JP2005094346A - 監視用ビデオカメラ - Google Patents

監視用ビデオカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2005094346A
JP2005094346A JP2003324896A JP2003324896A JP2005094346A JP 2005094346 A JP2005094346 A JP 2005094346A JP 2003324896 A JP2003324896 A JP 2003324896A JP 2003324896 A JP2003324896 A JP 2003324896A JP 2005094346 A JP2005094346 A JP 2005094346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
sensitivity
mode
video camera
monitoring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003324896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4309728B2 (ja
Inventor
Haruo Kogane
春夫 小金
Yasuharu Nakamura
靖治 中村
Makoto Takakuwa
誠 高桑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003324896A priority Critical patent/JP4309728B2/ja
Priority to EP04021754.9A priority patent/EP1517545B1/en
Priority to US10/941,456 priority patent/US7649547B2/en
Priority to AU2004212537A priority patent/AU2004212537A1/en
Priority to RU2004127858/09A priority patent/RU2348121C2/ru
Priority to CA002482146A priority patent/CA2482146A1/en
Priority to CNB2004101023276A priority patent/CN100414439C/zh
Priority to CNB2004101047637A priority patent/CN100369464C/zh
Publication of JP2005094346A publication Critical patent/JP2005094346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4309728B2 publication Critical patent/JP4309728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/181Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a plurality of remote sources
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/667Camera operation mode switching, e.g. between still and video, sport and normal or high- and low-resolution modes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/72Combination of two or more compensation controls
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/76Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the image signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】 画素加算モードによる高感度化が可能であるとともに、赤外光導入モードによる高感度化を適用して昼夜を問わず最適な撮像が可能な監視用ビデオカメラを提供する。
【解決手段】撮像した監視対象の電気信号を生成する電気信号生成手段と、電気信号からビデオ信号を生成するビデオ信号生成手段と、ビデオ信号から出力信号を生成する出力信号生成手段と、電気信号生成手段、ビデオ信号生成手段および出力信号生成手段を制御する制御手段とを備え、電気信号生成手段が、監視対象の光学像を結像する光学部と、光学像を二次元に配置された複数のセルで受光して電気信号に変換する光電変換部と、光電変換部の撮像感度を通常状態より高感度化する二以上の高感度化部とを含み、制御手段が、二以上の高感度化部を予め定められた順序で起動または停止する起動停止部を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビデオカメラに係り、特に、照度に係らず最適な撮像が可能な監視用ビデオカメラに関する。
従来から、特定の対象を監視するために、監視用ビデオカメラが使用されている。
監視用ビデオカメラの撮像素子としては、電荷結合素子等の半導体撮像素子(以下、単に撮像素子と記す)を使用することが一般的であるが、一枚の撮像素子を使用した監視用ビデオカメラでは、撮像感度を高感度化するために、露光時間を長くする長時間蓄積モードを適用することは可能である。しかし、撮像素子の隣接する複数のセルに蓄積された電荷を加算して一画素の信号とする画素加算モードによる高感度化は、混色が生じるために適用することはできない。
画素加算モードによる感度向上を可能とするために、三枚の撮像素子を使用し、色成分ごとに個別の撮像素子を使用する三板式ビデオカメラがすでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記の三板式ビデオカメラにあっては、色成分ごとに電気信号に変換されるため、混色を生じることなく画素加算モードにより感度を向上することが可能となる。
特開平8−307774号公報([0026]、図1)
しかしながら、上記の三板式ビデオカメラは、三枚の撮像素子を備えており、ビデオカメラが高価になるという問題がある。さらに、夜間等の低照度状態では、必然的にモノクローム撮像となり、モノクローム撮像は一枚の撮像素子を使用すれば十分可能であるため、構造が冗長となるという問題もある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、撮像素子が一枚であっても、昼夜を問わず最適な撮像が可能な監視用ビデオカメラを提供することを目的とする。
本発明に係る監視用ビデオカメラは、監視対象の映像の電気信号を生成する電気信号生成手段と、前記電気信号生成手段が生成した前記電気信号からビデオ信号を生成するビデオ信号生成手段と、前記ビデオ信号生成手段が生成した前記ビデオ信号から出力信号を生成する出力信号生成手段と、前記電気信号生成手段、前記ビデオ信号生成手段および前記出力信号生成手段を制御する制御手段とを備え、前記電気信号生成手段が、前記監視対象の光学像を結像する光学部と、前記光学部が結像した前記光学像を二次元に配置された複数のセルで受光して前記電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部の撮像感度を通常状態より高感度化する2以上の高感度化部とを含み、前記制御手段が、2以上の前記高感度化部を、予め定められた順序で起動および停止する起動停止部を含む構成を有している。
この構成により、照度の変化に応じて、起動停止部が二以上の高感度化部を予め定められた順序で起動および停止するので、昼夜に係らず最適な感度で撮像されることとなる。
また、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記高感度化部は、前記光電変換部の少なくとも2つの前記セルから出力される前記電気信号を加算して一画素の電気信号とする第1の高感度化部と、前記光電変換部による前記光学像の受光時間を長くする第2の高感度化部とを含む構成を有している。
この構成により、画素加算モードおよび長時間蓄積モードにより撮像感度が高感度化されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記制御手段が、監視モードを動き優先、解像度優先、または自動のいずれかから選択する監視モード選択部を含む構成を有している。
この構成により、監視対象に応じて適切な監視モードが選択されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記起動停止部は、前記監視モード設定部が動き優先を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第1の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第2の高感度化部、前記第1の高感度化部の順に停止する構成を有している。
この構成により、動き優先モードに応じた最適な順序で撮像感度が変更されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記起動停止部は、前記監視モード設定部が解像度優先を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第2の高感度化部、前記第1の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第1の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に停止する構成を有している。
