示す画像信号を出力する非可視光撮像素子と、
    前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替えるミラーと、
    前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御し、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記ミラーを制御すると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御する制御手段と、
    を有する撮影装置。
  2. 前記可視光撮像素子及び非可視光撮像素子の撮像領域に被写体像を結像する結像手段と、
    前記結像手段による合焦位置を移動する合焦位置移動手段と、
    前記ミラーの制御前後における前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子に対する前記結像手段による合焦位置を示す合焦位置情報を予め記憶した記憶手段と、
    を更に有し、
    前記制御手段は、前記ミラーを制御した後に、前記入射光が入射される撮像素子に対応する前記合焦位置情報に基づいて前記結像手段の合焦位置を調整するように前記合焦位置移動手段を制御する請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記可視光撮像素子の光軸方向に対する位置又は前記非可視光撮像素子の光軸方向に対する位置を移動する撮像素子位置移動手段と、
    前記ミラーの制御前後における前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子の合焦位置を示す合焦位置情報を予め記憶した記憶手段と、
    を更に有し、
    前記制御手段は、前記ミラーを制御した後に、前記入射光が入射される撮像素子に対応する前記合焦位置情報に基づいて該撮像素子の位置を調整するように前記撮像素子位置移動手段を制御する請求項1に記載の撮影装置。
  4. 前記発光手段は、前記制御手段の制御により発光量を変えることが可能であり、
    前記制御手段は、前記発光手段の発光量が所定の量以上であり、かつ前記被写体の明るさが前記所定の明るさ未満の場合には、前記非可視光撮像素子に対し、他の場合に比較してより多くの画素を使用して前記被写体を示す画像の1ドットを形成する画像信号を出力させるように前記非可視光撮像素子を制御する請求項1に記載の撮影装置。
  5. 前記非可視光撮像素子は、前記可視光撮像素子に比較して画素感度が高い請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 前記制御手段は、前記非可視光撮像素子の撮像領域を二等分した2つの領域毎に輝度の積算を求め、更にその2つの積算の比である第1の比を求め、前記可視光撮像素子の撮像領域を二等分した2つの領域毎に輝度の積算を求め、更にその2つの積算の比である第2の比を求め、前記第1の比と前記第2の比とが等しくなるように前記ミラーを制御する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮影装置。
  7. 当該撮影装置の温度を検知する温度検知手段と、
    前記第1の比と前記第2の比とが等しくなるように前記ミラーが制御されたときのミラーの位置を所定の温度毎に記憶している記憶手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記温度検知手段により検知された温度に対応するミラーの位置を前記記憶手段より取得して適用することにより、前記ミラーを制御する請求項6に記載の撮影装置。
  8. 撮影装置と制御装置とを有する撮影システムであって、
    前記撮影装置は、
    被写体の明るさを検出する検出手段と、
    可視光画像を撮像する可視光撮像素子と、
    非可視光画像を撮像する非可視光撮像素子と、
    前記被写体を示す入射光の入射先を前記可視光撮像素子及び前記非可視光撮像素子のいずれか一方の撮像領域に機械的に切り替えるミラーと、
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記被写体に向けて非可視光を照射する発光手段と、
    前記検出手段によって検出された被写体の明るさが所定の明るさ以上である場合は前記入射先を前記可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させ、当該被写体の明るさが前記所定の明るさ未満である場合には前記入射光を前記非可視光撮像素子の撮像領域に切り替えるように前記撮影装置に前記ミラーを制御させると共に非可視光を照射するように前記発光手段を制御する制御手段と、
    を有する撮影システム。
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