この構成により、解像度優先モードに応じた最適な順序で撮像感度が変更されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記高感度化部は、前記光学部と前記光電変換部の間の光路に配置される赤外光遮断フィルタを取り除く第3の高感度化部を含む構成を有している。
この構成により、赤外光導入モードにより、撮像感度が高感度化されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記制御手段は、監視モードを動き優先、解像度優先、または自動のいずれかから選択する監視モード選択部を含む構成を有している。
この構成により、監視対象に応じて適切な監視モードが選択されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記起動停止部は、前記監視モード設定部が「動き優先」を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第3の高感度化部、前記第1の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第2の高感度化部、前記第1の高感度化部、前記第3の高感度化部の順に停止する構成を有している。
この構成により、動き優先モードに応じた最適な順序で撮像感度が変更されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記起動停止部は、前記監視モード設定部が解像度優先を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第2の高感度化部、前記第3の高感度化部、前記第1の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第1の高感度化部、前記第3の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に停止する構成を有している。
この構成により、解像度優先モードに応じた最適な順序で撮像感度が変更されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記制御手段は、前記ビデオ信号生成手段が生成する前記ビデオ信号に含まれる輝度信号のレベルを予め定められた目標範囲に制御する輝度制御部を含み、前記起動停止部が、前記輝度信号のレベルが前記目標範囲を逸脱したときに、前記高感度化部を、予め定められた順序で起動または停止する構成を有している。
この構成により、映像の輝度レベルに基づいて監視対象周辺の照度レベルが検出されることとなる。
さらに、本発明に係る監視用ビデオカメラは、前記電気信号生成手段は、前記光電変換部が光電変換した前記電気信号の光学的黒レベル、および前記電気信号の増幅度を調整する調整部を含み、前記制御手段が、前記起動停止部による前記高感度化部の起動または停止時に、前記光学的黒レベル、および前記増幅度を補償する補償部を含む構成を有している。
この構成により、撮像感度を切り替える際の輝度レベルおよび光学的黒レベルの擾乱が防止されることとなる。
本発明は、監視対象周辺の照度に係らず最適な撮影感度で撮像可能な監視用ビデオカメラを提供することができるものである。
以下、本発明に係る第1の実施の形態の監視用ビデオカメラについて、図面を用いて説明する。
まず、図1を参照すると、本発明に係る第1の実施の形態の監視用ビデオカメラ1は、撮像した監視対象の映像の電気信号を生成する電気信号生成手段11と、電気信号生成手段11が生成した電気信号からビデオ信号を生成するビデオ信号生成手段12と、ビデオ信号生成手段12が生成したビデオ信号から出力信号を生成する出力信号生成手段13と、電気信号生成手段11、ビデオ信号生成手段12および出力信号生成手段13を制御する制御手段14とを備える。
そして、電気信号生成手段11は、監視対象の光学像を結像する光学部111と、光学部111が結像した光学像を二次元に配列されたセルで光電変換する光電変換部112と、光電変換部112の感度を通常状態より高感度化する二以上の高感度化部113とを含む。
さらに、制御手段14は、二以上の高感度化部113を予め定められた順序で起動または停止する起動停止部141と、ユーザが監視モードを設定するための監視モード設定部142と、照度レベルを監視するための照度レベル監視部143と、映像の動きを検出する動き検出部145とを含む。
次に、図2を参照して本発明に係る第1の実施の形態の監視用ビデオカメラ1のハードウエア構成を説明する。
監視用ビデオカメラ1の電気信号生成手段11は、監視対象の光学像を結像するレンズ系61と、レンズ系61が結像した光学像を電気信号に変換する一枚の撮像素子62と、赤外光遮断フィルタ63と、ガラスフィルタ64と、フィルタ切り替え機構65とを含む。
赤外光遮断フィルタ63は、レンズ系61と撮像素子62との間の光路に配置され、カラー撮像時に赤外光が撮像素子62に入射することを防止するものである。ガラスフィルタ64は、レンズ系61と撮像素子62との間の光路に配置され、モノクローム撮像時に撮像感度を高めるために赤外光が撮像素子62に入射することを許容するものである。
フィルタ切り替え機構65は、カラー撮像時には赤外光遮断フィルタ63を、モノクローム撮像時にはガラスフィルタ64を、レンズ系61と撮像素子62との間の光路に挿入する機能を有し、二以上の高感度化部113の一つを構成する。
撮像素子62から出力される電気信号は、サンプリング部66でサンプリングされるが、撮像素子62の露光時間、および撮像素子62からの電荷の読み出しタイミングは、駆動制御部67により制御される。
そして、駆動制御部67による撮像素子62およびサンプリング部66の制御動作を変更することにより、撮像感度を変更することが可能となるが、詳細は後述する。
光学的黒補正部68は、セルから出力される電気信号から、撮像素子62の光学的黒セルから出力される光学的黒信号を減算し、撮像素子62に発生する暗電流に起因する電気信号のドリフトを防止する機能を有する。光学的黒補正部68から出力される電気信号は、利得調整(AGC)部69において利得調整されて、電気信号生成手段11の出力信号となる。
なお、レンズ系61、赤外光遮断フィルタ63、ガラスフィルタ64、およびフィルタ切り替え機構65は、光学部111に含まれ、撮像素子62およびサンプリング部66は光電変換部112に含まれる。
なお、少なくとも二つの高感度化部113は、フィルタ切り替え機構65により構成されるほか、駆動制御部67によっても構成される。
電気信号生成手段11から出力された電気信号は、ビデオ信号生成手段12の中で二つに分岐し、一方は色信号処理部71に、他方は輝度信号処理部72に導かれる。
色信号処理部71は、電気信号に対してホワイトバランス、ガンマ補正、ブランキング、ホワイトクリップ等の処理を行い、色差信号を出力する。
輝度信号処理部72は、カラー用ローパスフィルタ部73あるいはモノクローム用ローパスフィルタ74を用いて電気信号からクロック信号、変調色信号等を除去し、輝度処理部76でガンマ補正および遅延処理を施して、輝度信号を出力する。切り替え部75は、カラー撮像モード時にはカラー用ローパスフィルタ部73の出力を、モノクローム撮像時にはモノクローム用ローパスフィルタ74の出力を輝度処理部76に導くために使用される。なお、本明細書においては、色差信号および輝度信号をまとめてビデオ信号と呼ぶ。
出力信号生成手段13は、ビデオ信号生成手段12から出力されるビデオ信号を、テレビジョン受像機用出力信号に変換するための符号化部81およびカラーバースト付加部82、ならびにパーソナルコンピュータ用出力信号に変換するための圧縮部83を備えている。
符号化部81は、ビデオ信号生成手段12から出力されるビデオ信号に基づいて、輝度信号、色度信号および同期信号からなるコンポジット・ビデオ信号を生成する。また、カラーバースト付加部82は、テレビジョン受像機の受信時に色度信号から色信号を再生するために使用するカラーバースト信号を同期信号に付加する。
また、圧縮部83は、LAN、インターネット等へ配信するために、ビデオ信号を圧縮する機能を有する。なお、本明細書においては、コンポジット・ビデオ信号および圧縮されたビデオ信号をまとめて出力信号と呼ぶ。
また、制御手段14は、監視用ビデオカメラ1のユーザが監視用ビデオカメラ1に与える操作命令を入力するための操作パネル91と、監視用ビデオカメラ1の動作状態をユーザに表示する表示パネル92と、監視用ビデオカメラ1全体を制御するマイクロコンピュータ93とを備える。
マイクロコンピュータ93は、バス94、CPU95、メモリ96、ビデオカメラ・インターフェイス97、および情報授受インターフェイス98を備える。なお、CPU95、メモリ96、ビデオカメラ・インターフェイス97、および情報授受インターフェイス98はバス94を介して相互に接続されている。
なお、メモリ96には監視用ビデオカメラ1を制御するためのプログラムがインストールされ、CPU95は、メモリ96に記憶されているプログラムを実行して、電気信号生成手段11、ビデオ信号生成手段12、および出力信号生成手段13を制御する。
そして、ビデオカメラ・インターフェイス97は、電気信号生成手段11、ビデオ信号生成手段12、および出力信号生成手段13を制御するために、必要な信号を読み込み、制御信号を出力する。
さらに、情報授受インターフェイス98には、操作パネル91および表示パネル92が接続されるとともに、図示しない外部のネットワーク等の通信手段に接続されるようになっている。
監視用ビデオカメラ1の撮像感度を高めるために、本発明では図3に示す三つの高感度化モードを適用する。各モードの長所ならびに短所は、図3に示す通りであるが、以下にも詳述する。
(1)画素加算モードは、撮像素子の隣接する複数のセルで映像の一画素を構成することにより撮像感度を高くするモードであり、2セルで1画素を構成すれば、感度は約2倍となる。
ただし、1画素を構成するセル数を増加すると、画像の解像度は低下する。
また、一枚の撮像素子を使用する単板式ビデオカメラでは、隣接するセルでは異なる色成分を検出しており、カラー撮像時に画素加算モードを適用すると混色を生じてしまうため、画素加算モードに移行した後は、モノクローム撮像とする必要がある。
(2)長時間蓄積モードは、撮像素子の露光時間を長くすることにより、各セルに蓄積する電荷量を多くして撮像感度を高くするモードであり、露光時間を2倍にすれば、感度は約2倍となる。また、カラー撮像中であっても適用可能であり、解像度を維持することも可能である。
ただし、一単位時間当りの撮像可能なフィールド数は減少するので、監視対象の動きの分解能は悪化する。
(3)赤外光導入モードは、監視対象が放射する赤外光を撮像素子に導入することにより撮像感度を高くするモードである。これは、通常の撮像素子は、可視光に対して感度を有するだけでなく、赤外光に対しても感度を有するので、監視対象が放射する赤外光を撮像素子に導入することによりビデオカメラの感度を高くすることができるからである。
なお、赤外光を導入しても解像度を維持することは可能であるが、カラー撮像時には色バランスが悪化するので、モノクローム撮像とする必要がある。
監視対象の照度が低下した場合に、上記の三つの高感度化モードを順次動作状態とすることにより、感度を順次高めて、映像の輝度を予め定められたレベルに維持することが可能となるが、三つの高感度化モードを動作させる順序としては図4に示す6つが存在する。
しかし、三つの高感度化モードは、上述したように、それぞれ長所と短所を有するので、監視対象周辺の照度の低下に伴い、監視対象の動きを優先させる場合は、赤外光導入モード→画素加算モード→長時間蓄積モードの順に動作させることが最良であり、監視対象の解像度を優先させる場合は、長時間蓄積モード→赤外光導入モード→画素加算モードの順に動作させることが最良であることがわかる。
そこで、本発明に係る監視用ビデオカメラ1では、ユーザによる監視モードの選択を可能とし、動き優先が選択された場合は、赤外光導入モード→画素加算モード→長時間蓄積モードの順に動作させることにより撮像感度を高感度化感度し、解像度優先が選択された場合には、長時間蓄積モード→赤外光導入モード→画素加算モードの順に動作させることにより高感度化することとした。
次に、図5を参照して、制御手段14の起動停止部141の動作を説明する。
起動停止部141は、最初に、監視対象周辺の照度が、監視用ビデオカメラ1で通常の撮像が可能なレベルであるか否か、すなわち、照度レベルLが“0”であるか否かを判定する(ステップS501)。
起動停止部141は、ステップS501において照度レベルLが“0”であると判定すると、撮像モードをカラーとするために撮像モードの制御フラグCLをオンとし、赤外光導入モードの制御フラグIR、画素加算モードの制御フラグAD、および、長時間蓄積モードの制御フラグLTのすべてをオフに設定する(ステップS502)。
マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して撮像モードの制御フラグCLのオン信号を出力すると、監視用ビデオカメラ1は以下のカラー撮像モードに制御される。
(1)切り替え部75は、カラー用ローパスフィルタ73と輝度処理部76とを接続状態とする。
(2)カラーバースト付加部82は、水平同期信号のバックポーチにカラーバースト信号を付加する。
(3)圧縮部83は、カラービデオ信号の圧縮に適した圧縮方法を選択する。
マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して画素加算モードの制御フラグADのオフ信号、および長時間蓄積モードの制御フラグLTのオフ信号を出力すると、駆動制御部67は、撮像素子62およびサンプリング部66を画素加算モードによる高感度化および長時間蓄積モードによる高感度化を適用しない通常の動作状態に制御する。
また、マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して赤外光導入モードの制御フラグIRのオフ信号を出力すると、フィルタ切り替え機構65は、赤外光遮断フィルタ63をレンズ系61と撮像素子62の間の光路に挿入する。
起動停止部141は、ステップS501において照度がレベル“0”でないと判定すると、監視対象周辺の照度が、撮像感度を一段階高くすれば映像の輝度レベルが所定の目標範囲に収まるか否か、すなわち、照度レベルLが“1”であるか否かを判定する(ステップS503)。
起動停止部141は、ステップS503において照度レベルLが“1”であると判定すると、監視モードが「自動」であるか否かを判定する(ステップS504)。
起動停止部141は、ステップS504において、監視モードが「自動」であると判定すると、動き検出部145で映像の動きが大きいと判断されたか否かを判定する(ステップS505)。
ステップS505で動き検出部145において映像の動きが大きいと判断されたと判定されたときは、赤外導入モードの制御フラグIRをオンに設定し、撮像モードの制御フラグCL、画素加算モードの制御フラグAD、および長時間蓄積モードの制御フラグLTをそれぞれオフに設定する(ステップS506)。
マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して撮像モードの制御フラグCLのオフ信号を出力すると、監視用ビデオカメラ1は以下のモノクロ−ム撮像モードに制御される。
(1)信号処理部7の切り替え部75は、モノクローム用ローパスフィルタ74と輝度処理部76とを接続状態とする。
(2)カラーバースト付加部82は、動作を停止する。
(3)圧縮部83は、モノクロームビデオ信号の圧縮に適した圧縮方法を選択する。
マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して赤外光導入モードの制御フラグIRのオン信号を出力すると、フィルタ切り替え機構65は、ガラスフィルタ64をレンズ系61と撮像素子62の間の光路に挿入する。すると、赤外光が撮像素子62に導入されて、撮像感度は高感度化されることとなる。
なお、この場合、画素加算モードの制御フラグAD、および時間蓄積モードの制御フラグLTはオフ状態に維持されるので、画素加算モードおよび長時間蓄積モードに関する動作は実行されない。
起動停止部141は、ステップS505において、動き検出部145において動きが小さいと判断されたと判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTをオンに設定する(ステップS507)。
マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して長時間蓄積モードの制御フラグLTのオン信号を出力すると、駆動制御部67は、撮像素子62およびサンプリング部66を、長時間蓄積モードによる高感度化が実行される状態に制御する。この結果、撮像素子62の露光時間が長くなって、撮像素子62の各セルに蓄積される電荷量が増加し、撮像感度は高感度化されることとなる。
なお、この場合、撮像モードの制御フラグCLはオンに、画素加算モードの制御フラグADおよび赤外光導入モードの制御フラグIRはオフ状態に維持されるので、撮像モード、画素加算モードおよび赤外光導入モードに関する動作は実行されない。
また、起動停止部141は、ステップS504において、監視モードが「自動」でないと判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS508)。
そして、起動停止部141は、「動き優先」であると判定したときはステップS506を実行し、「動き優先」でないと判定したときは、監視モードは「解像度優先」であるものとしてステップS507を実行する。
起動停止部141は、ステップS503において照度レベルが“1”でないと判定すると、監視対象周辺の照度が撮像感度を二段階引き上げれば、映像の輝度レベルが所定の目標範囲に収まるか否か、すなわち照度レベルLが“2”であるか否かを判定する(ステップS509)。
起動停止部141は、ステップS509において照度レベルLが“2”であると判定すると、監視モードが「自動」であるか否かを判定する(ステップS510)。
起動停止部141は、ステップS510において監視モードが「自動」であると判定すると、動き検出部145で映像の動きが大きいと判断されたか否かを判定する(ステップS511)。
ステップS511で動き検出部145において映像の動きが大きいと判断されたと判定されたときは、赤外光導入モードの制御フラグIRおよび画素加算モードの制御フラグADをオンに設定し、撮像モードの制御フラグCLおよび長時間蓄積モードの制御フラグLTをオフに設定する(ステップS512)。
マイクロコンピュータ93が、撮像モードの制御フラグCLのオフ信号を出力したときの動作は、ステップS505における動作と同一であるので、説明を省略する。
マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して画素加算の制御フラグモードADのオン信号を出力すると、駆動制御部67は、撮像素子62およびサンプリング部66を、画素加算モードによる高感度化が実行される状態に制御する。この結果、サンプリング部66は、撮像素子62の隣接する複数のセルに蓄積されている電荷を加算して一画素の情報として出力するので、撮像感度は高感度化されることとなる。
なお、この場合、赤外光導入モードの制御フラグIRはオンに、長時間蓄積モードの制御フラグLTはオフ状態に維持されるので、赤外光導入モードおよび長時間蓄積モードに関する動作は実行されない。
起動停止部141は、ステップS511において、動き検出部145において動きが小さいと判断されたと判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTおよび赤外光導入モードの制御フラグIRをオンに設定し、撮像モードの制御フラグCLおよび画素加算モードの制御フラグADをオフに設定する(ステップS513)。
マイクロコンピュータ93が、ビデオカメラ・インターフェイス97を介して撮像モードの制御フラグCLのオフ信号を出力したときの動作、および赤外光導入モードの制御フラグIRのオン信号を出力したときの動作はステップS506における動作と同一であるので、説明を省略する。
なお、この場合、長時間蓄積モードの制御フラグLTはオン状態に、画素加算モードの制御フラグADはオフ状態に維持されるので、長時間蓄積モードおよび画素加算モードに関する動作は実行されない。
また、起動停止部141は、ステップS509において、監視モードが「自動」でないと判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS514)。
そして、起動停止部141は、「動き優先」であると判定したときはステップS512を実行し、「動き優先」でないと判定したときは、監視モードは「解像度優先」であるものとしてステップS513を実行する。
起動停止部141は、ステップS507において、照度レベルLが“2”でないと判定すると、照度レベルLは“3”であるものとして、感度を三段階引き上げるために、画素加算モードの制御フラグAD、長時間蓄積モードの制御フラグLT、および赤外光導入モードの制御フラグIRをオンに設定し、撮像モードの制御フラグCLをオフに設定する(ステップS515)。
なお、マイクロコンピュータ93が、画素加算モードの制御フラグAD、長時間蓄積モードの制御フラグLT、および赤外光導入モードの制御フラグIRのオン信号、ならびに撮像モードの制御フラグCLのオフ信号を出力したときの動作は、すでに説明したので、ここでの説明は省略する。
次に、図6を参照して、制御手段14内の監視モード設定部142の動作を説明する。
監視モード設定部142は、まず、監視用ビデオカメラ1のユーザに優先度の設定を促す設定画面を表示パネル92に表示する(ステップS61)。
図7は、設定画面の表示例であって、優先度の設定を促すメッセージ71のほかに、「動き優先」の文字72、および「解像度優先」の文字73が表示されている。なお、本実施形態では、操作パネル91は、表示パネル92上に重ねて配置されるタッチスクリーンである。
監視モード設定部142は、ユーザにより「動き優先」72、または「分解能優先」73がタッチされるまで待機する(ステップS62)。
ユーザが「動き優先」72、または「解像度優先」73をタッチすると、監視モード設定部142は、ユーザの選択を記憶して、動作を終了する。
なお、同様に「自動」モードも設定可能である。
次に、図8を参照して、照度レベル監視部143の動作を説明する。
照度レベル監視部143は、まず、輝度処理部76が出力する映像の輝度レベルYを読み込む(ステップS81)。
そして、輝度レベルYが、予め定められた上限輝度レベルYmax以上であるか否かを判定する(ステップS82)。
照度レベル監視部143は、輝度レベルYが最高輝度レベルYmax以上であると判定すると、照度レベルLが“0”であるか否かを判定する(ステップS83)。そして、照度レベルLが“0”でないと判定すると、照度が高くなったので撮像感度を低下させる必要があるとして、照度レベルLをデクリメントする(ステップS84)。逆に、照度レベルLが“0”であるときは、すでに撮像感度は最低に設定されていて、撮像感度を低下させる余地はないので照度レベルLを“0”に維持する。
照度レベル監視部143は、ステップS82において輝度レベルYが上限輝度レベルYmax未満であると判定すると、輝度レベルYが予め定められた下限輝度レベルYmin以下であるか否かを判定する(ステップS85)。
照度レベル監視部143は、輝度レベルYが予め定められた下限輝度レベルYmin以下であると判定すると、照度レベルLが“3”であるか否かを判定する(ステップS86)。そして、照度レベルLが“3”でないと判定したときは、照度が低くなったので撮像感度を高くする必要があるとして、照度レベルLをインクリメントする(ステップS87)。逆に、照度レベルLが“3”であるときは、すでに撮像感度は最高に設定されていて、撮像感度を高くする余地はないので照度レベルLを“3”に維持する。
照度レベル監視部143は、ステップS85において輝度レベルYが予め定められた下限輝度レベルYminより大きいと判定したときは、照度レベルLを現在の値に維持して動作を終了する。
次に、図9を参照して、第1の実施の形態の監視用ビデオカメラの動作を説明する。
図9において、最上段は照度レベルの変化を、第二段は輝度レベルの変化を、第三段は利得調整部69の利得の変化を、第四段は監視モードが「動き優先」の場合の動作を、最下段は監視モードが「解像度優先」の場合の動作を示す。
利得調整部69の利得調整が可能な範囲では照度が低下しても、利得調整部69の利得が高くなって輝度レベルYは一定に維持される。しかし、利得調整部69の利得が最高となっているにもかかわらず、照度の低下により輝度レベルYが下限輝度レベルYminまで低下したときには、照度レベル監視部143は、輝度レベルYが下限輝度Yminまで低下したことを検出して、輝度レベルLを“1”とする。
すると、「動き優先」モードでは、まず赤外光導入モードの制御フラグIRがオンとなり、赤外光が撮像素子62に導入されて、撮像感度が一段階引き上げられる。ただし、撮像モードはモノクロームとなる。そして、照度の低下に伴って、照度レベルLが“2”のときに画素加算モードの制御フラグADがオンとなり、照度レベルLが“3”のときに長時間蓄積モードの制御フラグLTがオンとなって、撮像感度は一段階づつ引き上げられる。
逆に、照度が増加する場合には、照度レベルLが“2”に移行したときに長時間蓄積モードの制御フラグLTがオフとなり、照度レベルLが“1”に移行したときにときに画素加算モードの制御フラグADがオフとなり、照度レベルLが“0”に移行したときにときに赤外光導入モードの制御フラグIRがオフとなって、撮像感度は一段階づつ引き下げられる。
「解像度優先」モードでは、照度の低下にともない長時間蓄積モードの制御フラグLT、赤外光導入モードの制御フラグIR、画素加算モードの制御フラグADの順にオンとなって撮像感度が一段階づつ引き上げられる。
逆に、照度の増加時には、画素加算モードの制御フラグAD、赤外光導入モードの制御フラグIR、長時間蓄積モードの制御フラグLTの順にオフとなって、撮像感度は一段階づつ引き下げられる。
自動モードでは、動き検出部145が映像の動きが大きいと判断したときには、テレビカメラは前述の「動き優先」モードで動作し、動き検出部145が映像の動きが小さいと判断したときには、テレビカメラは前述の「解像度優先」モードで動作する。なお、動き検出部145は、圧縮部83から出力される情報に基づいて、映像の動きが大きい、小さいの判断を行う構成となっている。
上記から理解できるように、長時間蓄積モード、赤外光導入モードおよび画素加算モードの三つの高感度化モードを設けることにより、撮像感度を通常撮像時の撮像感度を含めて四段階に切り替えることができ、監視対象周辺の照度の変化に応じて最適な撮像感度で撮像することが可能となる。
なお、第1の実施の形態において、赤外光導入モードを適用せず、長時間蓄積モードと画素加算モードとを順次動作させて、撮像感度を三段階に切り替えるようにしてもよい。
この場合、監視モードが「動き優先」であれば、照度の低下に伴い画素加算モード→長時間蓄積モードの順に起動すればよい。逆に、「解像度優先」であれば、照度の低下に伴い長時間蓄積モード→画素加算モードの順に起動すればよい。
上記の本発明に係る第1の実施の形態の監視用ビデオカメラによれば、撮像感度を高くする2以上の高感度化部と、高感度化部を予め定められた順序に起動し、停止する起動停止部とを設けたので、照度の変化に応じて撮像感度を制御して、常に所定の輝度で監視対象を撮像することが可能となる。
本発明に係る第2の実施の形態の監視用ビデオカメラは、撮像感度の切り替えにより光学的黒レベルおよび輝度レベルが擾乱を受けることを防止するものである。
本発明に係る第2の実施の形態の監視用ビデオカメラ1は、図10に示すように、電気信号生成手段11が、光電変換部112が光電変換した前記電気信号の光学的黒レベル、および前記電気信号の増幅度を調整する調整部114を含み、制御手段14が、起動停止部141による二以上の高感度化部113の起動または停止時に、光学的黒レベル、および電気信号の増幅度を補償する補償部144を含む。
なお、第2の実施の形態の監視用ビデオカメラ1のハードウエア構成は、第1の実施の形態の監視用ビデオカメラ1と同一であるので、その説明を省略するが、図2の光学的黒補正部68および利得調整部69が調整部114を構成する。また、補償部144は、補償プログラムをマイクロコンピュータ93にインストールすることにより、マイクロコンピュータ93内に形成される。
以下、図11を参照しつつ、第2の実施の形態の起動停止部141の動作を説明するが、第1の実施の形態と同一の動作については同一のステップ番号を付して、詳細な説明を省略する。
まず起動停止部141は、現在の照度レベルLが前回の照度レベルLBと同じであるか否かを判定する(ステップS111)。
起動停止部141は、現在の照度レベルLが前回の照度レベルLBと同じであると判定したときは、直ちに動作を終了する。
起動停止部141は、現在の照度レベルLが前回の照度レベルLBと異なると判定したときは、現在の照度レベルLが“0”であるか否かを判定(ステップS501)する。そして、現在の照度レベルLが“0”であると判定したときはステップS502を実行した後に、第1の補償部を起動する(ステップS112)が、第1の補償部の動作は後述する。そして、現在の照度レベルLを前回の照度レベルLBに保存する(ステップS113)。
起動停止部141は、ステップS501で現在の照度レベルが“0”でないと判定したときは、現在の照度レベルLが“1”であるか否かを判定する(ステップS503)。
そして、起動停止部141は、現在の照度レベルLが“1”であると判定したときは、ステップS504、ステップS505およびステップS506を実行した後に、第2の補償部を起動する(ステップS114)し、現在の照度レベルの保存(ステップS115)を行う。なお、第2の補償部の動作は後述する。
起動停止部141は、ステップS503で現在の照度レベルが“1”でないと判定したときは、現在の照度レベルLが“2”であるか否かを判定する(ステップS507)。
そして、起動停止部141は、現在の照度レベルLが“2”であると判定したときは、ステップS508、ステップS509およびステップS510を実行した後に、第3の補償部を起動(ステップS116)し、現在の照度レベルの保存(ステップS117)を行う。なお、第3の補償部の動作は後述する。
起動停止部141は、ステップS507で現在の照度レベルが“2”でないと判定したときは、ステップS511を実行した後に、第四の補償部を起動(ステップS118)し、現在の照度レベルの保持(ステップS119)を行う。なお、第四の補償部の動作は後述する。
次に、図12を参照して、第1の補償部の動作を説明する。
第1の補償部は、まず、前回の照度レベルLBが“1”であるか否かを判定する(ステップS201)。
第1の補償部は、前回の照度レベルLBが“1”であると判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS202)。
第1の補償部は、ステップS202で監視モードが「動き優先」であると判定すると、赤外光導入モードの制御フラグIRがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを赤外光導入モードとすることによる撮影感度上昇分であるGIR倍する補償を行う(ステップS203)。なお、赤外光導入モードの制御フラグIRがオンからオフとしても光学的黒レベルは変動しないので光学的黒補正部68に対する補償は行わない。
第1の補償部は、ステップS202で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを長時間蓄積モードとしたことによる撮影感度上昇分であるGLT倍する補償を行う(ステップS204)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを長時間蓄積モードとしたことによる上昇分であるOBLT倍する補償を行う(ステップS205)。
第1の補償部は、ステップS201で前回の照度レベルLBが“1”でないと判定すると、前回の照度レベルLBが“2”であるか否かを判定する(ステップS206)。
第1の補償部は、前回の照度レベルLBが“2”であると判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS207)。
第1の補償部は、監視モードが「動き優先」であると判定すると、赤外光導入モードの制御フラグIRおよび画素加算モードの制御フラグADがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを赤外光導入による撮影感度上昇分(GIR)と画素加算モードとしたことによる撮影感度上昇分(GAD)との積倍する補償を行う(ステップS208)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分であるOAD倍する補償を行う(ステップS209)。
第1の補償部は、ステップS207で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTおよび赤外光導入モードの制御フラグIRがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを長時間蓄積モードとしたことによる撮影感度上昇分(GLT)と赤外光導入モードとしたことによる撮像感度上昇分(GIR)の積倍する補償を行う(ステップS210)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを長時間蓄積モードとしたことによる上昇分であるOBLT倍する補償を行う(ステップS211)。
第1の補償部は、前回の照度レベルLBが“2”でないと判定すると、前回の照度レベルLBは“3”であるとして、画素加算モードの制御フラグAD、長時間蓄積モードの制御フラグLTおよび赤外光導入モードの制御フラグIRがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる感度上昇分(GAD)、長時間蓄積モードとしたことによる撮影感度上昇分(GLT)、および赤外光導入モードとしたことによる撮像感度上昇分(GIR)の積倍する補償を行う(ステップS212)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分(OBAD)と長時間蓄積モードとしたことによる上昇分(OBLT)の積倍する補償を行う(ステップS213)。
次に、図13を参照して、第2の補償部の動作を説明する。
第2の補償部は、まず、前回の照度レベルLBが“0”であるか否かを判定する(ステップS301)。
第2の補償部は、前回の照度レベルLBが“0”であると判定すると、ユーザにより設定された監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS302)。
第2の補償部は、監視モードが「動き優先」であると判定すると、赤外光導入モードの制御フラグIRがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを赤外光導入モードとすることによる撮影感度上昇分であるGIRで除する補償を行う(ステップS303)。なお、赤外光導入モードIRがオンからオフとしても光学的黒レベルは変動しないので光学的黒補正部68に対する補償は行わない。
第2の補償部は、ステップS302で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを長時間蓄積モードとしたことによる撮影感度上昇分であるGLTで除する補償を行う(ステップS304)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを長時間蓄積モードとしたことによる上昇分であるOBLTで除する補償を行う(ステップS305)。
第2の補償部は、ステップS301で前回の照度レベルLBが“0”でないと判定すると、前回の照度レベルLBが“2”であるか否かを判定する(ステップS306)。
第2の補償部は、ステップS306で前回の照度レベルLBが“2”であると判定すると、ユーザにより設定された監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS307)。
第2の補償部は、ステップS307で監視モードが「動き優先」であると判定すると、画素加算モードの制御フラグADがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる撮影感度上昇分(GAD)倍する補償を行う(ステップS308)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分であるOBAD倍する補償を行う(ステップS309)。
第2の補償部は、ステップS307で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、赤外光導入モードの制御フラグIRがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを赤外光導入モードとしたことによる撮像感度上昇分(GIR)倍する補償を行う(ステップS210)。なお、この場合は、光学的黒補正部68に対する補償は行わない。
第2の補償部は、ステップS306で前回の照度レベルLBが“2”でないと判定すると、前回の照度レベルLBは“3”であるものとして、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS311)。
第2の補償部は、監視モードが「動き優先」であると判定すると、画素加算モードの制御フラグAD、および長時間蓄積モードの制御フラグLTがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる感度上昇分(GAD)と長時間蓄積モードとしたことによる撮像感度上昇分(GLT)の積倍する補償を行う(ステップS312)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分(OBAD)と長時間蓄積モードとしたことによる上昇分(OBLT)の積倍する補償を行う(ステップS313)。
第2の補償部は、監視モードが「動き優先」でないと判定すると、画素加算モードの制御フラグADおよび赤外光導入モードの制御フラグIRがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる感度上昇分(GAD)と赤外光導入モードとしたことによる撮像感度上昇分(GIR)の積倍する補償を行う(ステップS314)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分(OBAD)倍する補償を行う(ステップS315)。
次に、図14を参照して、第3の補償部の動作を説明する。
第3の補償部は、まず、前回の照度レベルLBが“0”であるか否かを判定する(ステップS401)。
第3の補償部は、前回の照度レベルLBが“0”であると判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS402)。
第3の補償部は、ステップS402で監視モードが「動き優先」であると判定すると、画素加算モードの制御フラグADおよび赤外光導入モードの制御フラグIRがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとすることによる撮像感度上昇分(GAD)と赤外光導入モードとすることによる撮影感度上昇分(GIR)の積で除する補償を行う(ステップS403)。そして、光学的黒レベルを画素加算モードがオフからオンとなったときの光学的黒レベルの上昇分(OBAD)で除する補償を行う(ステップS404)。
第3の補償部は、ステップS402で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTおよび赤外光導入モードの制御フラグIRがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを赤外光導入モードとすることによる撮影感度上昇分(GIR)および長時間蓄積モードとしたことによる撮影感度上昇分(GLT)の積で除する補償を行う(ステップS405)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを長時間蓄積モードとしたことによる上昇分であるOBLTで除する補償を行う(ステップS406)。
第3の補償部は、ステップS401で前回の照度レベルLBが“0”でないと判定すると、前回の照度レベルLBが“1”であるか否かを判定する(ステップS407)。
第3の補償部は、ステップS407で前回の照度レベルLBが“1”であると判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS408)。
第3の補償部は、監視モードが「動き優先」であると判定すると、画素加算モードの制御フラグADがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる撮影感度上昇分(GAD)で除する補償を行う(ステップS409)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分であるOBADで除する補償を行う(ステップS410)。
第3の補償部は、ステップS407で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、赤外光導入モードの制御フラグIRがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを赤外光導入モードとしたことによる撮像感度上昇分(GIR)で除する補償を行う(ステップS411)。なお、この場合は、光学的黒補正部68に対する補償は行わない。
第3の補償部は、ステップS407で前回の照度レベルLBが“1”でないと判定すると、前回の照度レベルLは“3”であるものとして、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS412)。
第3の補償部は、ステップS412で監視モードが「動き優先」であると判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを長時間蓄積モードとしたことによる撮像感度上昇分(GLT)倍する補償を行う(ステップS413)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを長時間蓄積モードとしたことによる上昇分(OBLT)倍する補償を行う(ステップS415)。
第3の補償部は、監視モードが「動き優先」でないと判定すると、画素加算モードの制御フラグADがオンからオフになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる感度上昇分(GAD)倍する補償を行う(ステップS416)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分(OBAD)倍する補償を行う(ステップS417)。
最後に、図15を参照して、第四の補償部の動作を説明する。
第四の補償部は、まず、前回の照度レベルLBが“2”であるか否かを判定する(ステップS601)。
第四の補償部は、ステップS601で前回の照度レベルLBが“2”であると判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS602)。
第四の補償部は、ステップS602で監視モードが「動き優先」であると判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを長時間蓄積モードとすることによる撮影感度上昇分であるGLTで除する補償を行う(ステップS603)。そして、光学的黒レベルOBを長時間蓄積モードとすることによる変動分(OBLT)で除する補償を行う(ステップS604)。
第四の補償部は、ステップS602で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、画素加算モードの制御フラグADがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる撮影感度上昇分(GAD)で除する補償を行う(ステップS605)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分であるOBADで除する補償を行う(ステップ606)。
第四の補償部は、ステップS601で前回の照度レベルLBが“2”でないと判定すると、前回の照度レベルLBが“1”であるか否かを判定する(ステップS607)。
第四の補償部は、ステップS607で前回の照度レベルLBが“1”であると判定すると、監視モードが「動き優先」であるか否かを判定する(ステップS608)。
第四の補償部は、ステップS608で監視モードが「動き優先」であると判定すると、長時間蓄積モードの制御フラグLTおよび画素加算モードの制御フラグADがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを長時間蓄積モードとしたことによる撮影感度上昇分(GLT)と画素加算モードとしたことによる撮影感度上昇分(GAD)との積で除する補償を行う(ステップS609)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを長時間蓄積モードとしたことによる上昇分(OBLT)と画素加算モードとしたことによる上昇分(OBAD)の積で除する補償を行う(ステップS610)。
第四の補償部は、ステップS608で監視モードが「動き優先」でないと判定すると、画素加算モードの制御フラグADおよび赤外光導入モードの制御フラグIRがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる撮影感度上昇分(GAD)と赤外光導入モードとしたことによる撮像感度上昇分(GIR)の積で除する補償を行う(ステップS611)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分であるOBADで除する補償を行う(ステップS612)。
第四の補償部は、ステップS607で前回の照度レベルLBが“2”でないと判定すると、前回の照度レベルLBは“0”であるとして、画素加算モードの制御フラグAD、長時間蓄積モードの制御フラグLTおよび赤外光導入モードの制御フラグIRがオフからオンになったものとして、利得調整部69の利得Gを画素加算モードとしたことによる感度上昇分(GAD)、長時間蓄積モードとしたことによる撮影感度上昇分(GLT)、および赤外光導入モードとしたことによる撮像感度上昇分(GIR)の積で除する補償を行う(ステップS613)。さらに、光学的黒補正部68の光学的黒レベルOBを画素加算モードとしたことによる上昇分(OBAD)と長時間蓄積モードとしたことによる上昇分(OBLT)の積で除する補償を行う(ステップS614)。
上記の第2の実施の形態の監視用ビデオカメラによれば、光学的黒レベルおよび利得を調整する調整部と、調整部の調整量を補償する補償部とを設けたので、高感度化部の起動停止時に光学的黒レベルおよび輝度が急変することを防止することができる。
以上のように、本発明に係る監視用ビデオカメラは、監視対象周辺の照度に係らず最適な撮像感度で撮像可能であるという効果を有し、ビデオカメラ等として有効である。
本発明に係る第1の実施の形態の監視用ビデオカメラのブロック図 本発明に係る第1の実施の形態の監視用ビデオカメラのハードウエア構成図 高感度化のためのモードの比較表 起動停止順序の比較表 起動停止ルーチンのフローチャート 監視モード設定ルーチンのフローチャート 設定画面の表示例 輝度レベル監視ルーチンのフローチャート 第1の実施の形態の監視カメラの動作説明図 本発明に係る第2の実施の形態の監視用ビデオカメラのブロック図 第2の起動停止ルーチンのフローチャート 第1の補償ルーチンのフローチャート 第2の補償ルーチンのフローチャート 第3の補償ルーチンのフローチャート 第四の補償ルーチンのフローチャート
符号の説明
1 監視用ビデオカメラ
11 電気信号生成手段
111 光学部
112 光電変換部
113 高感度化部
114 調整部
12 ビデオ信号生成手段
13 出力信号生成手段
14 制御手段
141 起動停止部
142 監視モード設定部
143 照度レベル監視部
144 補償部

Claims (11)

  1. 監視対象の映像の電気信号を生成する電気信号生成手段と、前記電気信号生成手段が生成した前記電気信号からビデオ信号を生成するビデオ信号生成手段と、前記ビデオ信号生成手段が生成した前記ビデオ信号から出力信号を生成する出力信号生成手段と、前記電気信号生成手段、前記ビデオ信号生成手段および前記出力信号生成手段を制御する制御手段とを備え、
    前記電気信号生成手段が、前記監視対象の光学像を結像する光学部と、前記光学部が結像した前記光学像を二次元に配置された複数のセルで受光して前記電気信号に変換する光電変換部と、前記光電変換部の撮像感度を通常状態より高感度化する2以上の高感度化部とを含み、
    前記制御手段が、2以上の前記高感度化部を、予め定められた順序で起動および停止する起動停止部を含むことを特徴とする監視用ビデオカメラ。
  2. 前記高感度化部は、前記光電変換部の少なくとも2つの前記セルから出力される前記電気信号を加算して一画素の電気信号とする第1の高感度化部と、前記光電変換部による前記光学像の受光時間を長くする第2の高感度化部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の監視用ビデオカメラ。
  3. 前記制御手段は、監視モードを動き優先、解像度優先または自動のいずれかから選択する監視モード選択部を含むことを特徴とする請求項2に記載の監視用ビデオカメラ。
  4. 前記起動停止部は、前記監視モード設定部が動き優先を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第1の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第2の高感度化部、前記第1の高感度化部の順に停止することを特徴とする請求項3に記載の監視用ビデオカメラ。
  5. 前記起動停止部は、前記監視モード設定部が解像度優先を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第2の高感度化部、前記第1の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第1の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に停止することを特徴とする請求項3に記載の監視用ビデオカメラ。
  6. 前記高感度化部は、前記光学部と前記光電変換部の間の光路に配置される赤外光遮断フィルタを取り除く第3の高感度化部を含むことを特徴とする請求項2に記載の監視用ビデオカメラ。
  7. 前記制御手段は、監視モードを動き優先、解像度優先、または自動のいずれかから選択する監視モード選択部を含むことを特徴とする請求項6に記載の監視用ビデオカメラ。
  8. 前記起動停止部は、前記監視モード設定部が動き優先を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第3の高感度化部、前記第1の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第2の高感度化部、前記第1の高感度化部、前記第3の高感度化部の順に停止することを特徴とする請求項7に監視用ビデオカメラ。
  9. 前記起動停止部は、前記監視モード設定部が解像度優先を選択した場合に、前記監視対象周辺の照度の低下に伴い、前記第2の高感度化部、前記第3の高感度化部、前記第1の高感度化部の順に起動し、前記照度の増加に伴い、前記第1の高感度化部、前記第3の高感度化部、前記第2の高感度化部の順に停止することを特徴とする請求項7に記載の監視用ビデオカメラ。
  10. 前記制御手段は、前記ビデオ信号生成手段が生成する前記ビデオ信号に含まれる輝度信号のレベルを予め定められた目標範囲に制御する輝度制御部を含み、
    前記起動停止部が、前記輝度信号のレベルが前記目標範囲を逸脱したときに、前記高感度化部を、予め定められた順序で起動または停止することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の監視用ビデオカメラ。
  11. 前記電気信号生成手段は、前記光電変換部が光電変換した前記電気信号の光学的黒レベル、および前記電気信号の増幅度を調整する調整部を含み、
    前記制御手段が、前記起動停止部による前記高感度化部の起動または停止時に、前記光学的黒レベル、および前記増幅度を補償する補償部を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の監視用ビデオカメラ。
JP2003324896A 2003-09-17 2003-09-17 監視用ビデオカメラ Expired - Fee Related JP4309728B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003324896A JP4309728B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 監視用ビデオカメラ
EP04021754.9A EP1517545B1 (en) 2003-09-17 2004-09-14 Surveillance video camera
AU2004212537A AU2004212537A1 (en) 2003-09-17 2004-09-15 Surveillance video camera
US10/941,456 US7649547B2 (en) 2003-09-17 2004-09-15 Surveillance video camera with a plurality of sensitivity enhancing units
RU2004127858/09A RU2348121C2 (ru) 2003-09-17 2004-09-16 Видеокамера наблюдения
CA002482146A CA2482146A1 (en) 2003-09-17 2004-09-16 Surveillance video camera
CNB2004101023276A CN100414439C (zh) 2003-09-17 2004-09-17 电子照相感光体及制造方法,电子照相装置和处理盒
CNB2004101047637A CN100369464C (zh) 2003-09-17 2004-09-17 监视视频摄像机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003324896A JP4309728B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 監視用ビデオカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005094346A true JP2005094346A (ja) 2005-04-07
JP4309728B2 JP4309728B2 (ja) 2009-08-05

Family

ID=34191318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003324896A Expired - Fee Related JP4309728B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 監視用ビデオカメラ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7649547B2 (ja)
EP (1) EP1517545B1 (ja)
JP (1) JP4309728B2 (ja)
CN (1) CN100369464C (ja)
AU (1) AU2004212537A1 (ja)
CA (1) CA2482146A1 (ja)
RU (1) RU2348121C2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042607A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Fujifilm Corp 撮影装置、撮影システム
JP2014107622A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Mega Chips Corp 監視カメラ装置及び制御プログラム並びに圧縮制御方法
JP2017123997A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 オリンパス株式会社 撮像システムおよび処理装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7912337B2 (en) * 2005-11-02 2011-03-22 Apple Inc. Spatial and temporal alignment of video sequences
JP4890880B2 (ja) * 2006-02-16 2012-03-07 キヤノン株式会社 画像送信装置,画像送信方法,プログラム,および記憶媒体
JP5236467B2 (ja) * 2006-06-20 2013-07-17 パナソニック株式会社 カメラシステム
TW200812372A (en) * 2006-08-30 2008-03-01 Asustek Comp Inc Handheld electronic device
US8811499B2 (en) * 2008-04-10 2014-08-19 Imagine Communications Corp. Video multiviewer system permitting scrolling of multiple video windows and related methods
US9123223B1 (en) 2008-10-13 2015-09-01 Target Brands, Inc. Video monitoring system using an alarm sensor for an exit facilitating access to captured video
US9091903B2 (en) * 2010-07-29 2015-07-28 Logitech Europe S.A. Optimized movable IR filter in cameras
JP6071651B2 (ja) * 2012-05-21 2017-02-01 キヤノン株式会社 撮像装置、クライアント装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、クライアント装置の制御方法、および撮像システムの制御方法
CN107438170B (zh) * 2016-05-25 2020-01-17 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种图像透雾方法及实现图像透雾的图像采集设备
RU2672136C1 (ru) * 2017-11-01 2018-11-12 Акционерное общество "ЭЛВИС-НеоТек" Видеокамера для получения и обработки видеоданных в формате 4k с обзором 360x360 градусов и способ ее функционирования
US10645357B2 (en) 2018-03-01 2020-05-05 Motorola Mobility Llc Selectively applying color to an image
CN109040709B (zh) * 2018-09-21 2020-12-08 深圳市九洲电器有限公司 视频监控方法及装置、监控服务器及视频监控系统
JP7252755B2 (ja) * 2018-12-27 2023-04-05 株式会社小糸製作所 アクティブセンサ、物体識別システム、車両、車両用灯具
CN110493491B (zh) * 2019-05-31 2021-02-26 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种图像采集装置及摄像方法
CN110493492B (zh) * 2019-05-31 2021-02-26 杭州海康威视数字技术股份有限公司 图像采集装置及图像采集方法
CN110519489B (zh) * 2019-06-20 2021-04-06 杭州海康威视数字技术股份有限公司 图像采集方法及装置
CN110602415B (zh) * 2019-09-30 2021-09-07 杭州海康威视数字技术股份有限公司 曝光控制装置、方法及摄像机

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3221967B2 (ja) * 1993-03-31 2001-10-22 富士写真フイルム株式会社 撮像装置
KR0148450B1 (ko) * 1994-04-08 1998-11-16 가나이 쯔또무 촬상장치 및 그 제어방법
JPH08307774A (ja) 1995-05-12 1996-11-22 Nec Corp カラーカメラ
JPH08317293A (ja) * 1995-05-17 1996-11-29 Minolta Co Ltd 撮像装置
JP3967392B2 (ja) * 1995-09-07 2007-08-29 富士フイルム株式会社 撮像装置
JPH10126796A (ja) * 1996-09-12 1998-05-15 Eastman Kodak Co デュアル・モード・ソフトウェア処理を用いた動画・静止画像用デジタル・カメラ
JP3204389B2 (ja) 1998-06-08 2001-09-04 エヌイーシーワイヤレスネットワークス株式会社 超高感度撮像装置の感度可変システム
JP2000236532A (ja) 1999-02-12 2000-08-29 Nec Corp 高感度テレビカメラを用いた監視システムとその感度切替方法
US6570613B1 (en) * 1999-02-26 2003-05-27 Paul Howell Resolution-enhancement method for digital imaging
JP2001036807A (ja) 1999-07-19 2001-02-09 Hitachi Ltd 撮像装置
JP2001075140A (ja) * 1999-09-01 2001-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd カメラ及びその光学フィルタ切換え方法
CN1404682A (zh) * 2000-08-25 2003-03-19 皇家菲利浦电子有限公司 跟踪一幅数字图象中的一个感兴趣的目标的方法和装置
JP2002185822A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2003087633A (ja) 2001-09-13 2003-03-20 Alpine Electronics Inc 動画撮影用カメラ
US20030093805A1 (en) * 2001-11-15 2003-05-15 Gin J.M. Jack Dual camera surveillance and control system
JP2005020565A (ja) 2003-06-27 2005-01-20 Toshiba Corp 撮像装置及び撮像装置の情報処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008042607A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Fujifilm Corp 撮影装置、撮影システム
JP2014107622A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Mega Chips Corp 監視カメラ装置及び制御プログラム並びに圧縮制御方法
JP2017123997A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 オリンパス株式会社 撮像システムおよび処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7649547B2 (en) 2010-01-19
JP4309728B2 (ja) 2009-08-05
RU2348121C2 (ru) 2009-02-27
AU2004212537A1 (en) 2005-04-07
EP1517545A3 (en) 2008-09-17
RU2004127858A (ru) 2006-02-20
CA2482146A1 (en) 2005-03-17
US20050057650A1 (en) 2005-03-17
CN1638435A (zh) 2005-07-13
EP1517545A2 (en) 2005-03-23
EP1517545B1 (en) 2014-01-08
CN100369464C (zh) 2008-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4309728B2 (ja) 監視用ビデオカメラ
EP1276317B1 (en) Method for driving solid-state imaging device and camera
US7821547B2 (en) Image sensing apparatus that use sensors capable of carrying out XY addressing type scanning and driving control method
US8493467B2 (en) Camera control apparatus, camera control method, and camera system
WO2010041375A1 (ja) 撮像装置および撮像装置用信号処理回路
EP0777381A2 (en) Image sensing system comprising a image sensing unit and a computer
US20030184661A1 (en) Light exposure control method, light exposure control circuit, image pickup apparatus, program and storage medium
KR100816948B1 (ko) 영상 처리 장치 및 영상 처리 방법
US20080037906A1 (en) Image Pickup Device
JP2007053499A (ja) ホワイトバランス制御装置及び撮像装置
US20120327262A1 (en) Imaging apparatus and information detection method
US20060007238A1 (en) Monitor control apparatus for optical device
KR20180038157A (ko) 영상 처리 장치 및 방법
JP2009105687A (ja) 撮像システム
JP2007189639A (ja) デジタルカメラ
KR100492120B1 (ko) 역광보정이 가능한 촬상장치 및 그의 제어방법
JP2007049533A (ja) 撮像装置および電子情報機器
JP2012227744A (ja) 撮像装置
JP4764295B2 (ja) 赤外線計測表示装置
KR20100019222A (ko) 광센서를 이용한 자동 화이트 밸런스 조절 방법 및 장치, 및 이를 이용한 디지털 촬영 장치
JP4502666B2 (ja) 明るさ調整処理可能な電子内視鏡装置のビデオスコープ
KR100743081B1 (ko) 안정된 휘도 특성을 제공하는 촬영 장치 및 그 촬영 방법
JP2006332954A (ja) 撮像装置
JP2013106247A (ja) 撮像装置及び撮像システム
KR20210089909A (ko) 적어도 하나의 이미지 센서를 포함하는 카메라

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4309728

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees